二次創作小説(紙ほか)
- 現在キャメロット城:世界を約80%吸収(その1) ( No.130 )
- 日時: 2023/08/08 20:46
- 名前: 桜 (ID: 7gGQw8LV)
今回は三部作最終に当たり、次回からは最終決戦です(震え声)
世界の大半が吸収されたらそりゃあ誰だってトラウマになるOTL
ところで今年の夏は去年よりはマシと言えど・・・;めちゃくちゃあっづい。
「小ネタ」You can fly
「トリスタン卿は人妻と寝ようとしたらバレて処刑されかけ、最期に礼拝堂で祈りたいと嘘を言って一人で中に入り、窓から飛び出して滑空して脱出した(アーサー王物語関連の一説より」
チャラ王「こないだは人妻と寝てその旦那を怒らせたのに、露見した際に全裸で窓から飛び降りるってどういうことだあああああー!!!?(激怒&飛び蹴り準備」
王ドラ「ついでだから言いますが、あなたはその夫婦の娘とも寝たという話は聞きましたが?(包丁とメリケンサック装備」
ロム「お前、アイオーンの盟友と偽って家畜(シンガンのファンのこと)にまで手出したって?リアルにマジのバカ野郎じゃねーか・・・!!」
シュウ☆ゾー「一部の夢銀河ツーリストとも寝たらしいね?夢銀河も流石にスパイシーな流れさっ☆」
オリオン「俺達の黄金アーティファクトにも手を出したと噂は聞いたが・・・そうだな、ただの人間であれば自害を勧めていたな・・・」
ベディ「彼らの話は本当ですか?トリスタン卿(^ω^#)」
トリスタン「Oh・・・I can fly・・・」
ちなみにFGOのハロウィン2016でも実際に飛んでます(爆弾投下)
一方の桜の城ではボカロ組やチェリーワールドの創造主である作者・桜やマスハン達桜サイドの運営組が迫りに来た数ある敵陣営と戦い続けていた。
ミク「私もなんとか歌えてるよー!」
リン「なんとか抑えきれてるけど・・・」
レン「こっちはもう限界だー!!(号泣」
KAITO「諦めないで!まだ希望はあるから!」
MEIKO「少しは上手いこと言えるじゃない」
がくぽ「拙者はこちらを蹴散らす!」
GUMI「うん!あんな英霊を復讐の道具として扱う奴らにこの世界は渡さないから!」
マスハン「おい!こっちは!?」
クレハン「ソーダウォーター銃でなんとか蹴散らしてるぜ!」
MZD「吸骨鬼達は炭酸が弱点だからなー」
悶怒「そうなのですか!?知りませんでした!」
スージー「作者様、そっちはどうですかー!?」
桜「なんとかね!あの女が間接的に関係してるなら怯むわけには行かないだろうよ!」
なんとか敵陣営を蹴散らしながら応戦し続けたが、とうとうキャメロット城による吸収がこちらの方まで及んできた!
マスハン「!!?あいつら・・・!!」
桜(お願い・・・みんな・・・!!)
一方のキャメロット城。サンソンは一人アグラヴェインの元配下だった粛清騎士達と戦っていたが、その実力差にとうとう満身創痍の状態になった。粛清騎士の一人がサンソンの方に剣を向ける。
サンソン「・・・マリー・・・キミを見つけれなくて・・・ごめん・・・!」
すると、その粛清騎士の剣が向こうに飛ばされた!粛清騎士達は驚きつつその人物の方に向ける。
???「よく頑張ったわ、フランスのムッシュ・ド・パリ。ここは私に任せて?」
???「ライダー。真名・マリー・アントワネット。私のムッシュ・ド・パリの助太刀に参るべく駆けつけたわ!」
なんとサンソンがずっと探し続けていたフランス最後の王妃の儚き貴婦人マリー・アントワネットがサンソンを助けたのだ!サンソンはマリーの姿に驚く!
