二次創作小説(紙ほか)

第43話「重なる想い」(5) ( No.219 )
日時: 2020/06/11 18:28
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 あぁぁぁ、もうすぐ物語が終わるぅぅ…。
 今日は4時間PCできるから、ひょっとすると…うわぁぁあん!
 ↑お気になさらず。

 終わらせることが出来たのも皆さんのおかげです!
 あとがきまで、最後までお付き合いお願いします!
 


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 〈有為side〉


 有為「皆さん、行きますよ。ちょっと揺れますのでお気を付けください」

 義勇「…了解した」

 しのぶ「有為さんありがとうございます」

 アオイ「ありがとうございます有為さん」

 有為「それでは。祓魔術・拾の神 空間転移!」



 〜ひゅんひゅんひゅんひゅん(←効果音)〜




  ドサッ


 炭治郎「痛っ。いてててっ」
 善逸「ギャウッ。い、伊之助、俺の体から離れろ重いっ」
 伊之助「ハッハァ! 何だこれすっげえ楽しい!」

 睦彦「うおわっっ(ドスッ)あ、足の傷口が地面に…っいだだだだッ」
 仁乃「大丈夫むっくん。肩貸そうか?」
 睦彦「いや、大丈夫だ。ありがとな」


 寧々「みんなよかったぁ無事で。一時はどうなるかと思ったわ」
 玄弥「怖かったぜ、皆が自分のこと忘れちゃうなんて」
 花子「でも、思い出せて良かったね」
 光「そうだな。良かったっす」


 禰豆子「ムームー」
 つかさ「ラジオが繋がって良かったね。さすが桜!」
 桜「たまたまラジオが皆の元にあっただけでしょう」

 無一郎「…皆の、会いたいという意思が強かったからだと思います」
 カナヲ「…そうだね。こうしてみんなに会えることが出来たのも」
 実弥「奇跡ってやつかねェ? キラキラした言葉は好きじゃねえんだがよォ」

 煉獄「この状況が奇跡と仮定するなら同意見! 誠に嬉しく思う!」

 もっけ「みんなと会えて我らも嬉しいのです」
 もっけ2「我ら、皆と一緒にいたい」
 もっけ3「アメやる」


 桜「それで、この後はどうすればいいのかしら」
 宇髄「このままこの空間に閉じ込められるなんて嫌だぜ俺は」
 伊黒「同意する。それに現実世界ではまだあの鬼は生きてるしな」
 悲鳴嶼「被害が大きくなっている可能性が高い……南無阿弥陀仏」

 しのぶ「彼岸の術は『物の存在を消す』ものですから、
     存在を認識したら術の効果はきれるはずですが…」



 夏彦「じゃあ、もうちょい待ってみる?」
 蜜璃「え、でも、そんなことしてていいのかしら…」
 仁乃「じゃあ、皆で散策してみます? 何かあるかも」

 炭治郎「そうだな、その方がいいのかもな」
 





 ??「これはこれはお揃いで」
 ??「数時間前にお別れを済ませたばっかなのにね。気分はどう?」
 ??「骸さんやっつけたの? やるじゃん君たち」
 ??「ここから抜け出す方法なら教えてやるよ。ハハ、アタシって結構いい奴だろ?」





 一同「!!」
 




 累「燐月!」
 つかさ「銘祈に、新羅に求手名もいるじゃん。やっほー」
 燐月「やっほー、つかさくん。君手強かったよ。拳骨って凶器になるんだね」

 有為「何でここにクズどもがいるんですか?」
 銘祈「おい陰陽師、口がわりぃぞ」
 新羅「ここは彼岸さんの術で創られた世界。存在を消された人だけが入れる場所さ」
 求手名「お前らに倒されて死んだアタシらがいても、変じゃないだろ」



 しのぶ「あなたたちは、現実に帰る方法を知っていると」
 義勇「…信じてもいいのかどうか」
 光「(錫杖を構えて)おい、変な行動とったらすぐにあの世に送ってやるからな!」
 新羅「監視付き? 油断ならないねぇ」



 求手名「教えてやってもいいよ。ただし、タダではダメ」
 寧々「何でも払うわ。教えてっ」
 花子「八尋、そんな簡単にOKしちゃダメだよ。相手は六新鬼月だよ」
 桜「……一個訂正するわ。かつて六新鬼月だった者たち、ね」

