二次創作小説(紙ほか)
- シチリアでの鳥の夢(後編)(その1) ( No.276 )
- 日時: 2024/07/26 17:01
- 名前: 桜 (ID: Mm9jHYga)
2024年夏のお話の後編ですー。
王ドラ、リップ、チャラ王は謎の巨大鯨に連れて行かれたが・・・?
ーーーーーああ、大きな鯨を遣わしたのね?
そういえば、まだ行ってなかったわよね。なんか自分が待ちくたびれてたって感じだったし。
それとも、
そこまでして手に入れたいものがあるのかしら?お可愛いこと。
王ドラ「ん・・・?」
カンフーの達人はうっすらと眠っていた目を開けようとしていた。
王ドラ「んん・・・?」
そこは豪華そうなホテルの部屋で、自分は二人と一緒に巨大鯨に連れて行かれたはずだが・・・
ベディ「お目覚めになりましたか。いや、あんなことされたのでは目覚めはよくないようですが・・・(姿は霊衣のシルバー・バトラー」
王ドラ「!!??」
目を覚ました王ドラは自分の今置かれている状況に理解ができなかった。気付けば自分は豪華なロイヤルベッドの上で目を覚まして、ましてや見知らぬホテルの部屋で・・・
ベディ「ああ、挨拶が遅れましたね。ようこそ、シラクーサを擁するホテル「ロイヤル・キャメロット」へ」
王ドラはまさかの円卓が経営しているホテルに匿われていたので戸惑うが、それよりもふと思い出したことを問い詰めた!
王ドラ「リップさんとチャラ王さんは!?無事なんですか!?」
ベディ「ええ、ご無事です。貴方と一緒に浜辺で気絶していたのを発見したのでここに連れてきました。一足先に目を覚まして今はなんだかんだで満喫していますよ」
王ドラ「そうですか。よかった、あの巨大鯨に食べられたと思っていたから・・・」
王ドラの発言に隻腕の円卓騎士は一瞬だけ気まずそうな顔をした。
ベディ「あの・・・もちろん叱りましたが、実はあの巨大鯨を放った人物がこのホテル内にいまして・・・」
王ドラ「え?」
ベディ「案内するので会ってくれませんか?」
ベディに連れられた王ドラはその人物がいるであろうマットのお部屋に案内される。そこは泳ぐ魚達が窓越しに見ることができる小さな部屋だった。
王ドラ「魚の映画館ですかこれ」
ベディ「では私はここで一旦退室しますので何かあれば通報して下さい。私がこの右腕で(拳で)言い聞かせますので」
王ドラ「そこまではいいですよ・・・;」
ベディが退室した後、王ドラはマットの上に座って窓越しから泳ぐ魚達を見ていた。
王ドラ「海に貫通するよう建てられたと思いますが、綺麗ですよねー・・・」
すると、ふと横を見たら隣に一羽の鶏がいることに気付いた。
王ドラ「鶏?なんでこんなところに・・・」
???「何故か伴っている三羽のうちの一羽のジョンです」
すると、王ドラは後ろをばっと振り向いた!そこにいたのは・・・
トリスタン「おはようございます。いや、もうお昼ですが」
なんとトリスタンがルルハワの鶏が名称の霊衣で王ドラの前に現れたのだ!王ドラはトリスタンが鯨を遣わした犯人であることと彼の格好と何故か三羽の鶏を伴っていたことに唖然。
トリスタン「どうしましたか?ああ、私の水着の姿がよほどよかったから見惚れたのですね?この絶世の美貌を持つので」
王ドラ「巨大鯨を遣わしてくれたといい今の格好にショックが大きいですよ!!あと、つけてるゴーグルが四つだし!」
色々突っ込みたいことはあったが、王ドラはトリスタンに問いただした!
王ドラ「なんで巨大鯨を使って私達を攫ったんですか!?あの時は大変だったんですよ!?」
トリスタン「なぜって・・・来ないからですよ」
王ドラ「はぁ?」
トリスタン『ーーーーー待ってますよ(私達円卓がシチリアで経営するホテルにいるので』
王ドラ「あれはそういう意味だったんですか;」
トリスタン「本当ならルートやおぼろも連れて行くはずでしたが、距離が遠かったので実現しませんでした」
王ドラ「メルトさんは連れて行かなくてよかったんですか?」
トリスタン「メルトリリスは毒婦ですので・・・」
王ドラ(遠回しに気にかけるのに素直じゃないなこの男)
すると、王ドラは今はっとあることに気付き、トリスタンに近づく。
トリスタン「な、なんでしょう?急に積極的な・・・」
王ドラ「他の二人みたいに操られてる様子はないのですね?」
すると、それを聞かれたトリスタンはその問いに答える。
トリスタン「私と同じようにアロハ騎士となったガウェインとランスロット卿のことですね?私は運良くサタンから逃げれたので無事でした。なのでアロハ騎士で唯一無傷です。リップがまだ来ていなかったのもあったので」
王ドラ「へー。まあそれならいいですけど・・・」
すると、トリスタンはあることを口にする。
トリスタン「そういえばバロックの街並みを中心に繰り広げられるレース。あれは我が王主催でやっているのですよ。明日は最終レースなのでせめて今から選手達を見に行ってあげてくれませんか?」
王ドラ「レース?(そういえば、パンフレットにそれがあったな・・・見に行く価値はありそうですね」
トリスタンに連れられた王ドラは明日の最終レースを控える選手達やその会場を見る。思ったよりも盛り上がっており、最終レースに参加する選手達も意気揚々とコンディションを整えていた。
王ドラ「思ったよりも熱気ありますねこれ!」
トリスタン「そうでしょうそうでしょう。まあその中には私の影武者としてレースに参加してる方もいますよ。名目上はそうならないようにしてますが、あそこに・・・」
すると、何らかの怒声が響き渡っていた!
チンピラ風の選手A「てめぇ!!予選1位だからって調子に乗るんじゃねえ!!」
チンピラ風の選手B「お前が降りれば、俺らは繰り上げで出場できたんだぞ!!」
以蔵「うるさいき。そっちが負けたのが悪いぜよ!」
なんと以蔵がチンピラ風の選手達に絡まれていた!ということは彼がトリスタンの影武者としてレースに参加した選手・・・!
王ドラ「以蔵さんがレース参加者!?」
トリスタン「彼は最初こそ文句言っていましたが、我らが用意した水上にも飛行にも使えるジェットで練習しまくったのですよ。とはいえレースのメインはもっぱら飛行でしたが、それでも勝てていたのです」
王ドラ「受けた仕事はきっちりやるのですね・・・つか、早く助けないと!アチョー!」
間に飛んで割って入ってきた王ドラがチンピラ風の選手Aを蹴り飛ばした!
