二次創作小説(紙ほか)

自然との調和した世界エダーナで最後のシンボルを手に入れろ! ( No.5 )
日時: 2022/05/05 07:27
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

ヴォルタイクから帰って来た平次達は、早速そのシンボルを乗せ、読み込ませると、今度はフタが開いた。

後1つ終われば、あの時代に行く事が出来るのだ。

そう思う2人に、またあのサーヴェドロの映像が浮かび上がった。
「いかがかなアトラス?どうやら、レリーシャンの書をあきらめきれんと見えるな~はたしてそううまく行くかな? お前の日記を読んだよトマーナの日記。捨てられていた接続書を、この天文台の外で見つけた後になドニの事も全て読んだぞ。どうやってあの世界を再生した?、お前に本当にそんなが事ができるのか? ならばあんな事になってしまったナラヤンでも取り戻す事が出来るというのか? 俺は信じぬ! 業深い我らの血にまみれたこの手で、歴史を書き換える事等出来る訳が無い! さあ、紋章は後1つだ。ナラヤンを救ってみろ!」
と言って、映像が消えた。
「あいつ、俺等の事をアトラスやと思とるんか?」
「確かにな。恐らくレリーシャンの書をアトラスが書いていたのを知っていたのは間違いないんだけど、それにしては、俺達の事については、何も触れていない。つまりあいつは、俺達の事を知らないって事になるんじゃないかな?」
「確かにな」
「ここで考えててもらちがあかねえ。最後のシンボルを取りに行こう。リール台座を頼む。
「わかった!」
そして、リールが台座を出すと、コナンはその上に乗り、ピントとその他を合わせ、それをスマホで撮影した。
「よし行こう」
「ああ」
2人は梯子を下りると、左に向かって走り出した。

最後のシンボルを求めて。

そして、平次達は、まだ行っていない牙に来た。
だが、入り口まで橋が届いていない。
「後はこれをどうやって伸ばすかだけど……ん?梯子?」
「下りてみるか?」
「ああ」
「そして、2人が下りた先には、様々な植物が生え、面白い事に、耳の様な形をした植物が有った。
「なんやこれ? 耳みたいやの~」
と平次がそれで遊んでいると、本当に耳の様に橋の音や風の音が聞こえて来る。
「お~マジで聞こえるでこれ。工藤もしてみるか?」
「服部。遊びに来たわけじゃねえんだぞ」
「わかっとるって。あ、この梯子、続きがあるで」
と、平次が降りていていくと、コナンも後に続いた。

そして、ある場所に、何かが有るのを平次が見つけた。
「なんやコレ?」
と、屋根の部分を触ってみると、何か小さくて可愛らしい動物が顔だけ出すが、すぐに引っ込んでしまった。
「なんや今の?」
「何か言いたげだったけど……ん? なんだこれ?」
と、コナンがすぐ近くにある植物を触ると、それは、まるでスライムの様にペシャンとなった。

そして、平次が再びさっきの屋根を押すと、動物は嬉しそうに、ある植物の所に行って
「クイクイ」
という鳴き声で、それを膨らませて食べ始めた。
「!」
これを見たコナンは、有る事に気付いた。これとあれは、全く同じ物。だとすれば、コナンが耳シダに行って、動物の声を耳シダに流すと、結果は大成功で、ついにエダーナへの道が開けた。

そして、扉を開けると、これまでしてきたようにして、ボールが中央に来ると、エダーナへの接続書が降りて来た。
「これが最後や。これで全部そろたら、次はナラヤンやな
「ああ。だけど、サーヴェドロがいる。できれば、何をされたかを言えば、俺達も、シーラスとアクナーの事を、直接アトラスさんに、伝えるしかない。恐らく向こうは、アトラスさんのいる所にはいけないはずだ」
「せやな。ほな工藤一番最初に行き」
「ああ」
と、コナンが最初に接続し、続いて平次も接続してきた。

そして、彼等が降り立った時代エダーナは、自然を生かした物が殆どで、花がレンズになっているなど、面白い所が見えた。
そして、平次がその花を覗いて見ると、接続書が有った。
「あそこがゴール地点ちゅう事か」
「……他には、特に変わった物もないし、とりあえず、アチコチ見て回ろうぜ」
「せやな」
と、2人が進んで行くと、らせん状になっている植物が有った。
「これは、階段か?」
と、コナンが足を乗せた瞬間、なんとそれは階段ではなく、植物だったのだ。
「わわわうわ~ちょ、ちょっとうわ~」
とコナンが情けない声を出していると、平次も続いて上がって来た。
「しかも、思いっきり変な体制だったので、危うく転びそうになったが、平次は転ばなかった。
「こらオモロイな~」
「どこがだ!?」
「そな怒りなて工藤。ほら、行くで……ん?」
平次がふと見ると、下から大きな鳥が飛んできて、どこかに着陸した。
彼は、その鳥達を脅かさないように慎重に近づいて、レンズの入ったような花で、巣の中を見てみると、雛にエサを与えていた」
「へ~オモロイやんこれ。工藤も見てみるか?」
「そんなに面白い物なのか?」
と言いつつ、コナンは平次に支えられながら、見ると、確かに大自然に触れた感じは十分にあった。

