二次創作小説(紙ほか)
- (第14章 邪念樹への攻撃開始!! 蘇る死者達) ( No.17 )
- 日時: 2022/06/07 20:19
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
邪念樹の事をテレビで知った、ザフトとオーブはこの事態に対して、攻撃を行う事が決定されて、デュランダル議長も声明を出した。
「この樹はこの世界に有ってはならない物。ロゴス以上に危険な存在なのです! 全地球の皆さん。どうかこの樹には近寄らないように!」
と言うが、既に皆は邪念樹へ向かっての攻撃が決定され、オーブもこの樹を消す事にした。
今の悟空達の力を最大限にぶつければ、どうにかなると思ったのだが、もしもそれをザフトに知られては、後々面倒になると思い、カガリの指示で、皆はAAで現場へ向かうと、富士樹海に様々な人達が集まりつつあった。
「ちょっくら遅かったか……」
「でも、なんで皆、あんな簡単に?」
と、マリューラミアスが言うと、ネオが、
「まあ、戦争の事も、デュランダル議長の声明も有ったしで、色々だったから、それに付け込んだって事じゃないか?」
「確かにそれはあり得ると思います。もし自分にも戦う力が有れば、自分と自分の大事な者達も守れると、本能的に悟ったのでしょう。だから、皆はこうして集まり、更に多くの力を得て、更には力に頼る。負のサイクルが完成してしまうのです。一刻も早く、あの樹を除去しなければなりません。悟空さん。お願いできますか?」
ラクスの言葉に、悟空は、
「ああ。ただ、神聖樹とはちっと違うから、確実とは言えねえし、ましてや他の人を傷つけずにって事になっと、なおさら大変になる。出来れば、枝の辺りを攻撃してくれ。そこで何かが変わるはずだ」
「分かったわ」
「3時の方向にミネルバを確認しました!」
ミリアリアの声で、皆に緊張が走った。
「やっぱり来たわね。でも、戦闘に来たんじゃない事を伝えないと、逆に共倒れになるわ」
と言うより先に、ミネルバが樹への攻撃を開始してしまった。
その為、樹にいる多くに人が犠牲になる。
だが、ミネルバは構わず攻撃を続けた。
シンに至っては、ほぼ怒り任せで攻撃しまくる。
そして、ルナマリアはブラストインパルスで撃ちまくり、レイも攻撃しまくった。
「チッ! 余計な事を」
と、ベジータは、攻撃に加わる為、出て行くと、悟空、悟飯、悟天、トランクス、ピッコロが出て来た、悟空は超3でベジータは超2悟飯はアルティメットモード、悟天とトランクスはフュージョンすると、それぞれっ邪念樹へ攻撃を開始するが、それを見たシンは、彼等に攻撃をしようとする。
ましてはオーブの時にピッコロにMSを真っ二つにされた時の怒りがまだ 残っていたのだ。
「こんの~!! お前も、この樹を守る化け物か~!!」
「よりよってこんなひよっこを! バカが!!」
と、またしても攻撃しようとするが、今度はそれをレジェンドが邪魔をする。
「レイ!」
「落ち着けシン! 我々の目的は、この樹を排除する事だ。こいつ等も恐らく目的は同じだ。戦う相手を見失うな!」
と、言っている隙に、ピッコロは攻撃に転じる。
「魔貫光殺砲!」
と、中央の分を撃つと、そこから樹液が噴き出す。
「チィ! 何なんだこの樹は!」
「よ~し! 俺もやっちゃうぞ~! スーパーゴーストカミカゼアッタクオバケまとめて1万人! 整列! あの樹を壊しちゃえ――――!!!」
と、オバケ達が突撃していくと、ついに蜜が枯れたのか出なくなった。
が、これが始まりになるのに、誰も気付かなかった。
そう。本当の恐怖はここからだった。
だがそれを察知したのはミネルバだった。
「樹よりMS多数確認識別……な、何!? バカな! あの機体はMIAになったはずなのに!」
「どうしたの?」
「MSが多数こちらに向かっていますが、全て前大戦時にMIAになった機体ばかりなんです!」
「なんですって!?」
そして、MS部隊はミネルバを攻撃しまくり、慌ててシン、レイ、ルナマリアは、攻撃に加わるが数が多すぎる。
そして更には、悟空達にやられて地獄に落ちたはずの奴が、AAに攻撃を仕掛けて来た。
その中にはギニュー特戦隊のあの4人も一緒だ。そして、彼等はそれ等をあっという間に片づけるが、今度は違う。彼等は邪念樹から生まれた為か、何度も何度も襲ってくる。悟空は仕方なく、3モードで吹っ飛ばすと、そこを待っていたかの様に、メタルクウラとブロリーが襲って来た。
「彼等の援護を」
「キラ・ヤマトフリーダム! 行きます!」
と、キラがAAが飛び出し、暁にはネオが乗っていた。
実は出撃前に、カガリから託されてのだ。「彼等の助けになって欲しい」そう言われたのは初めてで、彼も力を入れて戦う。皆はほぼエネルギー弾を連発する為、暁にとってはラッキーだった。暁は殆どのビーム攻撃なら、はじき返す事が出来るからだ。
