二次創作小説(紙ほか)
- 黒の感情・白き純潔(その1) ( No.101 )
- 日時: 2023/06/27 17:34
- 名前: 桜 (ID: Tb7tY/V8)
今回はいよいよ第四部後半における話が少しずつ動き出します。
ポップンのユニラボでは一度きりだと思われたキャラが日の目を浴びるようになって来て嬉しくなってます。ポップン、これからも末永く頑張れー!
「小ネタ」ボーイ・ミーツ・ボーイ
シグレ(あ、あれはアイオーンとこの・・・)
音楽事務所リトルモンスターのロビー。そこに所属しているバンド吟遊月華の龍笛担当の一人シグレは偶然アイオーンに自作のフルーツサンドを差し入れに来た以蔵を発見する。
以蔵「おん?おまんはアイオーンがプロデュースしてるバンドの奴か」
シグレ「あ、はい」
以蔵「これ、アイオーンの奴に差し入れしちょらん?あのキツそうなマネージャーの女に怪しまれてるんじゃ」
シグレ「(紅葉さんか;)わかりました。アイオーンに渡します(なんか俺と同じ卑屈そうだから仲良くなれそうかな・・・」
すると、アイオーンについて来ていた龍馬が以蔵に話しかける。
龍馬「以蔵さん!アイオーン君に差し入れに来たのかい?」
以蔵「龍馬か。おまんらも食べるなら好きにしとうせ」
龍馬「いいのかい?以蔵さんの料理、いつも美味しいんだよね」
すると、龍馬がシグレを見ながら笑顔で挨拶する。
龍馬「あ、キミはここの所属バンドの一人だね?以蔵さんは昔から人に自作の料理を差し入れしたりするからね。僕には一番差し入れたりすることあったからね?」
シグレ「あ、はい・・・(流石に分かってるな。やっぱり二人が幼馴染だからか?」
紅葉(だから入れさせたくなかったんだ・・・;)←龍馬が以蔵関連で土佐マウント取るのでアイオーンに入れさせるなと言われてる
シグレ君は根がお人好しで純粋なのか鈍いですので周囲が守ろうとするところがあります。だから恋愛事絡みのマウントには気付かない・・・;
とある日の桜の城。そこではクロスオーバーで滅多にない大会議が行われていた。その内容は・・・
マスハン「議題内容・・・対青の吸血鬼一族もといそこに吸骨鬼集団や珠黄泉族が含まれる傷だらけの三つ巴悪魔&獅子王やガウェイン率いる円卓騎士の作戦についてだ!」
チェリーワールドの創造主である作者の桜は全員に向けて議題を話す。
桜「最初は青の吸血鬼一族に関してだと思いましたが、ゼオ君達がそこに所属する円卓と対立するモードレッド達秘密警察の者と同盟を組んだこととハートビート・クロックタワーに関する騒動で吸骨鬼集団や珠黄泉族も関わっていると判明し、ビースト軍団のボスレオンガルフの肉体の居場所もそこにある可能性も見出しました。現在はオンレン兄妹やモードレッドだけでなく、クルークをも奪還目的で狙っている可能性があります。現在は秘密警察にも協力を呼びかけ同意してくれています。他にもコンタクトを取っている最中なので決戦に向けてその対策を見出すために方法を提示してもらいます」
桜に示されたキャラ達は一部が次々とこんな提案をしていた。
ゼルダ「トライフォースは?」
クレハン「効くかはわからないけど壊される可能性もあるので×だ」
ルルー「私の拳で倒せば良くてよ?」
MZD「ヘクソンは心を読む超能力者で策なしでは倒せないから×な」
クルル「サイバー攻撃なら倒せるぜェ〜」
悶怒「成功はできそうですが、気付かれるリスクがかなり大きいのでダメです;」
ジャイアン「オレ様の歌はどうだ?ミューモン達と同様に音楽の力で倒せるぜ!」
スージー「みんな死ぬ可能性があるのでダメですわー!!(号泣」
どれも良案だと思うが、敵陣営には心を読む超能力者のヘクソンや何らかの理由で付与された不夜の効果か夜でも強大な力を発揮するガウェインがいるためそれも相まって気付かれる可能性が高いことからなかなか難航していた。
桜「どれもいい良案だと思うけど、エージェントさん達が接触した敵陣営の一人のアグラヴェインの話からして円卓騎士達はトリスタン以外は召喚に応じて大半が消滅して今は自分も含めて四人しかいない状況が今はいいのかもしれないけど・・・」
天草「そのうちの三人は彼の手引きで逃げていると言ったらどうしますか?」
天草のふとこぼした発言に大半の全員が思わず注目した。
桜「天草?今なんて?」
天草「だから、彼の手引きで逃げていると言ったのです。どこに潜んでいるかはわかりませんが、消滅したという様子はない限り今も生きていますよ」
すると、天草は敵陣営から逃げ出した円卓騎士三人について情報を伝える。
天草「まず一人目はランサークラスの清廉なる騎士パーシヴァル。聖杯探索を成し遂げた者でもあります。二人目は彼と同じランサーである、美しき手の異名を持つ騎士ガレス。ガウェインとアグラヴェインの実妹であり、モードレッドの異父姉でもあります」
ツースト「あれ?ってことは・・・モーさん!あいつはお前の父違いの兄か!?」
あいり「モーさん、ホントですの!?」
モードレッド「(黙ってたのに・・・;)あまり言いたくないんだがな;だが、ガウェインが言う様子がないってことはガレスが生きていることは知らないよな?」
天草「ええ、ガウェインの弟でもあるアグラヴェインの采配で今も知らないのですよ」
天草は気を取り直して言う。
天草「そして最後の一人・・・セイバークラスの、アーサー王の最期を看取ったとされる騎士、べディヴィエール」
トリスタン「・・・!」
彼の名にトリスタンは驚いたような表情を見せて、桜は聞く。
桜「じゃあ、要はあなたが該当する三人の捜索・私達の仲間に加えることが目的のための足かがりってことでいいかしら?」
天草「そういうことです。ただ我らに悪感情がないってことをわかれば良いのですが」
桜「今はそれでもいいわ!目的が定まった!この世界中で散り散りになっている円卓騎士の捜索を目的!各自でどんな方法を使っても構わない、ただし人道に反する方法は間違いだからね!」
そして大会議が終わったあと、リップはトリスタンに聞く。
リップ「べディヴィエールって、トリスタンちゃんが度々話してた友達の騎士様だよね?召喚されてるらしいからもしかしたら会えるかも・・・」
トリスタン「よかった・・・べディヴィエールが既に召喚されて、まだ生きていることが・・・」
リップ「トリスタンちゃん・・・」
一方、帰ってきたタママは大会議の内容に多少はモヤを残したままポテチを食べていた。
タママ(モー公の異父姉か・・・ガウェインとかアグラウェインという人も父違いとはいえ上の兄弟に該当するのか。ガレスという人が生きていて喜ぶべきかと思うけど、あいつも満更じゃなさそうだし。でも、なんだかな・・・)
すると、誰かが真上から話しかけてきた。西澤家の執事パールだ。
パール「いつのまにやらお帰りになられたのですね」
タママ「パール!?ポテチ食べるですぅ?」
パール「少しぐらいなら」
パールはタママから分けてもらったポテチを食べる中、彼は聞く。
パール「やはりまた変な厄介ごとですか?」
タママ「そうですぅ!こき使うわ殴るわ酷いこと言うわで散々ですぅ!加えてゼオさん達に口止めを頼まれて・・・なんだかんだでボクが許してしまうって分かってるんですけど・・・最近は・・・(あれ?なんかあいつのこと嫌いってわけじゃないけど、それを人に言いたくない気持ちがある・・・なんで?」
パール「どうしました?」
タママ「いや、なんでもないですぅ!ポテチ、もう一つあげますから!」
パール「別にいいですけど。・・・」
一方、スマブラ屋敷では以蔵が何やら相談があるとかでクルーク達と部屋で話していた。
今回からは仲間の円卓騎士捜索の開幕!
