二次創作小説(紙ほか)

第壱話「お願い叶えてください」 ( No.82 )
日時: 2020/04/09 19:07
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


【トイレの花子さん 炭治郎ver,】

 寧々『花子くんってね、お願い頼めば叶えてくれるんだよ。ただ一つ、大事なものと引き換えに』


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 〈トイレ〉

 炭治郎「(トントントン)花子さん花子さん、いらっしゃいますか?(ガチャリ)」

 〜しーん〜

 炭治郎「誰もいない……」
 ???「こっちだよ」……
 炭治郎「うわぁぁぁぁあ!!!(バッと振り向いて)」
 
 花子「やあ、竈門。ここ宵宮の家だよ? 扉三回ノックしてたけど、もしかして…」
 炭治郎「叶えてほしい願いがあって!!叶えてくれるって聞いたんで!(ちょっと食い気味)」
 花子「ほー。でもここ、俺の活動領域外だしなぁ」
 炭治郎「そこをなんとか! お願いします!!ドーナツあげるんで!」

 花子「ふわぁぁぁぁ!!じゃ、名前知ってるけどもう一回名前と願いをどうぞ!」
 炭治郎「(ちょろい……)」

 ※花子くんの好きな物はドーナツ。。

 炭治郎「階級・《丙》竈門炭治郎です!」
 花子「ふんふん、カマドね。知ってるけど。で、願いは?」

 炭治郎「妹を人間に戻してください!!」
 花子「え、えー——っと、つまりあれかな、『変身』の願い事ってことでいいのかな」

 炭治郎「いえ! 変身とかそういう甘い世界じゃないので!!(キッパリ)」
 花子「あ、そう。。で、でも俺初心者だからぁ……」
 炭治郎「妹は朝日も浴びれない身体でして、是非とも人間に戻してほしいのです!」
 花子「話、聞いてないね…」

 〜禰豆子、炭治郎の背負い箱から出てきて〜

 禰豆子「ムームー……」

 炭治郎「禰豆子、人間に戻りたいよな?」
 禰豆子「ムームー」

 炭治郎「戻りたいんだよな!?」
 禰豆子「ムームー」

 炭治郎「戻りたいよね?」
 禰豆子「ムームー」


 花子「反応が一緒だと何とも言えないね。ひとまず、願いは分かった。やってみる。
    で、竈門は俺に何を差し出すの?」

 寧々『大事なものと引き換えに』

 炭治郎「………えーっと……」
 花子「お代は体で支払ってもらうけど」
 炭治郎「ちょっと待って、考え中……」

 

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 炭治郎「俺の頭の傷と引き換えに、妹を人間に戻してください!」



 ※その後、禰豆子はちょっとだけ人間に戻った(話せるようになった)
  炭治郎の頭からは額の傷が消えた。。。