二次創作小説(紙ほか)
- 第一の段:わし、参上!(その1) ( No.290 )
- 日時: 2024/09/05 17:08
- 名前: 桜 (ID: VHEhwa99)
今回から新シリーズ!ずっと温めていたお話をようやく形にできました。
あらすじはシブのシリーズにもありますが、ここではカキコにも。
「あらすじ」
いつものようなドタバタな日常を過ごすチェリーワールド。ところが、ある手引きによりかつてスマブラ組が総出で倒したと言われていた光の化身キーラと闇の化身ダーズが復活してしまう。
仲間達が次々と二つの化身に取り込まれてしまうが、自身の持ち前の運の良さにより巻き込まれずに済んだポップスターの英雄カービィと彼女と一緒にいたことで免れた円卓の叛逆騎士モードレッド(+彼女のポケモンのリオルのシルク)は手始めに感じる魔力を手がかりにモードレッドのマスターである月島あいりを探しに行く最中に、突如現れたバーサーカーのサーヴァントの襲撃に遭ってしまう。
このまま命の危機かと思われたが、直後にあるアーチャーのサーヴァントが現れ二人を救い出す。
「わしのマスターになるなら、ちょっとあのヘンテコな化身を燃やし尽くすから手伝え!」
尊大な口調で話す少女の姿をしたアーチャーのサーヴァントの真名。旅する先で救出した数少ない仲間達。そして彼女以外のバーサーカーのサーヴァント達を配下にしているキーラとダーズ・・・二つの化身が復活した理由と大きな陰謀とは!?
例の如く新サーヴァントも登場。あと、あの夏のお話の続編の要素も入ってるよ〜。
ーーーーー委ねよ。闇なき光を。
ーーーーー委ねよ。光なき闇を。
ーーーーー我、我、の目的は、たった一つ。
あの時に唯一光にも闇にも取り込まれなかった、星のカービィに■■をーーー
- 第一の段:わし、参上!(その2) ( No.291 )
- 日時: 2024/09/05 17:15
- 名前: 桜 (ID: VHEhwa99)
炎。炎。炎。
その中にある、小さな・・・
モードレッド「・・・姫!姫!」
カービィはモードレッドに起こされていたのを起きた。どうやらいつものように昼寝してしまったらしい。
カービィ「あ〜、おはよ〜、モーさん」
モードレッド「おはようじゃねーよもう昼だ;全くさっきから大きな音してたのを今収まっても昼寝するなんてなぁ」
カービィ「そうなの?」
モードレッド「ま、いつものような乱闘騒ぎとか修羅場とかそんなもんだぜ。今収まってると思うから部屋を出て・・・」
すると、モードレッドがドアを開けると、そこには何もなかった。彼女は一旦閉めてまた開けるが、同じような雰囲気だった。
モードレッド「なんで屋敷の廊下がねーの・・・?」
カービィ「なになに〜?」
すると、二人が部屋から出るとそこには無数の雲しかないような世界が取り込まれたような跡だった!
モードレッド「なんだよこれ!?桃源郷か!!?」
カービィ「あれ?これって・・・」
カービィが空を見上げるとそこには丸い何かに包まれたおぞましい雰囲気を持つ物体が眠っていた。そう、これは・・・
カービィ「キーラ?あれは復活しちゃったんだねー?」
モードレッド「何だそれ!?アレに会ったことがあるのか!?」
モードレッドがさらに見渡すと、周囲には自分達以外の人もいなかった。空の上にあるアレに取り込まれたのだろうか?
