二次創作小説(紙ほか)
- 心躍るしかけが一杯! 力の世界アマテリアへ ( No.2 )
- 日時: 2022/05/05 06:40
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
本から接続したコナンと平次は、その男を捕まえようとするが、相手も素早く、なかなか捕まらない。
そうこうしている内に、男は建物の中に入って鍵をかけてしまった。
「くっそ~!おい工藤!ボールとキックシューズじゃ」
「わかって、る……」
「待て」
「うわ! とっとと」
危うくリールを蹴り飛ばしそうになったコナンはなんとか体制を立て直した。
「下を見ろ」
「「下?」」
と、2人が下を見ると、明らかに道が続いている。
つまり、下から回れるという事だ。
「おっしゃ!下に行くで工藤!」
と、平次はいきなり走り出し、コナンも慌てて追いかける。
そして、この時、リールの新たな能力。「飛行」を使い、コナン達を追いかけた。
かなりの距離が有るというのに、2人共全く同じスピードで走っていた。
そして、ついに1階に着いた。
そいて、ノブをそっと手をかけると鍵が開いていた。
「鍵、開いてんぞ」
中に入ってみると、やはり、中へ続く道はそこは、鉄格子で阻まれていただ、レバーがすぐ近くに有った為、それを操作して簡単に開き、もう一つはリールが勝手に座って、下に開いた。
「リール! おま何時から!?」
「う~む3分前からだな」
「どないして付いて来たか聞きたいんやけど、今はあの男が先やな」
と、平次がコナンを抜きさると、エレベーターを見つけた彼は勝手にレバーで動かして、上に上がってしまった。
「アッチャー。たくあいつは……まあ確かに本を取り返さなきゃいけないからわかるけど……」
とコナンは若干呆れ気味になりながら、中を色々見て回ると、何やら振り子の様な物がたくさん置いてあり、まるで、それで何かを見つけて下さいと言いたげだ。
「こんなに集めて、何がしたいんだ?」
と、その時、ハンモックの上に本が一冊置かれているのに気づいた。
「ん?なんだこれ……!コナンは有る事に気付くと、以前リヴンで使っていた通信機を使い、彼に連絡を入れた。
「服部至急戻ってくれ。今の状態じゃ、中に入れない。けど、中に入る方法が見つかったんだ!」
「なんやと?」
それと、エレベーターを動かすのは、横にある緑色のボタンを押してくれ。
「あ、ああ」
平次がそれを押すと、エレベーターが1階に戻って来た。
そして、早速コナン説明を求めた。
「それで、どうするんや? これ」
「まずは、外側からエレベーターを上げておいて、問題は、その下に有ったんだ」
「下?」
「来てみろよ」
と、平次が梯子から下に降りると、コナンがあの本を渡した。その図面に沿って、そっちからの本の通りにするんだ」
「あ、ああ」
そして、数分で、エレベーターが完全に使えるかどうかを確認する為、2人は一旦上に出て、エレベータのレバーを下げると、エレベータは、戻って来た。
「これで、うまく言ってるといいけどな」
と、2人は乗り込み、平次がレバーを倒すと、今度は、エレベーターの枠がつかみ、向きを変えて上がっていく。
「向き変ったで」
「これで恐らく奴にあえるはずだ」
そして、上に着いてドアを開けると、丁度謎の男が真ん中の接続書で、何所かに接続するのが見えた。
「しまった!」
しかも悪い事に、箸は引っ込み接続書は、守られるように、籠の中に戻り、下へ沈んでしまった。
急いで扉を開けると、リールが偶然にも、さっきと同じ素材の紙を手に入れていた。
「コナン!これを」
「ん? あ、これ……同じ質……てことは、この日記と同じ物。つまり、同じ質で作られているって事は、まだ有るはずだ。どこかに必ず!」
「俺もそう思とる。多分、あの爺さんが巻いてったのは確かやな。他にもあるかもしれんし」
と、2人が話していると平次がボタンに気付いて押してみた。
すると、3つの窓の様な場所から光が天井に集中し、ホログラムになった。
そして、そこにはアトラスが映っていた。
「息子達よ。よくぞここまで来た。ここはジェナーニン。試練の世界だ。これからお前達に、ある試練を与えよう。この世界には、アマテリア、ヴォルタイク、エダーナの3つの世界が有る。それを全て解き明かし、そのしるしであるシンボルを手に入れて、そこの台の上に置くんだ。そうすれば、あらたな……」
と、別の人物が映るが、それはさっきの男だった。
「おいコイツ!」
「ああ。さっきの奴だ」
「元気かね?アトラス。久しぶりだな。もっともお前にとっては、ただの思い出としか残っていないだろうな~お前達達が帰った後に、お前の息子達が仕出かした事など、しるよしもない! 私はお前達家族が憎い!! 私だけでなく、私の時代も滅ぼした!! この付けは大きい。必ず復讐してやる! 覚悟しておけ!フフフフフハハハハハハハ」
と言うと、映像が消え、全ての窓が開いた。
この映像を見た2人は内心呆れた。
まさかあの2人がここでも問題を起こしていたとは気づかなかったのだ。
多分、あの紙にも、その事を書いてあえて、バラバラにして、何かしようとしているのが手に取るようにわかる。
「で、この後どうするんや?」
「三つの牙の世界に入り、シンボルを持ってこねえと、あの接続書に近づけない。とにかく、この部屋を調べてみよう」
というコナンの提案には、従うしかなかった。
それでなくても、分からない事だらけなので、調べるしかなかったのだ。
すると、平次が、窓の外に映っている、ある紋章に気付いた。
「もしかして、あれか? おい工藤ちょっと来てみ」
「どうした?」
「これ見てくれ……って悪い俺が抱えな無理やったな」
と、半笑いしながら、平次はコナンを抱き上げた。
すると、其れは、丸いようなシンボルだった。
「?これをどうしろって……ん?ハンドルとレバーか」
「悪い服部。お前がやってくれ。ハンドルが有るんじゃ、俺がいたら、よけいに邪魔になるだろ? おそらくこれは、何かを現してるとは思う。恐らく、どこかに、これと同じマークが有るはずだ。それを探してくれ」
「了解や!」
そして2~3分後、見事平次はシンボルをバッチりな状態にしたのを見て、コナンはそれをスマホで撮った。
そして、エレベーターまで戻ると、既に降ろしており、平次がドアと閂を外して、扉を開けると、さっきのシンボルマークが有る角に着くと、岩の突端に、梯子があったので、そこに行ってみると、レバーが2つあり、その上に樽の様な物があり、さらに橋はそのレバーで動かすという仕組みになっていた。
これを見たコナンは、大体の意図を察した。
そして、ものの数分で、平次と協力し、アマテリアへの鍵を開けたまでは良かったのだが、ここからが問題だった。
それは、あのアマテリアへのボールの位置をピッタリ会わせる必要が有ったのだ。これにはさすがに苦労したが、コナンのスマホと見比べてやり、真ん中のボタンを押すと、それはまた一か所に集まった。
すると、上から接続書を乗せた、何か金属の音がして、アマテリアへの接続書が完全に金属に入れられた状態ではるが、これで行ける様になった。
「よし、行くぜ!」
と、2人はアマテリアへ旅立った。そこに有るであろう謎に胸ときめかせながら。