二次創作小説(紙ほか)

異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達(その1) ( No.471 )
日時: 2025/06/09 17:56
名前: 桜 (ID: we6cvIg7)

今回は王ドラが自分の好きな人のためにトリスタンを巻き込んでまで異世界を駆け巡るお話!王ドラ×ミニッツはおひさです。






「小ネタ」太陽の悪魔のやらかし


説明しよう!アスクレピオスが、かつてのマスターにより蒸気都市から飛ばされた後に成り行き(半強制的だが)でスマブラ屋敷の常駐サーヴァントになった!


アスクレピオス「神がいることには多少は癪に触るが・・・治療は全力でさせてもらうぞ。さて、貴様の仲間の中にパリスがいるそうだが・・・いつも一緒にいる愚羊は何をやらかしたんだ?」






王ドラ「女の子や可愛い顔した男の子にセクハラなどの粉かけやがりました。私のドラリーニョもその一人です(^ω^#)」






アスクレピオス「わかった。去勢でいいんだな?」
王ドラ「ええ、手術はできれば私に」
アスクレピオス「ああ、任せる」
ドクター(絶対に組んじゃいけない奴らが組みそうな気がする・・・;)


王ドラとアスクレピオスは厄介な点ではある意味通じてるんだよな・・・;






王ドラ「今日はお仕事がないから丸一日ミニッツさんと過ごせまーす!」


自分の仕事を片付けて自由の身となった王ドラは久々にミニッツと過ごすのを決意。スマブラ屋敷の前で待ち合わせを約束するや否や自分のサーヴァント達にはあらかじめ各自自由に過ごすように伝えた後にタケコプターを使いルンルン気分で一直線。いつもならそこに降り立つのだが、ある点に気付く。


王ドラ「ん?屋敷の窓が開いてますね。今日の当番のルイージさん、空気の入れ替えで窓を開けてるんですね。ちょうどいい、このまま大広間に行きましょう」


手間が省けると思い、王ドラは屋敷の窓へ急旋回。そしてタケコプターを外して勢いよく廊下に飛び込む。


バキッ


王ドラ「バキッ?」


廊下に着いたと同時に足元からすごい音がした。何事だと思い着地地点に顔を向けると、王ドラは凍りついた。






王ドラ「どうしてミニッツさんのポシェットがあるんですかぁぁぁぁぁー!!!」






カンフー靴の下にはピンク色のウサギのポシェット。そのポシェットは想い人のミニッツの私物であり、ずっと使っているお気に入りだった。靴底から伝わるは中に入っているちびっ子アイドルの私物。ちなみにこのポシェットはミニッツが前にスマブラ屋敷に遊びにきていた時に忘れていたので保護者組のスマブラファイター達が預かっていた。どうして床にあるのかと思うが、肝心なのは中身の方・・・!
おそるおそる中を見ると、お約束の通りミニッツのおもちゃやコレクションの大半が粉々になっていた・・・!王ドラは蹴り技を強くするために足を鍛える修行やトレーニングを日常に取り入れているので加速した着地は若干の負荷があり、偶然にもあったミニッツのおもちゃを壊してしまったのだ・・・!
もし想い人に知られたら・・・






ミニッツ「王ドラのバカ!ミニッツが一生懸命集めた大事なもの壊すなんて最低!!王ドラなんか大っ嫌い!!」
王ドラ「Nooooooooooooooooo!!!」






なんとしてでもミニッツに嫌われるのは避けるべきだ!王ドラは壊したものを確認する。最悪なことに街にあった限定品やキャンペーン品なども含まれており、そのコスメやマイクが使い物にならなくなっていた・・・


王ドラ「私が壊したのはサンリオキャラクターズのウエハース9のマイメロのメタリックプラカードを始めとしたサンリオグッズとダッフィー&フレンズのスペシャルグッズ、リドルズとユニラボのレアカードとひみつのアイプリのアイプリマイクなどのグッズ、ですか・・・絶対に集めないと・・・!」


すると、王ドラは横を見た後に驚く。そこには・・・


トリスタン〈●〉〈●〉←王ドラの気配がしたので来てみたら偶然発見した
王ドラ「あ・・・;これはその・・・;」
デイジー「王ドラ!ミニッツが来てるわよー!」
王ドラ「まずい!これを他の人に見られたら・・・!トリさんも一緒に来なさい!」


早期に解決しないといけないため、王ドラはポシェットを持ってトリスタンの手を掴みながら窓から逃走!そこに入れ違いでミニッツがやってきた。


ミニッツ「王ドラ、久々に遊ぼう!あれ?王ドラがいない・・・?」
デイジー「さっき声がしたんだけど・・・?」






他の街へGO!

異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達(その2) ( No.472 )
日時: 2025/06/09 17:59
名前: 桜 (ID: we6cvIg7)

ぴゅ〜るランド






王ドラ「最初はサンリオグッズ集めか。えーと・・・」


まずはサンリオグッズを入手しようと口封じのために連れ出したトリスタンと共にMIDICITYに移動。SB69はサンリオによるプロジェクトであるため、SB69組に頼るのだ。


トリスタン「私と一緒にいるってことはやはり私を愛妾だと・・・」
王ドラ「違いますからね!あんたにバラされたら困るからですよ!こっちには私のミニッツさんとデートげふげふミニッツさんのグッズを急いで入手しないといけませんからね!」
トリスタン(素直に伝えた方が簡単な気がしますが・・・)


王ドラとトリスタンは手始めにぴゅ〜るランドに向かう。このぴゅ〜るランドはMIDICITYに建設されている音楽テーマパークであり、日本の雑誌でも掲載されるほどの人気スポットの一つなのだ。


王ドラ「まずはここでサンリオグッズですね。確かシアンさんとかが遊びに来てそうですね。ウエハース9でダブりのグッズがあったら交渉して・・・」
トリスタン「おや?あれは・・・」
シアン(*・ω・)にゃにゃ


トリスタンの視界にぴょこぴょこと動く猫族の少女が飛び込む。プラズマジカのギターボーカルであり、メインの務める主人公の一人のシアンだ。つまりトリスタンにとっても魅力的に見える相手。トリスタンは澄ました笑顔になりながら後ろからハープを鳴らして移動する。


トリスタン(´ω`)ポロロン♩
シアン(*・ω・)にゃあ?


シアンに近づくまであと50m


トリスタン(´ω`)ポロロン♪←あと30m
シアン(・ω・*)誰か音鳴らしてるのかにゃあ?


シアンに近づくまであと30m


トリスタン(´ω`)ポロロン♫
シアン(*・ω・)音が近くなった?


