二次創作小説(紙ほか)

シチリアでの鳥の夢(前編)(その1) ( No.271 )
日時: 2024/07/11 17:36
名前: 桜 (ID: xTLxRpAm)

みなさん、お久しぶりです。ここ最近はリアルで色々と忙しかったので更新遅れて申し訳ないOTL
それはさておき、今回は今年の夏での前後編です!ドタバタギャグコメディ、ほんのりシリアスも混ぜて大暴れ!






ーーーーー気付いたらこんな世界に呼ばれていた。


そこは嫌になるほど私が死ぬほど嫌悪する◯◯が生者も問わずにたくさんいるような嫌な世界だった。


だから、私は閉じこもった。そして時が来たら自分ごと滅ぼしてやろうかと思った。


その寸前だった。


???「待って下さい。そしてごきげんよう、美しき貴婦人。それなら私もこの世界には思うところがあったので利害の一致で手を組みませんか?ちょうどアレから聖杯を奪って来たので」


その男は聖杯を持ちながら私に協力を求めてきた。この男の言い分はこうだ。私のように嫌悪を持っていないながらも自分のマスター達を◯◯◯たい思いから今回の計画を企てていたらしい。


もちろん私が召喚された地であるーーーーー






シチリア島にて。






夏休み。大半の全員がそれぞれ故郷に里帰りしたり海に行ったりなど思い思いの休暇を過ごしていたが・・・


クルーク「ええっ!!?みんな旅行での行き先がフルバッティングしてる!!?」


なんとこの時に単独行動していた自分のサーヴァントも含めた人達の旅行で行き先が全く同じという現象が発生したのだ!桜は話す。


桜「ただの同じだったらよかったんだけど、なんでかみんながその行き先以外のことを考えられなくなっちゃってて。COMのメンバーの大半も含めて何らかの電磁波が起きた可能性があるの。そこでクルークはそれを受けていても影響がなかったことが判明したからあなたに調査とその原因の解決をお願いしたいの」
クルーク「待って!?ボク一人で!?夏休みを満喫するように送り出したメイヴ達も行ってるってことじゃん!!?」
桜「もちろん同行者もいるわ。あなたと同じように全く電磁波の影響を受けていなかったのを呼んだの。知ってるメンバーばかりだから頼りになってくれると思うわ。わかったらさっさと頑張って!私達も後から向かうわ!」


事態が事態のため半ば強引に今回の異変の調査を承られたクルークはぷよクエでの夏衣装の水平服を着ながらちょっとむすっとする。


クルーク「も〜相変わらず人使いが荒いんだから・・・;(でも、水着に着替えていいってことだからよかったかも」


準備を済ませたクルークがシチリアに向かうヘリコプターがある飛行場に向かうと、そこには同じく水着に着替えたリップがいた!


リップ「あっ、クルーク君?やっと来たんだ!」
クルーク「リップ!キミは受けていなかったのか」
リップ「うん、ちー君やルートちゃん、メルトちゃん達も受けてなかったよ。トリスタンちゃんはなんでかどこかに行っちゃってるけど・・・」
クルーク「もしかして同じように巻き込まれたってやつ?いや、普段からも何考えてるかわからないけど・・・」
チャラ王「先に行ったかそんなもんだな;あいつ、ずっと楽しみにしてそうだったんだぜー」


すると、クルークの後ろにある人物が立っていた。水着霊基にチェンジしたラムダリリスことメルトリリスだ。


ラムダ(メルト)「私の美しさに見とれないなんてね?」
クルーク「あっ、メルトさん?」
ラムダ(メルト)「違うわ。私の謎のアルターエゴA・ラムダリリスよ!」
クルーク(本当に影響受けてないのかね・・・?)


すると、ある人物がため息を吐きながら話す。


王ドラ「作者も相変わらず人使いが荒いですねぇ。私は行きたくなかったんですけど」
クルーク「王ドラ!キミも無事だったのか!」
王ドラ「私だけでしたけどね;天草さんや阿国さんも調査や休暇に行った先に巻き込まれてるし、私の親友達も含めた人達の救出に行けと命じられたんですよ。あ、為朝さんは自らの希望で残ってました」


すると、王ドラ直属のサーヴァントの源為朝が大量の荷物を持ちながら告げる。


為朝「私も自分のマスターと同様に貴公のこともお守りする。自分のサーヴァント達は無事だろうから心配はいらない」
クルーク「う、うん!よろしくね為朝さん!」


微笑ましいような様子だが、王ドラは事態が起こる前に起きた出来事を思い返していた・・・






王ドラ「あー;なんであっつい中で大量の書類整理なんですかねー;」


数日前、依頼に関する未整理書類が大量に見つかったためそれらの分類などを分けてまとめる作業に追われていた。
COMのバックアップを担当するキャラやメンバーではないキャラ達もその手伝いに追われる中、妖弦の騎士トリスタンが訪ねてきた。


トリスタン「王ドラ殿、頑張ってますか?手伝いますよ」
王ドラ「別にいいです。こんなもんさっさと終わらせたいですし。でも、早く気ままに休みたい感じですよ」


王ドラの言葉を聞いたトリスタンは彼にあることを尋ねた。


トリスタン「もしやお休みが欲しいですか?」
王ドラ「そうですね、休暇です。もうすぐ夏休みですからその休暇がほしいです。年中真面目に仕事をしないあなたにはわからないかもしれませんが「わかりました」


すると、トリスタンが立ち上がり部屋を出て行こうとする!


トリスタン「私はこれから下見に向かいます」
王ドラ「えっ!!?何言って」
トリスタン「ーーーーー待ってますよ」


それからようやく作業が終わったが、あれから会っていなかったのだ・・・






王ドラ(・・・一番先に行って巻き込まれたかもしれませんね;)


そして準備が済んだ一行はヘリコプターに乗り、それを機動させる!


