二次創作小説(紙ほか)
- 現在キャメロット城:世界を約50%吸収(その1) ( No.128 )
- 日時: 2023/08/02 20:04
- 名前: 桜 (ID: J//WTKlw)
今回はチェリーワールドを含めた世界の吸収が拡大していくキャメロット城での各所で対決の一端!
ラストには各自で色々展開されてるよ!
「小ネタ」二つの貧乏くじを引いた居眠り豚
ジャイアン「なんか王ドラの奴、さらにイライラしてねーか?」
スネ夫「なんかトリスタンさんに愛人として求められてるって;しかも王ドラが女の子が苦手なのを知ってて;」
ジャイアン「え?天草さんやメルトさんにも好かれてるのに?」
スネ夫「まあ嫌がるのも納得できるなー;あの人奇行が目立つし、人の恋人をも口説くし、金遣いが以蔵さん以上に荒いし・・・」
トリスタン「私は悲しい・・・私が伴奏の歌を頼みに来たつもりが以蔵殿と比べられるとは・・・」
二人「!!?」
ジャイアン「き、聞こえてたのか・・・えっ!?オレ様のファンか!?オレ様の歌は世界一だ、流石円卓一の詩人は見る目があるぜ!いいぜ、聞かせてやるよ!」
スネ夫「っ!!ジャイアン!!あの人は一緒に歌う人なら誰でもいいんだよ!!そういうのはファンクラブ第一号ののび太と第二号のドラえもんに聞かせればいいんだよ!」←何気に二人をスケープゴート
ジャイアン「おう、そうだな!オレ様のファンだけのものだもんな!」
スネ夫「そうだよジャイアン!」
ジャイアン「ではお前もオレ様のリサイタルに招待してやるよ!(爆弾投下」
スネ夫「アリガトウジャイアンOTL」
トリスタン「お話は以上ですか?では・・・」
※30秒後
ジャイアン「あのクソトリ男!!オレ様の歌を聴いて逃げやがった!!!(大激怒」
スネ夫(トリスタンさん、できるだけ遠くに逃げて・・・;)
トリスタン「あー、酷い目に遭いましたね・・・;口直しに何か・・・あ。そこの小さなレディ。歌を歌えたり楽器が弾けるのなら私のハープとセッションして下さい」
しずか「えっ?」←たまたまヴァイオリンの入ったケースを持ってた&ヴァイオリンの酷さはジャイアンの歌と同レベル
のび太「」←メガネのフレームがクラッシュ
しずか「嬉しい!頑張りますね!」
トリスタン(え・・・?ドラえもん殿と一緒にいる少年はなぜメガネのフレームが割れて昇天・・・?ひょっとして私は何か・・・?)
一足早く二つの貧乏くじを引くトリ(リンゴーン)
私が憎いのなら殺せ。
それで貴様の気を済むのなら。
パンキッシュ「ようやく憑依対象が手に入ったわよ〜v」
時を遡ってハートビート・クロックタワーの事件以前。ぱが用意して渡した呪文の効果でようやく対象であるキッドの身体を手に入れたのだ。ガウェインは彼女に聞く。
ガウェイン「記憶は保持されてますか?お世話ロボットは大改造されれば記憶を全て忘れるんですよね?」
パンキッシュ「ちゃんと保持するようにしていたさ」
ガウェイン「ほう、随分と情けを・・・」
すると、ガウェインはキッドの身体に触れた瞬間、脳裏に何かがよぎった。ガウェインはその風景に思わず戦慄が走った!
