二次創作小説(紙ほか)

湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?(その1) ( No.170 )
日時: 2023/11/07 20:48
名前: 桜 (ID: WCU8Ccoj)

今回はメタカビ+ランスロットがメイン。ランスロットがひたすら不憫です(正当な理由でも)
つか、ランスロットは日頃の行いも含めて不憫なので大王様に匹敵するかもしれない。






ブラック「こいつ、アルルを口説いてたのを見たぞー」






・・・失礼、本人の因果応報でした(ぇ)






「小ネタ」ぷよクエ10.5周年記念


アルル「ぷよクエ10.5周年ー!」






シェゾ「では闇の魔法で斬り倒すことにしよう・・・」←10.5周年の目玉に双剣の魔導師シェゾとして選ばれた
アルル「選ばれたのになんで!!?」






シェゾ「だってそうじゃねーかよ!俺は猫耳やアロハ、終いにはあんなエビかトラかも分からない生き物と某バンダイアニメのコラボのセットで選ばれやがったんだぞ!!?(実際にある)せめてものどんぐりガエルとペアになりてーよ!!」
アルル「えー・・・;どんぐりガエルが嫌そうな顔が目に浮かぶなー・・・;」
アミティ「ちなみにぷよクエでメインになった時空探偵関連が出る予定はある?」
桜「あるわ。でも、まだ構想中だし新ケロロと同じく登場するなら世界をも巻き込む事態になるほどの話にするしかないわね・・・宇宙全体を巻き込むような」
クルーク「マジ!!?」


両者とも登場予定はありますが、まだ構想中の段階です;






ここはスマブラ屋敷。男性ファイターだけでなく女性ファイターも参戦し、ファイターの有無問わずにグローバルな交流を楽しんでいます。






ランスロット「そして見目麗しき美女や可憐な少女も集まっているな(キリッ」
ガウェイン「貴方は結局それですか;」






ランスロットも自身が住んでいるキャメロット城が近距離であったこともあってここにも度々訪ねに来ているが、その理由はピーチやサムスなどの美しい女性ファイターや夏美やアルルを始めとする美少女達もいるから。生前でも相当なプレイボーイである彼にとってはここが花園のようであった。


ランスロット「失礼だ。女性は敬うものであると私は知っている。だが、やりたい時もある!本気ならばそれは男として当然であろう!」
ガウェイン「最低なこと言ってますよ貴方!?大体その多くが色々な意味で厄介な彼氏持ちなのだから、その恨みで我が王に報告されたくないならやめた方がいいのでは」
ランスロット「知ってはいるが、その彼氏らに戦って勝てば良いのであろう?」
ガウェイン「精神的にも殺されますよ」


彼らが万一そうなった場合は自分以上に怖いことをよく理解しているガウェインの言葉にランスロットはフランクに諭そうとする。


ランスロット「平気だ。我が王や貴公以上に怖いものなどないと思っているからな。一部には厄介なのもいるが・・・!」


すると、ランスロットは背中までの長さであるピンク髪をツーサイドアップにしている可愛らしい少女がデイジーと話しているのを見つけた。どうやらガウェインはその少女が擬人化しているカービィだと気付いているが・・・


ガウェイン「あれは聞いたことがありますが、擬人化ですね。ということはあの少女はカー・・・」


すると、その少女を見たランスロットはガウェインにせがむ!


ランスロット「卿よ、メタナイト殿との手合わせの橋渡しも引き続き兼ねて協力するか?」
ガウェイン「え?それはどういう・・・」






ランスロット「あのピンク髪の少女との逢瀬の約束を取り付けてもらいたい!」
ガウェイン「は?」






なんとランスロットが擬人化のカービィであることを知らずに逢瀬の協力をガウェインに要請してきたのだ!カービィの性別やランスロットが打ち倒すべき目標にしているメタナイトの恋人であることを知っているガウェインは彼に思い直すように諭そうとするが・・・


ガウェイン「無理ですよ!彼女は・・・!」
ランスロット「何を言う。もちろん最初なのでキス以上のことはしない。我が主のプロキオンにも令呪で制限すると伝えてくれていい」
ガウェイン「そうではなくて!段階という問題のそれ以前に・・・!!」


しかし、ガウェインは結局親友の頼みを聞いてしまった。彼はトボトボと歩きながらため息を吐く。


ガウェイン(どうしましょう;こればっかりは・・・ん?)
クルーク「楽しみにしてた今日のメインのチョコケーキのバナナ付きクレープを買えたーv」


ガウェインの近くでは楽しみにしていたチョコケーキのバナナ付きクレープを買ったクルークを見かけた。クルークはそんなことを知らずに食べようとする!