ルート「それじゃ行くぞ!目的はシチリア島だ!」
全員「おぉぉぉぉぉー!!!」


そして一行を乗せたヘリコプターが飛び、シチリア島に向かった・・・!






今回は夏の前後編の前編!

シチリアでの鳥の夢(前編)(その2) ( No.272 )
日時: 2024/07/11 17:37
名前: 桜 (ID: xTLxRpAm)

シチリア島の異変






おぼろ(モイモイ)「ところでシチリア島ってどんな島なの?」
リップ「欧州随一のリゾート地だそうだよー。緩やかな温暖な気候で夏休みや冬休みなどの休暇で家族連れで行く人が多いよ。入国審査も比較的楽だし、近年観光化も進んでるからリゾート地として発展してるところなんだって」
クルーク「そんなところで異常が起きたって言うのかい?」


すると、ヘリコプターが目的地に近づいていた。


チャラ王「あっ、もう着くぜ」
王ドラ「ようやく着いたんですか。どこでもドア使えないし、唯一移動できるのがこのヘリコプターだって言われても・・・;」


ようやくシチリア島に着き、降りた矢先には衝撃的な光景を目の当たりにする。そこには・・・






なぜかめちゃくちゃ楽しそうな某夢の国のような風景と化したからだった(爆弾投下)


大半の全員( д)                °°






あの西洋のモダンの雰囲気が主のシチリア島がこんな某夢の国の風景になったらそりゃ絶句するわ・・・;


チャラ王「なぁ・・・モダンな雰囲気が残ってるイタリアのシチリア島がなんでこんな某夢の国みたいに・・・;」
リップ「でも、なんかテーマパークみたいな感じになってる。パンフレットもらったんだけど・・・」


「シチリア島の一周ツアー巡りのスポット」
シチリア島で催されているテーマパークの「コーンシチリア・ウォールランド」はそれぞれの観光地に要となる五つのアトラクションが存在しています。
・カターニャのカレーのスパイスの原材料から植えられた花園
・タオルミーナの船巡り&スキューバダイビング&シュノーケル体験
・バロックの町々での競争レース大会
・古代都市パレルモのお化け屋敷&ミニサマーフェスティバル
・パラッツォ・アドリアーノのバスツアークルーズ


それ以外にもたくさんのアトラクションを用意していますので存分に夢の時間をお楽しみ下さい。


クルーク「すごい用意されてるなーこれ;ところで泊まりのホテルはあるの?」
王ドラ「どれどれ・・・あー、ありますね。カターニャの小さなホテルとか」
ルート「ツイン部屋にすれば部屋が足りる範囲だな。今のうちに予約せねば」


しかし彼らはカターニャにあるそのホテルを見て絶句する。なんと小さいと言っている割には日本のリゾートホテルばりの大きいホテルなのだ!


おぼろ(モイモイ)「わっ、おっきいー!」
ラムダ(メルト)「外国のホテルではありがちね」


そのホテルに入ると、なんとそこにはホテルのフロントマンとして働いているモードレッドの姿があった!


モードレッド「ようこそおいで・・・って、お前らも来たのか!」
為朝「貴公も帰れなくなったのか?」
モードレッド「いや、帰れなくなったというよりもシチリア以外は考えられなくなってんだよ;電磁波だが、あんまり悪い影響はなかったし」
クルーク(悪い影響はない?他のみんなも心から楽しそうだったんだけど、脅かされるみたいな敵意はなかったようだし・・・)
モードレッド「オレンジダヌキもいたのか。そういやお前の親友達や仲間達もここで働いてるぜ。オレは別のホテルからのヘルプだけどな」
王ドラ「ゑ?」


モードレッドは「じゃあ、ホテルの部屋の鍵を渡すから入る前からごゆっくり〜」と言って立ち去った後、王ドラは壁の方をじっと見た。


王ドラ「どういうことか説明してくれますか?」
王ドラ以外のドラえもんズ&ケロロ小隊「・・・・・・・・・;」


王ドラに説明を求められたキッドは代表として詳細を話す。


キッド「・・・実はこのシチリア島で満喫ゴホゴホ帰る方法を探していた最中で・・・」






キッド「全くシチリア島から帰れなくなったのは困ったもんだぜー(満喫中」


その時は用事で留守番となった王ドラ以外のドラえもんズとケロロ小隊はそれぞれの旅行先を選ぶはずがシチリア島にしか選択肢がなくなって気付いたら帰れなくなり帰る方法を探しつつ結構満喫していた。


ドラえもん「ところで帰れなくなってもいいの?王ドラに怒られても知らないよー」
ケロロ「別に冬樹殿達も春我部防衛隊も野原一家も楽しんでるからいいであります!他にも見知った顔がたくさん来てるでありますし」
ドロロ「それはそれで大変だよ;」
ドラメッド「他はいいけど、吾輩は水が怖いからタオルミーナには行きたくないであーる;」
ドラリーニョ「えー!?ぼくは結構楽しんでるよー!」


すると、タママはみんなで食べていたプチシューがまだ1個だけ残っていたことに気付く。


タママ「あー、一個だけ残ってるですぅ!誰か食べましたか?」
ギロロ「俺は決めた数だけ食べたぞ?」
ドラニコフ「ガウ(訳:ぼくも同意見」
クルル「ああ、それは俺のだ。カレー以外興味ないからお前らにあげるぜェー」
マタドーラ「えっ、いいのか!?じゃあここはやはり」






キッド&マタドーラ「オレだな(ぜ)!」






その瞬間、一個のプチシューを巡る乱闘が原因でシチリア島の一部のアトラクションが破壊された・・・






キッド「というわけでその弁償代を支払うためにここで働けとOTL」
王ドラ「」


王ドラは自分が来るまでの間にこんな騒ぎになったのかと絶句。その直後にキッドとマタドーラに鉄拳を食らわせた!