ガウェイン「あ・・・あ・・・」
パンキッシュ「ガウェイン!?」
ガウェイン(これは、依代対象の記憶・・・そうか・・・貴方は、あの後に、出会えたのですね・・・)
パンキッシュ「ガウェイン!?しんどくなったか?依代の対象を変えよう「バキィッ!!」
ガウェイン「・・・うるさいですね。とっとと実行しなさい」
この後にパンキッシュに乗り移られたキッドは、闇を纏う謎の黒ローブの青年「ブラッディクス」として成り代わったという。
一方その頃、スマブラ屋敷では敵陣営から送り込まれた吸骨鬼や粛清騎士達と戦いながら彼らの勝利の末の帰還を待っていた。
ジャイアン「クソっ!!倒しても倒してもまた来てやがる!!」
のび太「諦めてる場合じゃないよ!ドラえもん達が今キャメロット城で戦ってるんだ!!」
スネ夫「でも、どうすんだよ!!ママー!!」
しずか「これを防がなかったら、このままじゃ・・・!」
ルキナ「なんとかそこから迫って来る粛清騎士を抑えて下さい!」
ロイ「吸骨鬼達には俺のソーダガンだ!!食らえー!!」
クッパ「我輩のギガクッパによる足踏みを受けるがいい!!(スマッシュボールを割る」
ディディー「オイラのバナナの皮で滑らせて対応してるけど・・・!!」
ルフユ「デルミン、そっちは!?」
デルミン「今ビームを放ってるところです。しゅびっ!」
双循「ふん、ワシの小細工をとことん味わうが良いわ!!(自分が掘った落とし穴で敵を次々と落とさせてる」
ジョウ「あいつらだってキャメロット城で頑張ってるんだ。だから、俺達はこの屋敷を守護するぜ!!」
スモモネ「ララリン、そっちは〜!?」
ララリン「今なんとか扉の方にバリケードを張った!」
ういうい「ミーが設置したトラップもバッチリ、ゼヨ!」
なんとか味方陣営を優勢にさせていたのだが、その直後にスマブラ屋敷が何かに吸収された!!
ジョウ「!!?あいつら、まさか!!」
のび太(ドラえもん・・・!!)
ゼオ「あと少しだな。ガウェインは王ドラ達が引きつけてくれている、すぐに急ぐぞ」
一方、謎の砲撃により世界が吸収のスイッチに入ったことを知らないクルーク一行はガウェインの足止めに向かったドラケロ防衛隊+天草の援護に向かうために引きつけている部屋まで走っていた。クルークはその途中で走り疲れたのか息切れして来た。
クー「クルーク!?大丈夫か!?」
ツースト「そういえば、こいつは運動は苦手だったな;」
エレナ「(それでも一緒に走ってまで・・・!)クルーク!大丈夫よ!無理しないであたしのUFOを乗り物に使ってでも「だめだよエレナ!」
クルークはエレナの提案を断り、疲れていても立ち上がりながら言う。
クルーク「みんなだって戦いながら頑張ってる。だから、ボクは今は疲れたからと与えるようなことはしたくない。多分ボク以上に悲しい思いをした人だっているから」
クルークはそれについてははっきりと言わなかった。彼は英霊達をも一番に受け入れて、一番「人」として尊重してくれた少年だからこそ特に英霊達ははっきりと誰かわかっていたからだ。
あおいがクルークに手を差し伸べながら言う。
あおい「仕方ないですね。僕の手を取って立ちなさい。英霊達を人として一番尊重したお前が死んだら、こっちだってたまったもんじゃありませんから!」
クルーク「うん。ありがとう、あおい」
一方、クロラと相対したシグレ達の陣営は改めてクロラの実力差を痛感しつつ行動パターンを読めるようになったため、クロラが記憶操作の魔法を使おうとしたら、ラーマの剣技で動きを止められていた。
クロラ「へぇ。なかなか読めるようになったじゃないか」
リデル「そりゃそうですよ。またあんな魔法を使われたら溜まったものじゃありませんからね!」
ラフィーナ「記憶操作の魔法はもうネタ切れってことですわ!」
クロラ「ふぅん。じゃあ、これは知ってるか?僕の得意な記憶操作以外の魔法を」
すると、クロラが黒い炎を出しながら言う!
ラーマ「黒い炎!?」
クロラ「これは憎しみから生まれた炎だ。ーーーーー生まれた時に呪いの宿命を背負わざるを得なくなった恨みから生まれた憎悪魔法をなぁ!!」
一方、ミリアムと対峙する以蔵達の陣営はミリアムの高い防御力を知りつつ次第にスタミナ面では劣勢になってきていた。
乱麻「あの女、全く息切れしてない・・・!」
弓弦「それどころか爽やかだ・・・;」
ミリアム「そりゃそうよ!戦いでも美しさが必要なんだから!」
以蔵「は!?」
すると、ミリアムは以蔵に向けたように指を差しながら自らの美しさの持論を展開する!
ミリアム「だ・か・ら!戦いにおいても美しさは必要だと言ってるのよ!!そんな根暗なんじゃ美しさとは程遠いわ!」
以蔵「えー・・・;こういう霊基なんぜよ・・・;」
ミリアム「そうね!そのクルクルの手入れされてないポニテ!地味な色のマフラー!丈の合わない上着!女みたいな顔のくせに髭!私、嫌いだわv」
すると、ミリアムはある巻かれた紙を持ちながらにっこりと微笑う。
ブラック(紙!?)
