二次創作小説(紙ほか)
- 月夜でのエンゲージ(前編)(その1) ( No.326 )
- 日時: 2024/11/15 19:37
- 名前: 桜 (ID: kJLdBB9S)
今回はクルークメインの前後編です。例のあの子が大暴れ!
とっくに過ぎた十五夜の季節とはちょっと違うんだけどね☆(テヘペロ)
「小ネタ」質より量の人達
突然発見したもの:メタナイトとゼオの部屋のドアの前に何かで開いた店の看板
ゼオ「俺とメタナイトの部屋に何か店ができたな。でも、飲食店らしい(じゅるり」
ププル「メ、メタナイトに助けを求めよう;」
ガウェイン&パーシヴァル「いらっしゃいませ〜!(筋肉でドアをこじ開けた」
パーシヴァル「2名様ご案内」
ププル「入ってない入ってない!!」
ガウェイン「お席はこちらです」
ププル「条例違反条例違反!!」
そして二人ともテーブル席に座られると、なぜか隣には偶然通りすがってしまったガレスとモードレッドがいた。
ガレス「うちの兄様達が本当にすみません・・・;」
モードレッド「オレの親戚にはろくなのがいねぇOTL」
パーシヴァル「ご注文の量は何にしますか?」
ププル「量!!?」
ガウェイン「ちなみにマッシュポテトがおすすめメニューです」
ゼオ「じゃあ、一番多い量で」
ププル「こら!!」
すると、二人がじゃがいもを一気に握りつぶした!
ガウェイン「すぐにできますので」
ププル「握りつぶすのそれ!!?」
王ドラ「あれ、今ププルさんが「料理ができる人助けて」というテレパシーのようなものが・・・;」
シェゾ「助けに行くか;」
その後、料理の腕前が☆5のキャラ達のおかげで助かりました。
クルーク「〜♪」
プリンプタウンのクルークの家では自分のもう一つの顔であるクルミ名義でcantabileの新曲や依頼された曲を書いていた。遊びに来た小さなロックパンダが後ろからちらっと見る。
ジャガー「何書いてんだ?見せろ」
クルーク「うわっ!!学校の宿題のプリントだからこれ!」
ジャガー「学校の宿題か。サボれ」
クルーク「無理だよ;(嘘だし、サボれないよ〜;」
ちなみにイヤミな優等生のもう一つ顔である美少女作曲家兼cantabileのピアノボーカルであるクルミの正体は一部はともかく公には絶対秘密にしています。
そんな中でクルーク直属のサーヴァント・キャスターのナーサリー・ライムがひょこっと顔を出した。
ナーサリー「ジャガー、クルークだって学生だからサボれないわ」
クルーク「ナーサリー。クーやメイヴはどうしたの?」
ナーサリー「クーは仲間達と飲み会に行ってくるって。メイヴはちょっと恋愛相談に乗って来るって」
クルーク「クーはまた美味い居酒屋を発見、メイヴはまた女の子に恋愛事の相談されたんだ。まあメイヴは同性から慕われてるからね。嫌われてそうだけど」
ジャガー「メイヴの部屋にはこんな女物のキャミソールもあるな」
ジャガーが持って来たそれを見たクルークが顔が赤くなりながら彼からそれを奪い取るように手に取る!
クルーク「なんで持って来るんだよ!?」
ジャガー「今なら取り放題じゃないのか?あの三馬鹿達が羨ましがるような豊作だぞ」
クルーク「やめて!女子達から白い目で見られる!」
すると、クルークはふと窓の方を見るとぎょっとなってしまった!
クルーク「あっ、このタイミングで!ジャガー、窓閉めて!」
ジャガー「えっ?そうか!」
ナーサリー「二人とも、そんなに慌ててどうしたのかしら?」
ナーサリーがその方に目をやると・・・
鹿ノ子「クルーク!やっと見つけた〜!」
なんとポップン界の和風ロック撫子・鹿ノ子がクルークを探して来襲しに来た!
ナーサリー「あなたは誰なの?」
鹿ノ子「ん?なんなのこの子は?」
ジャガー「ナーサリー!こっち来い!」
すると、ジャガーがナーサリーにこそっと鹿ノ子の詳細を話す。
ジャガー「あの女はサンソンやアレクがひと足先に会ってるけど(日常日和。4内にあるサンソンとアレクらのスマブラ屋敷来訪話参照)オレ達の世界にいるポッパーと同時にクルークの関係者でもあるんだ」
ナーサリー「ジャガーと同じポッパーさんなのね!クルークの仲間の一人かしら?」
ジャガー「少し違う。あの女はクルークのもう一人のフィアンセだよ!」
クルーク「誤解を吹き込むなジャガー!!」
ナーサリー「ええーっ!!?」
ジャガーから鹿ノ子の詳細を聞いたナーサリーが涙目になりながらクルークを叱り飛ばした!
ナーサリー「ひどいわひどいわ!もう一人のフィアンセがいるなんて!メイヴもここに住まわせておいて!」
クルーク「バカっ黙ってて!!」
鹿ノ子「ちょっとそれはどういう・・・」
すると、鹿ノ子はクルークが持っているメイヴのキャミソールを見た!
鹿ノ子(°д°)
クルーク「あ・・・;」
すると、怒り狂った鹿ノ子がクルークに詰め寄った!
鹿ノ子「クルーク!!アタシというフィアンセ(違)がありながら女を住まわせてるわけ!!?ということはこの子は隠し子!?」
クルーク「違うよ!!ナーサリーとはそんなんじゃないって!!」
ジャガー「おいっ逃げるぞ!」
すると、ジャガーがクルークの部屋(2階)の窓を開けてくれたことによりそこから三人揃って飛び降りた後に着地した!
