二次創作小説(紙ほか)

赤の中のモアイさま(その1) ( No.48 )
日時: 2023/04/20 22:59
名前: 桜 (ID: YUZdXVbt)

今回は赤の色使いが待つイースター島での対決!
長編の序盤ということでオリキャラを含めて初登場キャラが多いのですが、実は初めての手法の試みだったり。まだまだ手繰り探りの状態ですが;






グレンの乗る飛行船に合意の下でクルーク一行が搭乗し、その飛行船で最初の赤の色使いが待つイースター島まで向かう中、船長のグレンは言う。


グレン「俺から事前に話しているが、部下の船員達は怖いというよりも遠巻きに見てるけれど、外の者には全く慣れてないんだ。心根の悪い連中ではないんだが・・・」
ゼオ「いや構わん。案内してくれるだけでもありがたいんでな」
グレン「あんた、まだ少年なのに随分と落ち着いてるね。舞台や戦いで慣れたんだな」


すると、とある少年少女がグレンに話しかけていた。


???「船長。この人達は以蔵さんと同様に悪い人じゃないよね?」
???2「見た目は不良っぽいけど大丈夫カ?」
グレン「ああ、大丈夫だ。根は意外としっかりしてる奴らだし」
ププル「・・・そちらの子達は?」
グレン「ああ、飛行船のパイロット見習いのライトと、この船の考古学者見習いのイサキ。ライトはポケモンのキモリのローレ、イサキはゲンガーのエニグマを手持ちにしてるんだ。どちらともパートナーよりも有能な2匹だよ」
ライト「もう!そんなことないよ船長っ。これでもちゃんと成長してるんですっ!」


すると、彼の後ろについてきていたライトのポケモンのキモリ♂のローレが言う。


ローレ「それでもまだまだドジなところは変わらないだろー?」
ライト「それはたまにやってしまうんだよー!!」
イサキ「ライト、こないだ間違えて運転を誤ったじゃないカ。まあ離陸失敗せずに済んだけどー」


すると、イサキの頭を軽く叩く音があった!彼女の手持ちのゲンガー♂のエニグマだ。


エニグマ「お前も人のこと言えないぞ。こないだミスやらかして船長にも叱られたのに」
イサキ「そ、それは伝言ミスダ!」
アイレーン「二人の手持ちポケモン達の方がしっかりしてるのだ」
ハンドレッコ「ちゃんと支えてくれる相棒ポケモンに恵まれてる方だね」
ペイペイン「これだったらアンダンテとも仲良くできそうですね」


そして今回の旅にまで付いてきてくれたそれぞれのポケモン達を全員モンスターボールから解放させ、ローレとエニグマと対面を果たした。


ステラ「よろしくー!」
リスト「オレだけでなくステラとも仲良くしてやってよ」
よぞら「これからよろしく」
ルト「よろしく」
サリー「挨拶ぐらいはしてあげるわ」
アンダンテ「よろしくねー」
グレン「流石物怖じしてないねー。人馴れならぬポケモン馴れしてるかな?」
モードレッド「いや、あと1匹はいるんだが・・・あれっ、シルク!?」


モードレッドがシルクを探す中、シルクは人見知りする故か運転室の棚の下に隠れていた。


クルーク「シルク?モーさんが探してるよ。多分根は悪いポケモンじゃないよ」
シルク「ちょっと怖いのやだ;」
クルーク「もー、シルクはー;モーさーん。シルク、ここにいるよー」
シルク「っ!?」
モードレッド「シルクー!人見知りだからと何でもかんでもすぐに隠れるな!!ちゃんといいポケモン達だからそんなそっけない態度取んなよ!」
シルク「だって今度は怖い人達ばかりだもん;」


すると、グレンがモードレッドのリオルのシルクを見て少し驚いた。


グレン「そ、それはリオルか!?あんたすげーな、野生のなんかじゃ全く見つけてねーんだよ!」
モードレッド「た・・、たまたまオレに懐いて慕ってるだけだよ」
トリスタン「貴方、まんざらでもありませんよね?なんかシルクと接する時に不器用ながらも優しく接してましたし」
モードレッド「トリ公ーーーーー!!!( °Д°#)」


