二次創作小説(紙ほか)
- (第2章 ザフトへの護送と、シン&レイの拷問と尋問) ( No.5 )
- 日時: 2022/06/05 17:06
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
それから30分後、民間人から、ジブリールに会った奴を捕えた。精神が切れるまでに迎えをよこせとあり、シン、レイ、ルナマリアの3人は、その場所に向かうと、そこには、戦艦を停泊させる事が出来ず、仕方なく状況を見る事になり、とりあえず、エレカで現場に向かうと、そこは閑静な住宅街で、シンが地図に目を通すと、その場所へ、レイがエレカを走らせ、人々が集まっている場所に出た。
「あ、ねえあれじゃない? ジブリールと接触した子供って言うのは」
「写真から見た。間違いない。ルナマリアは荷物の方を頼めるか?」
「え? ええ良いわよ」
そして、のび太は傷だらけになっている所へザフトが来ると、皆は、のび太を後ろ手に縛り、口にガムテープをし、思いっきりザフトの方へ放り投げた。
「ええ!?」
慌ててエレカを止めると、ルナマリアが言う。
のび太は、アチコチ住民に殴るけるの暴行を加えられて、更にはのこぎりで切られそうになるギリギリで止めていた。
「ちょ、ちょっと。いくらジブリールと接触したから、この扱いは酷すぎない!?」
「何言ってんたアンタ!? こいつはあのジブリールと接触したんだぞ? ほら、これがその写真だ」
と、3人がよくよく見ると、確かにジブリールその者で、ただサンタの衣装で変装した彼だった。
「ホントだ。これ、コスプレじゃない! なんで見抜けなかったのかしら?」
「ヘン! そんだけバカって事だろ?」
「それから例のプレゼントも気になる。ザフト特務隊、レイ・ザ・バレルだ。ジブリールから受け取ったという物は無事か?」
「あ、はい。壊しそうだったんで、ザフトに見てもらうって言ったら、やっと言う事を聞きました」
「ではそれはルナマリア・ホークが行います。私とシン・アスカで、彼の尋問をしましょう」
とレイが言うと、流石のルナマリアも慌てた。
「ちょ。ちょっとレイ! いくらフェイスだからって、のけ者は、酷すぎない?」
「あの荷物の中には、戦争に仕える物が入っているかもしれない。慎重に運べ」
「う、うん……あの、そう言う事ですから、どなたか、トラックを持っている人いませんか?」
と言うと、皆は、
「そらまあザフトさんのする事やったら文句は言えんな~。あ、じゃあ私の使ってください。取ってきます」
と、彼が言った1時間後、トラックが運ばれて来て、梯子を使い、ロープで上から下へ下ろした。
そして、ルナマリアは1人で帰る事になった。
一方わざわざのび太の捕獲の為に来たミネルバの方では、何所からの情報か、のび太は猛獣を入れる檻に入れられ、運ばれて行くのを見た民間人は、石を投げたり、ボウガンで攻撃してきた。
でも、のび太はもう、話せる状態ではなかった。そして、のび太の身柄はザフトに任される事になったのだが、皆はその傷の酷さを見ても、怒りの感情しかなかった。
何故なら、ジブリールをかくまったという噂が流れた為、こいつが何かを隠していると思われたのだ。
そして、のび太のケガを治す前に、尋問をしようと、シンが近づくと、のび太の顔は腫れあがりとてもじゃないが、話が出来る状態ではない為、一旦医務室で手当てする事になった。足も腕も、住民達の攻撃のせいで、複雑骨折しており、本当に酷い状態で、グラディス艦長と、副官のアーサーが見に来るが、ホントに酷い状態で、顔はかなり醜くされていた。
「こ、これって」
「ジブリールの事となると、少しのケガは覚悟してたけど、ここまでするとはね」
「まさか、議長の演説で?」
「おそらくは。しかも、私達の所に送られて来た、この匿名希望の写真を見たら、すぐに誰だがバレる可能性は充分にあるわ。でも、少し、引っ掛かりを覚えるのよ」
「ひっかかりって?」
「この写真がどうして撮られたかという事よ。普通じゃ撮れないでしょ? こんな写真」
「じゃあ、もしかして、彼は……」
「確証はないけど……」
と、2人で話していると、通信が入った。
「どうしたの?」
「それが、野比のび太が所有していた、戦争に使われそうな道具と言うのを持って来たから、艦長に会わせて欲しいと」
「分かったわ」
「あ、あの会うんですか?」
「戦争で使えそうな道具と言う事は、もしも放置していた場合、彼は自分を追い込む事になるわ。話だけでも聞きましょう」
そして、2人は笑みを浮かべ、早速甲板に上がると、早速持って来た袋の中から、使い方によっては危ない物から先に見せる。
「では次にこれ、進化退化光線銃! これの光を浴びると、進化させたり、退化させたりする事ができま~す。つまり、地球軍がこれを使うと、コーディネイター以上に進化を遂げるでしょ~」
と、スネ夫はわざとらしく危険性を強調し、更に道具を出して来た、続けてこれは、取り込みペーパーと言って、フフフ。副長さん」
「なんだい?」
「ちょっと失礼」
「わ……」
「フフフフフ。じゃーん! こうなっちゃいました~。艦長さんこれを持ってみてください.