鹿ノ子「待ちなさいよ!まだ話は終わってないわよ!!アタシから逃げれると思ってるの!!?待たんかぁぁぁぁぁー!!!!」
クルーク「逃げろぉぉぉぉぉーーーーー!!!」
三人は鹿ノ子から全力疾走で逃げた。つか、運動音痴のクルークも超人的な逃げ足の速さを出すほどって・・・;
今回はクルークメインの前後編
- 月夜でのエンゲージ(前編)(その2) ( No.327 )
- 日時: 2024/11/15 19:39
- 名前: 桜 (ID: kJLdBB9S)
初っ端から酷いギャグ
一方、都内にある多摩川沿いの近くにある公園では何やら円卓の叛逆騎士が偶発的に出会した断罪の処刑執行人と天才人斬りに話し込んでいた。
モードレッド「それでなー、父上がスマブラ屋敷の食堂の料理が全部食べたいって言ったらルイージの奴が断りやがったんだぜ。あいつはいい奴だけど、ケチだなぁ」
サンソン「スマブラ屋敷は主に食費が火の車だってことを忘れてないかい;」
アタランテ「モー公、その辺にしておけ。以蔵に高額で強奪を依頼すればいいじゃないのか?」
以蔵「報酬が高くても子供らやピチューらがいるから嫌じゃあ!!」
モードレッド「変なところで情を芽生えやがって;」←人のこと言えない
アタランテがふと茂みに目をやると、そこには分かりやすい木の棒を使って隠れているクルークとナーサリーとジャガーがいた。
三人△(□ω□;)△△(・ω・;)△△(・ω・;)△コソコソ・・・
アタランテ(なんか隠れている;)
サンソン(ええ・・・;)
すると、以蔵が茂みをガサっと開かせた!
以蔵「三人で何やっちょる;」
クルーク「ヒャッ!!?な、なんだ・・・サンソンもいるのか!助けて!あの女が家に来襲しに来た!」
モードレッド「とうとうアイレーンに家を割り出されたのか!?やべぇな愛って怖ぇー!!」
サンソン「あ;もしかして、もう一人のフィアンセ(違)の子かい?」
以蔵「どういうことじゃあ?」
サンソンから自分とアレクがこの世界に呼ばれたばかりの頃に起きた出来事と鹿ノ子についての話を聞かされたモードレッドと以蔵が驚愕した!
モードレッド&以蔵「もう一人のフィアンセぇ!!?」
すると、二人がお互いに向き合った後にクルークの方を見ると思わず爆笑してしまった!
モードレッド「ゲラゲラゲラゲラ!!!クルークが手を出してないのにそういうこと言ったのか!!?二股は最低だが、お前はやっぱり面白いわ!ランスロットとは大違いだけど、止まない矢印向けられまくってんなぁ!!しかも今度はもう一人のフィアンセ!!?もうなんでもありじゃんwww」
以蔵「もう壬生浪の奴らから淫行防止条例違反で100回は処刑されちょるき!!よく生き延びれたのうwww」
クルーク「笑いどころじゃないよ!!おかげであの後に一部から責められるし、その別の一部から過剰に応援されるしで大変だったんだから!!」
モードレッド「ふーん。まあどっちにせよ・・・結婚おめでとう・・・!(祝福する目&グッドポーズ」
クルーク「えええええー!!?」
以蔵「だっていっそのこと大量の矢印を生み出すぐらいなら結婚しちょる方がえいじゃろ。ロビンなんか結婚せずに痴情を起こし続ける方に自分が単騎で巨大魔猪を狩るのを賭けてたき。ビッグスケールじゃ」
サンソン「今すぐロビンに話し合いの機会を設けたいんだけど(怒」
クルーク「大きなお世話だからね!それに今は結婚なんか考えられるか!」
モードレッド「いるよなー、無意識にそういうこと言うのに自覚ない奴」
クルーク「うぐっ;」
アタランテ「モードレッド;」
咄嗟に制したアタランテはクルークに聞く。
アタランテ「その女はどういう人か?やっぱり気の強い女か?」
クルーク「そ、それは・・・見た目はいいんだけどさ、ウサギの如くピョンピョン跳ねるし蹴るし、嫉妬深いし執念深いし・・・OTL」
アタランテ「そ、それはすごいのに惚れられたな・・・;」
クルーク「メイヴのキャミソールをジャガーから取り上げるんじゃなかった・・・;」
その発言を聞いた四人は驚愕した!
以蔵「は!!?おまんら、とうとう寝たんか!!?フィアンセが二人いちょる身分で!!?」
クルーク「ち、違うよ!!」
モードレッド「キャー!!エッチィー!!じゃあ、なんでお前の家に住まわせてんだよ!?」
クルーク「それはクーやナーサリーもだ!知ってんだろ!?」
アタランテは気を取り直して話す。
アタランテ「まあ、いずれそんな相手なら逃げるしか他がないな」
クルーク「まあ幸いにも鹿ノ子はまだこの街の地理には詳しくないことだ。しばらく逃げ切れば、きっと大丈夫・・・」
すると、木の上からアサシンのからくり忍者とそのマスターのベリーが現れた!
段蔵「あっ、いました!」
サンソン「段蔵?ベリーまで」
段蔵「サンソン殿らもいたのですか。ほら、こっちですよ。このお方ですよね?」
鹿ノ子「そうよ。ご苦労様」
クルーク「OTL」
モードレッド「うっわ・・・;」
まさかの段蔵を介して見つけ出されたことに大半の全員が引き、サンソンが彼女に思わず声を荒らげた!
サンソン「段蔵!!あとで僕から話すから・・・!!」
段蔵「えっ!?私、悪いことしましたか?」
以蔵「ほら、おまんの後ろにいるベリーも言いたいことがありそうやき;」
ベリー(´;ω|うちの段蔵ちゃんがごめんね・・・
鹿ノ子はクルークを見つめながら言う。
鹿ノ子「言ったでしょ?アタシから逃げられないってね。さぁ、結婚式を挙げに行くわよ」
クルーク(まずい;なんとか強引にでも切り上げる方法はないかなぁ・・・;)
すると、一か八かでクルークは話した。
クルーク「鹿ノ子。これからこの人の同僚と遊びに行く約束あるから無理だよ(モードレッドを見る」
モードレッド(は!?トリ野郎を使うのはやめとけ!)
クルーク(他の円卓騎士だと絶対に怒られるから一番の変人枠のトリスタンを出す方がましだ!)
その話を聞いた鹿ノ子は睨みつけながら聞く。
鹿ノ子「友達?まさか身体だけの女じゃないわよね?」
クルーク「か、からだぁ!!?」
鹿ノ子「何?違うの?すでに身体だけの愛人がいるってことね?まあ今時の世の中にはそういう不謹慎な奴がいるけどね」
クルーク「人が聞いたら誤解されるような言い方はするなよ!!」
以蔵(こりゃすごいのう;)
ジャガー(ナーサリーのことも隠し子だって疑いやがった;)
ナーサリー「何?なんで目を塞がれてるの?」
クルークの態度に業を煮やした鹿ノ子はモードレッドに聞く。
鹿ノ子「ちなみにアンタの同僚の名前はなんて?」
モードレッド「トリスタン」
アタランテ「モー公!!」
すると、鹿ノ子は持ち前の跳躍を使って飛びながら段蔵に告ぐ!