- 黒の感情・白き純潔(その2) ( No.102 )
- 日時: 2023/06/27 17:37
- 名前: 桜 (ID: Tb7tY/V8)
ストーカー?何それ美味しいの?
クルーク「それで相談って何?乱麻さん達には言えないこと?」
以蔵「わしが失敗してとうないが・・・その・・・;」
すると、話されたその内容に部屋にいた大半の全員が驚く!
大半の全員「えっ、ストーカーに狙われてる!!?」
以蔵「ストーカーというもんじゃないぜよっ!あと、声小さくせんかい!」
クルークは以蔵の言葉にふっと心当たりが湧いた。
クルーク「もしかしてキミのギャンブル関連の借金を後から向かった王ドラが勝って帳消しにしてもらったアレ?王ドラ、ギャンブルにめちゃ強いし土産もたくさん持ち帰るけどそれで恨みを持つ人達も多いもんね」
以蔵「ギャンブルでやり返して帳消しにしてもらったのはありがたいと思っちょるが・・・;」
クルークはいつも以蔵のためにギャンブルでやり返して借金を帳消ししてくれた王ドラに対する恨みの標的として彼が狙われたのではないかと考えていた。しかし、真相を知っている人達の考えは違っていた。
クー(ダーオカを巡るヤバそうな連中の類か?)
メイヴ(イゾー、サンソンと同様に男女問わずモテてるしねー・・・;)
ゼオ(確かこの前の以蔵のストーカー男が乱麻の粛清で逃げたんじゃなかったか?)
エレナ(その前のなんか龍馬の粛清で逃げてたわ・・・;)
エジソン(そいつ、以蔵とよく連んでいるクルーク君の命をも奪おうとしていたな;)
クルーク「ちょっと!以蔵さんが王ドラ関連で恨みの標的にされてんのにヒソヒソ話する暇があるのかい!?」
ナーサリー「このままだとイゾーが可哀想よ!」
すると、何も知らない二人からたしなめられたゼオはこほんと咳払いをしながら言う。
ゼオ「わかった。警備の強化は固めるし、乱麻達には内緒にしておく」
以蔵「!そうしとうせ!乱麻に怒られるかもしれないから助かるき!」
エレナ(いや、乱麻さんはそいつに粛清しに行くと思う;)
一方、ゼオから連絡を受けたモードレッドはそれを二つ返事で了承する。
モードレッド「ああ、わかった。あいつ、今日のあいり達の買い物の荷物が多いから手伝いに来いと言ってるし、そいつが来たら殺しとくぜ?」
ゼオ「ああ、殺さずとも痛い目に遭わせとけば逃げるだろう」
ゼオからの電話を終えたモードレッドは一緒にいるあいりに聞く。
モードレッド「あいり、オレからもイゾーにGPS付きのスマホを1本持たせた方がいいか?」
あいり「えっ?以蔵さんには既に10本は持たせてるのにまだストーカーに狙われてる状態ですの!?」
ツースト「なんで何気に過保護なんだよ;」
サン「・・・クロス、人多いから手を繋ぐアル?」
クロス「無理だろう!この大量の荷物、タママと以蔵が来るまで持たせてるのに!」←荷物持ち役&大量の荷物を抱えてそろそろ手が震えてる
一方、モードレッドに頼まれてクロスの荷物持ちを手伝いに来た以蔵は向かっている最中に同じく呼び寄せられたタママに声をかけられる。
タママ「いぞぴ!?珍しいですぅ、こんなところに来るなんて」
以蔵「おん、タママか。モードレッドにクロスの荷物持ちを手伝えと頼まれてな、大量の荷物じゃからと。もしやおまんもか?」
タママ「・・・はい」
すると、タママが少しやるせないような表情に気付いた以蔵は弁解する。
以蔵「違うぜよ。わしはモー公によく世話焼いてもらっちょるが、よく連む悪友というかダチのようなもんじゃ。安心しとうせ」
タママ「!・・・。いぞぴ、あの、モー公とはそんなんじゃ・・・」
以蔵「何言っちょる?バレバレじゃ、おまん」
タママ「!!」
以蔵に図星を突かれたタママは思わず顔真っ赤にするが、彼はさっき買ってきたタバコを持ち歩きながら言う。
以蔵「大体モー公の方から絡んで来るからわしはてっきり付き合っちょると思うっとたし、モー公が好いちょるのが自分のマスター(あいり)なのはびっくりしたんじゃ」
タママ「・・・。ボクも、それはちょっと・・・びっくりしました。いや、だからというわけじゃないですぅ;」
以蔵「!?何じゃそれ!隠しとったんかあいつ!?最低じゃ!!」
タママ「違うですぅ!!ボクが勝手に思い込んでただけで・・・!」
以蔵「庇うなき。健気じゃのう(持ってきたハンカチで涙を拭う」
すると、ようやくモードレッド達の姿が見えてきた。
モードレッド「おーい!こっちこっちー!」
以蔵「おん!まあ行こうやき、タママ。変なことにはならんようにな」
タママ「ならないですぅ!!」
クロス「あっ、よかった!この荷物を持つのそろそろ限界だったのだ!」
一方、以蔵のストーカー探しに新宿の繁華街に向かったクルーク達は彼から渡されたメモを持ちながら言う。
クルーク「えーと、確かここら辺じゃない?」
クー「新宿の繁華街って意外とありきたりじゃねーか?」
メイヴ「ねえ、新宿ついでに服探しに行きましょうよー」
ナーサリー「カフェでパフェ食べたいのだわ!」
クルーク「ダメだよ;特にメイヴは時間がかかっちゃうから;」
すると、クルークに付いてるルビーの指輪に宿る魔人のカーンは聞く。
カーン「そういえば、そのストーカーに狙われた理由はどんなだったのだ?」
クルーク「確かタママと一緒にいる時に狙われたって言ってた。タママがアムールのケーキ買ってってねだってたらしくて、以蔵さんが普通は逆だって・・・」
よぞら「イゾー、なんだかんだで甘やかしてくれる人!」
すると、クルークはハッとなった瞬間、顔を思わず青ざめた。
クルーク「・・・ねえ、まさかそれって・・・;」
カーン「勘違いで狙われた、とかでは・・・;」
メイヴ「何!?なんか気付いたの!?って、ちょっと!置いてかないでよー!」
一方、買い物やクロスの荷物持ち役などでショッピングモールの屋上テラスのカフェで休んでるあいり一行は手伝いに来てくれたタママや以蔵も含めてぐったりしているクロスを労った。
ツースト「よく頑張ったな;休んどけ;」
モードレッド「オレとタママとサンは何かジュースとか買ってくるぜ;」
あいり「ごめんなさいね、三人とも・・・;」
あいりはクロスを看るために残った以蔵をじっと見つめる。
以蔵「何じゃ?」
あいり「いえ、これだとやっぱりGPS付きのスマホを持たせた方が正解じゃないかと」
以蔵「それ、10本は持たせられたぜよ!?おまんまで何のためか!?」
ツースト(その理由について深入りするのはやめとこうかな;)
すると、てくてくと可愛らしく歩くロックパンダがいた。彼らを見かけたジャガー・Bだ。
ジャガー「なんだ、お前らか」
あいり「ジャガー!一人で来ましたの?」
ジャガー「ああ、アイオーンに貸してもらったクレカでバーボン買いに行ったらお前らを見かけたんだ」
ツースト「今すぐ返してやってくれないかそれ;」
ジャガー「ロムに見つかってないし問題ねーよ!以蔵、この後の夜にビアガーデンがあるから一緒に行こうぜ!」
以蔵「えいか!?行くぜよ!」
あいり「こらこらっ;」
すると、いつのまにかあいりのサンダースのキャラメル、ツーストのウインディのソナタ、モードレッドのリオルのシルクがそれぞれのモンスターボールから出てきた。
キャラメル「イゾー、あそぼー!」
あいり「キャラメル!?」
ソナタ「モンスターボールは狭苦しくて出てきたぞ」
ツースト「ソナタまで!?」
シルク「ジャガーもこんにちはー」
ジャガー「おお、こんにちは」
あいり達のポケモン達はどうやらモンスターボールは狭苦しかったため自分から出てきてしまったらしい。すると、それを見かけた龍馬がジャガーを見つけた!
