二次創作小説(紙ほか)
- 月夜でのエンゲージ(後編)(その1) ( No.332 )
- 日時: 2024/11/22 17:08
- 名前: 桜 (ID: nqtZqZHy)
いよいよ後編!ラフィーナの本当の気持ちが・・・(クルラフィの要素が含んでる)
「小ネタ」秋の虫の声
ケロロ小隊のアサシン兵とパートナーの東谷小雪の住む家の縁側で一人お茶を飲むドロロは秋の風物詩である鈴虫の声を聞いていた。
ドロロ(ああ、鈴虫の声・・・)
ドロロは一息をつくが・・・
夏美「何やってんのよボケガエル!!」
ケロロ「ゲロォ!!」
チャラ王「アホドリィィィィィ!!!」
トリスタン「ぶほぉっ!!」
二人が殴り飛ばされた拍子で鈴虫の声が止んだ(ぇ)
ドロロ(虫の声が・・・;)
解説によれば大きな音を出すと鈴虫が止まることがあるそうです。
クルークが鹿ノ子に連れ去られてから三日後の夜。ラフィーナは自分の屋敷で日課であった格闘の鍛錬に励んでいた。キレのある格闘技は問題なかったのだが・・・
ラフィーナ「・・・」
そんな彼女の前にある人物が訪ねてきた。自分を見た後から気にかけていた加藤段蔵だ。
段蔵「今日はいよいよ結婚式ですね」
ラフィーナ「・・・そうですわね」
段蔵「アナタの気持ちはどうなので?」
段蔵に問われた格闘お嬢様は静かに語り始めた。
ラフィーナ「・・・今もむかつきますわ。あんなヒョロヒョロなクソメガネのどこがいいんだか。でも、それぐらい頭から離れませんの。嫌味ったらしくてもなんだかんだでちゃんと背中を押してくれる。それが辛くて、嬉しいんですの」
ラフィーナのクルークに対する気持ちを聞いた段蔵はあることに気付いた。
段蔵「それがあの方がいる強がりだったんじゃないのですか?彼女が、アナタを気に入らなかった理由が」
鹿ノ子『ふーん?アタシには強がってるように見えたけど』
ラフィーナ「・・・っ!」
それを見抜かれたラフィーナは段蔵の方に向けた!
段蔵「あ、申し訳ありませぬ。くノ一のからくり故に無神経な発言をしてしまって。ですが、私としてもこれ以上放っておくことはできません。アナタがそんな辛そうな表情をされたらーーーーー」
すると、空から何かが流れ着いた!段蔵は気付く。
段蔵「ああ、来ましたね。ベリー様や小太郎殿に頼んでまで行かせて正解でした。ラフィーナ嬢、今ならまだ間に合います」
空から来たーーーーー電車の中からベリーとスマブラ屋敷に常駐するサーヴァントの一人のアサシン・風魔小太郎が出てきた!
ベリー「ラフィーナさん、早く!」
小太郎「まさかこのようなことを頼まれるとは・・・」
オクターブ「二人とも、危ないから電車から出さないで!」
それを見たラフィーナはその電車の中に乗り込んだ!
ラフィーナ「ーーーーー行くわ。あのバカメガネを連れ戻しに行きますわよ・・・!」
ラフィーナ達を乗せた銀河鉄道の電車は夜空の上を駆け出した・・・!
- 月夜でのエンゲージ(後編)(その2) ( No.333 )
- 日時: 2024/11/22 17:13
- 名前: 桜 (ID: nqtZqZHy)
水面下で・・・
結婚式が行われる〝月の上〟。その来賓の入場席にはある金持ちそうな老夫婦の姿があった。
式場スタッフA「あ、来賓の方ですね。どうぞー」
老紳士「ありがとう」
老夫婦は入場してから専用の控え室に入ったーーーーー直後に二人して地に戻った!
ゼオ「意外と上手くいったな」
ププル「まさか変装して潜入しろだなんて・・・」
老夫婦に変装したゼオとププルがなぜこうなったかと言うと・・・
結婚式が行われる二日前、ゼオ達はクルーク救出の目的の下、鹿ノ子が言った〝月の上〟を調べていた・・・。
エージェント「おい、見つかるのか?」
ゼオ「今探知に関する魔法で調べてんだよ・・・お、これだな」
ゼオは探知に関する魔法を使って〝月の上〟の目標をようやく割り出した!
ゼオ「天月。月兎達の祝いに関して絶好の機会の場所だな。だが、それゆえに警備が厳しい場所でもある」
モードレッド「天月!?警備班が侵入者にはえげつない拷問を加えるので知られてる場所じゃねーか!オレらが所属する秘密警察以上だぞ!?」
サンソン「秘密保護に関する魔法なら多少は欺けるかもしれないけど・・・」
すると、部屋のドアが開いたような音があった!