揶揄して逃げていたトリスタンを、激怒して顔真っ赤になったモードレッドが追いかけて行った後に言う。


クルーク「グレンさん、ただ置かせてもらうのはあまり好まないので旅の間は飛行船でボク達に仕事を与えてくださいっ」
グレン「えっ!?あっ、でも俺に面と向かって頭を下げるやつ初めてだなぁ」


そして男子組Aはパイロット組、男子組Bは飛行船のメンテや点検などのシステム調整、女子組Aは厨房係、女子組Bは洗濯などの家事係を担当することになった。男子組も一部が厨房での料理作りも手伝うそうだ。


グレン「男子組Aは今クルー達から飛行船の運転術や方向の磁場解析などを教わりながら学んでもらうぜー」
クルーク「はーい」
ハッチン(クルークと同じグループ・・・!)
弓弦(神様、こんなチャンスありがとうございます・・・!!)


クルーク&カーン&クー・フーリン&弓弦&岡田以蔵&アイオーン&坂本龍馬&ハッチン&パリス(+アポロン)&ゼオ・ウィグルゥ&トーマス・エジソン&フィン・マックール&ディルムッド・オディナ&ラーマが属する男子組Aはパイロット達から飛行船の運転術や方向の磁場解析などを教えてもらっていた。幸いにも差異はあるが飲み込みが早いために最初は距離があったパイロット達も少しずつ歩み寄る姿勢を見せていた。


ライト「グレン船長、これならばなんとか仲良くなれそうだね」
グレン「そうだなー。まあなんだかんだみんなワイワイとやってるし「ははは、ププルの婿の座は私に譲ってもらおうか!」パイロットの奴らも「おい、お前マスターのププルが泣いても殺すわ」歩み寄る「やめてくださいお二方!機材を壊されたら歩み寄ってきたパイロット達が怒られます!!」姿勢を見せて「私の発明がぁー!!」・・・まあこれぐらいは日常茶飯事だし可愛いもんだ」
ライト「以蔵さん、随分と賑やかな人達と友達になったね・・・;」
クルーク「すみませんホントごめんなさい後でキツく叱っておきますからOTL」


すると、クーが何かに気付いていた!


クー「そういえば、あんたもポケモンいんの?」
グレン「ああ。今見回りが終わる頃だがな・・・おーい、終わったなら出てこい」


すると、グレンのポケモンが今出てきた。キャプテンハットを付けたピチュー♀だ。


イヴェット「グレン、いぞーとこのお客さん達はー?」
パリス「ピチュー!?スマブラ屋敷にいるのとは別の個体のですが」
グレン「ああ、プチキャプテン・ピチューのイヴェットだ。俺が旅する前によく遊んでたら懐いてきてちまって手持ちにしたんだ」
以蔵「イヴェット!おまんも久々じゃの!」
イヴェット「いぞーさーん!(以蔵に抱きつく」
以蔵「おー、前よりも大きくなっちょるき」


以蔵とピチューのイヴェットが親しくしている様子を見ていた龍馬の考えをアイオーンが言う。


アイオーン「お竜が女子組Bにいるからお前が考えていることを我が当てよう。『あー、イヴェットちゃんいいなあ以蔵さん僕には未だにそんな顔向けてくれないのになあ羨ましいなあ』であろう?」
龍馬「うん(キッパリ)別にイヴェットちゃんみたいに以蔵さんに抱きつきたいとは思ってないしかと言って同じように親しいクルーク君にも嫉妬してるしかと言って殺したら以蔵さんにますます嫌われるし(by」
ラーマ「わかるが少し落ち着け;」


龍馬のジェラシーを見ていた弓弦とハッチンは逆のこと考えていた。


弓弦&ハッチン(全くめちゃくちゃ羨ましいぜ以蔵!!!)


