二次創作小説(紙ほか)
- 【undertale】undertrip(自作AU) ( No.13 )
- 日時: 2020/06/06 14:31
- 名前: キンポウゲ (ID: FNIh4XK9)
第10話 手にブーブークッションって
フリスク目線
今、遺跡の外にいます。
遺跡にホントは居たかったけど、やっぱり家に帰らなきゃ行けないからと思って。
トリエルさんは僕に遺跡に居て欲しかったみたいだけど、家に帰りたいっていう気持ちが伝わったのか遺跡に出してくれた。
でも、ここを出たら遺跡には戻らないっていうことを約束した。
それに遺跡から出るとこの扉は動かなくなる一方通行だからね。
トリエルさんの為にも、アズゴアっていうモンスターにやられない様に頑張って家に帰らなきゃね。
でも、今現在その決意が壊れそうです。
理由は…
フリスク「寒い…」
遺跡から出たと思ったら、辺り一面雪かせの高い木ばかり。
僕の服半袖だから凄い寒い…。
フリスク「…おわっ」
あっぶな
足元に木の枝があってコケそうになった。
しっかり足元も見なくちゃね。
トコトコ
……………………
バキイイイィィィッ
フリスク「!」ビクッ
え何!?なんの音!?
なんか、後ろから音がなったのですが…
よし、後ろをゆっくり見てみよう。
クルッ
さっきコケそうになった大きい枝が真っ二つに割れてるのですが…。
何それ怖いよ!?さっきまで後ろに誰も居ませんでしたよね!?
僕は恐怖を感じて前に走って行く。
ザッザッ
待って、待って、僕の後ろに誰か居るんですが。
無我夢中に走って行くと
目の前に橋があった
ここを通って行けば!
ピタッ
え?
待って
体が動きません
なんで!?、橋を通ろうとしても体が動かないんですけど!?
ザッザッ
後ろから足音近づいてきますしー!
?「おい人間」
フリスク「は、ハイ!!?」
?「初めて会うのに、挨拶もなしか?こっちを向いて俺と握手しろ」
フリスク「わ、分かった…」
ゆっくり後ろを振り向くと、フードを深く被った誰かが、僕に向かって手を差し伸べる。
えーい!握手ぐらい大丈夫だろ!
ギュっ
ブブブーーーーッッ
フリスク「……え?」
?「ハハッ」
フリスク「ええ?」
?「手にブーブークッションを仕掛けて置いたんだ、お馴染みのギャグさ」
フリスク「ブーブークッション…」
そんな手の平サイズなんてあったのかよ。
?「それはそうと、アンタ人間だろ?」
フリスク「え、うん」
さっきとは全然印象が違う、もっと怖い系なのかなって思ったのに、今じゃなんかの漫才師みたい。
?「オイラはサンズ、スケルトンさ」
そうサンズと名乗ったモンスターは、フードを取る。
ホントだ、本当にスケルトンだ。
人間みたいに肉がついてなくって骨しかない。
フリスク「えーと、なんでサンズはここに?」
なんでこんな所にいるのか聞きたかった。
だって、ここは一本道。
この先は僕が出てきた遺跡の扉以外何もないから、ここに来るモンスターは居ない筈なんだけど
サンズ「オイラ、ここで人間が来ないか見張ってるんだよ。だからさっきでここに来てたんだ」
フリスク「え!人間を!?」
じゃ、じゃあ僕
サンズ「つっても、正直人間捕まえるとかはオイラにとってはどーでも良いんだけどな」
フリスク「そ、そうなんだ」
よ、良かったよぉ、あー、怖かったー。
サンズ「でもな、オイラの弟は“筋金入り”の人間ハンターなんだ」
……え?