二次創作小説(紙ほか)

「恋ゴコロ」(5) ( No.260 )
日時: 2020/06/27 09:19
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 みんな、準備はいいですか? ホント—にOKですか?
 顔爆発しても知りませんからね? ホント—にOK?
 ここまで忠告したから、多分大丈夫ですよね。
 問題は、私がどこまでこたえられるか…!
 レットゾーンギリギリのサービス、始まります。


 今日も、サービスサービス♪
 ↑古い?


 ********************



 【宵宮家】


 睦彦「出来たぁ! ボンボンチャームのヘアゴム!」
 寧々「すごい、可愛く出来たね。ねえ葵」
 葵「そうね〜きっと仁乃ちゃん喜んでくれるよ」


 炭治郎「なんだ? 何が出来たんだ?」
 禰豆子「ムー?」
 善逸「あ、ヘアゴム。めっちゃ可愛いじゃん、でかした!(バンッ)」
 睦彦「いてっ。背中思いっきり叩くのやめろ」

 伊之助「これであとは花乃に渡すだけだな」
 有為「また転移術起動させましょうか?」
 睦彦「ううん、俺が直接さがす。だから宵宮の転移術はなくていい」
 有為「承知いたしましたカッコつけ野郎」


 花子「それで、夏彦はなんでこんなに凹んでるの?」
 つかさ「夏彦—。どーしたの? 桜に振られたの?」
 夏彦「いや……違う…はぁ…」
 

 寧々「夏彦先輩、アクセサリー作ろうとして失敗しちゃったみたいなの」
 葵「それを見た七峰先輩に、能面みたいな顔されたらしいの」
 光「計画立てて作らないとダメっすよ」


 桜「ヘアピンだろうが紙くずだの知らないけど、また作ってくれればいいわ」
 夏彦「ごめん…俺もうやる気なくしちゃった…」
 

 睦彦「じゃあ俺、渡しに行ってくる!」
 善逸「頑張れよ。はい、これ差し入れのまんじゅう」
 夏彦「あれ、それって確か、有為ちゃんのデザートの…」


 有為「タンポポ……!!(ゴゴゴゴゴゴゴ)」
 善逸「ぎゃああああああああああ!」


 睦彦「じゃ、行ってきま…(ガラリ)」
 仁乃「ただいまぁ—————————!」
 仁・睦「(ごっつん)」


 花子「お、胡桃沢。おかえり、待ってたよ」
 寧々「おかえり仁乃ちゃん。大好きだよ!」
 もっけ「二ノ」「好きだぞ」「アメやる」


 睦彦「いだだだだだ、なんだなんだ、いきなり…」
仁乃「あ、ごめん! ブレーキかけるのが遅かったみたい」
 睦彦「お前はその、特急列車か!」


 炭治郎「ホラ睦彦くん。今だよ今。応援してるぞ」
 桜「二人っきりの方がいいかしら? 皆、私たちは違う部屋に行きましょ」
 伊之助「はあ? 何でそんなことしなきゃなんねーんだ」
 光・善・夏「空気読めよお前!」
 


 〜そんなこんなで二人っきりになった仁乃睦〜



 睦彦「…あ、えっと…その…」
 仁乃「なに?」
 睦彦「さっきは、ごめん。胡桃沢の、大事な物壊しちゃって…」
 仁乃「うん、悲しかったけど、仕方ないよ。もう壊れちゃったんだし」

 睦彦「あれ、俺がお前にあげたものだったろ。…ごめんなさい」
 仁乃「覚えてて、くれたの?」
 睦彦「気づくのが遅くて悪かった。……俺の事、嫌いになった?」
 仁乃「まさか。そんなこと言わないで。私はずっと、むっくんが好きだよ」

 睦彦「あんなにひどいことしたのに?」
 仁乃「まあ、最初はむっくんのバカヤロー位は思ってたけど、でも…」
 睦彦「でも?」
 仁乃「こうやって仲直りすることが、一番大事だと思ったから」


 睦彦「お前は、お人好しだな」
 仁乃「よく言われる」


 睦彦「そっか。あの…さ、これ、作ったんだけど…(ゴムを取り出して)」
 仁乃「わざわざ作ってくれたの? いいのに」
 睦彦「これが、お前のあの髪飾りの代わりになるってわけじゃないけど、でも…」
 仁乃「いいよ。その分、この髪飾りへの愛情も深まるよね」