クルーク「買ったのが最後の1個だけでも十分だよね。いただきま・・・」
ガウェイン「私ならば3個は買ってあげますよ?」
クルーク「わっ!!?」


ガウェインが急に前に出てきて驚くクルークは彼に聞く。


クルーク「このクレープ、食べたいの?せっかくボクが買ったんだからあげないよ?」
ガウェイン「そんなことは言いませんよ。ただ相談する案件がありまして」
クルーク「?」


ガウェインから話を聞いたクルークは思わず汗まみれになるほど驚愕した!


クルーク「キャメロット城を荒野にさせたいの!!?」
ガウェイン「私だって聞きたいぐらいですよ!!(号泣」
クルーク「つか、カービィの性別を知ってたんだね。大王から聞いた?」
ガウェイン「ええ。メタナイト殿らが私に対して睨みつけるような表情だったので原因を聞きに行って」


それを聞いたクルークは「そうか、そういう理由か!」と思い出したかのように手をポンと叩いた。


クルーク「それで円卓の男性騎士はみんな女好きだと思ってるんだ。そりゃあんなこと見てたらイメージダウンになるよな・・・」
ガウェイン「ん?それはどういう意味で「トリスタンがカービィが女の子だと知った直後にメタナイトの目の前で口説いたんだよ」


衝撃の事実が発覚。まさか一番最初に桜サイド側に加入したもう一人の同僚が主に不貞関係で各所に迷惑をかけまくっていたことを知らされたことでガウェインは思わず泣いてしまう。


クルーク「ガウェイン・・・泣いてるの?それは見かねたチャラ王が拳で叱ってくれたんだけど・・・」
ガウェイン「大丈夫です・・・ペディヴィエール卿にもどういう報告すればいいか混乱しているので・・・」
クルーク(同僚まで迷惑をかけるほどトリスタンは生前にどんなことやらかしたの;)


すると、ガウェインはクルークにカービィを誘うよう仲介役に頼む!


ガウェイン「だからこんなことを頼みたくないですけど!カービィに仲介役をお願いできませんか!?」
クルーク「絶対にいやだからね!!?自分からメタナイトに殺されに行くなんていやだ!!」
ガウェイン「お願いです・・・!その後に私の責任ということにしても構わないので・・・我が主のホイップにもバレたくない・・・!」
クルーク「う・・・;」


捨てられた子犬や子猫のような目に弱いクルークはガウェインの泣きそうな顔を見たことで結局引き受けてしまった。クルークはメタナイトやカービィ大好き組にバレるんじゃないかってヒヤヒヤしていた。


クルーク「命だけは・・・;」


クルークは原型に戻ったカービィがいる食堂に入った!ショートケーキを食べている彼女はクルークに気付く。


カービィ「クルーク、なに〜?ケーキを食べにきたの?」
クルーク「いや、違くて;明日の日曜は空いてるかい?」
カービィ「うん、メタは試合だけど」


明日メタナイトが試合ということはランスロットが擬人化姿のカービィと会う絶好の日だということ・・・覚悟を決めたクルークはカービィに頼む!