キッド「いっでぇ!!!」
マタドーラ「お前!!オレ様の顔に傷付いたらどうすんだ!!?」
王ドラ「顔を傷つけられるようなことするからでしょうが!それともなんですか!?もう一発喰らわせたいんですか!!?」
為朝「王ドラ、今は殴る時ではない」


すると、ラムダはニヤニヤしながらタママに訊ねる。


ラムダ(メルト)「アナタ、意外と嬉しそうじゃないの?噂のもう一人の意中の相手と一緒に働けるんだから」
タママ「っ!!ち、違うですぅ!そりゃパールも働けと言われたけれど、そんなんじゃ・・・」
クルーク(あー、パーシヴァル、チャンスだと言わんばかりに後押ししたな)


為朝が王ドラを押さえている間一行はそれぞれの鍵を渡された部屋に行こうとする。


リップ「じゃあアタシ達は一旦部屋に向かうね。お仕事頑張ってね!」
ドラえもん「はーい」


それぞれの泊まる部屋に向かい、クルークが泊まる部屋として入ったのはかなり設備が整ったシングルルームだった。


クルーク「モーさん、ちょっといい部屋を提供したね。うはー」


クルークがベッドの上にゴロンと寝転ぶ中でやはり気かがりなのはシチリア島にいるであろう他の仲間達のことだった。


クルーク(みんなどこにいるんだろ・・・一刻も早く見つけなくちゃ・・・)


一方男子の三人部屋に入りに来た王ドラ&チャラ王&為朝は荷物を置いて部屋の構造を確かめたりした結果何も細工はされていなかったとのことだった。


チャラ王「普通に用意されたちょっといい部屋だったみたいだな」
王ドラ「ドラえもん達からも敵意はなかったようですし、共通して言えることはみんなシチリア島から行き先を変えることも帰ることも知らないうちに阻害されているということですね・・・」
為朝「どのみち黒幕を割り出さないといけないだろう」


王ドラは他にも気になるところはあるとはいえ今は考えても仕方ないとして話を本題に入ろうとした。


王ドラ「ではまずは先に状況を完全に把握しきってから「はーはっはっはっ!思ったよりも拍子抜けしているようだな!」


すると、三人が窓の方を見るとそこには・・・






サタン「私の作ったシチリア島のテーマパークに足を踏み入れようとしているな!(まぶしいサタンの格好」
三人「」






なんとご存知ぷよ地獄の創造者が堂々と今回の黒幕を名乗りながら三人に会いに来ました(爆弾投下)つか、夏をめちゃくちゃ満喫してる・・・;


王ドラ「やっぱりあんたですか!!(激怒」
サタン「私は悪意があってこんなことしているわけではないぞ?シチリア島で永遠の夏休みを満喫してほしいから今回のことを企てただけだ。現にお前達が救出するはずの仲間達は楽しそうだったろう?」
チャラ王「ちょっと待てっす。永遠の夏休みということは・・・」


チャラ王のお察し通り、サタンの今回の目的はこうだ!






サタン「そうだ!永遠の夏休みを貴様らに過ごさせようとしているのだ!」
三人( д)                   °°






この魔王、夏休みにはしゃぎすぎてとんでもないことを考えやがったか。過去にやった太陽を大きくするのと同等のレベルのやらかしを・・・;


サタン「アルルもこのシチリア島で満喫している。その計画の動力源に聖杯を取り入れた。それを奪いたければまずはこのテーマパークで発行されているスタンプカードを持って制覇するといい!」
王ドラ「あっ待ちなさい!」


サタンが飛びながら去って行った後、為朝はあるカードが落ちていたのを見て拾った。


為朝「あの魔王、例のスタンプカードを渡したな」
チャラ王「今回はガチそうだな・・・どっちにせよなんという魔力の無駄遣いだよ・・・;」


一方、女子の四人部屋にいるリップ達はテーマパークでどこに行こうかパンフレットを見ていた。


ルート「最初はどこに行くつもりだ?」
リップ「うーん、やっぱり最初はここかなー。地理的にはここと同じ場所だし・・・」


まずはリップが指差したこのホテルと同じカターニャにあるカレーのスパイスの花園に向かうことになった・・・!






今回の黒幕?が颯爽登場

シチリアでの鳥の夢(前編)(その3) ( No.273 )
日時: 2024/07/11 17:37
名前: 桜 (ID: xTLxRpAm)

カレーといえば






ーーーーーああ、本当に実行する気なのね。


本当はこんな平和ボケしていて◯◯◯◯が溢れた世界の上に、こんな下らない催しまで思いついて。本当なら今すぐ壊してしまいたい。


・・・だけど、今はいいでしょう。


見守っててあげます。あなたの言う催しがどんな形で発展するか、その果てにたどる結末を。


私がこんな世界を破壊するのはそれからです。






チャラ王「まさかまずはカレースパイスの原材料の園とはな;」


一行は早速カターニャにあるカレースパイスの花園に向かうことになった。カレーのスパイスと花園に繋がるのか大半の人物が疑問に思ったが。


王ドラ「スパイス=花は結びつかないわけではないですよ。ピーマンだってスパイスに使われますし、場合によっては薔薇もスパイスに使われます。そちらはもちろん食用のですが」
ラムダ(メルト)「じゃあ意外と普通の花園ね。聞いたらちょっと楽しみになってきちゃったわ」
リップ「どんな花かなー」


ようやくカレースパイスの花園に着く。その花園は・・・






鮮やかに綺麗な色とりどりの花園だった!


大半の全員(*°д°)キ、キレイダ・・・!!






予想と反してめちゃくちゃ鮮やかに綺麗な花園に思わず心を奪われた一行。特に女子陣は大興奮だ!