龍馬「あっ、見つけた!ジャガー君、今ロムさんが怒ってこっちに向かってきてるから今すぐアイオーン君に・・・あれっ、以蔵さん?友達の子達といるのかい?」
以蔵「!?」
ツースト「(あっ、こいつ、アイオーンとこの・・・!)いや、あいりのモー公と案外仲良くてな・・・」
以蔵「違うぜよ!モー公に内密にとそのマスターの恋人が呼び出したんじゃ!」
ツースト「やめろ!!洒落にならねえ!!!(大汗」
すると、龍馬は目が全く笑ってない笑顔でツーストの方に銃口を向ける!
龍馬「ツースト君、ちょっと話があるんだけど?」
ツースト「違う!!つか、こんなところで発砲すんな!!?」
あいり「以蔵さん、それはダメ!!」
以蔵「おん・・・?ちょっとムカってきちょったからあいりがツーストに誤解させようと言ったんじゃがなぜ先に龍馬が怒っちょる・・・?」
すると、思わず唖然となってる以蔵の方に何かの身体の浮いたクラゲに囚われた!
以蔵「!!?」
ジャガー「以蔵!!?」
あいり「!!」
すると、そのクラゲの真上にはとある少女がそのポケモンのプラスルとマイナンと共に乗っていた。あいりとツーストとジャガーにはその姿に見覚えがあった!
あいり「トランちゃん!?」
トラン(トララ)「トラ!お久しぶりでーす!聞けば僕の意中のタママ先輩があなたの護衛のこの男にご執心を抱いてるようじゃないですか!この男は人質に取りますよv文句があるならこのモールの近くに廃病院跡に来てくださーい!」
以蔵「おい!!何の話じゃ!!?」
龍馬「以蔵さん!!待っててすぐに助けに行くから・・・!!」
すると、びっくりしたマイナンのナナオが思わずでんげきを龍馬に浴びせた!
ジャガー「龍馬!!」
トラン(トララ)「なんか胡散臭そうなのもいますが、ナナオが攻撃してくれたからまあいいでしょう;そんじゃ、タママ先輩連れて来て向かって下さーいv」
ツースト「あっ、おいっこら待て!!」
すると、騒ぎを聞きつけた三人が買ってきたジュースを持ちながら来た!
サン「何アルこの騒ぎは!?」
タママ「えっ、龍馬さん!?」
モードレッド「あれっ以蔵は!?」
あいり「モーさん、ごめんなさい・・・OTL」
モードレッド「えっ、どういう意味だそれ!?」
すると、クルーク達が慌てながら駆けつけてきた!
クルーク「タママ!今回ばかりはキミ関連のやつだ!!」
タママ「タマッ!?」
クー「なんだよタママ関連って!!?説明しろ!!」
クルークは以蔵がストーカーされているのは幼年訓練所時代の先輩であるタママに意中の人がいるという噂を聞きつけたトラン(トララ三等兵)がたまたま二人が一緒にいるのを見たことで勘違いしたのではないかとタママやツースト達に話した。
タママ「タマァっ!!?何それ!?」
サン「えっ、じゃああの子が勘違いして以蔵をさらったってことアル!!?」
メイヴ「つか、その子地球人の人間に擬態したケロン人の女の子だったのね;」
モードレッド「勘違いでつけたってことか!?つか、タママ、本物の意中の人って誰だ!?」
タママ「タマ!?」
クルーク「(今は言わないでおこうか・・・;)とにかく今はその指定した場所に行って探すか。龍馬さんもアイオーンを呼び出してついてきて・・・あれ?」
すると、クルークが見たのは龍馬から伝言を預かったお竜だけだった。
お竜「龍馬の奴、あのナメクジイゾーを助けるために先に行ったぞ。ロムに見つかる前にそこに向かいに行くぞー」
ジャガー「うわっ、先に助けに行ってた!!?」
ツースト「こえぇぇぇぇぇー!!?」
一方、廃病院跡の屋上にいるトランは鎖に縛られている以蔵を見下ろしながら言う。
トラン(トララ)登場
- 黒の感情・白き純潔(その3) ( No.103 )
- 日時: 2023/06/27 17:40
- 名前: 桜 (ID: Tb7tY/V8)
ねえ、これって・・;
トラン(トララ)「さぁ、タママ先輩の意中である謎の殿方!タママ先輩とどういう関係か吐かせてもらいますよ〜?(手には自前のチェンソー」
以蔵「何の話かぁ!!?しかもおまん誰じゃあ!!?つか、それはようしまえ!!」
トラン(トララ)「ふざけないで下さいよ!あなたのことずっと調べていたんです!その際の数多の写真も撮ってまで!」
以蔵「わしをずっと調べてたんかい!!?つか、わしはタママとはいわゆる友達で・・・は?」
すると、以蔵は何かに気付いたのかトランに聞く。
以蔵「おまん、もしや人違いしちょるんか?」
トラン(トラン)「は?そんなわけないでしょう。こう見えてもちゃんと調べてたんですよー」
以蔵「そりゃあ仲はいいが、タママの意中の相手が月島家のあの護衛の男勝りの奴じゃ。しかもわしは月島家令嬢(あいり)の護衛とちゃう。快刀金融の令嬢(乱麻)の護衛じゃ」
すると、彼女はそれを聞いた瞬間顔を次第に青ざめた。確かにポニテで可愛らしい顔をしている不良だと聞いたのだが、この髭のある男ではなかった。加えて快刀金融の令嬢(乱麻)の護衛だということは・・・;
トラン(トララ)「待って!!?じゃあ、僕は間違えて地球(ペコポン)の中でも要注意なあのおっかない会社の護衛の一人をさらったってこと!!!?」
以蔵「ようやっと気付いたか。さあ、わしを解放せいよ」
トラン(トララ)「ねえ、一応聞きますが、僕の命の保証は「ガシャーン!!!!」
すると、トランの後ろから破壊音が聞こえ、彼女はゆっくりとぐぐぐとその方向に向く。すると、そこには意中の以蔵を助けようとしていたところをナナオが咄嗟にでんげきを浴びせられた男・・・
龍馬「以蔵さんは返してもらうよ?」←手には日本刀
トラン(トララ)「」
一方、タママから人違いでトララに攫われた以蔵を助け出してほしいと連絡を受けたドラケロ防衛隊と天草四郎は廃病院跡に向かっていた。