しばらくすると、降りて、2人は先を目指した。すると、コナンが、水がいっぱいに溜まっている奇妙な植物を見つけた。

すると、巣から飛び立つ鳥が下へ向かって一直線に飛んで行った。
「エサを取りに行ったのか? にしてもこれ、なんだ?」
「おい工藤行くで」
「お、おお」
と、2人は一番上まで上がっていくと、大きく葉を広げた植物を見つけた。
「なんだこれ?」
と、コナンが触った次の瞬間、なんとその植物は、一気に折りたたまれた。
「な、なんだ?これ?……ん?あれは、ジェナーニンへの接続書。こんな所に有ったのか。
「ほかに特に、何もなさそうだな」
と、コナンが行こうとしたその時、
「おい工藤。オモロイモン見つけたで~」
と、平次が良い、彼を呼び寄せると、それは、見た目は大きなひまわりだが、それは後ろが開く様になっており、それを開けると、光が集中している。
「これのどこが面白いんだ?」
「色んなとこ、それで覗いていってみ」
「ああ。お前は視ないのか?」
「ある所で何があるか、大体わかったからのーお前には、そっちで見せた方が早いやろ思てな」
「?」
「とりあえず、コナンがその花でアチコチ照らしていくと、一か所だけ有る事が起きた。

なんと、さっきまで水をたっぷり含んでいたあの植物が破れ、大量の水が、皿のようになった植物に流れ込み、それを、植物が飲んでいくのが見え、徐々にそれはさっき上がって来た時の植物になった。
「そう言う事か」
「な? おもろかったやろ?」
「ああ。後はあの植物で何所へ行くかだな」
「ほな、行ってみよか」
「ああ」
と、コナンが先に足を乗せると、それはいきなり動き出し、平次もそれに続く。
だが、今度は下りだった為、かなり怖く感じた。

そして、どれくらい下りただろうか?

植物の最下層まで来てしまった。

そして、一歩踏み出した時、また日記を見つけた。
更に、電気で餌を食べている、奇妙な生物も見つけ、コナンと平次を楽しませた。
「そろそろ行くでー」
「あ、おお……ん? なんだ? これ」
と、植物のボタン部分に触れると、それは水を吸い込みさっきの生物ごと吸い込んでしまった。

しばらく歩き、橋を渡っていると、
凄まじい鳥の鳴き声が聞こえた。
しかもその声は、さっきエサを与えていた鳥の声だ。
「服部! 今の」
「ああ。行くで!」
と、2人は走りだし、植物のツルを押してみると、明るくなり、巻いていた植物を広げると、通れると思ったのだが、あの橋が邪魔をして動けない。

その時、平次は上にある何かを見つけた。
なんとそれは、かなり頑丈で、前の橋さえ、どうにかなれば、行けそうだ。
「くそ~あの橋さえどうにかなれば、先に進めるんやけど……」
と、平次が言った時、コナンは有る物を見つけた。
「あれは……服部、その空中ブランコみたいなのを貸してくれ」
「え?どこ行くんや?」
「良い作戦思いついた。まずは……よっと!」
と、コナンは隣まで飛び、上に有る木の実を1つ落とすと、少しだけずらして、奥に有った滑り台の様な物で、平次の元へ戻って来た。
「どないするつもりや?」
「まあ、見てなって」
と、彼が言ってしばらくすると、エダーナに来る時の鍵になったあの生物が出て来た」
「!なるほど。そう言う事か」
「そう言う事!」
と、コナンが仕掛けを作動ずると、その生物は、橋の上で声を出し、当然その声に反応して、お互いを支えられなくなり、下に落ちた。
「やったで! 工藤」
「そんじゃ! 後は」
と、平次とコナンは飛び、念の為、すぐ近くにある、ツタを道の様にしておいた。そして、明るくなった通路を通っていると、ウツボカズラに捕まった、鳥が、こちらを見ている。
それを見たコナンは言った」
「待ってろ。今助けてやるから」
「諦めたらあかんぞ!」
「この2人はちゃんと行動している。お前にもヒナがいる。必ず助け出す!」
と、今回はリールも必死だった。

