二次創作小説(紙ほか)

かけがえのない「君」(前編)(その1) ( No.26 )
日時: 2023/02/28 17:34
名前: 桜 (ID: n4UdrwWp)

今回の前後編はようやく外伝からあの方が本編登場です。スタアラ&ディスカバ合同編にところどころ繋がります(ぇ)


マルク「はぁっ!!?まだあの話の余波があんのサ!!?」
桜「うん、あるわな。まあ、あんな騒動なら余波が起きないとは言えな・・・」
マルク「すぐに後処理しておけよ!!」
桜「無理(きっぱり」
マルク「作者ーーーーー!!!(激怒」


その件の後処理は彼らに任せてもらおう(キリッ)






ーーーーーここからでも見える。すっかり平和な世になった現代にある東京の街。それがところどころに白黒ではない、いろんな色のように変わっていった平和な街。
僕はそれで立派に事を成し遂げた一つになれたと思う。自分があの時に暗殺されて、結局志半ばになったのだが。
だけど、もしも違う選択を選んだらよかったと思うことが一つだけある。この世の中のことではない。それはあの時に君をーーーーー
僕は隣の傍にいるセーラー服姿の女の子に促される。「いくぞ、あのナメクジだけでなく、あいつらが言ったあのマスターも探すんだ」と彼女は言った。ああ、そうだねと僕は笑う。






僕はただ、その女の子と一緒に、あの研究所を脱出してからも。
以蔵さんに、会いたかっただけだよ。






とある日のエージェント達の住む屋敷。近頃はサンソン達サーヴァントに関することだけでなく、青の吸血鬼一族側に付いているセイバーの円卓騎士のガウェインのことも大半の周囲には内密にしていることから連絡があった際にはこの屋敷に集まっている。・・・と言っても雑談をしまくってはいるのだが。


エージェント「セイバーの円卓騎士、ガウェインかー;トリスタン、あんたとモーさんの同僚だな?」
トリスタン「ええ。・・・モードレッドの方が特に敵対していますが。恐らくガウェインが私に気付いた様子はないかと」
エージェント「気付いてないのはわかるよ。でも、気付いてもらってないというよりもあんたが自分から気付かれないようにしてるように思える。こないだもそうだけど・・・やっぱりガウェインに会うのは嫌か?」
トリスタン「それは・・・」


トリスタンはあの時にカスパルを粛清したガウェインを遠目で見つけた時のことを思い出す。彼が肌身離さずにかけている薄赤いダイヤのような形をした首飾り。その首飾りから感じた違和感を彼はおぞましく感じずにいられなかった。それは自分にガウェインの危険を伝えるかのような信号のように。その違和感を感じたことによる恐怖からあの時にガウェインと相対はできなかったのだ。


エージェント「まあいいさ。俺だってあんなのと相対するってなったらヤバいからな;」
トリスタン「貴方はこないだ仕事で敵対組織の香港マフィアと撃ち合っても死にませんでしたから大丈夫ですよ。むしろガウェインに殺されても不死身故かと」
エージェント「何気に酷いなお前!?全く当たってるけど!!」


一方、ゼオはモードレッドと持ち運びができるタイプのノートPCのチャット通話で連絡を取っていた。モードレッド達はガウェインに目をつけられたことも含めて目的がある意味で一致したことからゼオ達と事実上の同盟(協力)関係となっている。彼女はゼオからガウェインがクルークを攫いに行こうと知り、怒りを通り越して呆れてしまった。


モードレッド「そうか。あいつ、クルークが毒蛇に噛まれたことで怒ったのはそのせいでもあるんだな。あの忌々しい優等生、トリ公とは違う意味で何考えてるのかわかんねーな」
ゼオ「あんた、トリスタンよりもガウェインの方が嫌いなのか?」
モードレッド「まあ嫌いだね(きっぱり」
ゼオ「やっぱりか」
モードレッド「お前らから話聞く限りトリ公の方が一番ヤバいというか・・・あいつ、生前にも円卓で色々やらかしてたな。女関係だけじゃなくて金銭関係とか奇行とかも」
ゼオ「えっ。トリスタン、生前にもやらかしてたの?」
モードレッド「ああ。あいつの親友の優等生にも呆れられてたみてーだ。時には円卓のトリスタン除くみたいな感じで。だから、遊び人でもちゃんと浮気・不倫はNGなちー(チャラ王)があのトリ野郎をあんな鉄拳制裁できるのはすごいと思ってるし、今度胃薬でも送ろうかなと」
ゼオ「あんたも思わず心配するほどか」


すると、モードレッドはトリスタンがなんだかんだでちゃんとリップ達に受け入れられていることに安堵と同時に何かをボソッと言い出した。


モードレッド「トリ公がなんだかんだでちゃんと受け入れられてるのをそいつが見たらどう思うんだろうな?」
ゼオ「えっ?」
モードレッド「いや、なんでもねーよ」


一方、エージェントの屋敷内ではちょっとした騒動が起きていた。それは人間・英霊問わずに子供達がみかんを大量に欲しがりまくってしまったこと。冬はこたつで雑談するからこそみかんが食べたがっているのだ。だからこそ食べさせたらその大量にあったみかんが切れてしまったのだ。


