二次創作小説(紙ほか)

第41話「骸と、最後の鬼:前編」 ( No.200 )
日時: 2020/06/04 16:03
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 この作品もいよいよラストに向かって突っ走っております。
 感動のフィナーレを迎えれるように、頑張って執筆したいと思います。
 そしてレスが200行きました! やったー。

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 【とある建物の屋根の上】


 骸「他の仲間の鼓動が聞こえないわ…。六新鬼月も落ちぶれたものね」
 ??『勝算があった新羅までやられちゃったみたいよ』
 骸「残念ね。あの子ならやれると思ってたんだけれど」
 
 ??『残る六新鬼月はもう私たちだけ』
 骸「ええそうね。ここで鬼狩りの息の根を止めれば、同胞の命を無駄にしなくて済むわ」

                   ・・・・
 ??「さあやりましょう骸。久しぶりの姉妹戦闘を」
 骸「ええ」



 

 【一方かまぼこ花子隊】



 花子「ねー宵宮。もう足が疲れたんだけどワープしてくれない?」
 有為「……ダメですって何度も言っていますし、それにあなた空飛べるじゃないですか」
 花子「バレたか」
 有為「とにかく、霊力を切らしたくはないですので自分の足で歩けこのやろ」


 炭治郎「有為ちゃんの性格がストレスで変わってきている…」
 カナヲ「ストレスって、言うの…?」
 無一郎「そこ、突っ込まなくていいから、取りあえず進もうよ」


 つかさ「もしもし桜? こちらつかさー。メーデーメーデー、応答せよ!」
 桜『こちら桜よ。作戦通り、準備を進めるわ。いざというときは言って』
 つかさ「OKー」


 累「それで、風柱たちはどこにいるのかな」
 有為「不死川さんたちなら、ホラ、あそこでどうやらバッチバチのようですね」
 花子「バッチバチってきょうび聞かないな〜」



 実弥「おいちょっと宇髄さんよォ、こんなところで立ち止まらないでくれよ」
 宇髄「わりい。いや、でもなんかこの辺、地味に変じゃないか?」
 実弥「変? 何か確かに他の場所と比べたら薄暗いかもしんねえなァ」
 悲鳴嶼「……不死川、宇髄。見てみろ、街灯というものがここには一切ないぞ…」


 実弥「そもそも街灯だけじゃなくて、店も家もねえじゃねえか」
 宇髄「そこが肝なんだよ。ここは確かに住宅街だ」
 実弥「……家が消えたってことかァ?」



 炭治郎「おーい不死川さーん! 応援に来ました!」
 有為「何かあった?あったんでしょう。ボクに聞かせる気はないですか? ないでしょうね」
 花子「宵宮の毒舌トークが、今宵も冴えわたっております」
 カナヲ「冴えわたってるって言うの…?」


 宇髄「あるぜ、派手に聞かせる気があるぜ! 実はな…」
 骸「お話はそれくらいにしましょう」


 つかさ「屋根の上に敵発見! ターゲット確認! ただちに攻撃に移るねー」
 無一郎「…そんなにワクワクルンルンでやることじゃないけど」

 かまぼこ花子隊「では、いざ!」
 ??「炭治郎〜〜。おいて行かないでよぉー」


 無一郎「…この声は…」
 善逸「待ってよぉ炭治郎〜。やっと追いついたんだからさぁー」
 炭治郎「善逸! 無事だったのか!」


 しのぶ「………」
 義勇「俺たちは無事なんだが…」
 煉獄「……実は…」

 無一郎「煉獄さん、何かあったんですか」
 カナヲ「し、師範。どうされました」

 睦彦「こんなことで悲しまれると、何かあれだ。こっちがメチャクチャ気まずいんだけど」
 つかさ「刻羽! ………え」
 仁乃「あ、みんな無事だった? ちょっと、色々あってね」


 炭治郎「睦彦くん、足は大丈夫なのか? どうして…」
 睦彦「そんなしみったれた顔すんなよ炭治郎。いつもみたいにカッコつけてヘマしただけだから」
 光「もうホント大変だったんすよ。でもその後に仁乃ちゃんとくっついて」
 仁乃「ちょっと今言わないで!」

 無一郎「何でその流れでくっつくの?」
 伊之助「意味分かんねーよな」
 玄弥「伊之助は一緒にいただろうが」
 光「そのことについては後でじっくり説明があると思う」

 寧々「花子くん無事だったのね!」
 花子「八尋—————! お魚になったんだって? どう、久々のえら呼吸は」
 寧々「………(ブンッッ)」
 花子「(数メートル先にぶっ飛ばされる)」


 一同「あははあははは」
 骸「危機感のないこと。さて、誰から来るのかしら」
 かまぼこ花子隊一同「全員で行くぜ!」



 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:ゲストとのお話タイム


 むう「…………ど、どうも。みなさんこんばんにちは、むうです」
 つかさ「こんにちはーッ。つかさだよ〜」
 むう「……は、はい、ようこそつかさくん」
 つかさ「全然歓迎ムードじゃないよね」

 むう「だって君怖いんですもん!! 敵は素手で殴るわ真顔怖いわで」
 つかさ「これでも悪役なんでー。悪い幽霊じゃないよ♪」
 むう「話が矛盾しておりますが、改めて(殺されるのを覚悟に)トークしていきましょう!」
 つかさ「いえーい」

 むう「怖い怖いといっときながら、つかさくんはワイの推しであります」
 つかさ「俺のこと好きなんだねー」
 むう「花子くんと同じ位に好きっす!」
 つかさ「普と一緒? やったー」

 むう「そして、つかさくんも私と同じ位に花子くんのことが大好きであります」
 つかさ「普のこと大好きー。敵だけど大好きだよーっ」
 むう「桜ちゃんと夏彦くんは?」

 つかさ「桜? んー、助手としてソンケーしてるけど、なんか冷たいんだよね」
 むう「あらら」
 つかさ「俺が勝手に、桜の紅茶とか飲むと、凄い怒るし」
 むう「……それは、当たり前だと思うよ?」

 つかさ「夏彦は……。夏彦はねぇ………」
 むう「出てこないと夏彦先輩、泣いて落ち込んで一週間は戻らないよ」
 つかさ「ううん、そこまで落ち込まないと思うけど。夏彦は、ノーコメントで!」


( 夏彦「おーい!」)



 二人「次回のゲストは【七峰桜】です。次回もお楽しみに!」
 つかさ「じゃ、むう? ……いっただっきまーす♪」
 むう「やっぱり殺されるぅぅ———!」


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 ルーミア「……あ、人間が倒れてるのだ。ありがたく食べるのだ」
 フラン「!!? た、食べない方がいいと思う…」
 ルーミア「そーなのかー。じゃ、やめとくのだ」
 フラン「(ほっ)」