モードレッド「人がいねぇ!みんな、アレに取り込まれてんのか?でも、あいりの魔力は感じるし・・・」
カービィ「!じゃあ、あいりは取り込まれないでどこかにいるんだよ!まずはあいりを探しに行こう!」
モードレッド「!ああ」
二人は暗中模索の状態だが、ひとまずどこかから感じるあいりの魔力を手がかりに彼女を探しに行くことにした。これが最悪の事件の再来になるであろうということをわからずに・・・
モードレッド「姫が巻き込まれたアレの詳細を教えてくれねーか?」
カービィ「うーん、話せば長くなっちゃうけど・・・」
「最悪の事件の発端」
かつてスマブラ組は光の化身キーラとの決着を着けようとするが、やむなく敗北しファイター達の大半がキーラに取り込まれてしまう。しかし、唯一生き残ったカービィがみんなを助け出すべく取り込まれたスマブラファイター達を救出しながら仲間を増やしつつ打倒キーラに向かうのだった(スマブラSPの灯火の星参照)
モードレッド「よく生き残れたなー・・・;つか、今のはたまたま起こしに行ったオレも助かったってことか」
カービィ「モーさんとだと心強いから大丈夫だよ。メタも取り込まれちゃったってことだもん・・・」
モードレッド「・・・」
すると、ゴソゴソと鳴るような音がした!モードレッドのカバンから出て来た彼女のリオルのシルクだ!
シルク「ここどこー?」
モードレッド「シルク!無事だったんだなー!」
カービィ「シルク、ずっと隠れてたんだ!」
思わぬ助かったポケモンに二人が喜ぶが、シルクは何かに気付いた!
シルク「!二人とも、避けて!」
二人「ん?」
すると、何らかの巨大な槍が二人を襲い掛かろうとした!すかさず避けるが、二人(+1匹)は目の前にいるそのギザギザな歯をした大きな男を見た!
ギザギザな歯をした大きな男「ひゃーはっはっはっ!そこのピンク玉を滅してこいと言われたから来たらそこのセイバーのサーヴァントとリオルまで助かってんじゃねーか!こりゃ首取れる価値があるぜ!」
カービィ「首!?どこ!?」
モードレッド「バーサーカーのサーヴァントか・・・!」
モードレッドがカービィとシルクを守るためにクラレントを振りかざすが、そのバーサーカーはモードレッドの猛攻に耐え切っていた!
モードレッド「戦いで相当手慣れた武士のようだな!だが、頭の良さが隠しきれてねぇ!」
ギザギザ歯をした大きな男「お、分かってんじゃねーか!そのピンク玉とリオルを守り切れるんじゃ「コピー能力・スナイパー!」
すると、カービィがコピー能力のスナイパーでモードレッドを援護する!
モードレッド「姫!」
カービィ「ボクにも援護させてよね!」
ギザギザ歯をした大きな男「やるじゃねーかピンク玉!だがなぁ!」
すると、そのバーサーカーがカービィの放つ矢を一振りでことごとく振り落とした!
ギザギザ歯をした大きな男「その程度で俺を止めれると思ってんじゃねーぞぉぉぉぉぉー!!」
カービィ「一振りで振り下ろした・・・!?」
すると、カービィは思わず倒れてそこを突いたバーサーカーに追い詰められてしまった!
モードレッド「姫!ぐぁっ・・・!」
シルク「モーさん!!」
ギザギザ歯をした大きな男「あとで戦ってやるから待ってろ!さて・・・」
すると、バーサーカーがモードレッドの首を締めながらカービィの身体に巨大な槍を向けた!
ギザギザ歯をした大きな男「悪いが、勝ったもんが勝ちなんでな!大人しく死んでもらおうかぁー!」
カービィ「・・・っ!」
いやだ。ボクは、絶対ーーーーー
カービィ「諦めたくないよ!!」
すると、カービィの前に光が広がった!召喚の光だ!
モードレッド「これはサーヴァント召喚か!?」
その光が止んだ後、バーサーカーがその姿を見て驚いた!
ギザギザ歯をした大きな男「マジかよ!アンタが敵に回るなんてよぉ!」
召喚された赤い軍服を身に纏い、切り揃えた長い黒髪を揺らしながらカービィを見た。まるで魔王のような雰囲気を身に纏ったーーーーー少女は静かに話す。
???「お主がわしのマスターか。ちょっと姿がプリティーすぎるが・・・まあ良い」
すると、そのバーサーカーはモードレッドから首を離して笑いながら話す!