すると、クルークは時折自分の持つあやクルが今スリープしている本を見ているのを見て察したカーンが聞く。


カーン「あやつはまだ休んでいるのか?」
クルーク「こないだの龍馬さんとの戦いの際の傷がまだ治ってなくて・・・」


一方、シグ&ジャガー&エージェント&シャルル=アンリ・サンソン&アレキサンダー&フルシュ&プロキオン&ブラック&チャラ王&トリスタン&レガムント&ハルトマン&アサト(新宿のアサシン)&武蔵坊弁慶(ベンちゃん)&ヤスが属する男子組Bはシステム調整に向かうために担当している技師がいるボイラー室を訪れていた。あまりにも職人中の職人らしい風景に全員が思わず惹かれる中、その技師を探していた。


エージェント「すいませーん。いますかー?」
アレク「イサキに聞いたらここだと言われたけれど」
チャラ王「どこだ?奥かな?」


すると、チャラ王は何か怖そうなヒゲの蓄えたおじさんを見つけた!


チャラ王「ぎゃあっ地上げ屋!!?」
???「地上げ屋じゃない;ここの技師だ!ん?お前らがグレンが言ってた奴らか?」
トリスタン「ええ、そうです。貴方の助手をして来いと言われたので」
???「そうか。まあ邪魔だけはしないようにな・・・」


すると、サンソンがシグとジャガーを連れて何かの部品を見つけていた。


サンソン「シグ殿、ジャガー。悪いと思ってるけどこれは設計図に記されたあの部品が必要だね。探して来てくれるかい?」
シグ「うん」
ジャガー「シグ、行くぞー」


すると、エージェントも何らかの発明品を見つけたのか興味津々で分析していた。


エージェント「あー、これはこれでいい発明品だが改良は出来そうだな」
ブラック「これはこの部品でやりやすいぞ」
プロキオン「替えの部品も必要そうだよー」
フルシュ「あっ、その部品は事前に見たのでそのしまってる場所知ってます!」
アレク「じゃあ、一緒に取りに行こう」


すると、レガムントもシステムを見て安全性をいち早く疑問点を挙げた。


レガムント「これはシステムとしてはいいのだが、安全性の強化は必要だ」
ハルトマン「侵入者発見システムの導入が必要だねー」
アサト「あ、ついでに音の発見値とか?」
ベンちゃん「音と統合して気配値も必要かと」


そして技師は何やら仕事を手伝ってくれるチャラ王とトリスタンとヤスを見た。


チャラ王「あっ、お前!部品の組み立てできるじゃんかよ!」
トリスタン「これでもプラモ作りとかフィギュア作りとかならできるのですよ」
ヤス「お前、意外と出来ることあんだな・・・」


技師はこの時に何かを感じ取った。いつも船員達から怖いと評されているが、人手が足りなかったのでちょうど助手を欲しがっていたこと、それを見かねたグレンが自分と引き合わせたエージェント達が自分が望むような有能なので旅の間だけでもこれを逃す手はないと。


???「全員採用だ」
エージェント「えっ?なんですか?」
???「いや?ああ、名前を言っておかなかったな。わしはこの飛行船の技術オルフェ・ベルガルドだ」


一方、リデル&ピュアクルvリップ&メルトリリス&ベリー&ロージア&ツキノ&うしお(牛若丸)&ほわん&ジャック・ザ・リッパー&ププル&女王メイヴ&ナーサリー・ライム&エレナ・ブラヴァツキーが属する女子組Aはキッチンをわざわざ綺麗に掃除した上で今日の仲間達に振る舞う夕飯の食事を作っていた。


リップ「わー、メルトちゃん足でパンの生地こねるの上手!」
メルト「手は特に感覚が不自由だけど」
ロージア「もー!事前に掃除しないなんて料理する前に大変なのよ〜!」
ツキノ「でも、こんなに美味しそうなのたくさんできるから早く食べたいのv」
うしお「魚ももうちょっと焼けますよー」
ジャック「魚かいたいする?」
ほわん「魚だけ解体するならいいよー」


すると、メイヴがププルをからかうかのように話しかける。


メイヴ「それにしてもゼオ、いつもいいわよねー。こんな美味しい料理食べてくれる嫁がいるから」
ププル「よ、嫁・・・っ!!(顔真っ赤」






※以下ププルの妄想


ゼオ「ププル・・・」
ププル「ま、待って!ゼオ、急に何言って・・・」
ゼオ「俺からのプロポーズを受け取らないの嫌か?なら言い直す。俺と結婚してくれないか?」
ププル「あ・・・う、うん。はい(顔真っ赤になってる」