サンソン「どうしよう・・・;アレクも欲しがってるし・・・;」
デオン「だから言ったじゃないか!あまりあげる数を多くするなと!」
アストルフォ「誰かみかんを大量に買ってくれる人いないかなー?ボク達だって洗濯とかもあるし・・・」


すると、三人の会話を聞いた人物が声をかけた。たまたまあやクルが作った料理を届けに行っていたクルークだ。


クルーク「みかん?大量なら近くに知ってるとこあるしボクが行くよ。キミら、忙しいんだろ?」
サンソン「クルーク殿・・・!ありがとうございますっ。費用は僕が用意しますので・・・」
クルーク「いいよ。買いに行った後にその分を渡せばいいから」
デオン「じゃあ、お願いな。ブラックが流石に拗ねるから・・・」
クルーク「はーい」


すると、クルークがみかんを買いに行こうとした瞬間にクーが声をかけた。


クー「クルーク!俺が護衛するぜ」
クルーク「いいよー。ホントに近くだし」
クー「でも・・・(ガウェインがクルークを狙ってるのに、奴がまたいつ現れるのかわからないから・・・」
クルーク「ありがとう、クー。心配してくれてるのはわかるから」


クルークはその屋敷の近くの商店街にある八百屋で大量のみかんを注文していた。お会計の最中に奥さんが言う。


八百屋の奥さん「あらー、そんな大量のみかん全部運べる?おばちゃんが一緒に運ぶわよ?」
クルーク「いや、いいんです(流石に一人で行ったんだし」


すると、クルークは奥さんからある話を聞いた。


八百屋の奥さん「あっ、そうそう!この目黒区の近くにある大田区にあるあの屋敷は立ち寄ってないわよね?」
クルーク「屋敷?」
八百屋の奥さん「屋敷というか、正確には学生寮の洋館よ。中学生から大学生までの子が入寮するんだけど、数年前にチラッと見たけどあそこの管理人がすっごい何かを食ってそうな熊のような大男でさ!もうすっごいデブ男なの!」
クルーク「はぁ」
八百屋の奥さん「管理人であるのを悪用して何人も愛人を抱えてるって噂なのにもう学生寮じゃないわあれ!その寮に入った学生達、かわいそうよ〜!」
八百屋の店主「でも、腐ってもその土地を所有してる金持ちだしさ、多少の衣食住は困ってないんじゃねーかー?」
八百屋の奥さん「あんたはそうやって金のことばっかり考えて!!」


八百屋の店主夫妻が言い合いになる中でクルークはその学生寮についてそんなタイプのやつあるんだと思った。


クルーク(洋館の屋敷タイプの学生寮なんかあるんだ。でも、それほど広い土地に庭があるような真っ当な寮だったら今は動物もいろんな条件はつくだろうけど飼えるんだろうな・・・)


その帰り際、クルークは予想以上の大量のみかんの多さに思わずしてやられそうになった。


クルーク(流石にこの大量は重いね・・・まあゼオもよく食べてるから普通に慣れてるんだけど・・・)


すると、大量のみかんの一つが落ちてしまった!


クルーク「ああっ、みかんが!待てって待って!!」


すると、そのみかんをたまたまその場にいた人物が拾ってくれた。一見不良っぽそうなスーツを着た髭のある男性だった。


クルーク「(この人、不良っぽそうだけど、ハチと同じようなタイプかな。でも、たかられたら困る;)あ、みかん、拾ってくれてありがとうございます」
髭のある男性「!おまん、その荷物重いじゃろ。どこから来ちょる?」
クルーク「えっ、友達に頼まれて買い物に・・・」
髭のある男性「半分持つから送ってくぜよ」
クルーク「えっ;」


クルークは髭のある男性にみかんを入った袋の半分を一緒に持って行ってくれた。それと同時に彼はなんか申し訳ないとも思ってしまった。


クルーク(結局甘えてしまった・・・;なんだかんだでいい人なんだろうけど;)
髭のある男性「頭はえいろうなのに不憫じゃな。おまんの腕力じゃ持てんわ;」
クルーク「違います!ちょっとよく食べる友達もいるから、みかんを大量に買ってるだけです」
髭のある男性「そいつに頼まれちょったか?」
クルーク「ええ、なんだかんだで周囲によく巻き込まれるので・・・まあ、もう慣れてますが」
髭のある男性「周囲に巻き込まれる?それは周囲の方が少しわがままがすぎちょるな。おまん、よく頼られてそうじゃし」
クルーク「(そんなことはないけど・・・えっと、この人からしてもゼオは確かにちょっとわがままかな・・・;だけど・・・)でも、放っておけないですよ。あいつらにもいいところも悪いところもあるのはちゃんとわかってるから、嫌いにはなりたくないんです」
髭のある男性「ふーん。じゃが・・・」


