二次創作小説(紙ほか)

ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)(その1) ( No.250 )
日時: 2024/04/20 12:18
名前: 桜 (ID: 1cUqfRZg)

今回は一ちゃんこと斎藤さんメインでスマブラ屋敷など色々なところに案内されるお話。ツッコミ組に落ち着いたかもです。


桜「ところで禍いの種による世界線のあなたを見た感想は?」
斎藤「剣の腕は僕に劣るけど、いい出会いがあったんだなーって・・・(遠い目」
桜「大変そうね;」


その時の彼の気苦労は計り知れない。






ーーーーー約1ヶ月ぐらい前に世界江戸化事件が発生し、残された勇者達の活躍うんぬんと色々あって、真の黒幕であったマスタークラウンから救われたチェリーワールド。
そんなある日・・・






斎藤「コソッ;」


新選組の三番隊隊長はいつもの見回りついでにサウンドワールドの東京都内にある吉祥寺の風景の様子を物陰に隠れながら見に来ていた。やはりこの前の自分がしたことの罪悪感だ。


斎藤「そりゃそうでしょー;僕自身の恨みでいっぱい迷惑をかけたんだもんね・・・」


斎藤はそのことから度々隠れて見に行っていたのだが・・・






シアン「ねえ、何やってるのー?」
斎藤「ふぁっ!!?」






突然後ろからストロベリーハートの持ち主に声をかけられたことで斎藤は腰を抜かしてしまった!


斎藤「な、なんだ驚かせないでよ!」
シアン「にゃんか不審者みたいだにゃ〜」
斎藤「失礼しちゃうねぇ。僕はこれでも生前はおまわりさんだからね」


すると、そんな斎藤にある人物が牛乳を渡してきた!シンガンのギターボーカルのクロウだ。


クロウ「で?何の用だ?」
斎藤「あ、なんだいたんだね。んーと・・・」


斎藤はなんだかやるせなさそうな雰囲気を見せながら答えた。


斎藤「・・・この前の事件でキミ達にも散々迷惑かけたんだからさ。だから見回りついでに様子を見に行ってるわけ。今日も平穏だと確認したら帰るつもりだから・・・」


すると、シアンに斎藤の腕が掴まれた!


シアン「だったら、他のみんにゃにも会いに行くついでに手伝ってもらいたいことあるから一緒に来て欲しいにゃ!」
斎藤「えっ!!?僕、すぐに帰るつもりなんだけど!!」
シアン「そんなこと言わないで欲しいにゃ〜」
斎藤「いっ、今は気まずいから流石にムリッ!!」






クロウ「んなこと言っていいのか?刀を持った不審者がいるって通報してやるけどなぁ?」
斎藤「」






確かに今は現代の警察が日本の治安を管理している。生前の過去の時代から今も受け継がれていることにはありがたいのだが、この場合どちらかといえば二人の言い分が警察が信じるに有利なのか明らかだった。


斎藤「しょうがないなぁ・・・;ちょっとだけだからね?」
シアン「!ありがとにゃん!じゃあ、今から案内するね!」


三人はすぐさまその場所に向かう道中で斎藤は何かを見て衝撃を受けた。なぜなら・・・






夏美「ボケガエルーーーーー!!!あんた今日の掃除当番サボったでしょぉぉぉぉぉー!!!?」
ケロロ「ゲロォォォォォーーーーー!!!?」






斎藤「赤髪ツインテ美少女がカエル型の生き物に右ストレートぶちかましたぁぁぁぁぁーーーーー!!!?」


斎藤が目にした光景で衝撃を受けたのを見たクロウはなだめる。


クロウ「いつものことだからほっといた方がいいぜ?」
斎藤「待って、いきなりツッコミどころが多すぎない?」
シアン「今は大丈夫かにゃ、ねえねえっ夏美ちゃーん!」


すると、地球最終防衛ラインは自分を呼ぶシアンの声に気付いた!


