二次創作小説(紙ほか)
- Re: 妖怪ウォッチ! 紡ぐ日常 ( No.1 )
- 日時: 2021/11/25 20:18
- 名前: マシュマロ (ID: nEqByxTs)
【始まり】
外見、性格、能力共に普通...でありたい、平凡な少女。私は西園寺 桜。親の事情である県から桜第1小学校に転入してきた。
親は...サクラカンパニーという大企業のトップ。会長だ。母もサクラカンパニーの幹部であり、普通……とは程遠い両親である。
普通、平凡、平均。
私が目指す三大目標だ。
これまで、普通とは程遠い私だが、決定的に普通では無いことが1つある。いや、他のことも普通では無いのだが……。
それは、超能力が使える事だ。
気づいた頃から私は超能力が使えていた。超能力というのは、氷と風を操れる事だ。
物心ついた時からそれはあって、私にとっては普通だったのだけど、幼稚園に入ってからはそれはめっちゃ普通じゃないことに気づいた。
親からはその能力を人前に出さないために丸メガネを貰った。仕組みはよく分からないけどこの丸メガネは能力を制限することが出来るらしい。
それでも年々力は増してって、今では能力を弱める事しか出来ないけど、ないよりマシだ。
こんなハチャメチャで普通じゃない私だけど、この学校では普通!平均!平凡!を目標に掲げて行こうと思う。
内申点とかテストとかそういうのは本気でバンバン取りに行くけど!
とにもかくにもこんな私が主人公の物語どうぞ覗いてってください。
- Re: 妖怪ウォッチ! 紡ぐ日常 ( No.2 )
- 日時: 2021/11/25 20:13
- 名前: マシュマロ (ID: nEqByxTs)
「サクラちゃんは何が好きなの?」
休み時間。新たなクラスメート達が私を囲い質問攻め開始だ。
よく漫画とか小説では転校生は質問攻めされてたけど、本当だったんだ。
「え、ええっと普通...かな」
「何それ?」
「わ、私も...分かんない。」
「そっかぁ、ごめんね?」
申し訳ないことをしてしまった...
好きなこと普通ってなによ!もう!私のバカ!
「サクラちゃんはどこに住んでるの?」
「えっと、そよ風ヒルズだよ。」
「てことは、もしかしてお金持ち?」
「あっ、いや、そんなことなくて...
ふ、普通だよ!普通!」
「そ、そうなんだ。」
食い気味に話してしまった私に対して、質問してくれた子は少し引く。
こんなつもりじゃなかったのに...どうしよう...どうしよう...!
「サクラちゃんって、もしかして人付き合い苦手?」
うっ、その通りだ...
皆と明るく話すことが不得意で、いつもおどおどしてしまうのだ。
「えっと、あと」
「サクラちゃんってさ。変わった髪してるよね」
「えっ、あ、ふ、普通だよ!普通!」
私は慌てて訂正する。いや、訂正じゃない。『変わった』という言葉に反応してつい普通と連呼してしまった。
私の髪は青髪に髪先へ行くについて水色になっている。それに加え、黄色いメッシュがあり、かなり変わった髪型である。
「普通?この髪型で?」
「いやっ普通...じゃ...ない……かも…………」
私は慌てて訂正をするが、その子はふーんと言う。
この出来事が後に私に大変なことが降りかかるととは思いもよらなかった。