サンソン「マリー・・・?マリー!?」
マリーがあっという間に粛清騎士達を蹴散らしたあと、彼女はサンソンに駆け寄った!
マリー「サンソン、大丈夫?」
サンソン「あ・・・ああ・・・夢みたいだ・・・マリー、まさかキミに会えるなんて・・・!」
涙を流すサンソンを見てマリーは愛おしく想う表情をするが、なんとか堪えた。
マリー「サンソン。せっかくの再会だったけどごめんなさい。マスターから私に少ない時間を与えるという約束なの。でも、頼み事なら叶えれるわ。あなたの望みは何かしら?」
マリーの問いにサンソンは流した涙を堪えながら答える。
サンソン「・・・ここから向こうの部屋にいる、ガウェインのマスターの元に連れて行ってほしい・・・!」
マリー「!わかったわ」
マリーは自身の宝具でもある氷の馬にサンソンを乗せてホイップの部屋まで送り届けた・・・
一方、ドラケロ防衛隊はガウェインが天草達に手をかけようとしたところをとある紐に縛り付けられた!ケロロが僅かな隙を突いて巻いてきたニョロロの紐だ!
ガウェイン「緑ガエル・・・貴様・・・!!」
ケロロ「ドロロ、しんのすけ殿、今であります!!」
すると、ドロロとしんのすけはそれぞれの攻撃をガウェインに放った!
ドロロ「忍法・火遁の術!!」
しんのすけ「ウィンド・エクストリーム・ソード!!」
ガウェインは二人の攻撃によりまた命を落とす!これで七つ星による命はあと一つとなった。
ガウェイン「あのオレンジの悪魔だけではなかったのですね・・・こんなに憎たらしいと思うのは・・・」
ボー「大ダメージを受けてる。今がチャンス!」
ギロロ「よし、このまま行ければ「負けそうで無様だな。ガウェイン」
すると、靴音を鳴らしながら彼らの前に現れた!ヘクソンやボーン・キングだ!
マタドーラ「ヘクソン、Bキング・・・!!」
ヘクソン「やあ、はじめまして諸君。いや、一人だけ久しぶりだったな」
ドラメッド「何をしに来たである?あやつらはもう貴様らに与することはないであーる」
ドラリーニョ「つか、そんなこと英霊達も聞かないよ!」
ドラニコフ「ガル!」
Bキング「ほう。威勢の良さは一丁前やな。だが、そんなこと言ってええんか?」
キッド「?どういう意味だ?」
ヘクソン「あれを見たまえ」
すると、ガウェインの足止めに来たドラケロ防衛隊+天草が目にしたのは・・・
生きたままカプセルの中に眠らされているドラミだった・・・!
ドラえもん&キッド「ドラミ!!?」
Bキング「このキャメロット城に吸収されそうになったところを連れ出したんや。まああれで別れにならんでよかったなぁ」
すると、彼らと同様唖然の表情を見せたガウェインは即座に問いただす!
ガウェイン「私は介入して欲しいと頼んでません!!あくまでも私自身の力で・・・!!」
ヘクソン「貴様が負けそうになったからだ。負けてしまえばホイップは呪いを解けない」
ガウェイン「・・・っ!!」
すると、Bキングはある条件を突き出した!
Bキング「この娘を解放したいなら条件を出すで?お前らの親友とテレカと緑ガエルの貼り付けてるケロンスターをガウェインに差し出すことやな」
ケロロ「なんですと!!?そもそもこれがどんなものか」
ヘクソン「知っている。だから欲しいのだ」
クルル(どうやら読心術で知りやがったか・・・)
キッド「ドラミ・・・!!」
すると、キッドのドラミを呼びかける際の表情を見た王ドラは思案した末にキッドにはどうしても二度も最愛の相手を失わせたくない想いから手を差し出した!