その髭のある男性はあの時にカスパルが放った毒蛇に噛まれた跡にガーゼが貼られてるクルークの左腕を優しく掴んで言う。


髭のある男性「自分のことも大事にしちょれ。そうやないと、壊れるぜよ」
クルーク「えっ!?あ、あのっ(ガーゼが貼られてる左腕に気付いて・・・!?」
髭のある男性「おん、ここでえいか?」
クルーク「は、はい!」
髭のある男性「じゃあ、わし、こっちじゃから」


髭のある男性の行こうとした方向にクルークは気付いた。その先には例の噂の学生寮である洋館がある方向だ。


クルーク(えっ、女癖の悪いデブ男に使われてるの!?)
髭のある男性「そういえば、おまん、名前は?」
クルーク「あっ、クルーク!クルークだ!」
髭のある男性「クルーク。わしは以蔵じゃ。また会えると良いぜよ」
クルーク(以蔵さん・・・)


その夜、エージェントの屋敷でその住人や遊びに来たクルーク達と一緒にみかんを食べていたアイオーンがクルークの様子に気付く。


アイオーン「クルーク、どうしたのだ?」
クルーク「アイオーン!新曲、もうできたのかい?」
アイオーン「最後の総仕上げに入るところだが、神には言えないことか?言いたそうにしているが」
クルーク「えっ;いや、なんでもないよっ;ほら、カービィWiiデラックスの発売記念の可愛いカービィのぬいぐるみ!」
アイオーン「ヴッ!(あまりの可愛さに目がハート」


クルークはまだ使役する英霊はいないが、青の吸血鬼一族から集中的に狙われているアイオーンがなんだかんだで自分達に案じながら付いててくれたことに深い感謝を覚えると同時に少しの罪悪感を覚えた。


クルーク(・・・アイオーンだって、なんだかんだで心配してくれるんだよな。あんな光景を目にしてボクよりもずっと怖かったのに・・・)


その翌日、クルークは明日の学校で授業の問題が当たるアミティとシグにそれに関して教えるために図書館で例題などをまとめたピカチュウやバタフリーのノートの作業をようやく終わったので帰っているところだ。


クルーク(留守番にさせてたクー達、待たせたら悪いよなー;早く帰らないと・・・)


すると、クルークが道端につまづいてしまった!


クルーク「わっ!」
以蔵「危ないぜよ!」


転けかけた時にクルークは助けてくれた相手を見て以蔵に気付いた。


クルーク&以蔵「あっ」


クルークと以蔵は多摩川に繋がる川がある橋の下にあるベンチに座って何気ない会話をしていた。


以蔵「まさかまたおまんに会うとは思っちょらんよ」
クルーク「そっちこそびっくりしたよ。何してたの?」
以蔵「わしは人を探しとんじゃ。わしが腕につけてる鈴のミサンガ。実はそいつからの借り物じゃ」
クルーク「えっ?」
以蔵「そいつに返すために探しちょるんよ。まあどこにいるか分からん。わしは頭を使うのは苦手じゃけど・・・もうちょい範囲広げんとな・・・」


以蔵の顔からしたら本当に鈴のミサンガを持ち主に返すためにその人物を探していた最中に自分と会ったこと、だからと言ってあの時に嘘ではないのは変わりはないのだ。


クルーク「頭を使うのは苦手な奴はボクの友達にも何人かいるよ;」
以蔵「ほうか!?」
クルーク「でも、以蔵さんは根は優しいよ。そうじゃなきゃその人のことが気がかりで鈴のミサンガ返そうとしてない」
以蔵「ほうか(そんなまっすぐに褒める奴、そいつ以外にいるんじゃな・・・」
クルーク「頭を使うのは苦手なのは人間でも人外でも関係ないし・・・」


すると、以蔵はクルークの顔を見て何かを思い出していた。


以蔵「そういえば、おまんのことどこか聞いたような気しちょる。敵じゃないのはわかるが」
クルーク「えっ、どこから!?」
以蔵「詳しく覚えちょらんが、自慢話か何かの褒め称えたような話だったぜよ」
クルーク「そんなオーバーに!?」


すると、そんな以蔵を見たとある人物が一緒にいるクルークを発見して何かの嫉妬を感じていた。そばに浮いている女性がそれを嗜める。


浮いている女性「落ち着け。ローティーンの少年だぞ」
以蔵を双眼鏡で見た男性「わかってる。でも、彼がそんなあどけない外見して以蔵さんを取るんじゃないかって不安でたまらなくなるよ・・・」


その翌日、アムールではクルーク達がいつも通り接客や店頭での試奏を兼ねたプチライブで手伝いしてるリップ達の中に交えて接客やキッチンの手伝いをしていた。






以蔵さん本編に登場の前編

かけがえのない「君」(前編)(その2) ( No.27 )
日時: 2023/02/28 17:38
名前: 桜 (ID: n4UdrwWp)