リップ「綺麗だー!!これもいい香りー!!」
ルート「この花の香りはどんなだ?調べがいがありそうだな・・・!」
おぼろ(モイモイ)「ラムダちゃん、花の中心部分におぼろを乗せてくれない?」
ラムダ(メルト)「触覚障害だからあんまり長く持てないけど、なるべく早く済ますわ」


はしゃいでる女子陣の様子を見た男子陣はそれを静かに見守っていた。


チャラ王「なんで女って綺麗なものをすぐに綺麗と言うんだ?」
クルーク「女子は大体は感情豊かだからだよ;」
為朝「だが、わからんわけでもない。平和の証だ」
王ドラ「あ、よく見たらちゃんとスタッフもいますね」


王ドラは花園の上にある小屋からカレーの匂いがしたのを感じ、このアトラクションの責任者にピンと来た。


王ドラ「カレーのいい匂い・・・ってことはこのアトラクションの責任者はまさか・・・」


すると、噂をすればその人物が一行の前に現れた!






アルル「ようこそ!ボクのカレーのためのカレースパイスの花園へ!」
王ドラ「やっぱりですか・・・;」






ご存知大のカレー好きのぷよぷよシリーズの初代主人公がカレースパイスの花園の責任者でした。ちなみに衣装はぷよクエのしおかぜのアルルのです。


クルーク「アルルが責任者なのは勘付いてたけど、ちゃんと仕事してんだねー。ちょっと意外かも」
アルル「失礼だねボクは全力だもん!あ、言っとくけどキミのところの槍ニキもここでスタッフとして働いてるの。あと、なんでか手伝ってくれた王ドラ宅の赤い神父さんも」
クルーク&王ドラ「えっ!!?」


すると、何かを落としたような音が聞こえた。マスターのクルークを見て唖然としている槍ニキことクー・フーリンとマスターの王ドラを見て嬉しそうにしている天草四郎だ!


クー「ゲェーッ!!?クルーク!!?」
天草「あ、王ドラ殿らもようやく来たのですねー」
王ドラ「あんた何やってんですか!?しかも場に馴染んでるし!」


王ドラが天草を問い詰めている最中にクルークはクーに聞く。


クルーク「クーも天草と同じ理由かい?それとも連れてこられた?」
クー「いや帰れなくなった矢先に今のアルルの格好の可愛さに見惚れてさー」
クルーク(□益□Ⅲ)←引いてる
クー「じょ、冗談だからんな顔すんなよ;」


リップはアルルにコーンシチリア・ウォールランドのスタンプカードを見せた!


リップ「アルルちゃん、こっちは色々事情があるからここのスタンプとクーさんや天草さんをこちらに返還を求めるわ!」
アルル「その様子だとサタンに会ったみたいだね;ボクもできるなら早くぶちのめしたいからすぐにスタンプを押したいんだけど、ボクからの頼み事をしてくれた後なら遅くないかなー」
チャラ王「?何があったんすか?」


アルルはある花園の一部にスッと指さす。


アルル「あそこの花だけちょっと他よりも小さく咲いてるの気付いたでしょ?」
ルート「ああ、確かにあの花園だけはな。マンゴーだったか」
アルル「実は・・・前から襲来してきた変な羊の大群に食べられちゃってて、その繰り返し;」
おぼろ(モイモイ)「えっ!!?」


花園が獣害の被害を受けていたのを聞いて察したラムダはアルルからの頼み事を読み取る。


ラムダ「つまり私達にその変な羊の大群を退治してほしいってやつね?」
アルル「うん、そう!このまま繰り返されたら困るんだよ!」


アルルからの懇願を聞いた王ドラは彼女からの頼み事を了承する。


王ドラ「わかりました。それを済ませたら必ずスタンプを押して下さい」
アルル「!ありがとう!助っ人も手配してあるから!ププルちゃーん!」


すると、アルルに呼ばれたププルは自分のサーヴァントのフィンとディルムッドを連れながら一行の前に姿を現す!ちなみにファミ通DXパックの描き下ろしにおける聖魔導物語の水着姿です。


ププル「クルーク達も来てたんだねー。まあいいや今日はよろしくねみんな!」
為朝(後輩と共同でやっていたのか・・・)
フィン「ほう、ププルやアルル嬢もそうだがリップ嬢らの水着姿も美しい。さ、もっと近くでよく見せてくれたまえ」
ディルムッド「自重されよ我が君;いいですか、ププルらにももう言いましたが、リップ嬢らも私の黒子は絶対に見ないように!水着姿ならばなおさら絶対ですよ!」
ププル「二人ともやめたげてよー!?」


そして変な羊の退治のため森の中に向かうことになった一行はその犯人については考察していた。


チャラ王「なあ、変な羊は誰だと思うか?」
王ドラ「アポロンですね。仮にパリスさんが犯人だとするなら奴の傀儡にされてます」
ルート「想像に難くないなそれ」


すると、クルークは一緒に同行してくれたクーを見ながら言う。


クルーク「まさかクーも一緒に来るなんて思わなかったな」
クー「か、勘違いすんなよ!別に微力でも力になろうと思っただけで心配とかじゃねーからな!断じて!」
クルーク「何をだい?」


すると、クーと同じく一緒に同行してくれた天草は王ドラに声をかける。


天草「王ドラ殿もあまり無茶なさらぬように。私の正室(マスター)ですので」
王ドラ「・・・;」
ディルムッド(我が君と同じぐらいの独占欲が・・・;)


すると、茂みがガサッとなるような音がした!


ラムダ(メルト)「来たわね!向こうから気付いてこっちに向かってるわ!」
リップ「よーし、変な羊退治よー!」


しかし、こっちにやってきたのは・・・






なんでかもこもこに毛が生えている魔猪のような生き物の大群だった(爆弾投下)






大半の全員(;°д°)ヒツジドコー?


明らかにもこもこしているだけで羊ではないその生き物に戸惑う一行をよそに襲いかかってきた!