鹿ノ子「よし、トリスタンのところに案内して!」
段蔵「承知。ベリー様も一緒に行きますよ」
クルーク「ダメだぁぁぁぁぁー!!!」
サンソン「段蔵も戻って来て!聞いちゃいけない案件だ!」
一方、リップの実家のパティスリー店のアムールでは今日は珍しい休業日であることもあってあるホテル支配人から依頼された豪華な三段ケーキをそれぞれで作成案を出しながら製作していた。
チャラ王「おーい、スポンジはこれでちょうどいいか?」
春海「うーん、あとちょっと混ぜ足りないわね・・・」
ルート「果物はイチゴでもいけるか?」
メルト「チョコプレートもつけなさいよ。依頼人のホテル支配人の娘さんの誕生日パーティに出すものなんでしょう?」
トリスタン「マジパンもいけますか?」
リップ「あ、それならそのレシピ案がパパのタンスに・・・」
それをアムールの上から見ていた鹿ノ子は少し驚いたような顔をしながら段蔵に聞く。
鹿ノ子「あの人なの?」
段蔵「はい」
すると、鹿ノ子は持ち前の足の強さを使って窓を割った上で突入した!
シャルアン「なんだ!!?」
乃木沢「ぎゃあーっ!!!せっかくできた三段ケーキのスポンジがぁー!!」
突然の蹴りにより先にできていた三段ケーキのスポンジも台無しにされ、チャラ王は彼女の顔を見たら気付いた!
チャラ王「あー!!あんた、アドベンチャー組の鹿ノ子じゃねーか!」
鹿ノ子「トリスタン、よね?」
トリスタン「誰ですか貴女。せっかく先にできたケーキのスポンジ、弁償して「ふん」!?」
鹿ノ子がトリスタンの顎を掴みながら見た後、追いついたクルークを蹴り出した!
鹿ノ子「絶対男じゃん!どういうことよ!?」
クルーク「待って違うぅー!!」
モードレッド「あーあ;つか、お前らと同じポッパーの子だったのかよ;」
リップ「あっ、みんなもいつのまに!」
トリスタン「一体何があったのです?」
突然もつれ現場を見せられて思わずあんぐりするトリスタンにサンソンが声をかけた。
サンソン「トリスタン殿。実は・・・」
サンソンが話してくれたことを聞いたトリスタンは思わずびっくりする!
トリスタン「なんと・・・!パーシヴァル卿やベディヴィエール卿が聞いたら怒りますね。曲は何にします?」
チャラ王「何言ってんだトリ!!そんなことより止めて来いよ!!」
その直後、たまたま近くで大きな音がしたので立ち寄った可憐な格闘お嬢様が立っていた。
ルート「ラフィーナ!」
ラフィーナ「たまたま鍛錬の最中に近くで大きな音がしたから、心配で来たらこのバカメガネの色恋沙汰でしたのね・・・;」
それを聞いた鹿ノ子はすっと立ち上がったラフィーナに詰め寄った!
鹿ノ子「あんたさ、クルークのことどう思ってるわけ?いつも一緒にいるけど」
ラフィーナ「クルークとはそんなんじゃありませんわ」
鹿ノ子「ふーん?アタシには強がってるように見えたけど。あんた達もそうよね?」
モードレッド「見えねえなぁ」
トリスタン「はい」
鹿ノ子(^言^#)異論は?←モードレッドとトリスタンの頭を掴んでる
モードレッド「ないぜ;」
トリスタン「私は悲しい・・・物理的に」
おぼろ(モイモイ)(まあ、クルークが気絶してるのが救いね;)
クルーク「」←鹿ノ子に蹴られまくって気絶
すると、鹿ノ子はため息を吐きながら言う。
鹿ノ子「アタシは前からあんたのことは気に入らないと思ってたのよ。アタシのクルークに何かと食ってかかる形で構う。それが気に入ってなかったの。それならアンタに勝負を申し込むわ」
ラフィーナ「何をですの・・・?」
鹿ノ子「和〝道〟対決よ!」
- 月夜でのエンゲージ(前編)(その3) ( No.328 )
- 日時: 2024/11/15 19:41
- 名前: 桜 (ID: kJLdBB9S)
対決までの合間
メル「ニュース!うちのポップン組の鹿ノ子とぷよフィ組の一人のラフィーナが対決だー!血が見れるよぉぉぉぉぉー!!」
あれから次の日にはラフィーナと鹿ノ子の対決の話題が持ちきりになった。ポップン界の小さな郵便屋さんのメルが飛ばすようにして配った新聞を手に取ったぷよぷよ7の理系主人公はその内容を見る。
りんご「えっ、ラフィーナが対決するってどういうことですか!?」
まぐろ「どんな内容なんだろうね★」
一方、それを聞いたサタンはカーバンクルのグッズを集めながら言う。
サタン「対決か。面白い!やらせておけ」
ギガディス「サタン!こんなことやったら作者にも叱られるだろう、ただでさえあのガウェインの件に続いて世界を滅ぼしかける案件が二つも出てきてそれらが解決後の今、その後処理も真っ最中だというのに・・・(外伝の風花月夜伝2やクロスオーバー版灯火の星参照」
サタン「だが、合間の休憩というのも必要であろう。娯楽も必要だ。大体・・・なぜこの二人が争っているのだ?格闘でならともかくだが」
ギガディス「いや、それが・・・なんでもどちらがクルークの妻になるのかで揉めて・・・」
それを聞いたサタンは目をぱちくりしながらギガディスを見た後、それとは打って変わった様子で爆笑した!
サタン「ハーハッハッハッ!!お、おまっwwwあの七三メガネのクルークを巡って対決とかwww面白すぎるだろwwwありえないwww」
スケルトン「サタン様、完全にツボってますなぁ」
ギガディス「サタン・・・;」
すると、サタンが突然落ち着きを取り戻したかに思えばある人物に電話した!ポップンワールドの神・MZDだ!