クルーク「カービィ、お願い!擬人化でキミに会いたい人がいるんだ!明日会ってほしい!」
カービィ「えー!?擬人化!?何があったの「スイーツバイキングのチケットがカップル用のだから、明後日にメタナイトと行ってきていいから」






カービィ「行く!!」←食べることが大好きなピンクの悪魔






なんとかカービィから承諾をもらったクルークは明日無事で過ごせるように願った。


クルーク(神様お願いです・・・どうかメタナイトやカービィ大好き組にバレませんように・・・;)






今回は前々回の続きに相当なギャグコメ

湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?(その2) ( No.171 )
日時: 2023/11/07 20:51
名前: 桜 (ID: WCU8Ccoj)

その修羅場の予兆の翌日(ぇ)






そしてその翌日の日曜日。カービィは擬人化の姿でポップンランド近くのベンチで待ち合わせしていた。


カービィ「クルークに初対面のふりをしてと言われたけど、擬人化だったらわかりにくいかな?」←可愛いワンピースの上にジャケットに星のキャスケットをかぶってる


すると、自分を呼ぶ声が聞こえた!彼女と同じように普段とは違うラフな格好をするランスロットだ。


ランスロット「すみませんレディ!少しドタバタしてて・・・」
カービィ「(ボクに会いたい人ってランスロットさん!?)ううん、今来たところだよー」
ランスロット「(可愛らしい。前とは違うラフな格好だが、愛らしい・・・!)では行きましょうか」
カービィ「うん」


だが、これをこっそりと見ていた一同がいた。クルークとガウェインと、ランスロットの歯止め役として来たマスターのプロキオンとその保護者のエージェントだ。


エージェント(何やってんだよ!!?メタナイトに殺されるぞ!!)
クルーク(だから、キス以上のことしようとしたら歯止めをかけるようにってマスターのプロキオンとも話した上で連れて来たんだよ!?)
ガウェイン(静かに!プロキオン殿、令呪でランスロットめに歯止めをかけるだけでいいですから・・・)






プロキオン「しゃーこしゃーこ(自分の剣を研いでる」
ガウェイン「」






プロキオンは普段は優しい子だが、浮気や不貞に関しては許せないのでランスロットはその少女がカービィであることを知らないもののいざというならば剣でぶっ刺す腹積もりらしい(震え声)ごめんねプロキオン、こんなことさせて・・・;
二人がポップンランドに入ったことをクルークは確認する。


クルーク(今入ったよ。ボク達も入ろう)


ポップンランドに入場し、まずはカービィとランスロットはジェットコースターに乗った!


ランスロット「あの・・・意外とアグレッシブですね;」
カービィ「えー?ボク、ジェットコースター大好きだもん!」
ランスロット「え?待って下さい;私はまだ心の準備が・・・」


ガコン・・・ガーーーーー!!!


カービィ「きゃーーーーー!!!」←喜びの悲鳴
ランスロット「ぎゃあああああー!!!」←恐怖の絶叫


ポップンランドのジェットコースターでの二人の様子を見たクルーク達四人は屋台で買ってきたクレープやマッシュポテト、たこ焼きを食べながらどうやらちょっとカービィは大丈夫そうだなと少し安堵していた。


クルーク「カービィ、はしゃいでるね;」←チョコバナナクレープ食べてる
プロキオン「ランスロット、ざまあないよね」←エージェントに買ってもらった苺アイスクレープ食べてる
ガウェイン「ランスロットはこういうのに耐性はないのですから」←マッシュポテト食べてる
エージェント「お前らその辺にしとけよ;そうじゃないと甘やかしたってヴィルとかに「あっ、エージェントー。ツナサラダクレープも食べていいー?プロキオンはたこ焼きクレープだって」クレープばかり食べてんじゃんお前!!?」←抹茶アイス食べてる


その数分後、カフェに立ち寄ったカービィの大食いぶりにランスロットは思わず関心を示した。


ランスロット「よく食べるのですね」
カービィ「えっ?いやだった?」
ランスロット「そうじゃないです。ただ・・・かつての我が主君にもこの幸せな光景が今にしてなったのだな、と・・・」


ランスロットはブリテンにおいて円卓の騎士として騎士王に仕えた生前に王を労わると同時にその妃であったギネヴィアを案じた結果彼女と情が通じてしまったことで結果的にブリテン滅亡の発端となってしまった。
彼自身はギネヴィアを愛したことに後悔はないもののせめてもの騎士王に罰して欲しかった故に親友でもある彼女の幸福をサーヴァントになってからも願っていたのだ・・・