王ドラ「ドラえもん達の親友テレカとケロロさんのケロンスターをこちらに」
風間「!!?正気ですか!!?」
マサオ「いやだ!!いやだぁぁぁぁぁ〜!!!(号泣」
ネネ「なんであいつらの言うことを・・・!!」
王ドラ「黙りなさい!!私の親友やその彼女の兄を悲しませるつもりですか!!最愛の相手を亡くした痛みをまた味あわせるつもりですか・・・!!」
天草「王ドラ・・・?」
すると、全員分の親友テレカとケロンスターを王ドラが回収した!
ガウェイン(なぜ・・・どうして貴方は・・・!!)
すると、王ドラはそれらをガウェインに差し出した・・・
王ドラ「ガウェインさん・・・私達の、完敗です」
- 現在キャメロット城:世界を約80%吸収(その2) ( No.131 )
- 日時: 2023/08/08 20:49
- 名前: 桜 (ID: 7gGQw8LV)
一方、シグレ達の陣営はカルナがシグレに、アルジュナがナルカミに契約するように持ちかけていた。シグレはこれに驚きながら聞く。
シグレ「なんで・・・?」
カルナ「いいから早くしろ。時間がない」
ナルカミ「なぜ私に・・・?」
アルジュナ「つべこべ言ってないで契約を成立させなさい」
すると、シグレがカルナと、ナルカミがアルジュナと本契約を交わした!
カルナ「契約成立だな」
アルジュナ「まさかダイ山にいた少年少女達とラーマがいるなんて予想外でしたが」
すると、クロラが再度憎悪魔法を放とうとしていた!
クロラ「小賢しい影が!これはどうする!?」
カルナ「ほう」
カルナはそれを上手くかわし切る!アルジュナも弓を放とうとしてクロラがそれを相殺した!
アルジュナ「憎悪魔法を放ってから隙だらけだな」
クロラ「チィっ・・・!!」
すると、準備を終えたカルナは自身の宝具を展開させた!
カルナ「神々の王の慈悲を知れ。絶滅とは是、この一刺。日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)!ーーーーー是非もなし」
カルナの宝具を受けて大ダメージを受けたクロラは朦朧とする意識の中で思う。
クロラ(ここで死ぬのか・・・ああ。ヴィオロンになりすました時も、あんなに煩わしいと思っていたのに・・・彼らが紡ぎ出した絆はここにも・・・こんなことなら、もっと早くあいつらのような、どんなことがあっても壊せない絆を解ればよかった。だが、僕は、僕には・・・)
フラウト「大丈夫だよ。曲がりなりにも憎みきれなかった人間ならここにいるでしょ?」
クロラは理人から戻ったフラウトを見て思わず彼を呼びかける。
クロラ「・・・フラウト・・・?」
フラウト「悲しいことがあったら、今度は僕が助けるよ。どれだけ跳ね除けられても、必ず・・・」
すると、クロラは涙を流しながらやるせない想いを抱えながら伝える。
クロラ「・・・あ・・・りが、と、う・・・」
一方、以蔵達の陣営ではミリアムが今の以蔵の姿に驚いていた!
ミリアム「それは・・・ガチの人斬りか・・・!?」
以蔵「おん、人斬りじゃ。じゃが、これだといまいち格好が付かんな」
すると、以蔵はまた霊基の姿を変更する!今度は人斬りとしての姿ではなく髪色が赤から紫に変化し、白を基調に纏う侍の姿がそこにあった!