サタン「出たな、MZD!例の対決の詳細は聞いたな!」
MZD「知ってるぜ!クルークがモテモテでもう大爆笑だwww」
サタン「それで頼みがあるんだが、お前のところのミミニャミにその対決の司会を依頼して欲しいのだが・・・」
MZD「ホントか!?ミミニャミもその対決の理由を聞いてるから喜んで受けるだろ!日にちは?」
サタン「日にちはそうだな。こちらでも会場の案をいくつか提供して・・・」
完全に張り切っているサタンを見たスケルトンは苦笑いをしてしまった。
スケルトン「サタン様が好むようなお祭りの類ですから・・・;」
ギガディス「あー!!あとでどうなっても知らんからな!ふんっ!」
その数日後、クルークの部屋の前に来たクー・フーリンとメイヴがその部屋の中で閉じこもっているであろう自分達のマスターを呼びかけていた。
クー「ダメだ。居留守か寝てるかだな;」
メイヴ「私の心も奪っておいて・・・!」
何かいい方法はないか考えていたら、下の階から声が聞こえた。情報を聞いてやってきたゼオとププル、そのサーヴァント達だ。
ゼオ「よぉー。例のやつ聞いてるぜー」
クー「それがクルークの奴に聞いておこうと思ったんだが、魔力はするのに全然開けねぇんだよ;」
ププル「もー!クルーク、いるんでしょ?フィン達も聞いてるから返事してよー!」
ププルが呼びかけても変わらずに声はしなかった。
エレナ「ダメね、これは・・・;」
エジソン「よーし、私に任せるといい」
ディルムッド「すみません、2階にいるのですが・・・」
その数秒後、窓の方からエジソンの声がした!
エジソン「クルークぅー!!」
クルーク「っ!!?」
エジソン「ウェェェェェイクアァァァァァップゥゥゥゥゥー!!!」
ドガッシャァァァァァーン!!!
クルーク「うぎゃぁぁぁぁぁー!!!?」
空からクルークの部屋の窓を割った後、降り立ったエジソンが唖然する彼に挨拶する。
エジソン「ハロー、クルーク!」
クルーク「OTL」
ゼオ「おーい、開けろー」
エジソンがすぐさまに部屋のドアを開かせた!
クー「ったく、手間取らせやがって・・・っと、これはひでぇな;」
フィン「一体どこからこんな2階に上がったのかな?大統王よ」
エジソン「私の発明品の一つ、よくあるトランポリンを改造した今や飛行装置を使ったのだ」
ゼオ「ひみつ道具の開発者も思わずびっくりする性能だな・・・なぁ、クルーク」
クルークがふっと立ち上がった後、ゼオに詰め寄った!
クルーク「どうしたもんじゃねーですぞ。拙僧にこんな追い打ちかけておいて、ただでさえアムールから三段ケーキのスポンジが台無しになった原因で請求が来るか来ないかなのに・・・」
ゼオ「落ち着け口調が違うぞ」
エレナ「請求?どうせあれでしょ、あなたの色恋沙汰によるものとかそんなのよね?」
エレナに指摘されたクルークは何も言えなくなった。
クルーク「なんで知ってんだよ・・・;」
エレナ(だってゼオからも聞いたんだし)
クー「俺にも言わなかったのかぁ?鹿ノ子っていう女の」
クルーク「えっ、キミらもどこまで知って・・・」
メイヴ「ちょっと!とぼけても無駄よ!」
フィン「そうだそうだ、水臭いだろう色男君よ」
すると、フィンがあるチラシをクルークに見せた!
フィン「このチラシ!私達の住むスマブラ屋敷のポストにも入ってあったのだよ」
クルーク「チラシ・・・?」
クルークがフィンから渡されたチラシを見ると驚愕した!
クルーク「なんじゃこりゃあ!!!」
ゼオ「うるせっ;(耳がいいのであまり大きな音がダメ」
メイヴ「聞いてないの?」
ディルムッド「その鹿ノ子からも聞いてるのではないかと思っていましたが・・・」
クルーク「いや、あれから連絡取ってない。修行に行ってくるわと言われてからめっきり」
エジソン「しかし、キミが中心になった話なのに知らせないとは変だな・・・」
クー「あ」
何かを思い出したクーがクルークにある手紙を渡した。
クー「なんかポストに入ってたぜ」
クルーク「何・・・!?サタンから!?」
クルークがサタンからの手紙を開けると、そこには内容が書かれていた!
サタンからの手紙「クルーク、例の対決は聞いているぞ!私の退屈しのぎの一環としてMZDと協力してその対決の会場も手配してもらった!私とMZDがスポンサーとなった対決の会場は京都の清水寺の三重塔、日にちはーーーーー」
クルーク「今日!!?」
ゼオ「えっ、今日なのか?」
サタンからの手紙「P.S.MZDの指名により当日お迎えが来るからよろしくv」
ププル「ん?」
ピンポーン・・・
その数分後、昼花火がパンパンと上がった後に・・・
ミミニャミ「レディースアーンドジェントルメーン!!ラフィーナvs鹿ノ子の〝和〟道対決の開催だぁー!!」
モードレッド「始まっちまったかー。しかもこんなお祭り騒ぎに・・・」
サンソン「ところで乱麻さんや弓弦君は?」
以蔵「弓弦はこの対決を知って相当落ち込んで部屋にいちょる。乱麻が見ちょるからわしがいっちょれと;」
マキノ「代わりに俺を連れて行くとは(以蔵の着物の中にいる」
幕開けとなった〝和〟道対決の司会を担当するミミニャミは観客や視聴者に挨拶する!
ミミ「ハロー!みんな見てるかな?対決が始まる前に、その対決の理由がなんなのか知らない人達にも向けて教えるね!」
ニャミ「Aさんは鹿ノ子から自分がした幼い頃の約束を根拠に結婚を申し込まれたの。それを成長したAさんが突然拒否!」
ミミ「その原因がラフィーナにあると勘ぐった鹿ノ子は彼女にこの対決を申し出たの!」
ニャミ「さて、そんな色男Aさんの正体はと言うとーーーーー」
それを立ち見席から聞いたチャラ王は呆れたように話す。
チャラ王「ったく、つくづくもどうしようもねーな・・・;」
リップ「祭りの屋台があるのはありがたいんだけどねー;」
すると、ミミが空を見る!
ミミ「あっ、もう着いたようです!」
アタランテ「む。こんな昼から流れ星か?」
しかしそれは流れ星ではなく、ある巨大工事用ロボットだった!
大半の全員「うわあああああーーーーー!!!?」
一方、エージェント達が乗るリムジンに乗せてもらったゼオ達はあの巨大工事用ロボットに連れて行かれたクルークを追うために京都清水寺に向かっていた!
