二次創作小説(紙ほか)
- 謎多き島! ミスト島と、ハムスター ( No.4 )
- 日時: 2022/05/04 07:50
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
(第1章 謎の島へ)
「…どう…工藤…」
「う…う~ん」
「お~やっと起きたか」
「あれ? 俺達どうしたんだっけ? 確か変な本を触ったら…」
と、コナンが言うと、平次が、
「どうやら、その島に来てしもたみたいやな」
と言うと、
「島に? じゃあここって、もしかして…」
「そ、謎の島に来てしもたみたいやな」
「出口は?」
「お前が気絶している間に調べたんやけど、どっこにも出口らしき物はなかったわ。こいついが言わな」
「?」
コナンが平次の右肩を見ると、そこにはハムスターのブルーサファイアがおり、クシクシと顔を洗っている姿がまたかわいい動物がいた。
「なんでこいつがココに?」
「さあな?いつの間にか、俺等を仲間やと思うてしもうとるみたいやな」
「これからどうする?」
「そりゃ出口を探さなな」
「…こうなったら、まず、この島の謎を解かなきゃだな」
と、コナンが立ち上がると、
「一応はな。ただ、気になってるんは、このレバーや。簡単に立てるっちゅう事は、何かのサインと思てええやろ。とにかく、今はこのレバーを順次立てていくしかあらへんな」
「だよな~ あ、服部、鉛筆やノートは?」
「ああ。一応もっとんぞ。カメラも」
「よし、これで謎が出来ても解く事は可能だ。とにかく、この島の謎を解かなきゃだな」
「おお」
「ご一緒して、いいかな?」
と、どこからともなく声がした。
「そらかまへんよ……て……え~~~~~~~~~~!!!!」
「いきなり大声出いきなり大声出すな~~~~~~~~~!!!」
と、そのハムスターも耳元で大声で怒鳴る。
「アンタの声もうるさいわ……ちゅうか、しゃべれたんか!?」
「まあな」
「で、この島に関しては、なんも知らんと?」
「そう言う事だ」
「ちょい生意気やの~ハム……」
と途中まで言った途端やっぱり噛まれた。
「ガブ!!」
「痛って~~~~~!!!」
「なにさらすんじゃこのねずみ~!!」
「生意気で悪かったな!」
このやりとりに、コナンは反対向いて、笑うのを必死にこらえていた。
そして、ようやく落ち着いたところで、この島の事を知る為に、レバーを全て立てて行った。
しかし、この島で難解に直面した。
それは、この島の時計塔の時間が分からず、ボタンを押しても反応しない為、押しに行けないのだ。
「今の所、押せるのはここまでか」
「ああ。ヒントがあるとしたら……」
「あのデカい建物ぐらいだな。山のてっぺんに何かあるとすると、あの建物を通って行くしかねえからな」
そして、皆がライブラリーに入り、ざっと見渡すと、有るのは、この島の地図と、何かの壁画の様な物が2つ。そして、赤い紙と隣に置かれた本と、青い紙と本が置かれている物。そいて、暖炉らしき物だった。
所がココでまた難解に直面した。
ここはコナンの高さでは届かないのだ。
「あ~くそ~…工藤新一の姿なら届くのに~」
「なら、こうしてやろうか?コナン君」
と、平次が軽いノリで言うと、コナンを抱きかかえた。
まず彼等が注目したのは、赤と青の紙と本だった。
「なあ、工藤、お前どっちにする?」
「どっちって言われても…同じ本と紙が1つずつ。となると、まずは1つ1つ当たっていくしかないだろう?」
「そらそうやろうな」
「ほな、まず青い方からいこか」
「ああ」
と、平次は青い紙を持ちあげると、それは、勝手に、本の中に吸い込まれた。
「な、なんや!?」
と、平次は驚き、その本を開いてみると、酷い砂嵐で、その中に1人の男が映っており、こう言った。
「シーラス……お前なんだろう?シーラース。ここから助けてくれ、青いページを持ってきてくれ……」
という言葉で終わってしまった。
「青いページ?」
「となると、どこか別の場所にも、同じページってのが有るはずだけど……ん?なんだこの絵服部、悪いけど、持ちあげてくれ」
と、平次がコナンを持ち上げると、そこには、本棚が下がった様な絵が有った。
「なんや?この絵」
「……」
コナンは不思議に思いつつ、絵を触ってみると、、
「ヴォン」
と不気味な音鳴らして回り。
「ガコンガコンと音をたてながら、本棚が下がって階段の様になり、奥へ通れるようになった。
「本檀の奥に道……?」
「! ひょっとしたら、これが関係あるんちゃうか?」
と、平次が、島の地図に近づくと、
「ブーン」
という音と共に、山の頂上に有った部分が点滅した。
そして、よく見ると、自分達が上げたレバーの部分が反応している。
「なるほどな。俺等が起こしたレバーはこいつに反応させる為に有った、ちゅう事は、なにかがあるはずや」
と、彼が、点滅している部分を掴むと白いレバーらしきものが現れ、途中で赤くなっている事に気付いた。
「! 服部、そのきの小屋の所で止めてくれ」
「え? あ、ああこれか?」
と、平次が止めると、
「ガココココ!!!」
と、奥から響くような音が聞こえた。
「なんや今の音」
「こっちだ!」
「あ、コラ工藤急ぎ過ぎやって!」
「と、彼はかけ出すと、案の定、上へ上がれるエレベーターが有った。」
「やっぱりな。となると、この上には」
と、コナンがボタンを押そうとすると、平次はとっさに扉を閉めた。
すると、周りが暗くなり、エレベーターが動き出す。
「上か」
「このエレベータとあの地図…なんか隠れとんな。この島に」
「ああ。で、そいつは何かわからねえけど、何故空から本が落ちて来たかって事だ。これが解けなきゃ謎は成立しない……普段なら、灰原か高木刑事に頼むんだけど……」
と、彼が電話を見せると、圏外になっていた。
「こっちも圏外やな」
と、2人が見ていると、あのハムスターが手に登って来た。
「ちょちょ、くすぐったいっちゅうねん。と、平次がバタバタすると、そのハムスターは、ちょこちょこと嬉しそうに走り回る。
まるで平次をからかっているかの様に。
で、これをまたも目にしてコナンは、その様子を動画で撮影した。
そうこうしている内に、エレベーターが2階に着いた。
「ほな、どっから調べる?」
「とにかく、何かが映っているのは確かだ。服部が動かした時、線が赤くなったんだよな?」
「ああ。そら間違いないわ」
「となると」
コナンが梯子を上って行くと、そこには巨大な木が見えた。
「あの木か。なあ服部。お前俺が気絶している間、ここを調べたって言ってたよな?」
「ああ。まあ、単純に見て回った程度やけど」
「あの木は調べたのか?」
「ああ。なんやエライデカいな~おもてて、ログハウス入ってもボイラー室と金庫くらいしかなかったで」
「ハ~。この様子だと、何所にも手掛かりは…」
「あったで工藤、裏側や!」
「裏?」
「コナンが来てみると、確かにそこには、3つの数字が書いてあった。
「これは、何かの鍵の数字か?」
「恐らく、あのログハウスの金庫の暗証番号やな。ほな行ってみよか」
「ああ」
と、2人が帰って来ると、入り口が閉まっていた。
「あれ? 入口が閉まってる?」
「多分これやろな」
と、平次が別の絵に触れると、本棚が元通りになり、入り口が開いた。
「よっしゃ行くぜ!」
こうして彼等の大冒険の幕が上がった