二次創作小説(紙ほか)

inかもめ学園 ( No.228 )
日時: 2020/06/16 18:21
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 はい、その後の花子隊のお話です。
 本当はここまでが最終話だったのですが作者の構成力がなくてごめん。



参照:https://www.tbs.co.jp/anime/hanakokun/chara/index.html


 むうのピクシブ漢字辞典

 赤根葵→寧々の親友
 蒼井茜→葵の幼馴染
 源輝→光のお兄ちゃんで生徒会長
 土籠→七不思議五番で、先生もしている。光のクラスの担任。

 −−−−−−−−−−



 【キーンコーンカーンコーン】

 〈教室〉


 寧々「はぁ、やっと六時間目終わった…。でもこのあとトイレ掃除かぁ…」
 葵「寧々ちゃん!」
 寧々「葵!」


 葵「寧々ちゃんって、三カ月くらい学校に来なかったでしょ? 何で?」
 寧々「えっ。えーっと、その、うーんと…」
 葵「学校には、事情とか話してあるの?」
 寧々「う、うんそうなの、実はちょっと盲腸にかかっちゃって、あはは」

 葵「大丈夫なの!!?」
 寧々「…う、うん、まぁ、平気っ」
 葵「良かったぁ。また心配なことがあれば、私に相談してね」
 寧々「(ごめんね葵。でもさすがに大正時代に行ってたなんて言えないでしょ…)」


  ガラリ


 光「先輩————!トイレ掃除行きましょ」
 寧々「光くんっ」
 葵「寧々ちゃん、トイレ掃除なんてしてたのね。偉い!」
 寧々「………あ、あははは」

 光「ん、この方は?」
 寧々「親友の葵!」
 葵「初めまして、赤根葵です〜」
 光「あ、えと、中等部三年、源光です。よろしくお願いします」


 光「じゃ、早く行きましょ。アイツすぐ怒るんで」
 寧々「そ、そうねっ。葵、ごめんけど園芸部のことお願いねっ」
 葵「わかったー。ボランティア頑張ってね!」


 茜「アオちゃん、一緒に帰ろうよ」
 葵「ごめん今日は寧々ちゃんと帰るから(ニコッ)」
 茜「ガーン」




 −−−−−−−−−−



  〜廊下を歩いて〜


 輝「あ、八尋さん。丁度よかった、話があるんだけど」
 光「兄ちゃんっ」
 寧々「(み、源センパイから? キャー!)な、何の用ですか?」


 輝「長期休学をする場合、生徒会に申請書の提出。紙は?」
 光・寧「(……どうしよう…)」 
 輝「今は出せないなら、明日でもいいから必ず持って来てね」

 寧々「は、はい、すみません…」
 輝「じゃ、僕は生徒会の仕事があるから」


 〜輝を見送って〜


 寧々「どーしましょうっ。流石にごまかすのは難しいしっ」
 光「あの兄ちゃんですからね。と、とりあえず花子に相談してみましょう」
 寧々「そうね、それがいいかも」



 【トイレ】


 寧々「花子さん花子さん。今日はもう帰らせてください!」
 花子「ダメ—ッ」
 寧々「そ、そこを何とか。っていうかそんなことしてる場合じゃないのよ」
 花子「ダーメ、って、え? どしたの八尋」


 光「実は…(ピーチクパーチクチュンチュンチュン)」
 花子「ふんふんなるほど。でもそれについては、もう検討終わったから」
 寧々「え?」


 花子「もうすぐ、宵宮が祓魔術使って、皆の記憶を変えてくれるらしーよ?」
 寧々「ホント? 大正時代からこっちまで術が届くのね」
 光「すげえな。俺も見習わなくちゃ」

 花子「んじゃ、張り切ってトイレ掃除ガンバロー!」
 寧々「……花子くんとトイレ掃除だったら源センパイとランデブーの方がいい」
 花子「ん?(ニコッ)」


 寧々「はぁ……」
 光「どうしたんすか先輩。熱でもあるんすか?」
 花子「うーん(寧々の額に手を当てて)」
 寧々「ふぁ?///」


 花子「熱はないみたいだけど、無理はしちゃダメだ—」
 寧々「(何かを花子の口に放り込んで)ムギュ!」

 花子「??? もぐもぐ 何これ」
 寧々「ちゃんとお手紙ももらってるのよ。普通に渡すのが嫌だったから」
 光「(照れ隠しにしちゃ、乱暴すぎる渡し方)」

 花子「ん、なになに(受け取った手紙を開いて)」



    私たちをくっつけてくれてありがとう。
    お礼にドーナツ作りました。
    いっぱい食べてね。


    睦彦&仁乃



 花子「(もぐもぐ)うれひい、おりぇどーなちゅひしゃしぶり」
 寧々「実は、皆とお別れする時にコッソリ貰ったんだけど、渡すタイミングがね」
 光「良かったな花子。あとでちゃんとお返ししろよ」



 花子「……八尋、俺からもいい?」
 寧々「え?」
 花子「……はい、いつもありがとう」


 〜花子から、包装紙に包まれた箱を渡された寧々〜



 光「(あが、花、花子てめえええ!)」
 寧々「こ、これは?」
 花子「チョコ。あ、下手だから美味しさは保証しないけど」
 寧々「チョコ!?」



 光「花子————!くらえ!(錫杖を突き出して)」
 花子「うわっ。やめて少年。何でこんなことするの」
 光「お前を俺は許さない!!」
 花子「ちょ、やめ、助けて八尋!」



 〜ギャースカ ギャースカ〜



 ネクスト→トイレに、怪しい文様が浮かび上がる。それは一体?
      放送室メンバー、七不思議も登場!
      次回もお楽しみに!