エージェント「なんで俺がお前らも連れて行かなきゃいけないんだよ!サンソンやベリーや段蔵ちゃんが先に以蔵らと一緒に行ってるから気になったけどさぁ!」
メイヴ「いいじゃない!こっちだってナーサリーが先に行っちゃってるのよ!」
アレク「ということはナーサリーも知ってるんだね?」
おしゃまな幼女にカルピスを分けてもらったププルはそれを飲みながらクルークの身を案じていた。
アリシア「やっぱり気になる?」
ププル「うん。魔王と同じように神様って何考えてるかわからないね。迎えにあんなイカれたロボットよこすなんて・・・;あのロボ、クルークが同行を拒否した途端に家を壊したよ・・・あやクルが見たら泣くだろうし、どうかしてるよね;」
現在はクルークの家が大部分が大破・・・;
あとでやばくなるな・・・;
- 月夜でのエンゲージ(前編)(その4) ( No.329 )
- 日時: 2024/11/15 19:43
- 名前: 桜 (ID: kJLdBB9S)
着付け審査
クルーク「」←連れて行かれたショックで気絶&縄に縛られてる
ミミ「これでよし・・・」
ニャミ「むっふー。できれば、色々いじってやればよかったんだけど〜」
ミミ「ニャミちゃん;」
クルークを連れて行った巨大工事用ロボットであるミステルフンガーノは軽くお辞儀をした。
フンガーノ「デハ、仕事ニ戻ル・・・ガピ」
ミミ「フンちゃん、ありがとー」
ニャミ「仕事、頑張ってー」
そしてミミニャミはいよいよ出場者入場の進行に移った!
ミミ「では当対決のメインとなる両者が入場ー!実はこの〝和〟道対決には最初にあった第一となる着付け審査がすでに開始されてるのです!」
ニャミ「なので、お二人には着物姿で出場してもらいます☆着付けは時間がかかるとのことなので少しお待ちを!」
一方、ようやく着いたエージェント達をサンソン達が出迎えた。
エージェント「サンソン、遅れたな〜」
サンソン「エージェント様。みんなも」
ナーサリー「二人もようやく来たのね!」
クー「当たり前だ!あんな攫われ方したら駆け付けないわけねーだろ」
すると、ある一同がバタバタと合流した面々に声をかけた!ジャックも連れたほわんとヒメコだ。
ほわん「あれっ、みんな?来てたの?」
リップ「ほわんちゃん、ヒメコちゃん、ジャックちゃん!」
ゼオ「あれ、ヤスとハチとパリスは?」
ヒメコ「ハッチンはこのことを知ってから部屋にこもっちゃって;それでヤスやパリスが見とくからあたし達だけで行ってくれって;」
以蔵「弓弦と同じことになっちょるやないか;」
ジャック「わたし達でも見とこうかと思ったんだけど、ちょうど会ったからすぐに向かうって。ほら」
ジャックが見ている方向を見たら、三人が先に会った一同の一人であるアミティが手を振りながら声をかけた!
アミティ「みんなー!こっちこっちー!」
モードレッド「アミティ!お前らも来たのか!」
エレナ「あやクル、クルークの家があの巨大ロボットのせいで壊れたわ;」
あやクル「OTL」
リデル「元気出して下さい〜;」
見知っている顔を見たら何かに気付いた。
アストルフォ「そういえば、アイオーン達はどうしたの?」
ラーマ「それが今度MIDICTIYを中心で活動するインディーズバンドで行われる遠方にあるライブフェスに遠征しに行ってな、龍馬達がその護衛に行っている。クリクリやBVLも仕事で忙しいし、サーヴァント達もその護衛だろうな」
以蔵「あー、あとでこれの何が起こったかわしから龍馬らに伝えちょる;沖田についてはザマァじゃがw」
アタランテ「こら;」
姫子「ましゅましゅやどこゆびは行かなかったのですのね」
ヒメコ「そりゃあ同じMIDICITYのところでもアンダーノースザワを中心に活動するバンドは対象外だって言われたんだもん;」
チャラ王「段蔵ちゃんとベリーちゃんは空から見るって言ったし、多分どっかから見てるんじゃないっすか?プロキオンはブラックと遊びに行ったし」
すると、ようやくミミが発した!
ミミ「おっ、終わったようです!それでは入場〜!」
すると、鹿ノ子が花魁風の姿で先に入場した!これに大半の観客がほうっと見惚れた。
フィン「おお、花魁か!」
ディルムッド「なんでもありだ;」
すると、後から入場したラフィーナは和洋をミックスさせたレース付きの着物とエプロンを着た姿で入場した!
ラフィーナ(あやクルの奴、着物の仕立てに力入れすぎですわ・・・;)
おぼろ(モイモイ)「あら、ラフィーナちゃん?」
トリスタン「いつもとは違うけれど、可愛らしい・・・」
あやクル「私が着物を仕立てているからな。あと、髪のセットも」
ラフィーナの元々の素材の良さとあやクルが仕立てた着物などのおかげで大半の観客からも好感触を得た。
ニャミも両者の着物姿に見惚れてしまった。
ニャミ「二人とも、なかなかに着付けています!それぞれの魅力を存分に発揮している!もっと着物の感想を言いたいですが、ここはグッと耐えてミミちゃんと一緒に司会を務めさせていただきます!」
ミミ「では出場者の意気込みを聞きましょう!鹿ノ子!」
鹿ノ子「ふん、語らせてもらうわ!」
鹿ノ子は大勢集まる観客達の前に一呼吸を置いた後・・・
ニャミ「ありがとう、鹿ノ子!一方のラフィーナさんは」
鹿ノ子「待てぇ!!まだ何も言ってないわよー!!」
ラフィーナ「・・・」
ミミ「あー、精神統一してるようですね」
エジソン(いや、無言である;)
ニャミ「お次は審査員を紹介します!〝和〟道対決はこの審査員達のどちらがよかったかで勝敗を決めます!まずは一人目!」
すると、その一人目がハイテクな下駄を使って降り立った!その姿に大半の観客席からザワッと驚いた後に黄色い悲鳴を上げた!
