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二次創作小説(紙ほか)
- Re: とある一般人の取扱説明書【改】 ( No.3 )
- 日時: 2020/05/19 22:28
- 名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)
後日、弥勒の家に常塚千寿と水瀬萬がやってきた。とりあえず二人を中に上がらせた。
「で、どうしたの?二人とも」
千寿は萬の方に目を向けた。彼は何やら目を泳がせている。
「…すまなかった」
小さく彼はそう言った。風紀委員の人間だと思い込み弥勒に襲い掛かったらしい。そもそも
風紀委員は腕章を付けている。
「…?」
萬は首を傾げた。目の前に麦茶が置かれる。
「ん?って顔してるけど。一応、客なんだからゆっくりしていきなよ。私あんまり怒って無いし」
弥勒はそう言って勧めた。萬はそのコップに口を付けた。萬と千寿が帰る。
萬が座っていたところに小さな紙袋が置いてあった。弥勒への贈り物のようだ。
中身はネックレスだった。
帰り道、萬が珍しく自分から声を出す。
「千寿は…弥勒とどういう関係なんだ?」
「どういうって…幼馴染みたいな感じだ。昔さ、虐めから助けてやったんだぜ」
「…!」
躑躅森弥勒、昔までは控えめで内気すぎる性格から虐めを受けていた。そこで声を掛けたのが
常塚千寿だった。
「クソッ、どうしていつの間にか身長がアイツより低くなったんだ…」
「(身長の事、気にしてる)」
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