クルーク「ちょっ、ちょっとー!?この羊(?)のような生き物が突進攻撃してくるけどー!!?」
クー「ガチでやばいなぁこれ!!?ギャー!!」


攻撃してきた変な羊(?)を攻撃しまくっているディルムッドはそれが自分の死因に近い存在のため慌てていた。


ディルムッド「やばいやばいです!今攻撃を受けたら・・・!」






フィン「期待しているよ、ディルムッド。お前は私の立派な忠臣だ(一点の曇りのない笑顔」






ディルムッド「はい!(やる気回復」
ププル(ちょろい)
リップ(ちょろい)
クルーク(ちょろい)
王ドラ「ちょろすぎないですか;」
チャラ王「あんたが言ってもな;」


やる気を取り戻したディルムッドは自分の武器である多数の槍を構えながら変な羊(?)を退治しようとする!


ディルムッド「見込んでくれた我が主君のため・・・!来い変な羊(?)!なんとかこう・・・なんとかしてみせる!」
フィン「本当ディルムッドはわからなくてもなんとかしようとしてしまう子だね」
クー(鬼だ・・・;)


すると、変な羊(?)の思わず刈られたモコモコにププルが堪能していた!


ププル「ねぇこれ、意外ともこもこだよ!このもこもこの毛だけは持ち帰っていいよね!くぅちゃんの服も作れるかも!」
くぅちゃん「くぅー」


ププルの姿を見てクルークを始めとした一部も次々ともこもこの毛を堪能しようとする!


クルーク「待ってそれはボクにもー!」
ルート「私ももこもこの毛ー!」
王ドラ「こらー!!」


すると、王ドラは思わず来た巨大な変な羊(?)に遭遇してしまう!


王ドラ「あれは絶対に羊じゃないでしょぉぉぉぉぉー!!?」
天草「王ドラ殿!!」


すると、そんな彼らに思わぬ助太刀が入ってきた!彼らの近くで一人剣の修行をしていた柳生但馬守宗矩だ!


柳生「大丈夫であったか、王どら殿」
王ドラ「柳生さん!どうしてここに?」
柳生「たまたま近くで剣の修行をしていたら偶然魔猪を連れた人物を発見していてな。後を付けていたら貴殿らの姿が見えたのだ」


柳生の言葉に王ドラはようやく感じていた違和感の正体を気付かざるを得なかった。


王ドラ「じゃあやはりあれは・・・」
柳生「その者が仕組んだ魔法による突然変異で毛が生えた魔猪の大群だ。よく羊だと通せていたものだ」
天草「本当にですね。みんな現実逃避しなければ魔猪だと・・・ん?」


すると、天草は何かを発見する!彼らを見ていたようなホイップだ。


天草「ホイップ?もしやガウェインとはぐれて迷子に」
柳生「ーーーーー待たれよ」


柳生が制すると、水着姿(水着霊衣の夏の御曹司)のガウェインが自分のガラティーンを構えて彼らの前にやってきた!


王ドラ「また私に対する変な言いがかりですか!?」
天草「いえ、なんかホイップとともに様子が変です。まるで操られたかのような・・・」


すると、ガウェインがガラティーンを振りながら攻撃する!


ププル「何!?」
クルーク「あの攻撃はガウェイン!?」


他のみんなもガウェインとホイップに気付いた中でガウェインは何かを呟く。


ガウェイン「私はシチリアに遣わされたアロハ騎士のガウェイン。永遠の夏休みを砕くものは次々と排除しましょう」
チャラ王「アロハ騎士!!?」


ちょっとサタン、一体どんなことやらかしたの;アロハ騎士ってもうガウェインがいつもよりもさらにはっちゃけてるよ;


フィル「私達とは違って二重にも電磁波らしきをかけられてるようだね?」
ディルムッド「とりあえずホイップと共に正気を取り戻させましょう!」


アロハ騎士として操られたガウェインに応戦するが、それでもかなりの強さに思わず面食らってしまった。


柳生(むぅ。この強さは伊達ではないか。せめて気を逸らせばよいのだが・・・)


すると、王ドラは何かぱっと思いついたのを発言する!






王ドラ「ガウェインさん、可愛い巨乳の女の子がここの近くで歩いています!」
ガウェイン「!?」






ガウェインはそれを聞いて目を見開いたところで隙を生んだ隙に柳生に一本取られてしまった!


柳生「確かに隙があればと言ったはずだが」
王ドラ「すみません」
リップ(そんな下品な方法って・・・;)


すると、ププルはくぅちゃんに指示する!


ププル「くぅちゃん!お願い!」
くぅちゃん「く!」


すると、くぅちゃんに飛びつかれたホイップはそのまま気絶した!


クー「戻ったか・・・?」
ラムダ(メルト)「多分ね」


すると、変な羊こと魔猪の大群が怒りながら一斉攻撃してきた!


クルーク「ぎゃあああああー!!!魔猪が一斉に襲いかかってくるうううううー!!!」
クー「ふわもこ毛を生やせられた代償かあああああー!!!」


すると、ガウェインがようやく目を覚ました。


ガウェイン「あれ、私は何を・・・なぜププル嬢のところの変な生き物がホイップの顔に・・・」
クルーク「ガウェイン起きたなら助けてえええええー!!!(魔猪の犬歯で掴まられてる」
ガウェイン「何があったんですかー!!?」


そしてようやく獣害案件が解決した後、アルルは王ドラから報告を受けた。


アルル「・・・それで要するに?」
王ドラ「あの変な羊の大群の正体はなぜか操られたホイップさんの魔法による突然変異で毛が生えた魔緒であり、いつの間にか変な羊退治から魔猪退治に・・・;ふわもこ毛は全部刈り取って回収できたのですが」
アルル「なんで魔猪にふわもこの毛が生えてくるの!!?つか、後ろでみんな大量のふわもこ毛を満喫してんじゃん!!」


アルルは突っ込むが、それでも頼み事をきっちりと果たしたのでスタンプを取り出した。


アルル「でも、魔猪を全部退治してくれたしいいよ。スタンプ!」
王ドラ「あ、ありがとうございます!」


すると、アルルは何らかの鍋を取り出した!