夏美「ん?シアンとクロウ?それと横にいるヘラヘラしてるイケメンは・・・?」
斎藤「おっ、お嬢ちゃん分かるんだねぇ〜。セイバー・斎藤一。沖田ちゃんや土方副長と同じ新選組だ」
夏美「えっ、サーヴァント!?確か三番隊隊長だって歴史の授業でも聞いたんだけど・・・」


すると、斎藤は夏美にあることを提案した。


斎藤「掃除で困ってるなら僕に任せてみない?可愛い女子を困らせるカエル(?)は今日は休ませてあげてさ」
夏美「はあ・・・?」


すると、夏美はそれを訝しげにしながら断る。


夏美「別にボケガエルにやらせるしいいわよ。それよりも用がないならどっか行って、こっちは今家事で忙しいのよ」
斎藤「えっ」


夏美に断られた斎藤はむすっとしてしまう。


斎藤「なんだよー;苦労してると思ったのに・・・」
クロウ「まあ色んな奴がいるさ。それに手伝って欲しいことはこれじゃねーしな!」
斎藤「ちょっとー!?ちゃんと案内してよー;」


すると、三人は途中でどこからか何らかの歌声が聞こえた。






今回は斎藤さんメインのギャグ

ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)(その2) ( No.251 )
日時: 2024/04/20 12:17
名前: 桜 (ID: 1cUqfRZg)

来たら驚くべき光景






斎藤「?小さな子の歌声?」
シアン「あっ、しんちゃんの歌声にゃ!」
斎藤「しんちゃん?」






しんのすけ「社会の窓からこんにちわ♪社会の窓からこんにちわ♪(公式と同じことやってる」
斎藤「ぶっ!!!」






何としんのすけがいつもの如くトイレの仕方の手ほどきで社会の窓からこんにちわをしています。裸族技ではないけど公式(ぇ)斎藤はそれを見て驚愕する!


斎藤「なんだこいつはーーーーー!!?親はどうしたの!!?」
しんのすけ「お?そこのお兄さん、オラとは初対面ですな?では一緒にオラの裸族技でご挨拶・・・」






みさえ「人様のところで迷惑かけてんじゃねえぇぇぇぇぇー!!!(大激怒&しんのすけの尻を強く引っ張る」
斎藤「ひっ!!?」←目撃






野原家の主婦の高い戦闘力と気迫を前にした斎藤は思わず怯えた。


斎藤「何あれ!!?普通主婦はおしとやかだよな!!?」
クロウ「いや、あの人は強いよ・・・こえーもん;」
シアン「みさえさんには十分な強さがあるんだにゃ〜」


すると、みさえは三人に気付いた!


みさえ「あらっごめんねこんなとこ見せて・・・って、イケメンいるじゃないの!ちょっとヘラヘラしてるけど」
斎藤「サーヴァントでもありますよ。セイバー・斎藤一」


すると、斎藤はみさえにあることを提案する。


斎藤「どうせそのジャガイモ頭の小僧が悪いことばかり繰り返すならいっそのこと折檻した方がいいんじゃないです?例えば石積みの刑とかさ。あ、子供二人の子守もできるよ?」
みさえ「はあ?バカね、自分の力でやらないと意味ないから。それにしんのすけにだっていいところはあるわ」


みさえに断られた斎藤はさっきよりもむすっとしたような表情になっていた。


斎藤「どいつもこいつもすでに先客がいるってやつか・・・」
クロウ「まあなんだかんだ仲のいい家族だしなー」
シアン「また歩くにゃ〜!」


三人がしばらく歩いたら何とミラクル☆4が何やらロケ撮影をしているのを発見した!


シアン「あっ、ミラクル☆4にゃ!」
クロウ「げっ、大人気アイドルグループだというわかりみが腹立つ・・・」


すると、斎藤はツーストの姿を遠目で見て発見する!


斎藤(あれはミラクル☆4で一番人気の・・・つか、よく見たら整った顔立ちしてるなぁ。無宿の鉄蔵とは月とすっぽんだ)


すると、ツーストは突如立ち上がる!小走り気味に走り出した先は・・・






ツースト「あいり!差し入れに来てくれたのか?(めっちゃ恋愛モード」
斎藤(はい?)