チンピラ風の選手A「いっでぇ!!?誰だー!!?」
以蔵「楽!」
王ドラ「自分達が負けたぐらいで脅そうとするんじゃありませんよ!そっちの方が愚かです!」
チンピラ風の選手B「あっ、こいつはオレンジの・・・すんませんでしたぁぁぁぁぁぁー!!!」
チンピラの選手二人が逃げた後、以蔵は王ドラとの再会を喜んでいた。
以蔵「ようやっと来ちょったか〜!」
王ドラ「ははは、照れますねvそれよりもトリさんの影武者としてレースに出場してるんですね。しかも最終レースに残って」
以蔵「そうじゃ!トリスタンが賞金2000万円とシークレット賞品を円卓側で用意すると言ったんじゃ!太っ腹じゃろ!」
王ドラ「ええ、まあ・・・」
王ドラは戸惑いつつ以蔵に今までのも含めてレース内容を教えてくれるよう囁く。
王ドラ「頼みがありますが、レースのコース内容を今までのも含めて教えてくれますか?」
以蔵「おん、えいよ。コピーじゃがその内容の紙じゃ」
「騎士王主催のレースのコース内容」
・カターニャの一っ飛びコース(1日目)
・シラクーサの迷路コース(2日目)
・パレルモの変則飛びコース(3日目)
・バロックの町の駆け巡りコース→タオルミーナの浜辺を最終ゴールでフィニッシュ(4日目)←明日がこの最終コース
王ドラ「へー。意外と難度がちょうどいいような内容そうな・・・」
以蔵「ほうじゃ。ま、3日目までの予選2位のタマネギには負けんぜよ。あんななりして意外と侮れん奴き」
王ドラ「待って下さい。その選手ってもしや・・・」
すると、その選手である人物が二人の方に駆け寄ってきた!
エージェント「おーい。襲撃されたって聞いたんだが・・・げぇっ!?」
王ドラ「やっぱりあなたでしたか;」
エージェント「聞いてしまったか!俺が予選2位で最終レースに出場する選手だということに・・・!」
王ドラ「聞かなくても気付きますよそれ;」
すると、トリスタンはエージェントのことで補足する。
トリスタン「エージェント殿は以蔵殿と優勝争いになってるから厄介です。強敵ですよ」
王ドラ「いつのまにやらそんなことに・・・」
そしてロイヤル・キャメロット内にあるビーチに連れて行かれた王ドラはそこで遊んでいたリップやチャラ王とようやく再会を果たした。気付いた二人は嬉しそうだ。
リップ「王ちゃん!よかった目を覚ましたんだ!」
チャラ王「あの時に気絶がすごかったからあのまま死ぬかなと思ったぜ;」
王ドラ「すみませんねホントに;あと、ビーチは二人で遊んできなさい」
リップ「まだしんどいの?それならゆっくり休んでてね」
二人がなんだかんだで楽しく過ごしているのを遠巻きで見ていた王ドラはパラソルの下で休みながらクルーク達の無事を祈っていた。
王ドラ「クルークさん達、無事だといいですねぇ。天草さんや為朝さんも・・・」
モードレッド「心配しなくとも全員無事だ」
すると、上から覗き込まれたのをびっくりした王ドラは叛逆の円卓騎士に聞く。
王ドラ「びっくりした!つか、その格好はセーラー服のサーファーですか?」
モードレッド「おうよ!ちょっと用事があってタママと一緒に来たんだが、まさかオレの本来の勤め先でお前らを見つけるなんて思ってなかったぜ。あと、これは父上の宝物庫からパク・・・永遠に借り受けたプリドゥエンだ!」
王ドラ「あなたがあのホテルにヘルプで来たと言った元はここでしたか。あと、それはドロボーです;」
モードレッドが「タママはなんか気恥ずかしいのかどっかに行っちまったけど、クルーク達に報告ぐらいはしとくぜー」と言って立ち去った後、そのことに安堵するがそこにエージェントが来た!
エージェント「なんだ、クルーク達も来てるんだなー」
王ドラ「エージェントさん!あなたも泊まってたんですか!?」
エージェント「おうよ。アリシアやサンソン達と同じく何故か帰れないところを騎士王が招いてくれたんだ。要はトリスタンの懇意としてだな。アリシアや姫子さんは一昨日にタオルミーナのシュノーケルに行ったそうだ」
王ドラ(昨日は二人がいなかったのはすでに行っていたからだったんですね・・・)
すると、エージェントは王ドラに申し出する。
エージェント「ということでレース用のマシンの最終調整手伝ってくれ」
王ドラ「はい?」
エージェント「最終ゴールのタオルミーナは水上コースもあるし、俺はどうしても以蔵に勝ちたいんだ!お願いだ!」
すると、突如飛行モードで飛んできた以蔵が割って入ってきた!
以蔵「ジェントのバカかぁぁぁぁぁー!!!わしもこいつに最終調整見てもらうんじゃぁぁぁぁぁー!!!」
エージェント「急に割って入って来るな!!?」
すると、戸惑う王ドラは以蔵にエージェントから頼まれたことを伝える。
王ドラ「あの、以蔵さん。エージェントさんは水上コースで飛行コースでやるあなたに勝ちたいと私にチェックしてもらうよう頼まれただけですが・・・」
以蔵「何?」
その言葉を聞いた以蔵は一瞬黙った後、自分のマシンに乗る。
以蔵「やっぱり一人で最終調整するき」
王ドラ「えっ、以蔵さん!?聞きたいことがありますが、龍馬さんは?」
以蔵「教えちゃる!龍馬の奴、パレルモでやることがあるからとマスターのアイオーンについてきてわしを置いて行ったんじゃ!あばよ!」
以蔵が飛行モードで立ち去った後、王ドラはその態度に疑問を抱いた。
王ドラ「何があったのですか・・・」
エージェント「拗ねてんだろうほっとけ。それよりも俺からの頼みは請け負うかー?」
王ドラ「あ、はい。ひとまず」
その夜、ロイヤル・キャメロット内にあるレストランでディナーにありつけることになった。かなり豪華かつボリュームのある食事になっている。
騎士王「ようこそ、ロイヤル・キャメロットへ。お口に合うか心配だったのですが・・・(水着霊基の第三霊基」
王ドラ&リップ&チャラ王(円卓ボリューム;)
パーシヴァル「では私が切り分けましょう!これは王ドラ殿の分です!(かなりの量のフライドチキンとサラダを盛る」
王ドラ「太っちゃいますよそれ!!?」
みんな雑談したり、出された料理を美味しそうに食べたりなど思い思いにディナーを過ごしている中、サンソンが話しかけて来てくれた。
サンソン「あの・・・僕のマスターのエージェント様が散々振り回してごめんなさい」
王ドラ「いえいえ、サンソンさんが謝ることじゃないので」
リップ「?何かあったの?」
すると、直後にその内容を聞いて二人は驚いた!
チャラ王「は!?運良く三つ目のスタンプのありかにつけたってことじゃん!」
王ドラ「そこに以蔵さんも出場してるので明日の様子を見守るしかないかなと。それか陰ながら手伝ったり」
リップ「そういえば以蔵さん、明日に備えて早く寝にいったのを聞いたよ。きっと気合い入れてるんだねー」
王ドラ「そうですね(昨日の態度はなんか疑問に浮かびましたが・・・」
すると、カランカランとカクテルが鳴るような音が聞こえた。
モリアーティ「ふふふ。明日の最終レースで楽しみにしている君達にこのホテル専属のバーテンダーである私が前夜のカクテルを提供しよう(霊衣のグレイ・カラーの姿」
チャラ王「うわっ、モリアーティのおっさんが意外と決まってやがる!?」
シェリー「モリアーティ、未成年にお酒を提供しないでねー(バーテンダーの姿」
そして明日を迎え、わいわいと賑わっている最終レースはさらなる盛り上がりで熱気をじわじわと感じさせていた。
今回は2024夏の後編!
