二次創作小説(紙ほか)

(第20章 邪念樹と暗黒が重なる時、ルミナの秘密とは!?) ( No.23 )
日時: 2022/06/08 20:26
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

 皆は樹を倒そうと必死に頑張る。
すると、わずかに樹の色が変わり始めた。
だが、これで奴等の願いが叶おうとしていた。
「フフフフフついに、ついに来た。この星も終わる。私達だけの理想郷になる」
「人間のいない、新しい世界に、生まれ変わる」
と、樹はどんどん伸びて合体し、暗黒のパワーが地上にまで達しようとしたその時、イザークが樹に噛みつき、そこから冷気を送って動けなくした。

そして、そんなこんなやっていると、界王神が、有る事に気付いた。
ルミナの体が黄緑色に光出したのだ。
「あ、あれ? ルミナオメエ……ちょっと色が変だぞ?」
「ニャ?」
「ホレ」
と、悟空が鏡を見せると、
「ニャア!? ニャニャニャニャニャ!!ニャニニャ――――――――!!!」
と、本人は若干パニック状態になっていた。
「お、おいベジータ。何か知ってか?」
「いや、こんな現象は始めてだ」
「コンニャの知らんニャー!」
「知らんで当たり前じゃ。お主に封印が施されていたんじゃよ」
「界王様。何か知ってか?」
と、悟空が言うと、今度は界王神が反応した。
「それはわしが封印される前に封印した奴じゃ! まさかと思うって調べたら、案の定じゃったワイ」
「どういう事だ!? 説明しろ!」
と、ベジータが言うと、ルミナもようやく落ち着くが、また攻撃が来て、いつものように攻撃するが、今度は緑色の光線が出て、そこに来た理由とこれまでの記憶が消えた。
「ニャニャニャ?」
と、ルミナは?マークを浮かべていると、界王が説明した。
「ルミナよよく聞け。お前さんは、数千年前に現れ神の使いだったのじゃ。ある戦の時、それを止める為に神が遣わしたのじゃ。だが、そのパワーはすさまじく、戦を止めたのは良いのじゃが、あまりにも大きな力により、神はその力を封じ、いつの日か来る覚醒の日の為の物2つを、ある場所に封印し、もう1つを猫に封印したのじゃ。、誰の手の届かぬ所にはなったのじゃ。それがまさか、こんな事で発動するとはの~。あ~そうじゃ。ディアッカよ。イザークの心配じゃったのじゃが、もう心配はいらん」
「どういう事だ?」
「簡単に言うと、その第2の月を見ると、精神のコントロールが効かなくなるんじゃ。じゃから、何が分からずに暴れまわるという事なのじゃよ。じゃが今の彼は冷静になっておる。もしかしたら、一番の戦力になるやもしれん」
これを聞いてディアッカは思った。
これが2年前の大戦時だったら、確実に暴走していたと。
「あ、アハハハハ」
と、彼は笑うしかなかった。

そして、クーは進化したその力をあ発揮し、皆を守ろうと必死で戦う。
これをチャンスと見たネオは、
「艦長。やるなら今なんじゃないの?」
「え?」
「相手は混乱してるから、今なら入り込むチャンスだ」
「分かったわ。一旦キラ君達を戻して補給よ」
「了解」

一方のミネルバは、すぐさまMSのエネルギーを戻すと、一気に攻めだした。

これを見た2人は、
「私が白いのをやります。あなたはそちらを」
「OK!」
と、2人が戦いだすと、その力を受けてか、今まで戦って来た物達は、樹に吸われ、直接のエネルギーにされていた。

そして、更に邪念樹は成長を続けていた。
それを見たディアッカは、
「やべー! イザーク一旦引くぞ! こいつ、周りのエネルギーを吸い取ってやがる! なんとかAAに繋がないと……」
「界王様、聞こえるか? ディアッカだ」
「分かっておる。AAの事じゃな。奴等はまだ気づいておらぬ。まあ、樹は生命エネルギーは吸えても、艦からのエネルギーは吸えん。だから、出来れば、離れて戦うようにするんじゃ。良いな」
「分かった。サンキュー。イザーク!」
「グオオオオオ!!!」
と、イザークは距離を置いて戦う。口から氷のつららを出し、それを邪念樹に撃つと、ビキビキと凍った。
その攻撃方法には、ディアッカも感心した。
まさかこんな短期間で、完全にドラゴンとしての力を使えるようになっていたのだ。