ミリアム「また再臨・・・!?こんな姿、どこで・・・!?」
以蔵「逃げんな。わしはな、正直美しさなんかどうでもえい。じゃが、わしのマスターや子供にまで傷付けたじゃろ?それをしたからわしの怒りに触れたってことでえいかえ?」
すると、以蔵は自分の宝具を発動する!それはミリアムにとって目が離せず、少しも動けないものだった。
以蔵「わしは!!人斬りとしても!!!人を守る!!!!侍じゃあああああーーーーー!!!!!」
ああ。なんていう狂気的で、なんていう粗雑。
だけど、それでも、美しいーーーーー。
姫子「こっちですわー!!」
一方のアイレーン達の陣営は姫子がメガホンを持って巨人を引きつけていた!しかし、防御力が高いはずの巨人にはなぜか大ダメージを与えていた。
ペイペイン「どうして彼女のメガホンが・・・?」
土方「まさか!寿々姫、マサムネ!」
寿々「うむ!」
マサムネ「そっちこそトチるなよ!」
そしてマサムネは後方から巨人に支援攻撃をする!
マサムネ「音波弾だ!!食らえええええーーーーー!!」
すると、寿々姫は土方に対して令呪を発動する!
寿々「令呪を以て命じる!バーサーカー、巨人が怯んでいる隙に宝具を!!」
そして寿々姫の令呪を受けた土方は宝具を発動させる!
土方「この誠の旗は誰にも譲れん。駆けろ!撃て!!斬れ!!!俺がっ!!不滅の誠(しんせんぐみ)!!!だぁぁぁぁぁーーーーーっ!!!!」
サタン「あの女は元は物事の分別はでき、言葉足らずだが人情深い主君だった。誰もが尊敬するほどにな。だが、バニカの声が聞こえて取り込まれたことであれは立派な冷酷君主となり、赤の吸血鬼一族と敵対するようになってしまった。貴様に召喚されたのはどちらの方だ?」
燕青「・・・バニカに憑かれたククラだ。俺はあの女の邪悪な気配に気付いていたんだ」
サタン「私は主君にこれほどまでに忠義を抱く貴様の気持ちは分からん。いっそのこと生前の主君に罵倒した後に去ればよかったものを。貴様はわかっておるな?今のマスターを愛するということは、ある意味で禁忌に類いされるということ。恋情は英霊でもどうしようもないものだ。そのために前のマスターに矛を向けるつもりだろう?バニカから彼女を解放するためにも。・・・それでも良いのか?貴様には、そこに何も非がないというのに?」
燕青「ああ。それがあの女にできる救い。今のマスターのツキノに、恋をするためならば」
一方のツキノ達の陣営は自分の真名を取り戻したアサトこと燕青と秘密を暴露されたククラことバニカが死闘を繰り広げていた!バニカは必死になりながら燕青を呼びかける。
ククラ(バニカ)「燕青!私の声を聞けよ!!」
燕青「俺はアンタからククラを解放するためにここまで来た!だから、譲れるか!!」
ククラ(バニカ)「燕青!!聞けよ・・・私の、私が閉じ込めた者のぉぉぉぉぉー!!!」
バニカは最大魔法を放とうとした瞬間、燕青に光が包まれた!クリクリやほわん達のメロディシアンの輝きだ!
ロージア&ホルミー&ジャクリン「アサトさん!」
ほわん「アサトさんっ!」
ヒメコ「アサト!」
ジャック「燕青ー!」
ヤス&ハッチン「アサト!!」
パリス「燕青さーん!」
うしお「燕青っ!」
ベンちゃん「燕青殿!」
レガムント&ハルトマン「アサトっ!!」
エフィリン「アサトー!」
アサトと燕青。どちらも大切な名前となった彼はククラに宝具を放つ!
ツキノ「アサトさんっ!!」
燕青「闇の俠客、ここに参上。十面埋伏・無影の如くっ!!!」
ククラ(バニカ)「あ、ぁ、あ、貴様、抵抗、する、き、か」
ククラの身体からバニカが放り出された!その宝具を使った際の地響きでレオンガルフを閉じ込めていた檻も壊される形で解放され、彼女の魂はハルトマンの持っていた封印の瓶に封じられた・・・!