- シチリアでの鳥の夢(後編)(その2) ( No.277 )
- 日時: 2024/07/26 17:05
- 名前: 桜 (ID: Mm9jHYga)
サマーレース!
リップ「ひとまず様子見だと言ったけれど、二人のどっちが勝つかなー?」
チャラ王「さぁな。どっちも優勝候補だと言ってたし。以蔵の金大好きパワーでここまで来るのは大したもんだけど;」
すると、チャラ王の頭に軽く扇子で叩く人物がいた。以蔵を応援しに来た乱麻と弓弦だ。
乱麻「それでも可愛いところはあるんだぞ」
リップ「乱麻ちゃん、弓弦君!やっぱり二人とも以蔵さんの応援に?」
弓弦「うん。ここまで来たら最後まで見るしかないし」
チャラ王「ということは最初から観戦してたってことかよ」
すると、レース司会のラフィーナがマイクを持ちながらレースの開始寸前の合図を鳴らした!
ラフィーナ「まもなく最終レースを開始しますわー!この日は特別審査員や特別解説者が来ましたのよ!」
すると、特別審査員や特別解説者の席にはクルークと天草が座っていた!
クルーク「あっ、リップ、チャラ王!よかった無事でー!」
天草「主催者の騎士王を半ば強引に押し切る形でこの役職に付いたのはよかったですが・・・」
リップ「クルーク君、天草さん!」
弓弦「!!??(クルークの水平服を見て顔真っ赤」
乱麻「弓弦、落ち着け」
チャラ王「天草を見たら少しは安心するだろうけど、王ちゃんが遅いな・・・?」
一方、当の王ドラは二人よりも少し遅れて最終レース会場に行くために部屋を出ようとしたら、トリスタンが部屋に入って来た。
トリスタン「おはようございます。今日の最終レースを見に行くのですね」
王ドラ「そうですね。ひとまず様子見で保留にしてますが、だからといって見に行かないことはないかと・・・」
それを聞いたトリスタンが一瞬だけ沈黙を貫いた後、彼はとあることを話し出した。
トリスタン「この最終レースで優勝したら賞金2000万円とシークレット賞品を我ら円卓側が与えると知ってますよね?」
王ドラ「ええ、以蔵さんから聞いてます」
トリスタン「シークレット賞品について提案をしたのは私ですよ。その内容を承諾した我が王にも話していません」
王ドラ「?あなたが自分の主君にも話さないということはよほどのことがあるんですか?」
トリスタン「ええ・・・シークレットの賞品は貴方だからです」
すると、トリスタンは王ドラのいる部屋に鍵をかけた後に以蔵に自分の影武者を頼んだ理由を説明する。
トリスタン「以蔵殿に私の影武者を頼んだのはこのためです。頼んだ当初は彼は嫌がったのですが、賞金2000万円とシークレット賞品を話したらあっさりと承諾しました。シークレット賞品の内容だけは話してませんでしたが・・・彼が優勝したらお迎えに行きますのでここでお待ちを」
トリスタンが立ち去った後、唖然となった王ドラは我に返った後に叫んだ!
王ドラ「まさかあのバカトリ以蔵さんを通じて私をもらうつもりだったんですか!!?つか騎士王さんや以蔵さんにも騙してたってことですか!!?以蔵さんがそれを知らずに優勝したら私は・・・!!!なんてこったえらいこっちゃ!!!」
すると、壁の隅から物音が鳴った!確かめると、なぜかカーバンクルがいた!
カーバンクル「ぐー!」
王ドラ「カーバンクル!そういえば、最初のアトラクションからの帰り際にアルルさんがカーくんが帰って来ないから見かけたら連絡してと言われてました!カーバンクル、みんなに私がここにいる位置をその額の宝石で伝えれますか?」
カーバンクル「ぐ〜」
王ドラ「わー、無理そうな顔;」
すると、部屋のドアをぶっ壊す音が鳴った!異変に気付いて王ドラを救出しに来たリップとチャラ王とエージェントだ!
リップ「王ちゃん、大丈夫ー!!?」
王ドラ「あっ、よかった来てくれましたー!!(感涙」
エージェント「こいつらに一緒に王ドラを捜すように頼まれたからダウジングで辿ってきた!どうしてこんなところに?」
王ドラ「実はかくがくしかじかで・・・」
チャラ王「なんだって!!?あんたがシークレット賞品!!?」
衝撃の内容を聞かされたチャラ王は頭を抱える中でそれを聞いたエージェントは逆に優勝に対する意欲をさらに高まった!
エージェント「それなら尚更優勝しないわけがないな!トリスタンの目論見を阻止するためにはそれしかないだろう!」
リップ「でも、以蔵さんは予選1位なんでしょ?勝てる要素ある?」
王ドラ「勝てる要素って・・・」
すると、王ドラは何かに気付いた!当たるのは一か八かだが、勝てる要素があるのを見込める策を・・・!
王ドラ「・・・いや、ありました!一か八かでもやってみる価値はあります!」
すると、王ドラはそれに関してのレースの意見書を書いた後、それを白い封筒に包んだ後に言う!
王ドラ「チャラ王さん!このレースの意見書を騎士王さんに渡して下さい!多分以蔵さんは、ーーーーー」
チャラ王「!そうか!わかった、届けに行ってくる!待ってろ!」
そして数分後の最終レースの開始寸前、ようやく戻って来たエージェントに対して以蔵は絡む。
以蔵「おまんが準備を休むのは珍しいのう。まあ足が速いだけ間に合っちょって」
エージェント「うるせぇっ;」
以蔵「おん?別にルール違反やないが、なんか二人乗りしちょる・・・」
すると、エージェントの後ろには王ドラが乗っていた!彼の優勝を見届けるためにエージェント側についたらしい。
王ドラ「ごめんなさい、以蔵さん」
以蔵「ほうか。ならわしも優勝しちゃる!!」
そしてレース開始の合図が鳴った!
ラフィーナ「3、2、1・・・Goooooooooo!!!」
最終レースの出場者達が走り出した後、騎士王はホテルのモニター越しから見守っていた。
騎士王「ふむ、なかなかの走り。しかし、一つの懸念だけは結局解決できなかったな・・・」
すると、チャラ王が意見書が入った封筒を持ちながらバンとドアを開けた!
ガレス「ちーさん!?(水着霊基の第一霊基」
チャラ王「その問題点を王ちゃんがまとめた意見書を持ってきた!これをせめてもの参考にしとけ!」
騎士王「王ドラ殿がまとめた意見書ですか?渡しなさい」
一方、その最終レースで出場していたカービィ(エアライド仕様)、秘書スージー(ロボアーマーで出場)、フォックス、ファルコ、ウルフ(三人ともそれぞれのパイロット機で出場)、ファルコン(マシンカーで出場)、ウィッチ(魔法のほうきを操って出場)、鏡音姉弟(二人揃ってロードレーサーで出場)、双循(バイクで出場)、アストルフォ(ピポグリフで出場)、カレン(花の杖を魔法のほうきに変えて出場)が次々と脱落していく中、以蔵と共に残ったエージェントは王ドラを気にかける。
エージェント「アストルフォには悪かったな・・・;王ドラ、大丈夫か?」
王ドラ「はい。カービィさんには後で謝りますが、こんなところで落ち込んでいられませんよ」
エージェント「ははっ、お前らしいな」
すると、以蔵が飛んでいるマシンから砲撃を放った!