乱麻「連れて来たぞ。こいつらもだ」
以蔵「お、乱麻!弓弦をやっと連れてきた・・・」
今の弓弦の姿:魔法使いの着るような黒ローブをまとう
以蔵「魔法使いのババアかおまんは!!?」
アストルフォ「それドロシアさんの前で言ったら殺されてるよ;」
???「我もそやつと同じような格好で街を歩いているぞ・・・」
そこにひょっこりとシンガンクリムゾンズや龍馬達がやってきた!
以蔵「って、アイオーン!?クロウ達や龍馬らやヤス達まで連れてきちょったか!」
アイオーン「ああ。悲しみに彷徨う蜂もだ・・・」
今のハッチンの姿:毛布に包まったミノムシのような姿
クー「蜂からミノムシにでもなったのかよテメェは!!?」
ヤス「すまねぇな、相当落ち込んでる;パリスも心配してたし、アイオーン達が来なかったら今も駆け付けなかった・・・」
ハッチン「・・・」
パリス「ハチ様・・・」
クロウ「やーい、落ち込んでやんの」
ヤイバ「クロウ;」
龍馬「本当はここに来るなら僕達だけでもなんとかなったんだけど、偶然会ったこの人達まで手伝ってくれてね・・・」
龍馬が横を見たらラン達や騎士王達他の円卓もひょっこりと出てきた!
トリスタン「王!ラン嬢らやガウェイン卿らも!」
騎士王「ベディヴィエールとガレスのマスター、アイオーンや他のシンガン達からも話を聞きました。協力を申し出ます」
メイヴ「ありがとう。意外とそういうところあるのね」
騎士王「・・・ケルトの女王も正直だが義理堅いようで。あと、貴方達がガウェインを助けてくれた恩はまだ返してないので」
それを聞いたロムがひょっこりと割って入ってきた!
ロム「はぁ?何言ってんだよ」
ガウェイン「ちょっと!我が王に対して・・・」
ロム「俺達が助けたのはガウェインだけじゃない。テメェらもそうだろ」
騎士王「!」
騎士王はそれを聞いて思わず安堵してしまった・・・
騎士王(ああ。これがトリスタン卿やモードレッドがこの者達に付いた理由の一つだったか・・・)
モードレッド「あれ?」
何かに気付いたモードレッドは騎士王に聞く。
モードレッド「そういえば、パーシヴァルの奴は?」
騎士王「パーシヴァル卿は自ら進んで彼のマスターと共に我らとは別行動で行くと聞きました。クルーク救出のために天月の警備班を引きつけるいわば特攻班にいるようです」
モードレッド「!そうか・・・(タママ・・・」
騎士王「それとある人物からトリスタン卿への伝言です。「こっちはサタンを吊し上げるついでに天月の警備班のことはなんとかします。だから、安心してクルークさんを自分のマスター達と共に助けに行きなさい」と」
トリスタン「!はい(・・・ありがとう」
それを聞いたディルムッドは頭を抱えながら言う。
ディルムッド「ですが、どうやって乗り込むつもりで・・・」
騎士王「我らは生前の任務にもこのことに見覚えがあります。エージェント殿のスパイ仕事とも同様。つまり簡潔に言うなら・・・」
騎士王「変装して潜入するのです!」
大半の全員「え?」
そして現在、円卓が作ったくじ引きで潜入役に二人が選ばれてこうしてひとまず潜り込むことに成功したようだ・・・。
ゼオ「お前ら、霊体化でも大丈夫か?」
エジソン「ああ、大丈夫だ。今のところは気付かれていない」
フィン「私としてはこの美しい姿を見てもらいたいがな」
ププル「そんなこと言わないの;」
エレナ「あとはどこかにいるはずのクルークを探すのみよ!」
一方、鹿ノ子はウェディングドレスを身にまといながらクルークとの結婚に胸がときめいていた・・・。
※原典からしても人によってなのですが、騎士王様の発言は間違いはない
- 月夜でのエンゲージ(後編)(その3) ( No.334 )
- 日時: 2024/11/22 17:15
- 名前: 桜 (ID: nqtZqZHy)
決戦前
鹿ノ子「ふふふ〜vようやくこの日が来たのね〜v」
一方、それをスパイセットを使って見ていた対天月の警備班である特攻班は風間が聞いていた。
風間「・・・キレイな人ではあるけど、どう思いますか?」
ジャイアン「愛の重い人だなと思うぜ;オレ様が母ちゃんに怒られた方が可愛いと思うぐらいだ」
キッド「だよなー・・・;」
流石に男性陣の大半も引くが、王ドラは拳を素振りしながら言う。
王ドラ「クルークさんが悪いとはいえこれは間違いだらけの結婚です!阻止するべきです!」
天草「やる気が満ちていますね」
為朝「今救出班は潜入成功。他の特攻班も観客の中に紛れている」
冬樹「気になってますけど、データをどうやって集めてるんですか;」
女性陣は王ドラを称賛しつつ思わず消極的な大半の男性陣に喝を入れた!
