二次創作小説(紙ほか)

(第15章 閉じられた世界! 音光とエインガーヘイトレイドと ( No.17 )
日時: 2022/05/08 15:36
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

 その頃音光は、弱虫と言われた事が相当聞いたらしく、まるで八つ当たりするかのように、モンスターを片付けて行く。
「私が弱虫なんて、なんて失礼な奴! 私やる時はちゃんとやるわよ!」
と、彼女は剣術だけ出も相当アップし、他のモンスターなんて敵ではなかった。
「よっくもこの私を~~~~無視してくれたわね~~~~~~~!!!」
と、凄まじい怒りのオーラには、ダークネスクイーンすら引きつった
「に、人間とは、怒ると、ここまでスゴイ物、なのか?」
「まあ、確かにしずかも怒ると、怖い思いをした事はあるな。1度だけだが」
と、エインガーヘイトレイドも引きつる。

しかし、2人だけでは、彼女を支配する事は出来なかった。
「チィ! よりよってあいつを失うとは!」
「フン! ならば、俺が行こう。剣はダメでもこっち有る」
と、出して来たのは銃だった。
「あなた、そんなパワーも持っていらしたんですね」
「まあな。でも、人間達はその特技を認めようとはしなかった。おかしい奴だと言ってのけて、悪い部分だけ見られていた。もう、俺は、あの時の俺じゃない!」
と、彼の目が赤く光ると、背中から蝙蝠の羽が出て来た。

彼女と闘うつもりなのだ。
その手には、銃を持ち、本気モードで行くつもりなのだ。

そしてついに闘いが始まった。
銃と剣では、殆ど意味がない思われがちだが、どちたも引かない!」
そして、音光は剣で銃をはじき返し、彼はそれでも銃に拘った。

何故なら、彼にはこれしか武器がないからだ。

それを見たダークネスクイーンは、大丈夫なのかちょっと心配になった。

その頃、ドラえもん達は、道具で作った家のなかで、その白い子の様子を見ていると、ようやく目覚めた。
「う、うう……誰? 僕は、誰なの? ここはどこ? 狭いよ」
と言うと、ドラえもんは、その子を大事そうに抱き上げた。
「君の事なんだけど、どうして外に出たの?」
「……僕が、邪魔だから。僕は、居ちゃいけない存在だから。だから、追い出された。僕の居場所は何所にもないんだ……ホントにいて良い場所……ホントに有るなら教えて! 僕は何所にいれば良いの?」
「だ、大丈夫。この戦いが終われば、君は自由になれる。僕達が保証する! ね。だから君は個々はここにいて。しずかちゃんはこの子を頼む」
「はい!」
「あ、あの? ぼ、僕は……」
と、スネ夫が遠慮がちに言うが、ドラエモンズ達は何も言わずに出て行ってしまった。

そして、その時、現実世界が揺れ、幻想と現実世界の穴あが広がりつつあった。
この事を知った、アミラル達は、最終手段に入るしかなかった。

これを使えば、現実世界と幻想世界の穴が閉じ、現実世界は元に戻す事はできず、とにかく今は穴を塞ぐしかなかった。
「穴は魔法で開ける。でも、これ以上広がると、2つの世界は消滅してしまう。許せ。二つの世界よ!」
と、トリガーを引くと、その穴の中央に、宝石が現れ、現実世界と幻想世界の穴が閉じた。
「チィ! 奴等目!」
と、ダークネスクイーンが言うと、彼は言った。
「こんな事で、俺が封じれるとでも思っているのか? 本当にバカな奴等だ。俺のパワーが、そんな物で押さえられると思ったのか!? 俺の事を、バカにする為に!!」
と、エインガーヘイトレイドは、その名の通り、怒りと憎しみで、強制的にゲートをぶち壊した。
「フフフフフこれでもう、俺達を縛るものは何もない! 俺達はもう自由だ!!」
と、更にパワーが増した彼の力に、音光が困っていると、そこへ、ドラえもんズが来てくれた。
「ドラえもんズ全員集合!」
「あ、アンタ仲間いたの?」
「まあね。紹介は、この戦いが終わってからだ。この戦いが終わらないと、全てが消えてしまう。それだけは、絶対に止めないといけない!」
「うん!」
「ウオオオオオオオオオオオオ!!!」
と、彼が突っ込んでくると、音光も負け時と突っ込んでいく。

そして、決着がついた。

勝ったのは音光だった。
だが、なんとか急所は外れたが、重傷を負うも、無事に倒す事が出来た。
そして、そいつは消えた。

なんと、音光が倒したのは、エインガーヘイトレイドの分身体だったのだ。
「な、なんて卑劣な! この子は一生懸命頑張ったんだぞ! 何て事をするんだ!!」
「フン! 青ダヌキめが、まだ分かっていないようだな。もう現実世界は破壊され、後は、この幻想世界を俺が支配してやる。

