二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【ドラクエ、ペルソナ、妖ウォの】短編集っ! ( No.2 )
- 日時: 2020/09/15 17:27
- 名前: 楼乃 (ID: Z.IQkD1s)
妖怪ウォッチ
リュークの過去
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「見てみて。流れ星がいっぱいなのだ!」
そう言ったリュークは目を輝かせている。
横には同じ龍の子供・りゅーくんと龍神がいる。
「あ、ボクちょっとトイレ行ってくるのだ」
と言ったのはリュークの唯一の友達・リュリュであった。
「うん!行ってらっしゃいなのだ」
トトトト……
リュリュが走る音が聞こえる。
と、突然
ドゴォォォォン!
と音が聞こえ、リュークは気絶してしまった。
目を覚ますと家の姿は無かった。
周りは血まみれで、瓦礫だらけだ。
仲間の姿も見当たらない。
「ガォォォ…!」
鳴いてみるが返事がない。
…よくみると瓦礫の下に尻尾がみえる。
あの少し欠けた尻尾は…リュリュだ。
「そんなバカな…」と、リュークは思ったが、次の一言でその考えが覆される。
「…た、助けて…」と。
一瞬他の龍が放った言葉かと思ったが、周りにはリュリュとリュークしかいない。
…嫌でもそうと考えるしかなかった。
リュークはリュリュを助けようと三日三晩引っ張っていたが、体力の限界が近づいてくる。
四日目の朝、リュリュの体は冷えきっていて脈が無かった。
それを知っていたにも関わらずリュークはずっと死んだリュリュの横に倒れていた。
六日目でリュークも限界が来たみたいだ、身体を動かそうとしても動かない。
「もうここで死ぬのか…」
と、思ったその時あたりが光に包まれた。
最初リュークはお迎えが来たのと勘違いしていた
「龍の子供よ、もし命を絶つなら動かずにそこにいるがよい、まだ生きたいと思うのなら…オレの近くで働くなら延命してやるが…?」
現れたその人物は…暗黒神エンマだった。
今ここであったのは決まっていたかのようだった。
「……と、友達が…生きれなかった分まで…生きたい…!」
「そうか。ならオレについて来い」
動かなかった身体が自然に動きだしたのだった
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