夏美「ここまで来て消極的になるんじゃないの!王ドラは戦う気になってるでしょ!?」
みさえ「これだから男っていう奴は・・・(盛大なため息」
しずか「普段は奇行を繰り返す円卓の騎士様だって今戦おうとしてるわ!」
アルル「他の一癖二癖もあるサーヴァント達だって立ち上がろうとしてるでしょー!?」
ドラミ「パーシヴァルさんもみんなのために戦おうとしてるわ!」
パーシヴァル「えっ!(ドキッ」
のび太「た、確かに円卓のは今カッコいいのはヤバい;パーさんも今戦おうとしてるのにね;」
すると、王ドラは足場に何か踏み潰しているような感覚に気付いた!
王ドラ「あれ?これは・・・ぎゃー!!」
シェゾ「底なし沼か!捕まれ!」
シェゾによって助け出された王ドラは思わず半泣きになった!
王ドラ「なんで天月に底なし沼がー!!」
ドラえもん「ん?これって・・・」
一方、サタンはワインを飲みながらそれを見ていた。
サタン「まさかアルルが来るとは予想外だったが・・・私の計画は良い方向で進んだな・・・!」
サタンには今回の騒動に関してある思惑があった。それは今回の騒動に紛れてこの天月でアルルと星空のハネムーンを行うという計画・・・!
サタン「この天月がアルルと星空のハネムーン☆を行うのに最適な場所だと判断したからな♪だから、あの時の判定に鹿ノ子を選んだわけだ。わざと台無しにしてもらうためにな・・・!」
あんた、そんな理由であの審査で鹿ノ子を選んだわけ!!?そんなこと知ったらアルルやシェゾ、王ドラ達に殺されるぞおおおおおー!!?
一方、捕まったクルークは白のタキシードを着せられた状態で花婿として強制的に立たされていた。
クルーク(やっぱりムリムリムリ!!ボクが悪いとはいえこんな結婚ダメだ!!)
その直後にとあるアナウンスが流れた!
鹿ノ子「今日は月兎のアタシの結婚式に来てくれてありがとう♪今はアタシ一人だけなんだけど、花婿はスポットライトを浴びせた紹介するわ!」
クルーク「!!?」
まさかのお披露目という入場にクルークはもう絶望の淵に立たされた!
クルーク(ちょっとやだ!!ああ、めちゃくちゃ話が進んでやがる!!た・す・け・てーーーーー!!!)
鹿ノ子「では紹介します。彼こそがアタシのーーーーー」
スポットライトが光った!
鹿ノ子「花婿です!」
ジャガー「なんでこんなの無理やり着せたんだOTL」
鹿ノ子「!!?」
クルークではなく彼と同じように白のタキシード衣装に着せられて無の表情のジャガーを見て大半の男性陣がどよめき、大半の女性陣が可愛いとときめく中で鹿ノ子が慌てた!
鹿ノ子「違うわ!この小さなパンダはアタシのクルークじゃない!誰よ!」
ゼオ「よぉー、鹿ノ子サン。こんな仕掛けまで用意してくれて感謝するぜ〜」
すると、変装を解いたゼオとププル、彼らのサーヴァントとその後ろにいるクルークが現れた!
クルーク「みんな・・・!」
ププル「お待たせ、クルーク!でも、説教は後だからね?」
ゼオ「まあそれは今は置いとくとして。だが、俺としてはこんな強引なやり口は好かんな!クルークは返してもらうぜ」
それを見た鹿ノ子はわなわなと震え出した!
鹿ノ子「やれるもんならやってみなさいよ!あんた達!」
配下の月兎全員「はっ!」
鹿ノ子の配下である月兎達が襲おうとしたら突入したガウェインがガラティーンで跳ね返した!
ガウェイン「ならば、このガラティーンに抗うことができるというのですか!」
大半の来賓客全員「ぎゃあああああー!!!ゴリラーーーーー!!!」
ようやく全員が変装を解いた救出班が月兎達と戦闘になる中でクルークのサーヴァント達が踏み台として月兎達の頭の上を乗っかって来た!
クー「悪いな。今から踏み台になってもらうぜ!今行くぜマスター!」
そしてようやく自分達のマスターであるクルークの元に降り立ってきた!
メイヴ「来たわよ!」
クルーク「みんな・・・!ごめんよ〜!!」
ナーサリー「そんなことで見放したりしないから泣かなくていいのよ」
一方、為朝の方にも救出班からの連絡が来た!
為朝「救出班がクルーク救出を確認。マスター!」
王ドラ「特攻班、迎撃開始ぃぃぃぃぃー!!!」
特攻班が外の警備班の月兎達との戦いが開始され、キッドは空気砲でドカンドカンと撃ちながら話しかける!
キッド「こいつら、数は多いがなんとかなるのか!?」
ギロロ「下手な鉄砲でも数撃てば当たるだろう!」
ドラメッドの方も笛を使った催眠で数ある月兎達を打倒するが、後ろから別の月兎の魔の手が伸ばしてきた!
警備班の月兎「不意打ちだぁぁぁぁぁー!!!」
ドラメッド「!しまったである!!」
しかし、やられそうになった時に剣で弾き返した!新撰組の斎藤一だ!