キッド「とうとう勘づいたかー;」
風間「人違いで攫われるって・・・;うわぁ・・・;」
王ドラ「とりあえずあの女オタマジャクシは報いを受けてもらいます(包丁とメリケンサック装備」
ドラえもん「流石にやめてあげてよ!!?」
すると、天草はクルルに聞く。
天草「すみませんが、その子ってどんな子ですか?」
クルル「密かに調べたんだが、トララ三等兵はトロンボーンで陽動・錯乱に優れる次世代のケロン軍の有望株だな。あいつは自分の姉であるエリート隊員が隊長を務める小隊に所属していると聞いたが、恋慕うタママがいる地球に行くために籍を残したまま一人向かったそうだぜェ〜」
ギロロ「はっきり言えばスイーツ脳の一途な嫉妬深い小娘だな;」
天草「・・・それだけ本気ってやつですか;」
そして全員が廃病院跡の入り口前に着いたあと、ネネは言う。
ネネ「とにかくこうなったのはタマちゃんのせいなんだから反省してほしいものよ!」
マサオ「それ、クルークさんも同じこと言えるんじゃ・・・;」
???「おや?ケロロ君達じゃないか」
すると、誰かがケロロに声をかけた!西澤家の執事パールだ。
天草「・・・!」
ケロロ「パール殿!?こんなところで会うなんて珍しいでありますな」
パール「いえ、ちょっと用事がありまして。つか、友達もずいぶんできていたようで」
マタドーラ「この執事風のイケメンのあいつは誰だ!?」
ドロロ「パール殿でござる。西澤家の執事でござる」
すると、ガサっと茂みから音がした!連絡を受けてきたリップ一行だ。
リップ「やっほー。タマちゃん達、まだ来てないんだね?」
チャラ王「以蔵が今回は巻き込まれた側か;」
ルート「乱麻や弓弦も今こっちに向かって来てるぞ」
しんのすけ「えー!?」
トリスタン「王ドラ殿。私と逢瀬したいと自ら申し出るとは・・・」
メルト「ちょっと!?私と逢瀬したいと言ってるのよ!」
王ドラ「どっちも違うでしょう!!?」
パール「ん?」
すると、パールはトリスタンの姿を見て驚く!
トリスタン「なんでしょうか・・・は!?」
パール「この可憐な少女につきまとうのは・・・よくない」
王ドラ「ちょっと!?違いますって!!この男が一方的に・・・」
トリスタン「まさか西澤家の執事に扮していたのですか!?パーシヴァル卿!」
そのトリスタンの発言に大半の全員が一瞬放心状態になり、すぐに我に帰ると・・・
大半の入り口の前にいた人達全員「えええええぇぇぇぇぇーーーーーっ!!!?」
おぼろ(モイモイ)「その執事がー!!?」
自分の本名をバラされたパールことパーシヴァルは生前の同僚であるトリスタンに詰め寄った!
パーシヴァル「何!?このマスターの可愛らしい少女だけでなく、天草のマスターの可憐な少女にまで声をかけて何しているんだ!?」
トリスタン「パーシヴァル!リップはこの世界における私の正妻候補で、王ドラ殿は一番の愛妾なのです!」
リップ「えっ!?Σ(・ω・)」
王ドラ「だから、本っ当に違いますって!!」
ギロロ「じゃあ、俺達は前からガウェインから逃げた円卓の騎士に会っていたということか!夏美も割と好意的に見てやがったんだぞ!?」
ドラメッド(嫉妬であるか;)
天草「違いますよパーシヴァル。彼は私の未来の正室候補です」
メルト「違うわよ!私のアルブレビトの彼をそんなので縛り付けないで!」
王ドラ「あんたらは黙ってて下さいよ!!?」
パーシヴァル「トリスタンの一番の愛妾!?天草殿の未来の正室!!?そのアルターエゴのアルブレビト!!!?それはいささか多すぎかと「バキャーン!!!」
すると、彼らの後ろに壁を殴るような音がした。騒ぎを鎮めるために渾身の力で壁を殴ったチャラ王だ。
チャラ王「今以蔵の安否が大事だろ?心配じゃなかったのか?(^言^#)」
トリスタン「はい・・・;」
パーシヴァル「あの、彼は?」
ドラリーニョ「リップちゃんの未来の旦那さん!」
ドラニコフ「ガウ」
パーシヴァル「えっ!?」
チャラ王「今黙っててくれないか!!?(顔真っ赤」
一方、廃病院跡から何らかの絶叫が聞こえた!
タママ「ぎゃあああああーーーーー!!!!」
ボー「あれはタママさんの声!」
キッド「なんかあったのか!!?」
時間をその出来事の少し前に遡り、以蔵を救出しに向かったクルーク一行はタケコプターで飛びながら廃病院跡の屋上に向かっていた!
ジャガー「確かここらへんだったと思うぜ!」
ツースト「タママ、お前がアイオーンにも謝ってこい!!」
タママ「いやですぅ!!あんなおっかないのに目をつけられちゃたまらんですぅ!!?」
モードレッド「オレもそれには反対だ!ただでさえ今回の発端はあの女ケロン人がしでかしたことだろ!」
あいり(根がいい子ゆえに鈍感ですわね・・・;)
クルーク「あっ、いた!あそこだ!」
すると、クルーク一行はある光景を目撃する。それは・・・
恐怖で腰が思わずへたり込んだトランとドレミとナナオにそれぞれの武器を構えながら詰め寄る乱麻と龍馬、その二人を止めようとする弓弦と拘束用の鎖が解かれ二人を諭そうとする以蔵の姿だった!(ぇ)
タママ「」←理由を察してフリーズ
お竜「お竜さんが止めに行ってやるからもう行ってこい」
クー「思わず死ぬだろそれ!!?」
すると、タママは偶然手に持っていたコーラを落としてしまった!
タママ「タマッ;」
そしてそれを憤怒の形相である二人が耳にしてしまい、その視線をタママの方に向けた!
乱麻「コロス・・・(▼益▼#)」
龍馬「どうやら中心人物のお出ましのようだねぇ?」
タママ「ぎゃあああああーーーーー!!!」
タママは二人から逃げようとするが、ゆっくりと距離を詰めていき、とうとう挟み撃ちになってしまう!
