二次創作小説(紙ほか)

第22話「地縛少年花子くん」 ( No.66 )
日時: 2020/11/17 16:05
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 【かまぼこ隊一同、花子くんキャラと対面】

 〜遠くの方で〜

 店主「オイこらお前! 払えよ賠償金!!」
 寧々「ご、ごめんなさい……私、お金持ってないんです……(現在のお金だし)」
 店主「ハァ————??」
 寧々「ほ、ほんとごめんなさい! あの、代わりにこれでどうぞっ(何かを店主に差し出して)」
 もっけ「なでろ」「きゅんきゅん」「アメやる」
 店主「え、えー——っと、何、このウサギみたいなの」
 寧々「もっけちゃんって言う妖怪です! ふわっふわで可愛いですよ!!」
 店主「はぁ……?」


 善逸「こ、こちらこそごめんな、客観的に見たら俺何してんだ社会的に死んでたわ」
 炭治郎「(ポン←善逸の肩に手を置いて)反省しているなら、あの子に謝ってこい」
 伊之助「ハーーァ。おい紋逸! 俺の天ぷらも弁償しろよ!!」
 仁乃「足りないならお金出すよ、うん。一応…仲間だし」
 睦彦「おい胡桃沢! そこで甘やかしたらダメだろうが為にならねぇぞ」
 善逸「……分かった俺が弁償金支払ってくるハァ……ごめんな俺のせいでもうほんとゴメン…」

 花子「……なんかテンション下がったねぇ」
 光「逆にさっきの流れは何だったんだよていうくらいだな」


 〜寧々、まだ店主を説得中〜

 寧々「えーーーっと、もっけちゃん! 可愛いですよ!」
 もっけ「なでろ」「かわいいぞ」「アメやる」
 店主「何度も聞いてるぞそれ。っていうか金ねえってどういうことだオイこら!!」
 善逸「はいこれ—————!全員分のうどんの料金!貰ってって————!(ブンッ)」

 かまぼこ隊一同「(金ぶん投げた………)」

 善逸「俺の責任なんで!いや、そこの何か宙にふわふわ浮いてる奴の責任もあるんだけどね!
    これで許してくださいお願いします!!」
 店主「(勢いに押されて)ま、まぁ……分かったよ。もう一度作ってやるわ」


 かまぼこ隊一同「(ホッ)」
 花子「意外と少年いい奴?」
 光「いやいやいやいや、まだ信用してはいけねえ! これも先輩のためだ!」


 善逸「(クルリ)ところで君の名前は〜? 隣あって一緒にご飯食べよ〜♪(←)」
 寧々「………………いや、いいです………(引き気味)」

 炭治郎「…………善逸ぅぅぅぅぅぅ〜!!」
 伊之助「ダメだなこりゃ」
 仁乃「と、とりあえず私仲裁してくる!(善逸の方へ駆けだして)」
 睦彦「俺もちょっとムカついてきた! 一発殴らせろ善逸!」


 善逸「俺の名前は我妻善逸☆ 君の名前を教えて〜?」
 寧々「………………えー—っと、何なんですか貴方気持ち悪い……」
 善逸「Σ(゜д゜lll)ガーン(脳裏に『気持ち悪い』のコールが)」

 仁乃「善逸さ————————ん!(ドンッ)」
 善逸「ギャァァァァァ!(押されて尻餅をつく)」
 睦彦「お前! 問題犯すんじゃねえって! 言ってんだろうがこの!(ポカスカ)」
 善逸「ちょ、オイ、俺が悪かった! 俺が悪かったから殴るのやめて!!」
 睦彦「俺が! 何でお前の! 為に行動しねえと! いけねえん、だよ!」
 善逸「話聞いてます??」


 花子「ヤシロ——————!!(ドンッ)」
 善・仁・睦「(ぶつかって三人重なって地面に倒れこむ)グヘッ」
 寧々「は、花子くんっ」

 花子「何もされてない?」
 寧々「聞いてよ花子くんっ! この黄色の人がね、私にセクハラを……」
 光「セクハラ———!??」

 善逸「いや、そういうつもりじゃ……ヒエッ(花子くんに包丁を向けられて)」
 花子「少年—?………許さないよ(包丁キラリ☆)」
 善逸「ギャ———————ッッッ 刃物持ってるぅぅぅぅぅぅ!!(炭治郎の方へダッシュ)」


 善逸「(炭治郎の羽織を引っ張って)ね、ねえ俺のやってることセクハラだった?」
 炭治郎「うん(即答)」
 善逸「Σ(゜д゜lll)ガーン」
 伊之助「ゴチャゴチャうっせえんだよ紋逸の馬鹿野郎が!」
 仁乃「はぁ、全くもうッ」
 睦彦「お前もう問題起こすなよ!! いいか!」