ミリアム「琴紙弦!!」
すると、ミリアムはその紙を使って以蔵達を縛り上げた!
デオン「・・・!!」
一方、アイレーン達の陣営は聖剣エクスカリバーの力に倒された巨人の劣化コピーと戦っているが、劣化コピーでも尋常じゃない強さに大半の全員は少し怖気付いていた。
段蔵「あ、あれは劣化コピーとはいえ強い・・・!」
ベリー「ベリー達、思わず殺されそうだよ;」
マサムネ「諦めるな!!俺達の強さはこんなもんじゃない!今はもう限界を超えてやれ!!」
すると、土方は剣を構えながら一人巨人に立ち向かおうとする!
土方「そうだ・・・まだだ!まだ終わらねぇ!!」
寿々「土方!?」
すると、そんな土方を見た沖田は生前に最後までついて行きたかったことを思い出しつつ新撰組のために命をかけた土方の背中を思い出した。
沖田(バカですね。私という天才剣士がいなくなった後もこうして自らの誠を貫いてまで死ぬなんて。むっつりのくせに病床に伏せた私の身を案じて置いていくなんて・・・だけど、だけど・・・)
すると、沖田は手をギュッと握りしめながら言う!
沖田「私だって最後まで・・・みんなと一緒に行きたかった・・・!!」
そんな沖田の涙を見たアイレーンが諭した。
アイレーン「だったら、貴様もそれを貫くのだ」
沖田「!アイレーン様・・・」
アイレーン「貴様は泣くほどに未練はあったのだろう?それが因果となって貴様は座に登録されてもいるのだ。それが本当ではないが、死んだとしても英霊とは違うが、死んだら何もかも忘れるのはみんな一緒なのだ。だから、私のサーヴァント、私の剣士も思いっきり貫くのだ!」
アイレーンの叱咤激励を受けた沖田は涙を拭いながら立ち上がる!
沖田(アイレーン様。私のマスター。面倒くさがりで気まぐれだけどとても可愛い人。・・・ありがとう)
すると、沖田は叫ぶようにして土方を呼ぶ!
沖田「土方さあああああーん!!!」
土方「!」
すると、沖田はサーヴァントになってからもずっと自分が口にしたかったことを伝えた!
沖田「私も一緒についていきます!アイレーン様のサーヴァントとしても、新撰組としても!!」
土方「!おう!ついてこい!!」
ーーーーーとある日にここを訪ねた。いかにも趣味が悪く、見たら気持ち悪いと思うものばかりが揃ってる、ぷよ地獄の創造者サマの城。普通はあんな男に聞く自分も趣味が悪いかもしれない。
だが、引き寄せられるようにここに来たのだ。自分は、ーーーーー
サタン「いやはや驚いたな。まさか貴様が獅子王よりも前にあやつらに召喚された英霊の第一号だったとはな。ーーーーーはじめまして、アサシンよ。突然だが、お前に聞きたいことはある」
一方、ククラと相対したツキノ達の陣営は彼女の予想以上の強さに思わず恐怖を抱かざるを得なくなった。
レガムント「バカな・・・!!どこでこんな力を手に入れた!?」
ククラ「レオンガルフの肉体から少し拝借した力だ。この男は驚異的な強さを持つ。だから、力を奪い取ってやった。今も私に吸収されているからすぐに全部取られて命はないだろうな」
エフィリン「そんな・・・!!」
すると、アサトは頭を押さえながらククラの姿を見て思わず睨みつける!
アサト(クソが・・・!!なんで、なんであいつに思うように攻撃しない!!?俺様の霊基が一番憎く、一番想う相手だと・・・!!ちくしょう!!)
一方、一人重要な任務に向かっていたサンソンはその部屋に向かうために走っていた!
- 現在キャメロット城:世界を約50%吸収(その2) ( No.129 )
- 日時: 2023/08/02 20:10
- 名前: 桜 (ID: J//WTKlw)
サンソン(早く・・・!早くあの任務を達成させないと・・・!)
