二次創作小説(紙ほか)
- 【undertale】undertrip(自作AU) ( No.14 )
- 日時: 2020/06/07 01:53
- 名前: キンポウゲ (ID: FNIh4XK9)
第11話 仲良しなのか良く分からない
フリスク目線
……え?
フリスク「え、て、てことは、僕、ここに居たら」
捕まってしまうのでは!?
サンズ「あ、噂をすれば来たみたいだな」
噂をすればなんとやら、まさかこんな時に来るなんて…。
サンズ「まぁ、とりあえずここの橋通ろうぜ?弟のパピルスが作ったんだけどさ、意味ないよな」
あ、これサンズの弟が作ったんだ。
僕が先頭になって、橋を渡る。
うぅ、パピルスって一体どんな姿してるんだろ。
怖い見た目してるのかな?
サンズ「………、いるか?」
あ、名前聞いてなかった。
サンズが誰かを呼ぶと、見張り小屋から声が聞こえた。
?「もっちろんですとも、サボってたら怒られますもの。それはそうと、そろそろ来ますよ?パピルスが」
や、ヤバい、どうしよう…。
サンズ「そこにある丁度良さそうなランプの裏に隠れてな」
フリスク「え、ランプ…」
見張り小屋の隣を見ると、確かに丁度良さそうなランプがあった。
こ、こんなランプの裏なんかに隠れててバレないって、相当な天然じゃないと気づかれる様な…。
そう思いながら、ランプの後ろに隠れる。
すると奥の道から足音が聞こえて来て
?「サンズ!また仕事をサボってるのか!」
ちょっとだけ顔を出して見てみると
サンズよりも背が高いスケルトンがいた。
見つかったらタダじゃ済まなさそう…。
サンズ「よぉ、パピルス、丁度オイラそこにあるランプを見てたんだ。お前も見てみたらどうだ?」
サンズーーー!?
パピルス「そんな、暇は、ぬぁーーい!
人間が来たらどうするのだ!って言いながらサンズを叱っている。
うん、その人間が今ランプの裏に隠れてるよ、よく気がつかないね。
もしかしてパピルスって、案外天然?
そんな漫才みたいな会話を聞いていると、見張り小屋からも声が聞こえて来た。
?「まぁまぁ、兄貴だってこの先に人間が来ていないか確かめて来てくれたんですよ?少しは許してあげましょうよ」
パピルス「う、うーん、まぁ、別にいいけど…」
凄いな、さっきまで元気な声を出してたのが急に静まり帰ったよ。
サンズ「そうだぜ?パピルス。オイラだってこう見えて“トントン”拍子に働いてるんだぜ?スケルトンなだけに」ツクテーン
?「ブフッw」
…
凄い、トリエルさんみたいなダジャレ言ってるよ。
パピルス「寒っ!!」
うん、それは寒いって言ってもいいかもしれない、当たりだよパピルス。
サンズ「またまたー、顔が笑ってるぜ?」
笑ってたんかい!
パピルス「知ってる!悔しいけど!」
はぁ、とため息をついて1人でブツブツと呟いていると、また見張り小屋から声が。
?「パピルス、たまには休みましょう?」
それに便乗するかの様にサンズも
サンズ「そうだぜ?たまには休みも大切だぜ?」
「まぁ、それが」と言葉を続けると、2人は同時に
?、サンズ「本当の“ホネ休め”!なーんって!」ツクテーン
パピルス「ニェーーー!!(怒)」
寒いよ!?2人共!
パピルス「もう良いのだ!全くこれだから、にいちゃんとねぇちゃんは…、“骨”の髄まで怠け者だな!ニェッへッヘッへッ!」
そう言ってパピルスは来た道を戻って行った。
サンズ「…よし、もう出てきても良いぜ?」
フリスク「あ、あの、サンズ、ありがとう」
サンズ「それより、早く行かないとパピルスが戻って来るぜ?」
?「そうしたら、私達のキレッキレなギャグがまた炸裂しますよ?」
フリスク「あ、あはは、早めに先に進む様にするよ」
こんな寒い所であんな寒いギャグ言われたらたまったもんじゃない…。
?「でも、その前に」
見張り小屋から出てきたモンスターは顔が寒いのか、フードを被っていててどんな見た目しているのか分からなかったけど、何かを持って僕の体にかけてくれた。
?「これ、来ていないと風邪引きますよ?」
体にかけてくれのは上着だった、ちょっと大きめのサイズだけどあったかい。
フリスク「あ、ありがとう!」
?「いえいえ」
フリスク「そういえば、君はなんて名前なの?」
サンズがさっき言ってた様な気がするけど、聞いてなかったから。
「あ、そうでしたね」と今気がついたかの様にその子が言うと、フードを外して言った。
?「私の名前は黒雪。兄貴、つまりはサンズの妹であり、パピルスの姉です、こんな見た目していますがちゃんとしたモンスターです。よろしくお願いしますね」
フードの下にあった顔はとても綺麗な女の人だった。
モンスターと言ってくれなきゃ分からないくらいの人間の見た目をしていた。
でも、なんでか少し、哀しそうな目をしていた、口元もあまり笑っていない、癖なのだろうか。
フリスク「えーと、よろしく!黒雪、僕はフリスクって言うんだ!上着ありがとう!」
黒雪「いえ、寒そうだったので」
サンズ「さて、そろそろ行った方が良いんじゃないのか?」
フリスク「あ」
そうだ、そろそろ行かないとパピルス戻って来る!
フリスク「2人共、また会おうね!」
そう言って走って先へ進もうとした、けど、
サンズ「なぁ、少し良いか?」
その進行はサンズの言葉で止められてしまった。
フリスク「ん?なーに?」
サンズ「最近、パピルスがずっと落ち込んでいるんだ、あいつの夢は人間に会う事なんだ。だからさ、あいつにあってくれねぇか?」
「よろしく頼むぜ?」と言って僕とは反対方向で2人は歩いていく。
パピルスに、会って
確かに、最初パピルスを見ていない時はとても怖かったけど、見てみればそう怖くは見えなかった。
…少し、会ってみても大丈夫、かな?
大丈夫でしょ、サンズだって居るし。
そう心に言い聞かして、僕は先へと進んで行った。
(すいません、ここでNルート終わりです。次はNルート後になります。間が気になっていた人本当にごめんなさい…)