シアンに近づくまであと10m






トリスタン「レディ・シアン。ご機嫌よう(シアンにぎゅっと抱きつく」
シアン「にゃあっ!!?」






あと1mになったところでトリスタンが後ろからシアンをぎゅっと抱きついた!あんたはいい加減自粛しろ。


トリスタン「私の目にぴょこぴょこと動く貴女を目にしたのでこうして私の方から来ました」
シアン「トリスタンちゃん!今日はあたしはクロウちゃんやレトリー達とぴゅ〜るランドで遊びに行く約束してるの!早く行かにゃいといけにゃいから離して欲しいにゃ!」
トリスタン「ほう?大事な約束ですか。私という絶世の美男子に会っているというのに」
シアン「うん、大事にゃん!あと、トリスタンちゃんの顔は良すぎてずるいにゃ!」


シアンはどうやら今日はクロウやレトリー達とぴゅ〜るランドに遊びに行く約束しており、その待ち合わせに向かっていたのだ。それを聞いたトリスタンはピンと閃いた。


トリスタン「では私がその護衛を務めますよ。私はこれでも窃盗や盗掘や盗採はしないので」
シアン「円卓の騎士様だから当然にゃ!騎士王様やベディちゃんが悲しむにゃ〜・・・」


BGM:紅い百合ーLiliumー






レトリー「なんだとぉ!?シアンを盗撮するだってぇ!!?シアンを撮っていいのはボクだけだぁー!!シアンの尻尾やスカートの中を視姦なうぅぅぅぅぅー!!!」






〜しばらくの間お待ち下さい〜


王ドラ&クロウ「やいお前ら。ようやく落ち着いたかぁ?(^ω^#)」
トリスタン&レトリー「はい、スイヤセンデシタOTL」


ぴゅ〜るランドのフードコートでイケメン騎士とプラズマジカの褐色メガネ犬族のベースボーカルが正座なう。王ドラは時に厄介事を起こすサディストでも粛清する時はするし、クロウは比較的まともに分類するかつシアンの彼氏なので厄介事を起こすメイン組を見逃すはずがない。
こんなおふざけがあったが、ようやく本題に入る。


ヤイバ「で、王ドラがミニッツの故に大事なおもちゃやコレクションを壊したから手伝って欲しいとのことであるな?トリスタンは偶然見たから口封じに連れ出したのか」←シアンを目隠ししてる
シアン「にゃあ?ヤイバちゃん、見えないにゃー?」
王ドラ「はい・・・絶対にミニッツさんに嫌われたくないOTL」
レトリー「わかるよそれ。ボクだってシアンの大事なものを壊しちゃったら嫌われるのが嫌で引きこもっちゃうし;クロウがそれだったら同じ気持ちだと思うよ?」
クロウ「やいっ!そんなふざけたこと・・・!」←図星
ヤイバ「事情は理解した。それなら拙者らも協力するぞ。まずは故にサンリオウエハース9であろう?それならぴゅ〜るランド内のサンリオショップなどの売店で販売されているはずだ」
王ドラ「!そこに案内お願いします!」
クロウ「おう!代わりに俺達やプラズマジカの宣伝費やライブ開催をメイプル社長やテレビ局とかに掛け合うのを約束しろ!」
王ドラ「承知しました!なんならcantabileやLAVE:Lにもピアニッシモの社長に頼んでコラボライブを掛け合うのを約束します!」
クロウ「頼むぜ!(まあ俺様はクルミの正体やピアニッシモの社長の正体がお前だってこと知ってるがな」


王ドラ達はぴゅ〜るランド内のサンリオショップなどの売店の片っ端から集めたのや交渉などで譲ってもらえたものでなんとか大量の数をもらった!


トリスタン「おお、よくこれだけ集めましたね・・・」
レトリー「まだ昼前だから数はあったみたいだよ」
クロウ「よしっ!早速ウエハースを食べながらマイメロのメタリックプラカードを探すぞ!」


全員はマイメロのお目当てであるメタリックプラカードを入手するためにウエハースを探し始めるが、サンリオキャラクターズのウエハース9は出てくるメタリックプラカードがランダムになっており、なかなか目当てのものを入手できないようになっているのだ。
ウエハースを食べ始めてからなかなか目当てのメタリックプラカードが手に入らず、次第に食べるのが限界に近づいてきた。


ヤイバ「故にぃ・・・;もう腹が膨れてきそうだ・・・;」
王ドラ「なかなか目当てのものが見つかりませんね・・・;」
トリスタン「おお・・・私のお腹はもういっぱい(I'm full)・・・」
シアン「今度こそ・・・!」


すると、シアンが驚きの表情をしながらメタリックプラカードを入手した!


シアン「やったにゃー!マイメロちゃんのメタリックプラカード!これかにゃ!?」
王ドラ「本当ですか!本当ならもっとここにいたいですけど、別の街でも残りのグッズを集めないといけない。残りのサンリオグッズは頼みましたよ!ご褒美やかかった費用は報酬と一緒に渡します!ある程度集まったら、東京の渋谷にある忠犬ハチ公像の前に来て下さい!他のジャンルの子達も来てるから一つになって集まって下さい!」
レトリー「わかった。時間までに絶対にコンプリートして待ってるよ!あと、トリはシアンに粉かけんな(^ω^#)」
クロウ「だったらシアンを盗撮すんのやめろネットジャンキー」


プラマジとシンガンのギター組とベース組に依頼すると、王ドラやトリスタンはMIDICITYのぴゅ〜るランドを後にして他の世界に行く・・・






ミニッツ「あれ?王ドラはもういないの?」
お竜さん「せっかくこのお竜さんが保護者になったんだぞー」






次は?

異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達(その3) ( No.473 )
日時: 2025/06/09 18:01
名前: 桜 (ID: we6cvIg7)

次はディズニーシー






のだめ「千秋先輩!せっかく日本に一時帰国したから今日は由衣子ちゃん達と一緒にディズニーシーに行きマショウ!由衣子ちゃん、すごい楽しみにしてたんデスよー」
千秋「本当なら指揮の勉強したいところだが・・・由衣子が望むなら・・・」


日本に一時帰国していた千秋とのだめは千秋の従兄弟達である三善俊彦と三善由衣子と一緒に千葉の浦安市にあるディズニーシーに行くと決めた。流石の千秋も可愛がっている従妹の由衣子の希望には断れず同行を決意した後に四人でディズニーシー行きの直通バスに乗り込む。世界で活躍するピアニストとヨーロッパを中心に活躍する指揮者〝黒王子〟のプライベートにファン達が釘付けになり、スマホで写真を撮ったりサインや握手を求める。相変わらず人気者である二人はファン達の急なお願いに対しても時間がある限りは応じる。
ファンの相手を終えたと同時にバスが目的地に到着し、二人がファンに一礼してから降りる。