ミミ「和の言葉が正に似合う、ミラクル☆4の三番目、若さん!」
若さん「こ、こんにちは」
大半の観客全員「きゃああああああー!!!(嬉しい悲鳴」
世界のイケメンアイドルグループ、ミラクル☆4の3番目が当対決の審査員としての登場で鳴り止まない観客達の黄色い悲鳴にミミニャミは思わず面食らった。
ニャミ「やっぱりすごい人気だねー。Deuilほどじゃなくてもヤバいぐらいだよ;」
ミミ「ホントだねー;あの、これは止めなくちゃ進行が・・・;」
すると、業を煮やした鹿ノ子が叫んだ!
鹿ノ子「うるさいわねミーハー共!!黙らんかぁぁぁぁぁー!!!」
鹿ノ子の怒声により観客達は思わず沈静した!
ミミニャミ(やだ・・・鹿ノ子、カッコいい・・・)
その直後に二人目の審査員の徒然なる操り夢幻庵のベースボーカル、吽が姿を現した!
ニャミ「翌日開催のライブフェスに出場する徒然なる操り夢幻庵からダル太夫師匠のご指名で来訪☆ベースボーカル、吽ー!」
吽「どうもお久しぶり、吽です!(あれっ、なんですかこのどんよりとした雰囲気!?私、何かした!?」
さっきのでどんよりとした雰囲気に思わず落ち込む吽をよそにミミニャミは進行を続ける。
ミミ「(後から説明するからね吽ちゃん;)では三人目の審査員!22世紀の未来から直々襲来!その時代の総理大臣の子供のお世話を担当するエリート猫型ロボット、パワえもんー!」
パワえもん「僕からのチェックは意外と厳しいぜー?」
ニャミ「そして意外とお茶に縁がある?キバだらけの大男、モリ・ナ・ガヨシー!」
森「どうしてもと依頼されたんでよぉ」←モリ・ナ・ガヨシの名前で通してる
大半の観客全員(明らかに格闘対決と間違えてるよねー!!?)
エージェント(あー、そういやあいつはあれでも茶道にも長けてるんだった;)
そしてミミニャミはさらなるハイテンションで進行した!
ミミ「当対決に勝利したらなんと!クルークのお嫁さんの座を手にできるー!」
クルーク(ん?確かボクは連れて行かれて・・・って、ボクのお嫁さんー!!?)
以蔵「あ、クルークが起きたぜよ」←遠くから見た
ジャガー「お前、メカクレなのに目いいよな」
それを聞いたクルークは内心で混乱していたが・・・
クルーク(で、でも、ここはいっそのことラフィーナがなってくれればいいか!肝心のラフィーナは・・・)
クルークがラフィーナの方をちらっと見ると・・・
ラフィーナ(°д°###)
クルーク(めっちゃ嫌そう!!)
それを見たクルークはまた気絶しました☆
以蔵「あ、タヒりおったか。ナーサリー達が消えんからタヒらんが」
シグ「メガネが倒れたー」
そしてミミニャミは開幕の合図を鳴らした!
ミミニャミ「では第二審査、茶道を開始してもらいます!もちろんこれは見立てたお茶の味だけではなく、礼儀作法にも評価が含まれています!では〝和〟道対決、開幕ー!!」
そして〝和〟道対決の第二審査、茶道が始まった・・・!
- 月夜でのエンゲージ(前編)(その5) ( No.330 )
- 日時: 2024/11/15 19:45
- 名前: 桜 (ID: kJLdBB9S)
※これは〝和〟道対決の茶道審査です
まずはシャカシャカとお茶作りを始めた二人の様子にミミは審査員席に声をかけた!
ミミ「お二人とも、流石手慣れていますねー。若さんはどう思いますか?」
若さん「茶道は所作にも優美さが必要としています。礼儀作法=優雅な和とする家元の方が多いと聞きますよ」
ニャミ「確かに〝和〟道はそんなものですねー。それで厳しい方も多いと聞きましたし」
一方、それをテレビ中継で見ていたツーストは呟いていた。
ツースト「・・・なんて言ってるが、それならあいりやあおい達が適任じゃねーか?」
サン「上流階級の家の子らも多いネ」
あいり「ふーん、二人とも面白い冗談を言うのね」
ツースト「?どうしてだ、特にあおいが適任なんだろ?」
あおい「ここで死ぬつもりがないからですよ」
サン「ん?「待って待ってラフィーナ!!」!」
四人がテレビを見たら・・・
ミミ「なんでお茶に持ってきた砂糖を入れるわけ!?あっ、ゼラチンも持ってきちゃダメー!!」
ニャミ「他にも色々持ち込んだのー!!?」
ラフィーナ「なんですの?胃袋に入ってしまえばいいんですのよ?」
ツースト(°д°)
あいり「あんな子が作ったお茶なんて命を奪われないと思ってるの?」
あおい「多分他の坊ちゃんとか令嬢とかにも逃げられたんでしょうね;」
サン「なるほどアル・・・;」
それを見た大半の審査員達も戦慄した!
大半の審査員全員((((((Ⅲ°д°))))))
鹿ノ子(勝ったわ!流石に予想外だったんだけど・・・;)
鹿ノ子も思わず内心で苦笑いする中でクーはなんとか声をかけた。
クー「あ、あれはいやそうだったし、本気のやつじゃないとかな!」
あやクル「いや・・・あれは本気でやっているな」
クー「・・・ガチで?」
あやクル「ガチで」
何を隠そう、ラフィーナはメシマズ組の一人であったーーーーー(特撮風のナレーション)
クルーク(なんでこんな審査なんか取り入れたんだよぉぉぉぉぉー!!?)
ルート「ま、まあどっちがよかったか見てからだな・・・;」
そしてようやく両者のお茶が完成した!
ラフィーナ&鹿ノ子「できた!!」
しかし、鹿ノ子は普通の(見た目は)お茶を作ったラフィーナに対して驚愕した!
鹿ノ子「なんであんな作り方したのにまずくないの!!?」
ラフィーナ「じゃあ、あなたのお茶は見た目はまずそうじゃないんですの?」
鹿ノ子「キーーーーー!!!」
すると、お茶の出来を見た審査員達が思わず拒否のポーズを構えた!
若さん「ごめんなさいどっちも飲みたくないです!!」
吽「審査員達の意思です!!」
それを聞いた鹿ノ子はギラっと睨みつけながら審査員席を見た!
