二次創作小説(紙ほか)
- (第8章 オーブ攻防戦スタート。謎の巨大ドラゴンと戦うZ戦士 ( No.11 )
- 日時: 2022/06/06 19:55
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
そして、ついに闘いは始まってしまった。
「オーブ側からの攻撃、始まりました。アッシュ、グーン、ディン、バビ、グフ」
「そんな大量にオーブに来たら、市民はひとたまりもないぞ! オーブ政府は何をしているんだ」
と、カガリがイライラしている頃、オーブ国防本部でも、同じ様な状態だった。
と、そこへKYな回答をした、ユウナが入って来た。
「あ~あ~も~。なんで撃って来るんだ!? いないってちゃんと言ったのに!」
と言うと、将校の1人が言った。
「うそだとわかっているからですよ。政府はなぜ、あんなバカげた回答したんですか?」
「だ、だって前にAAの時は、すんなり……」
「あの時とは、何もかもが違います!」
と言われて、皆を見ると、かなりの怒りを込めていた。
「あ~も~ウルサイ! ほら、こっちも防衛体制に入るんだ! オーブ艦隊出動、迎撃開始! MS隊発進。奴等の横暴を許すな!」
と、ようやくオーブも防衛体制を敷くが、全てが遅すぎて、かなりの被害が出てしまい、兵士達が、安全な方へ誘導していると、オーブVSザフトはザフト側にあり、主力期のアストレイと変形飛行隊ムラサメがどうにかしようとするが、全然追いつかない。
そして、この状況にカガリは、
「艦長、スカイグラスパーを貸してくれ。我々だけでも、オーブを守りたいんだ」
と、行った時、キサカ一佐とエリカ・シモンズが入って来た。
「その為のウズミ様の遺言を伝えに来たの。こうなる事の為に、用意してある物が有るの」
「え?」
そして、そこへ来たカガリは、エリカの指示に従い埃をかぶってない部分を読むと、
「ガコン」
という音共に、大きな扉が開くと、一気に電気が点き、そこには黄金のMSが1機あった。
そして、音声が流れる。
「カガリ。もし貴君が力を欲する日来れば、その願いに答え、私はお前にこれを送ろう。だが、本音を言えば、このMSが永遠に見慣れず済む事だが、そうも言っていられない時来れば守る為の剣、今こそ取り、市民達と共に、幸せに生きろ。カガリ」
なんと、これは、ウズミが極秘裏に開発していたのだ。
そして、その愛に触れ、思わず、カガリは崩れ落ち、涙した。
「カガリ。暁に乗るか?」
「暁……うん!」
そして、システムを立ち上げた篝は、タケミカヅチ搭載機のムラサメと共に、兵士を分けて、国防本部へ向かった。
その時、ユウナが、
「カガリ! カガリー! ああ、やっと来てくれたんだね。マイハニー。ありがとう! 僕の女神~。指揮官は僕。この僕だよ~」
と、さっきまでの勢いは何所へやらと皆が呆れていると、カガリが問う。
「ユウナ。私をオーブの娘と、国家主席と認めるか?」
「もちろん、もちろん、もちのろ~ん。僕にはちゃ~んとわかるさ~彼女は本物だ~」
という声に、全員がひっくり返るが、次の言葉で、皆が立ち直った。
「ならその権限に置いて命ずる。将校達よただちにユウナ・ロマ・セイランを逮捕。拘束せよ!」
「え?」
「命令により。拘束させていただきます!」
「え? ギャ!」
と、将校からパンチが飛び、彼は吹っ飛んだ。
そして、状況がオーブ側に変わったその時だった。
AAに、ハウメア山の地底温度が送られてきた。
「え? 何これ?」
「どうしたの?」
「ハウメア山内部の温度急速に上昇中。このままでは……爆発します!!」
「なんですって?」
と、マリューがびっくりしていると、CICにいた兵士の1人が言う。
「あそこはほぼ死火山のはずです。こんな時に温度が上がるなんて不可能ですよ?」
「おかしいわね……って何これ? モニターに出します」
その映像では、確かに黒い煙の様な物が出ており中から火山灰が噴き出ており、それによって岩も飛んで来る。
もう市民はパニック状態で、どうすれば、良いのか分からなかった。
と、そんな時、またも悪いニュースが入った。
ミネルバが来たのだ。