あいり「あくまで差し入れだけですからすぐに帰りますわ」
フォース「えっ、あいりちゃん帰っちゃうのか!!?」


すると、差し入れの中身である通常のあんこ入りと生クリーム入りを分けたたい焼きを見た若さんはワクワクする。


若「このたい焼きは手作りですよね?」
ウーノ「まあ美味しそうだからもらっておく」
あいり「ありがとうございますわ。ツースト、ロケ撮影を頑張りなさい」
ツースト「はーい」


それを遠目に見ていた斎藤は驚愕しながら二人に聞く。


斎藤「なあ、あれはまさか彼女?トリスタン君の同僚(モードレッド)のマスターらしき人っぽいけど・・・」
クロウ「ああ。だけど、いまだにツーストの方があいりにベタ惚れなんでな。頼むからイチャつく場所選んでくれって話だ」
シアン「二人は本当にラブラブだよ!照れてるあいりちゃんも満更じゃないし本当に可愛いにゃ〜v」
斎藤「・・・ついでに護衛の依頼とかは・・・?」
クロウ「ああ、ツーストにはめっちゃ強えー式神とポケモンのウインディいるから大丈夫だぜ(きっぱり」


歩いている途中で斎藤は先ほど見た数々の光景にもう心底からツッコみたいところはあった。






洗礼

ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)(その3) ( No.252 )
日時: 2024/04/20 12:20
名前: 桜 (ID: 1cUqfRZg)

この時、彼はさらなる衝撃を知ることになる






斎藤「アンタらの周りは一体どういう日常なの?一人はカエル型の生き物(ケロロ)をこき使うし、一人は怖いというかめっちゃつえー主婦だし、一人は一途でも色ボケと見た。こんなツッコミだらけの日常を毎日過ごしているというのかよ!!?」
クロウ「諦めろ、それがチェリーワールドの日常だ。他の作者さんのところでもこんなノリだよ」
斎藤「ツッコミどころしかない!!」


すると、シアンは渋谷スクランブルにある忠犬ハチ公前で待ち合わせしている人物を発見する!人斬りのアサシン岡田以蔵だ。


シアン「以蔵ちゃんにゃ!待ち合わせかにゃ?」
斎藤「無宿の鉄蔵か;あいつがあんな場所で待ち合わせるって珍しいな・・・」
クロウ(そういえば、以蔵が死ぬ前に盗みをやってた際の偽名として名乗ってたんだっけ。そう呼ぶのはこいつぐらいかもだけどなー;)


すると、クロウの頭上にいかつく大きな男が自分を見下ろしていた!斎藤の信頼する新選組の副長土方歳三だ。


クロウ「わっびっくりした!!」
斎藤「副長、こんなヴィジュアル系のハリネズミ君を驚かさないで下さいよ〜;」
土方「おお、斎藤か。お前が赤い針鼠と黒い子猫に連れ回されるなんて珍しいな」
斎藤「そんな風に見えます?」
シアン(黒い子猫はあたしのことかにゃ?)
クロウ「おう、なんか詫びたいとか言って交流を深めるついでに頼まれた手伝いのところに行こうとしてる。でも、嫌ってはないんだけど手が足りてるのに手伝おうとしたんだ」
斎藤「そりゃあ困ってる人は放っておけないでしょ;それで断られるとかないよね;」
土方「斎藤、奴らはそれぞれで自分の誠を貫いている。その意気だけは認めてやれ。一部には生まれつき魔力がなく呪文も使えないのに格闘だけで最強にのしあがった別嬪さんがいるんだからな」
斎藤「何その人怖い!!?」


土方がふと視線を横にやると以蔵を遠目で発見した!


土方「あいつは岡田か」
斎藤「やっぱり危ない人物ですかね?あいつは生前にこれだけのことを・・・んんっ!!?」


すると、斎藤はメガネの幼い少年が何らかの紙袋を持って以蔵に駆け寄って来たのを発見した!プリンプ魔導学校の優等生クルークだ。


斎藤「はぁっ!!?少年相手にタカリぃ!!?」
シアン「あれっ、クルークちゃん?何してるかにゃ?」
クロウ「なんか頼まれてんのかー?」
斎藤「なんで二人してそんなのん気なんだよ!!?副長、これは危ないやつでは・・・!!!」


すると、土方がそれを見て静かに激怒しているのを見た!