トラン(トララ)「タママせんぱあああああーい!!!(大号泣」
メイヴ「あんたらこれどうすんのよ!!?(ナーサリーに目隠し」
弓弦「止めたんですよ!!?でも言って聞かなかったんです!!」
以蔵「乱麻、龍馬、やめんか!!当事者の問題は当事者で解決せんかい!!」
サン「うわー!!ゴロツキな割にはめちゃくちゃまともなこと言ってるアルー!!?」
モードレッド「タママ、待ってろ!すぐ助けに行ってやる!」
モードレッドがタママを守るためにブチギレた龍馬と乱麻の前に立ちはだかろうとするが・・・
パーシヴァル「聖槍、二重拘束解除。カウントダウン『光さす運命の槍(ロンギヌス・カウントゼロ)』尊き奇跡をここに!」
突如放たれたパーシヴァルの宝具によりタママを手にかけそうになった二人を止めることに成功。タママはその姿によく見覚えがあった。
タママ「パール・・・?」
クルーク「えっ、サーヴァントかい!?」
カーン「目の前にいるそいつが敵か味方かわからぬ。事前に用心して聞かねばならんが・・・」
すると、モードレッドはそのパーシヴァルの真名を言った。
モードレッド「お前、パーシヴァル?パーシヴァルか!?」
あいり「えっ!?」
パーシヴァル「モードレッドだね。・・・どうやら奴らが逆のことを言っていたのは本当だったか」
ツースト「奴らって・・・お前、ガウェインから逃げてきた一人か!?」
ツーストの問いに頷いたパーシヴァルはクルークに言う。
パーシヴァル「キミがガウェインが生け捕りに狙う子か。・・・噂があったんだ。あのガウェインが目をかけるほどの〝絆の子〟だと」
クルーク「絆の子・・・?」
パーシヴァル「良くも悪くも誰にでも平等に接して、相手の良し悪しでさえも受け入れて、時に壊れかけた絆を繋ぎ止め、そこにいるだけで力になるような〝絆の子〟がモードレッド達の仲間にいると」
クルークは彼に言われたことに戸惑うもそれを否定するような声があった。
王ドラ「クルークさんの言葉に惑わされてたわけではありませんよ。彼が少しだけ後押ししただけで私達自身で行動したものです」
以蔵「楽!」
マタドーラ「楽?」
王ドラ「(深く聞かないでくれませんか;)サーヴァント達だって自分の意志でここにいます。それは誰かを想う気持ちは人間も人外も関係ないからですよ」
王ドラの言葉にパーシヴァルは少しため息を吐きながら伝える。
パーシヴァル「今はあなた達の仲間になる気にはなれないけど・・・それなら一つだけ教える。傷だらけの三つ巴悪魔陣営の円卓には、最強の騎士と目されるランスロット卿がいる」
トリスタン「・・・!!」
パーシヴァル「彼をも説得させるような器があるとということを、私にも示してくれればいい。円卓の騎士二人を手懐けたあなた達にできるものなら」
タママ「!待ってパール・・・」
パーシヴァルが立ち去ったあと、クルークはランスロットのことをモードレッドに聞く。
クルーク「・・・ねえ、ランスロットって・・・」
モードレッド「ああ、円卓最優の騎士であり、アーサー王が一番信頼に値する騎士だ。あの日にギネヴィアと一緒に裏切りやがったのにな・・・」
あいり「モーさん・・・?」
トリスタンはかなり訝しげのような顔で思い詰めていた。
トリスタン(ランスロット卿・・・貴方もあの者達に味方してまで何を考えているのですか・・・!)
リップ(トリスタンちゃん・・・いつもよりも悲しそうな顔してる)
その翌日、クルークから以蔵の今回のストーカー騒動の真相と逃走した円卓騎士の一人のパーシヴァルが西澤家の執事に扮していたことを話されたゼオは少しばかり驚いていた。
パールの正体露見。実は前から伏線が散らばってました
- 黒の感情・白き純潔(その4) ( No.104 )
- 日時: 2023/06/27 17:46
- 名前: 桜 (ID: Tb7tY/V8)
その翌日
ゼオ「えっ、パーシヴァルが西澤家の執事に扮したと!?」
クルーク「そうなんだよー;あれからタママがパーシヴァルを探してるけど、それが突然失踪したみたいで・・・;」
ゼオ「それなら今から西澤家を訪ねるけど・・・念のため袖の下は持った方がいいな」
その数十分後、クルーク達も含まれたゼオ一行が西澤家を訪ね、ポールがパーシヴァルの件について門前払いをしようとした。
ポール「悪いと思うのですが、パールことパーシヴァルから自分の失踪先を話すなという頼みを受けてまして・・・梅雄様も承諾済みですのでどうか日を改めて・・・」
ゼオ「これを渡しても同じこと言う気か?」
ゼオに渡されたもの;アンゴル=モアの入浴シーン付きのプライベート付きDVD
ポール「では桃華様を通じて梅雄様と話させてもらいます」
エレナ(強い執事のくせして案外スケベだったのね;)
ププル(つか、あれはどこから持ってきたの?)
ゼオ(クルルに賄賂代わりに渡せと言われた)
ディルムッド(あの黄色ガエル、人の弱味を突くとは;)
ゼオからの賄賂(!?)を受け取ったポールにより入ったゼオ一行を桃華が見つけた。
桃華「あっ、クルーク君達!?ごめんなさい、今ドタバタしてて・・・」
クルーク「ポールさんが入れてくれたんだよ;」
ポール「ゼオ殿からこのDVDをもらいましたのでつい」
裏桃華「勝手なことすんなポール!!」
すると、モードレッドは予め聞く。
モードレッド「やっぱりパールもといパーシヴァルの奴のことか?」
桃華「ええ、昨日からいなくなりまして。彼は度々行方不明になってるのがありましたが、その日のうちに帰って来るので今回もその類だと思ったのですが・・・」
トリスタン「卿の失踪先を知るという貴女の父親に話させてもらいたいのですが・・・」
桃華「電話で応対するようにと?それをしなくとも話せますが」
ルート「えっ?」
その数分後、ゼオ一行はとある部屋に案内され、今日の休暇で帰って来たところを一人娘の桃華の頼みを受けてその部屋にいる西澤グループの総帥・西澤梅雄に会った。
梅雄「私に会いたいのはキミ達だね?はじめまして、私は西澤グループの総帥・西澤梅雄。キミ達の要望は何かな?」
トリスタン「我が生前の同胞であるパーシヴァルのここでの出自を教えてほしいのです。彼を雇ったのは貴方だと聞いています。ならば出自も知らないはずはないと」
トリスタンの質問に梅雄は少しばかり驚く。しかし、それは敵意を向ける目ではなかった。
梅雄「・・・キミ、まさか例のあいつらの中で唯一召喚に応じなかった円卓騎士かい?」
トリスタン「モードレッド対策のために召喚を発動したと聞きましたが、なぜか私だけ含まれておらず桜サイドの仲間になっていたので」
そのことを聞いた梅雄は彼の言葉が真実であると見抜き、ぎっと椅子に座りながら言う。
梅雄「どうやら本当だね・・・パールことパーシヴァルはキミ達の察し通り、あいつらから逃げて来た騎士であり英霊という存在だ。私が世界を駆け巡ったとある日に道端で倒れていたところを見つけて、しばらくの間は面倒を見ていたんだ。それで彼の詳細を知って、かと言ってあいつらに殺されるのはたまったものじゃない。だから、日本にある桃華の家の新人の執事として向かわせた。ポールだけがそのことを知っている。それで着任した日が・・・」
アイオーン「・・・冬樹と桃華嬢が吉祥学園に入学して間もない頃か」
梅雄はアイオーンの言葉に頷き、彼の抱えるパーシヴァルへの思いを静かに語った。
梅雄「・・・時はきたことをもう納得している。だからこそ私は正直迷っている。パーシヴァルがタママ君のサーヴァントとして戦うか、それとも鳥籠に入れられた鳥のように執事として居座らせるべきかと。どっちを選んで正解かなんてわかっているというのに・・・」