ドラメッド「斎藤殿!?」
斎藤「おっと、僕だけじゃないよ?」
すると、新撰組やその一部のマスターと関係者達が特攻班を援護するため警備班に立ち向かってきた!
シェゾ「お前ら!」
土方「ここは俺達が出る。だから、お前らだけでもあのツノ魔王のところに乗り込んでこい。奴は近くの北の塔の頂上にいる!」
アルル「!」
アイレーン「私もクルークを助けに行くのだー!」
沖田「ダメですよ?私達と一緒に残って下さい(にっこり」
アイレーン(´・ω・`)
彼らの話を聞いた王ドラ(+自分のサーヴァント達)とアルルとシェゾ、みさえと夏美はサタンに殴り込みに行くため走り出した!
王ドラ「ありがとうございます!他の仲間達をよろしく!」
夏美「あんた達も無事でいなさいよー!」
援護に来た一人のアサトにボーちゃんは聞く。
ボーちゃん「どうやってここにたどり着いたんですか?」
アサト「あの娘達が持つスペースシップに乗せてくれたんだよぉ」
レガムント「どうやら向こうも自分達のサーヴァントを気にかけた様子だったな」
ボーちゃん「ボ?」
一方、救出班の方では屈強な月兎を相手にモードレッドは次第に体力が削り始めてきた!
モードレッド(やべぇな・・・このままだとやられちまうな・・・!)
すると、そんな月兎を助太刀しに来た誰かが蹴り飛ばす形で倒された!その人物を見た時、モードレッドの顔は晴れやかになった!
モードレッド「あいり!」
あいり「モーさん達がクルークを助けるって聞いて心配になって父様が試作してるスペースシップを借りて飛んで来ましたのよ!」
モードレッド「あの試作中の宇宙船を貸してもらったのかよ!?」
シルク「そういえば、ツーストさんやフランやしおん達は?」
あいり「今それぞれで援護してくれてますわ。あおいはあっちゃんと合流したって」
すると、ある二つの炎が燃え出してきた!
カービィ「ドラゴンストーム!」
ノッブ「こんな面白そうなもの、わしらも混ぜろー!」←魔王信長の霊基に切り替わった
大半の月兎達が大慌てする中、そのうちの一人がホースを使ってカービィのスーパーコピー能力を消そうとした!
ホースを持った月兎「へっ!所詮はピンク玉だ!」
すると、ある剣技がそのホースを斬った!
メタナイト「ドリルスラッシュ!!」
ホースを持った月兎「ぎゃあああああー!!!」
一方、ランと騎士王は立ち尽くす鹿ノ子の前に姿を現した!
なんとか天月の警備班を蹴散らすが・・・!?
- 月夜でのエンゲージ(後編)(その4) ( No.335 )
- 日時: 2024/11/22 17:17
- 名前: 桜 (ID: nqtZqZHy)
この直後に大ピンチ
ラン「は、初めまして、鹿ノ子さん。結婚式をぶち壊して悪いと思いますが、そろそろ自粛してもらえないかと」
鹿ノ子「・・・あんた、よく見たら月兎の血を汲む子孫の子か・・・」
騎士王「血を汲もうが汲まないがは関係ない。彼のためを思うのなら、子供の頃の約束をいつまでも引きずらない方がいい」
騎士王の諌言を聞いた鹿ノ子は・・・
鹿ノ子(・・・何よ。何よ何よ何よ。アタシがどれだけ一途だったかわからない?なんのためにあんな辛い修行をやり抜いたと思ってんのよ・・・!)
その直後にぷちっと爆発音を聞いた!それにツーストは気付く。
ツースト「あっ、やべっ!すぐに集まれ!」
アストルフォ「何があったの!?」
驚愕するランと騎士王の前には噴火のごとく怒り出した鹿ノ子の姿があった・・・!
鹿ノ子「キィィィィィー!!!何よ何よ何よ!!みんなして!!やっと立派な月兎になるための辛い修行を耐え抜いたと思ったら今度はみんなで阻止するですって!!?クルークは渡さないわよ!!クルークとの結婚の約束だけがアタシが頑張った理由なんだから!!」
ラン「あ、あの!落ち着いて下さい!そんなこと言ってるわけじゃ・・・!」
すると、鹿ノ子はランの制止の言葉を聞かずにクルークの方を向く。
鹿ノ子「ねぇ、クルーク。今すぐ結婚式をやり直しましょう。約束を破っちゃダメって教えてもらったはずなんだけどね・・・」
クルークは多少怯えながら首を横に振る。
クルーク「こんなこと言いたくないけど・・・断るよ。だってその約束はプロポーズのつもりで言ったわけじゃないからね。それに子供の頃の話なんだし、何も考えないで言ったわけだし・・・」
鹿ノ子「〜〜〜〜〜っ!!!」
クルークにずけなく断られた鹿ノ子は怒りのままにあるボタンを押した!