アルル「それとカレー!みんなお腹空いてたでしょー?」
大半の全員「おおおおおー!!!」






アルル特製の美味しいカレーを堪能した後、クーや天草が加わる形でカターニャのホテルに帰った一行はカレースパイスの花園における一連の出来事について話し合っていた。


クルーク「それにしても変だな。ガウェインとホイップちゃんが二重に電磁波を受けたような状態になってたなんて・・・」
チャラ王「気絶したら元に戻るタイプだったようだけど、あの二人にだけ重くなってるなんて変だな」
王ドラ「アロハ騎士なのも言いたいところはあるのですが・・・;それはさておき、明日はタオルミーナのアトラクションに向かいますので今日はもうお休みなさい」
リップ「はーい」


一行はそれぞれ就寝につく。明日のタオルミーナで何が起きるか期待と不安に胸を膨らませながら・・・






一つ目のスタンプゲット

シチリアでの鳥の夢(前編)(その4) ( No.274 )
日時: 2024/07/11 17:38
名前: 桜 (ID: xTLxRpAm)

別サイドで・・・






波が静かに立てる夜の海。その砂浜にはある人物が一人佇んでいた。


???「ああ、なぜ来ないのですか・・・」






その翌日の朝、カターニャのホテル内に構えている食堂ではフロントスタッフのバイト中のキッドが出迎えてくれた。


キッド「あっ、おはよー!よく眠れたかー?」
王ドラ「昨日で疲れたのかもうどっぷりでしたよ(まだ眠そう」
マタドーラ「おー、珍しいなー。これでも真面目で女の子に対してかなりポンコツになるような王ドラ君が「誰かこの馬鹿牛、ステーキにしてくれませんか?(黒笑」Nooooooooooo!!!」


今日の朝食にありつけた一行はそのメニューの豊富さと量の多さに関心を抱いていた。


クルーク「味は美味しいのももちろんだけど、日本じゃあんまり見れないフルーツもあるんだねー」
モードレッド「そりゃあイタリアのリゾートだからな!赤道直下の国のリゾート地だと見たことないフルーツもいっぱいあるって聞いたぞ」
チャラ王「シチリアに行ってよかったと思った瞬間だな。あ、クロワッサンおかわりー」
ドラリーニョ「それなら調理番が焼いてくれるよー!」


チャラ王が厨房の方を見て声をかけた。


チャラ王「おーい!クロワッサン、おかわりっすー!」






ツースト「はいよー、クロワッサン今焼いて・・・げぇっ!!?」






なんとミラクル☆4の二番手がホテルの厨房の料理番として働いていた!見知った顔が来ているのを知った彼は驚愕する!


クルーク「なんでツーストがここで働いてるわけー!!?」
ツースト「それならなんでシチリアに来たんだよ!!?モー公、わざわざ部屋を案内させたなー!!?」
モードレッド「だってその時にはオレンジダヌキだけ来てなかったし、なんか追い出すのもギャーギャーと文句言われそうだしなって」
ドラえもん「あれはぼく達の気持ちを考慮してのことだったの!?」
ドロロ「わざわざ拙者らを守るようなことを・・・;」


でも、泊まらせてしまったからには安易に追い出すわけには行かないなと思ったツーストはため息を吐く。


ツースト「支配人には俺から言っとくけど、ホテルをめちゃくちゃにしたら即追い出すからな?」
リップ「!ありがとう!」
ルート「ところでなぜここで働いているんだ?」
ツースト「あいりは別のホテルに行っちゃったし、昼前に会うまでの間は働かせてもらってる」
クー(毎日会ってたのか・・・)


朝食を食べ終えた王ドラは次の目的地であったタオルミーナのアトラクションをパンフレットの地図を見ながら確認していた。


王ドラ「次はタオルミーナですが、海での体験が主のアトラクションのようですね」
ツースト「特にシュノーケルは子供組に大人気のアトラクションになってるんだよ。あ、クルーク、ナーサリーもジャックちゃんと一緒にあそこに遊びに行ってるぞ」
クルーク「ホント!?」


ツーストから予想外の情報をもらった一行は水中ゴーグルを構えながらタオルミーナに向かう決意をする!


天草「ではタオルミーナのアトラクションに向かいますよ!」
ギロロ「気が早すぎるわ!!」


向かったタオルミーナは水中のアトラクションにを建てるのがふさわしいほどシチリアでは特に賑わいがあるリゾートであり、水中アトラクションを堪能する家族連れやカップルもいた。


おぼろ(モイモイ)「流石のリゾートね!シチリアの中でも特に賑わってるわ!」
為朝「食べ物の露店もたくさんあるから賑わいの一つなのだろう」
王ドラ「やっぱりスキューバダイビング体験も人気みたいですね。シュノーケル体験の方が人気みたいですが「ほっほーい!」


すると、一行は波乗りしている男子を発見した。風間達や家族と一緒にタオルミーナに来ているしんのすけだ。


風間「しんのすけ!波乗りは危ないからダメだってしんのすけママに言われただろ!」
しんのすけ「波乗りはオラの心のオアシスなのヨ」
マサオ「せっかくシュノーケル体験に来てるのに・・・あ!」


すると、春我部防衛隊は一行を発見する!


ネネ「あっ、王ドラさん!?それにみんなも!」
ボーちゃん「ボー!」
王ドラ「一瞬急に見たからびっくりしました・・・;」


春我部防衛隊に会った一行は早速と言わんばかりに訊ねた。


クルーク「キミ達、これからシュノーケル体験に行くんだよね?その責任者はどこにいるんだい?」
しんのすけ「それならオラ達が行くシュノーケル体験の方にいるよ。あ、ナーサリーちゃんやジャックちゃんもあそこに行くからご案内するゾ〜」
チャラ王「すぐに案内してくれ!」


タオルミーナのアトラクションの責任者に会いにシュノーケル体験の会場に向かったらジャックと一緒にいるナーサリーを発見した!


