二次創作小説(紙ほか)
- ゲーン捕獲とキャサリンを救助! この世界から脱出せよ! ( No.6 )
- 日時: 2022/05/04 15:10
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
接続した先に有ったのは、さっき見た建物なのだが、ここからあちらに渡る手段がない。
「おい、どーすんだ? 服部。これじゃあ、この世界に来た意味がないじゃねえか」
「シャーナイやろ。まさかこうなっとるとは思わんかったし」
「とにかく、向こうへ渡る何かを探そう」
「せやな。ほな、俺はこっち行くから、工藤とリールはそっち頼むわ」
「ああ」
そして、離れたそのすぐ後、平次から連絡有った。
「どうした?服部、なんや変なもんが置いてあるもんがあるし、その周りはあの剣みたいな物がギョウサん刺さっとるねん」
「分かった。こっちもそっちへ行ってみるから、そこで待っとけよ」
「あん?なんで中に入ったアカンねや?」
「それが有るって事は、見張りがいる可能性が高い。つまり下手をすると、奴等に捕まっちまうて事だ」
「わかった。外で待つ」
と言って、平次は通信を切った。
そして、ほどなくしてコナン達が合流して、それに近づこうとした、まさにその時、後ろに2人の男がおり、2人は麻酔の塗られた吹き矢を撃たれ、眠らされた。
もちろんリールも
そして、しばらくして、コナンがうっすらと目を開けると、あの丸い球体に近づきつつあった。
其処は、外から見ると、ただの丸い球だったが、かなりの人が住んでおり、家からは煙が上がり、時折、いい匂いがしてくる。どうやら夕食の時間なのかもしれない。
そして、2人を担いでる男達は有る事を話し、平次とコナンは有る一室に閉じ込められた。
一方、その頃地上では、コナンと平次が本と一緒に消えた事で、大騒ぎになり、捜査が進められたが、その本の痕跡も、平次もコナンも居なくなってしまったのだ。
これには、流石に蘭も普通に振舞わなきゃと思い、園子が蘭と和葉を自分の家に泊め、携帯を2人は視るが、何の連絡も入ってなかった。
そして、こちらが電話をすると、全くつながらないのだ。
「蘭ちゃん……大丈夫?」
「う、うん……あいつに電話してるんだけど、どっちもダメみたい。
「ホンマに一瞬の事やったから……私が平次の手を咄嗟に掴もうとしたんやけど、間に合わへんかった……」
「和葉ちゃんのせいじゃないよ」
と、蘭が言うと、彼女の友人で鈴木財閥のご令嬢の鈴木園子が聞いて来た。
「ねえ。蘭、本当なの? そのおじさまの頭に本が降って来て、2人共消えちゃた話」
「うん。あの時、皆で何所を観光しようかって話になってて、何所が良いかな?って話していたら、突然お父さんにかなり分厚い、何かの専門書ぐらいの分厚い本だったわ」
「う~ん。あ、で、なんでガキンチョと平次君がいなくなっちゃったの?」
「それが、私にもサッパリ分からないの。まずコナン君が黒い部分い触れたら、服部君が触れて、その時、服部君は本の端っこを持っていて、それで一緒に消えちゃったの」
「う~ん……私そう言うの、専門じゃないんだけどな~」
「コナン君……新一もなんで電話に出ないのよ~」
と窓の外の星を見ているころ、その声が聞こえたかのように、コナンが目を覚ました。
「蘭!……夢か」
「ん?……あ! 服部……服部オイしっかりしろ」
と、コナンが揺するとようやく平次も目を開けた。
「工藤。無事やったんか」
「あ、ああ。それより、ここは?」
と、コナンが聞くと、リールが答えた。
「どうやらあの球体型の中らしいな。まさか球体の建物に、これほどの文明が進んでいるとは」
「なあ。だったら、その鍵を壊して、ここから出る事は出来ないか?」
「そんな事をしても、行く当てのない我々に何が出来る?」
「……」
2人が困っていると、
「ガチャリ」
と、鍵の開く音がした。
入って来たのは、女性の様だが、言葉が通じなかった。そして、女性はこちらに手を向ける。まるで、何かを待っていてくれと言いたげにして出ていった。
「何を置いてったんや……!」
「おい工藤これ!」
「牢獄の本じゃねえか! もう一つは……」
と、コナンが見てみると、それはキャサリンの日記で、アトラスに宛てようとした手紙が入っており、最後の方に、何かのコードキーが書かれていた。
「二つじゃ嵩張るな……服部。ワリィけど、牢獄の本は俺が持ってるから、この日記、お前が持っててくれ。いざゲーンを前にして、ゴソゴソするわけにはいかねえだろ?」
「確かにな。分かった」
「サンキュ!」
そして、そこへ、先ほどの女性が入って来て、今度は本らしきものと、窓の様な物をその本の上に置いて去って行った。
2人が近づいてみると、なんとそれは、ここに接続したときの接続書だったのだ。
「これで戻れる!」