梅雄の言葉の端々に、パーシヴァルを案ずる気持ちがゼオ一行に伝わっていた。彼なりに色々悩んでいたのだろうか。やはり、世界的グループの総帥にも悩むことはあるということだろうか。
梅雄「いいだろう。キミ達を信じてパーシヴァルの失踪先を教えよう。だが、いつあいつらに見つかるかわからない。・・・それまでに、なんとしてでもパーシヴァルを引き入れなければならない」
梅雄の言葉にゼオ一行は静かに頷いた。絶対にパーシヴァルと話して仲間に引き入れる、ただそれを抱いて。
一方、イギリスのコーンウォール郊外にある洋館。その洋館は西澤家が秘密裏にパーシヴァルに用意された避暑地もとい休暇用の別荘だった。
部下の執事A「パーシヴァル様。ポール様からそろそろ戻れと言われているのですが・・・」
パーシヴァル「わかっている。あと数日したら帰るよ(ああ、いつかこんな日が来るのは最初から分かっているのに・・・」
すると、パーシヴァルは仕事用の書類整理を終わらせたあと、部下達にこう声をかける。
パーシヴァル「すまない。少し席を外します・・・」
パーシヴァルは洋館を出てすぐに歩いた後にとある洞窟に入る。彼は洞窟内の水槽に閉じ込められているある少女に相談していた。
???「そうですか。とうとうあなたの正体を・・・」
パーシヴァル「ええ。気持ちの整理がまだついていないから帰れないのです・・・」
???「それならこの香水を。癒しの効果を与えるので気持ちにも整理が付くようになります」
パーシヴァル「ありがとう。コンスタンツェ。正直貴女のような子供が罪を犯したなんて信じられない。こんなに優しい子なのに・・・」
すると、コンスタンツェと呼ばれた少女はパーシヴァルににっこりと微笑みながら言う。
コンスタンツェ「私もかつての過ちを悔いています。罪を償うために早くここから出たい・・・貴方の聖槍のロンギヌスを私に差し出してくれたらいいのに・・・」
パーシヴァル「・・・すみません。まだそれはできません。私のランサーとしての宝具ですので。ですが、それ以外に必ずここの民を説得する方法を探します。それは約束します」
コンスタンツェ「わかりました。ありがとう、パーシヴァル・・・」
すると、部下達がパーシヴァルを探す声があった。その直後に洋館に戻った。
パーシヴァル「どうしましたか?」
執事B「今入った情報ですが、天草が自分のマスターとその友人達と共にこちらに向かっていると!その中にはタママ様が・・・!」
一方、ゼオ一行よりも一足早くイギリスのコーンウォール郊外に着いたドラケロ防衛隊と天草はいち早く掴んだパーシヴァルの失踪先の洋館を探していた。
王ドラ「うちのとこのヤクザの部下を脅してまで掴んだあの騎士の失踪先の洋館はどこでしょうかね・・・」
風間(絶対えぐい拷問してる!!)
ドラリーニョ「タママ君、パーシヴァルさんには会えるから大丈夫だよ」
タママ「はい(パール、何か言いたくないことがあるのか・・・?」
すると、ギロロが王ドラにあることを進言した。
ギロロ「ああ、それと。円卓関連のもつれには俺のところにも巻き込むなよ」
王ドラ「なんでですか!?だから違うって言ってるでしょう!?」
ギロロ「当たり前だ!ただでさえあの赤髪糸目の騎士のお前に対する執念深さでこっちにも弊害が来てるんだぞ!その勢いであの猫も巻き込まれたら困る!!」
キッド「猫・・・ああ、ギロロに懐いてるあの子猫か!」
ドラえもん「その猫ってギロロ君の何?」
しんのすけ「ギロロのこと好いてるメス猫だゾ。可愛い顔はしてるゾ」
ドラえもん「えっ!?ギロロ君、ぼくにも会わせてよー!!」
ギロロ「なんでそんなこと言える状況だと思ったんだ!!?」
ドラえもんとギロロの小競り合いを周囲が止めようとする中、トリスタンのことで散々誤解された王ドラはふてくされてそうに言う。
王ドラ「奴は今リップさん達と一緒にいてるから心配いりませんよ!ここに来るはずもないですし!」
天草「王ドラ殿、一応聞きますがいつもトリスタンのこと言ってる時に必ず予想外なタイミングに出くわすのはご存じで?」
王ドラ「ゑ?」
すると、ガサガサと歩くような音がした!例のトリスタンも含まれるゼオ一行が歩く音だ。
トリスタン「おや?王ドラ殿らも来たのですか」
王ドラ「げっ!!」
マタドーラ「言ってたらやっぱり出たー!!やーい、今までの行いの分の貧乏くじ引いたなー!!(ゲラゲラと大爆笑」
〜数秒後〜
マタドーラだったもの「」
王ドラ「あなた達もパーシヴァルさんを探しに?(手にはケチャップが付いたメリケンサック」
龍馬「うん、以蔵さんはこの前のショックがまだ残ってるからサンソン君達に看てもらう形で任せてる」
ドラメッド「いや、絶対にお主らが原因であーる;」
お竜「おいヒゲダヌキ、リョーマを侮辱するなよ」
ドロロ「いや、あれは最もだけど!!?」
すると、モードレッドがタママを見つけた。
モードレッド「あ、タママ!」
タママ「っ!!モー公!?」
モードレッド「パーシヴァルを探してるって聞いたけど、あれから大丈夫か?あの女ケロン人に何かされてないか?」
ツースト(いや、絶対にお前がトララに命を狙われてんぞ!!?)
すると、モードレッドの頭上にマンボウが落とされた!
モードレッド「!!?」
あいり「えっ、マンボウ!!?」
すると、全員がその頭上を見ると、そこにはマンボウを投げたトララがいた!
トララ「あんた!あんな黒ポメみたいな殿方にスケープゴートさせるなんていい度胸ですね!」
ププル「げっ、トララちゃん!?」
あいり「モーさんにそんなこと流石にしないわよ!!?ただまた女関係でやらかしてるトリスタンさんをチャラ王の身を案じて今度こそどうやって制裁するか考えてますけど!」
ツースト「おい!!今これ言ってる場合じゃない!!」
すると、それを聞いたチャラ王がトリスタンに静かに詰め寄った。
チャラ王「トリスタン、これが終わったらあとでゆっくり話そうか」
トリスタン「はい・・・;」
トララ「タママ先輩ー!会いたかったですー!(専用のフライングソーサーからタママに飛び込もうとする」
タママ「タマァ!!?」
すると、そのタママをモードレッドが先に抱えるようにして守った!
トララ「何するんですか!!」
モードレッド「あのな、タママは嫌がってる。命が惜しけりゃ聞き分けろ!!」
トララ「なんですってー!!?」
すると、またがさっと音がした!パーシヴァルの足音だ!
パーシヴァル「天草殿?説得したいのなら即刻帰って・・・」
パーシヴァルが見たもの:タママを巡って取り合ってるモードレッドとトララ
トリスタン「あ;」
マサオ「あっ;」
天草「あちゃ;」
クルーク「あーあ・・・;」
すると、思わず唖然としているパーシヴァルにクルルが説明する。
クルル「なんかトララがタママ君の婚約者と名乗ってるんだぜェ〜。モードレッドもタママを気に入ってるしなぁ」
ネネ「クルルさん!!?」
すると、パーシヴァルは冷めた目をしながらタママに言う。
パーシヴァル「タママ殿。浮気は、良くない」
タママ「タマ?」
パーシヴァル「人を弄んでまで、浮気は、良くない」
タママ「ガーン!!」
明確に拒絶の意を示したパーシヴァルはその場から立ち去ってしまった!
クルーク「パーシヴァル!!」
メイヴ「あの男を追いかけるわよ!誰かトララを抑えといて!」
サン「わかったアル;」
トララ「ちょっとー!?まさかあの男もそうなんですか!?つか、離してー!!」
フィン「すまないが、少し捕まえてくれないかな?」
すると、クルークは落ち込んでるタママに発破をかけた!