道なりを進んで行くと、そこには、壁画の様な物が有ったが、大体誰がやったかは既に検討は着いているが、つい最近描いたばかりなのか、道具がそのまま残っていた。
「あいつ!自然を何だと思っているのだ!全くこれだから人間という奴……は?」
と、平次がリールをこついて黙らせると、さっきの植物と同じような物が有ったので、膨らませると、それと同時にエイまで一緒に来ていた。
それを見たコナンは、有る事を思い出した。
それは、サーヴェドロを追って、平次だけがエレベーターで上に行っている間に見つけた物だった。
偶然電気を使ったもので、電気のコードとウツボカズラをくっつけると、思いっきり口を開けたのだ。
この現象をコイツにやらせれば、あの鳥を救い出せるのではと。

だが、肝心なのはここからだ。
この場所は、日当たりが良くない。なんとかしてどこからか、日の光を入れなければ、意味がない。コナンが必死に考えていると、平次が面白い物を見つけた。
「おーい工藤。おもろいモン見つけたでー」
「おもろいもん? なんだよそれ?」
「いいからこっち来てみ」
と平次がコナンに見せたそれは、わずかな光を反射している花だった。
「うわ! なんだこれ」
「な。スゴイやろ?」
「! やったぜ服部。これを使えば、ウツボカズラを開ける!」
「お、おい工藤どういう事はや? それ」
「お前がサーヴェドロを追って行った後、俺は下に残って、色々触ったりしたんだ。その時見たんだよ。電気がウツボカズラに当たると、開くって言うのをな。
「あ!そうか。この反射してる奴を、順々にやっていったら」
「ああ。出来るかもしれない。さっき、一度やっただろ? ここへ降りてくる途中の水を溜めこんで太陽の熱で、破裂した花を。だから、これにもそれと同じような現象を起こせる。まずは、その調整からだ」
「よっしゃ!」
そして、2人の動きは早かった。
すぐさまエイをウツボカズラの真下に流し、光を集めるあの花を合わせる。
そして、全ての反射する花をセットした。
「おーい工藤。ええか~」
「よし! OKだ!」
「ほないくで~!」
と、平次は反射するその花をある部分に合わせると、反射するその花は、順々に光り、ついにあの花に達した。

そいて、花があの時の様に破裂すると、エイは思いっきりウツボカズラの下で電気を起こした。

すると、コナンの読み通り、口が開くと鳥は逃げて行った。
「やったぜ!」
「これで。先に行けるな」
「ああ。あ、そうだ。日記、見つけたんだけど、お前も持ってるか?」
「あ~そう言えば、まちまちになっとたな。ここ終わったら、合わせてみいひんか?」
「そうだな」
と、その時、彼は有る事を思い出した。

それは、偶然森に隠れててわかりずらかったが、サーヴェドロのホログラムが映っていた。
だが、今回は、なぜか憔悴している彼が映っていた。
「朝、目を覚ますと、俺はタームラの顔が思い出せなくなっていた。私は彼女を必死で、思いだそうとするが、どうあっても、思い出す事が出来なかった……しかし無理だ。彼女はもういない」

これを見たコナンは、平次に後で説明するつもりだった。
その映像を見た2人は、改めて、サーヴェドロのがああなってしまった彼が、なんだか可哀そうに見えた。
「シーラスとアクナーが、こんあ酷い事……」
「どうする? 工藤。この事は……」
「アトラスさんに伝える。もうあの2人はいないから」
「せやな。これからイーシャを育てなあかんからな」
「ああ。それより、先へ急ごうぜ」
と、2人は改めて、下に降りると、かなり暗くなっていた。
「さて、これからどうする?」
「これだけ暗いと、何所に何があるか分からねえからな~とりあえず、光の有る所に行こうぜ」
「せやな」
と、彼等は、光に通じる道に出た。
すると、そこにはさっき使ったあの花が有った。
そして、平次はそれをいじると、花らしき物から、ピョコっと何かが立った。
「なんやあれ。なんか花から立ちよった」
「花か……とりあえず、途中まで戻ってみようぜ」
「お、おう」
と、コナンが戻ると、途中から道が分かれていた
そして、こちらにも、同じような花が有ったが、こちらは果肉が潰されていて、さらに虫がたくさん集まっていた。
「これは……! こっちの花と同じ。と言う事は……」
「あの虫を移動させれば、何かがが起こるっちゅうわけか」
「そうだなって! お前いつの間に!」
「さっきからや。ホンマお前は推理しだすと周りが見えんようになるな~」
と、嫌味ったらしくいう平次に、
「ほっとけ!」
と言うが、今はそれを言っている時ではない。
「とりあえず、まずは、ここの光を塞がないとな」
と、コナンが言うと、平次は有る事を思い出した。
「ちゅう事は、あの植物が有るはずや」
「あの植物?」
「ほら、一番最初の頃、覚えとるか?あの水を溜める時に触ってた奴」
それは、一番上に有った葉っぱを広げて光を塞いだり縮めて光りを届く様にしたりする事を思い出した。
「ああ、あの時は、確か、縮めて光を……!」
「な、分かったやろ」
「ああ。とにかくまずは、光を遮ろう」
と、2人は走り出すと、光が入ってきている所に、光を遮る植物が有った。
「こいつをこうして」
と、コナンは、その植物を触り、花を大きく広げさせた。

