二次創作小説(紙ほか)

inかもめ学園(2) ( No.230 )
日時: 2020/06/14 08:38
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 
 〈一時事が一件落着して〉

 花子「ふぅ、少年。俺最悪祓われてたんだけど」
 光「本当は今すぐにでもあの世に送ってやりたいぜ」
 花子「嫌われるみたいで悲しい(ニコッ)」

 寧々「なんでそんなに嬉しそうなの?」
 花子「もうやめてよ少年。俺がいなくなったら八尋悲しむから」
 光「ぐっ…」
 寧々「否定はしないけど…」



 〜と、その時、トイレの床に怪しい文様が浮かび上がる〜


 三人「!?」

 寧々「この文様、前に有為ちゃんが私たちを召喚する前にも出たわよね」
 光「宵宮、確か『また皆さんを招待するかもです』って言ってたな」
 花子「んじゃ、これは宵宮のなのかな」



 有為(正解です便所虫)
 寧々「有為ちゃんの念話! 久しぶり、元気だった?」
 有為(おかげさまで、皆さんがいないほうが過ごしやすかったです)
 光「おい、嫌味が過ぎるんだが」


 花子「ねえ宵宮。君は別の呼び方で呼べないのかな?」
 有為(そもそも『花子』は貴方の本名じゃないのすよね)
 花子「まあ、そうだけど。便所虫って…」


 光「アイツの本名って確か」
 寧々「うん、柚木普(ゆぎあまね)ってつかさくんが言ってた」



 有為(花子くんの本名って確か、普ですよね)
 花子「そうだけど何?」
 有為(甘ちゃん、とお呼びしましょう。甘ちゃん、折り入ってご相談が」


 花子「………その言葉の意味、分かって言ってる?((#^ω^)ピキピキ」
 有為(さあ?)


 寧々「相談って?」
 有為(炭治郎くんたちが貴方たちに会いたいと言ってましたので召喚したいのですが)
 光「うんうん」
 有為(花子くんもどきたちを連れてくるなら、10分のうちに終わらせてくださいね)

 光「あ、ああ、あいつらも行きたいよな」
 寧々「じゃあ私、つかさくんたちに伝えてくるわっ」
 花子「気をつけてね。一応白状代、八尋の護衛よろしく」

 有為(では)


 〜白状代、寧々の元へ〜


 寧々「じゃあ、行ってきます(バタン)」




 【再びトイレ】


   ガチャリ


 土籠「これはこれはお揃いで」
 光「先生!」
 花子「あ、土籠。久しぶりー」
 土籠「ああ源か。お前も含め話があってきた」

 土籠「なにが『久しぶりー』だ。今まで何してたか教えてもらおうか」
 花子「げっ」


 〜土籠の体から蜘蛛のような腕が生える〜

 ※土籠先生は七不思議五番です。人間のふりしてくらしてます。


 花子「うわっ(腕にがっちり捕まえられて)」
 光「花子! ちょっと何やってんすか先生」
 土籠「リーダーはお前だよな。勝手にひょいひょいと縄張りを離れていいのかね」
 花子「ちょっと事情があって…」

 土籠「何の事情か教えてもらおうか。俺は知りたがりの怪異なんでね」
 花子「そ、それについては、俺より八尋か七峰に…」
 土籠「お前、勝手に俺の書庫の本使ったよな?」


 花子「それは七峰の噂で…」
 光「花子! それ言っちゃダメだろっ(口をつぐんで)」
 土籠「七峰って三年の? アイツも関わってんのか?」


 花・光「ゲッ」
 土籠「お前たち、罰としてカガミジゴクの鏡に説教されろ、いいな」




 【一方寧々】


 〜廊下を歩いていて〜


 葵「寧々ちゃん、今日顧問の先生が休みで部活なかったんだけど、」
 寧々「ごめん葵、ちょっと今忙しいっ(ビューン)」


 葵「トイレ掃除大変そうね…。あれ、女子トイレ電気ついてる」


 ※葵、トイレ入室5秒前



 〜また、廊下を進んで〜



 寧・?「ギャッ(ぶつかって)」
 寧々「もうなに〜? 急いでるのに…」
 ミツバ「いたたたたた。あ、そんな場合じゃない、早く逃げないとっ」


 ※ミツバ 七不思議三番 カガミジゴクの怪

 寧々「ミツバくんじゃない。どうしたの?」
 ミツバ「あ、大根センパイ」
 寧々「ミツバくぅぅぅーん?(#^ω^)ピキピキ」
 ミツバ「あ、あのクソダサ和服野郎が僕を脅すから、逃げて来たの!」

 寧々「あ、つかさくんのことか」
 ミツバ「気をつけてっ。じゃ、じゃあさよならっ(ビューン)」


 寧々「お疲れ様…。さて、放送室へ行かなきゃ」




 【放送室】


 〜入り口に『入室禁止』の文字〜


 寧々「ガチャガチャ あれ、鍵かかってる…あと10分しかないのに…」
 


 〜どんどん(扉を叩いて)〜



 つかさ「んじゃ、桜よろしく!」
 桜「こんな噂知ってます—(ドンドン!)」
 つかさ「あれ、誰か来たのかな」



 〜ガチャリ〜


 寧々「あ、つかさくん!」
 夏彦「ただいまお嬢ー。お待た…」


 〜ブンッッ(重たい本が夏彦の脳天を直撃)〜



 寧々「夏彦先輩————!!」
 夏彦「あ、大丈夫…いつものことだから…」
 桜「あら、八尋さん。何の用かしら」
 つかさ「いらっしゃーい」


 寧々「実は、(ピーチクパーチクチュンチュンチュン)」
 放送室メンバー「是非行きたいわ」
 寧々「じゃあ、急いで旧校舎三階女子トイレに来てください。私先行きます!」

 つかさ「了解〜。桜、行こー」
 桜「ええ。夏彦、何してるの、行きましょう」
 寧々「あれ、七峰先輩、もうナッツンって言わないですか?」

 桜「彼が私を『さっちん』と呼んだ時に、もう二度と呼ばないと誓ったわ」
 寧・夏「・・・・・・・・・」




 ネクスト→いよいよ久しぶりの大正時代へ。
      しかしその前にヤバイ事件が…
      次回もお楽しみに!