クロ(クロード)「もう少しだ!!急ぐぞ!!」
一方のクルーク達の陣営はガウェインのところまで向かおうとしていた!すると、クルークはその最中で突然飛んできた赤い蝶を見る。
クルーク「赤い、蝶・・・?」
ガウェイン「ええ。幻影ですがね」
すると、クルークは後ろに来ていたガウェインに捕らえられてしまう!
クルーク「!!?」
ゼオ「クルーク!!?」
ランスロット「ガウェイン・・・!!」
ガウェイン「クルークは頂きますよ」
すると、ガウェインはクルークを捕まえたままどこかに消え去った!
クー「クルークーーーーーっ!!!!」
一方、ガルル小隊の宇宙船の上ではシェリーとモリアーティがFフォルガと戦っていた!モリアーティは目の前にいる化け物の戦闘力から本物ではないことに気付いていた。
モリアーティ「あれは本物を模した劣化コピーのクローン。よくこんなの作れたねぇ」
シェリー「なら、話は早い。合図が来たら宝具を放つよ!」
そしてガルルがキャメロット城の方に砲撃を命じた!
ガルル「今度のは特大だ。撃て!」
トロロ「了解ー!」
そしてガルル小隊の宇宙船の砲撃がキャメロット城を撃った瞬間、Fフォルガは攻撃を放とうとした!
Fフォルガ「ーーーーーっ!!!!」
シェリー「モリアーティ!!」
モリアーティ「ではーーーーージョーカーだ」
モリアーティ「宝具開放! 我が最終式、終局的犯罪をここに証明しようーーーーー
終局的犯罪(ザ・ダイナミクス・オブ・アン・アステロイド)!!」
モリアーティの宝具により倒れたFフォルガをシェリーが最後に優しく介抱する。モリアーティは揶揄するかのように聞く。
モリアーティ「まるでこれから死ぬような子供をあやすようだね」
シェリー「好きに言えばいいよ。こいつも多分、苦しかったんだ。だったらその最期に・・・優しく接するのは悪くないでしょう?」
Fフォルガ「・・・」
Fフォルガは安心したかのようにシェリーの人柄から滲み出る温かさに包まれて消滅した後、モリアーティは次第に白くなっていく空を見ながら告げる。
モリアーティ「ーーーーーあとはキミ達が頑張るんだヨ?」
一方ガルル小隊の宇宙船もまた消滅しかけていた!キャメロット城に大ダメージを与えたが、それではまだ力が残っている方だ。
タルル「隊長!!オイラが師匠達の元に行くっす!!」
トロロ「そうじゃなければ、こんなの抑えきれないヨー!!」
ガルル「・・・。いや、いい。あとは彼らに任せるしかない。彼らはケロロ小隊同様に決して諦めない心を持つ。だから・・・大丈夫だ」
ゾルル「・・・」
プルル「・・・そうですね・・・」
ガルル小隊の宇宙船もキャメロット城に吸収されていく。これによりチェリーワールドの大半がキャメロット城に吸収されて行った・・・。
- 現在キャメロット城:世界を約80%吸収(その3) ( No.132 )
- 日時: 2023/08/08 20:52
- 名前: 桜 (ID: 7gGQw8LV)
一方でガウェインに攫われたクルークはとある部屋で目を覚ました。クルークは部屋をキョロキョロと見る。
クルーク「ここは・・・」
ガウェイン「気が付きましたか」
すると、ガウェインがクルークの前に現れた!クルークは思わず身構える。
クルーク「ガウェイン・・・!」
ガウェイン「貴方に良いお話があります」
ガウェインはクルークに自分の付けている赤く輝く石の首飾りを見せる。