 桜「信じてもいいんじゃないかしら」
 禰豆子「ムームー!」
 光「七峰先輩までっ」


 善逸「まぁ桜さんって元々悪役でしょ? 悪役がそう言うんならいいんじゃないの」
 アオイ「桜さん悪役なんですか。見えないですね…」
 夏彦「俺たち健全な悪役だからサ☆」

 伊黒「フン、ばかばかしい。それで、方法とは何だ?」
 新羅「えっとね。彼岸さんを、助けてほしいの」
 一同「助ける?」




 新羅「ここは彼岸の想いが一番宿っている。彼岸はね、人間だった時、両親に虐待されたんだ」




 炭治郎「(思わず顔をしかめて)」
 仁乃「……」
 銘祈「骸様もだぜ。でも、彼女より彼岸の方が暴力を受けてた」
 蜜璃「ひどい話…生まれてきたこと自体が奇跡なのに…」


 求手名「そんな人生送ってたらさ、思うじゃない。自分の生きてることに何の価値もないって」


 睦彦「(一瞬チラリと仁乃を見て)」
 仁乃「…何年か前の私と同じ気持ちだったんだね…」
 無一郎「…それで?」


 燐月「そんな彼女が鬼になってもさ。やっぱり自分の存在意義なんてない」
 銘祈「そりゃあ、妹と一緒に行動出来て、それが少し心の支えになったかもしれないが」
 求手名「やっぱり…精神的な面でも彼岸は疲れ果ててた」




   血鬼術・無灯籠=ものの存在を消す能力


 
 燐月「ひょっとしたら彼岸ちゃんは、自分の存在を消したかったのかもしれない」
 悲鳴嶼「悲しい理由だ…何と哀れな鬼…」
 光「そんなっ。ダメですよそんなことしちゃっ。大切な命だし」


 求手名「だから、彼岸に自分の想いを伝えてほしい。ここは彼岸の心の中でもあるから」
 新羅「それで、彼岸さんが自分にとって嬉しいことを見つけられら、きっと大丈夫」
 銘祈「お願いだ。元々アイツも人間だったんだから」




 花子「いいよ」
 宇髄「花子…」
 花子「俺は学園七不思議のリーダー。人と怪異の関係を正しく保つ義務があるから」


 有為「ボクも賛成します。陰陽師は鬼と人間を守る職業だから」
 仁乃「私も!」
 睦彦「もちろん俺も賛成するぜ。皆もOKだよな?」


 桜「どこかの誰かさんは、人と怪異の関係を正しく保つ必要はないって言ってたわね」
 夏彦「そのあたりどうなの、つかさ」
 つかさ「うーん…そうだね。俺はこっちの世界に来れて楽しかったよ」



 つかさ「だから、今回は負けるよ」
 寧々「つかさくん……!」
 光「おい、こいつ本当にあのつかさなんだよな?」
 桜「こっちの世界に来て、大分感化されているみたいね」

 炭治郎「よし、かまぼこ花子隊最後の仕事だ。準備はいいか?」
 一郎「オー!」



 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:ゲストとのお話



 むう「やばいやばい。部屋に鍵かけとこ」





  ズドドドドドドッ




 つかさ「やっほお、つかさだよーーーっ」
 フラン「グッとしてドカーン!」
 ルーミア「人間の匂いがするのだー。お腹すいたなー」


 むう「終わった、コイツラ入口の戸壊しやがった」



 つかさ「あれー。むうだー」
 ルーミア「こいつ、むうって言うのか?」
 フラン「じゃあ早く血を吸おうよっ」


 むう「むう、14歳。今日が命日でしょうか…(泣)」
 ルーミア「んじゃ、いっただっきまーす♪」
 むう「ぎゃあ゛あ゛あああああああああっ」



 霊夢「私は異変解決の専門家 博麗霊夢!

不意打ちなど必要ない

もう何度目かの鬼退治 今回も必ず成功さしてみせる!」




 むう「れーいーむぅぅぅぅぅ!(女神に見える。)」
 フラン「あ、霊夢。久しぶりー」
 つかさ「俺つかさ—。よろしくねえ」
 ルーミア「霊夢来たのだ。久しぶりだなー」


 霊夢「悪霊どもっ。退散! スペルカード発動!」
 フラン「霊夢っやめてえええええ!」
 ルーミア「やめるのだ霊夢!」
 つかさ「え、え、え、これやばい状況?」



 霊夢「スペルカード発動!」
 フ・つ・ル「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」