ちなみに私が好きなケーキはチョコ類のケーキ






チャラ王「おーい、そっちの方上手くやってるかー?」
あやクル「なんとかできてる」
チャラ王「手伝いしてるあやクルさん、大分サマになってきてるな;ところで、うちの浮気野郎のトリスタンとツキノちゃんとこの魔性ゴロツキのアサトは?」
あやクル「合ってるが言い方キツいな;なんか二人して出かけていったぞ。多分サボりだ」
チャラ王「あいつら、まだやってない手伝いはたまってんのに・・・;アミティちゃん達が手伝ってくれてるんだぞ!?」
乃木沢「まあいいじゃねーか。ちょっと疲れかけてるみたいだし、たまには息抜きは必要だぜ?ああ、それと」


すると、乃木沢がチャラ王達にあるお使いの頼みをする!


乃木沢「頼みだけど、お前らでこの注文の品のケーキセット早急に配達に行ってくれない?あとはこっちで大丈夫だし、それで今日のは終了だって。いつも配達に行ってるシャルアン、別件で例のショッピングモールのアムールの支店に出張でいないんだよー;」
チャラ王「えーっ!?シャルアンさん、いつもならその日のうちに届けに行ってくれるのにヤバいじゃねーか!」
乃木沢「そこをなんとか!ちなみにこれ、その住所までの地図ね」


乃木沢はそう言って、厨房を後にする。あやクルはチャラ王に一緒に行くように促す。


あやクル「私らは後からついてくから行ってやれよ。トリスタンがサボりでどこかに行ってる間、リップとの会話はチャンスだぞ?(ニヤニヤ」
チャラ王「だ、誰がリップなんか!!(顔真っ赤)えーと、地図は・・・え゛っ;」
あやクル「どうした?」


乃木沢にケーキセットの配達のお使いを頼まれたチャラ王はクルーク達に話してみんなでその住所に配達しに行くことになった。しかし、大半の全員はどこか緊張や警戒していた。何しろその住所は・・・


メルト「全くもう!!あんな色魔のデブ男の管理人がいるところにケーキの配達になんて冗談じゃないわ!しかもこんな時にトリやアサトはいないし!!」
ペイペイン「アイレーン様に何かあればどうする気なんですか!!」
チャラ王「しょうがねーだろ!?乃木沢さんが住所がここだって言ってんだよ!」
アレク「落ち着きなよ;ただでさえ、アリシア達もかなり警戒してるのに;」


一部から顰蹙(ひんしゅく)を買うものの、ゼオはエレナに聞いていた。


ゼオ「・・・なあ、もしそんなことされかけたらどうするんだ?」
エレナ「その場でぶっ殺して愛人の女の子達助け出すわ。フィンやディルムッドもププルが手を出されたら今のあたしと同意見よ。ゼオだってそうでしょう?」
ゼオ「そうだな。エジソン、それの援護できる?」
エジソン「それは承るぞ!私が言えたことではないがな!」


一部が武器やスキル解放寸前の状態になっている中でジャックがおかあさんであるマスターのほわんに言う。


ジャック「おかあさん!わたしたちがおかあさん、あんな太った豚から守ってあげるからね!」
ほわん「ジャックちゃん・・・!なんていい子なの!」
ヤス(いや、言動がいい子って言えんのかな・・・;)


すると、ハッチンがクルークがなんかいつもと変わらない状態にあることに気付いた。


ハッチン「クルーク?あんまり警戒してねーな?」
クルーク「えっ?いや、なんでもないよ」
メイヴ「私達にも霊基に異常はないんだけどね。それがなんかね・・・」
ナーサリー「あっ、着いたのだわ!」


すると、クルーク達一行はその例の洋館の学生寮に着いた。訳ありな洋館タイプの学生寮の外観は大体どこかかなり絢爛豪華な雰囲気だが、実際は綺麗目な小さな小屋を在するやや広めなガーデンのある草花もちゃんと手入れされてる大きい洋館だった。


ププル「えっ、ここ!?」
ディルムッド「本当にここなのですか?」
ハンドレッコ「アタイの分析データで示したら地図に書かれた学生寮って言ってるからここだよ」
ベンちゃん「でも、中はまだわかりませんからとりあえず入ってみましょう」


彼らはその洋館の学生寮の中に入る。まだ大半が部活か用事なのか分からないが、大半の寮生が留守のような状態に感じた。


ブラック「あの好色男の管理人から逃げてんのかな?」
プロキオン「寮父とも言えるかもしれないけど・・・;」
ラフィーナ「とりあえず先に進みますわ!」


すると、何かが落ちてきた!それは黒い丸だった。


ホルミー「?なんですか、それ?」
ハルトマン「あっ、俺が踏んじゃった」
姫子「その黒い丸、もしかしてですけど」






姫子「マキビシなんじゃなくって?」
大半の全員「」






その瞬間に大半の全員が悟った。この洋館に入った時点で、不法侵入防止の罠が作動されてしまったことを・・・
その瞬間に全員がマキビシを魔法や武器などのスキルで蹴散らしながらケーキセットの注文主を探していた。


ヒメコ「ぎゃー!!!なんでマキビシが出てくるのー!!?」
パリス「とにかく注文主を探さなきゃいけないのにー!!」
レガムント「そんなこと言ってる場合じゃないだろう!!?とにかくマキビシ蹴散らしつつ走れ!!」


一方、マキビシを放った警備を任された人物は監視室のモニターからその光景を見ていた。


???「マキビシを蹴散らしおったか!管理人の留守の間の警備も任されたわしはじゃからと言って引かん!それなら!」


すると、屋敷の床の穴が開いてエージェントとジャガーが落ちた!