鹿ノ子「じゃあ、聞くけど。もてなしてくれた人に対する礼節はないの?」
パワえもん「あ、あるけど・・・;」
鹿ノ子「なら、審査員達が飲まなきゃだめよね♪審査するんだから」
それを見たミミはお茶のもてなし方法を伝える。
ミミ「ではおもてなしに入ります。設置された畳のある場所に入った後、縁を踏まないか歩き方に問題ないかとかで重要な鍵となります。クルークも審査してね?」
クルーク「う、うん・・・;」
ニャミ「では先攻、鹿ノ子!」
鹿ノ子がその畳に上がってからできたお茶を差し出すまでの所作は問題なくパーフェクトだった。しかし、クルークや審査員達が心配なのはそこではなく・・・
若さん(所作は問題ないですね)
吽(だけど、それじゃなくこんなヤバそうなお茶を飲むのが大問題なんですよ〜!!)
鹿ノ子はすっと座った後、お茶を差し出した。
鹿ノ子「どうぞ」
しかし、そのお茶を見たパワえもんは恐怖のあまり震え続けた末に倒れてしまった!
パワえもん(。∀。)
ミミニャミ「パワぁぁぁぁぁー!!!!」
パワえもんの卒倒に観客席からもざわついていた!
ラーマ「あ、あれは誰でも倒れたくなるな;」
トリスタン「あとで王ドラ殿に見せましょう(写メ」
モードレッド「スマホしまえ!!」
パワえもんが担架で運ばれた姿を見た観客席からは非難ではなく同情の声が湧き上がった。
観客A「あの人、可哀想・・・」
観客B「そりゃあ誰だって飲みたくないよな・・・」
それを聞いても鹿ノ子はニヤッと笑っていた。残されたクルークと審査員達は出されたお茶を持ちながらパワえもんの分まで意を決した!
若さん「こ、こうなったら彼の分まで飲むしかありません!」
クルーク(倒れませんように・・・;)
お茶を飲んだら、味は見た目とは違ってまずくなかった。むしろ普通に美味しい。
クルーク(あれ、美味しい?)
若さん「意外と・・・いえ、結構なお手前で」
鹿ノ子「ありがとうございます(ちょっとそのお茶に魔法をかけたんだけどね」
ミミ「そして後攻、ラフィーナー!」
後攻のラフィーナの方も鹿ノ子とは遜色ないほど作法をこなし、クルークや残った審査員達にお茶を差し出した!
ラフィーナ「どうぞ」
クルーク(き、奇跡の確率でまずくないなら・・・!)
クルークはそれを飲んだら・・・
クルーク「ゴフゥッ!!!(吐血」
はい、ダメでした☆(爆弾投下)
ミミ「クルーク、吐血ー!!」
ニャミ「やっぱりあれは飲んじゃダメなやつだー!!」
すると、それを飲んだ他の審査員達もあまりの不味さに悶絶した!
ミミ「他の審査員達もクルークと同じような表情です!!」
若さん「うう、ごめんなさい・・・!(オノマトペを吐くために立ち上がった」
ニャミ「若さんがここで立ち上がったー!!?」
それを見た鹿ノ子はチラチラと見ながら苦笑いした。
鹿ノ子(アタシが手を加えるまでがなかったわね・・・;)
エージェント「・・・あやクル、礼儀作法とお茶の味、どっちを大事にする?」
あやクル「そりゃあ礼儀作法は大事だが、結局お茶の味が必須なんだろうな・・・」
そして第三審査の華道の際に二人はそれぞれの派手な生花ができた!
ミミ「わおー、キラキラ;」
ニャミ「ただめちゃくちゃにつけただけなんだけどね;」
リップ(カレンちゃんが見たら激怒してるなー;)
そして審査を全て完了した後、ミミニャミは審査判定に移させた!
ミミ「では審査!どっちがよかったか判定してもらいまーす!」
ニャミ「どうぞー!」
クルークと森がラフィーナ、若さんと吽は鹿ノ子を判定した!これで同点になったが・・・?
ミミ「まさかの同点!でも、なんか・・・」
ニャミ「パワえもんが倒れたからだよ!」
ミミ「えーっ!!?じゃあ、どうすんの「ハーハッハッハッ!!!」
ざわついた会場に彼らが見知った人物が降臨した!
サタン「では私が最後のジャッジとして審査してやろう!」
ミミニャミ「サ、サタン!!」
ギガディス「な、何やってるのだこのバカ魔王はあああああー!!?ププル達の前だというのに・・・!!」
スケルトン「自ら出向かいましたか;」
まさかのぷよ地獄の創造者の登場に特にププルとゼオが驚いた!
ププル「ちょっと!アルルさん達が見たらやばいよ!?」
ゼオ「それだったら王ドラ達にもバレるかー」
彼の姿を見たミミニャミは意を決して招き入れた!
ミミ「で、ではお茶の審査をー。着物や生花は見てると思うので」
鹿ノ子(まああのギザギザ歯男の判定があったから、これなら・・・)
両者にもてなされたサタンはお茶を飲むと、鹿ノ子のはちゃんと飲み干し、ラフィーナは顔が青くなった。
トリスタン(当然の反応ですね・・・;)
サンソン(大丈夫かな・・・;)
そして審査を終えたサタンにニャミが判定を委ねた!
ニャミ「ではサタン様の審査!この審査で勝者が決まりまーす!」
クルーク(ろくでもなさそうだけど、神様、仏様、サタン様!どうかラフィーナに・・・!!)
サタンの判定は・・・
鹿ノ子・・・!!
ミミニャミ「決まりました!〝和〟道対決の勝者、OEDO星からやってきた月兎、鹿ノ子ーーーーー!!!」
それを見て絶望に打ちひしがれたクルークを尻目に会場が盛り上がる中、鹿ノ子は笑い出した!
鹿ノ子「ふっ、ふふっ・・・あははははは!ついに・・・ついにやったわ・・・!!」
すると、ある巨大ウサギが向こうから走ってきた!
巨大ウサギ「鹿ノ子さまぁー!!探しておりました〜!」
鹿ノ子「あっ、しもべ!」
観客C「ぎゃあぁ!!!巨大ウサギぃ!!?」
観客D「怖いよママぁ!!」
すると、鹿ノ子がクルークを強引に連れながら巨大ウサギの上に乗った!
鹿ノ子「決着が着いたわ・・・!!」
クー「クルーク!!嬢ちゃん、そいつを離しやがれ!!」
しかし、救出しようとしたクーを巨大ウサギが踏みつけた!
ほわん「クー・フーリンが死んだぁ!!」
ヒメコ「この人でなし!!」
鹿ノ子は高笑いしながら会場中に告げた!