 禰豆子「(炭治郎の背負い箱の蓋が開いて)ドサッ」
 炭治郎「禰豆子!」

 花子「? 箱の中から出て来た…」
 光「あんな小っちゃい箱の中入れんのか?」
 寧々「可愛いー!! 私、八尋寧々!貴方の名前は?(テンション急上昇)」

 禰豆子「ムー?(知らない三人の顔を見て顔をかたむけ)」
 もっけ「ダレダ」「オンナダ」「アメヤル」

 炭治郎「この子は俺の妹の禰豆子だ。俺の名前は竈門炭治郎」
 善逸「あ、我妻善逸です…俺ってばもう死んだほうがいいのかな死ぬわネガティブモード
 伊之助「元気出せよ! 俺の名前は嘴平伊之助だ! 覚えとけ!」
 仁乃「私、胡桃沢仁乃! こっち、むっくんね」
 睦彦「刻羽睦彦!! むっくんって言うなや!」

 花子「ふんふん…。竈門に嘴平に我妻に胡桃沢に刻羽ね(メモメモ)
    俺はトイレの花子さん。花子くんって呼んで?
    我妻? 俺の助手に何かしたらダメだよ?」
 善逸「はい! すみません!」

 寧々「もう花子くん、謝ってくれたから許してあげようよ。八尋寧々です、よろしくね!」
 善逸「(マジ神寧々ちゃん! 可愛すぎて死にそう!)」
 花子「えーでもぉ? ヤシロになんかあったら……心配」
 寧々「ふふぇええええ!!」
 光「花子!! おまえな! あ、源光ですよろしくっ」

 炭治郎「花子っていう子と寧々ちゃん、仲いいんだな」
 善逸「絶対許さない、絶対許さない」
 伊之助「お前うるせえっつーの!!」
 仁乃「ハーイそこまでー。ほら、うどん来たよ。一緒に食べよ」
 睦彦「そうだな。仕切り直しってことで。お前らの事とか知りたいし」

 花子「ふーん。。あ、俺分かっちゃったかもぉ」
 一同「何が??」
 花子「刻羽と胡桃沢ってぇ、もしかして、両想いなんじゃなーい?」
 光「えっマジで!? おめでとうございますっス!」

 炭治郎「睦彦くんと、仁乃ちゃんが……」
 善逸「なんつった今! 両想い!? ま、まあね、普段から仲いいし?俺は気づいてたけど?」
 伊之助「……俺は関係ねえし興味ねえ—腹減った」
 禰豆子「ムームー!」
 仁乃「ちょっと花子くん? な、何を言いだすのかな?(ドキドキドキドキ)」
 睦彦「ち、ちが、そんなんじゃねえ!(顔真っ赤)」

 花子「俺は人間の願いを聞き入れる怪異だからねー。恋愛成就とか、結構詳しいんだよぉ」
 寧々「……まっさかぁ。初心者って言ってたでしょ、もう」
 花子「あ、ちょっと言いすぎたけど、野生のカン? 幽霊のカン?っていうか」
 光「あの慌てぶりから察するに、本当みたいだな(いつかオレも先輩と…)」

 寧々「ね、ねえねえ仁乃ちゃん。その話詳しく聞かせなさいっ!」
 仁乃「え、ええ? だから違うんだってぇぇぇぇ」
 睦彦「そうだ! そう…・…・…・……だようんうん!」

 炭治郎「めっちゃ間が開いてたけど…」
 善逸「うらやましいい…・…俺もいつか禰豆子ちゃんと!」
 伊之助「(そんなこと言うとまた豚太郎が)」
 炭治郎「禰豆子は渡さない!(キッパリ)」
 善逸「ええ———?」
 禰豆子「ムームー!」

 花子「(うどんちゅるちゅる)竈門妹は、好きな子いるらしいよー?(からかいに出る)」
 かまぼこ隊一同「マジいい!!??」

 炭治郎「禰豆子! そうなのか!?」
 善逸「嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
 仁乃「お、おめでと、禰豆子!(両想いのドキドキがまだ残っている)」
 睦彦「よ、良かったな、本当によかったな(仁乃と同じく)」
 伊之助「天ぷらうめー(食に没頭)」

 花子「(意外とみんなちょろい?)」
 寧々「大正時代に召喚されたけど、恋バナできる日が来るなんて最高ー!」
 光「良かったですね先輩」


 ネクスト→花子くんたちを召喚した人物はまさかの宵宮有為だった!
      そしてかまぼこ隊は、花子くんたちと一緒に宵宮家へ向かう!
      次回もお楽しみに!
 