カービィ「そうだったんだね・・・(騎士王さまのことかな?」
ランスロット「だから貴女のような女性のように平和な現代だからこそ価値あるものだと思って・・・」


ランスロットはまだカービィから名前を聞いていないことに気付いた。


ランスロット「そういえば、レディのお名前は・・・」
カービィ「あっ・・・(本名は明かすなとクルークに言われたんだった;えっと・・・)アニス!」
ランスロット「アニス。良い名前ですね」


一方それを近くの席で聞いていたクルーク達四人は事前にカービィに助言を与えたのが今行ったことを聞いてホッとした。


クルーク(よし。ボクが偽名として考えた名前が効いたようだ)
エージェント(おい!偽名って言い方はやめてくれないか!?)
ガウェイン(袂を別った者とはいえ私も王の幸福を願った者です。あのようになったのは明らかに自分の弱さであるので)←生前ランスロットに兄弟や息子達を全員殺されて狂気に
プロキオン(ごめんなさい!!貴方が一番複雑ですね!!(泣)


その数分後、二人が立ち寄った巨大迷路でカービィはかなりワクワクしていた。


カービィ「巨大迷路だって!競争しよー!」
ランスロット「ああっ;そんな速く行ったら;」


一方同じく巨大迷路に入ったクルーク達四人はその巨大迷路の複雑さにかなり手間取っていた。


クルーク「これかなり迷うねー;」
エージェント「プロキオン、迷子にならないように手を繋ぐぞ」
プロキオン「うん」


しかし、ガウェインの姿がなかった。クルークはそれに気付く。


クルーク「ガウェイン?」
エージェント「そういえばガウェインは巨大迷路は初めてだと聞いた。迷ってるんじゃねーか?」
クルーク「やっべ!!迂闊にクー達呼べないから早く見つけなきゃ!!ガウェインー!!!」


一方ガウェインは巨大迷路に早々に迷ってしまい、一人その下に座っていた。


ガウェイン「このような複雑な地理、アトラクションに採用するのですね;本格的だ・・・」


ガウェインは寂しくなって思わず泣きそうになるが、クルークが彼を発見した!


クルーク「あっ、ガウェイン見っけ!」
ガウェイン「!」
クルーク「ごめんね迷ったことに気付かなくて!大丈夫!?」


すると、立ち上がったガウェインはクルークの頭をポンと撫でながらクスッと笑う。


ガウェイン「大丈夫です。貴方に見つけてもらったことで気力を取り戻したので」
クルーク「ホント!?よかったー!」


巨大迷路をゴールしたその数分後、ランスロットはアニスと名乗ったカービィの意外とマイペースながら明るく活発かつ活動的な姿を見てその少女が正体が原型のカービィであり、自身がライバル意識を抱くメタナイトの恋人だということを知らないままさらに惹かれていった。


ランスロット(意外と人を振り回す部分はありますが、それも含めて可愛らしい。さらに愛しくなるな・・・)


ランスロットは思わずカービィの髪にそっと触れようとするが、直後に自身に令呪が降りかかった!ランスロットが何かをしようとしたのを察したプロキオンからだ。


プロキオン(ランスロット?今キス以上のことしたよね?(ドスの利いた声)
ランスロット(はい・・・ごめんなさいOTL)
エージェント(円卓最強の騎士なのに意外とメンタル弱めなんだなー;)
クルーク(トリスタン以上かもね;)
ガウェイン(トリスタン卿は普段からベディヴィエールに散々罵倒されたおかげで慣れてますから;)


そんなランスロットの様子にカービィがじっと見て心配した。


カービィ「ランスロットさん、大丈夫?生前のこと思い出して悲しくなったの・・・?」
ランスロット「いっ、いえっ!そんなことは!(なんて心の優しいレディなのでしょう!」
プロキオン(チッ)
クルーク(ダメだよ舌打ちは;)


その直後に立ち寄ったメリーゴーランドではランスロットがカービィの後ろに乗ろうとしていたが・・・


ランスロット(プロキオン。アニス嬢の後ろに乗らせて)
プロキオン(ダメ。どうせキス以上のことやろうとするから見てよね)
ランスロット(プロキオン。そんなことは)
プロキオン(また令呪で命じられたいの?)
ランスロット(うぐっ;)