俊彦「真兄がこういうところに行くのは珍しいから人が集まっていたねー」
千秋「仕方ないだろう;由衣子が見てるし」
由衣子「のだめちゃん、早く入ろー!」
のだめ「はーい」


のだめ「うきゅっ、エレクトリックウェーイからシーのアトラクションが見えマス!」
由衣子「のだめちゃん、次はあのアトラクションにのろー!」
俊彦「真兄、大丈夫?」
千秋「ああ、電車ならなんとかな」


千秋「うわっ、射程を外した!」
俊彦「こうしてみると、トイストーリーの世界に入ったって感じだね・・・」
のだめ「あっ、当たりマシタ!」
由衣子「次は由衣子にやらせてよー!」


由衣子「きゃー!守護神クリスタルスカルが怒った拍子で攻撃してくるー!真兄ちゃま、こわーい!」
のだめ「のだめもこわーいv」
千秋「由衣子はともかくなんでのだめも抱きつくんだ・・・;」
俊彦(真兄、愛されてるなぁ・・・)


千秋「このアトラクション、水がないのにニモの世界を冒険できるんだな・・・」
のだめ「でも、潜水艦に乗った気分になりマスよ!あっ、グラグラと揺れマス!」
俊彦「あっ、ここでニモが泡に流れそうになってる!」
由衣子「お父さんマーリン、ニモを助けてあげてよー!」


四人はディズニーシーのアトラクションを楽しんでおり、千秋も思わず乗り気になっていた。しかし、彼はあることに気付いていた。


千秋「船のアトラクションにはのだめと由衣子が行っているのか?」
俊彦「うん。真兄が船が苦手だから気を遣ってくれてるんじゃない?」
千秋(あいつらもあいつらで気を遣ったりするんだな・・・)


すると、とある黄色い声が聞こえた。


俊彦「あれ、真兄へのじゃない?」
千秋「いや、遠いから多分違う奴にだな。どっかのアイドルがプライベートで来てるかもしれないから、とりあえず見に行くだけ行くか」
俊彦「相変わらず耳いいねー」


千秋と俊彦が黄色い声がする方向に向かったら・・・






幼女A「赤毛のお兄ちゃんと猫耳のお姉ちゃんが仲良くミッキーとミニーのカチューシャをかぶってるー!」
幼女B「カップルだったら悔しいけど、なんか絵になるよ・・・!眩しい・・・!」
幼女C「お兄ちゃん達ー。写真撮っていいですかー?」
幼女D「お兄ちゃん、私を抱っこしてー!」←トリスタンにハートを奪われた
幼女Dの母親「こらっ!すみません、うちの子が・・・」
トリスタン「いいですよ。母親の貴女が美しいように可愛らしい娘ですので・・・(頭にはミッキーのカチューシャ」
幼女Dの母親(ドキューン!)
王ドラ「ちょっと。私はこのカチューシャ、嫌なんですけど・・・;(頭にはミニーのカチューシャ」
千秋「」
俊彦「えっ・・・?幼女に囲まれてるだけ・・・?奥さん達からも注目されてるんだけど・・・」






なんとくしゃみにより人間の姿になった王ドラとトリスタンがそれぞれのジュースを飲みながら小さな幼女達に囲まれてた。トリスタンの方は遠くからは奥さん達に色めいた視線で見てるし。つか、表記が幼女っておいコラ。トリスタンは母子のハートを奪わないで下さい。


トリスタン「王ドラ殿は向かう途中でくしゃみしてましたが、やはり顔は麗しき少女ですね」
王ドラ「だからといってこんなカチューシャ買っていいわけないでしょう・・・;」
千秋「・・・;」
俊彦「真兄、なんで凝視してるの?」
トリスタン&王ドラ「なぜ貴様がそこにいるんじゃー!」
千秋「それはこっちのセリフだバカヤロウ!つか、なんでディズニーシーに来てるんだよ!」
俊彦「えっ、真兄の知り合い!?」


その後にのだめと由衣子も合流してから四人は王ドラの話を聞くことになった。俊彦と由衣子は二人とは初対面だ。


王ドラ「千秋さんの従兄弟さん達?はじめまして、私は王ドラです」
トリスタン「アーチャーのサーヴァントのトリスタン。サーヴァントは少し難しい話かもしれませんが、私のマスターはリップという少女です」
由衣子「えっ、もしかしてのだめちゃんのアパルトマンの部屋を掃除しようとしてた背の高い侍の人とホワホワしてそうな人のお友達!?」
トリスタン「おお、以蔵殿とサンソン殿をご存知なのですね」
由衣子「真兄ちゃまが二人が自分の部屋を掃除しに行こうとしてたから追い返したって電話で言ってたから。あんなの見たら誰だってショック受けちゃうよね;」
千秋(ああ、去年の年末の大掃除の時か・・・;(2024年最後のお話の「突撃!隣の大掃除隊」参照)
のだめ「それで何があったんデスか?」
王ドラ「実は・・・」


〜事情説明中〜


のだめ「これは緊急事態デスね・・・しかも入手できたダッフィー&フレンズのグッズもまだ半分デスか・・・千秋先輩、のだめ達も手伝いマスよ!放っておけマセンよ!」
王ドラ「いいんですか・・・?あなた達は休日なのに無理しなくても・・・」
のだめ「何言ってんデスか!そんなのはどうでもいいデスよ!ミニッツちゃんのために頑張ってマスよね?できる限り手伝いマス!」
千秋「そうだな。俺達は十分に満喫したし、時間はたくさんある。真澄達にも連絡を掛け合うなどして集めてやるから待ってろ!」
王ドラ「ありがとうございます・・・!」
千秋「その代わり、お前らには今度のR☆Sオケのライブリアンの手伝いなどをしてもらうぞ!あと、トリスタンはある程度は演奏の指導を請け負ってくれ」
トリスタン「わかりました。それならいっそのことコラボコンサートやライブを主催しても構いませんか?シアン嬢らも探しているところですので・・・」
俊彦「いいねそれ。ああ、僕の方もネットワークで集めてみるから」
由衣子「由衣子も学校の友達に同じの持ってるか聞いてみるよー!」
王ドラ「俊彦君と由衣子ちゃんもありがとうございます・・・!」
のだめ「じゃあ、分担してグッズを集めてくるから、二人は早く行ってあげて下さい!ここは任せマス!」
王ドラ「頼みました!ご褒美やかかった費用は報酬と一緒に渡しておきます!夕方の5時ごろに東京の渋谷にある忠犬ハチ公像の前に集合です!他のジャンルの子達もいるから失礼のないように!」


のだめ達四人に残りの作業を頼むと、タケコプターを使って他の街に向かう。この時、トリスタンは「平和な現代の素晴らしいピアニストと指揮者に出会えたのが貴重な経験で嬉しい・・・」と笑顔で呟いていた・・・。






ミニッツ「ここに王ドラが来てるって言ったけど、もういないの!?」
峰「変だなー;ったく、俺がここに連れてきたってのに・・・」






その次は?