クルーク「それは・・・!」
ガウェイン「赤のダイヤと言いましたね?奴らの中の赤いダイヤは所謂偽物であり、こちらの石が本物。モードレッドらが惹かれるアレは偽の南十字(サザンクロス)そのもの。そして貴方は・・・本物であるこの石に私のマスター・・・ホイップを救える価値あると認められた者」
クルーク「・・・」
ガウェイン「貴方はこれまでに陰に日向に自分の仲間達を支え続けていた。だが、それゆえに面倒ごとに巻き込まれることも多い。だけれど、なんだかんだで人と人外との、それが英霊とも繋がりを持たせるから認められる。奴らが持つ特別な絆。それこそが私が理解できないものであり、ホイップを救うために必要なもの。それができるからこそ「絆の子」。私ならば、貴方にあんなことに巻き込ませはさせない。前の仲間のことを忘れて、この太陽の騎士ガウェインと正式に契約を申し込みます!」
それを聞いたクルークはまっすぐな瞳で答えた。
クルーク「お断りするよ」
ガウェイン「!!?」
クルーク「ボクは絆の子じゃないよ。あれはみんなボクが後押ししただけで全部自分の意志だ。クー達だって全部自分の意志だよ」
ガウェイン「わ、私と契約すれば貴方はあんな苦しい思いをしなくて済むというのにっ」
クルーク「確かに面倒だと思うけど、苦しいなんて一度も思ったことない。それにボクは同じ名前でも別の人間だ!」
ガウェイン「!!!」
クルークに自分の内心を看破されたガウェインは思わず焦燥する。
クルーク「それよりも、ゼオ達のところに返してよ!用は済んだだろ?」
ガウェイン「・・・何故ですか・・・?何故、貴方は・・・何故貴方はクルークと同じ道を辿るのだ!!?」
クルーク「!!?」
ガウェイン「いいでしょう。こうなったら貴方の意志を封じてでも「ドッカーーーーーン!!!!!」
すると、その部屋の壁が壊れるような音がした!乗ってきたスターアライズで突撃しにきたカービィ一行だ!
カービィ「クルーク!」
クルーク「カービィ!みんなも!」
ガウェイン「邪魔は他にも・・・!貴方、新世界で私の宝具からワドルディ達を庇った一頭身の道化師ではありませんか?」
グリル「えっ!!?」
マルク「この太陽バスターが!!あの時の恨み忘れたわけじゃないのサ!!モー公に保護された後に全快した今お前をぶっ倒すのサ!!」
ガウェイン「モードレッドが・・・保護した!?」
すると、また壁を壊された音が鳴った!クルーク救出のためモードレッドが宝具で壁を壊したゼオ一行だ!
モードレッド「その時はヤバそうな雰囲気がしたんでな!だから、せめて目を覚ますまで守ってやったまでだ!」
ガウェイン「モードレッド、貴様・・・!!」
ゼオ「ガウェイン!お前の企みはここまでだ!あいつらの足止めも効いたんだろうが・・・あれ?」
すると、ガウェインはランスロットと獅子王の姿を見る。
ガウェイン「・・・ランスロット。我が王をどのように籠絡した?」
ランスロット「違う!私は!」
獅子王「ランスロット。・・・戦いはするが殺さないでと頼みを受けていたのでな」
すると、ガウェインはクロスとクロことクロードの姿を見た!
ガウェイン「!!」
クロス「・・・ガウェイン」
クロ(クロード)「せめてこの者達の話は聞いてやってほしい。貴殿は」
すると、ガウェインはガラティーンをモードレッドの方に向ける!