鹿ノ子「わかったわ!なら、また連れ去ってやるのみよ!」
騎士王「!ラン、こっちへ!」
鹿ノ子「お願い出てきなさい・・・!!我がしもべぇぇぇぇぇー!!!」
鹿ノ子が開いた扉の中から三日前に彼女達を乗せていた時の巨大ウサギだった・・・!!
大半の全員「うわあああああー!!!出たあああああーーーーー!!!」
一方、結婚式会場の近くの北の塔にいるサタンのところに乗り込んだ王ドラ達は彼を問い詰めていた!
王ドラ「バカ魔王。こんなことして許されると思ったのですか?」
サタン「な、なぜバレたんだ!私のアルルとの星空のハネムーン☆計画が!」
アルル「やっぱりそれかぁー!!」
すると、何らかの地割れの音が鳴った!
みさえ「ん?こんな時に地震?」
阿国「一応これは月の上なのですよねぇ?」
全員が疑問に思ったら、ある巨大な生き物の足が北の塔の壁を破壊した!
大半の全員「巨大生物ーーーーー!!!?」
鹿ノ子を乗せた巨大ウサギを見た救出班と大半の特攻班は唖然としていた!
クルル「おーっと、これはやべぇな。あれは月兎達のしもべ達の中でも最強格の強さを誇る奴だぜェ〜」
ケロロ「ってことは我輩達は捕食対象ー!!?」
大半の全員が思わず怯んでしまうが、ベディヴィエールが彼らに喝を入れた!
ベディヴィエール「そんなことで怯えない!貴方達は何回でも世界を救って来たのでしょう!?トリスタン卿らがそんな貴方達を信頼しているなら尚更ですよ!」
トリスタン「ベディヴィエール・・・(ジーン」
ルート「いや、何回世界を救っても怯えるぞ;」
それを聞いた一人のキッドが空気砲を構えた!
キッド「あの奇人変人だらけの円卓の奴に喝を入れられるなんてむかつくぜ!あの巨大ウサギに総攻撃だぁぁぁぁぁー!!!」
大半の全員が巨大ウサギに総攻撃を仕掛けた!その途中でドラえもんは以蔵に声をかけた。
ドラえもん「以蔵さん!伝えたいことがあるんだ。実は、ーーーーー」
以蔵「!」
ドラえもんからあることを教えられた以蔵はマキノとおぼろとシルクに声をかけた!
以蔵「マキノ!おまんらもこっち来い!」
マキノ「なんだ?」
以蔵「これを天月の地にかけておくんじゃ。シルクは二人より大きいから護衛にはなってくれるやき。できるか?」
おぼろ(モイモイ)「!」
シルク「わかった。やる!」
三人が以蔵から渡されたあるものを持って向こうに走った後、なんとか事態を収めようとクルークが考え込んだ!
クルーク「ヤバいヤバいヤバい!!なんとかしなきゃまずい〜!!」
クー「!見てみろ、クルーク!」
すると、クルークが持つ魔法のルビーの指輪が光っているのを見つけた!
メイヴ「これは・・・!」
一方のアリシアの方も魔法のエメラルドの腕輪が光っているのを見つけた!
アリシア「なんか光ってるわ!もしかして・・・!」
エージェント「そうか・・・!」
その直後、ハッチンが巨大ウサギをぶっ刺しているのを見つけた!
ヤス「ハッチン!」
ハッチン「こんな女にクルークを渡されてたまるかぁぁぁぁぁー!!!」
同じくして弓弦も弓で巨大ウサギを射始めた!
弓弦「そうですね。僕もあなたと同じ意見です・・・!」
それを巨大ウサギが軽々と跳ね除けた!
鹿ノ子「ふざけんな!そんなちっぽけなやつで・・・!」
その直後、二つの魔法が巨大ウサギを攻撃した!
ロージア「これは・・・!」
うしお「まさか!」
全員が上を見上げると・・・
カーン「我が主人よ、たった今眠りが覚めた」
フルシュ「アリシア様、みなさん、お待たせしました!」
クルーク「カーン!」
アリシア「フルシュ!」
あのキャメロット城での決戦から眠り続けていた二人がやっと目覚めたことを喜ぶ全員だが、鹿ノ子は流石に巨大ウサギが苦戦し始めたことに気付いた。
鹿ノ子「(この子の弱点を突いたわね・・・!こんなことで倒れさせるもんですか!)跳ね除けなさい!我がしもべ!」
鹿ノ子の命令を聞いた巨大ウサギはかろうじてそれを退けた!
マタドーラ「マジかよ!?あんな魔法でも・・・!」
ベンちゃん「このままでは危ういのですぞ・・・!」
大半の全員が諦めかけそうになった時、空に何かが光った・・・!
???「まだですわよ!このビューティフルな私が来てますわー!!」
ホルミー「!あれは!」
ジャクリン「鳥や!」
ラーマ「流れ星か!?」
あやクル「いや、あれは!」
全員が見たのは・・・
空から舞い降りた流れ星のごとく巨大ウサギを蹴り飛ばすラフィーナだ・・・!
アミティ「ラフィーナ!」
ラフィーナの姿を見て驚く鹿ノ子だが、彼女はそれをものともせず睨みつけた!