「これを? な、何これ。紙だけの重さと変わらないわ。それで、アーサーは?」
と、グラディス艦長がビックリして聞くと、スネ夫は得意げに答えた。
「フフフ。大丈夫ですよ。後ろからポンと叩いて下さい」
「こう?」
と、叩くと、彼は後ろ向きに出て来てそままスっ転んだ。
「イテテテテ。な、なんなんだよこれ~」
「だから、取り込みペーパーと言いまして、どんなに大きなMSでも、これに当たれば、紙の重さしかありません。だから、地球で作って宇宙に増やしていく事も超簡単なんで~す」
と、スネ夫がわざとらしく言うと、タリアも納得した。
確かにこれなら軍の大型のシャトルを使わなくても、地上で量産し、宇宙で使う事が出来るって事ね」
「そうそう。あ、これは全部、のび太の仲間のドラえもんと言う奴が持っているんです。しかも、色々新しい道具もたくさん持っています」
「ドラえもん?」
「あ、ああスイマセン。その説明がまだでしたね。ドラえもんというのは……」
「おいスネ夫。そろそろ時間だ。船に遅れっちまうぞ」
「あ、いけないいけない。後はメモして書いておきましたから、それを見てください。じゃあ、僕達はこの辺で失礼しま~す」
と、彼等は降りて行った。
「ドラえもん。それが、彼にこんな戦争で使えそうな物を提供しているわけね」
「あ~! そう言えば、ドラえもんってどんなのか聞いてませんよ!?」
「彼を尋問して、聞き出すしかないわ。今、シンとレイとでやっているはずだから」
「あ、ああそうでしたね」
と、アーサーが部屋に戻った頃、牢屋の中で、縛り付けられていた。一応腕の手当てはしてあるが、完全にはしていない。
何故なら、彼はジブリールと繋がっているというそれだけで、傷を治してもらえなかったのだ。
「さあ! いい加減になんか言えよこのバカ!」
と、またシンがのび太を殴る。
もう顔の輪郭が変わってしまうぐらいにされ、ホントに酷い状態だった。
だが、ジブリールという言葉を聞いたシンは切れ、彼を尋問と言うより、拷問と言った方が正しい様な状態にされたのだ。
しかもさっきからジブリールではなく、サンタサンタと言うので、シンの怒りは本当にブチ切れ寸前だった。
その時、レイが何処かへ電話をかけていた。
「はい……そうですか。わかりました」
「レイ、何所に電話してたんだ?」
「彼の通っている学校でも、あの演説はキチンと流されたそうだ。つまり、知らない方がおかしいという事になる!」
「なんだって!」
「シン少し待て、すぐに戻る」
と、レイは一旦艦長室を訪れ、有る事を聞いた。
「これよ」
「ありがとうございます」
と、レイはそれを受け取り、再び部屋に戻ると、復元ライトでのび太の顔の部分だけを元に戻した。
「これは?」
「戦争に使われそうな物として、提出された物だ。確かにこれなら、MSが壊れても、すぐに修復が可能だ。よって、お前の顔だけは元に戻した。これなら、ハッキリとしゃべる事が出来るはずだ!」
「なるほどな。さあこれで逃げられない! ジブリールは何所だ!?」
「だから知らないって言ってるじゃないかさっきから!! 僕が会ったのはそれじゃなくてサンタさんだって。あの日僕は、クリスマスなのに、参考書なんか押し付けられて、本当にイヤ~~~~~な思いをさせられて、そんな時、僕の所に、サンタさんから手紙が来たんだ。公園に行けば、サンタさんがプレゼントを君にあげようって。そしたら、本当にトナカイと一緒にプレゼントを持ったサンタさんがやって来たんだ。でも、飛ぶ事が出来ないって言われて可哀そうに思ったよ。でも、サンタさんの車も乗り心地が良かったんだ~」
「バシ!」
「イテ! な、なんだよ!?」
「それって、コイツの事か? 明らかにコレ、ジブリールのマークだよな!?」
「だから知らないってば!」
と、言うと、レイがモニターに、あの時の演説を再び見せた。
だが、彼の頭には入って来ず、途中で?マークで一杯になってしまった。
その態度にシンはまたすぐに切れ、今度は椅子事蹴り倒すと、のび太は大声で泣きだした。
「ウアアアアアアアアアアン!!! ドラえも~~~~~~~~~~ん!!!」
と、彼は親友の名を呼ぶが、聞こえなかった。
そして、プレゼントの方は、ルナマリアと整備員が手伝い、そこからは銃や麻薬、サバイバルナイフなど。明らかにプレゼントにするにはおかしな物ばかり入っていた。しかも彼が銃の達人と知ったからか、かなり軽く計算された、銃が10丁も見つかった。更に手榴弾が10個も入っていた。彼女は牢屋へ行くと、のび太は傷だらけなのに、シンは容赦なく暴力をふるっていた。
「このバカ、アホ、ボケ! テメエなんかが、なんで生きてんだ! 議長の演説が分からない様な顔をして、お前本当に小5か!? 小1か幼稚園児の間違いじゃないのか!?」
「シンヤメテ! 彼のプレゼントの中身が分かったから、一旦休憩にしない?」
「どれ?」
「これは! 確かにこの少年にはうってつけのプレゼントだな」
と、レイが言うと、シンは再び、のび太に近づき、顔を思いっきりひっぱたいて起こし、プレゼントの中身が書いた紙を見せた。
その結果は案の定シンとレイを切れさせ、彼は体と心に大きな傷をあ持つ事になり、もう、何もかも信じなくなってしまった。
当然、彼の食事もなくなり、彼はがりがりに痩せていった。