ナーサリー「あら、クルーク?やっと来てくれたのね!」
クルーク「ナーサリー、よかったー!」
ジャック「シュノーケルを周って珊瑚を解体したかったー」
天草「解体しません」


すると、偶然いたパリスがひょこっと顔を出した。


パリス「こんにちはー、みなさん!」
アポロン【水着姿いいね】
クルーク「パリスちゃん!それにアポロン;」


すると、パリスを追ってきたマスターのハッチンが走りながら来た!


ハッチン「パリス!何か発見を・・・ファッ!!?」
クルーク「ハチ?」


クルークの夏の水平服を見て思わずときめいてしまったハッチンは心の中で葛藤した。


ハッチン(神様、これは俺へのプレゼントか!!?水着姿は想像してたけど水平服なんて聞いてねーぞ!!?いやそれでも十分可愛いじゃねーか!夏の魔力か!?夏のせいか!!?夏がこのようなシチュを用意したのか!!?)
ヤス「おいハッチン、いつまで悶えてんだ(ハッチンにチョップ」


すると、ヤスに続いてジャックのマスター(おかあさん)であるほわんやマシマヒメコも来た!


ほわん「あっ、みんなー!」
王ドラ「ほわんさん達も!」
ヒメコ「パリスが急に走ったからまさかと思ったけど、クルーク達に会うなんてね」


リップとルートとラムダリリスはヒメコの水着姿を見て呆然としていた。彼女の胸の大きさによるインパクトだ!


リップ「ヒメコさん、元から思ったけどその胸は自然?」
ルート「いつ見ても目立つんだがそれ」
ラムダ(メルト)「この胸はもしや作り物なの?」
ヒメコ「自然だよ!つか、パイタッチするな!」
しんのすけ「いいなぁ触ってて」


すると、ウクレレの音を鳴らすような音が聞こえた。チャラ王は一瞬だけ怪しんだ。


チャラ王「トリスタンがここのアトラクションの責任者か?」
為朝「いや、違う。別の者の音だ」






シェゾ「俺のアトラクションに足を踏み入れたな!」
王ドラ「サタンと変わらないぐらい満喫してるー!!?」






シェゾがこのアトラクションの責任者としてウクレレを鳴らしながら一行の前に現れた!ちなみにぷよクエのアロハ姿のシェゾ仕様。


クー「てめぇ、サタンが仕組んだこととはいえ満喫してるんじゃねーかよ!?」
シェゾ「ああ、サタンが仕組んだことだ。だが、せっかくの夏、たとえ身体が日焼けしてでも楽しまなければ意味がないだろう!」
天草「言ってることに説得力がないのですが」


すると、何らかの水が歩いているのを目撃した。


おぼろ(モイモイ)「何?この水・・・」






ゼオだったもの「暑くて溶けちまうぜ」
クルーク「ゼオおおおおおーーーーー!!?」






ゼオだったものが溶けた水の姿で一行に会いに来ました。そういえば寒さには強い分暑いのがかなり苦手だった・・・;シェゾにやかんで冷水をかけられたことでゼオは復活する。


ゼオ「俺はシェゾさんに手伝えと言われたんでな」
ラムダ(メルト)「身体が暑かったら水のように溶けるってどういう仕組みよ;私と同族だと思うじゃない;」


すると、リップがシェゾにこのアトラクションのスタンプを押すのとナーサリーをこっちに返すのを要求する。


リップ「シェゾさん、スタンプとナーサリーちゃんをこちらに〜」
シェゾ「ああ、いいぜ。俺からの条件を飲んだらな?」
ルート「なんだ?言ってみろ」


シェゾは自分の提示する条件を話し、一行は予想していたのと違うような内容に呆気に取られた。


大半の一行全員「子供達を楽しませてほしい?」
シェゾ「そうだ。シュノーケルが特に人気になってきてな、そろそろ変わり種が必要かなと思ってたんだ。所謂水中ヒーローショーだよ」
王ドラ「ヒーローショーは子供が楽しむ類ですね。水中でというのが変わり種ですが」
ほわん「うち達もできるだけフォローするよ!」


子供達が楽しむような水中ヒーローショーを見せるため事前にスキューバダイビングやシュノーケル体験の講習をゼオ直属のサーヴァントのエレナから受けてもらった。


エレナ「これは予備の空気口よ。ボンベの酸素がなくなった人と、予備の空気口を貸してあげる人の役になって今教えたサインを使って練習して」
大半の一行全員「はーい」


クルークが貸してあげる役、クーが酸素がなくなった人の役をやらせたら・・・






♪/(□◯□ )/(((((Ⅲ°◯°)))))
?( □◯□)/((((°◯°Ⅲ))))ポンポン
Σ\( □◯□)\((((°◯°Ⅲ))))スッ
( □○□)スッ((((°◯°Ⅲ))))
( □◯□)ウンウン(^◯^Ⅲ)コクコク






エレナ「なんでそんなコント仕立てなわけ!?海の中で吹いちゃったわ!(大爆笑」
クルーク「悪かったよ;」


そして水中ヒーローショーが催され、司会のアミティがそれを進行した!






楽しい水中体験!

シチリアでの鳥の夢(前編)(その5) ( No.275 )
日時: 2024/07/11 17:39
名前: 桜 (ID: xTLxRpAm)

水中ヒーローショー?






アミティ「はーい、水中ヒーローショーの始まりだよー!この海を荒らす悪者であるホワイトガオーライオンが暴れながら出てきましたー!もうすぐ来ますよー!」
見に来た大半の子供達全員「キャー!!!」


それを船巡りに来ていた船から見ていた野原一家は予想外に乗ってくれた子供達を見ながらひとまず安堵する。


みさえ「しんのすけ達はどうなるかと思ったけど、とりあえず安心ね。ひまも盛り上がってるし」
ひまわり「たおー!」
ひろし「俺達も船から見れるって得だなー。ところで・・・」


すると、なぜか一人で船に乗っていたブラックと彼のサーヴァントのデオンをちらっと見る。


ひろし「プロキオン君と一緒に行ったんじゃないのか?」
ブラック「それが途中で行方不明になったんだ!だから船から捜そうと思っただけだ」
デオン「捜しても全然見つからなくてな・・・」


すると、シロが唸ってるのが聞こえた!