プロキオンに脅されたランスロットは渋々と白馬の馬の乗り物に乗るカービィの様子を見るしかなかった。


カービィ「ランスロットさーん!ヤッホー!」
ランスロット(まあいいか。それも愛らしい)


一方クルーク達四人はなんとか何事もなく進めたことに安堵しつついよいよ夕方になってきていた。


プロキオン(そろそろ夕方だ。最後はやっぱり定番の観覧車かな・・・)
エージェント(あそこ、いつも大半が遊園地の大トリにも当たるもんな)
クルーク(でも、アレの遊園地よりはまだマシかな・・・ダメだ今思い出したくないOTL)←裸族パークの被害者ではないが間近で見たツッコミ組の一人
ガウェイン(いつも良くも悪くも平等に接する彼にも思い出したくないものが・・・!?)←裸族についてはまだ知らない


ガウェインさんは知らない方がいいですよ;つか、知らなくていいですOTL






サーヴァント組はまだ半々が裸族を知らない状態(ぇ)

湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?(その3) ( No.172 )
日時: 2023/11/07 20:57
名前: 桜 (ID: WCU8Ccoj)

リップ「ふんふんふ〜ん♪」


一方のリップの実家のパティスリー店アムールの2階にある居住区の一つのリビングでは今日もお客さんを呼び込むための試演演奏も上手くいってようやくひと段落したところだ。


リップ「あー、手伝い終わったし、こたつだー・・・」
チャラ王「快楽の部屋だなー・・・」
ルート「もしくは・・・堕落の園」
メルト「至高の楽園ね・・・」
トリスタン「おお、許される欲望・・・」
おぼろ(モイモイ)「ちょっと!こたつを変なのにたとえない!」


こたつの温かさに英霊であるトリスタンやメルトもノックアウトしていた。ダラダラとTVを見たりしている中でおぼろはみかんを小さく摘みながら食べていた。


アナウンサー「ポップンランドの最高の場所はやっぱりこの観覧車!」
おぼろ(モイモイ)「あっ、ポップンランド。おぼろも今度行きたいなー・・・」






アナウンサー「カップルにも好評のイルミネーションがキラキラとバックされており、ラストにもピッタリ!(観覧車に乗っていたランスロットとカービィを指す」
おぼろ(モイモイ)「」






なんとポップンランドを特集したドキュメンタリー番組でランスロットの不貞(?)発覚。そこにチャラ王も気付いた。


チャラ王「ランスさん?えっ!!?なんだこれ!!?」
ルート「擬人化だがカービィもいるな」
リップ「ええーっ!!?ちょっとどういうことー!!?」
メルト「トリ、ランスロットはカービィの性別知ってるの!?」






トリスタン「いや、知らないのですよ。その様子からしてその少女がカービィであることも知りませんね」
大半の全員(д)               °°






おぼろ(モイモイ)「ちょっとどうすんのよ!!?このままじゃポップンランドが荒野に「ドサッ」


すると、届けに来たリンゴの箱を落とすような音がした。彼らがゆっくりと振り向くと、そこには・・・


???「すまない。届けたリンゴの箱は置いて行くから」
チャラ王「っす・・・;」


その目が全く笑っていない表情に大半の全員が怯えてたのをよそにその当事者はポップンランドの方に飛んで行った・・・


トリスタン「やっぱり私と同類だと思われたのですね・・・」
チャラ王「円卓に対する偏見は大半がお前のせいじゃねーか!!」






一方のポップンランドでは二人が観覧車に乗り、なんとか何事もなく終わるとクルーク達四人は予感していた。


クルーク「あーよかったー!何も起こらなさそうでよかったよ;」
プロキオン「ボクに嫌われたくない一心で従ってくれてるだけだけどね!」
エージェント(変なところで素直じゃないんだから;)
ガウェイン「一応聞きますが、男の方が誰かを好きになったら溺れるものなのですか?この世界ではちらほらと見ますが」


ガウェインの質問にクルークは頷きながら答えた。


クルーク「うん。大半がそういうものだね。一例で言うとそうだね、名前はキミだって知ってると思うからあえて伏せておく。とある男が前は人間不信だったみたいだけど、今の恋人に一目惚れしてからは人間らしい顔つきになってたよ。そいつは恋人のことがたまらなく好きで今ではほぼ同棲状態になってると聞いたな。溺れちゃうというのはそういうことだね。ガウェインだってホイップちゃんに対して同じものじゃないかい?」
ガウェイン「それは・・・!私は・・・」


