二次創作小説(紙ほか)

Re: 東方青巫女 ( No.2 )
日時: 2020/05/22 08:28
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

「迷子になってた少女?」


私は頭に「?」ばかりが浮かぶ。

幻想入りしたのなら…迷子になるなら仕方ないけど…


「その少女は隣の部屋に居るんですけど…」

私の前に居るのは稗田阿求。(ヒエダノアキュウ)
稗田家は「幻想郷の書記」という役割があって…


今は「迷子になった少女が居る」と聞いて阿求の家に来た。


「…ここが問題なんです」
「え?」

阿求は真剣な目でこちらを見る。


「少女は「れい」とずっと言ってたらしいんです。少女を助けた人たちは霊夢さんと何か関係あるんじゃないかって」
「……??」

私の知り合い?
居たっけ…?


「…少女のとこに行ってみましょうか」
「え…ええ」



***************
「失礼します…あら」
私は隙間から部屋を覗く。

…まだ少女は寝ているようだ。

「…あら?」

私の目に入りこんできたのは、私と色違いのリボンだった。

「…何で…」

少女はエリにリボンを着けていた。

(柄も同じ……)


「気になりますよね」
「あ…うん」
「同じ物を持ってるってことは知り合いなのか、はたまた偶然なのか…」


阿求も同じことを考えていたようだ。


「んあ?」

「あら…お目覚めですか?」
「!」


少女は目を覚ますとキョロキョロと辺りを見ると、じっと私を見ていた。


「お…ねぇ…ちゃん」


「…は?」
「え?」


少女はポロポロと涙を溢す。


私の事を「お姉ちゃん」と呼んで…



「いや、知らない!」
「……え?」