エージェント&ジャガー「ぎゃーす!!!」
ルート「エージェント、ジャガー!!」
おぼろ(モイモイ)「二人が落ちたー!!」


すると、その数秒後にエージェントはジャガーを抱えてその穴からなんとか這いずり上がった。つか、エージェントの不死身が幸いしたのね;


アリシア「エージェント、ジャガー、大丈夫!?」
ジャガー「エージェントの不死身で助かったぜ!」
サンソン「よかった!ん?エージェント様、それは・・・」






エージェントの後ろ;穴にあったものでお尻がプスッと刺さって服が少し破れて見える状態


大半の全員「ぶっあははははは!!!!!(不意に喰らって大爆笑」






今現在、エージェントの尻が微かに見える状態になってます(爆弾投下)まあ、危ないところには虹色のモザイクはかけてるんですがね;


エージェント「笑うなあああああーーーーー!!!」
ジャクリン「でも、二人とも助かってよかったやん!」
ホルミー「あれ?これは・・・」


すると、確認のために穴の下にあったものは何かを突き刺さるような竹の群だった。


ホルミー「竹槍のようですね」
リデル「竹槍?」
ラーマ「忍者屋敷にでもなったか?これ」


すると、全員が上から落ちた何かの柵に閉じ込められてしまった!


うしお「なんですかこれー!!?」
カーン「これ、何らかの魔力が込められているな。捕まったら閉じ込めるようにしてある」
フルシュ「どうするんですかー!!?」


すると、ツキノが確保用の柵の棒を掴む!


アイレーン「クリクリの食いしん坊、何をしているのだ?」
ツキノ「ああ、抜けれるの!」
アイレーン「は?」


すると、ツキノは柵の棒を自力で広がらせる形で脱出に繋がる穴を開けさせた!


ツキノ「こんな柵、楽勝なの!」
大半の全員Σ(°д°;)そんな軽々に!?


そういえば、ツキノは公式でも何度も罠にかかっているうちに現在の怪力が身についたのでこういった脱出は朝飯前です(私もクリクリのコミカライズの連載時にそれを見た時に思わず驚愕しました)
というか、魔力使わなくても怪力さえあれば楽勝なんだね。


ロージア「ツキノ、たまにすごいわよね・・・;」
ツキノ「ロージアに褒められたの〜」


一方、先述の罠を突破した一行に警備を担当する人物は思わず驚愕を感じていた。エージェントの尻の件は例の如く大爆笑していたのだが。


???「あの罠を突破するって;今度の侵入者、恐ろしやー;じゃが、わしは諦めるかー!!こうなりゃあれを使って混乱させた隙にわしが直々に撃退しちゃる!!」


すると、あるボタンを押して何かを発動させる!何かの乱麻を模したような人形だった。


ツキノ「乱麻ちゃん!?」
レガムント「いや、これは木でできた人形だ。随分と本格的だな・・・」


すると、その人形が口から蜘蛛の糸のような網を出して襲いかかってきた!


リップ「何か蜘蛛の糸みたいなの出てきたー!!」
フィン「警備もここまで来ると関心するなぁ!」


そして彼らが逃げる先で天井に張り付いていた人物が待ち構えていた!


???「あと少しでわしが天井から落ちた先にはおまんらの・・・」
アミティ「もー!!警備もここまで来ると過剰じゃーん!!」
シグ「うーうー」
クルーク「泣き喚くなよ!!」
???「ん?この声はどこかで・・・それにあやつはまさか・・・!?」


すると、何かを感じた乱麻を模した蜘蛛人形は逃げた!


ベリー「逃げてくれたみたい;」
アストルフォ「じゃあ、これで一件落着・・・!?」


すると、大半の全員はバッと振り向きながら気付いた。蜘蛛人形が逃げたのはアイオーンから感じた臭い。それは彼が事前に食べた好物のニンニクだった!