異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達(その4) ( No.474 )
日時: 2025/06/09 18:04
名前: 桜 (ID: we6cvIg7)

今度は星ノ宮学園!






空「あ゛ーづーい゛ー!!」
琴「暑いね・・・;」


星ノ宮学園の放課後の教室では天川空が暑さのあまり机の上で突っ伏していた。空はこの前の小テストでも赤点だったために彼女の親友である神山琴が彼女に先生代理として勉強も兼ねた補習を行っていたのだ。琴は特進科で成績上位の優等生であり教えるのにはうってつけだが、暑さがネックになってしまいなかなか補習を進めずにいた。


空「いっそのこと補習をする教室が保健室や家庭科室だったらいいのになー。そしたら涼しく勉強ができるのにー」
琴「保健室には先生がいるし、家庭科室は今日も家庭科部が調理実習してるから無理よ。空は涼しくなっても追試の結果が悪かったら、補習で夏の間は部活禁止だって先生から言い渡されたんでしょう?もうすぐ地区総体なのにー」
空「うぅ・・・;」


空が所属する剣道部も含めた運動部の大会である地区総体がもうすぐ始まるため、空はなんとしてでも追試をパスしなければならないのだ。すると、空の従妹であるミイこと椿美夜と彼女の親友でもある快刀小夢が入ってきた。


ミイ「そうだよ、空姉ー。せっかくあの人が見に行くって言ってたのに」
琴「ミイちゃん。それと・・・」
小夢「ミイと同じクラスの快刀小夢です。まほろ先輩達からも話を聞いてて・・・」
空「快刀って・・・キミはもしかして、快刀乱麻さんの妹!?」
小夢「乱麻姉のことをご存知なんですね」
空「うん。うちの剣道部でも去年ぐらいの地区総体の時に中学生だったあの人が出ていた記録を撮ったDVDが残ってたんだ。確か高校入学を機に奈良から来たんだってね?」
小夢「はい。私も一緒に行けって母に」
空「そっかー。ん?待って!まさか乱麻さんが地区総体を見に行くの!?」
小夢「はい。乱麻姉も空先輩を注目していたので」
空「マジか!じゃあ、補習頑張らないと!追試をなんとしてでもパスするんだ!」
琴「やる気になったわね。その調子よ!」


乱麻が地区総体を見に行くと聞いた空が補習の勉強に取り組む中、ミイが持っている買い物袋を見つけた。


琴「何それ?」
ミイ「さっき売店で買ってきたアイス。暑いなと思って小夢と一緒に買ってきたんだよー」
小夢「女子四人で食べますか?」
空「食べる!(ミイ、いい友達持ったなぁ・・・」


女子四人でアイスを頬張る中、琴が溶けたアイスを服に垂らしてしまった。


琴「あー;どうしよ制服汚しちゃった;」
空「マジで?洗濯早く入れた方がいいから、体操服に着替えよっ」


琴が体操服に着替えるために制服のボタンを外し始めた瞬間・・・






王ドラ「すみません、空さん!あなたに頼みたいこと、がぁぁぁぁぁー!!!?」
トリスタン〈●〉〈●〉カッ
女子四人「きゃあああああーーーーー!!!!」






王ドラとトリスタンがドアをガラッと開けたことで彼らに琴のオシャレなブラジャーを覆っている豊かな胸を晒される事態に。つか、なんでこんなラッキースケベに遭遇するんですかあんたら。最早そういう性質なのか。


空「ちょっと!声をかけるぐらいしてよー!!」
王ドラ「すみませんすみません!!急いでたとはいえおっしゃる通りです!!(顔真っ赤で目を覆う」
トリスタン「私は見ていませんよ。見る限りレディ・琴のバストサイズがFだなんて「あなたちゃんと見てるんじゃないの!!」


〜しばらくお待ち下さい〜


空「で?急いでたとはいえ何の頼み?」
王ドラ「あなた達にボコボコにされたからゆっくりしか言えませんよ(顔ボコボコ」
トリスタン「悲しい・・・OTL(同じく顔ボコボコ」
ミイ「ごめんなさい・・・;もう怒ってないから空姉に何を頼みたいのですか?」
王ドラ「実は・・・」


〜事情説明中〜


琴「ミニッツちゃんの大事なものを壊しちゃったのね・・・トリスタンさんは偶然見ちゃったから成り行きで手伝ってくれてるの・・・その、殴っちゃったお詫びも兼ねた上で私達も手伝うわ」
王ドラ「えっ、いいんですか!?空さんは補習があるのに・・・!」
空「今更何遠慮してんの!私の補習は明日もしてもらうからいいの。ミニッツちゃんのために各地を飛び回ってんでしょ!グッズを絶対コンプリートするから私達も混ぜてよ!」
王ドラ「ありがとうございます!本当に助かります!あと、あなた達に集めてもらうのはひみつのアイプリのマイクを始めとしたグッズです!」
空&琴「ラジャー!」
ミイ「私達も同じクラスやオーケストラ部や吹奏楽部の子達にもダブりの持ってないか交渉してきますよ。下の妹さんがいる子なら譲ってくれるかもしれません」
トリスタン「それは頼もしい。あの、小夢嬢。以蔵殿には・・・」
小夢「いぞ兄には今日遅くなるって連絡しますので。トリスタンさんや王ドラさんはいぞ兄と親しいし・・・」
琴「いぞ兄?トリスタンさんのは以蔵さんって・・・」
ミイ「乱麻さんと小夢のお付きのサムライ風の男の人だよー。小夢がたまに忘れた弁当を届けに行ってくれるんだけど、うちのクラスにも男女問わずあの人のファンがたくさんいてて・・・」
小夢「こらっミイ;」
空(そういや中等部1年の教室は私達上級生の教室とは離れた棟にあるんだった。たまに噂したりして騒がしいなと思ったんだけど、それがアサシンのあの人だったのか・・・)
王ドラ「(以蔵さんには後で小夢さんを巻き込んだことを詫びに行かないと・・・;)ではよろしくお願いします!かかった費用や交通費はご褒美と一緒に渡します!夕方の5時に東京渋谷にある忠犬ハチ公像の前に集合!そこには他のジャンルの子達もいます。あと、以蔵さんには酒を奢った方がいいですか?」
小夢「いいと思うよー」






ミニッツ「王ドラはどこ・・・?ぐすん・・・」
雨季「全くあのオレンジダヌキ、こっちが連れてきたってのに薄情ね!必死にこらえちゃってるのに・・・」






最後は?

異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達(その5) ( No.475 )
日時: 2025/06/09 18:07
名前: 桜 (ID: we6cvIg7)

最後はショッピングモール!






