二次創作小説(紙ほか)
- Re: 妖怪ウォッチ シャドウサイト もう一人の主人公 ( No.6 )
- 日時: 2020/10/03 22:47
- 名前: アリス (ID: xpnuu9/y)
どうもこんにちはアリスです。
・あくまで私の妄想です。
・初心者なので文章が下手くそです。
・誤字、脱字あります。
・設定とかもめちゃくちゃです。
・温かい目でご覧ください。
※これは前回の続きです。
まだ前回をご覧になっていない方はそちらをご覧ください。
私の名前はローズ・ミライア
クロハルト・ミライアの娘だ
なぜ私がここにいるのか
それは、家を脱走してきたのがきっかけだった
ヨーロッパのある豪邸
シンと静まり返った真夜中に私は特に足音も立てず長い長い廊下を走っていた
でもどんなに静かに走っていても廊下に並ぶたくさんのドアからいつ誰が出てくるのか分からないので油断はできない
やっと、やっとだ
ようやくこの家から解放される
私は内心ドキドキと嬉しさで溢れ返っていた
ここから出たら何をしようか
まずは学校に行って、友達作って…
そんな時、
ガタッ
どこからか物音がした
私は警戒する
タッタッタッ
誰が来る!?
どうしよう
辺りを見回したが隠れられる場所なんてない
「そろそろクロハルト様帰ってくる時間か、急がないと怒られる」
そう言って執事が通り過ぎる
とっさに天井に張り付いて隠れたが気付かれなかったみたい
それにしても、お父様がそろそろ帰ってくる
早くしないと
それ以降は誰とも会わずに家の庭まで来ることができた。
ダッダッダッ
すると一際大きな足音が近づいてきた
私は冷静にすぐ近くの高い木によじ登る
「ローズお嬢様?ローズお嬢様?」
チッ、私の侍女だ
部屋にいないのがバレたか
家の使用人の全員にバレるのも時間の問題だ
私はその侍女が行った後、背負っていた小さめのリュックから時計を取り出した
一風変わったその時計は妖怪ウォッチ
昔、顔も覚えていない人から貰ったもの
私は持っていた一枚のカードをかざしてこう言った
「召喚!我が友、うんがい鏡!」
ツルッ
「っ………」
勢い余って木の上から落ちる
ヤバい、頭から落ちる!
私はとっさに目を瞑る
ふわっと体が浮く感覚
何!?
ドンッ
そこで私は意識を失った
私はちゃんとうんがい鏡を召喚できたからここに居るのだろう
色々あったがそれよりも家から逃げ出せた
良かった
でも、追っ手はそのうち来るだろう
「大丈夫か?記憶がないんじゃ不便じゃろう」
ハッと我に返る
ここはおばばさんの家の一室
一応、この人が信用できるまでは記憶喪失ということにしておく
そうすれば、名前も、家も聞かれずに済む
ドタドタドタドタ
急に大きな足音が聞こえる
今度は誰だよ
「おばば!」
大きな声で部屋に入ってきたのは小太りの少年
「あっ、君は………」
少年は私を見ると驚いたよう
「こらっ!アキノリ、静かにせんか、困っておるじゃろ」
その少年、アキノリはそんなことも気にせず私に近づいてきた
私は思わず後ずさり
ん?
何か私はアキノリに不思議な感覚を覚える
なんだろう、こんな感覚初めてだ
私はその違和感の正体が分からずモヤモヤ
「俺、有星アキノリ。君、名前は?」
グイグイくるタイプの子だ
ちょっと苦手だなぁ
「アキノリ、話を聞け。その子は記憶喪失じゃ」
「えーー!まじ?大丈夫?」
アキノリは飛び退く
コロコロ表情が変わって面白いかも
「……………あの」
「すまないな、わしの孫のアキノリじゃよ」
お孫さん………
確かにちょっとおばばさんに似てる
「そうじゃ、探偵団のみんなで記憶の手掛かりを探したらどうじゃ?どうせ暇じゃろう」
探偵団?
「おばば、俺がいつも暇だと思ってるだろ」
「本当のことじゃろう」
二人は睨みあって
「分かったよ。記憶の手掛かり探せばいいんだろ。」
あ、アキノリ負けた
ど、どうしたら………
「行っておいで」
おばばさんは優しくうながしてくれる
「………はい」
私はアキノリの後を付いていく
思ったけどここの家、ずいぶん広いよね
さっきチラッっと見たら神社があったからここは神社なのかも
この広さでも私の家の方が大きいんだけどね
神社の離れのアキノリの自室らしき部屋に案内された
「ここでしばらく待っていてくれ」
部屋の中に入ると
ベッドに小さめのテーブル、本棚の漫画そして机の上には1台のパソコンが乗っていた
私はとりあえず靴を脱いでちょこんと座る
うーん、何をしてればいいんだろう
待っていてとは言われたが、暇だなぁ
そういえば私、荷物どこやったっけ
多分一緒にワープしたと思うけど
そんなことを考えていると、不意にドアが開いた
ガラガラガラ
「アキノリ、来たよ?」
最後まで読んでいただきありがとうございました