二次創作小説(紙ほか)

第4話「伊之助ハッピーバースデー」(5) ( No.19 )
日時: 2020/03/17 16:53
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 続き!

 〜言われた通り、厨房の前へと進む伊之助〜

 伊之助「次は誰だ? この伊之助様に勝とうだなんて百万年早……(廊下を曲がって)」
 義勇「(ニュ—←禰豆子の血鬼術で体が炎に包まれている)」
 伊之助「ギャアァァァァァ! 何だなんだなんだなんだ(ドキドキ)
     い、いきなり出てくんなよっ」

 義勇「………俺の名前はアルティメット冨坂」
 伊之助「……いや、お前柱の水の奴だろ」
 義勇「………俺の名前はアルティメット冨坂」
 伊之助「何で二回言うんじゃボケェ! 分かったっつーの、アルティメット冨坂でいんだろ!
     何の用だ!」

 義勇「………(考え中)……勝負を、しに来た」
 伊之助「お前が最後の挑戦者だな!」
 義勇「………そういうことになるらしいな」

 伊之助「ハァ?『そういうことになるらしい』?? 
     自分から挑んでおいて何だその言い方はァ!」
 義勇「何でもない(宇髄が勝手に決めた)」

 義勇「俺を見ればわかると思うが、今俺は猛烈に体が熱い…(本当は全く熱くない)
    俺と勝負をしてお前が勝てばこの炎は消え、お前の欲しいものが手に入る
    逆に俺が勝てば、この炎はお前にも……」
 伊之助「マジかよ。よっしゃ、絶対に勝ってやる!(刀をぶんぶん振り回して)」

 義勇「では行くぞ。しりとりの『り』からスタートだ」
 伊之助「…………・…・…は? し、しりとり!? テメェの勝負ってそれか!?」

 義勇「………そうだ。行くぞ、『りんご』」
 伊之助「えーーーと、『ごま』」
 義勇「『まり』」
 伊之助「チッ。『りずむ』」
 義勇「『むりやり』」

 伊之助「糞(ノ・ω・)ノオオオォォォ-(全部『り』で責めやがってコイツ!!)」
    『りか』」
 義勇「『かみなり』」

 伊之助「(ぐっ! 何だコイツ、アルティメット冨坂! 強い!)『りゆう』」
 義勇「『うり』」
 伊之助「(……ぐぅぅぅぅ! だったらこっちも攻めてやる!)『りょうしゅうしょ』」
 義勇「『しょり』」
 伊之助「(何でだぁぁぁぁぁ!)『りんく』」
 義勇「(あんまり押すとプレゼント渡せないな…)『くだもの』」
 伊之助「(お!)『のり』」
 義勇「『りくち』」
 伊之助「『ちり』」

 義勇「(………自分の作戦が相手に使われてしまった…どうすればいい…)
     『りょうて』」
 伊之助「『てんり』」
 義勇「『りぼん』」

 伊之助「え」
 義勇「あ」
 伊之助「勝ったぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 〜義勇の炎が消える〜

【正体→禰豆子の爆血】

 義勇「……おめでとう。ゴールはすぐ前の厨房だ」
 伊之助「よし、開けるぜぇ!(ドアノブを回して部屋の中に入る)」

 〜突然〜

 全員「伊之助、お誕生日おめでとう!(隠れていた場所から飛び出して)」
 伊之助「ギャアァァァァァ! え……は? な、なんで皆いんだ? 任務は?」

 炭治郎「実は、全部真っ赤な嘘なんだ」
 善逸「アオイさんに頼んで、ごまかしてもらってさ。俺たちはずっと柱用の寝室にいた」
 仁乃「そして、陰ながらコツコツとこの日の為に準備してたってわけ」
 睦彦「大変だったぜ全く。毬を技で高く飛ばすなんて…」

 伊之助「あ、あれってまさか」
 睦彦「俺と善逸の連携プレー! どうだ、参ったろ!」
 禰豆子「ムームー!」

 伊之助「(壁に目を向けて)『伊之助誕生日おめでとう』
     アア————! 今日誕生日なの、すっかり忘れてたァ!」
 無一郎「………どうだった? 僕の紙飛行機」
 伊之助「あれお前かよ! 痛かったぜマジで! 何回後頭部に直撃すんだよ!」
 煉獄「わっしょいわっしょい! さあ、ここでプレゼント授与と行こうではないか!」
 宇髄「そうだなあ! おーーい!(奥の方に声をかけて)」

 アオイ「はい。お誕生日おめでとうございます(テーブルにケーキと天丼を置く)」
 きよ・なほ・すみ「おめでとうございますっ」
 伊之助「ふわぁ……!!」
 カナヲ「私も……手伝ったの」

 仁乃「あと、これ」
 伊之助「け、毛皮じゃねえか、どこにあったんだっ」
 熊王(伊之助の鴉)「(プイッ)」
 仁乃「鴉が隠してたみたいだよ」
 伊之助「何だとテメエコラァァ!(鴉に向かって)」

 蜜璃「まあまあ、みんな、席に着きましょっ」
 しのぶ「そうですね。誕生日会を始めましょうか」
 義勇「……アルティメット冨坂と台本に書いてあったんだが…」
 睦彦「それ俺が書いたんだぜ! 目立ってていいだろ!」
 伊黒「……俺は小黒じゃない、伊黒だ…」
 善逸「ブフォッ」

 しのぶ「それでは、伊之助くんの誕生日を祝って、かんぱーい!」
 全員「かんぱーい!」

 第4話終わり!

 ネクスト→第5話では、『あの人』が蝶屋敷にやってきます!
      次回もお楽しみに!