クルーク「タママ!キミも行かなきゃ意味ないだろ!?」
タママ「だって・・・明確に拒絶されるなんて思わなくて・・・OTL」
クルーク「バカだね。パーシヴァルは確かに浮気は許さないけど、それで嫌いになったりしたことあったのかい?つまりそれだけで嫌いになったりしない騎士だってことキミがちゃんと知ってるんだろ?」
一方、パーシヴァルは涙ながらに優しく気遣うコンスタンツェに愚痴っていた。
コンスタンツェ「可哀想なパーシヴァル・・・彼にはそんなつもりないと思いますが」
パーシヴァル「それもこれもあの澄色の猫耳の少女が関わってるせいだと思う。じゃなければあんなのが伝染らないわけない・・・」
コンスタンツェ「私がその女をやっつけてあげようか?」
コンスタンツェの言葉にパーシヴァルは顔を上げた。
パーシヴァル「本当ですか?」
コンスタンツェ「ええ、約束するわ。さぁ、ロンギヌスを・・・」
一方、パーシヴァルを追うために向かった人達は探している最中に地鳴りがした!
ナーサリー「地震なのかしら?」
ゼオ「今日地震の気配の感知はないがな」
すると、地割れが出て何かの攻撃が出てきた!
リップ「地割れ!!?」
トリスタン「!あれは!!」
すると、その空上にはパーシヴァルにより解放されたコンスタンツェがロンギヌスを持って暴れ出していた!
コンスタンツェ「はーはっはっ!やーっと自由の身になれたわ!」
天草「!?あれは青の吸血鬼一族の第四始祖・・・!!?」
すると、手に持つロンギヌスを思うがままに攻撃を振るうコンスタンツェにそれを渡した張本人であるパーシヴァルは咎めようとする。
パーシヴァル「コンスタンツェ!私はコーンウォールを壊せなど言ってない!」
コンスタンツェ「私は昔、コーンウォールを含めたイギリスを支配する任務をククラ様から任されてあの手この手使ったけれど、その方法がロンギヌスだと知らなかった・・・私はそれを知った時には事前に企みに気付いて派遣された魔導師達に捕まった・・・」
パーシヴァル「・・・!?」
コンスタンツェ「まだわからない?つまりはロンギヌスを手に入れるため・・・ククラ様達の元から逃げ出した円卓騎士の一人でありその所有者であるお前を子供になりすまして騙してたのよ」
一方、透明マントをかぶせたスパイセットで様子を探っていた王ドラ達は彼女の企みを知ることになった。
事件が・・・!!
- 黒の感情・白き純潔(その5) ( No.105 )
- 日時: 2023/06/27 17:49
- 名前: 桜 (ID: Tb7tY/V8)
王ドラ「あの女、やっぱり青の吸血鬼一族の・・・!」
天草「パーシヴァルは子供好きな方です。それを利用してなりすましていたのですか・・・!」
エレナ「そんな・・・!!」
すると、コンスタンツェはパーシヴァルを自分の能力である束縛陣で支配する!
コンスタンツェ「これからは私がこのイギリスの支配者・・・ククラ様にはあなたのことは伝えてないですので・・・邪魔なパーシヴァルは、私が食べてあげる!!(ガブっとパーシヴァルの首元に噛み付く」
パーシヴァル「ぐぁぁぁっ!!!」
メルト「パーシヴァル!!」
すると、トリスタンがパーシヴァルを助けようとその空上に向かった!
トリスタン「青の吸血鬼の小娘!!その卿は我らの仲間に加わるので手は出させないでもらいたい!!」
パーシヴァル「いらないよ!!(木の棒を投げつける」
トリスタン「へぶっ!!」
救出に拒絶の意を示したパーシヴァルはクルーク達にこう言い放つ!
パーシヴァル「私のことはもう放っといていただきたい!私は元はあの者達に召喚された敵側の英霊なのですから!」
おぼろ(モイモイ)「でも、今は違うでしょ!意地張ってないで助けられてよ!」
パーシヴァル「いやです!いっそのことコンスタンツェの餌になった方がマシです!」
すると、パーシヴァルの言葉に怒ったタママは救出に向かった!
タママ「コンスタンツェに食われていいだとぉ〜?そんなのお前がよくてもさせるわけねーですぅ!!」
パーシヴァル「なっ!?」
タママ「パールでもパーシヴァルでもほっとけるわけあるか!!どれだけ罵倒されてでもちゃんと連れて帰るですぅ!!」
タママの言葉に思わず心が動かされたパーシヴァルの気持ちに呼応したのかタママの右手に令呪が浮かんだ!
チャラ王「令呪!?」
天草「彼がタママ殿をマスターと認めたのです!罵倒されたとしても自分を助けようとした、タママ二等兵という人物を!」
タママは咄嗟にパーシヴァルに自身の右手に浮かんだ令呪で命令する!
タママ「令呪を以て命じる!ランサー・パーシヴァル、自分のロンギヌスをなんとしてでもその青の吸血鬼から取り返せ!!」
令呪で命令されたパーシヴァルはそのロンギヌスを取り返すためにコンスタンツェの腕を掴む!
コンスタンツェ「なっ!?」
パーシヴァル「すみませんね。罪人だと気付かずに貴女を解放した私のミスですので」
コンスタンツェからロンギヌスを取り返したパーシヴァルはタママをも抱えながらクルーク達のいる地上に降り立った!
王ドラ「パーシヴァルさん!」
パーシヴァル「トリスタン!さっきの貴方への詫びとして任せます!」
トリスタン「!はい」
すると、トリスタンは自分の宝具をコンスタンツェに放とうとする!
コンスタンツェ「なんか円卓でも弱そうな感じの・・・」
すると、コンスタンツェが自分が縛られていることに気付いた!
コンスタンツェ「えっ!?」
トリスタン「貴女がまた逃げると分かっていて、無数の弦で拘束しました。それも私の宝具の特性です。ーーーーーお覚悟を、青の吸血鬼一族の第四始祖。我が宝具の空気撃ち、受けていただく!」
トリスタンの開眼した目を見て自分が殺されると確信したコンスタンツェは絶叫する!
コンスタンツェ「おのれ・・・!!おのれぇぇぇぇぇー!!!」
トリスタン「痛哭の幻奏(フェイルノート!!我が同胞が受けた痛みを、滅びを以て思い知りなさい!」
トリスタンの宝具による痛みでコンスタンツェは絶叫と共にその身体を灰の如く散らせた!どうやら倒されたらしい。
トリスタン「全く・・・とんでもない少女の姿をした罪人ですね」
リップ「・・・お疲れだね;」
すると、自分のロンギヌスを取り戻したパーシヴァルはコンスタンツェの攻撃により甚大な被害に遭ったコーンウォールを見て落胆する。
パーシヴァル「私は何という愚か者だ・・・青の吸血鬼に騙され罪人を勝手に釈放し、挙げ句の果てにはコーンウォールにまで被害に遭わせてしまった・・・私は顔向けできない!帰れるわけない!」
すると、パーシヴァルの胸ぐらを掴んだクルークは説得する!