MEIKO「暑いわ・・・;」
ミク「今度の海水浴での水着買いに来たのはいいけど、キツい・・・;」


街中のショッピングモールにある水着売り場。オフであるボーカロイドの歌姫の二人はサインや握手を求めるファンの急なお願い対応をしつつ今度の海水浴に向けて水着を買いに来たのだが、猛暑であったことで中々外に出られずにいた。ショッピングモールの冷房が効いているのが幸いだが、外では風も熱風となってしまい、このまま外に出たら熱中症で倒れてしまう・・・;


MEIKO「あ、そうだ。荷物持ちで来てくれたKAITOが今サーティーワンにいるからアイス食べに行かない?」
ミク「いいね!KAITOが絶対にいそうなところだ!」


KAITOは公式でもアイスが大好物であり、荷物持ちで待つ間もサーティーワンなどのアイスクリーム店でアイスを食べることが日常であった。サーティーワンに向かうと、案の定アイスを食べに来たお客さんが溢れていた。


ミク「やっぱりすごい人だねー。でも、買ってきたアイス美味しいv」
MEIKO「暑いからか食べたい人がいるのかも」


ちなみにアイスなどの冷たいものは暑さが苦手な作者も夏にはよく食しており、それでなんとか熱中症をギリギリ免れています。あと、めっちゃ暑かったらクーラーつけて涼しい風に涼めた方がいいし、熱風しかない扇風機しかないなら保冷剤や冷たい水で濡らしたタオルなどで冷やした方がいいです。


ミク「よく見たら親子連れが多いねー」
MEIKO「子供が暑いと言っていたから買い物の休憩がてらに食べに行くのがあるわね・・・」
女の子(ママ、パパ!あれミクちゃんと、MEIKO姉だよね!)
女の子の母親(本当だわ・・・!こんなところで本物のミクちゃんとMEIKOちゃんを見るなんて・・・!)
女の子の父親(俺もサイン欲しい・・・!)


二人の歌姫がプライベートでサーティーワンの注文したアイスを食べる姿に周囲のファン達が思わず釘付けになるが、ミクはふと椅子から立ち上がった。


ミク「MEIKO姉、アイスの追加していい?」
MEIKO「そうね、KAITOがまだ見かけてないし・・・」
女子高生A(やっぱり!大量注文したアイスを食べているのは本物のKAITOだったんだ!)
女子高生B(今日来てよかったー!)


ドッゴーン!!ギャー!!


ミク「何事!?」
MEIKO「向こうで喧嘩してるんだわ!KAITOが巻き込まれてるかもしれないから行くわよ!」


二人は喧嘩しているような音がする方向に向かったら、そこには小さな人だかりができており、その中心には・・・






王ドラ「トリプルチョコレートブレイク!キウイ杏仁豆腐!レインボーシャーベット!」
チンピラ全員「ぎゃあああああー!!!」
ミク&MEIKO「」






王ドラがサーティーワンでチンピラ全員をフルボッコにしているのだ!つか、サーティーワンの今月限定で販売されているアイスのフレーバーの名前を言いながらチンピラの一人をフルスイングするって何!?猫型ロボットでもそんな馬力ある!!?
その後ろには親子連れの客と守るかのようにその前に立つトリスタンとKAITOの姿が・・・


王ドラ「あんたらが母子連れを跳ね除けて子供を泣かせたのを見たKAITOさんが注意してくれたのになめんなこの命知らずが!!オラオラオラァァァァァー!!!」
ミク「何があったの・・・;」
KAITO「実はあのチンピラ達がこの子を泣かせたのを見て、それで俺が注意したら逆ギレしてきたのを王ドラが見ちゃって・・・」
男の子「あの猫耳のお姉ちゃん、ヒーローみたいでカッコいいんだよ!」
男の子の母親「そこまで怒ってくれたのは嬉しいんですが・・・;」
トリスタン「王ドラ殿は貴女達母子には危害を加えたりしませんのでご安心下さい。貴女のような美しい奥さんの顔にも傷をつけることはないので」
男の子の母親(ズッキューン!)
MEIKO「ちょっと人妻を口説くんじゃないわよ(^ω^#)」


〜しばらくの間、お待ち下さい〜


ミク「(チンピラ達の顔がお見せできませんになってて、警備員さんが怯えてたのは忘れておこーっと;)あのチンピラ達が警備員さんに連行されて良かったけど・・・何かあったんだよね?」
王ドラ「気付きましたか・・・実は無理を承知で頼みたいことがあるんです・・・」


注文したアイスを食べながら本題に入る。依頼内容を聞いた時に三人は唖然となるが、すぐに返事を出す。そこまで王ドラが必死になるということはミニッツのことを想っており、トリスタンが成り行きとはいえそれを察したから手伝ってくれているのだろう・・・


王ドラ「無理にとは言いません。ポップンカードのトレードに応じて下さい!お願いです!ウサギ柄のカードファイルも壊しちゃったから・・・」
KAITO「過去の類のカードも壊しちゃったのか・・・俺の手持ちにも同じのあるから少しだけ渡すよ。あと、レンやがくぽにも同じのないか聞いてみる!」
ミク「そういえば、ここのゲーセンにカードコネクトあるから時間がある限りプレイしてくるよ!アイス食べたから体力回復したしやる気全開だよ!」
MEIKO「私達の方もリンやルカを始めとした女性ボーカロイドやUTAUの子達にも同じのあった場合は交渉してくるわ!女子のネットワーク、なめないでね!その代わり、私達のライブ主催をテレビ局に取り付けるのを約束してよね!」
王ドラ「はい!それならシンガンやプラマジも出るのでいっそのことコラボライブはいかがですか?」
トリスタン「それにポップンの電子アイドルのアルトというレディも貴方達に会いたがっていると聞きましたので・・・」
ミク「シンガンやプラマジも協力してるんだね!これはまた仕事が多くなりそうだよ・・・!」
王ドラ「本当にごめんなさい・・・!猛暑でのダウンや今日はオフなのに無理なお願いしてしまって・・・!私達もなるべく努力します!カードの方は任せます!かかった費用や交通費などはご褒美と一緒に渡しますから後払いでよろしいですね?夕方になったら他のジャンルの子達も東京渋谷のハチ公像の前にいるから絶対に来て下さいよ!」
三人「ラジャー!」


全ての知り合いに頼んだ王ドラとトリスタンは自力でミニッツのグッズを集めようとタケコプターで飛行する。外に出ると、再び日が出る猛暑・・・。暑さでダウンしそうになるが、二人は最後まで諦めなかった・・・。