ラフィーナ「ごめんなさい。やっぱりクルークはあなたに渡せませんわ!」
ラフィーナが格闘技で巨大ウサギを一網無尽に攻撃する!鹿ノ子はなんとか耐え抜こうとするが・・・
鹿ノ子「くっ!我がしもべ、これを耐え抜け・・・」
シグ「ムリ、だと思う」
リデル「ラフィーナさんは魔法を自力で扱えない代わりにいつも身につけてるポーチを使って魔力に変換させた格闘技で日々強くなっている人なんです。それがいつにも増して強くなっているとしたら・・・!」
そしてラフィーナは自分の最大技を繰り出した!
ラフィーナ「シエルアーク!!」
それにより巨大ウサギが戦闘不能になり倒された。全員がわっと喜びそうになったが、ある声を聞いた。
王ドラ「やっと倒したのですね〜・・・;」
トリスタン「王ドラ殿!大丈夫ですか?」
王ドラ「大丈夫です・・・みんなかろうじて無事れふ・・・サタンを捕まえなはい・・・」
リップ「無理に喋らなくていいよ;」
ギロロ「夏美ー!!」
ひろし「みさえー!!」
しんのすけ(母ちゃん、ブタが寝てるみたいだゾ)
そんなこと言ったらみさえが目を覚ました後に怒られるぞ;ラフィーナはようやくクルークの前に立った!
ラフィーナ「来たわよジメジメメガネ」
クルーク「ふーん。いつにもまして頭の中もムキムキじゃないか」
互いに揶揄しながらも笑い合う二人だが・・・
鹿ノ子「ふざけんな・・・ふざけんな!」
クルーク&ラフィーナ「!?」
クー「クルーク、ラフィーナ!下がってな!」
クーがゲイボルクで鹿ノ子を攻撃しようとしたら、彼女に蹴り飛ばされた!
メイヴ「クーちゃん!!」
ゼオ「あ、まずいな。鹿ノ子は蹴り技をまだ使ってないんだった」
ププル「うそー!!?」
月兎特有の高い攻撃力を持つ蹴り技の持ち主である鹿ノ子に大半の全員がさらなる戦慄を覚えてしまうが、彼女はそれを気にせず二人に近づき始めた!
鹿ノ子「クルーク。どいて。そいつ殺せないわ」
ハンドレッコ「あの某ヤンデレ事件の名言を!」
ペイペイン「何をしているのですか!立ちなさい!あの月兎の女に殺されます!」
そう言われても大半の全員がほぼ満身創痍。一番頼りになる王ドラも気絶。クルークとラフィーナは思わず恐怖で立てない。そんな絶望的な状況を変えられるはずはない。
クルーク(ムリだムリだムリだ!このままじゃ二人とも殺されるーーーーー)
クルーク「そう、思ったのかい?」
ズボッ
鹿ノ子「は・・・?」
鹿ノ子は突如穴に落ちた、というよりは・・・
鹿ノ子「底なし沼ぁぁぁぁぁー!!!?」
そう、マキノ達三人が以蔵から渡された冬樹の呪符の力で普通の地面に見せかけるよう天月の土地全体に幻術をかけたのだ!鹿ノ子がその地を踏めば解ける=底なし沼にはまるように以蔵らが考えた万一のための最後の手段だ。
鹿ノ子「くそっ!こんなものさっさと上に上がって・・・(あ、上がれない!なんで!?」
そのもがく鹿ノ子の前に以蔵とモードレッドが立った!
以蔵「やっぱり魔力で底上げしちょったか。その底なし沼の泥はあらゆる魔法の起動を無効化するようにもできると聞いちょる。あの時にドラえもんがそれを教えてくれてよかったぜよ」
モードレッド「こんな間抜けなトラップにはまった時点でお前の負けが確定したな。冬樹が自分の呪符を貸してくれてよかったと思うが、こんな間抜けにも・・・ぷっ」
以蔵「ギャーハハハハ!間抜け!間抜けぜよーーーーー!!(大爆笑」
モードレッド「お前がよく知る天月なのにその底なし沼にハマるなんてリアクションに困るぜーーーーー!!(同じく大爆笑」
モードレッド「ほらほら、どうするんだー?こうしてる間にもどんどん沈むぜー?」
鹿ノ子「うぅうぅう・・・!!」
以蔵「おんおん、この子泣いちょるき、可哀想にのう・・・」
クルーク&ラフィーナ(こ、こいつらは・・・;)
あいり「うちのモーさんがごめんなさい。あとで叱っておきますわ;」
乱麻「お互い様だ気にするな・・・」
タママ&龍馬&ガウェイン「・・・;」
鹿ノ子はそれを聞いて思わず泣き出し・・・
鹿ノ子「・・・・・・・・・・・・ッ!!」
その後、鹿ノ子は「クルークを返す」という条件で底なし沼から救出された。その直前には彼女の泣き叫ぶ声が聞こえたという・・・
なんとか鎮静成功
- 月夜でのエンゲージ(後編)(その5) ( No.336 )
- 日時: 2024/11/22 17:19
- 名前: 桜 (ID: nqtZqZHy)
だが・・・
ゼオ「んで、どうする気だ?」
鹿ノ子「・・・;」←縄に縛られてる
拘束された鹿ノ子を前にしてランスロットは意見を述べる。
ランスロット「言い方が悪いが、監禁とか・・・」
ベディ「その際、看守役は必ず不貞起こすランスロット卿ではなくそれに関しては自制があるロム殿ですからね」
ランスロット(´・ω・`)とぅわ・・・
ロム「なんで俺が看守役なんだよ!?確かに自制があるのは認めるけども!!」
鹿ノ子の処遇について議論する人達を前にした彼女は半泣きながら叫ぶ。
鹿ノ子「だってだって!!クルークが約束忘れたのが悪いのよ!しかもその女を愛人にして!わーん!!」
メイヴ「えっ、私がクルークの愛人!?(パァッ」
しおん「なんでまんざらでもないのよ;」
そんな鹿ノ子を前にしても夏美などの一部の人達が聞くことはなかった。
夏美「ダメ!そんな子供の頃の約束をいつまで引きずってんのよ!」
鹿ノ子「うう・・・」
それを見た以蔵はため息を吐きながら言う。
以蔵「そんなに手に入りたいならまずナーサリーを見習っちょれ」
ナーサリー「え?あたし?」
そんな以蔵を応戦するかのようにエレナもナーサリーを称賛し出した!
