二次創作小説(紙ほか)

第21話「宵宮家探索」(2) ( No.64 )
日時: 2020/11/17 16:03
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 ハイハイハイハイ!(←謎の挨拶)
 続きー。

【南南西・宵宮家をめがけて只今テクテク歩いているかまぼこ隊一行】

 炭治郎「陰陽師って言うくらいなんだから、きっとすごい人なんだろうなぁ」
 伊之助「六新鬼月を封じ込めた奴なんだろ! マジすっげええじゃねえか!
     俺もやりてぇぇ!(←できません)」
 仁乃「ずっと歩いているけど、もうすぐ日が暮れちゃうね」
 善逸「ね、ねえねえご飯とか宿とかどうすんのさ? 俺たち最低限の持ち物しか持ってないよ」
 睦彦「宿は探せばあるだろうし、飯は屋台とかで何とかなるだろ。最悪の場合は野宿とか」
 
 炭治郎「野宿かぁ。いいかもしれないな。みんなで山草とか取って火をおこして」
 伊之助「地べたに寝っ転がるの楽しいぜ! 俺は賛成だ!」
 仁乃「わー。何かやったことないから楽しそう♪」
 善逸「ギャ—————俺はやだ、絶対やだ! 毛虫とかいるでしょ当然嫌だ!(←都会っ子)」
 睦彦「い、いやまだ野宿と決まったわけじゃねえけど」

 〜ぷぅんと薬味のいい匂いがして〜

 炭治郎「幸せが訪れるときには、いつも、薬味の匂いがする」
 善逸「どんなシチュエーションよ?? ん?てことはこの先ずっと行けば屋台とかあるのかな」
 伊之助「俺は丁度腹が減ってる! おい行こうぜ早く!猪突猛進!!(ダダダダダダ)」
 仁乃「ちょ、ちょっと先行くな———!(ビューンッ)」
 睦彦「お前らこの俺様を抜くとはいい度胸じゃねえか、オイこら待て!(追走)」

 炭治郎「俺たちも行くぞ善逸! この匂いはもしかしてうどん? かま玉の匂い…」
 善逸「(ジュルッ)炭治郎……食レポすんな。俺まで腹減ってくるんだからな!?
    もう全くどいつもこいつも!!!」
 炭治郎「何で怒ってるんだ? どうかしたのか?」


 〈目的地の途中にあるうどん屋さんへ到着〉

 店主「へいらっしゃい。何人?」
 炭治郎「えっと、5人で。席開いてますか?」
 店主「あ、うーん。裏のベンチに先客がいるけど、同席で構わないならいいぞ」
 伊之助「おい! メニューはなんだ! 教えろ!!(カウンターに顔を乗り出して)」
 仁乃「ちょ、ちょっと伊之助さん! あ、すみません」
 善逸「へー。釜揚げうどんと、山かけうどん、それにかま玉に天ぷらうどん。安くていいな」

 睦彦「俺がおごるから好きなもん食べろよ。前に死んだ親父にもらった金がまだあるから」
 かまぼこ隊一同「(じーん)……うう…」
 睦彦「………急に泣くなよ面倒臭い…。で? 何食べる?」
 炭治郎「かま玉かな」
 伊之助「天ぷら!!」
 仁乃「私、釜揚げうどんでお願い」
 善逸「え、えっと、俺は、山かけで」

 睦彦「じゃ、それをお願いします。あ、俺は山かけで(お金を渡して)」
 店主「はいよ、ありがとさん。すぐに作るから、奥のベンチで待ってな」

 炭治郎「よしみんな、行くぞ(裏に回って)。あれが言っていた先客さんだな」
 善逸「何か……文化の違いをヒシヒシ感じるんだが…」
 伊之助「なんだこいつら」
 仁乃「? 女の子一人に男の子二人?見慣れない格好だけど」
 睦彦「ちょっと声かけてみるか」

 ???「うわぁ、このお店のうどんおいしー!葵にも食べさせてあげたいなぁ。
     多分無理だけど……」
 ???「急に落ち込むなんてらしくないですよ先輩! とりあえず今は食べましょ、ね!」
 ???「どしたヤシロ? 俺のうどんも食べたい?あげるよ?ほら」
 ???「へ、ふぇぇぇぇ? それって、か、かか、間接キス……」


 善逸「間接キス————————!!!!???」
 仁乃「ちょ、どうしたの善逸さうわっ(善逸と肩がぶつかってよろける)」
 伊之助「? なんだ?紋逸の奴」
 炭治郎「まだ情緒不安定なのかな…」
 睦彦「いや違うだろ。どう考えても。アイツを奮起させるのは女や恋の話だろ所詮」


 善逸「ちょっとそこの君ぃ! 可愛い女の子に色目使って何様のつもり!? 許せん!!」
 寧々「…………………………はい?」
 光「あんた何者すか? 先輩に危害を加えるのは許さないですよ」

 花子「何様? 俺は学園の七不思議の七番目、『トイレの花子さん』さぁ。
    なんか、勝手に召喚されて? 縄張りから離れちゃって?
    召喚した相手からは『便所虫』って言われてプライドボロボロだけど?
    こんなナリでも一応……七不思議のリーダー!」

 善逸「何言ってんのか全く分からん。こんな不審者に関わっちゃダメだよ君!!」
 寧々「え、えっと、違う……んです。うん…」
 善逸「違う? 何が? 俺から見ると女の子とウフフアハハしたいだけのキザ野郎だよ!」
 光「………まぁ否定はしないけれど、あなたもいきなり話しかけて結構不審者…」
 善逸「あらやだごめんね?」

 花子「ちょーっとそこの黄色の少年? キザ野郎ってどういうつもりかな?((# ゜Д゜))」

 炭治郎「………はぁ…(頭を抱えて)善逸ぅぅぅぅ〜」
 伊之助「アイツ何やってんだ」
 仁乃「まぁ善逸さんはこういうキャラだもんね仕方ないよ……」
 睦彦「いや、それにしたってこれはヤバいだろ。あの女引いてんぞ」


 店主「はい、うどんお待ちぃー」
 寧々「いやあああああああ(ドンッ←善逸から逃げようと走り出し、店主と派手にぶつかる)」
 店主「うおわッッ」

 〜バッシャーン〜


 花子「ふ……ふふふふ……(頭にうどんの麺やスープが)……ヤシロ?……えーっと」
 寧々「ごめんなさ———————い!金髪の変な人のせいなのよ———!」
 かまぼこ隊一同「(うちの連れが失礼おかけしました…)」
 光「ちょ、先輩! あ、あとおい金髪のお前! 許さないからな!
   花子!いつもの攻撃こいつにやってやれよ!!」

 花子「行っちゃう?(ニヤリ)」
 かまぼこ隊一同「許して下さ———い!(涙目)」

 ネクスト→地縛少年花子くんキャラ、登場☆
      かまぼこ隊との行動開始!
      次回もお楽しみに!