ミニッツ「またいないの・・・?ねえ、王ドラはどこに行っちゃったの・・・?」
藤太「この子が、今にも泣き出しそうになっているのだぞ・・・!」






ミニッツが今にも・・・

異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達(その6) ( No.476 )
日時: 2025/06/09 18:10
名前: 桜 (ID: we6cvIg7)

王ドラ「お願いです!そのグッズを譲って下さい!」


トリスタン「ほんの少しでもいいのです。あの方のためにお願いします・・・!」


王ドラ「このおもちゃは・・・ちぃっ!遠いです・・・!」


トリスタン「このカードは・・・またダブりです。私は悲しい・・・」


王ドラ「時間がどんどん減ってきてる・・・!」


みんなが集まる時間までドラえもんズの知恵袋と妖弦の騎士は残りのおもちゃやグッズを集めようと二人で世界を飛び回った。限定品の交渉に時間をかけてしまったり、目的の物が遠い場所に販売されていたり、おもちゃのダブりに悩まされるも、彼らは決して諦めなかった。王ドラの大切な想い人の悲しむ顔を見たくないために・・・


王ドラ「必ず戻ってやるから待っててください、ミニッツさん・・・!」


彼らは他の仲間達が必死に集めている中、ここでも問題が発生した。


ロム「作者!うちのクロウとヤイバを見なかったか!?」
チュチュ「うちのシアンとレトリーも見なかったですか!?」
桜「え?いや、見てないけど・・・」
リップ「トリスタンちゃんも帰って来てないの!探しに行こうとしたらシアンちゃん達を探してたアイオーンさん達を見かけて、ベディさん達も一緒に来てて・・・」
桜「トリスタンも!?」
ベディ「マイペースな彼のことですから、すぐに帰ってくると思いましたが・・・」


仕事終わりに自室でホットミルクで一服中の桜にロム達とリップ達がやってきた。彼らは桜を見つけるなり、それぞれの仲間を見なかったかと口揃えて言う。
すると、桜の部屋にパトリと巡音ルカと辻宮勇飛と東太陽が入ってきた!


ガレス「あなた達は・・・!」
勇飛「桜!空達を見かけなかったか!?」
桜「空達も!?」
ルカ「私のところにもMEIKO姉からなんかのLINEが来てて、できるって返信してからそれっきりよ・・・!ミクとKAITO兄にも電話が繋がらないし・・・」
桜「ミクちゃん達もなの!?」
太陽「俺達が作者のところに行こうとしたら、同じく向かおうとした奴らに会って事情を話したら一緒に来てくれたんだが・・・」
パトリ「怒っている様子でしたが、かなり心配していたようでした・・・」


すると、太陽の後ろから何やら怒っている様子の快刀乱麻と彼女のサーヴァントのアサシン・岡田以蔵が出てきた!


乱麻「うちの妹は来てないか・・・?」
以蔵「小夢からLINEで「今日は遅くなる」って連絡来てからそれっきりなんじゃ!」
龍馬「小夢ちゃんも!?」
桜「小夢ちゃんは星ノ宮学園の中等部一年生だし、ミイの友達。ということは彼女の従姉の空達と一緒にいる可能性が・・・」


すると、泣きながら桜の部屋に入ってきたネクタイとシャツ姿の男が入ってきた!


竹彦「すみません!うちの息子達と甥っ子とその婚約者は見かけませんでしたか!(目には泣いた跡」
モア「誰ぴゅる!?」
アイオーン「貴様は三善商事の社長か・・・」


俊彦と由衣子の父親で千秋の叔父でもある竹彦も出てきたことで桜は今聞いた情報をまとめた。


桜「いなくなったのがSB69組のシアンとレトリーとクロウとヤイバ、天川空と神山琴と椿美夜と快刀小夢、ボカロ組の初音ミクとMEIKOとKAITO、のだめ組ののだめと千秋真一と三善俊彦と三善由衣子、そしてリップのサーヴァントのトリスタン・・・何か事件に巻き込まれた可能性がありそうね・・・」


作者達は王ドラ達のことを知らないので何か事件に巻き込まれたのではないかと心配する。と、そこにスマブラ屋敷に常駐するサーヴァントの一人・高杉晋作がやってきた!


高杉「キミ達!王ドラ君は見なかったか!?」
ガレス「え?見てませんが・・・」
チュチュ「王ドラがどうかしたんですの?」
高杉「実は各所で王ドラが飛び回っているという目撃情報があった!トリスタン君も一緒だ!」
桜「マジで!!?どういうこと!?」
以蔵「どういうことか説明しちょれるか?」
高杉「詳しいことはミニッツ君から聞いた方がいい」


その言葉の通り、高杉の背後には事情を聞いたドラニコフと天草四郎とお竜さんに手を引かれるちびっこアイドルがいた。彼女の顔は泣きそうであり、それを見た作者達が慌てて慰める。


龍馬「お竜さん!みんなも!」
ロム「お前らが連れてきたのか・・・ミニッツ、どうしたんだ?」
天草「それが・・・いきなり私の元に来て泣きそうなのを堪えてたのを見たら、我がマスターの王ドラ殿が・・・」
ドラニコフ「ガウ・・・」
ミニッツ「あのね・・・王ドラがいないの・・・どこにもいないの・・・!」






王ドラ「もう少しで夕方の5時ですか・・・ヤバい、間に合わない・・・!」


待ち合わせの時間が近づく中、おもちゃやグッズを持つ王ドラはフラフラだった。同じくおもちゃやグッズを持っているトリスタンは体力が少し程度に残っているため王ドラよりもフラフラにはなっていないが、流石に彼のことが心配になってきた。


トリスタン「王ドラ殿・・・そろそろ行かなくてはまずいのでは」
王ドラ「ダメです!せっかくあの時にあんな形でも想いを伝えて一歩進めれたのに・・・こんなことでミニッツさんに嫌われるのは、いやだ・・・」


あのハロウィンの件でミニッツとの関係に一歩前進できた王ドラはタケコプターの電源が切れた後に一瞬の油断で木にぶつかりそうになる!