ギザギザ歯をした大きな男「こりゃ俺が今出る幕がねーわ!出直してやるよ、大殿を連れた状態でなぁ!」
そのバーサーカーが立ち去った後、カービィはその少女をじっと見る。
カービィ「キミが出て来たから立ち去ってくれたの?」
???「・・・ああ、訳あってな」
すると、モードレッドがカービィの無事に喜びながら抱きつく!
モードレッド「姫ー!よかった、無事だったかー!」
???「なぬっ!?」
すると、その少女はモードレッドの姿を見て驚いた!
???「サーヴァントが一人ついてるなんて聞いておらんぞ!どういう理屈じゃ!?」
モードレッド「オレは今から探しに行く月島あいりという女のセイバーのサーヴァントだよ。姫っていうか星のカービィと行動を共にしてるだけだ」
???「怪しい者でもなさそうじゃが、なんか違うような・・・」
すると、カービィは自分の手を見たら星の形を模したような令呪があることを確認した!
カービィ「ねえ、ボクに令呪みたいなのがついてる!」
モードレッド「ウソだろ!?(メタ助になんて言えばいいんだこれ;」
???「間違いなさそうじゃな。だったら・・・」
???「わしのマスターになるなら、ちょっとあのヘンテコな化身を燃やし尽くすから手伝え!」
二人「えええええー!!??」
すると、シルクは雲から何が現れたのを気付く。
シルク「あれは・・・クッパ城?なんであの城が・・・?」
- 第一の段:わし、参上!(その3) ( No.292 )
- 日時: 2024/09/05 17:17
- 名前: 桜 (ID: VHEhwa99)
クッパ城。灯火の星の探索を進めるうちに立ちはだかるステージの一つ。その奥の玉座にはいつもの姿から変貌したギガクッパが立ち塞がるーーーーー
モードレッド「入ってみたが、マグマが多過ぎて辿り着くのもやっとだなー;」
カービィ「歩いてみようよ」
謎のサーヴァントが加わった一行が踏み入れると、シルクが何かを踏んだ。
シルク「何?」
???「む?ミニゲームのコマ、それがクリアするまでは出られない・・・?」
すると、全員ある場所に移された!その場所は・・・
全員「ピザ!!??」
突然ピザの上に移された全員。その直後にアナウンスが流れた。
アナウンス「ミニゲームのもぐもぐビッグピザの時間です。挑戦者達の誰かの中からチームを組んで戦って下さい」
モードレッド「はぁぁぁぁぁー!!?」
突然のミニゲームに戸惑う全員。ただし、一人だけ除いて・・・
カービィ「やったー!ピザをたくさん食べれるー!ねえ、ボクが全部食べるから組もー!」←ご存知(公式でも)大食い組
???「なぬっ!?」
謎のサーヴァントを誘ってカービィはビッグピザをほぼ一人で平らげた!
モードレッド「あんな大きなサイズをほぼ一人で・・・(父上が見たらどういう心境だ;」
シルク「カービィ、すごーい!」
???(わしの契約したマスター、こんな大食いだったっけ?)
そしてミニゲームはほぼカービィの独壇場で勝利し、カービィは大満足だ!
カービィ「おなかいっぱーい!」
すると、元の空間に戻り、何かしらの扉が開いた!ピザを全部食べ切ったことで次に進めていいようだ。
モードレッド「なんだぁ?」
カービィ「とにかく進もう!」
また歩いていたら、次はモードレッドが何らかのマスを踏んでしまった!
モードレッド「ん?また妙な何かか!?」
すると、彼女は何らかの空間に映される!気付くと夜の街にいた。
モードレッド「何があった?しかもなんか電灯みたいなもん持ってるし・・・」
すると、なんか後ろから近づくような音がした!