そして、そこへ、
「クー―――――」
という声と共に、クーがやって来た。
戦う為に。

更にルミナの方は、緑色の光で、邪念樹から出て来る奴等を正気に戻す効果がある事に気付き、ショートカッターで、AAに来たドラえもんがテキオウトウをかけたおかげで、パワーを吸われなくなり、思いっきり戦う事が出来た。
だが、それでも、樹はどんどん成長し、もうすぐ黒い渦に届きそうだった。そして、その黒い穴からは、不気味なオーラが出ていた。

あれがもし、地上に落ちたらと、皆が考え、なんとか樹の上の方を攻撃するが、バリアを張られて邪魔をされた。
「これじゃあ……」
と、必死に皆は戦うが、全然ダメだ。
そんな時、界王神がやって来た。
「みなさ~ん!」
と、その手にはエメラルドグリーンの宝石に猫の絵が描かれたペンダントを持って来た。
「これは?」
「ルミナさんの最後の封印を解く物です。ベジータさん。事は一刻を争います。今すぐ、コハネの森の洞窟へ行きます。そこでルミナさんを最終進化させれば、あの邪念樹を止められます」
「そんな力があんのか!?」
「はい。ただ、パワーをコントロール出来ればの話ですが、とにかく向かいましょう」
「ニャーン」
「ルミナさんその体」
彼女の体は緑色に光り、翼が出たままだ。つまり、もう封印が解け始めていると言う事だ。
「……お前、良いのか?」
「ニャン!」
「分かった。行こう! カカロット……死ぬなよ!」
「ああ! 行って来い! すっげえ強くなって来いよ!」
「カイカイ!」
と、界王神とベジータは、ルミナを連れて、とある星のコハネの森の洞窟の近くに降り立った。
「ここか」
「はい。洞窟の位置は、彼女が知っています」
と、さっきのペンダントを首にかけた。
すると、さっきより、光りが強くなり、一直線に伸びていく。
「この先です」
「よし!」
と、2人が急ぐと、彼女はどんどん先へ行く。

2人は飛んで付いて行くと、やはり、そこにも暗黒生物が待ち構えていた。
「ニャン!」
「ルミナ。こいつ等は俺と界王神でなんとかする。お前は祠へ急げ」
「後はルミナさんが合体するだけ。別に呪文はいりません。急いで下さい!」
「ニャン!!」
と、彼女は走った。
今までの事を思い出す。初めて出会ってから、色々と訓練を積んだり、遊んだり、シャンプーをしたりと、本当に色々あった。悟空とのふれあいなども有った。

でも、この封印を解いてしまったら、もう出来ないかもしれない。
でも、自分が封印を解けば、皆を助ける事が出来る。
今はただ、前を見て進むしかない!
と考えながら……走っていた。

そして、着いた。
あのマークと同じマークのついた遺跡があった。
そっと中の気を探ると、邪魔者はいなさそうに思えたが、どういうわけか、ドラえもんズ全員が集合していた。
「お~来たでアル」
とドラメッドが言い、
「ルミナちゃん。待ってたよ」
ドラリーニョもいた。
「さあ、急ぎましょう。時間が余りありません!」
王ドラも今の地球の映像を見せた。確かにかなり大変になってる事になっていた。
「お前の力で、皆を守るんだ! 今のお前にはその力が有る」
と、キッドが言う。
「そして、俺達もここに来た。セニョリータ。お前にこの、友情パワーを授ける為にな」
とエルマタドーラが言うと、ドラニコフも頷き、
最後にドラえもんが、親友テレカを出した。
「さあ、ルミナちゃん。ここの封印を解いて、僕達の友情パワーを使ってくれ」
と、ルミナが光ると同時にドラえもんズが親友テレカを空に向けて言った。
「我等ドラえもんズ」
その声と共に、ルミナに隠された最後の封印が解けた。

体が大きくなり、爪も鋭くなって、まるで怪獣を思わせる風貌だが、洞窟の屋根を壊し、皆を連れて外に出ると、戦っている界王神とベジータの元へ来ると、暗黒生物が襲っていた。

それを見たルミナの本当の姿である、ホーリールミアンになって、助けに現れた。
暗黒生物は、彼女を見ただけで逃げ出す。

すると、界王神とベジータのダメージが全て消えた。
「おお……」
「どうやら、成功したようですね」
と言うと、ドラエモンズが降りて来た。
「よっしゃ次は地球だ!」
とキッドが言うと、皆も頷く。
そして、界王神がテレポートしようとした時、ホーリールミアンが、皆を膜で包み、地球の邪念樹の前にテレポートした。
はたして、無事に邪念樹を倒せるのだろうか!?