トリスタン「王ドラ殿!」


だが、顔面衝突する前にあるからくり兵器に抱えられたことにより激突は避けられた。


高杉「危ないよ」
トリスタン「高杉殿・・・!」
高杉「さっきから急いでるみたいだけど、何かあったのかい?」
王ドラ「あなたには関係ないです・・・」
高杉「・・・キミが愛しているミニッツ君のことだろう?」
王ドラ「!」


麒麟児が図星かと聞くが、予想は見事に当たった。彼の目の前にいる王ドラは真相を知っているので一瞬だけ動揺する。


高杉「ミニッツ君と喧嘩したのか?それとも嫌われるような行為をしたのか?」
王ドラ「・・・」
高杉「キミが最初に目撃したトリスタン君を巻き込んでまで解決しようとするのはわかる。だけど、ミニッツ君は悲しんでたんだ・・・」
トリスタン「やはり王ドラ殿が持っているウサギのポシェットの中身を壊したことが原因で・・・」
高杉「違うよ。ミニッツ君が悲しんだのは・・・王ドラ君、キミがいなくなったことだ」
王ドラ「私がいなくなった・・・!?」


ミニッツが悲しんでいたのは自分がいなくなったことだ。思い返すと、遊ぶ約束をしており、スマホを見ると彼女からの着信があった・・・。二人とも必死になっていたせいで気付かなかった・・・


高杉「あの子は子供だが・・・そのおもちゃよりも大切な人が消えたことが一番辛いのは、王ドラ君ならわかっているんだろう・・・」
王ドラ「・・・」
高杉「そういえば、キミは仕事があってミニッツ君と遊べなかったんだろ?久々に会えるという時、キミはトリスタン君を巻き込んでまでふらっと消えたせいで知っている場所に聞き込んだりしたら。だけど、入れ違いで全く会えず、ミニッツ君はポロポロと泣き出してた・・・」
王ドラ「・・・!」
高杉「一番辛いのは大切な人がいなくなることだ・・・まずは正直に謝ってくるんだ・・・勝手にいなくなったことを・・・その後におもちゃのことを謝罪するんだ・・・」
トリスタン「王ドラ殿・・・私もそれに賛成です。私と一緒に謝りに行きましょう・・・」


普段は傍迷惑なことをする享楽主義の高杉だが、ちゃんと人の心は持っている。生前に置いて行かれた経験のある彼の厳しくも温かい言葉に王ドラの気持ちが落ち着く。自分がまずやることはちゃんと謝ることだ・・・!ずっと会えなかったことを・・・!
ようやく理解すると、三人は東京渋谷のハチ公像の前に移動。そこに行くと、他の仲間達がグッズやおもちゃを持っており、その中央にはミニッツがいた。彼女は王ドラの姿を見るなり泣きながら飛びついた。抱きつかれた王ドラは「ごめんなさい・・・私のせいで寂しい思いをさせてごめんなさい・・・!」と謝罪し、しっかりと抱きしめる。






仲直り&トリスタンも帰還

異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達(その7) ( No.477 )
日時: 2025/06/09 18:12
名前: 桜 (ID: we6cvIg7)

シアン「二人とも・・・」
クロウ「一件落着か・・・」
レトリー「本当によかった・・・」
ヤイバ「ミニッツ、大切な人に会えて故によかったである・・・」
のだめ「一番大切なのは身近なものなんデスね・・・」
千秋「ああ、ミニッツが大事なんだからな・・・」
由衣子「女の子を泣かせたらダメ!なの」
俊彦「だよねー・・・」
空「頼みは一応解決したようだね・・・」
琴「王ドラさんも罪作りですね・・・」
ミイ「ちゃーんと、反省して下さいよ!」
小夢「トリスタンさんもあとでリップさん達や円卓の人達に謝罪です」
ミク「他の仲間達にバレないか、心配だけど・・・」
KAITO「その時はその時だよ」
MEIKO「ここは静かに見守ることにするわよ」


東京渋谷のハチ公像の前でいい雰囲気になる中、物陰には・・・


チュチュ「そういうことならちゃんと言って欲しいわ。ここは目をつぶってあげますからね?」
以蔵「頼まれたなら最初にちゃんと言いなや!ったく・・・」
ルカ「なんだ、そうだったの。深く聞かない方が良さそうね・・・少しぐらいは手伝うけどね」
リップ「同意見。アタシ達も陰ながら手伝おうかなー!」
ドラニコフ「ガウ・・・(訳:ごめんね、ボクの親友が・・・」


自分達の世界の勝手な行動を見逃し、作者らはこっそりと去る。


竹彦「みなさん、今日は遅いから私の家に泊まって行ったらいかがですか?俊彦達や真一達には私から伝えます。まあ許可関係なくとも全員お泊まりコースだが」
桜「そうね。みんな集まってるからお話でもいいわよ!あ、三善家にはサロンがあるんだったっけ?」
太陽「おいおい、演奏会でもする気なのか?まあやってもいいが」
ロム「おい!それなら混合ライブ演目も加われよ!俺達のだ!」
ベディ「いいですねそれ。アイオーン様のギターも聞けるし、なんなら行く前に買い出しに行きますか?」
ルカ「いいわねそれ!どうせだから私達だけの小さなパーティにしちゃいましょう」


無事に一件落着。他のジャンルの子達も巻き込んだ珍事件はこれで解決。


おしまい

異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達(その8) ( No.478 )
日時: 2025/06/09 18:15
名前: 桜 (ID: we6cvIg7)

かと思いきや・・・


王ドラ「残りのものは集めれなかったし、本当に悪いことを・・・」
ミニッツ「いいの!王ドラやトリスタンお兄ちゃんやみんなが集めてくれただけでも十分だよ!残りのは必死にゲームをやって集めたり、お小遣いで買うからいいもん!」
王ドラ「一部はあなたのお気に入りのものがあったのに・・・それと、トリさん。私の身勝手に巻き込んだのは悪かったけど・・・ずっと手伝ってくれてありがとう」
トリスタン「王ドラ殿・・・!」


失ったのは元に戻らず、一部のは探せばいいのだが、その中にはコラボや限定品があるので探すのは難しい。だが、他の仲間達は王ドラのミニッツ対しての気持ちやその真剣さを十分にわかっているので協力する。


ミク「気を落とさないでね王ドラ!私達も範囲広げて他のジャンルのアイドル組にも連絡してダブりのあったら掛け合ってみるから!」
クロウ「こういう時は俺達に任せろ!俺達シンガンクリムゾンズの家畜にもこういうのがないか聞いてやる!ないならレトリー協力でネットで探す!」
ミイ「私と空姉の従妹達にもこれを持っていたと思うからちょっと相談してきます。小さい子のために頑張る王ドラさんやトリスタンさんはすごいし、私もドイツにいた時に現地の小さい子の面倒をよく見てたから黙ってられない・・・!」
俊彦「僕のところにもネット友達にメールを通じて同じのないか掛け合ってみる。結構役に立つと思うよ」
王ドラ「ありがとう・・・」


今日ので集まらなかったものは知り合いや遠くにあるものは交渉や協力して集め、ネットでの取り合わせやオークションを使ってお金を消費してでも集める。ここでも再び一見個性がバラバラそうな仲間達が一つになった。時間と共に解決するのがせめてもの救いであり、最後まで成し遂げたい。
だが、ここで予想外な事態が・・・


