二次創作小説(紙ほか)

第23話「最悪の出会い」(2) ( No.69 )
日時: 2020/11/17 16:06
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 
 【宵宮家に通された一同】

 〜十畳ほどの広い和室に通され〜

 有為「では、ここの部屋で少しお待ちください。すぐに準備してきますので」
 炭治郎「分かった。ありがとう」
 有為「それでは(向こうの部屋へ消える)」

 〜一同、座布団に座って〜

 かまぼこ隊一同「はぁ———」
 炭治郎「3日かかってやっとここまで来れた……さすがに疲れた。足が痛い」
 禰豆子「ムームー!(炭治郎よしよし)」
 善逸「うわ、この座布団めっちゃふわふわ! 座り心地最高〜。このまま寝るわ俺!
    あとのことよろしく。じゃ、おやすみぃ!」

 伊之助「寝んなこの野郎!(ボカッ)」
 善逸「殴んなこの猪頭! 昨日うどん屋で睦彦に殴られたとこがまだ痛いんだよ!」
 伊之助「知るか!」

 仁乃「屋敷の広さもさることながら、この部屋も広いね。
    蝶屋敷のベッド三つ位なら余裕で置けそう」
 睦彦「だな。兄二人は生死不明だっけ? こんな家に一人ぼっちってどういう気持ちなんだろ」


 光「あの子多分何にも考えてないと思うぜ、だってあなたたちとオレたちの扱い方の差ありすぎ」
 寧々「兄妹が生きているかどうか分かんないって、すっごくつらそう。
    で、でもでも、大根あ……(気にしていることを自分で言ってしまいションボリ)」
 光「先輩————! 元気出してくださいよ、ね!」

 炭治郎「元気がないと言えば…」
 花子「………はい、俺はどうせ便所虫ですよ……」
 善逸「ブツブツブツブツ言ってんな。君大丈夫?」
 仁乃「大丈夫なわけないでしょ、あの状態」
 伊之助「こんなことで落ち込んむなんてやっぱりお前弱いぜ!」
 睦彦「ば、バカ! ショックを受けてる相手にそんなこと言うな、ホラ…」

 花子「ああ、いいのいいの、うん……」
 睦彦「ほらぁぁぁぁぁぁ!! だから言ったろうがこのバカバカバカバカ!(伊之助を揺さぶる)」
 伊之助「うおっうわっ目、目が回るやめろこのやろ!」


 有為「お待たせしました。こちら、抹茶と茶菓子になります(ちゃぶ台の上に置いて)」

 寧々・仁乃「ふわぁぁぁぁぁ! 美味しそー(テンション急上昇)」
 花子「(チラッとお菓子に視線を移して)」
 炭治郎「ありがとう有為ちゃん。嬉しいよ!」

 伊之助「(毛皮を取って)美味そうじゃねえか! おいそこのフワフワ野郎(花子)!
     食べねえなら俺が食べてやる!」
 善逸「お、お前女の子の前で乱暴な食べ方するなよ嫌われるぞ!作法があるのよ分かる?」
 伊之助「知らねえ!」

 禰豆子「ムームー!」
 炭治郎「禰豆子も食べるか? ここの桜型のお饅頭おいしそうだぞー」
 禰豆子「ムームー!(頷いて)」
 睦彦「おーい花子。食べねえともったいねえぞー」
 花子「ま、まあ? 食べるよ? 当然(ジーッ と有為を見て)」

 有為「(近くの座布団に腰を下ろし)……先ほどはボクが悪かったです。許してください。
    えー—と、八尋さんと、花子くんと、原稿くんでよろしいでしょうか」
 花子「YESその通り。もうこれからは便所虫だなんて言わないように!」
 寧々「謝ってくれればいいのよ。よろしくね、有為ちゃん」
 光「そうそう、オレの名前は原稿………ん???」

 有為「それでは、お茶などを召し上がって頂きながら鬼狩り様にはお話を伺いしたいのですが」
 かまぼこ隊一同「はい!」
 光「ちょ、ちょっと待て! オレの名前は、『みなもと・こう』!原稿じゃないって」
 有為「(知らんぷり)はい、それでは、なぜ皆さんがボクの家にお越しになったのか説明を」
 光「聞け————!!!」

 かまぼこ隊一同「えっと、それは、(ピーチクパーチクチュンチュンチュン←説明中)」
 光「いやお前たちもちょっとは弁護しろよ! ね、先輩!」

 寧々「このお饅頭ふわっふわでおいしいと思わない? 禰豆子ちゃん!」
 禰豆子「ムームー!(饅頭を食べて幸せそうな顔)」
 寧々「だよね。ねえねえ、この子はね、もっけちゃん! 可愛いでしょー?」
 もっけ「なでろ」「ねずこかわいい」「すき」
 禰豆子「ムームー(^^♪(もっけちゃんなでなで)」
 寧々「ねー。可愛いよねー」


 花子「どうやら女子トーク中だね。残念だったね少年(光の肩に手を置いて)」
 光「宵宮—————!! やっぱお前から先祓うわ!」
 花子「人間だけどね。頑張ってぇ」

 
 ネクスト→なぜ宵宮有為は一人で暮らしているのか。
      本人から語られる陰陽師の事情とは…?
      次回もお楽しみに!