「ああ。せよけど、その前に」
「ゲーンを捕らえる。これが一番だな」
「急いで帰られえと、流石に行方不明者扱いになっている事は確かだろうし」
「確かにな~。あの親父の事やから、何もせえへんとも限らんしな……」
「とにかく、今はあのドームを動かす事だ。そして、ゲーンの世界に行き、奴を捕らえる」
「わかってる。時間はそう長くねえ。行くぞ」
と、2人は元の場所に戻ると、走って行ってドアを開け、左の道に進むと、梯子が伸びて下りれるようになり、そこからトラムの呼び出しボタンを押すと、まずは平次が行き、受信したコナンが渡った。
ところが、さっきと様子が違う。
何と扉が閉まっていたのだ。
「お、おいちょ~待てここ閉められたら、中に……」
「ガゴオオオオオオ」
という音共に、扉が開き、あの映像に、ゲーンらしきに人間が映っていた。
「まだ近くにいるかもしれない。
「ああ。気いつけんとな」
そして、石の扉を上げ、進んで行って、途中の扉を開けてみるtが、誰もいなかった。
「誰もいない!」
「おっかしいな~俺等がつくまで3分程度しかあれへんのに~」
「とにかく今は急いでドームの接続書を起動させないと。
「そうやな」
改めて確認し合うと、2人はゲートルームへ向かい、橋が上になっている部分でストップし、階段を駆け上がらう。
ところが、今度はまた別の問題が出て来た。
なんと、1人ずつしか入れない仕組みになっていたのだ。
「あっちゃ~どないすんねん?これ」
と、平次が本気で困っていると、コナンは、これまで手に入れてきた情報のドームの位置にカラーボールを置き、黄色を除いて、全部入れ終わると、平次に、
「服部、そこにスライドできるものが有るはずだ。そいつを下げてくれ……」
と言うと、平次はスライドを下げると、機械が降りて来て、ロックされている状態になった。
「頼む!」
「うまくいけよ!」
と、2人が願いながらボタンを押すと、
「ドーン!!」
と爆発音の様な音がして、動力装置は稼働し始めた。
「よっしゃ~!」
「後はこれで」
「ゲーンを捕らえ、キャサリンを救出だな」
「ああ。行くで!」
そして、2人は、ドームに着くと、スライドきーを開けて、ドームを起動させると、やはり、接続書が使える用になっていた。
2人が黒い部分を見ると、そこはどう見ても、人が住めるような環境ではなかった。周りは岩だらけで、本当に凄まじい事になっていた。
「工藤、俺に考えが有るんや。恐らく、ゲーンは、俺等に先に接続させて、それから自分もっていう風にするやろう。せやから、離れんように、今の内に手を打っとかへんか?」
「確かにこれまでのゲーンの性格上、あり得ない話じゃないな。分かったって……いうか、俺とお前じゃ身長差が有り過ぎるぞ! チビな俺にそんな事出来るわけないだろ?」
「あ、いやそうやの~て……」
「落ち着けコナン。手はある。」
「え?」
要するに、繋いでおけば済む話、ゲーンは恐らく、情報でしか、我々の事を知らないだろう。つまり、怖くて平次のズボンの裾を持っていれば、単に怖がっている子供としかとられないという事になる」
「! そうか。相手はこちらがどう動くかを全く予想していない。つまり、俺が完全子供様に演じていれば」
「油断したゲーンは舐めてかかって来る可能性は高いっちゅう事やな」
「そうだ!私は、お前の服に隠れさせてもらう」
「わかったほな行くで!!」
そして、彼等が接続したのは、なんと檻の中だった。
「な、なんやねん。これ!」
「どうやら、相手を選ばないという事だな」
「でも、このままじゃ、ゲーンを……? これは」
と、コナンがボタンを押してみると、扉の方から、誰か来るのを感じたリールがすぐさま服の中に入って来た。
そして、彼等の望み通り、ゲーンが現れた。
「やあ、君達か。あちこっちでドームを開けたり、島中をウロウロしている者と言うのは……君達、名前は?」
「ぼ、僕江戸川コナンです……」
と、コナンはかなり怖がりの様に装って見せると、流石のゲーンはそれを信じ、次に服部の方を見る。
「君は?」
「服部平次や。で、このガキの面倒見てるもんや。こいつ頭はええねんけど、子供なんかしらんけど、人を怖がってし舞うんで俺が面倒見とるんや。オッサンの方は、なんでここにおるんや?」
「すると、ゲーンは机からタバコを持って吸い始めた。
「私はゲーンという。それも有る奴からよう聞いとる」
「アトラスからか」
「!」
「驚く事はないだろう?既に知っているはずだ。ちなみに私がどれだけ色んな事をしようとすると、皆は怖がり、逃げていく。そしてキャサリンはそれを利用して、引き入れようとしている」
「それがモエティか」
「ほう、そこまで知っていたのか」
「キャサリンさんの日記に書いて有ったんや」
「ほほう。つまり君達は、キャサリンを救出に来たという訳だね。では取引と行こう。君達は、ドニの本を持っているはずだ。あのアトラスの事だ。それくらい用意しているのだろう?」