モードレッド「?後ろからなんか歩いて・・・!!」
すると、彼女は直感スキルで何かに気付いた!自分の後ろから近寄っているのは・・・
マリオパーティではほとんど皆勤賞のワンワンであること・・・
モードレッド「ぎゃあああああーーーーー!!!」
すると、モードレッドが無意識に電灯を点け、気付いたらワンワンは寸前で気絶した!
モードレッド「えっ!?なんで・・・」
すると、ゲームクリアの音が鳴らして彼女は元の空間に戻った!そこにカービィ達が出迎える。
カービィ「モーさん、おかえり!何か知らないけど、また先の扉が開いてたから・・・」
モードレッド「ま、まぁオレのおかげでまた突破したようなもんだな!(成り行きだったのは黙っててやるか・・・;」
また先を進んだら、今度は謎のサーヴァントが踏んでしまった!
???「む?今度はなんじゃ?」
すると、モードレッドと何らかの空間に移される!
モードレッド「おい!今度は何があった!?」
???「知らん」
すると、二人は何らかの上に乗っていた!おもちゃの木馬だ!
???「なぜこんなおもちゃが・・・」
アナウンス「GO!GO!もくば開幕ー!このランダムの敵よりも先にゴールした方が勝ちでーす!」
モードレッド「こんな木馬でかー!!?」
突如始まった木馬のレースに戸惑うが、謎のサーヴァントはそんなことお構いなしだった!
???「はっはっはっ!わしは手加減は嫌う性分ゆえこんな作り物のレースでも手を抜くつもりはない!」
モードレッド「うわっ、大分はしゃいでんなぁこいつ!!(だが、手加減を嫌う性分の類か・・・」
そして謎のサーヴァントがランダムの敵達を押しのけてレースを勝利した!
???「ふふん。是非もないよね!」
そして勝利したことで元の空間に戻り、カービィとシルクが出迎えてくれた!
カービィ「よくわからないけど、おかえりー!」
シルク「どこに行ってたのー!」
モードレッド「いや、オレもよくわかんねーよ」
???「なんか知らんが、扉は進んだし先に進むかのう」
そして扉の先を進むと、今度はカービィが何らかのマスを踏んだ!
カービィ「今度はボク!?」
すると、カービィとシルクは何らかの空間に移動させられた!
モードレッド「シルク!?」
二人は気付くと、何らかの部屋にいた!
シルク「なにこの部屋?」
カービィ「あっ、待って!ピノキオ達だ!」
すると、ピノキオ達は何か棚の上に並べられたものをめちゃくちゃに散らかす!
カービィ「あーっ!散らかしたー!」
シルク「待って!【ピノキオ達が散らかしたものをきちんと片付けて下さい、少しでも今見たものを元に戻せていたらあなた達を元の空間に返します】って書かれてある・・・」
カービィ「じゃあ片付けよう!上手くできるかわかんないけど!」
カービィが急いで片付ける中でシルクも片付け出した!
シルク(シルクは普段のお片付けを含めた家事はモードレッド達に鍛えられてるからそれを活かせれば・・・!)
そしてなんとか片付けた後、アナウンスが流れた!
アナウンス「結果発表〜。カービィは合格点。シルクは・・・」
すると、アナウンスがこう言い出した!
アナウンス「満点!これによりあなた達の帰還を許します!」
シルク「!」
カービィ「シルク、すごーい!」
これにより二人が元の空間に戻った後、モードレッドが二人の無事を確認した!
モードレッド「二人ともよかった!怪我はないか!」
シルク「うん!」
???(それにしても妙じゃな・・・何らかに踊らされているような・・・)
その後もマスを踏んでは何らかのゲームに振り回されていた!
