二次創作小説(紙ほか)

 第17話「再会とちょっとした喧騒」 ( No.44 )
日時: 2020/03/27 05:16
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 
 【柱合会議の前日 夜7時ごろ】

 〈藤の花の家紋の家〉

 炭治郎「おーい皆! 速報! 明日、全員鬼殺隊の本部へ行けと連絡があ……」
 善逸「何でよ! なんで俺らの出番ないのよ! あー———暇だわ! マジで!!」
 禰豆子「ムームー(なでなで)」

 伊之助「俺こっちの布団使うから!(一番右の布団の上に乗っかって)」
 善逸「好きにすればいいんじゃない!? アーー—!
    それにさぁ、俺が禰豆子ちゃんとキャッキャしてたことも全部スルーされてるしさぁー」
 仁乃「書く必要性が無かったんじゃない?」
 睦彦「…善逸、お前ちょっと落ち着けよ。毎日のように騒がれても困んだから」

 炭治郎「皆! 明日、本部に行けとさっき鴉から連絡が入ったぞ!(二回目)」
 かまぼこ隊一同「マジで!!?」

 善逸「何よ何なのよ、俺たちなんか悪いことした? だから呼ばれるの??」
 炭治郎「いや、累のことで話が聞きたいって…。あと柱もこの前大変な事態に」
 仁乃「柱の9人に何かあったのかな…心配…」
 伊之助「あ? 本部がなんだって?(全く聞いてない)」
 睦彦「明日! 本部に! 行くんだよ、つーか話聞いとけよ!!」

 仁乃「私本部に行ったことあるけど……(乾いた笑い)」
 伊之助「どうしたお前。冷や汗が出てるぞ? 大丈夫か?」
 睦彦「あーー、もしかして、俺が同行した時の奴な」
 善逸「何、なんなの? 仁乃ちゃんまさか本部で痛めつけられて心臓に傷負っちゃった?
    俺がケアしてあげる!!」
 炭治郎「今俺が一番ケアしたいのは善逸の方だ。最近、情緒不安定だし」

 仁乃「私の身体の事で本部に連行されたんだけど、風柱さんに刺されまくったんだ」
 炭治郎「不死川さん躊躇ないな……」
 禰豆子「(善逸と仁乃ををギュッと抱きしめて)」

 善逸「うわーんありがとう禰豆子ちゃーーん!(ハッ)そうだ、累の奴殺してこないと」
 かまぼこ隊一同「!!?」
 炭治郎「おいおい大丈夫か善逸。水あるぞ飲むか?」
 睦彦「炭治郎。そういう問題じゃねえと思うぜこれは」
 伊之助「あいつかどうにかしたのかよ紋逸。てかあの鬼今鱗坂んとこにいるぞ」
 仁乃「鱗滝さんね。累くんがどうしたの?」

 睦彦「あーー善逸お前あの事まだ根に持ってんのかよ!?」
 炭治郎「睦彦くん、知ってるのか?」

 睦彦「この前みんなが風呂行ってる時、俺と善逸だけ先入ったじゃん?
    そん時に雑談とかしてたんだけど……」
 善逸「なぁ睦彦ぉー。聞いてたんだったら弁護してくれよぉー。分かるだろ、俺の気持ち」

 炭治郎「自分と他人は違うから分かり合えない事もあるんだよ善逸(ニッコリ)」
 禰豆子「ムー?」
 仁乃「いやいや炭治郎さん、まじめに言ってるとこ悪いけど話ずれてる」
 伊之助「何だよ遠回りな説明すんなボケ。さっさと話せよ」

 睦彦「禰豆子があの後、累にすっごくなついたじゃん。抱っこしたり頭なでたり」
 仁乃・炭治郎「あーーー」
 善逸「だから一遍殺してこようと思いまして!」
 伊之助「殺してえのはお前のその発想だな」

 禰豆子「ムームー(慌てて善逸の裾を引っ張る)」
 善逸「禰豆子ちゃん、俺があの悪鬼をメッタメタに殺してあげるからね♪」


 累「…………ねえ君、今なんて言ったの??」
 かまぼこ隊一同「ギャー———! 出たぁ!」
 炭治郎「累!? な、何でここに!?」
 禰豆子「ムームー!(累の頭を撫でてギュッと抱きしめる)」
 善逸「禰豆子ちゃーーん。こんな奴の相手しなくていいからさあ、俺とこっち行って話そ?」

 累「(糸で善逸の動きを封じて)本部に僕も行くことになったから、
    鱗滝に頼んでここに運んでもらった」
 善逸「ぐえっっ首、首締まる!」

 伊之助「……他人任せだな」
 累「(伊之助も糸で縛って)しょうがないでしょ、朝日浴びれないんだし外見のこともあるし」
 睦彦「確かに、勝手にふらふらーっと歩いたらそれだけで目立つよなお前の外見。
    俺も目立ちてえ」
 仁乃「むっくんはもう十分目立ってます」
 

 累「それで、黄色の君。さっきなんて言ったの!?」
 善逸「ギャー—————(汚い高音)許してえええ!!」
 禰豆子「ムームー」
 炭・仁・睦「(人を呪わば穴二つ……)」


 この夜、善逸の悲鳴がやむことはなかった。
 アーメン。


 ネクスト→本部に向かったかまぼこ隊一同、柱と再会☆
      ただ、15人揃って話せば何かと問題もおきまして……。
      次回もお楽しみに!

 時間の都合上、番外編を削除しました。ごめんなさい……。
 またどこかで書くかもしれないので待っててね。