すると、サンソンの前に敵陣営の粛清騎士達が立ちはだかった!しかし、今回のは違った。なぜならこの騎士達は暗殺されたアグラヴェインの・・・
サンソン「あれはアグラヴェインお抱えだった騎士達・・・ククラが秘密裏に彼らを支配していたのか・・・!」
一方、クルーク一行についたタママ以外のドラケロ防衛隊+天草は相対したガウェインに対して次第に劣勢になって来ていた。何しろガウェインは不夜の祝福(ギフト)を持つ故かスタミナ面にも優れていたからだ。
ガウェイン「どうした?そろそろお疲れのようですが」
キッド「・・・その前にアンタに聞きたいことがあるんだけどな」
キッドはガウェインを空気砲で撃ちまくり、ガウェインはそれを避けていくのを繰り返して行く中で問う!
キッド「お前の同僚が泣いてんだぞ?口ではあれだけのこと言ってるんだけど、やっぱり叫びたかったんだ。それはアンタの愛した妹や、アンタを憎みきれなかった最優の騎士も同様だ。その人達だけじゃない、アンタを救い出そうとしていた主君も悲しませて楽しいか?」
ガウェイン「・・・」
キッド「答えやがれ!!ガウェイン!!!」
ランスロット『ガウェイン。まさか貴公に再び会えるとは。あの・・・』
ガウェイン『貴様、ここに付いたからにはまた我が王を裏切るな』
ランスロット『ガウェイン・・・?』
ガウェイン『私は今、貴様と話をしたくない』
ガウェイン「・・・そう思われてもしょうがなかった。私は私のマスターを救うために誰にも頼らないと決めたのだ!我が王がまた不幸な目に遭わないためにも!!」
すると、ガウェインが剣技をキッドに向けて放ち、キッドがそれを自分の空気砲で盾にして防ぐ!
ガウェイン「私のガラティーンの宝具をお前の親友の、オレンジの悪魔が二度も阻んだ!!見事に防ぎ切っていたのだ!!だから、一番の障害だと殺意を抱かないわけはなかった!!私の宝具を防ぎ切る者などそれまで一人も存在しなかった!!あの時に天災を相手にしたようなものだと思ったのだから!!」
ガウェインは猛攻のままにキッドを斬りつけようとする!キッドは呆れたかのように発言する。
キッド「お前。誰の救いも受け取らないところが周りを逆に傷つけているとどうして気付けないんだ?モー公だって今のお前とは戦えないと、ホイップだってそんなーーーーー」
ガウェイン「貴様が、ホイップの名を語るなぁぁぁぁぁーーーーー!!!!」
ガウェインはガラティーンの宝具の発動準備に入った!
ガウェイン「私の宝具を受ければ終わりですよ」
すると、キッドの元に駆けた王ドラがガウェインに聞く。
王ドラ「・・・一つだけ聞きますが、その首飾りは私達の中にある赤いダイヤに似てますよね?」
ガウェイン「赤いダイヤ?これが真の赤いダイヤなのですが。貴方達のはどうせ偽物でしょう」
王ドラ「それ、誰からのですか?」
ガウェイン「それはヘクソンからの・・・!!」
すると、ガウェインはようやく思わず誘導されたことに気付く!
天草「あなた。ヘクソン達に上手く言いくるめられてますね。随分と無様な有様です」
天草からの容赦ない発言。
ガウェイン「ーーーーーッ黙れっ!!私は間違ってなど、いないのだぁ!!!」
一方、数少ない残った一人であるガルル小隊の宇宙船がようやく修復が完了した!
タルル「隊長、修復完了っす!!」
ガルル「よし。再び砲撃準備だ」
すると、ガルル小隊の宇宙船に攻撃音が鳴った!
トロロ「なんだよ〜!!?」
ゾルル「この音は・・・」
すると、ガルル小隊はとんでもないものを目にする!あれは新世界におけるビースト軍団の黒幕であるフェクト・フォルガの幼体だ!
プルル「あれは新世界の・・・!!?」
ガルル(あの太陽の騎士に命じて秘密裏に回収させたか・・・ヘクソン・・・!!)
すると、フェクト・フォルガがガルル小隊の宇宙船に攻撃しようとした瞬間、思わぬ砲撃がそれを阻止した!そう、その人物のクラスはアーチャー。真名はあの犯罪界のナポレオンの・・・!