モードレッド「流石にレコードの上を回りながら音符を取るのはキツイな;」
カービィ「歌ならボクが一番できるのに〜」←みんなが逃げ出すほどの音痴(無自覚)
シルク「クリボーっていくつぐらいあるの〜?」
???「わしの勘ではそうだな・・・108匹!(違」
カービィ「やっほー、ボクが一番クレヨンの線を引けるー!(クレヨンで線を描きながら走る」
シルク「待ってよ先に行くのはずるいよ〜!」
???「まめの木のジャンプはわしならお手のもんじゃ・・・おっと!(滑りかけてる」
モードレッド「落ちそうな奴が言うことじゃねーな(鼻で笑う」
カービィ「宇宙で浮きながら歩いてる〜」
???「なんでこうなんじゃ〜!?」
全員はこんな感じで何らかのマスを踏んでは謎の空間に放り出されてそれぞれ違うゲームを繰り返していた。
なぜゲームを興じることになったか流石に疑問を持った。
モードレッド「オレ達、なんでこんなゲームに!?」
???「まるで宴のようじゃな・・・!」
すると、謎のサーヴァントがようやく気付いた!
???「そうか!これは宴じゃ!この城の主のところに今のがあるじゃろう!」
カービィ「あっ!マリオパーティ!」
そう、これはマリオパーティの空間に放り出されていたのだ!つまり今までのは全てそのミニゲームの一部・・・!
???「この場合、締めって言うのがあるじゃろう?つまり最後にクリアしたらこの奥に行けそうってことじゃ」
そしてボスが待つ奥の部屋に入る寸前のところに何らかのクッパの絵が描かれた大きな物体と四つのレバーがあった!
モードレッド「なんだこれは?何らかの駆け引きか・・・?」
すると、何かの映像が流れた!先ほどのミニゲームを実況していたアナウンスの主だ!
アナウンス「最後のミニゲーム到達おめでとうございます!私も鼻高々ですよ!」
カービィ「誰お兄さん!?」
すると、そのアナウンスの主の胡散臭そうな男性は名乗りを上げる!
アナウンス「私はキャスター。まあ最弱の中の最弱ですけど、そこのセイバーやあなたのサーヴァントと同じサーヴァントです」
シルク「最弱?」
キャスター「知らないのですか?魔術師とされるキャスターは通常の聖杯戦争では召喚者によってはハズレクラスなのですよ。まあその召喚者は普通は同じ魔術師ですし、ここら辺は相性の問題ですけど」
???(あれ?こいつ、どっかで見たような・・・?)
すると、キャスターは最後のミニゲームについて説明した!
キャスター「これは最後に似合わしいミニゲームでして、レバーを一本でも間違えたらドカンと大爆発するものですよ〜」
全員「だ・い・ば・く・は・つ!!??」
キャスター「では無事にクリア、頑張って下さいねー」
キャスターはそう言って映像を切った後、大爆発するクッパのおっきな爆弾が既に生きようとしていた!
モードレッド「やべー!!爆発しちまう!!」
シルク「えっと、これは・・・!」
すると、シルクが思わずレバーを引くと、爆発を一旦止めれた!
カービィ「あっ、それが正しいかも!ボクも!」
カービィがレバーを引くとまた一旦爆発を止めた!
モードレッド「オレもやんのか!?ああもう!」
モードレッドがレバーを引くと、また一旦爆発が止まり、残りはノッブだけだった!
モードレッド「残りはテメェだけだ。きちんとやれよ!」
???「ぐっ・・・;」
すると、謎のサーヴァントが引こうとしたのをカービィが後押ししようとする!
カービィ「頑張って!えっと・・・」
???「・・・ノッブだ。そう呼ぶのじゃ」
カービィ「ノッブかぁ。ノッブ!頑張って!」
カービィからの後押しを受けたノッブはレバーを引く!
ノッブ「こんなことで炎を広がらせてたまるかバカ者ぉぉぉぉぉー!!!」
そして他の三人が耳を塞ぐ中・・・爆発は起動することはなかった。むしろ完全に停止したようだ!
シルク「やった・・・!」
カービィ「ノッブ!」
ノッブ「みなまで言わんでよい。ボスが待つ奥の玉座にに進むぞ!」
そして全員がそこに進むと、そこにはギガクッパが玉座に座りながら自分達を見下ろしていた!