ガウェイン「貴様、随分と私の旧友までも籠絡してくるな?貴様に問おう。生きるか死ぬか、今ここで選べ!!」
モードレッド「っ!!」
あいり「モーさん!!」
ーーーーー誰かが泣くような音がした。誰かの苦しみ、どうしても叫びたかった想いを封じたのが溢れ出そうな声なき声を。
ユーリ「・・・おい。状況は?」
アッシュ「ポエットちゃんだけは事前に助け出したッス・・・」
スマイル「もうあやしに行くべきじゃないかい?」
すると、ユーリが駆けようとした。
ポエット「ユーリ?」
ユーリ「ーーーーー行くぞ。覚悟を決めた」
アッシュ「・・・」
スマイル「変なお土産は期待しないでおくヨ?」
一方、ホイップの部屋にたどり着いたサンソンは初めて眠る彼女と対面する。その寝顔は美しく、まるで人形のようだった。
サンソン「・・・キミが、ガウェインの・・・」
サンソンは思わず涙ぐむが、彼女のなぜか握っている右手の中を見る。そこには、小さな太陽とクラリネットのオブジェのストラップ。彼はそれを見てふっと微笑う。
サンソン「それはガウェインへのあげたかったプレゼントか・・・キミは本当はガウェインと同じように、ガウェインが好きだったんだね・・・」
すると、サンソンは自分の剣先を眠る彼女に向けた。それは処刑人の彼にとっては酷く嘆くほどの苦しいものだった・・・。
サンソン「ごめん・・・キミをこんな苦しみから、解放させるためだ・・・」
ごめん。ごめんね。ごめんなさい。僕は、どうしてもーーーーー
サンソン「あぁぁあああぁぁぁああああぁーーーーー!!!!!!!!」
- 現在キャメロット城:世界を約80%吸収(その4) ( No.133 )
- 日時: 2023/08/08 20:56
- 名前: 桜 (ID: 7gGQw8LV)
私が憎いのなら殺せ。
それで貴様の気を済むのなら。
ゼオ「ダークネスフレア!!」
ジャガー「エナジーロック!!」
クルーク救出にやってきたゼオ一行はカービィ一行も加えて相対したガウェインの強さを前にして苦戦を強いられているが、それはガウェインも同じだった。
ガウェイン「ランスロットに「凄烈」の祝福(ギフト)を与えられたのは、私の「不夜」の祝福(ギフト)に対抗させるためですか?王」
獅子王「貴卿は些か暴走が過ぎたような様子だったからな。それにモードレッドだけでなく、小さいのにも気をつけた方が良い」
ガウェイン「?」
すると、コピー能力ソードに変身したカービィと宝剣ギャラクシアを構えたメタナイトがガウェインに攻撃する!
カービィ「ソードビーム!」
メタナイト「ギャラクシア・ダークネス!!」
ガウェイン「っ!」
ガウェインは辛うじてそれを避けるが、直後にマルクが迎撃を構えた!
グリル「アクセル!マルクちん、今だよ!」
マルク「OK!マルク砲!!」
グリルに強化してもらったマルクがガウェインに攻撃し、モードレッドがその隙を逃さぬかのように攻撃に向かった!
モードレッド「おーおー!随分とそれが大事だなぁ!」
ガウェイン「これが奴らとは違う本物の赤いダイヤですからね。これを奪おうともしたとは・・・」
タママ「!?」
すると、何かに気付いたタママは咄嗟にトリスタンの顔を見る。その表情はガウェインの首飾りである「赤いダイヤ」が妖しく赤く光るたびに気分が悪くなっていた。
パーシヴァル「?マスター・・・タママ?」
タママ(赤いダイヤは、ボクとも王ドラさんとも一緒にいたらトリさんは調子が悪くなっていたはず!ということはあれは赤いダイヤとは違う・・・!?リリン帝国の件で城にあった不気味な鏡。それはアズサがルナを生き返らせるために使用するはずだった道具。破片にも同等の力がある。赤いダイヤに擬態させていたあの首飾りは)
タママ「ディメンジョンミラーの破片・・・?」
すると、それに気付いたタママは咄嗟にガウェインに攻撃する!
ベディ「タママ殿!?」
タママ「赤いダイヤはボクの中にもある!!お前の付けているそれはディメンジョンミラーの破片で作られた首飾りだ!!」
ガウェイン「は?ーーーーーそういえば、あの場に一人だけいないと思えば・・・まさか!」
メルト「何よディメンジョンミラーって!?説明しなさい!」
チャラ王「まさか!?おいっ!メタナイトさん!あの首飾り!」
メタナイト「なん・・・だと!?」
すると、タママが自分の攻撃を放つ!
