二次創作小説(紙ほか)

(プロローグ 悪夢の始まり) ( No.3 )
日時: 2022/06/05 17:01
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

 それは、ヘブンズベースからロゴスメンバーが捕まり、皆がホッとしている頃、ジブリールがいない事が、レイ・ザ・バレルから、シン・アスカに伝えられた。
「え~!? ジブリールがいない!?」
「いないってどういう事?」
と、ルナマリア・ホークが聞くと、レイが言う。
「基地が陥落するそのどさくさに逃げたようだ。彼が行きそうな場所は現在調べている」
「ジブリール……今度見つけたら、俺が絶対に踏みつぶしてやる!!」
と、シンがスチール缶の缶コーヒーを握りつぶすと、ルナマリアが心配そうに見ていた。

そして、彼は、本来の目的地、オーブへは向かわず、日本のとある港に来ていた。
そこではこそこそとやり取りが交わされ、彼は車に乗り込むと、その車は急発進して、どこかの一般家に入った。多少広いが周りから見れば、そう特別でもない家だった。

だが、彼にとっては、良い隠れ家になった。

そして、応接ルームに通された彼の元に、妻が紅茶を用意する。
「話には聞いているだろう?」
「はい。あの議長の演説から、こちらのいくつかの会社が壊滅的打撃に合い、株価が大暴落して、もうこの家も引っ越さなければならない事になっている。少なくとも、それは絶対に避けたいのです」
「ジブリールさん。なんとかならないザマスか? 出来る事は何でも手伝うザマス!」
と、その家の妻が言うと、彼はキョロキョロした。
「あの子はどうした?」
「え?」
「ほら、君の息子だよ。随分頭の回転が速いから、何かないかに聞くのは、彼の方が早いだろう」
「あ、ああスネちゃまザマスね。今位置を確認するザマス。えっと……もうすぐそこまで来ているザマスが、ご時世がご時世ザマス。すぐに迎えに行ってくるザマス」
と、母親は、すぐさまスネ夫を車で迎えに行き、彼を乗せると、すぐに家に急ぎ、事情を話した。

確かに彼にも、議長の演説が困った。
実は、ロゴスメンバーの1つが父親の友人なのだ。下手をすると、もう自慢が出来なくなってしまう。それだけは避けたい。
と思っていると、家に着き、応接ルームに行ってジブリールに挨拶した。
「ジブリールさん。なんか、大変な事になってるみたいだね」
「ああ。そうだ。そこで、君の頭脳を借りたい。いつぐらいだったかな? 未来兵器をたくさん持っているロボットが友達にいると言った事が有ったな」
「あ、はい。でも、今は未来……! そうだ。ちょっと待ってて」
と、スネ夫は自室に行くと、すぐさま机に向かい、何をどうするか考えた。もうすぐクリスマスの時期だ。となると、あいつを使えばと、頭の中で、方程式が出来上がっていく。

これから始まる。悪意の方程式が……

暫くすると、彼はそのノートを見せ、作戦を立案した。
「なるほど。確かに今の時期ならなんとかなるかもしれぬ。ただ、衣装だが……」
「それなら、私が何とかできるザマス」
「TV局には、僕が口添えしておこう」
「じゃあ、僕は、道具の仕入れだね。後、ジャイアンに来てもらわなきゃね」
こうして、全ての計画が狂わないようにびっちりと作られた作戦通りに事が進んでいた。

これが、悪夢の始まりになると知らずに……