 
 
 


 
    

第22話「地縛少年花子くん」(2) ( No.67 )
日時: 2020/11/23 08:39
名前: むう (ID: mkn9uRs/)

 【うどんを食べ終わって】

 炭治郎「さて、そろそろ行くか。禰豆子、ほら(手を差し出して)
     もう夜だし、一緒に歩こう」
 禰豆子「ムームー!!」
 善逸「ね、寧々ちゃん、途中まで送ってくよ!! ほら手を出してごらん!」
 伊之助「全然反省しない奴がここにいるぞオイ」
 仁乃「ま、まぁ、何かあったら『私とむっくんで』止めるから一応目をつぶっとく」
 睦彦「へ? あ、うん、そ、そうだなー(違う方へ視線をそらして)」

 〜かまぼこ隊・花子くんたちと一緒に歩き出す〜

 炭治郎「それで、寧々ちゃんたちはどちらへ?」
 寧々「実はー。追い出されちゃったんだよね。
    今からその家にもう一回戻ろうと思ってるけど、今度は大丈夫かな…」
 花子「何かあったら、俺がどうにかしてあげるよ」
 光「いや、そう上手く行くかな……。実際花子もやられてたしアイツに」

 善逸「追い出された? 誰に?」
 寧々「えーーっと確か……宵宮…有為ちゃん?」
 かまぼこ隊一同「何だってぇぇ!?」
 花子「? 知り合い?」

 〜かまぼこ隊一同・臨時話し合い〜

 炭治郎「宵宮って名字、間違いないな。陰陽師の一族の生き残りの子だ」
 善逸「うんうん、名前もバッチリあってるし!」
 伊之助「じゃあコイツらの目的地って俺らと一緒ってことかよ?」
 睦彦「コイツら、宵宮家から追い出されたって言ってたぞ」
 仁乃「じゃ、じゃあ場所知ってるってことだよね! ラッキー」

 花子「どした少年たち」
 炭治郎「えーーと、どうやら俺たちの目的地が君たちと同じだったみたいで」
 寧々「嘘! そんな偶然あるんだ」
 光「ってことは暫く行動一緒?(善逸をジー——と見て)」


 善逸「(なんかすっげえ警戒されてる……ここは話題を変えないと…)
    と、ところで、花子って言った? 君の周りにふわふわ浮いてんのって……」

 炭治郎「もしかして……霊魂?」
 仁乃「ギャ————ッ 怖いのムリ—————!」
 睦彦「うるさい! いや、怖いっつっても普通の幽霊だぜ?」
 仁乃「何普通って! 普通って何?」

 伊之助「弱っちそうじゃねえか。どこが怖いか俺には分かんねえ!
     背は俺の方が高いし、浮いてるだけで何もしてこねえし鬼の方がまだ怖いね!」

 花子「君たちの言う通り、俺の周りに浮いてんのは人魂。霊魂ってやつだね。
    それと、嘴平って言った? 俺を舐めるとぉ、猪鍋にしちゃうけどいいのー?
   (包丁キラリ☆)」

 伊之助「(ブルブルブルブル)」
 善逸「ギャ——ッ 刃物はやめて! やめて君怖いから!」
 寧々「怖がられてる…。確かに花子くんっていつも脅すから…」

 炭治郎「あの、脅しに包丁を使うの良くない。
     あと持ち運びには気をつけないと手を痛めるぞ?」
 仁乃「また微妙に話がずれてるよ、炭治郎さん」
 睦彦「トイレの花子さんって言う幽霊なんだろ? 厠(トイレ)に住んでるなら何で包丁何か」

 寧々「………そ、それは…(チラリと花子くんを見て)」
 光「えー—っと、うーんと」
 花子「あ、これ? 護身用」

 かまぼこ隊一同「護身用で包丁持ち歩く奴始めて見るぞ!?」
 花子「でも君たちも人この子と言えないんじゃない? 刀持ってるけど何に使うのぉ?」
 光「あ、確かに」

 炭治郎「鬼を倒すためです!! 俺たち、鬼殺隊なんで!(キッパリ)」
 禰豆子「ムー!」
 善逸「ちょ、ちょっと炭治郎! 間違ってないけどストレートすぎない?
    警戒されたりするんじゃない? そんなこと言ったら」
 伊之助「じゃあ俺が答えてやる! 鬼を殺すためだ!」
 仁乃「さらにひどくなった!」

 睦彦「えーーっとお前ら、人食い鬼って信じる?」
 花子くんキャラ一同「信じる(即答)」
 かまぼこ隊一同「早っ!」

 寧々「ふふん。これでも私、そーゆーのには耐性あるんだから!
    花子くんでしょ、よいせいさんでしょ、16時の書庫に首折りさん、人魚にカガミジゴク!
    あと、ミサキ階段で巨大なハサミと戦ったんだからね!」
 光「あの階段は怖かった……」