デオン「うわっ、くっさー!!!(持ってるハンカチタオルでアイオーンが食べたニンニクの臭いを払う」
ブラック「お前、ニンニク臭いからやめろよ!!(同じく持ってるハンカチタオルでアイオーンが食べたニンニクの臭いを払う」
アイオーン「ヴッ;」
???「う゛っ・・・!!!」


すると、その人物が天井から落ちてきた!大半の全員が気付いたのか彼に駆け寄ろうとする。


リップ「人が倒れてる!!」
ルート「つか、どっから落ちてきたんだ!?」
クルーク「以蔵さん!!?」


すると、クルークがこの学生寮の警備を担当していた人物ーーーーー以蔵に真っ先に一番に駆け寄って泣きながら謝った。


クルーク「ごめんっごめんね以蔵さんっ!!キミがここに住んでたなんて完全に気付かなくて!!」
ゼオ「えっ、クルークの知り合いか?」
クー「いつのまにこんな・・・って、こいつ、まさかサーヴァントか!?」


すると、その学生寮での騒ぎを聞きつけて駆けつけた人物がいた!この寮生である快刀乱麻と蒼刻院弓弦だ。


弓弦「以蔵さん、どうしたんですか・・・って、クルーク君!?以蔵さん、いつのまに・・・!!(勘違いによるショックで倒れ込む」
乱麻「お前が倒れてどうする;って、エージェント!?ツキノ嬢達もじゃないか!」
エージェント「乱麻ちゃん!?」
ツキノ「乱麻ちゃん、弓弦君と同じここの寮生なの?」
乱麻「そうだが・・・って、お前ら三人、よく見たらうちの学校の・・・って、そのケーキセット!まさか持ってきてくれたのか!?」
チャラ王「えっ;」


リップ達はケーキセットの注文主である乱麻から代金を受け取り、お互いの事情について話し合った。






罠が最早忍者屋敷のやつ;

かけがえのない「君」(前編)(その3) ( No.28 )
日時: 2023/02/28 17:43
名前: 桜 (ID: n4UdrwWp)

以蔵さんの(本当の)マスター判明






乱麻「なるほどな。それはこちらにも非がある。まさかうちの以蔵以外のサーヴァント連れてるのは驚きだが・・・以蔵、次からは気をつけろ(以蔵の右頬をつねる」
以蔵「いでででででー!!!」
エージェント「乱麻ちゃん、弓弦君、サンソン達のこと伝えなくてごめん;」
レガムント「こちらもすまん;」
乱麻「いや、私も知らなかったとはいえ・・・そういえば、ツキノ、もう一人の奴はどうした?」
ツキノ「リップちゃんのもう一人のサーヴァントとどっか出かけてるの!」
乱麻「何?」
チャラ王「実はリップんとこにはメルトの他にもう一人いるんだけど、あの二人は悪友というかよく連んでるから仲はいい方でな;」
乱麻「ほう」


すると、以蔵はサンソンの顔を思わず見る。彼はあの時の夢の中で見た『彼』とは別人であることはわかっているが、それでも以蔵にはまだほんの少しだけぎこちなさも覚えていた。


サンソン「以蔵さん、だったかな?」
以蔵「ほうじゃ。この幕末四大人斬りの一人の岡田以蔵じゃ」
サンソン「さっきはごめんね。僕だってあと少しで帰ったらマスターのエージェント様達に夕食を作らないといけないのにそれどころじゃ・・・」
以蔵「わしだってこれからマスターの乱麻達寮生に夕食作らんと行かんのに・・・」
サンソン「え?」
以蔵「おん?」


すると、マスターに関する何気ない会話でお互いに何らかのシンパシーを感じたのか共に厨房に向かっていた。


以蔵「せっかくじゃから、ここで夕飯食べちょれ」
弓弦「えっ、いいのかい?」
以蔵「(まあ、クルークも関しても含めて弓弦の話からしてそうじゃし・・・)この処刑人と一緒に美味い夕飯をたくさん作っちゃるわ」
あやクル「そうか。は!!?お前、料理作れるのか!?」
以蔵「乱麻達が家事に関しては使い物にならんからじゃ!」
姫子「意外な事実判明しましたわ!!」


すると、ちょっとした騒ぎを聞きつけた何らかの人物が駆け寄ってきた。一寸子のようなサイズの身体の持ち主の和装の低血圧そうな青年だった。


???「?今日はいつもよりも騒がしいな。以蔵は?」
乱麻「あ、マキノ、起こしたか?何かお客が来てるから侵入者と間違えたお詫びで今さっき意気投合してた友達と夕飯作りに行ってるぞ」
マキノ「そうか。あいつにも友人いるのだな・・・ん?(おぼろをじっと見る」


すると、おぼろはマキノの何らかの視線を感じたのかリップの後ろに隠れた。


マキノ「・・・?」


そして良識的な男性のアサシン組の二人が作った夕飯を食べた後にクルーク達一行は今後のことを話し合うために日を改めてまた訪ねると伝えて帰路に着いた。


メイヴ「サンソンのもそうだけど、以蔵の作った料理も美味しかったわー!」
クー「二人とも、そんななりして苦労してんな;いい仲間できてよかったよ」
サンソン「それどういう意味だい?」
クルーク「以蔵さん、案外優しいところもあるから本当の悪人だとも思えないよねー」
ナーサリー「わかるわ!イゾーはすごく優しいもの!」