土方「・・・」
斎藤(副長がいつもよりもさらに早く・・・!!やっぱり危ないのか!早くあの少年を鉄蔵から助けねーと!!)


斎藤は自分の剣を持ちながら二人の方に突入してきた!


クルーク「えっ!?ちょっと何なんだい!!?」
以蔵「げぇっ壬生浪ぉっ!!?」
斎藤「てめぇこんな少年相手にたかってるらしいな!パシらせ気味みたいなことやりやがって・・・!!」


すると、なんとなく事態を察したクルークは弁解する!


クルーク「ちっ、違うよ!!?以蔵さんに頼まれて買ったものを持って来ただけだよ!?」
斎藤「無理にパシらせてんのか!?こんなものを買わせやがって!!」
以蔵「あっ!!」


すると、斎藤が奪い取った紙袋の中身をゴソゴソと取り出す!


斎藤「これが例のブツか!!?」







斎藤が紙袋から出したブツ:可愛い弁当のおかずの最新レシピ特集が表紙の料理雑誌






斎藤「・・・」
クロウ「・・・」
シアン「・・・」
土方「・・・」
クルーク「・・・」
以蔵「・・・」


まさかの中身に大半が思わず口が開く。すると、以蔵が顔真っ赤にしながらそれを斎藤から奪い返した!


以蔵「なんじゃぁぁぁぁぁー!!!?一番嫌いな壬生浪の奴に見られちゅうとはぁぁぁぁぁー!!!」


以蔵がそれを持って叫びながら走り去った後、クルークはそれがなんなのか説明する。


クルーク「・・・以蔵さん、乱麻さん達の日々の弁当のおかず作りのスキルアップのために見つけて一人じゃ恥ずかしいから代わりに買ってきてくれって。あ、もちろんお金は自分でなけなしでも全部出してくれたよ;」
斎藤「自分のマスター達の日々の弁当のおかず作りぃ!!?あの無宿の鉄蔵が!!?」
クルーク「うん、以蔵さんは意外と料理が美味いんだ。あ、そういえばあなたはもしや沖田ちゃんと土方さんの新選組の人なの?」
斎藤「ああ、セイバーの三番隊隊長・斎藤一だ。見たところあんたもサーヴァントのマスターのようだな」
クルーク「まあ半分成り行きだけどね;あっ、なんか向こうからヤバい気配が;ごめん、クロウとシアンがさっきからいるなら引き続きお願い!」
クロウ「気付くのがおせーよ!!?」


クルークが何やら逃げた後、斎藤はその発言の意味が何なのかわからなかった。


斎藤「ヤバい気配?どういうことでしょうね、副長・・・」






土方「あのガキ、相も変わらずに岡田に親しく接しやがったか!!!」
斎藤「!!??」







土方の発言に衝撃を覚えた斎藤はクロウに聞く。


斎藤「ねえ、どういうことなの?もしやあんたのリーダーのあの時の感涙に関係してる?」
クロウ「ああ、あの男は自分のように新選組の男全員が以蔵に気があると発言したらしくてな;そんなことなくてよかった方だよ」
斎藤「えっ、副長が鉄蔵に気があるぅ!!?〝僕の〟沖田ちゃんが副長を好きなのに!!?」
クロウ「えっ!!?変なこと聞くけど、お前それ沖田に対してそうなのか!!?」
斎藤「そ、それは・・・(顔真っ赤)んーと、沖田ちゃんは副長が好きで、副長は鉄蔵が好きで・・・まさか鉄蔵があのメガネ少年が好き・・・?だから副長がライバル意識を抱いてたのか・・・;」
クロウ「落ち着け、後者はそうだがそんなことはない」
シアン(二人とも、何の話してるかにゃ?)←気付いてない


斎藤は混乱の中でクルークのさっきの発言を裏に取ろうとする。


斎藤「やっぱり副長が危ない気配をしたから逃げたのかな・・・」
クロウ「いや、クルークは土方を怖がってねーぞ?むしろ自分に殺意を抱いたことを知らずに友好的に接してるぞ」
斎藤「えっ、じゃあ何を・・・」


すると、空から何らかの叫び声を聞いた!






