二次創作小説(紙ほか)
- 【undertale】undertrip(自作AU) ( No.12 )
- 日時: 2020/06/07 01:09
- 名前: キンポウゲ (ID: FNIh4XK9)
第9話 僕は落ちて来たのか…
フリスク目線
ヒューッ
フリスク「アーッ」
ボスッ
フリスク「イッタ!」
こ、後頭部ぶつけた、痛い…。
でも、よくあの高さから頭打ったくらいだけで済んだな。
あ
フリスク「は、花が…」
金色の花がクッション代わりになってくれたみたい。
ありがとう、そしてごめんね、痛かったよね。
すぐに僕は花畑から降りて、心の中で謝る。
…で、
フリスク「ここ何処!?」
えーと、なんで僕落ちて来たんだ?
……………
思い出せない…。
ど、どうしよう、ここが何処だか分からないし、でもだからと言ってここにずっといるのも…。
…さ、先に進んでみるか…
一本道になっている道を、進んで行くと。
フリスク「…また花だ」
さっきと同じ、金色の花、でも、なんでか一輪しか咲いていない。
なんでなんだろうと思ってその花に近寄ってみると、
?「ハロー!僕はフラウィ、お花のフラウィさ!」
フリスク「うぇ!?」
待って!?花が喋り始めたよ!?怖いよ?
フラウィ「え、そこまで驚く?」
フリスク「驚くよ!花が喋ってるんだよ!?」
むしろ驚かない人何処にいるの!?
フラウィ「まぁ、驚かないでとりあえず聞いてよ、君はこの地下世界の新入りでしょ?」
フリスク「は、はぁ」
え、ここって結構人が来る場所なんですか?
フラウィ「それじゃあさぞかしどうすれば良いのか困ってるでしょ?」
フリスク「う、うん」
まぁ、確かにどうすれば良いのか良く分からないけど…
フラウィ「それなら僕が教えてあげるよ!」
フリスク「え!ホント!」
ここで何するか教えてくれるなら、なんでも教えて欲しいよ!、だって、僕帰りたいもん!。
フラウィ「それじゃあ良い?行くよ!」
フラウィが合図をすると、辺りは真っ暗になって、僕の周りには四角く白い枠で覆われた場所になった。
フリスク「うわ、何コレ」
フラウィ「そのハートが見えるかい?」
フリスク「僕の質問無視?」
良いけどさ
ハート、は、あこれか
僕の目の前に赤いハートがあった。
フラウィ「それは君の魂、君の存在そのものと言っても良い。最初はすごく弱い、けどLVをあげると段々強くなって行くんだ!」
フリスク「LV?何それ」
フラウィ「LVって言うのは、LOVE、つまり“愛”の事さ!」
え、LVって、LOVEって意味なんだ、なんかもっと別の物かなって思ったんだけど…
フラウィ「君もLOVEが欲しいでしょ?」
フリスク「うん!」
まぁ、貰える物は貰っておきたい、よね?
フラウィ「それじゃ、ちょっと待ってね」
彼は片目を瞑ると、白いタネ、みたいな物を出してきた。
フラウィ「LOVEはね、こんな風に、白くてちっちゃな……仲良しカプセルに入れてあげるんだよ!」
ん?一瞬考え混んでいた様な、気のせい?
フラウィ「さ、ここから投げ入れるからいっぱい、いーっぱい、拾ってね!」
フリスク「わーい!」
僕はその白いタネを拾おうとした
けど
「待って!」
フリスク「え?」
声が聞こえた時は遅かった
バシッ
フリスク「イッタっ」
白いタネに触れると、体中が痛くなった。
フラウィ「フフフ、バカだね、この世界はな、殺すか殺されるかさ!」
そんな、騙されてたのか…。
僕に白いタネ、いや、弾幕って言った方が良いのかな、それが周りを囲った。
あぁ、僕死んじゃうのかな?
あれ?
全然攻撃がこない。
反射的に瞑ってしまった目を、ゆっくりと開けると。
驚いた様な顔をしたフラウィが目の前にいた、それも「これは予想外」みたいな顔で。
そしたら、フラウィの隣から、火の玉が出てきて
あっけなく吹っ飛ばされていった。
?「情けないわね、罪もない子供を虐めるなんて」
フリスク「う!?」
またなんか新しいのが!?ひ、羊?ヤギ?
?「あぁ、怖がらないでも大丈夫よ。私はトリエル、この遺跡の管理人をしています。」
トリエルさんの話を聞くと、ここに人間が落ちて来たのは久しぶりなんだって。
それで、これから遺跡を案内してくれるみたい。
…信じて、大丈夫かな?
そう疑問に思っていながら進んで行くと
「さっきはごめんな、まさか伝わるとは思わなかったから」
ん?誰?
僕の後ろから少し視線を感じた。
もしかして、声の持ち主?
でも、その視線は消えてしまった。
声も聞こえなくなった。
一体誰だったんだろう
また疑問が増えてしまった。
ま、いっか。
フリスク「トリエルさんをとりあえず追わないとね」