鹿ノ子「3日後の夜に満月の上でアタシとクルークの結婚式を開くわ!その時にみんな招待してあげる!」
クルーク「た、助け・・・」
鹿ノ子「それではごきげんようー!!」
クルークを連れ出した鹿ノ子を乗せた巨大ウサギが立ち去った後、唖然とする会場を前にミミは聞く。
ミミ「あの・・・これはヤバいんじゃないの?」
サタン「おい。面白くなったの間違いだろう?」
ニャミ「この・・・バカ!鬼!悪魔!アルル達に言ってやるから!」
サタン「ぐぬっそれは言うな!」
それを見たアタランテは呆れながら聞く。
アタランテ「・・・汝らはどう思った?」
ナーサリー「クルーク、もっとしっかりしてほしいわ!」
ジャック「きっぱりと断らないからだよ!」
以蔵「ほうじゃな。わしも流石に擁護できん」
ゼオ「・・・全く」
すると、立ち見席にいた全員が歩き出した。その目的は、クルークの救出・・・!
メイヴ「クーちゃんまでこんな風にさせるなんてバカね!」
チャラ王「放っておくわけには行かないしなぁ」
マキノ「ところで満月の上ってなんだ?」
シグ「そのままの意味」
一方、それを木の上から見たベリーと段蔵は心配した。
ベリー「大変なことになってるよ〜;」
段蔵「みんなボロクソ言いながらも助けに行こうとしていますが・・・!」
段蔵はそれを見てはっとした。なぜなら・・・
ラフィーナがどこか虚しさを抱えたような表情をしているからだ・・・。
- 月夜でのエンゲージ(前編)(その6) ( No.331 )
- 日時: 2024/11/15 19:47
- 名前: 桜 (ID: kJLdBB9S)
後から知った人達
それから三日間、テレビもラジオもネットもその結婚式の話題について持ちきりだった。
もちろんサウンドワールドもそのことで話題になっていた。
ガレス「シンガンさん達のライブフェスが終わったし、ようやく帰還できます。我が王にも連絡して・・・あれ?何このニュース?って、えっ!!?」
ベディ「どうしました?」
ガレス「なんかクルーク君が結婚するそうです!しかも鹿ノ子っていう人と!」
ベディ「けっ、けっこんんんんんん!!?」
それを見たベディはあまりにも理不尽に怒り狂った!
お竜さん「あの巨大ウサギ、美味そうだな〜」
龍馬「ダメだよ;」
ベディ「クルーク殿、あんなに嫌がってるじゃないですか!!」
一方、シンガンクリムゾンズはライブフェスを成功させたことでクロウは上機嫌だった!
クロウ「はーはっはっ!!今日も俺様の紅蓮のヴォイスで家畜共を出荷させてやったぜ!」
ロム「あとは帰る準備だが、その前にどっか食べに行くか?奢ってやる」
アイオーン「神は供物を欲している・・・」
すると、ベディ達がガレスのスマホを持ってドアをバーンと開けてきた!
ベディ「残念ですが、シンガン殿!急いで我らと共に帰宅を!」
ヤイバ「故にどうしたのだ?」
ガレス「クルーク君が結婚するんですって!しかも鹿ノ子っていう方と!知り合いですか!?」
クロウ「なんだって!?鹿ノ子の奴がとうとう実行しようとしてんのか!!」
龍馬「やっぱり知ってたんだね・・・」
ロム「俺達からもあの女のことは詳しく話すからすぐに向かうぞ!!」
お竜さん「手短に頼む〜」
アイオーン(クルーク・・・!!)
一方、スマブラ屋敷近くのキャメロット城ではラジオで連日騒がれている情報を聞いていた。プロキオンとブラック、ブラックのサーヴァント、セイバー・デオンもそれを聞いて頼み込んできた!
プロキオン「お願い、ランスロット!力を貸して!」
ブラック「オレ達も行く!危険だとわかっていてもだ!」
デオン「私はブラック達の意思を尊重する。手を貸して欲しい」
ランスロット「これは・・・!わかった、すぐに向かう!ガウェイン、悪いな髪のカットは中断だ」
プロキオンのサーヴァント、セイバー・ランスロットに伸びた枝毛を髪を切ってもらっていたホイップのサーヴァント・ガウェインが本を読みながらも起きた。
ガウェイン「なぜなのですか?」
ホイップ「なんかクルーク君が結婚するって!」
ガウェイン「は・・・はあああああー!!?そ、そんなの反対です!!」
ランスロット「とぅわっ!動くな・・・!!」
ガウェインが立ち上がったおかげで自分の前髪が変な方向で切ってしまった!
ガウェイン「ランスロットぉぉぉぉぉー!!!(激怒」
ランスロット「急に立ち上がるからだー!!」
それを密かに聞いた騎士王はランに連絡していた。
騎士王「ラン。今すぐ向かいに来ますか?」
ラン「はい!ただ、しばらくドラリーニョやミニッツ達と一緒に日向家地下にあるケロロ小隊の秘密基地にこもれって言われまして・・・」
騎士王「なぜなのですか?」
ドラリーニョ「なーんか、みんなドタバタしてるの!」
一方、日向家ではそれを聞いた王ドラやアルル達がタママを始めとしたキャラ達に怒鳴りつけていた!
王ドラ「なんなんですかこれはぁー!!?」
タママ「だ、だから向かおうとしてるんですぅー!!」
夏美「何ですって!!?」
パーシヴァル「じ、実はかくがくしかじかで・・・;」
アルル「ボク達の世界にいるバカが」
シェゾ「こんな判定を」
みさえ「したですって・・・!!?」
五人「あのバカ魔王、今日という今日はぶっ殺すわぁぁぁぁぁー!!!」
ひろし「み、みさえ!みんなも落ち着けって!!」
同じ町内の四人組(特に野原家の家に生まれなくてよかった・・・;)
一方、アイレーンが鬼の形相をしながら自分のサーヴァントである沖田ら新撰組に電話していた!
アイレーン「沖田、新撰組で今すぐクルークとあの女の結婚を阻止しろー!!クルークを取られたくないのだー!!」
ツキノ「レガさん達やアサトさん達も向かうって言ってるの。だから聞いて欲しいの・・・」
沖田「わかりました、マスター。斎藤さんも行きますよね?」
斎藤「・・・ああ。こんな結婚は強引なんでな・・・!」
そしていろんな人物達がそれぞれ動き出し、三日後が過ぎた・・・。
後編に続く・・・!
後編はどうなる・・・!?感想OK