Fフォルガ「・・・!!」
シェリー「モリアーティ。これはあなたの仕事だ」
モリアーティ「人使いが荒いマスターだねぇ。まあいいけどね」
タルル「モリアーティって、あのホームズの最大の宿敵・・・!!?」
ガルル「確かにそうだが・・・あの様子からして我らに協力を与しているようだ。ここは奴と、そのマスターに任せる」
一方、クロラの憎悪魔法による最大攻撃が放たれたことでシグレ達の陣営は大ダメージを受けていた。クロラはシグレに向かって言う。
クロラ「僕の憎しみはこんなものじゃない。先祖代々に呪いを受けて、それで死んでいくようになったのなら尚更だ」
相手は嗤いながら「どうせお前も、お前の才能のある兄を恨んでいるのだろう?」とでも言いたげだった。クロラはまた憎悪魔法を発動しようとする!
クロラ「さようなら、今までの努力諸共砕け散ってくれよ?」
クロラ「絆諸共綺麗にし「ズバッシャアアアアアーーーーーン!!!!!」
クロラが放とうとした直前に何者かの攻撃を受けた!クロラはその姿に気付いて問いただす!
クロラ「貴様らは・・・なぜここに来ている!?一人は我らの元から離れ、一人はあのキャスター二人と別行動していたのだろう!!?」
すると、シグレとナルカミはその人物達を見る。その人物はインドの有名な叙事詩「マハーバーラタ」の登場人物である二人の英霊・・・!
カルナ「ーーーーー貴様が導いたマスターか」
アルジュナ「こっちも見つけました。カルナと一緒なのは癪ですが一度しか言いませんので聞きなさい」
カルナ&アルジュナ「そいつを止めたいのなら我らそれぞれと契約しろ」
一方、ミリアムは満足気に出来上がったそれを見ていた!
ミリアム「できたーvとびっきりの芸術よ!」
それは以蔵達を紙の中に縛り付けた琴紙弦・「華」!!
あやクル「くっ・・・」
ミリアム「花は真っ赤に、染めてあげましょうー」
ミリアム「紅蓮華!!!」
ミリアムに最大攻撃を受けたことで大ダメージを受けた以蔵達を前にミリアムはふっと笑う。
ミリアム「美しくないものなんて、この世から全て消えてしまえばいいのに。青の吸血鬼である私の生きる全てよ」
すると、ミリアムはまた再度紅蓮華を放とうとする!
ミリアム「醜い者は徹底的に排除する!!紅蓮華!!!」
すると、紅蓮華を放とうとした瞬間、ある声が聞こえた。
???「なら、おまんは本当に美しいものを見たことがあるか?」
ミリアム「!!?」
???「わしがこのような恐ろしい姿に変更するということは、マスターを傷つけられた事で怒りを触れちょったのに・・・」
以蔵「おんしは阿呆じゃ」
一方、アイレーン達の陣営は巨人にどうにか大ダメージを与えていたのだが、それでも体力はやっと半分にまで削りきれた程度でまだ巨人が倒される様子はなかった。
ペイペイン「これでは火力が足りないです・・・」
ハンドレッコ「アタイの攻撃にしてもまだ足りないぐらいだね」
姫子「なら、どうすればいいのですか!?一刻も早く」
すると、姫子が自前のメガホンで大声で怒鳴ろうとした瞬間、巨人がおじけついた!
マサムネ「!?どうしたんだ!?」
姫子「メガホンで怒ったから攻撃に向かうと思っていましたが・・・!ああ!そうですわ!わかりましたわ!」
ベリー「姫子ちゃん!!?」
一方、ツキノ達の陣営ではそろそろ体力に限界が来ていた。一方のククラは余裕そうな表情をしていた。
ククラ「そろそろ限界が近づいたようだな。諦めろ。最初から貴様らに勝利はない。これは覆せない確定事項。貴様らも「人」ならばそれはわかるだろう?」
ヤス「・・・っ!!」
ほわん「・・・それは、それは・・・「それは違うの!!違うことなの!!」
すると、ツキノの大声に大半の全員が驚いた!
レガムント「ツキノ・・・!?」
ツキノ「ツキノ達にも時には対バンで敗北を経験するの。対バンで負けた事自体は悲しいの・・・だけど、負けたからこそツキノ達はもっともっとすごくなるの。敗北の後に次はないわけじゃないの!今がその勝利なの!ロージア達やおにいにい達、仲間のみんなの力で!」
ツキノがなおも立ちあがろうとした瞬間、他のクリクリメンバーも立ち上がった!