エージェント「お前っ!何すんだっ!!」
以蔵「はんっ、わしの下で談笑するのが悪いき。羨ましくなんかおらん!」
エージェント(あっちも王ドラに対してデレてんのかよ!?)
すると、ようやくレース地点がタオルミーナの海の上に突入した!
以蔵「見ちょれ!必ず勝っちゃる・・・」
騎士王からのアナウンス「あーあー、マイクテステス。急なお知らせで悪いのだがタオルミーナのコース経路変更。これよりこのコースのルールを飛行での走行は禁止に変更する」
以蔵「ゑ?」
すると、以蔵がマシンが反応してか上から落ちてきた!水上で受け止めたものの、スピードが急激にダウンし始めた!
リップ「ちー君!」
チャラ王「ああ、王ちゃんの勘が当たったよ。以蔵さんは水上での走行がまだ苦手だったことをな・・・!」
そう、王ドラはあの時に以蔵の態度の理由に気付いてこの行動を実行したのだった!本人としても努力したのだろうが、結局最終レースの日に至るまでできなかったのだろう・・・
王ドラ(ごめんなさい以蔵さん・・・恨むならあなたを騙してくれたバカトリを恨みなさい!)
急にルールを変更された以蔵は我に帰った後に憤慨した!
以蔵「なんじゃあああああー!!!納得いかん!!こうなったらもう棄権しちゃる!!」
すると、以蔵の方に音の刃と、矢文が飛んできた!音の刃は避けて矢文は慣れた手つきで受け取った後、その内容には・・・
乱麻からの文「こうなったからには最後の瞬間までやれ」
以蔵「トリからは無言の諌めで、乱麻からは弓弦を通じての矢文って・・・棄権したらわしが二人に殺される末路やないか!!」
一方のエージェントはすっかりと以蔵を追い抜き、ゴールに向かっていた!
エージェント「行くぞ!しっかり捕まってろよ!」
王ドラ「はい!」
水上を走るエージェントのマシンはとてつもないスピードで走り抜き、そして・・・!
ラフィーナ「Goooooooooooal!!!優勝はエージェントー!!」
エージェント&王ドラ「よっしゃぁぁぁぁぁー!!!!」
エージェントがゴールしたことにより、王ドラがトリスタンに引き渡されるのを免れたのだ・・・!
レースはエージェント側の優勝!
- シチリアでの鳥の夢(後編)(その3) ( No.278 )
- 日時: 2024/07/26 17:08
- 名前: 桜 (ID: Mm9jHYga)
しかし・・・
トリスタン「ああ、負けてしまったのですね・・・」
それをサンソンと共に騎士王らとは別室のモニター越しで見ていたトリスタンは席を立って何らかのボタンを押そうとしていた。
サンソン「?何をするのですか?」
トリスタン「あの巨大鯨を使ってでも王ドラ殿をさらうのですよ。貴方のマスターのエージェント殿が以蔵殿を負かして優勝したのですから」
それを聞いたサンソンは自分の剣を持ちながら彼を止めようとする!
サンソン「力ずくでやってもろくなことはないだろう?あなたは欲しいと思った相手を手に入れるためなら手段は選ばない男だろうけど、僕はそんな相手でも退くつもりはない。今から僕はあなたを止めるよ」
サンソンに言われたトリスタンは少しだけ渋そうな顔をした。
トリスタン「・・・そうですね。貴方の言葉だからこそ私は耳に痛いですよ」
トリスタン「でも、それなら仕方ありませんね。リップやちー殿にも怒られますから」
サンソン「え?」
すると、サンソンは思いとどまったトリスタンを空振りする勢いで巨大鯨を呼び出すスイッチを押してしまった!
トリスタン&サンソン(°д°)あっ
そして突如レース会場でスペアで追加した巨大タコと一緒に巨大鯨が襲来しに来た!
王ドラ「えーっ!!?あの時の巨大鯨がなんでここにー!!?」
エージェント「巨大タコとセットかー!!?」
騒然となった会場では観客の避難をクルークと天草が先導していた!
クルーク「みなさん逃げて下さーい!!」
天草「アレの狙いはもしや、王ドラか・・・!!」
すると、巨大タコの足を王ドラに届けようとした!
王ドラ「やばいですってこれ!!?」
すると、その足を斬り付けられた!事態に気付いて二人を助けるために剣で斬った以蔵だ!
以蔵「大丈夫か二人とも!?」
王ドラ「以蔵さん!」
エージェント「以蔵が助けるのはいいが、こんな不安定な足場じゃ・・・!」
このまま絶体絶命かと思われたが・・・
???「諦めてんじゃねーぜ!足場なら俺が用意してやっから!受け取れ!」
すると小舟が出現し、三人はそれに乗る!王ドラは遠くからその海賊船を見て声の主は誰なのかピンと来た!
王ドラ「あなたは・・・!」
フレッド「残念だな巨大鯨サンと巨大タコサンよぉ!足場を提供されたらもう詰んだぜ!」
なんとぷよクエの海賊王の一人フレッド率いる海賊船ブラッドアンカー号がピンチに駆けつけて小舟を提供したのだ!これで足場の件は思わぬ助け舟により解決した!
以蔵「海賊か!わしらサーヴァントの中にはそういう奴もいるんじゃが」
王ドラ「大航海時代で活躍していた海賊達ですね!」
エージェント「その話はちょっと気になるところだが、今はこれの討伐に専念しないとな!」
そして巨大鯨と巨大タコを前にそれぞれの技や宝具を放つ!
王ドラ「スピニングバードキック!」
以蔵「わしは剣の天才じゃあああああー!!!」
エージェント「当たれぇぇぇぇぇー!!!」
そして大ダメージを与えたところでエージェントは最後のトドメの銃弾を放った!それに貫通されたことにより巨大鯨と巨大タコは沈んでいった・・・。
エージェント「ミッションコンプリート!」
そして騒動が解決した後、騎士王らも含めた大半の全員に無言の圧力で問い詰められたトリスタンは観念する。
トリスタン「・・・申し訳ありません。私が悪かったのです。我が王や以蔵殿らを騙しただけでは飽き足らず、憤って巨大鯨や巨大タコを放ってしまいました・・・」
サンソン「いや、巨大鯨や巨大タコのはトリスタン殿が悪くなくて・・・僕がポカをやらかして・・・(トリスタンの後ろに立たれる」
トリスタン「私が全部悪いのは認めます。全部」
そのトリスタンの態度に騎士王はため息を吐きながら言う。
騎士王「もういいです。自分に非があることを自覚しているので。王ドラ殿、せめてお詫びはさせて下さい」
王ドラ「えっ?」
すると、騎士王はスタンプカードに三つ目のアトラクションのスタンプを押した!
騎士王「三つ目のスタンプです。あのバカンスの魔王にこのレースのアトラクションの責任者を任されていたので」
王ドラ「あ、ありがとうございます!」
三つ目のスタンプを手に入れた後、トリスタンは王ドラ達を引き止めた!