- 第一の段:わし、参上!(その4) ( No.293 )
- 日時: 2024/09/05 17:20
- 名前: 桜 (ID: VHEhwa99)
モードレッド「うわー、いつものから大きくなってやがる!!」
カービィ「あれ?でも、なんか違うような・・・「それはそうでしょうね。本物のクッパじゃないのだもの」
すると、現れたのは喪服のようなゴスロリを身に纏った儚げな女性だった。
シルク「あなたは・・・?」
儚げな女性「私はあなた達を襲ったあの男と同じバーサーカーよ。こんなこと言って悪いと思うけど、敵に回させていただくわ」
すると、その喪服姿のバーサーカーはギガクッパにある道具を使って身体強化のバフをかけた!
儚げな女性「中に身体強化のバフをかけただけ。この中にある取り込まれたと言っていいけど、そこの反英雄の叛逆騎士なら誰かはわかるでしょう?」
モードレッド「なんでそれをオレに聞いて・・・てめぇ、まさか!」
儚げな女性「そうよ。中にいるのはあなたが妹分として可愛がっているバーサーカーとそのマスターよ」
そして造られしギガクッパは玉座から立ち上がった咆哮を上げた!
造られしギガクッパ「ーーーーー!!!」
儚げな女性「返してもらいたいのなら、これを倒すことね。まあ戦いパターンは同じなんでしょうけど」
すると、ノッブが持っている剣のようなものを下にタンと叩きながら言う。
ノッブ「ではわしがこいつを相手してやろうではないか。カービィ、ここはわしに助力しろ!」
カービィ「!うん!」
造られしギガクッパはノッブを見た瞬間に襲いかかるが、ノッブはどこかから出した固有結界から弾丸を出して応戦する!
シルク「すごい!」
モードレッド(まるで戦場で一人で指揮しているカリスマ性を持った武将みてーだな・・・高杉とは違うような・・・)
すると、造られしギガクッパが吐いた炎の流れ弾がモードレッドとシルクの二人を巻き込もうとしていた!
モードレッド&シルク「!!」
カービィ「二人とも危ない!!」
すると、何らかの白い突起物を持つ尻尾が二人を守った!全員が思わず遠巻きに見たのは・・・
儚げな女性「ーーーーー」
モードレッド「黒いドラゴン・・・?」
その体長の長い黒いドラゴンはモードレッドを見ても攻撃することもなく飛び去った・・・。
カービィ「なんなのあれ・・・?(まるで二人を助けてくれたような・・・」
ノッブ「カッ、カッコいいー!!あのドラゴン、どこから出て来たんじゃー!!?わし、乗りたーい!!(目がキラキラ」
シルク「そっちなの!?」
すると、造られしギガクッパがノッブに爪で引っ掻こうとするが、咄嗟にかわされた!
ノッブ「っ!」
儚げな女性「あなたが今見るのはこっちでしょう?」
すると、ノッブは不敵に笑いながら言う。
ノッブ「ほう、なかなかいい眼光ではないか。わしが倒しがいがある」
カービィ「・・・」
ノッブ「だが、そのようなもので差が生まれるわしではない。わしの戦術を見て後悔をーーーーー」
カービィ「ノッブ!」
すると、声を上げたカービィはノッブを思わず諭す!
カービィ「キミはボクに協力を仰ぐようにしたんでしょ!?キミのマスターはボクだから!だったら、何をしようがキミの勝手だけど、ボクのことも信じて!」
ノッブ「えっ!?あ、うん・・・そうじゃな、悪かった」
カービィの言葉を聞いて態度を少し改めたノッブは名乗りを上げる!
ノッブ「わしの真名はまだ明かさぬが、ここでクラス名を明かそうーーーーー」
ノッブ「わしは魔人アーチャー!いずれ魔王の名に連ねし武将の者よ!」
すると、ノッブは自分の宝具を造られしギガクッパに放つ!