クルーク「そんなの本人がどう思うかだろ!キミは許されないって思っていても、本人がそうだとは限らないんだよ!それを知りたいのなら確かめに行く他はないよ!」
クルークの叱咤を見た王ドラはタイムトンネルを開かせながら言う。
王ドラ「クルークさん。少しの間ならタイムマシンを貸してあげます」
クルーク「・・・!ありがとう」
クルークと共に乗ったパーシヴァルは王ドラの貸し出したタイムマシンでとある目的地に向かう。目的地は過去のパーシヴァルが西澤梅雄と出会って少し経った時間だ。
その頃に着いた二人は咄嗟に隠れる。
パーシヴァル「ここは・・・」
クルーク「あっ、いた。隠れるよ!」
その頃の梅雄とポールを見つけた二人は隠れながら二人の会話を聞く。
ポール「本当ですか!?」
梅雄「ああ、本当だ」
ポール「お願いです!それだけは!もしあなたの命が失われたら私はどうすればいいか・・・!」
クルーク「・・・なんかヤバそうなこと聞いてる?うわ・・・;」
パーシヴァル「梅雄様!貴方も桜華様がいるのに、男と浮気ですかー!?」
クルーク「しっ、静かに!危ない発言しない!」
ポール「パーシヴァルを追う者達を欺くために自分が秘密裏に殺したことにするなんて!」
クルーク(え・・・?)
ポール「そんなの失敗したら、あなたが命を狙われるか分からないのに・・・!」
すると、クルークはそこで気付いた。梅雄はパーシヴァルを守るために自らが殺したことを傷だらけの三つ巴悪魔に伝えようとしていたこと!つまり、この時点でパーシヴァルは一時は・・・!!
梅雄「それでも構わないよ。それしか方法はないんだ。それさえ伝えたら少なくとも納得はするだろうね。そのために彼に仮の名を与えたんだ。いつか仲間が見つけてくれるように、密かにでも一番輝けるであろう「パール」という名前を」
クルーク(桃華パパ・・・「パール」という名前はその意味がこもってたんだ・・・)
ポール「・・・。ではパーシヴァルを桃華様の元に差し向けるのは賛成ですね?」
梅雄「何を言う。お前も賛成したんだろうが。理由がないとは思えんが」
梅雄の問いにポールはこう答える。
ポール「パーシヴァルは英霊故に帰る場所はどこにあるか存在していない。今の時代のどこにも」
ポール「だからせめて、たとえどんなことが起きても日本にある西澤家が帰れる場所になってくれていたらそれでいい・・・と思っただけです」
ポール「梅雄様!パーシヴァルのことはこちらに任せます!」
梅雄「そうか・・・頼むぞ!」
そんな二人のやり取りを見たクルークはパーシヴァルの背中をポンポンと叩く。
クルーク「パーシヴァル。これでわかっただろう?帰ろう、みんな心配してるよ」
クルークはようやく安堵して涙を流したパーシヴァルを見ながら元の時代に帰るように促した・・・。
無事に二人は元の時代に帰れたあと、タママが一足早く出迎えた!
タママ「おかえりですぅ!」
パーシヴァル「ただいま、タママ殿。・・・こないだはあんなこと言いましたが、もう取り消します」
パーシヴァルは自分の抱えた感情も含んで打ち明けた。
パーシヴァル「私はあなた方のことを知って調べるためにある手段を使いました。あの野菜王国の執事に召喚術の本を渡したのは私です」
チャラ王「えっ!!?」
パーシヴァル「トリスタンがちゃんとあなた方に受け入れてもらえたのを聞き知って・・・嬉しいと思いました。変質してしまった獅子王を見捨てて逃げた私には感じることはないと思っていましたから。ですが、私にもちゃんと受け入れてくれる人がいたのです。帰る場所があったのです。私は離れるのは嫌だ!ちゃんとあの場所が好きだった!だから、私もあなた方と共に戦います!」
トリスタン「パーシヴァル卿・・・」
すると、パーシヴァルの頭をエジソンが撫でた!
エジソン「よし!キミはもう私達の引き入れた仲間だ!」
ナーサリー「よろしくね!」
パーシヴァル「はい」
ランサー 元傷だらけの三つ巴悪魔陣営 円卓の騎士パーシヴァル 桜サイド陣営加入
そのあとようやくクルーク達と共に帰還したパーシヴァルをトララを拘束しながら待っててくれた仲間達が出迎えてくれた。
クロス「おかえり」
クルーク「クロスさん?体調はもう治った?」
クロス「ああ、なんとかな;」
モードレッド「パーシヴァル!まあそういうわけでなんだけど、よろしくな」
パーシヴァル「ああ。ところであのケロン人の女の子は・・・」
パーシヴァル達が見たもの:複数のニョロロの縄で拘束されて気絶しているトララ
キッド「なんとか辛うじて勝ったよ;ドレミとナナオはその間は保護してるけどな」
ドレミ「ごめんね、トララを悪く思わないであげて;」
ナナオ「根はいい子なんだけど・・・」
パーシヴァル「はは・・・;(深く聞かない方がいいかも;」
すると、パーシヴァルのマスターになったタママにモードレッドが声をかけた。
モードレッド「よかったじゃん、タママ」
タママ「本当に嫌われたかと・・・(あれ?こいつから褒められてるのに・・・なんかかなりぐさってきた。なんで?」
一方、以蔵を看るために残されたメンバーの一人のサンソンは以蔵に話しかける。
サンソン「とんでもない災難だったね;」
以蔵「そりゃあ廃病院とはいえ建物を壊す奴があるがよ・・・;」
ベリー「元気出して以蔵ちゃん。ん?」
すると、ベリーはとある人物を目にした。ポップン組の郵便屋さんのメルだ。
メル「ベリーちゃーん、いますかー?」
ベリー「何?」
メル「キミに郵便です。あなたのお母様から」
ベリー「!」
メルはそのあと「確かに届けましたよ!」と言って帰った直後にサンソンは聞く。
サンソン「ベリー嬢のお母さんかい?」
ベリー「うん・・・」
母からの手紙の内容「ベリーへ、早く自分のポケモン達と共に帰って来なさい」
ベリー「うん・・・あのイチゴの国が通称の「ベリールーン」の女王よ」
サンソン「えっ!?」
すると、ベリーは渡された自分宛の手紙をぐしゃっと握りしめながら吐き捨てる!
ベリー「ベリールーンには帰らない・・・女王はこの世で恐ろしい女よ!」
サンソン&以蔵(ベリー(嬢)・・・!!?)
それを機に二つの目的が展開されることを、彼らはまだ知る由もなかった。
FIN
「後書き」
今回は逃亡した円卓騎士パーシヴァルが仲間に加わるお話。ラストでまだ話の続きの片鱗があるっぽいよ〜;
パーシヴァルはゲームでも最優とも言える有能性で彼をお迎えした弊カルデアもイベントなどで何度も助けられてました。桜サイドのパーシヴァルはその名残でかなり頼りになる人(加えて純粋組Lv.4)
パーシヴァルの言葉の端々になんか明かされる予感はするのですが、それはさておき。次のお話も混迷をさらに極めていくので引き続き楽しんでいただければと思います!タママとモードレッドのことも含めて!
ラン「ドラリーニョ達、大丈夫かな?」
一方、現在の月の巫女兼人気歌手であるランは自分の通う白薔薇女学園初等部から急いで帰ろうとしていた。恋人であるドラリーニョ達の身を案じていた時、ある紙飛行機が飛んだ!
ラン「紙飛行機!?サユリさん、どこに・・・」
???「私のですよ」
すると、ランは見目麗しき少女の姿を見る。一見見たらアルルと同じ年齢のような姿だった!
ラン「あなたは・・・?」
???「私と文通をしませんか?この時間にここからあなたの方まで届けます」
ラン「えっ?その前に、あなたのお名前は聞きたいのですが・・・」
???「・・・アルトリア。その名で呼んでくれても構いませんよ」
感想OK