アイレーン「クルークーーーーー!!!貴様のフィアンセが会いに来たのにどこにいるのだぁぁぁぁぁー!!?(ジェットパックつけてまで空から捜索中」
ハンドレッコ「マスター、メイドに気付かれないうちに見つけ出すよ!(飛行モード発動中」
沖田「クルークさん、どこなのですかーーーーー!!?」←例の水着のジェット姿になってる






ヤバい気配の正体であったアイレーン達は彼女のフィアンセ(違)であるクルークを見つけるために空から探していた。一人は自分のところの、しかも自分の想い人の姿を見て斎藤は流石に目を伏せた。


斎藤「・・・ねえ、あのちっこいのが沖田ちゃんのマスター?しかもあの少年のフィアンセってどういう・・・」
クロウ「アイレーンの一方的な片思いだよ。クルークは拒否してるけどな。あと、アイオーンの妹だよ」
斎藤「兄妹が揃ってマスターかよ!?」


すると、シアンが何かに気付いた!


シアン「土方さんがいないにゃ!」
クロウ「は!?どこに・・・」


すると、何らかの書き置きのメモが残されていた。見るとそこには・・・






土方の書き置き「俺は今から岡田に親密してるあのガキを探すために沖田やそのマスター達に加勢する。あ、あいつらには目的である奴を斬首するとは言ってねーからな」
斎藤&クロウ「」






斎藤「あのメガネ少年を殺しに向かいやがったぁぁぁぁぁー!!!?」
クロウ「クルーク逃げろー!!!」


クルーク、逃げて超逃げて。






クルーク、無事に生きてくれ・・・;

ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)(その4) ( No.253 )
日時: 2024/04/20 12:22
名前: 桜 (ID: 1cUqfRZg)

お手伝い先






王ドラ「〜♪」


一方、王ドラは木の上で鼻歌を歌いながら自前のヌンチャクを磨いていた。


王ドラ「よし、磨きバッチリです!木の上にいなきゃいつ狙われるかわかりませんから」


あんたは恨みを買うようなことばかりすんなよ;すると、王ドラは何やら歩いている様子の三人の姿を発見した。


王ドラ「ん?あれは・・・」


一方の斎藤はツッコミどころの出来事の連続に流石に頭を抱えていた。


斎藤「家事手伝い、子守、護衛、人助け、再度の打首(未遂)で手が足りてるどころかツッコミの方がいっぱいだよ!?こんなもん見せられる読者さんの気持ちにもなれよ!?」
クロウ「その読者さんに結構受けられてる方だぜー」
斎藤「ひでぇっ!!?」


すると、三人はようやく手伝い先にたどり着いた!


シアン「着いたにゃ!」
斎藤「?ポップン学園・・・?」


三人が教室の中に入り、そこには何やらある旗を製作中であるリップ達やそのサポーターであるトリスタンやメルトがいた!


リップ「あっ、二人とも!待ってたよー!」
トリスタン「おや、斎藤殿?」
斎藤「トリスタン、このトンチキな格好の子はあんたのマスターだったのか。この旗は・・・?」


すると、シアンが意気揚々と説明する!


シアン「ポップン学園の体育祭の赤組の旗にゃ!あたしとクロウちゃんはその旗作りを手伝って欲しいと頼まれたにゃん」
斎藤「体育祭の旗作り・・・?つまり運動会ってことか。待て、なんで春終わりに開催するんだ?普通は秋の始まりぐらいじゃ・・・」


すると、ドアをガラッと開けるような音がした!