そして、そうしている間に、ベジ―タや悟飯、更にはゴテンクスも敵を倒していく。
そして、MSも落としていくと、アスランも出撃して戦線に加わる。
その時、、
ある反応が有って止まった。なんとそこには、前大戦時、自分を庇って戦死した、ブリッツがいたのだ。
「あれはブリッツ! まさか!!」
と、アスランがブリッツの通信コードで呼び出そうとするが、ノイズが走っているだけだった。
「やめろ! ニコル!」
「と、アスランが言うと、ようやく向こうもこちらに気付いた。
「アス……ラン……」
「ああそうだ。俺だ。アスラン・ザラだ! ある事情でザフトを出る事になってしまったが、皆忘れてないよ。お前の事。一体何が有ったんだ!? どうしてお前がここに?」
「この樹はあの世と繋がりつつあります。つまり、この樹を破壊しないと、この世とあの世がくっ付いてしまいます」
「なんだって!? そんな事になれば、大変な事になる……」
「でも、だから僕はこの機体で、ここへ来る事が出来ました。アスランにもう一度ちゃんと会いたかったし、あなたの友達にも会いたかったし」
「キラを、知っているんか?」
「ええ。元足つきのパイロットから聞きました」
それを聞いていたキラはピンときた。コーディネイターをバカにしない友人と言えば、トールぐらいしかいないと思ったのだ。
「ニコル。この樹を、浄化出来ないのか?」
「無理です。それに、あの樹の穴から、地獄に落ちた者達が、蘇りつつあります。まずはそれをを止めなきゃ!」
「樹を攻撃し、なんとかしようとするが、ミネルバにもMS部隊が襲い掛かっていた。
すると、当然シンが凄まじいスピードで暴れ、あっという間に全部落とすが、また再生して襲ってくる。
「くそ~! 何なんだよこいつ等は!!」
「ていうか、なんで死んだ人達ばかりがこっちに? あっち側にAAいるのにどうして!?」
「あっちもあっちで忙しいという事だろう」
と、レイ言ったその時、今度はセルがミネルバ側を攻撃し始めた。
「チイ! 今度はあっちの敵がこっちかよ!?」
と、シンが突っ込んでいくが、パワーが危険と知って、ミネルバからエネルギーを貰って復活し、また暴れ始めた。
それからどれ位たったか。
邪念邪は成長を続け、ついには、地獄とこの世が繋がりそうになっていた。空に不気味が穴が開き、そこから地獄に落ちた、死者たちが蘇り、あちこちで大騒ぎを起こしていた。
そしてその中にAAを攻撃してくる戦闘機を、ミリアリアが見つけ、彼女はハッとした。
なんとその識別コードは、前大戦時に死んだはずの、彼女の彼氏、の乗ったスカイグラスパーだったのだ。
「あれは……」
と、ミリアリアが言うとそれを感じたかのように、スカイグラスパーは一瞬怯むと、キラも気付いて、すぐさま抑えると、悟空が捕まえた。
「キラ。こいつは?」
「前大戦で死んだ、僕達の友達なんだ。早くここから出さないと!」
と、キラが蓋をこじ開けると、トールは気を失い、AAに運ばれた。
そして、やはり、そこには彼の彼女がいた為、流石のトールもびっくりした。
「み、ミリィ?」
「トール……トール――――――――!!!」
と、ミリアリアが抱き付く。
「良かった。また会えた。もう会えないんじゃないかって思って、あなた……う、ウウ」
と、彼女が泣きだすと、アスランは申し訳なさそうにしていた。
「ごめん。ミリィ」
と、トールが彼女を抱いたその時、
「フフフフフラブロマンスはいかが? お前は単に、この世界を支配する為に、暗黒の中から呼び出してやったのに、それを忘れているとは、アンタ、相当なバカなのね」
「! お前は」
「あら? 良いの? 私にたてついて、軍人でもないのに軍服だって昔のまんま。何1つ変わってないくせに、まだ未練があったようね。良いわ。私が、彼女を殺してあげる」
「やめろ! 彼女に手を出すな」
「あら? 良いの? 自分の命がどうなっても」
「!」
トールは気づいた。
そう。今こうしていられるのは、彼女の妖力のお陰でも有り、地獄から出たいという思いがあったのを利用されていたのだ。
「トール?」
「ミリィ。ごめん! せっかく会えたけど、俺、本当は、他の場所を、攻撃しなきゃならないんだ。俺とニコルは、その為に、この世界に戻って来たんだ。これ以上、戦争を引っ掻き回したくないんだ!」
と、トールは格納庫へ走っていき、ムラサメで出て行ってしまった。
ミリィはただ、ハッチを開ける事しか出来なかった。
「すいません。艦長」
「別に悪い事ではないわ」
「それに、あのままトールをここに置いていたら、こちらに牙を向く可能性だってあったよ。
「トール……せっかく会えたのに……」
と言っていると、今度はオーブ戦に出て来たあの3機が襲って来た。