すると、何らかの光を感じ取った!ただ爆発が起こったわけでもない。


プロキオン「えっ、太陽が逆戻りした!?」
エージェント「!!!?あれは・・・まさか・・・;」


一方の二人は観覧車の中で楽しそうに話していた。とはいえどカービィなりに楽しい話題をしようと思った故に出すポップスターの日常などをランスロットがひたすら聞いて微笑ましそうにしているだけだが。


ランスロット(この子はさっきの私の様子を見てちゃんと楽しい気持ちにしようとしてくれてるのですね。目の前の愛らしい少女にこんなことさせるとは・・・自分が情けないな)
カービィ「それでねっ、この前ねププルちゃんがゼオ君のために作ったカレーをくぅちゃんが食べちゃって、直後に叱られたくぅちゃんが怒って以蔵さんのとこに逃げ出しちゃったんだよー。以蔵さんが自作のシュークリームをあげたから落ち着いてくれたけど」
ランスロット「あの方はなんだかんだ言って根は悪くないでしょうから。そういえば・・・そうだな、貴女は好きな殿方でもいますか?」
カービィ「?うん。いるよ」
ランスロット「!本当ですか!?その方は誰なのですか?」
カービィ「それは・・・」


すると、ランスロットのスマホにガウェインからの着信音が鳴った!彼は少し不逞腐れそうにしながらそれに応じる。


ランスロット「なんだ?もしや王に露見でもしたのではないな?」
ガウェイン「話は後でしますから!!その方はクルーク殿らが保護するので今すぐ逃げなさい!!」
ランスロット「?何を言って・・・」


すると、ランスロットがふと上の窓の外を見るとそこには・・・






上からマッハトルネイドを放とうとしているメタ様が(爆弾投下)


メタナイト(^д^#####)
ランスロットΣ(°д°;)!!!?






リップの家にあるTVのドキュメンタリー番組の内容を見て激怒したメタナイトは即座にマッハトルネイドを放つ!観覧車が大半が破壊されたもののカービィは目をそっと開ける。


エージェント「よかった無事か!!」
カービィ「エージェント!?プロキオンもどうしたの!?」
プロキオン「話はあとだから!」


一方のランスロットはなぜか自分の前に立ったメタナイトの姿を見てあたふたと慌てる。


ランスロット「メタナイトか!?なぜギャラクシアを構えている!?誰かに操られたか!?」
メタナイト(▼益▼####)ダマレコノフテイキシガトリスタンイジョウニサイテイナコトシヤガッテブッコロス・・・!!!
ランスロット「とぅわっ!!?本当に何があった!?だが、まさかの貴公から手合わせを申し込まれるとは・・・」


すると、ランスロットは霊基をいつもの武装に戻して愛用の剣であるアロンダイトを構えた!


ランスロット「いいだろう。前から貴公と剣を交じり合いたかった!」


ランスロットはメタナイトと剣を打ち合い、その実力には内心では驚く。まさかここまであの時以上に強くなった騎士だとは!


ランスロット「あの時よりも剣の腕を磨いたか。それでいい。そうこなくては勝っても嬉しくない!」


すると、その湖の騎士の頭上からガウェインが飛びかかってきた!


ガウェイン「はいそこまで!!」
ランスロット「とぅわっ!!?ガウェイン!!せっかくの機会に巡り合ったのに邪魔する気か!!?」


ガウェインがランスロットを引きつけてるうちにクルークはメタナイトをなんとか怒りが鎮まるために言葉を発した!