ゼオ「ププル。調子はどうだ?」
ププル「うん。キミとのお腹の子もちゃんと育ってきてるし・・・」






ププル「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!(さっきよりも顔真っ赤で逃げ出した」
ナーサリー「ププル!?どうしたの!?」
ベリー「顔がイチゴみたいになってるー!?」
エレナ(メイヴがなんか揶揄して妄想したようね;まあうちのマスターはププル一途なことは誇らしいんだけど)
リデル(でも、ププルさんの気持ちはわかります。私もいつかアイオーンさんと・・・)


一方、アミティ&ラフィーナ&ルート&アリシア&白鳥姫子&しおん&乱麻&ホルミー&ジャクリン&BVL&沖田総司&マシマヒメコ&お竜&モードレッド&アタランテ&フランケンシュタインが属する女子組Bは料理以外での洗濯などの家事をこなしていた。


アミティ「洗濯あまりにも多いね」
ラフィーナ「まあ美しさを磨くための修行の一環くらいはなったんじゃなくてよ?」
アリシア「掃除もいつもサンソンがしてくれたからありがたさがわかるわ」
姫子「やっと桜田兄弟らにも恵まれたことはわかった気がしますわ;」
アイレーン「クルークとの未来のために花嫁修行とはいえ疲れたのだ〜・・・;」
ペイペイン「アイレーン様、ここからがファイトです!」
ハンドレッコ「メイド、マスターの最初のは聞いてないのかい?」
お竜「リョーマの正妻として洗濯をこなすべきだとメイヴに聞いた!」
沖田「変な入れ知恵ですよそれ;まあ女子なのに家事が全くダメでいつもダーオカに頼り切ってた乱麻さんもその心意気は見習うべきですが」
乱麻「OTL」
ヒメコ「ドンマイ;」


すると、同じく洗濯していたモードレッドもいつも日頃の家事をやってくれるシルクの有り難みがわかってきた。


モードレッド(そういえば、シルクは何も言わなくてもやってくれてたな・・・目的を果たしたらなんか好きそうなポフィン買おうかな・・・)
アタランテ「モードレッド。彼は連れてきたか?」
フラン「う」
しおん「まだ寝てる?」
モードレッド「ああ。明日には目を覚ますだろうがな・・・」


そしてその夜の夕食時、いつものごとく趣味のチェスを嗜んでいたグレンとオルフェは彼らのことについて雑談し合っていた。


グレン「それにしてもあんた珍しいなー。そういう一面があったのは意外だったぜ」
オルフェ「いや、彼らはちょいと騒がしいがみんないい子だよ。まあお前が可愛がってるライトとイサキに対してのと同じだろう」
グレン「あんた、昔からそうだったな!そんな怖いなりしてからかい上手なクソジジイで気付いたらいつも・・・」
オルフェ「チェックメイト」
グレン「!!?」


一方、かなりメシウマな今日の夕食を満足そうに食べ終わった後、クルークは用意された自室の寝床の天井の窓から星空を見ていた。


クルーク「こんな雲の中からでもこんな星空が見れるなんて思わなかったな。・・・あやクルも早く全快してこれを見れればいいけど」


そしてその翌日、彼ら一行が乗る飛行船はいよいよ最初の赤の色使いが待つイースター島に辿り着こうとしていた。みんな意欲十分のようだ。






今回は赤の色使いとの対決

赤の中のモアイさま(その2) ( No.49 )
日時: 2023/04/20 23:07
名前: 桜 (ID: YUZdXVbt)

イースター島とラティアスとの出会い






葉樹「はぁい☆モニターからエリアの解説しちゃうぜ!このイースター島はモアイ像が数多く立ち並ぶチリが所有する島なんだ。こんなに巨大だといつかそれを模したロボットも出てきちゃうかもー??」
アタランテ「解説を茶化すなー!!」
エージェント「あーあ;じゃあ、赤の色使いを探すぞー」
ゼオ「すっげぇー!!モアイだ!」
ププル「わぁ、イースター島に来たの初めてだから嬉しい!」
エレナ「観光に来たつもりではないけれど、微笑ましいわね♪」
フィン「全く微笑ましい限りだ(はしゃぐププルを写メ」
ディルムッド「我が君・・・;」
エジソン「それなら私の発明でコピーしたのをスマブラ屋敷に持ち帰るが?」
エージェント「マスハンに怒られるからやめたげて;」