エレナ「そうよ!ナーサリー・ライムは多少辛辣でも無邪気だし空気を読んでくれるし、何より人のことをちゃんと考えてくれる優しい子なのよ!」
以蔵「クルークが好きそうなタイプじゃな。子供故豊かなものはないが!」
メタナイト「おいやめろ!そんな賞賛したら・・・!」
それを聞いた鹿ノ子の中で何かがブチっと切れた。
鹿ノ子「その子を見習え、ですって・・・?」
山南「えっ」
その直後、鹿ノ子は縛られた縄をぶち破りながら言う!
鹿ノ子「クルークはあのタイプが好きなのね・・・」
クルーク「な、何を言ってるんだよ鹿ノ子!二人が勝手に言ってるだけで・・・!」
すると、鹿ノ子はナーサリーを抱き抱えた!
ナーサリー「きゃあっ!!」
鹿ノ子「ただでやめるつもりはないわ!この子はいただいていくわよ!」
クルーク「ナーサリイイイイイーーーーー!!!」
鹿ノ子がナーサリーを連れて飛び去ったのを見て大半の全員が唖然となった。
斎藤「無宿の鉄蔵、テメェのせいだぞ!御用だ!」
以蔵「はぁっ!!?」
王ドラ「エレナさん、三日間はオカルト本を読むのは禁止です;」
エレナ「ええーっ!!?」
ナーサリーはふと目を覚ました。
ナーサリー「ここはどこなのかしら・・・?」
鹿ノ子「下をよく見てごらんなさい」
ナーサリーが下を見ると、一面が宇宙だった!
ナーサリー「宇宙!?それにこの黄色いのはまさか・・・」
鹿ノ子「ええ、三日月よ。あんたが今いるのは正真正銘月の上よ」
鹿ノ子はナーサリーがそれを聞いた後、怯えるかと思ったのだが・・・
ナーサリー「すごいのだわ!月の上に乗ってるのだわ!なんて素敵で奇跡なお話なんでしょう!」
鹿ノ子「・・・」
予想に反して興奮するナーサリーを見て鹿ノ子は思わず呆気に取られた。
鹿ノ子「やっぱり子供よね。いや、こんなに大興奮する子は初めてかも」
ナーサリー「だって月の上に乗るなんて、今まで召喚されていてもできなかったことなんだもの!あの子にも見せたかったわ!」
それを聞いた鹿ノ子はぱちくりとした。
鹿ノ子「あんたには友達がいたの?ああ、ジャックっていう子?」
ナーサリー「ジャックもお友達よ。でも、違う子なの。あたしがこの姿になったきっかけの子で、愚かで純粋で、でも放っておけない子なの。わからないけど、今も話すほどその子のことを大事に思ってるってことだわ」
ナーサリーは鹿ノ子の方を向きながら言う。
ナーサリー「アナタもクルークを今も大切に想ってるってことなのね。でも、クルークは子供の頃の約束だとしか思っていなかった。だから、悲しかったのね」
鹿ノ子「・・・」
ナーサリー「クルークは愚かだけど、ちゃんとその人個人全部を見てくれるの。アナタからも好かれるはずね。あれでもアナタにも悪感情は抱いてないわ。そうでなければ、あんな口だけになんかしなかったもの。だから、アナタは今もクルークが好きなのね」
ナーサリーの話を聞いた鹿ノ子は呆れつつ彼女を抱き抱えた。
鹿ノ子「掴まってなさい。クルークのところに返してあげるわ」
ナーサリー「えっ?もういいのかしら?」
鹿ノ子「怯えるのではなくあんなキラキラした目で見たらその気が失せただけ。勘違いしないでよね!」
一方、天月では子供が大好きなアタランテが激怒していた!