トリスタン「待って下さい。リップらが行くなら私も同行させてもらえませんか?私は彼女のサーヴァントですので」
リップ「トリスタンちゃん・・・」
クルーク「好きにしていいよ。他の二人のアロハ騎士は操られてたし、ボク達の方でキミ達を守るのがいいから」
トリスタン「!ありがとうございます」
ベディ「・・・?」
そしてトリスタンがクルーク一行に加わった後、無事にカターニャのホテルに戻って来た!
ドラえもん「あっ、よかった戻って来たんだ!」
ラムダ(メルト)「三人とも、だいじょう・・・って、なんでここにトリがいるのよ!?」
トリスタン「ようやく合流したのです、ありがたく思いなさい」
言い合いになった二人を仲裁しつつルートは場を取り仕切る。
ルート「はいはい、喧嘩はいいから。夕食を食べに食堂に向かうぞ」
クルーク「はーい」
ルート「それとリップ、ちー・・・おかえり」
チャラ王「!」
リップ「ただいま!」
そして翌日の四つ目のアトラクションであるシチリア最大の文化都市パレルモでの出来事に対する期待と一抹の不安を胸にみんな休むのだった・・・。
三つ目のスタンプGET!
- シチリアでの鳥の夢(後編)(その4) ( No.279 )
- 日時: 2024/07/26 17:12
- 名前: 桜 (ID: Mm9jHYga)
四つ目のアトラクション
いよいよその翌日となり、クルーク一行は古代都市のパレルモに向かっていた。おぼろはパンフレットを見ながら質問した。
おぼろ(モイモイ)「ねえ、ミニサマーフェスティバルならともかくお化け屋敷ってどういうことなの?」
王ドラ「私もわかりませんね。とにかく先にお化け屋敷に入って確かめとけばよろしいかと」
クー「お、もう着くぜ」
古代都市パレルモに着いた一行は早速そのミュージアムのような様々な国の建築方式が採用されていた建物の数々に思わず面食らっていた!
リップ「流石建築都市!あっ、ノルマン王宮とかもあるー!」
クルーク「古豪ゲーテがこの街を訪れて「世界一美しいイスラムの都市」と言った言葉も頷けるなぁ」
天草「(もしやこの都市のどこかに聖杯が・・・)ん?」
すると、クルーク一行はこの都市の建物とは明らかに雰囲気が違うのを発見する!日本風のお化け屋敷だ。
ルート「こ・・・これがそのお化け屋敷か」
ラムダ(メルト)「ちょっとぐらい入った方がいいかも・・・」
一行がそーっとお化け屋敷に入ると、そこには何の仕掛けもなかった。
リップ「何もないなぁ・・・」
チャラ王「もしやこれはハリボテか?」
すると、一行はふと横を見る。真っ暗で見えづらい建物の中から僅かに認識できるそこには・・・
何やら威嚇している巨大な何かだった。
大半の全員「ぎゃあああああーーーーー!!!!」
それに恐れのいて逃げ切った後、ナーサリーが泣いてしまった!
ナーサリー「怖いのだわー!!オバケなのだわー!!」
クルーク「よしよし;」
為朝「アレは急な視認阻害があり、正体を認識できず」
トリスタン「アレは認識しなくてよろしいかと;」
流石に現時点で確かめるのは早すぎたのか王ドラが場を取り直す。
王ドラ「まあお化け屋敷のは最後に置いといて、今はミニサマーフェスティバルのところに向かいましょう!」
クルーク一行がミニサマーフェスティバル会場に向かうと、そこは先ほどリップが見たノルマン王宮のところだった!
リップ「わぁー!アタシがさっき見たノルマン王宮だー!」
ルート「?確かにミニサマーフェスティバルだが・・・」
だが、看板に書かれていたのはミニサマーフェスティバルの名称ではなく・・・
看板「中規模ながら大盛り上がりのミニサーヴァントサマーフェスティバル開☆幕!」
大半の全員「ミニサーヴァントサマーフェスティバル!!?」
なんとその会場はミニサーヴァントサマーフェスティバルと呼ばれるところだった!そこに見慣れた足音を鳴らす人物が現れる。
クリオラ「あらあら、もう来たみたいね?」
おぼろ(モイモイ)「クリオラさん!?これはどういうこと!?」
クリオラ「このアトラクションの責任者代理として教えてあげるわ。ここはね・・・」
クリオラ「同人誌イベントなのよ!」
なんとミニサーヴァントサマーフェスティバルはいわゆるコミケで言う同人誌イベントだったのだ!あまりにも突然すぎて呆気に取られるが、クルークはあえて聞いた。
クルーク「・・・つまりボク達がここで売られてる同人誌を買えって?」
クリオラ「違うわ!同人誌をあなた達が描いて欲しいのよ!あの女を負かした後にクルークが連れて帰って欲しいのよ!」
クルーク「えっ!!?」
クルークがびっくりする中、天草が聞く。
天草「何があったのですか?」
クリオラ「それがね、メイヴが自分の写真集を製作しまくってそれを購入者達が続出してこのアトラクションを壊そうとしているの!本来はルール違反だったのよ!」
トリスタン「自分の写真集を売りまくりって?なんという自己愛というか自己肯定感の高さというか・・・」
しかし、メイヴは生まれながらの美しさを常に伴っているコノートの女王であるため、本来はルール違反であるのにも関わらず、その写真集に釣られて買ってしまった人物も多いほど人気が誇ったのだろう。この現状を憂いた責任者代理のクリオラはメイヴに対抗するための同人誌を製作してほしいと頼んだのだ!
クリオラ「お願い!一冊でも数冊でもいい、メイヴに対抗する同人誌を作って欲しいの!もちろんスタンプはあげるわ!」
そんなクリオラの素直な頼みに王ドラはがっくりと項垂れた後、それを承諾した。
王ドラ「同人誌作ればいいだけですよね?それなら・・・」
クリオラ「!ありがとう!」
しかし、同人誌を作るにも会場内を回りながら何から作ればいいのか悩んでいた。
クー「しかし、誰に役割を任せるか悩むなぁ」
為朝「それを今から決めるのだ」
すると、一行にアイスをあげた人物がいた。このアトラクションの手伝いをしていたアイオーンだ。
アイオーン「冷やしたとんがりの供物を食しながら思案するといい・・・」
リップ「アイオーンちゃん!やっぱりこのアトラクションの手伝い?」
アイオーン「手伝うだけでいいと言われたものである。龍馬にもあそこで自分の役割を果たしている・・・いや、あれは・・・」
アイオーンが指を指す方向を見ると・・・
以蔵がメインの同人誌を見ながら出すべきかどうか審査中の龍馬と多く並びながら冷や汗を描いている同人作家達だった(ぇ)
並んでる同人作家全員「・・・・・・・・・・・・;」
龍馬「うーん・・・以蔵さんはこういう感じじゃないんだよなぁ・・・」
王ドラ「・・・まさか手伝いってこれのことですか?つか、私にその審査を譲ってほしい下さいよ譲れ」
チャラ王「事態を悪化させるな!!」
ルート「そういえば、クルークは見てないよな?」
クルーク(□□д□□)アワワワワワドウヤッテメイヴノシャシンシュウニカツカカンガエナイト・・・
クー「かなり混乱してるから見てない;それが唯一の救いだな;」
その同人誌のテーマを決めるものを考えていた仮設ホテルではなんとか話し合いを重ねていた。
王ドラ「期限は1週間。内容を見る限り漫画やイラスト集だけではなく、ゲームやショートアニメも自作しているそうです」
ナーサリー「役割はあるの?」
王ドラ「うーん、私はショートアニメの方に集中したいので漫画のストーリー構成ぐらいはしますが、クルークさん、リップさん、チャラ王さん、トリさんがその作画やりなさい」
クルーク「えっ!?」
リップ「アタシ達が作画ー!?」
王ドラ「で、天草さんと為朝さんとクーさんとナーサリーさんとルートさんとおぼろさんとラムダさんはショートアニメの声優を担当してもらいます。そこに印刷所回りとかの雑用をこなしてくれる人材が欲しいのですが・・・」
すると、ドアをバンと開ける音を聞いた!セレンと彼のサーヴァントであるロビンフッドだ!