 仁乃「むっくん。私も、あげたいものがあるんだ」
 睦彦「え?」
 仁乃「(スカートのボケッとから取り出して)はい、これ。あげるね」
 睦彦「マフラー? それ、お前が編んだのか?」
 仁乃「うん。冬に使ってほしいな。防寒具ないって言ってたでしょ」


 睦彦「そっか。ありがとう」
 仁乃「!? むっくん、手、怪我してる。絆創膏いっぱいついてるし」
 睦彦「……あ、これ。……やっちゃった」
 仁乃「むっくんってやる気はあるのに不器用だから変だよね」
 睦彦「それ、褒めてないよな?」
 仁乃「ふふふ」



 【別室】


 花子「よかった。上手く行きそうだね」
 寧々「そうね。ふー。なんか力入ってたみたい」
 光「お疲れ様っス先輩」





 【再び仁乃睦】





 仁乃「あの、マフラー、長さ丁度よかったか調べたいんだけど…」
 睦彦「どうやって…うわっ」


 〜仁乃が背伸びをする〜


 仁乃「あ、ちょっと動かないで! むっくん背が高すぎるんだよ!」
 睦彦「平均から見ると低い方だけど」
 仁乃「何? 私が低すぎるって言いたいの?」
 睦彦「まあ、背、伸びるといいな」
 仁乃「ふん。あとちょっと…よいっしょ(睦彦の首にマフラーをかけて)」

 睦彦「うわ、近っ。ちょ、もういいだろ。離れろよ」
 仁乃「もうちょっと長いほうが良かったかなぁ…」
 睦彦「だから近づくなって! やめ、ちょ、おいってば!///」



      


 


        ちゅっ








 【別室】



 炭治郎「へっ? こ、これはつまりあの…」
 禰豆子「ムッ」
 善逸「はああああああ!? む、睦彦お前…。はあああ!?」
 伊之助「お、おい、何だよあれは!」
 有為「自分で調べて下さい伊之助さん。ボクの口から語るのはちょっと」



 花子「……え、今のってつまり…///」
 寧・葵「きゃああああああ!」
 光「ハア……ま、マジすか…」

 つかさ「ゲッチューしたぁぁ!」
 桜「やめて、声に出すのは!」
 夏彦「お嬢の言うとおりだね。ちょ、こっちはもう見てられないって」
 つかさ「ゲッチューしたぁぁ!!」
 




 
 【一方仁乃睦】




 睦彦「!? ん゛……んん……プハッ!!」
 仁乃「え、えっとぉ…これはその、あのぉ…///」


 睦彦「お、お前何してるんだよふざけんなよマジでっ」
 仁乃「具体的に何してたか言ってくれないと、私も分かんないなー」
 睦彦「(ボフンッッと爆発)」

 睦彦「お前な、あのな、こんなところでな、そ、そんな行為許されると思」
 仁乃「……やだった?」
 睦彦「(カァ————ッ)」


 仁乃「じゃあ、むっくん、今のことは秘密だよ! 誰にも言っちゃダメだからねっ」
 睦彦「言うか! あ、あんな、突然の、キ…」
 仁乃「キ?」
 睦彦「き、き、き、キスなんか………///」




 炭治郎「わああああああ! やめてくれ、やめてくれ頼むから!」
 禰豆子「ムー」
 善逸「睦彦ぉおおおお! お前、殴るぅぅ!」
 伊之助「おい、なんだったんだよあれは!」
 有為「だから一人で調べて下さい!」



 睦彦「は、お、お前らどこで見てたっ? お、おい胡桃沢、お前が悪いからっ」
 仁乃「好きだよ」
 睦彦「え?(カァーッ)」



 花子「お、俺ら、お邪魔だったみたいだナ。は、早く行こ、みんな」
 寧々「そ、そうねー。睦彦くん仁乃ちゃんおめでとう!」
 葵「おめでとう〜」
 つかさ「初ゲッチューおめでとお!」
 桜「だから、大声でその単語を言わないでくれるかしら」
 つかさ「えぇー」
 夏彦「んじゃあ、睦彦と仁乃ちゃんの仲直りを祝して、」



 一同「祝して…?」
 夏彦「寝ます」
 一同「おー———————い!」



 ※('_')ボフンッッ
  作者の限界ギリギリ! 
  感想待ってます!