「工藤あれを」
と、コナンは平次にそれを渡した。
「これや」
「ありがとう」
そして、ゲーンはページをパラパラとめくり始め、コナン達に緊張が走った。ど、その時ゲーンがこちらに近づいて来た。
「君がまず、接続してみてくれ」
と言った瞬間、皆は平次にしっかりと捕まり、本の中に入った。
そして、その時を待った。
すると、思った通り、彼は銃を持って、本を開き、こちらを見ている。
「こねえぞ」
「よほど用心深いんやな」
と、皆が緊張し始めたその時、ゲーンがこちらに接続し、彼等は本の外に出た。
「や、やったー!!」
「おっしゃ~!!」
「フッ。ゲーンらしくない最後だな」
とリールが言うと、平次は本を閉じて、コナンの鞄に戻した。
そして、彼の部屋を見て回ると、1つだけ、何やら、変なレバーの様な物が有った。
「なんだ?これ」
と、コナンが倒してみると、それはケージの開閉スイッチだった。
そして、その時、平次も何かを見つけた。
それは、ゲーンがこの世界でも、執筆しているのを知ったのだ。
「あのオッサン。まだ世界作りよったらしいの~」
「ああ。その為に、虫を殺し、木を伐採して、本の道具を集めていたんだ」
「かなり回数を失敗したようだからな」
そして、その時、コナンがこの世界の動力を入れると、下へのハシゴを見つけた。
「ん?ここ、まだ下が有るみたいだぜ」
「あ、ほんまや」
下りてみると、そこは、窓から外を一望できるが、決していい場所じゃない。何故ならここへ来たゲーンも、帽子とゴーグルと手袋をしていたからだ。
その時、コナンが、第2の島で見つけたのと、同じ物を見つけた。
「あれ?これは……」
と、ハンドルを回してみると、そこには、女性らしい人が映っていた。
だがやはり、言葉は通じず、すぐに終わってしまった。
そして、平次とリールは、ある物を見つけた。
リールは音のする不思議な球体と、平次の方はゲーンの日記だった。
「あのオッサン相当な悪やったらしいの~」
と、平次は半分あきれ顔になっていた。
そして、リールの方は、それが気になるのか、何回も同じ音を繰り返す、その球体で遊んでいた。
「おいリール。そろそろ行くで。はよキャサリンさんを助けたらんとな」
「あ、ああ。済まない。行くか」
と、リールはそう言って、平次の肩に登った。
そして、□マークが1つだけある島に、皆は接続し、第5の島にやって来た。
その場所は、まるで巨木を倒したような根っこに、小さな建物が有るだけだった。そう言えば書いて有ったな~どこぞの島の巨木倒したって」
「とにかく急ごう」
「ああ」
2人が階段を上がると、幸い誰もおらず、キャサリンを捕らえた牢獄まで一本道だったが、ここで難関が起きて、何をどうすれば、良いのか分からないのだ。
そこには、左にレバーの有る丸い装置に、三つの糸の付いた何かが有った。
「なんやこれ?」
と、平次が適当に触っていると、リールが思い出した。
「スマン。その装置に私を近づけてくれ!」
「あ、ああ」
と、平次が近づけると、彼は、覚えた音の後にレバーを左から右にやった。
すると、突然鉄格子が後ろに周り、ゆっくりと上昇し始めた。
「まさかあれがコードだったとはな」
「すげえ偶然」
「ホンマすごいの~偶然て」
と、2人言うと、パリパリとリールの体が放電し始める。
「あ~スマンスマン。冗談や冗談」
と言っていると家に、たどり着くと、すぐさまキャサリンが駆け寄って来て、こう言った。
「すぐに動かなければ、ゲーンの仲間が気付いたようだわ。モエティ達の所に一度戻って、もう一度仲間を集めるわ。本を見せて!」
「はい!」
そして、それをキャサリンは安堵しながら言った。
「やったわね。私達はもう、自由よ。ゲーンを捕まえたのね。でも仲間達が残っているわ。げーンがいなくなったらどうするかしら?まず、村の人々を安全な所へ誘導しなければ、あなたはテンプルアイランド。つまり、第1の島に戻って、もう一度裂け目を開けて頂戴。危険だけど、これしか方法はないわ!私も後でそちらへ向かうけど、待っていてはダメ!」
「忘れないで。入口のコードは私の日記よ。頑張って」
と、彼女はそれだけ言い、ドームのコードを知っていたらしく、すぐさまドームの回転音が聞こえた。
そして、平次達は、この後が大事だった。
自分達が本当にやって来た理由。
それは、自分達の世界へ帰る事だった。
「いよいよだな」
「あ~。長かったな~ホンマにどないしようかしら思たで」
「まあ、それももう終わりだ」
「だが、お前達の世界に戻れるとは限らないぞ?」
「「え?」」
「アトラスが言っていただろう?」
2人は思い出した。確かにあの時、言った。
これがうまく行ったらっと。
はたして、彼等は無事に帰る事が出来るのだろうか!?