セレン「それに関して優秀な人材ならヘルプ扱いでそっちに提供するよ!」
ロビン「これをオレにやらせる気満々で連れてきたんですかねぇ!?(水着霊衣の夏の狩人の姿」
王ドラ「棚からセレンさんですか。まあ確かにこの役割はロビンさんならば優秀そうですし」
セレン「あっ、それと王ドラ君に会いたい人物も連れてきたよ。おーい、来てるよー!」
すると、王ドラのサーヴァントの一人の出雲阿国が部屋に入って来た!
阿国「王ドラ様、お会いしたかったです〜!」
王ドラ「ようやく(安らぎの)オアシスが来ましたか・・・」
阿国「!?(ズキュン」
トリスタン(紛らわしい言い方がダメですね)
クルーク(あれは無自覚な天然の人たらしが使うようなやつだよ)←人のこと言えない
そして、ようやくメイヴの写真集に対抗する同人誌とショートアニメの内容ができた!
王ドラ「これが必勝オーダーです!」
「メイヴの写真集に対抗する同人誌とショートアニメの内容」
・異世界における魔法少女であるリップ一行の冒険活劇の漫画(ちょっとお色気要素はあるが健全)
・仁義ありのややブラックジョークな報復痛快コメディのショートアニメ
クルーク「へー。確かにこういうハラハラも味わうけど対抗する分にはいいかも」
王ドラ「作画の方も必要であればちょっとは手伝いしますよ?」←自覚はないが絵がド下手(唯一苦手なこと)
チャラ王「結構っす;」
漫画班は王ドラがまとめてくれたプロットを元に漫画執筆に取り掛かっていた。
クルーク「なんかボクがメインの作画やるって恥ずかしいな・・・」←メインの線画担当(背景もちょっと)&クルーク名義の本になってる
リップ「いいじゃん、この中で一番絵が上手いんだから!」←仕上げの効果トーン貼り担当
チャラ王「ほらほら、時間ねーぞ・・・って、お前背景うめーじゃねーか!腹立つー!!」←ベタ塗り&人物の髪トーンや影などのトーン貼り担当
トリスタン「そうでしょうそうでしょう」←背景担当
すると、クルークのスマホに電話の通知がなる。彼は電話に応じた。
クルーク「はい」
メイヴ「あっ、やっぱり来たのねクルーク!私よv」
クルーク「メイヴ!?」
メイヴからの電話にクルークは戸惑いながらも問い詰めた!
クルーク「クリオラから聞いたよ!?キミ、自分の写真集を売ってファンを増やしたんだって!?」
メイヴ「別に撮影しただけでルール違反は犯してないわ?あの魔界の魔女がギャーギャー言ってるだけよ?」
クルーク「実写はダメだろ!?」
メイヴ「あの女に何言われたか知らないけどとりあえず負けないわよ。あ、朝一番に来て私の写真集を買ってね?じゃあね」
クルーク「おいっ買うわけないじゃん!!」
電話を切られた後、戸惑うチャラ王はあえて聞く。
チャラ王「メイヴに対抗する意志は深めたか?」
クルーク「当たり前だ!ロビンが今印刷所を探し回ってくれてるから勝つぞー!!」
一方、ショートアニメ班は出来はいいのだが、どこか物足りなさを感じていた。
王ドラ「うーん、やっぱりインパクトがちょっと・・・」
阿国「ああ、それならこの阿国さん、一人だけなら知っておりますよ?」
その数分後、王ドラと阿国はある人物に打診していた。シチリアを気ままに楽しんでいた高杉だ。
高杉「僕に黒幕の声優をやってほしい?」
阿国「そうなのです!王ドラ様が悩んでおられるのです、お聞きになってもらえませんか?」
高杉「え〜?なんかいやだなぁそれ。うん、面白そうだけど無理だね」
王ドラ「高杉さん・・・」
王ドラ「聞いてくれたら土方さんをはめる方法を教えますが・・・」
そう、何せ高杉は生前に新選組に追われていた身。ということは・・・
高杉「はっはっはっ、この天下の極道であるわしに対してやり返せると思っておったか!(かなりノリノリでこなしてる」
王ドラ(聞いてくれてよかった・・・まぁ、あれは半分嘘だったんですが)←確信犯
クー(策士かよ・・・;)
下手したらマルクやマホロアよりも厄介な人物だよなオイ。
まさかの同人制作
- シチリアでの鳥の夢(後編)(その5) ( No.280 )
- 日時: 2024/07/26 17:15
- 名前: 桜 (ID: Mm9jHYga)
サバフェス当日
そして1週間後のミニサーヴァントサマーフェスティバル。メイヴはこの日も魅惑の自分の写真集を売り出していた。
メイヴ「はーいvこの美しき女王のメイヴちゃんの写真をごらんなさーいv(水着霊基」
メイヴファンの男子全員「うおおおおおー!!!」
メイヴファンの男子全員が盛り上がる中、彼女はあることを言い出した!
メイヴ「あと、開始までの間に私のビーチファッションショーも開催されるからそこはよろしくねぇv」
メイヴファンの男子全員「ビーチでファッションショーだなんて・・・!メイヴちゃん、サイコーーーーー!!!」
すぐに行かなくてはとメイヴのファンが一斉にビーチまで走った後、後ろから見ていたお竜が連絡する。
お竜「行ったぞ。誘導に成功した」
クルーク「ご苦労さん」
その数分後、ようやく満を持してミニサーヴァントサマーフェスティバルで咄嗟に名付けたサークル「ネコメガネ」で売り出したチャラ王は販売途中でキョロキョロと周りを見渡す。
チャラ王「ヤイバさん達もやっぱり壁サーで参加してるんだな」
トリスタン「まあ毒を持って毒を制す形でほぼサークル全団体が賛成したから意気揚々としてますよね」
すると、そこにシチリアのビーチにいたはずのメイヴが戻って来た!
メイヴ(?)「ま、妨害じゃないならギリギリセーフかもなぁ?」
実はこのメイヴの正体はメイヴのファン達をビーチに行かせるべく変身したアサト(水着霊衣の修練着)だった!彼が元の姿に戻った後、天草は彼の能力について関心する。
天草「ドッペルゲンガーの能力ですか。実に興味深い」
王ドラ「あのドッペル達とは別のドッペルゲンガーの類なんでしょうね「確かに妨害目的ではなさそうだけどね・・・!」
すると、クルーク一行の前にある人物が怒りを抱きながら現れた。事態を察して怒鳴り込もうとしていた本物のメイヴだ!