タママ「タママインパクト!!」
ガウェイン「っ!!」
ガウェインに致命傷とまでは行かなかったが大ダメージを与えたタママをモードレッドがキャッチした!
モードレッド「タママ!なんでそういう無茶しやがるんだ!」
タママ「ごめん・・・でも・・・」
トリスタン「・・・。ありがとう、タママ殿。おかげで違和感の正体がわかりました」
その隙にクルークが救出されたあと、ガウェインは身体をよろけながら聞く。
クルーク「ガウェイン・・・」
ガウェイン「何故・・・何故私の邪魔をするのですか?ホイップを救うなというのか!?」
エージェント「いや、あんたを止めないとあんたのホイップちゃんは危ないところだったんだぞ」
すると、それを聞いたガウェインは思わずピタッと剣を止める。
ガウェイン「・・・何?」
エージェント「あんたを救い出したという黄泉は俺達の敵。黄泉はあんたに対してホイップちゃんを救う方法を知る奴らがいると言った。だけど、黄泉はそれを本気にしていなかったし、知ったとしても何かに使えるとあんたを利用したんだろう。ホイップちゃんを救う方法を知るのとその要にはクルークが必要だということ。成功しちまえばホイップちゃんはあんたの知らぬまま捨てられるというのに。それを誰が知っていると言ったんだ?青の吸血鬼一族か?吸骨鬼達か?それとも珠黄泉族か?」
エージェントの言葉を聞いたいつのまにか来ていた人物に聞く。
ガウェイン「・・・マダム・玉王。それは本当ですか?」
玉王「・・・」
ガウェインに聞かれた玉王はため息を吐きながら答える。
玉王「あーあ。ぶち壊しやなあもう」
アタランテ「!!!貴様!!」
玉王がようやく嘘だと明かしたのを聞いて呆然とするガウェインを前にしてボーン・キングやCママと共に来ていたヘクソンがさらに明かす。
Bキング「お前らやっぱり・・・」
ヘクソン「そうだ。私達はあの一家への復讐のために秘密警察に追われた貴様に目をつけた。だが、傍に眠るマスターがいては離れるとは思えん。だから、ホイップを救う方法を知ると言って貴様を我が陣営に引き込んだ。我らがそれを知っているはずがないのにあっさりと信じて正直驚いたよ」
ガウェインまでも利用したことを知ったことでゼオは聞く。
ゼオ「お前らに聞きたいんだが、王ドラ達はどこだ?」
ヘクソン「ああ。気付いていなかったな」
すると、ヘクソンは全員に部屋の窓の方を見るように指示をする。
ヘクソン「部屋の窓の方を見ろ」
ヘクソン「今ロンゴミニアドが変貌したキャメロットはこの部屋だけだ。この世界は約8割がキャメロットに吸収された」
それを聞いた大半の全員は唖然となった!じゃあ、以蔵達やハッチン達は・・・!
龍馬「以蔵さん!!以蔵さん!!」
アイオーン「・・・っ!!!」
良「ごめん・・・!!本当にごめんっ・・・!!」
タママ「あんたよくもこんなこと・・・!!」
ヘクソン「パーシヴァルのマスターであるキミは幸運だったな。ここまでたどり着いたキミ達に面白いものを見せるとしよう」
すると、ガウェインがその絶望からディメンジョンミラーの首飾りにその隙を突かれたことでその力に取り込まれてしまう!
ガウェイン「あ・・・あ・・・」
ガレス「兄様!!!」
すると、ヘクソンはニヤリと笑いながら言った。
ヘクソン「見ろ。これが中で打ち砕かれた色とりどりの石となったキミの仲間達だ」
タママ「あ・・・うああ・・・うあああああーーーーーっ!!!!!」
続く・・・!
まさかの・・・感想OK