一報平次は、光がなくなったのを確認してから、考えていた。後は虫を向こうに渡らせるには、どうしたらいいか。
と、その時、リールが有る物に気が付いた。

それは、一見すると、クッションにも見える植物だったが、それをどうすれば良いか分からないでいると、何の気なしに、リールがそれに触れると、突然中心部が膨らみ、ガスの様な物を発生させると、虫達はさっき平次が動かした花の所へ行き、それを開かせた。
彼が覗きに行ってみると、やはりそれは膨らんでおり、かなり大きな果肉が有った。
「使えそうやな」
「どうした?服部」
「見てみ、あの花」
「ん?……あ!あの花って確か」
「そうや。とりあえず、調べてみる価値は、有りそうやで」
という平次にコナンは、
「まずはあの中に入らねえとな」
と、2人は入口らしき物を探したが、それはアッサリ見つかるが、問題が1つ有った。入り口が小さいのだ。
これではコナンは入る事が出来ても、平次が入れそうにない。
「まずいな。工藤は入れても、俺が入られへんし……」
と、困っている所へ、リールが姿がを見せた。
「そうでもなさそうだぞ」
「え?リール!お前どこ行っとったんや?」
「どうやって入るか調べていた。

「それより、そこ有る奴の日記を回収しろ」
「あ、ああ」
と、コナンが回収し、コナンが先に入って、行くと、リールも続き、平次は、果肉の下にいた。
「こんな所からどうやって入るんや?」
と、平次が言っていると、上からサスペンダーが下ろされた。
「あ、そういうわけか」
と、平次がサスペンダーを掴むと、ボタンを押して上がり、無事にコナン達と合流出来た。
「ほんで、こっからはどうするんや?」
「俺の推理どうりなら、恐らく」
と、上に有った太い枝らしきものを引っ張ると、何かの胞子と共に、
「ブオーン」
と少し高い音が聞こえた。

すると、あの鳥が入って来て、枝を掴むと、平次達ごと足で掴んで飛び立った。
そして、平次達はエダーナの正体を知った。
「俺等、あの柱みたいな中におったんか」
「ああ。そして、独自に進化を遂げる様に書いたんだ。本当にすごいよ。アトラスさんは。さあ、ここで決めようぜ、もうすぐシンボルが手に入る。
「となると、全てのシンボルが揃って、ナラヤンに行ける」
「それであいつがアッサリ本を返すかどうかってとこやな」
これにはコナンも同意見だった。
「ああ。あの様子では、すんなり返してはくれないだろうな」
「俺の意見にも耳を傾けそうにないな」
「あのな……ハムスターの言葉なんぞ聞くわけないやろが」
と言っていると、いきなり巣の近くに降ろされ子供達の姿が間近で見えた。
「かわええの~」
と平次は、楽しげだ」
「こら坊主、そろそろ行くぞ」
「あ、ああ。あ、ちょっと待って!」
と、平次は親鳥とヒナの様子を携帯で撮影した。
「よし、このくらいやな。で、どっからおり……わ~!」
「お、おい服部!」
なんと平次は巣からずり落ち、まるで滑り台の用な所を滑って行くと、そこには、最後のシンボルが有った。

そして、いつものように、シンボルが描かれ、平次達の手に渡った。
「これが最後のシンボル」
「そして、ナラヤンへ入る鍵。一体どんな所なんだ」
「とにかく、それを持って帰るぞ。幸い、接続書は、もう目の前だ」
「わかってるがなリール。ほな、行こか」

そして、彼等は、エダーナからジェナーニンに帰った。

最後の1つのシンボルを、認識された時、彼等が目にするであろうナラヤンが、どんな世界かに、心躍らせながらも、サーヴェドロからレリーシャンの書を奪い返す事が出来るのか!?