みさえ「どうしたの?シロ、そんな風に唸って・・・」


一方、一行は水中ヒーローショーのヒーロー役の出番が来るまで待っていた。


チャラ王「俺達がヒーロー役ってことかー」
為朝「戦隊ものだから都合がよかったのだろう」


すると、ロッカーからバンバンと音がなった!


クー「なんだ?変な不審者か・・・」
エジソン「もごご〜!!(ロッカーに手足を拘束されながら閉じ込められてた」
リップ「エジソンさん!!?ホワイトガオーライオン役のあなたの出番はアタシ達よりも先だったはずじゃ!?」


舞台裏で何が起きているか知らないアミティは呼びかけた!


アミティ「ホワイトガオーライオンが来襲!みんな身構えてー!」


しかし、現れたのは・・・






なぜか黒い兜を被っている騎士のような男だった。






アミティ「あれ?盛り上がりすぎて衣装が一新したのかなー?(何これ!?こんな演出聞いてないよ!!?」


すると、その黒騎士は剣を振るってきた!水中ヒーローショーを見ていた子供達は叫び声を上げながら逃げ回る!


シェゾ「なんだ!?何があった!!?」
ゼオ「それが黒い兜の騎士が襲来してきて・・・」
エレナ「エジソンは閉じ込められてたのをクルーク達が発見したって聞いたわ!」


子供達が逃げ回る様子に船に乗っていた人達も恐怖に包まれていた!


みさえ「しんちゃーん!!みんなー!!」
ひろし「待ってろ俺が今助けるー!!」
デオン「ダメだ相手は手馴れの騎士だと見受ける!」
ブラック「ん?」


すると、ブラックはその騎士の後ろの小さな船にプロキオンが立っているのを発見する!


ブラック「プロキオン・・・?ということはなぜか衣装が違うがまさかあの騎士は・・・!」


事態に気付いたブラックはクルークに電話する!


ブラック「クルーク!あの騎士だな!?」
クルーク「ブラック!?どこにいてたの!?」
ブラック「船にいたんだ!あの騎士の後ろにプロキオンがいる!正体は知らないはずはないよな!?」
クルーク「えっ!!?まさか!?」
王ドラ「昨日と同じ現象・・・ってことはあの騎士の正体は・・・」


姿が変わっていたものの昨日のホイップと同じく操られたプロキオンと共に襲って来たのは彼のサーヴァントのランスロットだった・・・!!


チャラ王「あいつもアロハ騎士の類か!?」
天草「あれでアロハ騎士なのはもう意味不明でわけがわからないのですが・・・」
クー「とにかく気絶させてもらうぞ!」


ランスロットにクーが槍を持ちながら立ち向かった!


ナーサリー「クー!クルークも!」
クルーク「いいからジャックちゃん達と一緒に逃げて!」


クーはなんとかランスロットに応戦するが、予想以上の強さに次第に苦戦を強いられていた。


クー「やべーって!もう耐えきれねー!!」
クルーク「ちょっと!どうしたら「そこまでー!!」


すると、リップがハンマーでランスロットの頭をぶん殴った!ランスロットは何が起きたかわからずに起き上がる。


リップ「子供達が楽しむ水中ヒーローショーをめちゃくちゃにしないでよね!この楽しみを壊したら許さないんだから!」


リップはヒップを変化させたハンマーで操られたランスロットと戦う!すると、業を煮やした彼がそのハンマーを弾き飛ばした!


リップ「あっ!もうダメだ!」
チャラ王「リップ!!」






ラムダ(メルト)「合図受け取ったわ、リップ」






すると、ラムダがランスロットを泳ぐがごとく蹴り飛ばした!それを見てキョロキョロと見渡したプロキオンの後ろに・・・


おぼろ(モイモイ)「えい!」
プロキオン「!」


プロキオンは髪を引っ張られて気絶してなんとか被害を食い止めた・・・


リップ「終わった・・・?」


すると、大半の子供達が一斉にリップ達の方に駆け寄る!


ネネ「すごい!かっこよかったわー!」
ジャック「ハンマーでも解体できるー?」
風間「思わず変身ヒロインを見てるようでしたー!」
ナーサリー「メルトも綺麗だったわー!」
リップ「あ・・・えへへ」
ラムダ(メルト)「悪い気はしないけど」


すると、シェゾがリップの腕を掴む!


シェゾ「おいスタンプカード出せ。リップ!」
リップ「な、何〜!?」


すると、シェゾはリップが出したスタンプカードにタオルミーナのアトラクションのスタンプを押した!


シェゾ「まあ予想外な事態はあったけど、子供達は盛り上がったし合格だ」
リップ「わー!」


タオルミーナのスタンプを手に入れたのを見た他の一行は思わず安堵する。


クルーク「これでようやく二つ目かー」
王ドラ「ランスロットさんやプロキオン君は戻ったと思いますし・・・つかランスロットさんが日焼けしてるしカッコいいのがムカつきます;」


すると、海から何かの音が聞こえた!


チャラ王「ん?なんだこの音・・・」


すると、出てきたのは・・・






巨大鯨だった・・・!!






ルート「巨大鯨ー!!?」


すると、その巨大鯨の近くにいた王ドラとリップとチャラ王が乗せられる形で攫われてしまう!


王ドラ「ホチャぁぁぁぁぁー!!!」
リップ「いやぁぁぁぁぁー!!!」
チャラ王「助けてくれぇぇぇぇぇー!!!」
しんのすけ「三人ともおっきい鯨に乗るなんてずるいゾ!」
ヤス「攫われたんだぁぁぁぁぁーーーーー!!!」






後編に続く!






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