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二次創作小説(紙ほか)
- 【undertale】undertrip(自作AU) ( No.9 )
- 日時: 2020/06/04 19:08
- 名前: キンポウゲ (ID: FNIh4XK9)
第8話 博、士?
黒雪目線
サンズ「博士、呼ばれて来たがどうしたんだ?」
兄さんは博士の部屋に入ると、すぐにそれを聞いた。
声はいつもの冷静さを保っているけど、表情はそれと真反対で焦った顔をしていた。
ガスター「サンズ、瞬間移動で私と黒雪を連れてコアまで行ってくれるかい?」
サンズ「OK、分かったぜ」
兄さんは、博士と俺の肩に手を乗せて瞬間移動でコアまで連れて来てくれた。
黒雪「博士、一体コアで何するんだ?」
ガスター「あぁ、久しぶりに来たな、最近は研究ばっかで研究所から出なかったが、久しぶりに見てみると、とても私は凄い物を作ったんだね」
俺の言葉を無視して、博士は1人で辺りを見ながら喋っている。
兄さんと顔を見合わせて、首を傾げる。
ガスター「私は、サンズや黒雪、パピルスという子供が出来て、とても幸せだったな」
サンズ「何言ってんだよ、そんな事言うなんて博士らしくないぞ」
博士は少しその場で立ち止まった。
そして、俺達の方に体を向けると
ガスター「だって、私は自分自身で最初に作った所でいなくなるんだ、少しは私の幸せだった日々を振り返ったって良いだろう?」
そんな言葉が返って来た。
その言葉を一瞬で分かって行動出来たら、どれだけ良かったか。
博士は後ろへと倒れて行って
コアへと落ちて行った
兄さんはそれを見て少し固まってたけど、ハッとした顔をして博士が落ちて行った場所へと顔を覗かせる。
俺も兄さんの隣から覗いてみる
でも
もう、間に合わなかった
博士の姿は
見当たらなかった
俺は
そこで一瞬時が止まった様な感覚に囚われた。
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