 善逸「あ、何か大丈夫みたいだね……」
 炭治郎「どうやらこの三人の出身地ではハサミは巨大なんだな」
 伊之助「……こええぇな」
 睦彦「いや、そういう意味で言ってんじゃないと思うぞ」
 仁乃「恐らく、あの三人は鬼より遥かに怖いものを知ってるみたいだから安心だ」
 

 花子「あれ? でもヤシロって、勝手にイケメンと怪異に引っかかって俺に助けられてるじゃん。
    ほとんど自分から…」
 寧々「それは言わないお約束!!」
 光「お、オレも先輩のこと助けてるぜ!」
 花子「でも少年は俺のことも払えなかったじゃん?」
 光「それも言わないお約束———!!」

 花子「ふーん。君たち、人食い鬼と戦ってるんだ」
 炭治郎「実は……禰豆子も鬼なんだけど、人は襲わなくて」
 禰豆子「ムームー」
 善逸「禰豆子ちゃんがキュートで可愛いってことを俺は知ってるよ!
    ………てアレ?」

 花子「……鬼!? 」
 寧々「まさか、こんな可愛い子が?」
 光「先輩は下がっててください! 俺が行きます!」

 炭治郎「違うんだ! いや違わないけど、人は襲わなくて…」
 善逸「だからかわいいって言ってるだろうこの俺が!」
 伊之助「紋逸の話は訳分かんねえがここで戦うのはやめた方がいいぜェ(刀を持って)」
 睦彦「……でないと、痛い目に…」

 花子「? 何だこれ、黒い手が体に巻きついて…」
 寧々「キャア! 何この腕! 離して!」
 光「先輩———!」

 仁乃「やだなあ。そんなに怖い?(仁乃の血鬼術・暗黒の魔手で三人をぐるぐる巻きに)」
 炭治郎「仁乃ちゃん!」
 善逸「俺らはこういうの何とも思わないけど、こいつらにとっては怖いみたい」
 伊之助「こんなのでビビって情けねぇ奴らだぜ!」
 睦彦「お前言い方酷いだろ!」

 仁乃「………禰豆子も鬼だけど、私も半分鬼だよー?
    禰豆子は人を襲わないし、私は鬼化しない体質だから危害は与えないけど、
    そっちが襲う気なら……」

 寧々「襲わないよ! ただびっくりしただけ!
    それに、今の仁乃ちゃんより有為ちゃんの方が怖いから!」
 花子「俺はただ、ヤシロが襲われないか心配だっただけさ。早くこの腕どかしてよ」
 光「おい、離せコラ! おい…うわっ(腕が消滅)」

 花子くんキャラ一同「(ドサッと地面に倒れて)」
 仁乃「許しまーす。これからよろしく!」
 
 炭治郎「今の仁乃ちゃんより怖いって、有為ちゃんって一体どんな性格なんだ?」
 善逸「もしかしてアオイさんみたいな? そう言うガミガミタイプ?」
 伊之助「誰だろうが俺には関係ねえ!」
 仁乃「どんな子なの? 宵宮有為ちゃんって」
 睦彦「確か……お前ら、『召喚された』って言ってたよな」

 花子「そうだねぇ、俺たちは学園女子トイレにいたんだけど、突然床に紋様が浮かび上がって、
    気づいたときには宵宮の家の前にいたよ。
    宵宮が俺たちを召喚したらしいんだけど、どうも本人が言うには
    俺らを呼びだす気はなかったんだって」

 寧々「出会ってすぐ、顔をしかめて『一遍死んでください』って言われるし、
    だ、大根足なんて悪口言うしっ! 白髪の可愛い子だったけど許せないわ!」
 光「オレなんか『交通安全ピアス』って言われた! 許せん!」

 かまぼこ隊一同「それはそれは……」
 炭治郎「結構毒舌キャラなのかな」
 善逸「毒舌って言ったら……」


 無一郎『ちゃんと頭で考えて行動しなよ。赤ん坊じゃないんだから』

 伊之助「アイツよりやべぇ奴ってことか?」
 仁乃「追い出されたって言うけど、私たち大丈夫なのかなぁ」
 睦彦「なんかあったら俺がその………守る……」


 花子「お、よく言った刻羽少年!」
 寧々「キャー睦彦くんカッコいいー!」
 光「………(花子に乗せられた感じはあるけど)」

 かまぼこ隊一同「それじゃあ、追い出されないように頑張ろう!」
 花子くんキャラ一同「オー!」


 ネクスト→陰陽師の生き残りである宵宮有為との出会ったみんな。
      ただしその出会いは最悪の展開になり…。
      次回もお楽しみに!