造られしギガクッパ「ーーーーー!!!」
ノッブ「三千世界に屍を晒すが良い・・・」
ノッブ「天魔轟臨(ごうりん)!これが魔王の三段撃ちじゃぁ!」
ノッブの宝具「三千世界(さんだんうち」により造られしギガクッパは倒された!それを見た儚げな女性はため息を吐く。
儚げな女性「倒されたわね。まあいいわ、元々用はなかったんだし(テレポートで消える」
モードレッド「あっ、待て!」
すると、シルクはノッブに聞く。
シルク「サーヴァントって昔の有名人って聞いてるけど・・・結局あなたは誰なの?」
ノッブ「・・・それは今は明かせんなぁ」
すると、造られしギガクッパの身体が光り、その光が消えた後にフランことフランケンシュタインと彼女のマスターのしおんが出て来た!
フラン「うー・・・?」
モードレッド「フラン!しおんも無事か!」
しおん「うーん・・・なんなの?さっきから暑すぎるし・・・」
カービィ「あっ、そういえばしおんは・・・ひとまずこの屋敷から出よう!」
全員がクッパ城から出ると、モードレッドは二人にあいりの所在を聞く。
モードレッド「あいりは知らねーか?」
フラン「うぅ(首を横に振る」
しおん「私達が攫われた時には見てないよ」
カービィ「そっかー・・・」
ノッブ「あいり・・・ああ、そなたのマスターか」
すると、カービィはノッブに一緒にあいりを探すように頼む!
カービィ「そうだ、ノッブ!一緒にあいりを探して!このままじゃモーさんが存分に力を振るえない!」
モードレッド「別にちょっと弱くなってる感じであんまり変わんねーけどな」
ノッブ「まあ、そこの叛逆騎士のマスターに何かあったら困るしそれなら協力してやらんこともない。存分に力を振いたいのじゃろう?」
カービィ「ありがとう!」
ノッブがあっさりとあいり探しの件も承諾してくれた中、モードレッドはさっきの黒いドラゴンについて疑問を感じていた。
モードレッド(あの黒いドラゴン・・・普通オレ達を見たら襲いかかって来そうなのに・・・)
すると、モードレッドは何らかの少年を見た。
モードレッド「お前は・・・幻覚か何かか?」
少年の幻覚「・・・」
その少年は静かに消失して行った・・・。
???「あのギガクッパは倒されただと?」
とある場所。儚げな女性から報告を聞いた今回のキーラに繋がる首魁と思われる痩せ細ったような男は訝しげになる。
儚げな女性「そうよ。それの何が悪い?」
???「・・・もうよい。やる気がない以上、私が問い詰めることはない」
???2「■■■殿、なんか優しいですよねー」
???「黙れ。お前の話など聞きたくない」
???3「殿下ってば〜、喧嘩売りすぎだしー」
その会話を尻目に見つつも幼い少年のような雰囲気を放つ人物はギザギザ歯をしたバーサーカーに聞く。
???4「そういえばお前、あのピンク玉の討伐の件はどうした?」
ギザギザ歯をした大きな男「悪い、ちょっと予想外な案件が起きてよ!あのピンク玉が呼んだんだぜ!大殿よ!」
???5「・・・なんですと?」
その話を聞いた痩せ細ったような男はバンと机を叩く。
???「あのピンク玉があのお方のマスターに・・・キーラの目的には正直関心もなかったが、今抱いた。あのピンク玉を殺してでもあのお方を奪還するのみ・・・!」
カービィ「くしゅん!」
一方、一番の抹殺対象にされたカービィはくしゃみをしたのをノッブが心配する!
ノッブ「どうした?」
カービィ「なんかくしゃみしたの。寒いかもしれないからまたスープ欲しい〜」
ノッブ「またグルメレース!?さっきからもう何度もやってるよね!?」
続く・・・!
新長編よろしくお願いします!感想OK