メイヴ「私を欺かせてこんなこと・・・!」
ラムダ(メイヴ)「そんなに言うなら自分もそのルール違反が正しいって証明するために完売してみたら?」
メイヴ「いいわ・・・やってあげるわ!その後のことはあなた達が完売したらの話だけどね・・・!」
2サークルは怒涛の勢いで売り込みまくり、その懸命な姿勢とサービス旺盛な精神から次第に来場客達も次々と彼らに惹かれて買い出していた。次第に2サークルの売上数が本日の上位に食い込むようになった。
レトリー「わー;ホントにすごいなあれ;」←ヤイバと共同執筆でサークルに出ていた
ヤイバ「どんな手を使ってでも勝つ根性が故に気に入られた理由であろう」
そしてクルーク一行のサークルの同人誌やショートアニメのDVDボックスがようやく完売となった!
おぼろ(モイモイ)「完売ー!!」
一方でメイヴの写真集も完売したが、どこか敗北感を抱えていた・・・
メイヴ「私よりも先に完売するだなんて・・・!」
そしてクリオラが一行のサークルに顔を出していた!
クリオラ「へー、やるじゃない!あのメイヴよりも早く完売しただけでも大したものだわ!」
阿国「それだけでは済みませんが、読まなきゃわからないこともありますよね?あ、これがサンプル誌です」
クリオラ「どれどれ。見てあげるわ」
クリオラはそのサンプル誌を読む。ページをめくるたびに彼女は漫画のシーンによっては時折驚いたりハラハラしたりワクワクしたりとびきりの笑顔になったりと表情を変えていた。
クリオラ「へー、いいじゃない!作画は上手いのはもちろんだけど、ストーリーも心象風景が繊細でいいしキャラも生き生きしてる通りリップの性格がよく出てるわね」
リップ「もう!からかわないで下さい!」
クルーク「それならばスタンプをくれませんか?」
クルークの頼みにクリオラは少しだけ苦い顔をしながら言う。
クリオラ「ごめんなさい。いくらよくてもできないわ;」
ナーサリー「なんでなの!」
クリオラ「私が責任者代理なのは聞いてるはずだけど、本当の責任者がメイヴの写真集で激怒して怒鳴り込みに行った矢先で行方不明になっちゃったのよ。だから早く見つけて読ませればいいんだけど・・・」
為朝「そうであったか?ではこのアトラクションの本当の責任者は・・・」
すると、大きな足音が地割りレベルで鳴り響いていた!彼らはそーっと一斉に振り向くが、そこには・・・
彼らがお化け屋敷で見た何かの正体、巨大化したルルー(水着はぷよクエのきらめくルルーの姿)が暴れ回っていた!
ルルー「私のアトラクションを乗っ取るのは許さなあああああーーーーーい!!!!」
みんなが一斉に逃げ回る中、ルートが平静を保って分析していた。
ルート「あれのどこが化け物に見えたんだろうな・・・」
王ドラ「性質ですOTL」
すると、メイヴが咄嗟に避けた拍子で転びそうになった!
メイヴ「くっ!こんなところで・・・!」
すると、咄嗟にクルークに受け止められる形で助けられた!
クルーク「メイヴ!怪我はないかい!?」
メイヴ「あ・・・大丈夫よ(鈍感・・・」
すると、暴れるルルーの前にてんとう虫が飛んでいた!彼女が追いかけて行ったてんとう虫を放ったのはたまたま虫取りに来ていたシグだ。
クー「シグ!」
シグ「ルルー、あっちのお化け屋敷に行った。てんとう虫を助け出して」
チャラ王「あ・・・これも持っていくぜ!」
メイヴも加わったクルーク一行は巨大化してしまったルルーを追いかけた!向かう場所はあのお化け屋敷だ・・・!
その数分後、着いたお化け屋敷に入った一行はそーっと彼女のいる場所まで進行していた。
トリスタン「せめててんとう虫だけは私に近づかせないようにして下さい;」←虫が苦手
王ドラ「全くだらしない!せめてGを10匹取れるぐらいになりなさい!」
メイヴ「いや、えぐいわよそれ;」
そして横になっていたルルーを遭遇する。彼女はすやすやと眠っていた。
天草「眠っていますね・・・」
メイヴ「ルールを無視して私の写真集を売り出したことで怒ったから疲れ果てたかもね」
クルーク「戻れたらちゃんと謝りな;とにかく元に戻す方法は・・・」
すると、二重の高笑いをしながら二つの何かが降りてきた!
???「ヘイヘイヘ〜イ。お前らには悪いと思ってるが、この女を元には戻させないのサ」
???2「ホントはダレかに頼まレタだけダケド、面白そうダカラネェ?」
その二つは姿をようやく現した!
マルク(°言°)のサ!
マホロア(^言^)ダヨォ!
大半の全員(°д°;)ポカーン
なんとドノツラフレンズでもあるマルクとマホロアが立ちはだかって来たのだ!王ドラはため息を吐きながら聞く。
王ドラ「で、誰かに頼まれたのはわかるんですが、あなた方の真の目的は?」
マホロア「ボクは王ドラのサーヴァントの天草サンをリスペクトの証に、ナニカを布教スるんダヨォ」
天草「おかしいですね、生前でも新興宗教の神にでもなるつもりはなかったのですが」
マルク「ボクはトリスタンんとこのランスロットやパーシヴァルがかなりでかいから、ブラックホールの中で二人を使って遊びたいだけなのサ!」
チャラ王「ボールにしたら流石にガレスちゃんが泣くぞ;」
トリスタン「悪いですが、あなた方二人はキャメロット出禁です。応じない場合は力ずくで退去させますので(開眼」
リップ「開眼してる!絶対怒ってるんだ!」
マホロア「一介の騎士ナノに横暴ダ!!」
マルク「騎士王叛逆とキャメロットの乗っ取り反対!!」
トリスタン「黙れ我が王を労わるふりをして我を通そうとするな!」
王ドラ「これ以上の悪性の芽は早く摘みます!」
クルーク「なんだかんだで気が合ってんじゃないか!!(汗」
真意を見抜いたことで乱闘騒ぎに。為朝はカメラ機能を作動させた。
クー「何してんだ?」
為朝「カメラモード。他の円卓が見たら驚くであろう」
おぼろ(モイモイ)「確かにこれは思わず賞賛するレベルね;」
そして乱闘の結果、一行(王ドラとトリスタン)が勝利した!
王ドラ「いやー、久しぶりの運動にはなりましたね」
トリスタン「二つの悪の芽(悪だくみ)も摘みましたし」
マルク&マホロア「ムキーっ!!!(ボロボロ」
しかし、この後に誰かがやってきた!
???「やられたのですね。まあ良いのです・・・最初からこの二人の悪巧みを見抜いてその場限りの駒としてしかアテにしてませんので」
ようやく今回のルルーの巨大化騒動の原因が姿を現した!
パラケルスス(・ω・)こんにちは、みなさん
大半の全員Σ(°д°;)お前かよ!!?
