二次創作小説(紙ほか)

(第21章 魔王を取り込んだ、ダークネスクイーン!) ( No.23 )
日時: 2022/05/08 16:39
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

 ダークネスクイーンのパワーはすさまじく、魔王ですら、恐怖を感じる程で、さっきまで魔王と闘っていた皆もビックリするほどだった。

ドラえもんは必死の説得を続けてみたが、彼女のマイナスぱわーはすごく。まるでのび太が女になったようだった。
「フフフフフ。これで終わると、本気で思っているの?」
と言って、彼女は指をパチンと鳴らすと、現実世界にいたはずのスネ夫をこっちの世界に出現させた。
「スネ夫!」
「こいつが、今回の事件の発端人で有る事は、ここにいる全員が知っている。私の大切な人を1人ボッチになり、その過程で、私は生まれた。こいつを殺し、その後でこの世界主消し去ってやるわ。もう、地上は暗黒世界その物。もうここにも未練はないわ!」
「だ、だからちょっと待ってってば。たしかに今回の事件を起こしたのはスネ夫だけど、だからって、関係のない人を巻き込むのは良くない! こいつはこっちでちゃんと反省させ……うわ!!」
「反省だと? フン! 反省だけならだれでもできる。この者は、何が有ろうと、絶対に赦さない!!」
と、また闇の力が飛ぶ! しかもさっきより威力が増している。
「た、大変だ! あれがここに当たったら、消えてしまう。え、えーと……有った。ビックライト! エルマタドーラ。頼む!!」
「おうよ!」
と、彼を大きくさせると、ヒラリマントで押し返そうとするが、クイーンの威力はすさまじく、後ろを下がっていくと、キッドも巨大化し、空気大砲を撃って、ようやくやめさせた。
「フウ。サンキュウキッド」
「ヘヘヘ」
「おのれ……おのれ……」
と、またパワーが上がっていく!
「どこにそんな力が有るんだ! 凄すぎる」
「大変!」
と、理沙が言うと、みんなが集まる。
「あいつ、現実世界の何所からか、パワーを集めてる。まずはそれを壊さないと、永遠に彼女は消えないわ!」
「え~!? で、でも入口は閉めたはずなのにどうやって!?」
「そこまでは分からないけど、どこからか、パワーを得ているのは確かよ」
「でも、僕達じゃ、現実世界には帰れないし~」
と、皆が困っていると、ようやく彼等の待ち人が来た。
「あ! 来た~! アミラルさん! あれ?その2人は?」
「紹介しよう。同僚のレイ・ミルイシャと、ルナアダ・ミルだ。今回の件で来てもらった。暗黒関係に関しては、彼女等の方が適任だ」
「あ、そうだ。実はあのダークネスクーンは、現実世界のどこからかパワーを貰っているみたいなんです。それを壊さないと、彼女は……」
「ゴチャゴチャと……くたばるがいい!!と、暗黒のパワーの最大の力で滅ぼそうとしていると、、レイがバリアで押さえこみ、ルナアダが、暗黒の闘気を逆流させた!
「何!?」
と、慌てて彼女は避けるが、それでもかなりのパワーだった。
「私の技を跳ね返すなんて。どういう事!? 何故そうまでして、私の思いを踏みにじる!?」
と言うと、ドラえもんは、悟りヘルメットをかぶった。
すると、心の声が聞こえて来る
「もう、誰も許さない! 許さない! これ以上やるなら、本気でこの世界を消してやる!! 今までは、あの方はそれはいけない事だと教わって来たけれど、もうあの人もいない。私の思いを受け止める者は誰もいない。皆、み~んな……」
と、悟りヘルメットからでも、彼女の凄まじい怒りを感じた。
「な、なんでそんなに怒るんだ! これはおかしい。恐らく何かが地上に有るとしか思えない……カウンセリングノート。ダークネスクイーンの心を開く!」
と書くが、カウンセリングノート本体が、
「ブブー!」
と言う音共にバツ印が出た。
「え~そ、そんな……どうなっちゃってるの!?」
するとキッドが、
「一旦地上に行こうぜ。理沙、体の調子は?」
「大丈夫。さっき薬飲んだから」
「よし、行こう!」
と、アミラルの側に皆が集まると、彼の側に魔方陣が現れ、地上へ向かった。

すると地上は、あんなにキレイだったはずが、暗黒の空間となって、全ての者が死に絶えていた。
「お、おかしい。あののび太君がここまでするなんて! やっぱり何か有るんだ! 理沙ちゃんちょっと貸して。え~っと……あ、有った。
底席検査針ー!!これをこうすると、この針が直接教えてくれる。
と、みんなが針の示す方向へタケコプターで飛ぶと、その場所は、のび太の大好きな裏山が有り、なんとダークネスパワーはそこから来ていたのだ。
「まさかここから来ていたなんて」
「けどよ。変じゃねえか? ここ、やっこさんにとっては、一番大好きだった場所だろ? それがなんでこうなったんだ?」
という豊に、皆が確かな疑問を持った。
普通大事な物は大事に使うはずなのに、どうしてこんな事をしたかがわかっていない。
だが、まずはこれを消し去らなけば、意味がないのだ。
「行くぞ皆!」
「おう!」
「僕等の友情の光よ。この邪悪な物を消し去れ~!!!」
と、彼等が言うと、その光は強く、しずかも加わり、その手には、いつの間にやら杖が握られていた。
「分かった! シャイニングリルレーショーン!」
そして、祐也も誓った。この暗黒を消し去りたい。美しい自然の中にいたい。
と願った。