ロージア「ツキノ、言うじゃない!ロージアちゃんも混ぜてよね!」
ホルミー「なら、私達も立ち上がらないわけにはいきませんよ!」
ジャクリン「音楽や希望がありふれたこの世界を、こんなことでなくすわけには行かないんや!」
BGM:放て!どどどーん!
クリクリが曲を奏でながらそこから生まれた光でククラの方に攻撃を放とうとする!
ククラ「ほう。ならばその決意を私に見せてみろ。私を倒す気があるのならな。ダークスターダスト!!」
ククラの最大魔法にクリクリの演奏から放つ光の攻撃がぶつけ合う光景をほわん達が驚いていた!
ほわん「クリクリさん!」
パリス「頑張れ・・・!!」
うしお「ですが、このままでは・・・!!」
ツキノ(微動だにしないけど・・・でも、頑張るの・・・!!)
すると、そんなツキノに誰かが優しく声をかけた。アサトだ。
アサト(ツキノ。あまり力むな。アンタはいつも、楽しくてワクワクする曲を作る。・・・演奏するなら力むよりもそっちの方が似合うさ)
ツキノ(アサトさん・・・?)
アサト(クリクリ。お前らの曲はすごい。俺がそう保証する。俺がお前らの敵に回らない決意を促すほどだから!)
すると、クリクリの光がククラの最大魔法を相殺し、それを助力したアサトは言う。
アサト「俺はもしお前らの敵に回ったことは怖かった。俺と同じように発見されたうしおとベンちゃんはちゃんとダイ山のはぐれサーヴァント。だけど、俺はあの時に同じようにツキノに見つけてもらえて・・・本当に嬉しかったんだ」
ハルトマン「?アサト、何を言って・・・いや、待て。アンタ、ククラがーーーーー」
ククラ「?貴様、私が・・・ぐっ!!?」
すると、ククラの体調に異変を来たし、それを問いただす!
ククラ「貴様、私の中に傀儡になったのではなかったのか!?あの日、私が閉じ込めた「ククラ」よ!!」
ヒメコ「えっ・・・!!?」
すると、アサトはそれを見ながらツキノ達に明かした。
アサト「ごめん。俺はやっと思い出したんだ。あの時に王ドラに埋め込んだ禍いの種の事件からずっと。それを言えなかった。言えるわけがない。だから、トリスタンに万一のことがあれば手にかけるように頼んだ。あいつが唯一知っていたからな」
アサト「俺はククラが召喚した第一号だ」
アサトが明かす真実に大半の全員が驚く。彼は続けて話した。
アサト「俺はククラの方針に反発し、一度戦ったが返り討ちにされた。記憶が消されてダイ山に放り出される前に俺はククラの秘密を知ったんだ。それを知ったのは記憶をなくす最中だった・・・」
アサトの発言からレガムントがようやく気付く!「ククラ」に乗り移っていたのはーーーーー
レガムント「吸血娘・バニカ=コンチータ・・・」
真相を知られたククラこと彼女に乗り移っていたバニカはアサトに問いただす!
ククラ(バニカ)「あの禍いの種から薄々と感じていたが、まさか今もそいつらにつくつもりか!?アサシン、私の手元に今戻れ!!貴様は俠客だ!!」
アサトは彼女の必死の懇願に断った上で言い放つ。
アサト「俠客の意味は間違えているな。俠客は我が主のために拳を振るう。いや、俺の場合はそれだけじゃねーか。・・・ツキノを本気で好きになっていたから」
ツキノ「えっ?」
レガムント「!!?」
アサト「だから、俺は今も過去も変わらずにアンタに従うつもりはない!俺は悪に堕ちた、アンタを止めるものだ!」
すると、バニカは今も立ちあがろうとしながら攻撃を放とうとする!
ククラ(バニカ)「そう。お前は残すのだな?残したら怒られてもいいのだな!!?」
すると、アサトはツキノに頼み込む!
アサト「ツキノ!信じてくれるのなら、俺に令呪を」
ツキノ「令呪を以て命じる。新宿のアサシンに、ククラさんやレオンガルフさんを吸血娘バニカから助ける力を」
ツキノの令呪を受けたアサトはようやく思い出した自分の真名を名乗るのと同時に宣誓する!
アサト「アサシン。真名・燕青。梁山泊の天巧星として、お前をぶっ飛ばす!!!」
続く・・・!
感想OK