以蔵のことを楽しそうに話すクルークを見てアイレーンとハッチンはムスッとしていた。


アイレーン「あの泣きぼくろのぱっつん男だけでなく、あの目隠れの髭男までも納得行かないのだー!!奴の料理は美味しいがな!!」
ハッチン「全くだ!!ファッ、ラフィーナ!お前もムスッとしてんじゃねーの!?何とか言えよ!」
ラフィーナ「私は知りませんわ!(男性だけれど・・・髭があってもよく見たら顔は案外可愛い方だし、抜けてはいるけれど面倒見はいいし、クルークが優しく接するからムカつきますわ!!」


アミティは以蔵について何かしら感じたことを言った。


アミティ「以蔵さん、あたしとシグにも優しく接してくれるよねー!シグの赤い左腕もあんまり気にしてなかったし!」
シグ「うん」
アレク(彼の赤い左腕か。僕も何かあるのか気になってはいるけど・・・まあ今はいいか)


一方、例のトリスタンとアサトは王ドラのところに会いに行っていた。あの出来事の後にどこか元気がなさそうな彼を案じてほぼ毎日様子を見に行ってきてくれたのだ。


王ドラ「・・・。すみませんが、アムールの手伝いをサボってたならチャラ王さんに殺されますよ?」
トリスタン「いえ、貴方が自分で手首切るのではないかと思って心配で・・・だから、せめて貴方のハジメテをこのトリスタンに「断固として断ります」
アサト「でも、あんたは本当に元気にしてなさそうだったよ。あんたのライバルのマタドーラも変に感じてたみたいでこの前の案件の解決者の俺らに様子を見に行ってこいって頼んでんだよぉ」
王ドラ「・・・あの馬鹿牛。変なところで素直じゃありませんね・・・」


王ドラは彼らが持ってきた見舞いの品の一つの和風スティックをポリポリと食べながら口では悪く言いつつもどこか申し訳なさそうに思っていた・・・。






その数日後、洋館の学生寮にまた訪ねにきたエージェント達は話し合いの前に以蔵が作ってくれたクッキーを食べていた。サンソンの作ったマカロンも交えて。


エージェント「話し合いの前にお茶会って;」
クルーク「まあまあ、ボクらのところのポケモン達や連れてきた動物達もまったりしてるしいいじゃん!ちょうど以蔵さん達のとこにこんな可愛いキャバリアいるしね」


クルークは乱麻達の飼い犬である♀の子犬のキャバリア・キング・チャールズスパニエルのチャンタを優しく撫でる。人懐っこい甘えん坊な性格のチャンタは撫でられまくってかなり嬉しそうだった。


クー「案外物怖じしてなさそうだな」
アリシア「うちの豆柴の未亜とも仲良くしてるのよ!」


一方、おぼろは小さなクッキーを持ちながら今は別部屋でルートや乱麻達と女子会トークしているリップのところに戻ろうとしていた。


おぼろ(モイモイ)(以蔵ちゃんにクッキーもらったし、早く戻りに行こうっと)


すると、そんなおぼろをとある手が引っ張る。隅に引き寄せた人物は以蔵達の元にいる一寸子の青年・マキノだった。


マキノ「今日こそ問わせてもらう」
おぼろ(モイモイ)「!!(やっぱりおぼろのこと見てたんだ!!正体がモイモイだってバレちゃ・・・!!」
マキノ「お前、俺と同類の者か?」
おぼろ(モイモイ)「えっ?」


マキノの問いにおぼろは思わず呆気に取られたのかきょとんとしていた。


マキノ「・・・そうか。同類であるならば、誰にも言わないでおこう」
おぼろ(モイモイ)「待って!あんたも元は人間なの?」
マキノ「そうだと言ったらどうするんだ?まあ、俺の素性は今は話さんがな」


マキノはそう言って立ち去った。おぼろは何かに気付いた。


おぼろ(モイモイ)「ーーー気付いた上で気遣ってくれたの・・・?」


一方、寮内に住んでいる何かをキョロキョロと探している様子の以蔵はその道中でギターの音が聞こえた。アイオーンの音色だ。


以蔵「?」


以蔵はその音がする方の部屋に向かう。そこにいたのは愛用ギターのホーリーアークを奏でながら新曲の譜面を起こしているアイオーンだった。


以蔵(こいつ、うちの寮生の奴が見ちょったライブDVDとか何かでチラッと見たことはあったが、その作曲なんじゃったか・・・)
アイオーン「・・・?乱麻や弓弦のところの黒い小動物か」
以蔵「なぜ黒い犬みたいに言うんじゃ;」


以蔵はアイオーンの隣に座りに行く。アイオーンは気付いているが、それは放っておくことにした。


アイオーン「乱麻か弓弦のところには行かんで良いのか?」
以蔵「乱麻は女子会トークに参加。弓弦は愛しのクルークに渡す何かのプレゼント選びにチャラ王達や乱麻のお付きの執事の一人に向かっちょる」
アイオーン「執事?」
以蔵「乱麻は関西にある金融会社の娘じゃ。んで、その護衛の弓弦と英霊のわし、執事二人とメイドが上京の際に一緒についてきたんじゃ!」
アイオーン「金融会社?」
以蔵「本質はちゃんとした会社じゃが、大半が下手したら闇金融とは紙一重ぜよ。快刀金融」
アイオーン「快刀金融・・・」