アタランテ「あの兎女ぁー!!ぶっ殺す!!」
モードレッド「落ち着けって!周囲も怯えてるから!」
あおい「ほら、リンゴでも食べて落ち着きなさい;(アタランテにリンゴを差し出す」
アタランテ「リンゴ!って、舐めているのかー!!」
すると、上から何かが降り立っているように見えた!ナーサリーを抱き抱えた鹿ノ子だ!
ジャック「ナーサリー!」
ナーサリー「ただいま!三日月の上に乗れて楽しかったわ!」
クルーク「鹿ノ子、キミ・・・」
鹿ノ子は背中を向けながら言う。
鹿ノ子「その子があんまりにも怯えもしないのよ。だから、今日は許してあげるわ」
クルーク「鹿ノ子・・・」
鹿ノ子「だけど、クルークは諦めたわけじゃないからねー!!」
クー「ええ・・・;」
鹿ノ子「そこのピンク髪の巻き毛女!あんたには絶対に負けないからね!クルークが侍らせてる女達にもよ!それだけ!バイバイ!」
鹿ノ子がぴょんぴょんと跳ねながら立ち去った後、リップは聞く。
リップ「解決したの?」
チャラ王「今はこれでいいかもしれねーが・・・うーん;」
ふとあることに気付いたクルークはラフィーナに聞く。
クルーク「そういえば、どうやってここに来れたの?」
ラフィーナ「ベリーさんや段蔵さん達に連れられてオクターブさんが車掌である銀河鉄道で来れましたわ」
サンソン(今回のお詫びだと言うわけだね・・・)
かくして今回の一連の騒動はこれにて収まることとなった・・・。
その数日後、プリンプタウンへ帰れたクルーク達はミステルフンガーノによって大半が半壊した彼の家の修繕に追われていた。
クルーク「お母さんが出張から帰って来る前に早く直さないとー!!」
カーン「まさかこのような事態になっているとは・・・;」
すると、そこに修理工具一式を運んできたある人物が訪ねてきた。以蔵だ。
以蔵「ほら修理工具。あと、乱麻からクルークの家の修繕を手伝ってやれと言われたから手伝うき」
クルーク「あ、ありがとう!」
以蔵が修理工具一式を置いた後、彼はクルークにあることを聞く。
以蔵「ところでおまんは守るなら誰を守るんじゃ?ラフィーナとかメイヴがいい例じゃが」
クルーク「うーん。強いて言うならナーサリーかな。正直他の奴があの子を守ってくれるなら言うことはないかな」
以蔵「はあ!?」
それを聞いた以蔵はクルークに怒り出した!
以蔵「わしらをナーサリーの盾扱いとか流石に最低やき!!」
クルーク「自分がボクに誰を守るとか聞くからじゃん;」
それを聞いたラフィーナとメイヴはそれぞれの方向から向かおうとしていた。
ラフィーナ(斬ったらまずいから止めるとしますわ)
メイヴ(男同士の喧嘩はむさ苦しいから止めなくちゃね)
クルーク「それに第一の盾はボクだから!」
クルーク「ラフィーナもメイヴも以蔵さんもボクが守るから!」
クルーク「だから、ボクが何かあった時にナーサリーを守ってって・・・って、メイヴ!!?」
メイヴ「」←顔真っ赤にしながら気絶
すると、以蔵も顔を赤くしながら逃げ出した!
以蔵「わしをギャルゲーの攻略対象にするつもりかぁぁぁぁぁー!!!人たらしぃぃぃぃぃぃー!!!」
クルーク「なんでギャルゲーのなんだよ!?こらっ待てぇ!!」
それを聞いて思わず隠れたラフィーナは顔真っ赤にしながら呟く。
ラフィーナ「あのヒョロヒョロメガネ、あなたを好きな私の気持ちにも気付かないで・・・!」
一方、プリンプタウン郊外にあるDXサタン城では・・・
シェゾ「ーーーーー以上、ゲームのルールだ。トリスタン、最初の番だがいけるな?」
トリスタン「行けます」
シェゾ「ではこれより、バカ魔王が的のアーチェリーゲームを開始する!3!2!!1・・・!!!GO!!!!」
サタン「結局このオチなのかぁぁぁぁぁーーーーー!!!」
おしまい
「後書き」
そういえば、鹿ノ子は初登場のお話から全然登場してないなと思い、今回の前後編に。彼女の過去も垣間見えた他、カーンとフルシュも目を覚ましたしランと鹿ノ子の月兎同士のやりとりも少しだけ出せたしラフィーナのクルークへの気持ちに気付きもしたしで楽しく執筆できました。あと、鹿ノ子が意外と動きやすかったという発見。
とりあえず全国の鹿ノ子、彼女のファンのみなさん、本当にすみませんでしたOTL私も鹿ノ子と彼女の曲が大好きですOTL
よかったかな?感想OK