王ドラ「やれやれ、全くわかっていなかったようですね」
斎藤「アンタは、王ドラちゃん・・・?」


王ドラはため息を吐いた後、持ち出した学校用の絵筆を斎藤に渡そうとする。


王ドラ「本当にこの世界に償う気持ちがあるなら、流れに身を任せてみたらどうですか?それにせっかく二人があなたにもできることを見つけてくれたんですから」
斎藤「・・・っ!」


すると、斎藤は王ドラからその絵筆をバッと奪い取るようにして言う。


斎藤「バカにしないでもらえる?この旗作りもできる一ちゃんだよ?・・・少しだけ、教えてくれるなら・・・」
チャラ王「ホントっすか!?」
クロウ「じゃあ決まりだな!」


旗作りの最中も斎藤は他の美術部の生徒にも教わりながら色を塗ったり、時に足りない絵の具を持ってきたりなどちょっとした雑用もこなしていた。


強制参加の美術部の生徒「ほら、ここをこうやって混ぜつつ塗った方がいいですよ」
斎藤「こうかな?」
メルト「あら、意外とサマになってるじゃない」
斎藤「アルターエゴのプリマドンナに褒められるとは・・・」


ルート「やべっ黄の絵の具が足りない;」
斎藤「ああ、持ってきたけどこれのことかい?(つスペア用の黄色の絵の具」
シアン「それにゃ。ありがとにゃん!」
斎藤「いえいえ」


斎藤「それにしても描きがいのあるデザインだねー。龍かな?」
トリスタン「体育祭の行事ですからね。盛り上がりがなくては」
チャラ王「おい。お前、さっきうちのクラスメイトの女の子に声をかけまくってなかったか?(ドスの利いた声」
トリスタン「」
斎藤「あーあ;」


そして旗作りが最終局面に入ったところで今日はお開きになった!


リップ「三人とも、ありがとう!おかげで大分進んだよー!」
斎藤「とりあえず完成日を決まってるんだね」


それを見た王ドラが紅茶を飲みつつ拍手していた。


王ドラ「でも、進行としてはよく進んだ方じゃないですか?現に斎藤さん、すごい働いてましたし」
クロウ「てめぇティータイムしながら見物してたのか!!?手伝いもせずによくものうのうと!!」
王ドラ「それはあんたらの仕事でしょうが!私は彼を諭したがそれ以外は関係ないのですよ!!」
チャラ王「言いたい放題言いやがって・・・!!おいトリスタン、今許可するからこいつを連れ出して襲え」
トリスタン「良いのですか?(顔の表情がキラキラしてる」
王ドラ「い・や・で・す!!!」


ぎゃあぎゃあと揉め出すのを見た斎藤は呆れ気味に自分の両手を見る。


斎藤「おかげで手が絵の具だらけですよ・・・」


斎藤は生前の新選組の一員として血濡れた両手を思い出したが、同時にこのツッコミどころの満載の風景が束の間でも平和の証なのだと感じた。


斎藤「・・・」


すると、斎藤はシアンやリップ達を見ながら言う。






斎藤「体育祭、成功するといいな」
シアン「にゃん!」
リップ「うん!」






斎藤も徐々にチェリーワールドの風景に馴染みつつあった様子にメルトは言う。


メルト「あのセイバーもこの世界に馴染みつつあるようね?」
ルート「お前はこのチェリーワールドが嫌いか?」
メルト「大半の人間は嫌いだけど、リップ達やこの世界については嫌いじゃないわよ?」


すると、何らかの音を聞いた!


メルト「?何かしら、このタンバリンの音・・・」






マタドーラ「己の!(パァン)誠を!(パァン!)貫け!(パァン!)新選組!(パァン!)」






なんと桜サイドの裸族の一人マタドーラが上半身が沖田ちゃんの第一霊基の格好、下半身がガーターベルトの格好でケツタンバリンの真っ最中でした(爆弾投下)これには大半の全員が唖然・・・


マタドーラ「新しく出てきた新選組の隊士のために裸族として人肌脱ぐz「モノホンの前で変なことすんじゃねーですよ馬鹿牛がぁぁぁぁぁー!!!!」


マタドーラに王ドラの怒りの鉄拳がぶち込んで第一準備室に飛ばした後、彼はすぐさまそこにダッシュ!破壊音と怒声と絶叫がドアが閉ざされた第一準備室から響き渡るのを聞いた斎藤は頭を抱え込む!