快刀金融。そのやり方とも言える運営方法が悪を以って悪を断つことで巷ではダークヒーローとも言える関西で最大の金融会社であり、他地方でも何人か知る人もいるほど知られている会社だ。もちろん社員はヤクザのような風貌が多いが、多かれ少なかれ仁義を守るような者ばかりだった。彼女の実家の使用人達もその多くは何らかの武術を極めている。関東で最大の仁侠集団平安遷都一家とは事実上の共闘関係に当たる。


アイオーン(あの娘、その仁義のドンのお嬢であったか・・・!?)
以蔵「おい。指を切っちょる?」
アイオーン「ヴッ?そうだが・・・」
以蔵「わしが放ったあの柵が落ちてきた反動でか。ほら、せめてもの手当てするから手を貸しとうせ」
アイオーン「ヴッ(悪ではあるが、こいつも仁義はあるのだな・・・」
以蔵「で、わしに競馬に行く金を貸しとうせ」
アイオーン「ヴッ!?」


すると、その部屋に置いてあったモップらしき物が動き出した。アイオーンは驚く。


アイオーン「ヴッ!?」
以蔵「あっ、モッシュ。家出した後にまたモップに化けちょったんか?」
アイオーン「ヴッ!!?」
以蔵「こいつ、寮の管理人の飼い犬でうちのチャンタの先輩犬のプーリーのモッシュ。モップみたいじゃろ」
アイオーン「ヴッ!?(あの好色男にどんな心境の変化が!?」


一方、トリスタンとアサトは自分達が度々出かけていたことをリップやツキノ達に謝罪するために向かっていた。


トリスタン「リップもちー殿らも心配してるでしょうね・・・悲しい・・・」
アサト「まあ、詫びとして渡すあんまんを持ってるからそれで機嫌は直せるだろうねぇ・・・ん?」


すると、二人はリップ達がいる洋館の学生寮を目にした。


アサト「ここ、好色家で知られる管理人がいるいわくつきの噂の学生寮だねぇ。寮生達、かわいそう〜」
トリスタン「っ!!」
アサト「どうした?あんたも人のこと言えないからグサッと・・・」
トリスタン「違います!向こうの窓を遠目に見なさい!」


すると、二人は何かを発見した!


以蔵「管理人がボロボロになったおもちゃ捨てたら怒って3日も家出しちょった。お気に入りだったらしいぜよ」
アイオーン「よく許す気になりおった・・・」
アサト「えっ!!?」


なんと以蔵がその学生寮内にいたのだ!よく見ればその左腕には王ドラに貸してもらった鈴のミサンガをつけている。


アサト「えっ、王ドラの鈴のミサンガってことは俺らと一緒に怪術師に立ち向かったあのイゾー!?なんなんだよこれ!?」
トリスタン「私も信じられません。だが、彼は王ドラ殿同様にあの世界に飛ばされたと聞きました。嘘をつくわけないですし、その時に起きた出来事なども結びつくと・・・」
アサト「辻褄が合う・・・ということはあそこの洋館の学生寮にいるイゾーが・・・!」


すると、二人の耳に何らかの声が聞こえた。


???「あのライオン族のミューモンが以蔵さんのマスターか」
二人「え?」


一方、以蔵とアイオーンは他の一同同様にクルーク達のところに戻ってきた。


クルーク「おかえり!って、何そのプーリー?」
以蔵「寮の管理人の飼い犬のモッシュ。おまんらが訪ねに来た3日前から家出したのを戻って来たぜよ」
ヒメコ「えっ!?女性ハーレムから犬ハーレムに切り替えたの!?」
以蔵「おん?」
乱麻「なんだその発言は?」
ヤス「いや、ここの寮の管理人のことだ!確か好色家のデブ男だって!」
弓弦「どういうこと?」
アイオーン「もうどれが真実なのかわからぬ・・・」






ガシャーン!!パリーーーーーン!!!


大半の全員「!!?」






すると、寮の窓の一つのガラスが割れてそこから出てきた何かしらの竜の腕がアイオーンを掴んだ!


アイオーン「ヴッ!!?」
アイレーン「お兄ちゃま!!?」


以蔵はその巨大な竜の顔に見覚えがあった!そう、その顔は自分の・・・


以蔵「お竜!!?」
お竜「イゾー。このマスターはいただくぞ」


すると、その竜の上にいた人物が姿を現した!






以蔵「龍馬!!おまんか!!?」
龍馬「以蔵さん、久しぶりだね。ずっと会いたかったねぇ。キミに来てもらうためにマスターのこのミューモンの青年の身柄は預かるよ」






後編に続く・・・!






後編はさてどうなる・・・!?感想OK