これでもう、どっちの世界も我等が支配する事になるのだ。
「フフフフフフハハハハハハハハ」
と、彼は笑い、ダークネスクイーンも、
「ウフフ。私は地上を支配するのです。
もう、何所の国がどうなろうと、こちらの知った事ではないわ。人間なんて居たらダメなのよ。あいつ等がいるから滅びるの」
「違う!!」
と、ドラえもんが前に出る。
現実世界は人間の世界だ! 今すぐ元に戻せ!!」
「フフフそれは無理な話ね。もうジャイアンとか言う奴は、商店の息子。楽しそうにやっているではないか。なのに、スネ夫と来れば、まだ逃げる事しか考えていないバカだ! だから雇い主に捨てられて、また途方に暮れている。もう。親はいない。彼は永遠に彷徨い続けるだろう。フフフ。さ~て彼は今どうしてるかしら?」
あなた達にも見捨てられた彼は」
と、ダークネスクイーンがモニターを付けると、彼はまだ中にいたが、まだ足の鎖が取れておらず、どうして良いか分からなくなった。そもそもどうしてこんな目に遭わなければならないのかも分かっておらず、自分がやった事に関してまるっきり反省していなかったのだ。
「スネ夫の奴! 全然反省していない!」
「そう。こいつは、自分が何をしてこうなったかもわかっていないわ。だから、こういう奴には、お・し・お・きをするのが鉄則でしょ?
「嫌なら良いのよ。私がやってあげるわ」
と言うと、彼女は姿を消し、スネ夫の前に現れた。
「う、うわ~!! あ~~~~~~んママー!!」
「あ~ら。ちょっと都合が悪くなっただけでそんなに泣くなんて、これで大人になったら、どうなるのかしらね。見物だわ。フフフフフ。教えてあげましょうか? あなたのご両親が今どうなっているのかを」
と、いきなりモニターが付くと、そこには、変わり果てた地上の様子が映し出され、小っちゃく建てられた、裁判所と書かれた建物に皆が集まり、そこでは、骨川家のしつけや勉強の方面などで言い争っていた。
「ぼぼ、僕は会社で忙しいんだ」
「こっちもおうちのお世話で忙しいザマス。スネちゃまはちゃんとお勉強をしているザマス!」
と、2人が言い合っていると、この世界でようやく使える様になったモニターを移すと、そこには、スネ夫の今まで隠していたスネ夫のクラスメイトの個人情報が全て有り、使えそうな奴、そうでない奴とが分けられて、保存されていた。
「これだけの証拠物件んが有るんですよ。それでもお認めになりませんか? 今回のこの一連の騒動の原因は、のび太君じゃなくて、彼に有ります! もはやこれは、少年法には入りません! れっきとした犯罪行為だ! よって、彼は見つけ次第逮捕! その上に裁判所でしっかりと厳しく調べさせてもらいます。いくら彼が、少年法を出して来ても、通じないぐらいにね!」
と言われたところでモニターが切れた。
「そ、そそそんな~酷いよこんなの! ぼぼ僕はただ、情報が欲しかっただけなんだ! ただただ面白い情報が欲しかったんだ。の、のび太の事を暴露したのは、成績が学校1のバカだから、それを思い知らせて、ちゃんと勉強させようとしただけなんだよ! ほ、ホント。これホント。ね? 
と、皆を見ると、怒りの色で、自分を見ている。

そして、たまらずスネ夫は逃げ出すが、新しい服も何も用意してもらえず、白い薄着の服に足に鎖をはめられたため、思うように走るという行為が出来ず、彼はすっかり地形が変わってしまった地上に出ると、そこはもう、幻想世界の様になり、もう、町も皆草で覆われて、町と言う町が全てそうなっていた。

そしてその時、
「いたぞー!」
という声に彼はドキっとした。

明らかに自分を捜していると思ったのだ。

そして案の定で、スネ夫は捕まり、鎖を付けられ、大形犬の小屋に閉じ込められた。
「コラー! 僕は犬じゃないぞ! なんでこんな事するんだー!! ママー! パパー!」
と、彼は騒ぐと、そこへやって来たのは大きな幻想生物だった。
「! ま、まさか……ぼ僕は餌じゃないぞ! ち近づくな! あっちいけ、シ、シ」
とスネ夫はなんとか追っ払おうとしたその時、小さな女の子がやって来た。
「マティちゃん。だめよそんなの食べちゃ!。ほら、あなたのはこっちよ」
「そうだ。ね、ねえお嬢ちゃん。お名前は?」
「え? 何これ?」
「あ、ぼ、僕スネ夫……あの、ここは……」
「パパ。小屋に変なのが居るの! 怖いよ~!」
と言っていると、その家に家主がやってくると、スネ夫を見て、すぐにどういう事か分かった。
「どうやらどこから~逃げたようだな。ちゃんとした所に出さないとな~」
「あ、あの、ぼ、僕は……」
「お前、スネ夫か!?
「え? な、なんで知って……まさか」
「千恵美、タクシーの準備を。こいつを裁判所に連行だ!」
と言うと、家主はスネ夫の口をガムテープで縛り、目も塞いですぐさまタクシーに乗せようとした時、なんとその車はドラえもんの道具で出した物だが、皆はスネ夫に対してはホントに冷たく、何もしてくれなかった。
やっと小屋から出されても目のガムテは取ってもらえても、口のガムテは外そうとしなかった。

スネ夫は泣きたいのに、泣く事すら、赦されない状態になり、もう世界中の骨川に関する情報は全て開示され、下部も大暴落し、恐らく明日には一文無しだ。
もう、スネ夫は死ぬ事すら考えた。

自分が、ちょっとやった遊びのせいで、こんな事になるなんて、夢にも思っていなかったのだ。

顔写真も既に地上にも幻想世界にも公表され、スネ夫はもうどっちの世界でも生きる事を許されなかった。
もう彼は、生きるという事自体が犯罪と同じ扱いになってしまったのだった。
ドラえもん達にも、全ての者達にも嫌われた。本当に1人ボッチになった……