斎藤「やっぱり前言撤回!!理解不能!!!」






良い子の新選組・終






「おまけ」二人の「はじめ」ちゃん


リップ「とまあ、こんな感じだけど、一ちゃんさんがあんまり気を病むことじゃないよ;」
斎藤「普通気を病むだろそれ!!?」


すると、斎藤はリップが自分の呼び名に対してふと疑問を持った。


斎藤「ところでなんで「一ちゃんさん」なの?揶揄に敬称が生まれた感じ?」
チャラ王「いや、俺達のところにハジメちゃんっていうキャラがいるんすよ。しかも俺達の学校の教師!」
斎藤「教師に対してそういう呼び方は・・・」


すると、その当の本人であるハジメが教室に入って来た!


ハジメ「お前らー!体育祭の赤組の旗の制作は進んでるかー?」
ルート「あ、ハジメちゃん」
斎藤「えっ!?(まさか元はヤンキーそうな教師がハジメちゃん!!?」
ハジメ(またなんか増えてるが、もしかして元は警察関係者の奴か!!?(大体合ってる)


「おまけ2」キッドと斎藤さん


斎藤「おや、こんなハチ公像の前に可愛い子がいるねぇ。嬢ちゃん、誰かを待ち合わせてるのかな?」
ドラミ「えっ、私は・・・」


すると、そんなドラミを守るかのように斎藤との間に入った人物がいた。彼女の恋人であるキッドだ。


キッド「このへちゃむくれはオレの女だ。ヘラヘラした面で近づくな!」
ドラミ「キッド・・・へちゃむくれは余計だけどっ;」
斎藤「アメリカのウエスタンボーイの青年がその子の彼氏ってわけか」


すると、とある人物が斎藤の後ろからひょっこりと出てきた!


ビリー「んで、彼は僕の名を模した22世紀の未来から交互に移動してる猫型ロボットのドラ・ザ・キッドだよ!」
キッド「ビリー!何の用だ?」
ビリー「ちょっくら散歩してたらたまたまキミ達の姿が見えたから声をかけたんだ。あ、ミスター斎藤は彼の職業を知らない?」
斎藤「どんなの?」


ビリーに耳打ちされた斎藤はパッとキッドの方を見る。


斎藤「へー、そうなんだねー」
キッド「なっ、なんだよっ!何を聞いた・・・」


すると、斎藤はキッドに敬礼する!その姿に戸惑ったキッドを前にした斎藤はニヤリと笑みを浮かべる。


斎藤「よく覚えておくよ。じゃあ、デートを楽しんで来てね?」
キッド「あっ、おいっ待て!」


斎藤の様子を見たドラミはビリーに聞く。


ドラミ「ねえビリーさん、今のは・・・」
ビリー「ああ、ちょっと彼の職業がタイムパトロールだって伝えただけだよ。斎藤一は戊辰戦争時で敗戦して新政府側に投降した後の明治維新を過ぎてから警視庁に入庁。もちろんその時はそのことも含めて新選組に対して複雑な事情もあって正体がバレたら困るから「藤田五郎」と改名したんだけどね」
キッド「はあっ!?昔の警察はそこまでしねーと意味がねーからか!?そんな事情クソ喰らえだ!!」
ビリー「まあまあ;だから改名しなくても未来の警察で働けるキミの存在が、ミスター斎藤にとって救いにはなったんじゃないかな?」


平和な現代こそが、斎藤一にとっても救いの一つになっていた・・・のかもしれない。






「後書き」


今回は斎藤さんメインの回にはネタ作りの段階ではスマブラ屋敷に来訪もネタ候補に入れたのですが、話がパターン化しちゃうことが懸念したのでこっちのギャグ路線に。クロシアも出てきたのもあっていつもよりも楽しく動かせれました。
欲を言えば山南さんも出したかったけど、話の都合上断念。彼メインのお話も出せるといいな。例えばカービィ組とのほのぼののお話とか。






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