クルーク「メタナイト!!落ち着いて!!ランスロットさんにはちゃんとキス以上のことしたら殺すぞとガウェインが脅したし、なんならガウェインの頼みにボクが折れちゃってカービィを誘っちゃったんだよー!!」
メタナイト「貴様・・・奴の不貞のグルだったわけか」
クルーク「違う!!ランスロットさんはカービィの性別を知らないんだし、そもそもトリスタンみたいな性別を知った途端にキミの目の前で口説いた以上のことはしないよ!!それに終わったらカービィにキミとのカップル限定のスイーツバイキングのチケット渡してるんだよー!!」


クルークの説得の内容にメタナイトは聞いて怒りが秒で鎮まった。どうやら最後のカービィとのスイーツバイキングで収まったようだ。


メタナイト「・・・そのスイーツバイキングのチケットは私への謝罪代わりだな?いいだろう。私のカービィと一緒にスイーツを食べに行けるなら・・・」←公式でもスイーツ好き
クルーク(よかったー!!カービィにカップル限定のスイーツバイキングのチケットを渡したのが効いたー!!!)


それを見ていたガウェインはようやく事が収まったのを感じてひとまずほっとした。


ガウェイン「なんとか被害を最小限に抑えたようで;」
ランスロット「クルーク殿?それなら私との剣試合を彼に頼んで・・・ん?カービィ?どういうことだ?」


すると、カービィがメタナイトの姿を見て抱きついた!


カービィ「メター!」
ランスロット「アニス・・・!!?とぅわっ!!!?」


すると、ランスロットの肩をエージェントがポンと叩いた。






エージェント「言わなくて悪かったが、うちのカービィは女だ。んで、お前が惚れたのがその擬人化」
ランスロット(д)               °°






自分が本気で惚れかけた少女が実は自分が勝ちたいと思い焦がれる一頭身の騎士の恋人(しかも女の子)であることを知った湖の騎士は魂が抜けたように気絶してしまった!


メタナイト「!?あやつはどうした?」
クルーク「あー、カービィの性別を知って驚いてんじゃない?ガウェインもこんなだったよ;(話合わせてよガウェイン;」
ガウェイン(承りました;)


メタナイトは原型に戻ったカービィを抱きしめながら聞く。


メタナイト「カービィ、どうしてあの騎士と一緒にいたのだ?」
カービィ「クルークが擬人化のボクに会いたい人がいるって言われて。まさかランスロットさんなんて驚いたけど・・・」
メタナイト(どうやら全く嘘ではないらしいな・・・)


メタナイトはカービィを抱きしめつつ飛びながら甘くささやく。


メタナイト「では今から私と愛の世界に行こうか?今日のことも話し合わないといけないからな・・・」
カービィ「えっ//////!?ボク、ランスロットさんとは何もしてないよ!」


メタナイトはカービィが照れている隙にクルークの方を向いて「今日の責任として壊した遊園地のアトラクションの後処理と修理を課す」と口を動かしながら命じた。


クルーク「はいごめんなさいOTL」
メタナイト「カービィ・・・酷いことはしない」
カービィ「ひゃああ・・・ごめんってば・・・//////」


二人が飛んで行ったのを見送ったエージェントはひとまず課せられた命令に頭を悩ませながら言う。


エージェント「まあ荒野になるよりはまだマシか;請求書は大王に送っとこうかな;」
プロキオン「できるの?」
エージェント「できるぜ(ドヤ」
ガウェイン「ゼオ殿らに続いてなんて酷いことを!!そんなことしているからトリスタン卿も自分の不貞に関する慰謝料の一部を大王に・・・!!?」


すると、ガウェインはクルークがメタナイトを説得した際の内容を思い出した!


ガウェイン「ちょっと!!メタナイト殿が我ら円卓の男性騎士に対して偏見を抱いているのは大王にその不貞の慰謝料の一部を請求してるのもですか!!?」
クルーク「ボクもあの時はトリスタンがまさかこんなことまでするなんて思わなかったんだよー!!いつもならチャラ王の父親が全額払ってくれたし、そのたびにチャラ王が鉄拳制裁はするけど!!」
ガウェイン「トリスタン卿の行いが原因でメタナイト殿らが円卓の男性騎士に偏見を抱いたのをあのお方が知ったら「ドサッ」


すると、持ってきた救急箱が落とされたような音がした。その落とした人物がニッコリと笑いながら言葉を発した。


???「申し訳ありません。ランスロット卿が不貞をやらかしたと飛んできたら聞いたので」
クルーク「はい・・・;」
プロキオン(あ、トリスタンさん死んだな;)


