二次創作小説(紙ほか)
- (第4章 全てが機械? なぞのメカニック時代) ( No.7 )
- 日時: 2022/05/04 07:57
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
ライブラリーに帰って来た平次とコナンは、ページをアクナーの本の上に置くと、またもや話しかけて来るのだが、今度はシーラスの悪口を言い出した。
あいつは殺人を犯したとか、その他にも色々やっているとか。
それを聞いた2人は、アクナーに対して、不信感を抱きだし、それと、ストーシップで見つけたのをチャネルウッド時代で見つけた紙を合わせてみると、何かがあるというのも書いてあった。つまり、残っているのは、時計塔の側のスイッチのみ。
だが、殆ど謎が解けていない以上、しばらくは従うしかないという事になり、とりあえず、次は船着き場から見えた、ギアに行く事にした。
平次が地図でそこを操作し、タワーに上がって、ヒントを得ると、2人は早速時計塔に行き、時間を合わせて橋が浮かび上がって来て、そこを渡ると、平次は素早く、そこのレバーをONにして、時計塔に入った。
その中には、奇妙な装置があり、真ん中にあるのは、3つの横倒しになった0と書かれたギアに左右にはレバーとその奥にもレバーがあり、右奥には鎖らしき物が有った。
「なんや?これ」
「要するに、これを数字通りに合わせろって事なんじゃないか?」
とコナンが言うと、平次は、とりあえず、右のレバーを下げると、ギアが回転し、さらに続けて回すと、その数字になり、鎖が降りて来て、その装置に有ったギアが開いた。
「このギアて……まさか!」
「行ってみよう!」
と2人が走り出すと、思った通り、ギアが半分開いており、そこに一冊の本が有った。
「そんじゃ」
「レッツゴー!」
と、2人はメカニック時代に入った。
その世界はまた変わっており、一番目を引いたのが、真ん中にある建物だが、コナンはこれが、動くのではという可能性を見た。
何故なら、その中央のすぐそばには、回るようなレールが有ったからだ。
「なるほど。そう言う事か」
「あれ?服部?」
「おーい工藤入るで~」
「あ、わ、悪い悪い」
「お前1人何しとんねん」
と平次が言うと、コナンは、
「あ、いや、この時代ってどんな時代かな?って思って、アチコチ見てたんだよ」
「なるほど。探偵のサガっちゅうわけか」
「そう言うお前は何も感じねえのか?」
「十分感じとる。これ、回転するんやろ? ここについて、すぐ隣の島が見えたから、すぐにピンと来たで」
「やっぱりな。で、どっちに行くんだ?お前は」
「そうやな~ほな、またジャンケンで決めるか?」
と彼が言うと、コナンもやる気満々になる。
「おし!そうと決まれば、最初はグー! ジャンケンホイ!」
「よっしゃ~勝ったで~!」
「チェ!で、どっち行くんだ?俺右見てくる境お前は左な。で、部屋調べ終わったら、奥の方で合流や」
「OK」
と、2手に分かれて、2人はそれぞれ調べ出した。
まず、平次の方は、アクナーの部屋だった。真ん中にインテリアな椅子が置かれており、右側の線の書いてある所がへこんでおり、何かあるなと思った平次は、そこを触ると、やはり開いた。
「古い手使いような~アクナーって」
「まあ、確かにそうだが、こんな部屋を作って何所が楽しいんだ?」
「ハハハ。まあそうやな。え~っとお、有った有った。後は工藤と合流・・・ん?なんや檻みたいなんが有るけど……」
と、平次がレバーに触った瞬間、バチっと電流が流れ、思わずしりもちをついてしまった。
「あった~……」
と、彼は手を振っていると、リールがなにかを見つけた。
「おい。これはなんだ?」
「あ~ん?」
と、平次が近づいてみると、それは反応し、何かの回転装置になった。
「なんやこれ? 回転装置みたいやけど・・・」
と言っていると、それはまさしく回転装置その物だった。
平次は適当にそれをいじっていると、向こうからコナンの声がした。
「お~い服部~まだか~?」
「あ~スマンスマン今行くわ」
「なんか有ったのか?」
「ああ。オモロイもん見つけたわ」
「オモロイもん?」
と、コナンが来てみると、回転装置をいじろうにも高すぎて、コナンでは無理だった」
「あ~んとどかね~」
「ハハハ。やっぱアカンかったか」
「お前な~」
「それはそうと、後行く所ちゅうたら、あの真ん中ぐらいやろうけど。ん?なんやこのボタン。
と、平次がそれを押すと、
「ブーブー」
と音が鳴り響き、奥へ続く通路が下がって階段になり、どこかの装置が現れた。
「なんやあれ?」
「調べてみるか?」
「せやな」
と、2人は階段を下りていき、装置を見ると、それが何なのかすぐに分かった。
そして、作業を終えると、2人は階段の目に戻り、もう一度ボタンを押すと、
「ブーブー」
と言う音と共に元に戻った。
そして、2人の前には、エレベーターが有った。
早速乗り込んで、2階に行くが、これと言って、面白い物はなかった。
「なんもあらへんな~……ん? あれは……おい工藤。お前のメガネかなり遠いとこ見れるやろ?