そしてハウメア山の異常な現象もこちらで把握していた。
「これは……」
「一体何が起こっているんでしょうか?」
と、アーサが言ったその時、
「ド―――――ン!!!」
と、凄まじい音と共に、ハウメア山が噴火し、それと同時に、地上に出て来ようとしている、生命反応を捕えた。
そして、そのドラゴンは、デカさだけでも、デストロイが3機丸々入ってしまいそうな大きさで、巨大な翼を広げ、羽ばたくと、皆吹っ飛ばされてしまった。
さらに、尻尾があり、それと同時に何やら膜の様な物が有った。
顔は、1つだけだが、かなり鋭く、まるで、産声の様に、
「ゴアアアアアアアアアアアアア!!!」
と、凄まじい声をあげ、その声だけで、MSが吹っ飛ばされるぐらい凄かった。
「MS損害率60パーセント以上です!」
「か、艦長どうするんですか!? これじゃMSが行ったって……」
「こうなったら、タンホイザーでなんとかするしかないわ」
「照準巨大ドラゴン!」
そしてAAでも同じ様な考えで、ローエングリンでなんとかしようとし、一気に撃つと、そのドラゴンは口を開けた。
すると、ローエングリンもタンホイザーも、一緒に飲み込まれ、尻尾の近くに有った膜を広げ、そこから白い煙が出て、排出していく。
「今よ! 皆」
「了解!」
と、シンとレイの機体が飛び出し、巨大ドラゴンを叩き始めた。
「この化け物が! 何なんだよお前は―――――!!!」
と、なかば シンは切れ気味に攻撃していく。
だが、ドラゴンとて馬鹿ではなかった。
なんと余ったエネルギーをバリアの代わりに使ったのだ。
そして、全ての準備が整うを、思いっきり吐き返して来た。
慌てて皆避けるが、それでも、かなり損害率が出た。
だが、シンの怒りは収まらず、突進していく。
すると、しつこいとばかりに、角の先がとがり、シンの機体の半分を斬った!
「うわあああ!!」
「シン!!」
レイは、慌ててシンを戻すと、損害率が大きく、しばらく出せないだろうと言われた。
そして、当人は気絶しており、どうにかレイが引っ張り出して、シンは助かるが、これからどうするかが問題だった。
と、その時、上空から、ストライクフリーダムとインフィニットジャスティスが戻って来て、彼もドラゴンと闘おうとしていた。
だが、キラは冷静に闘い、ドラゴンは、ハウメア山から飛び立ち、キラを口を開いて、追いかけまわす。
そして、インフィニットジャスティスには、ラクス・クラインが搭乗していた。
これはキラの発案で、MSの方が早く、まさかデュランダルもそれも知らないだろうと思っての事だった。
そんな時、傷がまだ癒えていないアスラン・ザラが乗り、キラの後に続いた。
だが、オーブにその巨大生物は恨みがあるのか、攻撃し始めた。
これを見た彼等は思った。
今しかないと、順番にオーブへ飛んで行く。
上空から接近する生命反応を感知したのは、ミネルバだった。
「上空より接近する……MS? イヤ……これは……」
「アヴィ映像を出して」
「了解」
と、映像で見ると、それは6っつの線の様な物で、途中から、色が白から金に変わり、ザフト側の攻撃は、なんとあの、ピッコロがやる事になり、パンチやキックでコクピットは残して、それ以外の場所は、待ったなく潰して行き、一気に損耗率を40%まで上げ、トリスタンやミサイルを撃つが、全然効いておらず、ついには逃げ出す者まで現れた。
そして、残った悟空、ベジータ、悟飯、悟天、トランクスは、それぞれフュージョンで合体し、ドラゴンの攻撃に向かい、
流石にこれは予期していなかったドラゴンは、あっという間に追い詰められてしまった。
その時、オーブ側は、撃ち方を待ち、ピッコロ達の邪魔にならないようにしていた。
そして、デスティニーは、復元ライトで修復すると、今度はインパルスも一緒で、3人で彼等を倒そうとするが、全く通じずシンに至っては剣を折られ、武器の一部を逆に武器として使われてしまった。
そして、ゴジータとゴテンクスがドラゴンを攻撃すると、まともに効いたらしく、後一発で終わりそうになっていた。
だが、この時気づかなかった。3人の待つ、シャトルへ向かう、暗黒のオーラを出している人間が、向かっている事に……