すると、彼の体が光りだし、全ての光りが集まり、その手には光の銃が握られていた。
「これを、僕が? この闇を消し去る。最後の、力。そうだ。こんな物。この世に有っちゃいけないんだ!」
と、彼が言うと、中の先端から光りが入り、発射準備が整った。光よ! 闇の力を永遠に消せ! シャイニング、デストロイブラスター!」
と、そのちからはすさまじく、それは根本から破壊し、跡形もなくなってしまった。

そして、理沙が見ると、ダークネスクイーンのパワーの根元は断ち切った。
これで彼女はもう、あれほどのパワーは出せないはずだと、皆が幻想世界へ戻ると、いつの間にやら、魔王対ダークネスクイーンの闘いになっていた。

流石の魔王も気付いたのだ。
彼女を生かして置けば、自分も死ぬと。

そして、2人の闘いは互角どころか、魔王の方が追い詰められていた。
だが、もうあれほどの巨大なパワーの源は断ち切ったから、もうパワーを出せないと思っていたが、彼女の力はそれだけではなく、これまで受けて来た屈辱や悲しさ、悔しさに有った。実は彼女は、確かにエインガーヘイトレイドから生まれた者だが、生み出す為には元になる者がいるのだ。つまり、彼の中に入ったその憎しみの中に一番強い憎しみがあり、その憎しみの心が彼を上回っていたのだ。
「もうやめるんだ! 何を考えているんだ! キレイだった現実世界までメチャクチャにして! 更にのび太君を操ってあんな事を指せて! 何がしたいんだ!!」
「この世界の全ての破壊だ―――――――――!!」
と、彼女に流れる過去。それがさらに憎しみを増して攻撃してくる。

すると、キッドが、
「皆行こうぜ! 俺達の友情伝説であいつから悪い奴をぶっ壊すんだ!」
「おう!」
「親友テレカ―!! 我等ドラえもんズ!!」
とその中にドラミも混ざり、それはすさまじく巨大な空気砲を作りだし、キッドがそれを撃つと、彼女を巻き込んだ。
「どうだ! これなら、あいつも無事じゃすまねえ……」
「私の何がどうですって?」
「ナニ!?」
と、キッドが後ろを見ると、彼女がいたのだ。

しかも服も変わっている・

そして、キッドをからかうように指を下に向けると、高い場所だとわかり、
「高いとこ怖い~~~~~」
と言い出し、彼女はそんなキッドを見ると、言った
「落ちなさい!」
と言うと、彼は地上に落ちそうな所をドラメッドに助けられた。
「フイ~サンキュウ~」
「それにしても親友テレカが効かないなんて。一体なんでだ!?」
と、皆が不思議に思っていると、ダークネスクイーンは、額が光り、紋章が変化した。
「そう。この世界も終わりね。これ以上邪魔をするというのであれば、皆分かっているわよね~。最も……」
「グオアアアアアアアアア」
と、彼女は魔王の力を全て取り込み、更にパワーアップしたのだ。

そして、彼女の手には、ねじれた棒の中に、黒い宝石のついた杖が出現した。
「ど、どうなってるんだ?」
と、皆がビックリしていると、豊も、
「オイオイ。チートにしては、かなりやりすぎじゃないか!?これ」
「一体どうしてあんな風になったの?
と、美穂が言うと、音光も剣を見ると、また白く光った。
「光ってる……そうね。これで終われないよね! 私達で決めなくちゃ! この世界も、私達の世界も救われない!」
その一言で、皆の武器も光輝き、しずかと出木杉も立ち上がり祐也も覚悟を決めた。
「これが最後の戦いになる。いや、しなきゃならねんだ。こうなったら、とことんやるまでだ!!」
豊の杖にひかり宿り、皆も同じ思いである事を証明すると、次々と光りだし、しずかと出木杉は、2人の手が合わさると、そこから新しい力を得た、杖が出現した。
それは、まっすにのび、途中で分かれてまたくっ付いて、その中央部には宝石があり、それが光っていた。

そして、祐也の方には小さな光の剣が有った。
「行こう皆。これが最後の戦いだよ!! これで、皆の恩を返したい。僕は、闇の力に絶対に負けない! だから剣よ力を貸して!」
すると、皆もその光と同等の願いを言うと、何故か親友テレカも黄金ではなく、白く光り出しだのだ。
「これで決める!」
「そんな物で、魔王の力を手に入れた私に、勝てる物か~!!!」
と、彼女は怒りのままに技を出すが、それは、なんとぜんぶ光の壁にさえぎられた!
「バカな! 何故だ!? 何故ここまでする。何故そこまでしてちっぽけな事をする。ありえない理解不能! お前達はもう、消え去れ~~~~~~~~~~~~!!!!!!」
と、さっきより、倍近く有る玉を堕とすと、それが途中で止まり、破壊された。
「な、なんだと!?」
それは、ルナアダと、レイの仕業だった。

元から、暗黒や闇関連の勉強をし、それを封ずる力をあ実力で手に入れた2人にとっては何ともなかった。
そして、その間、皆の方も、準備は整った。

これが最後の戦いになった。