「ああ。あれ見てみ?」
「ん? あれはレバー……もしかして、あの真ん中のボタンって」
「なるほど、そういう事かいな」
と、彼は納得し、真ん中のボタンを押して外に出ると、
「ピ、ピ、ピ。ピ」
と音がして、エレベータが閉まる、そこには、さっき平次が使ったのとまったく同じ物が出て来た。
「あ、これ!」
「ああ。さっき俺達がいじっていたのとまったく同じだった。
「ちゅう事は、さっきと同じようにすると……」
と、平次はレバーを引いて、大体の位置で止めると、
「プシュー」
と言うエアーの様な音が聞こえた。
これもさっき見た通りの音だった。
「これで、東に着いたな。降りるで、工藤」
「え? なんでわかったんだ?」
「実はさっき、アクナーの部屋で、これのシュミレーションが有ったんや。で、その通りにしたら、こうなった。つまり、あれは、シュミレーションやったちゅうわけや」
と、平次は真ん中のボタンを押して、エレベーターに戻し、1階に降り、2人が外に出てみると、やはり、そこは東の島だった。
「本当に回転してたんだ」
「何ビビっとんねん。ほら、行くで」
「あ、ああ」
と、コナンも付いて行き、東の島に出ると、そこで2つの絵を確認した。
「これやな。ほれ!」
「お、おい!!」
と、平次がいきなりコナンを抱え上げた。
「見えるか?工藤」
「あ、ああ。コナンは、パネルのイラストをなんとか描き、平次に見せた。
「お~。お前絵もうまかってんな」
「ほっとけ」
「ほな次は、あの北の島やな」
と言うと、コナンが、
「同じ方法で行くのか?」
と聞くと、平次は当たり前の様に言う。
「そうなるな。さて、今度の音を、シュミレーションで確認しょっか」
「アクナーの部屋に有った奴でか」
「ああ。その方が迷わんと済むやろ? 何なら、俺が持ちげ採るさかい、お前もやるか?」
「……わかった。やってみる!」
「よっしゃ、そうと決まれば、善は急げや」
と、平次はk難を横抱きにして、アクナーの部屋に行くと、シュミレーターの前に来た。
えっと、次は来ただから……上か……」
と、コナンが動力をいれ、北にすると、
「カン!」という甲高い音が聞こえた。
「よし、これが北の音だな」
「ほな、今度は本命を動かさんとな」
と、2人はさっきと同じ要領で、北の島に会わせると、外に出てパネルをゲットして、戻って来た。
だが、今度の西の島はなかった。
となれば、一番最初に着いたのは、南のしまで、そこで、いままでゲットしてきたパネルの絵を打ち込むだけだ。
だが、その前に、彼等は確認しておきたかった。
何もない西の島を
シュミレーレーターで、調べてみると、西は、
「チュリ」
と、鳥の鳴き声の様な音だった。
「確か、こっちは島がねえんだよな?」
「ああ。そうや。ほな、一気に南まで帰るか?」
「そうだな。アクナーも待ってると思うし」
と、2人は建物を南の島まで回すと、
「コン」
という音がした。
「着いたか?」
「多分な」
と、2人が外へ出てみると、無事に最初の島になっていた。
「よっしゃ!なってたぜ服部」
と、コナンは走り出し、パネルの絵を合わせて、赤いボタンを押すと、一部が階段になり、下にはMYSTへの接続書が有った。
「ほな、帰ろか」
「だな」
と、2人はライブラリーに戻って来た。