二次創作小説(紙ほか)
- Re: スカーレット家の三姉妹 ( No.4 )
- 日時: 2020/06/18 22:30
- 名前: 祭凛 ゆき (ID: sDGCrs9v)
「どう言うことかしら?」
レミリアは冷静に答える
「申し遅れました。私は、お姉様達の妹、フレミア・スカーレットです」
フレミアと言う子がぺこりとお辞儀をする
「は?」
私達の……妹…?
てことは………
「あなたは、お母様とお父様の…」
「子供です」
フラミアが答える
そんな…もう子供は生まないと言ってたのに……
(あっ、)
「フレミア!あなたは、吸血鬼じゃないわよね!?」
レミリアが必死に問う
「はい、人間です」
「よ、良かった……」
また吸血鬼に生まれたら、私達みたいにされちゃうところだった……
てことは、普通の人間。新しい妹…?
「私は、お姉様の味方です。もう、こんな酷いことはやめてほしいと思っています…」
「フラミア…!」
やっと、やっと私達の味方ができた…!
「う、うぅ…」
レミリアが泣き崩れる
「お、お姉様!?」
「うぅ、うぅ…うわあぁん」
よほど嬉しいのか、涙が止まらない
「うわあああん」
レミリアが泣くのを見て、緊張がほぐれたのか、フランも泣き出す
「お、お姉様達!!?」
フレミアが困った顔をする
数分後
「…ごめんなさい。フラミア。つい、嬉しくって…」
レミリアがしょんぼりする
「いえ、大丈夫です。それぐらい、辛かったんですよね」
フラミアがにこっと笑う
「私、毎日ここにきます!本当は、お母様達に説得しなくてはいけないんですけど…」
「大丈夫よ。お母様に言ったら、何されるか分からない。私達の事は気にしないで?あなたが来てくれて、本当に嬉しかったわ。」
レミリアが微笑む
「私に妹…!私お姉ちゃん…!やったぁ!」
フランが飛び上がる
「そろそろ、行きますね。また後程来ます」
フレミアがドアへ向かう
「待って、フラミア。私達の事は、レミリアお姉様、フランお姉様と呼びなさい。どっちもお姉様だと、わかりにくいでしょう?」
「はい!」
〜おまけ〜
「あ、あと敬語は使わなくていいのよ?姉妹なんだから」
「は、はい!じゃなくて、分かった!!」
「それでいいのよ」