なんとルルーの巨大化騒動の原因がスマブラ屋敷に常駐しているキャスターのサーヴァント・パラケルススだった!彼の姿からようやく原因を察した。
ラムダ(メルト)「まさかアナタがこの女に薬を飲ませたわけ?」
パラケルスス「はい。そこのコノートの女王がやらかしたことでカンカンに怒ってらっしゃったので見かねた私が相談に乗った暁にその類の霊薬を提供しました。あ、自作ですよ」
阿国「このお方は絶対に相談に乗っちゃいけない方に相談しましたよね!?」
クルーク(ウィッチと同じ類の奴か;うっわ・・・;)
パラケルスス「あ、飲ませた霊薬は巨大化の効果だけじゃないです」
パラケルススが見せたのは・・・
本体から分裂したいろんな衣装のルルーだった!(爆弾投下)
メイヴ「いやぁー!!増えてるぅぅぅぅぅー!!!」
ナーサリー「ミノさんが喜ぶようなものね!」
ナーサリーの言う通りミノタウロスが歓喜するやつだこれ!?
パラケルスス「決してそういう趣味はないのですよ。ただ・・・彼女には輝きがあるので(よだれ&目にはモルモット逃しませんの文字が」
クー「せめて性的なものでそう言った顔しとけよ!!?それの方がルルーさんに殴られる救いがあるぞ!!?」
マルク「く、狂ってるのサ・・・!!」
マホロア「ボクよりもヤバいヤツダヨォ!!」
こいつ完全にルルー様をモルモットにする気だなおい!!?パラケルススはルルーの分体の一体に指示を出した!
パラケルスス「では行きなさい。この方達をモルモいや倒すのです」
おぼろ(モイモイ)「さりげなく本音が聞こえていやぁぁぁぁぁー!!!」
彼らが大パニックになり、絶体絶命の大ピンチに陥るが・・・
???「ねぇ」
ドロシア「人の弟子まで使って何をしているの?」
事態を察して現れた絵画の魔女が魔法でルルーの分体達を爆発四散させた!予想外の人物の登場にパラケルススはタジタジとなった。
チャラ王「ありがとう救世主(魔女)様!!」
パラケルスス「あの・・・これは・・・」
ドロシア「あとで新選組が話があるから行ってきなさい。ああ、それと。早く渡してきなさい」
すると、アイオーンが解毒薬を持ちながら歩いてきた!
クルーク「アイオーン!」
アイオーン「これを忘却するとは愚か也。早くその格闘女王に口に含ませるといい・・・」
アイオーンに渡された解毒薬をルルーに飲ませた。すると、彼女は元の姿に戻ったことで目を覚ました。
ルルー「あら?私は何をしていたのかしら。パラケルススにメイヴをやっつけれないかの相談をしてたと思ったけど・・・」
リップ「メイヴさんならアタシ達がなんとかしたから心配しないで。あと、ルルーさんがこのアトラクションの責任者なら読んでもらえませんか・・・?」
ルルー「あなた達の同人誌?読むぐらいならいいけど・・・」
ルルーは一行のサークルが描きあげたサンプル誌を読む。ページをめくるたびに彼女はクリオラと何ら変わりない表情をコロコロと変えていた。
王ドラ「(表情自体は似ているのに・・・)どうでしたか?」
ルルー「ええ、いいわね。あ、あなた達のショートアニメももらっていい?前払いならあげるわ」
すると、ルルーが四つ目のアトラクションのスタンプを押した!
天草「いいのですか?」
ルルー「ええ。あなた達に迷惑をかけてしまったお詫びも兼ねるわ。ただメイヴを早く連れ帰って欲しいのが本音だけどね」
メイヴ(´・ω・`)もうゆるして
それを見ていたマルクとマホロアも少し安堵した。
マルク「これでパラケルススも連行されたし」
マホロア「カービィを探しにイケるヨォ」
ドロシア「何言ってるの?二人は私から話があるんだけど(^言^#)」
お竜「行くぞー(髪をロープ代わり」
マルク&マホロア「」
この後、二人の絶叫がパレルモ中に響き渡ったことは言うまでもない・・・
その夜、メイヴと阿国を連れ帰った一行はようやくカターニャのあるホテルに帰って来た!
ドラえもん「あ、おかえり!1週間も連絡ないから何かあったんじゃないかって心配だったんだよー」
王ドラ「ちょっと色々とありまして;でも、これで明日は最後のアトラクションであるパラッツォ・アドリアーノのバスツアークルーズです!サタンはそこで待ち受けているでしょうからなんとしてでも事態解決を図りますよ!」
大半の一行全員「おぉぉぉぉぉー!!!」
翌日が解決の時と見込んで意気揚々とみんなのやる気は十分だった!
・・・そうか。
永遠の夏休みは明日で終わらせるつもりだったのか。
- シチリアでの鳥の夢(後編)(その6) ( No.281 )
- 日時: 2024/07/26 17:19
- 名前: 桜 (ID: Mm9jHYga)
最後のアトラクション出発
その翌日、クルーク一行はようやく最後のアトラクションのバスクルーズがあるパラッツォ・アドリアーノに向かっていた。そこは1980年代にリアルで公開されたイタリア映画のニューシネマパラダイスの舞台である田舎町で、町並みの至るところに映画のシーンの面影がある名残が残っている。
ルート「映画の舞台を残したものは意外と変わらないのだな」
リップ「ここまで来るのに大分時間がかかったよね〜;」
ようやく着いたクルーク一行を出迎える人物がいた!
ギガディス「よくぞ参ったぞ、シチリアの異変を解決しに来た勇者達!まあサタンがほとんど原因だがな・・・(ぼそっ」
王ドラ「あなたも手伝っているのですね。しかもサタン直属で」
ギガディス「うっ;本当に悪かった・・・と言いたいところだが、今はバスツアークルーズを楽しみにしてくれ」
一行がギガディスに促されてバスに乗ったら、なんと運転手にあやクル、ツアーコンダクターにリデルとそのサーヴァント・ラーマが立っていた!
あやクル「ようやく来たのか」
クルーク「あやクル!?それにリデルやラーマも!」
リデル「私は本当はやりたくないのですが、お兄様のためならと」
ラーマ「余はマスターのリデルに付き合って。正直専用の制服が用意されるなど思っていなかったが・・・」
クー「つまり手伝ったってわけだな」
全員がシート席に座り、リデルが拙いながらも進行してくれた。
リデル「ではパラッツォ・アドリアーノのバスツアークルーズをご堪能下さい・・・!」
リデルとラーマのツアーの元でその小さな町をめぐる。クルーク一行は度々映画のロケ地であった広場や教会を見て感動する。
ルート「ほう。なかなかよいではないか」
おぼろ(モイモイ)「残されてる感じがあっていいわね」
ラーマ「では着くぞ」
大半の一行全員「ん?」
すると、バスがある終着点に到着する!ラーマは説明した。
ラーマ「そこはとある屋敷。サタンがこの時のために建てた屋敷だ」
ぷよ地獄の創造者が建てたお屋敷は実に立派なものであり、どこか恐ろしさを感じさせるものだった・・・入ってみたら内装がサタンの悪趣味のものばかりなのは確定だが。
ギガディス「あの屋敷には恐らくサタンが持っている聖杯がある。それを回収するにはサタンを倒すしかないであろう」
メイヴ「わかったわ。必ず轢き倒しに行くわね!」
ギガディス「いやそれはダメだ;(奴め・・・これが目的だったか」
そしてクルーク一行はサタンの屋敷に全面突入する決意を一つに固めた!
大半の一行全員「突入ーーーーー!!!!!!!!」
真相編に続く!
次回で2024夏完結!感想OK