一方リップの母親に頼まれて夕飯の買い出しに出かけていたリップ達はランスロットの身を案じていた。


リップ「ランスロットさん、大丈夫かな?」
ルート「大丈夫だと思う。そう祈るぞ」
メルト「死亡フラグは不可避なのね;」
おぼろ(モイモイ)「なんかかわいそー;」
トリスタン「手合わせを待ち焦がれる騎士に蹂躙される友のため・・・奏でましょう、慰めの歌を。聞いて下さい〝反故された騎士の歌〟」
チャラ王「どさくさに紛れてトドメ刺そうとすんなよ!!?あー;せめて座に還ろうとしてないか心配・・・っ!!!」


すると、チャラ王はトリスタンだけを置いてリップ達を連れ出して逃げ出した!


トリスタン「ちー殿?貴方も私と同じハーレムを味わいたいのですね」
ベディ「貴方よりはしっかりしてるように見えますけどね」
トリスタン「おまけに空手も強いし、私はいつも制裁されてるのですよ」
ベディ「そうですか・・・主にどんなことで?」
トリスタン「私の不貞・・・特にメタナイト殿の目の前でカービィ嬢を口説いた時は大目玉食らいました」
ベディ「ならば我ら円卓の男性騎士に対してメタナイト殿が偏見を抱かせたのですよね?」
トリスタン「そうですよ。それで警戒されて・・・え?」


すると、トリスタンがホラー映画の如くギギギと振り向くと・・・






ベディ「トリスタン、何か言うことはありまスイッチオン?」
トリスタン「」






その後に絶叫と破壊音が街一面に響き渡ったことは言うまでもない・・・






その数日後のスマブラ屋敷、メタナイトはカービィとスイーツバイキングに出かけるために彼女を待っているのをルキナに声をかけられていた。


ルキナ「あれ?メタナイトさん、どこかに出かけるのですか?」
メタナイト「ああ。今日は私も試合の予定はないからな」
カービィ「メター!」


すると、カービィがタッとメタナイトの方に向かって来た!


ルキナ「カービィとデートなのですね!」
メタナイト「ああ、クルークがスイーツバイキングのチケットをもらったから一緒に行こうと。行こうか、カービィ」
カービィ「うん!」


その様子を遠くから見ていたクルークとチャラ王はひとまず安堵しながら話し出す。


クルーク「いやーよかったよかった。あの時はマジでヤバかったよ・・・(遠い目」
チャラ王「おお、お疲れ;捨てられた子犬や子猫のような目に弱いのがお前のいいところでもあるんだけどな」
クルーク「それは不覚だったよ・・・;さて」






クルーク「次はトリスタンをどうかしないとまずいよ・・・;」
チャラ王「ランスさん、数日間は寝込んだみたいだし;」
トリスタン「ううっ・・・ベディヴィエール、我が王に密告しなくても・・・1カ月間のキャメロット立ち入り禁止まで命じられて・・・(号泣」
リップ「反省してね・・・;」





一方アイオーン達(龍馬やお竜に続いてベディやガレスも同居してきた)の住むタワマンの一室では・・・


アイオーン「・・・隻腕の騎士よ。我に美味なアップルパイを捧げるのなら、そろそろ自身の友と和解を・・・;」
ベディ「知りません(^ω^#)」←まだ怒ってる
龍馬「そろそろ許してあげたら?(汗」
ガレス(トリスタン卿と大喧嘩でもしたのでしょうか?)←理由は知らされてない(純粋組lv.3ぐらい)


おわりゲイザー






「後書き」
今回は前々回のお話の続きに相当するのですが、さらに色々とひっどいのできてまあなんということでしょう。とりあえずランスロットの自業自得ということで。
FGOのプレイではとうとう現行イベントで聖杯戦線を本格的に体験したのですが(それまでは聖杯戦線のルールにどうも不可解感を示して最初の1回以外はなんとなく避けてた。勝利はしたけど)色々と戦法を編み出すなどして失敗もありましたが、学ばせてもらいました。また聖杯戦線のイベントあるならやってみたいなと思います。少なくともそれに関しての偏見は前ほどないので。






感想おk