ヤイバ「拙者らが取り寄せるから少し待ってろ。む・・・?」
王ドラ「どうしました?」
のだめ「王ドラ君、これを壊した時は着地と勢いだって言ってたんデスよね?」
王ドラ「ええ、はい・・・」
空「これ、他の箇所にも傷やヒビがあるんだけど・・・」
王ドラ「え?」
MEIKO「それ以前にスマブラファイターの人達が床に置くこと自体がおかしいのよ!ルイージ達まともな部類が裸族から守ってくれてるし、王ドラは丁寧に扱うし・・・」


労働(バイト)で多くの商品を扱うため詳しいヤイバ、根が繊細故に細かいところに気が付くのだめ、軽い態度ながら勘や観察力に優れる空、分析力や記憶力があるMEIKOの四人がミニッツのアイプリマイクがおかしいことに気付く。そのおかしい点はアイプリマイクの損傷が異様に大きく、壊れ方が不自然だった。勢いついた着地と合わさった圧でそれでも壊れるが、その壊れ方がとんでもなく大きく内部までにも及んでいた。
王ドラの性格を知る四人は再度ドラえもんズの知恵袋に聞き込みする。ミニッツのことが大事なら彼女の私物を壊すはずがない。ましてや床に放置なんて・・・!本人から聞くと、「パニックになってて忘れてましたが、そういえばフォックスさんがミニッツさんのポシェットはソファーに置いてるからって言っていたような・・・」と過去のことを冷静に思い出す。元から壊れていたのかとミニッツに聞くと、「ミニッツは大事なものを壊さないよ!」と全く違う。トリスタンの方も一番最初に目撃した根拠があるため壊したと思えない。
おもちゃの壊れ具合、その時のパワーと勢いによる損傷、偶然開いていたスマブラ屋敷の窓、その窓からタケコプターを使って入る王ドラ、さらにそこに置いてあったミニッツのポシェット・・・これらは完全に偶然であるのか・・・?いや、偶然ではない。つまり・・・






王ドラ「まさかこのアイプリマイクには、二度も攻撃を加わっていたということ・・・!?」






そう、実は2回も壊れていたのだ!他のおもちゃやグッズをよく調べてみると大半のが二度も攻撃を加えている・・・!一つのは王ドラは着地で壊したのだが、それは後から。じゃあ、先に壊したのは・・・?
疑問が生じる中、高杉の顔を次第に真っ青になりながらドアノブを開けようとしたが、それを女子達は見逃さなかった。


高杉「・・・;」
千秋「待て高杉(高杉の腕を掴む」
高杉「げっ!?」
KAITO「さっきから血も吐かないで顔真っ青になってるのにドアを開けようとしたけど、どうしたのかな?(武器の拳銃所持」
高杉「え・・・?僕は医務室に行こうとドアノブを開けようとしたんだけど・・・?」
琴「二度も壊れていることについて吐血しそうなのをドクター達に訴えるつもりなの?(スキル解放」
高杉「うん!僕は結核で死んだ身だからさ☆」
レトリー「おちゃらけたこと言ってもダメだよ。ちゃんと正直に話して?(ブルーステーション装備&睨みつけてる」
高杉「ヤバい!キミ達、無粋な乱暴はやめたまえ!」


完全にヤバいと察した高杉は全力疾走する。後ろから武装したキャラ達が追いかけてくるが、高杉が飛ぶ窓の外の下には彼から事前に指示を受けた奇兵隊が待ち構えていた。あとは奇兵隊を使って逃亡すればいいのだが・・・


高杉「奇兵隊!飛ぶ僕を受け取りたま「ブロークンサンダー!」


あとちょっとで逃げ切れるという時に破壊の雷が高杉の奇兵隊を壊す形で道を塞がれる。そこにいたのはパーティの準備をしていた最中に真相に気付いた作者達!


高杉「っ!!??」
桜「あんたがやったんだなと思ったよ・・・(^ω^#)」
勇飛「お前、クソじゃねーか。王ドラが必死になってトリスタンも一番に協力してるのにその罪をなすりつけるとは・・・」
チャラ王「概ねミニッツちゃんには甘いから罪をなすりつけようとしたんだな?加えてトリスタンも王ドラに協力するだろうと。あんた、社長的には最悪じゃんか」
天草「あなた、オシオキ食らいましょうか(^言^)」


作者達も武装モード。その横には冷や汗をかいた様子の龍馬と以蔵の姿があった。


高杉「あっ、坂本君と岡田君!頼みがある、僕を助けてくれないか!坂本君なら助けてくれるだろうし、岡田君は僕名義で借りた借金は全額チャラにする!約束しよう!」


龍馬は高杉とそれなりに縁があるし、以蔵は生前の一時期は高杉の家に世話になったのをいいことに高杉の名前を使って借りた借金がある。二人なら(以蔵は借金をチャラにするためだが)きっと助けてくれると信じているが、二人からの反応は・・・


龍馬「ごめんね高杉さん。大人しくオシオキを受けた方がいいと思うよ」
以蔵「わしも同意見じゃ。ミニッツを泣かせただけやなく、小夢も巻き込んだやけえの」
高杉「」


二人から当然と言わんばかりにあっさりと切り捨てられた高杉は後退りするが、後ろにある何かにぶつかった。視線を上に向けた瞬間、彼の顔はさらに真っ青になった。そこにいたのは憤怒の形相で自分を見下すドラえもんズの知恵袋だった。


王ドラ「あなた、あんなにいいセリフを言って、自分のミスを私へなすりつけたんですか?あなたの言葉で私は元気出てようやく勇気出てミニッツさんに謝りに行ったのに、その真相はあなたの不慮の事故だったわけなんですか?反対にトリさんはあれでも私を心配してずーっと手伝ってくれたというのに?」
高杉「いや・・・;悪かった!許してくれ!!頼む!!」
王ドラ「私が味わった不安とプレッシャー、ミニッツさんを泣かせた罪、トリさんを始めとした多くの人物を巻き込む行為、そして私とミニッツさんの時間を台無しにした罪は大きいのですよ・・・ねー、トリさん?」
高杉「!!?」


高杉の後ろには宝具展開でハープを構える妖弦の騎士が・・・






トリスタン「痛哭の幻奏(フェイルノート)!!」
王ドラ「私の休日を振り回したお前の罪を教えろぉぉぉぉぉーーーーー!!!!」
高杉「ぎぃやあああああー!!!」






このあと、高杉は拷問部屋で新撰組による拷問でオシオキを受けたという・・・


本当におしまい






「後書き」
今回はりゅーとさんのとあるお話をベースにしたものです。自分なりの展開を入れたのですが、文字数の多さ故になかなか骨が折れました;
壊れたアイテムのは直近による情報から。女児向けのおもちゃ探しには苦労しました;(だから当初の案から変更しまくった)久しぶりのキャラ達が出せただけいい方なんですけどね。あ、何気にオールキャラだねこれ。






感想おk