イースター島のモアイを見てみんな何気なくはしゃぐ中で赤の色使いを探していた。クルークもその一人だ。


クルーク(観光で来たわけじゃないけど、せっかくだから記念にモアイ撮ろうかな。ん?)


すると、クルークは導かれるように何かを見つけた。その気配にだんだんと足が進んでいく。


クルーク「なんだろうこれ?」


すると、クルークが見つけたのは・・・






あの伝説のポケモンの1匹である、ラティアスだった!






クルーク「ラティアス!?伝説のポケモンがなんでここに!?」


すると、ラティアスが合図を使って何らかの道標を示そうとした。このラティアスは言葉は喋れないが、ジェスチャーを使って伝えることはできるようだ。


クルーク「!なんか案内してくれるのかい?」
ラティアス「♪」
クルーク「あ、ちょっと待って。今みんな呼んでくるから」


クルークに呼ばれた大半の全員が偶発的に出会ったラティアスが案内役として案内地を向かう。あの伝説のポケモンのラティアスがこんなところに現すなんて意外だったようだ。


ラフィーナ「まさかあの伝説のポケモンに出会って案内してくれるなんて思いませんでしたわ」
アミティ「このラティアスは言葉は喋れないけど、ジェスチャーで伝えようとしてるから十分だよ!」
以蔵「どうやら赤の色使いの居場所知ってるようじゃから、ターニングポイントで待っててくれちょるグレン達を心配させんように早く行くぜよ」
乱麻「そうだな」


すると、ようやくその場所に着いた。しかし、誰もいる様子はなかった。


ロージア「本当にここなんですか?」
うしお「どこかで隠れてるかもしれませんね「おーほっほっほっ!!来たわね挑戦者達!」


すると、上から高笑いがして全員はモアイ像の上を見上げた!そこにいたのは・・・






ルルー「私がこのイースター島に在する赤の色使い、麗しき格闘女王ルルーよ!!」
アミティ&クルーク&リデル&ププル「初っ端からヤバい人来たあああああー!!?」






なん格闘女王ルルーが赤の色使いとしてイースター島で待ち構えていた!しかも一部の人達の身内・・・;


モードレッド「赤の色使い、こんなんだったか?どう考えてもおっぱいの大きい美人の姉ちゃんじゃねーか;」
トリスタン「見た目的には私の好みですが、性格的にはそれで合っているかと」
沖田「?」


すると、ルルーが自分の身内のキャラ達がいることに気付いた!


ルルー「は!?なんでラフィーナやアミティ達がここにいるのよ!?それにゼオやププルも!?」
ラフィーナ「いえ、私達はとある目的で赤の色使いを見つけないといけませんから・・・」
ルルー「なんですって!!?さてはあなた達!」






ルルー「私と同じサタン様の争奪戦に参加しに来たのねー!!!?」
大半の全員「」







衝撃の展開だった。特にサーヴァント達はこの女を何を勘違いしているんだろうと思ったらしい・・・しかも、サタンはトリスタンを召喚後に送り出した人物・・・


クー「サタンってオメーの召喚者の魔王だよな!?知らなかったのか!?」
トリスタン「話は聞いてましたが、まさかこんな見た目が胸の豊かな美女なのにかなり嫉妬深くて腕力が強い女性がそうだなんて・・・;ああ、噂なのですがね。あれを前にすると世の男は怖くなるでしょうね。まあ彼女は私のかつていた場所の一部の同胞のドストライクでしょうが、本性は痛い目に遭うまで全く知らないでしょうね。その同胞が殴られる未来が微かに見えるほどです;」
チャラ王「は!?同僚にお前と同じような女好きがいるの!?」
トリスタン「例を言うならガウェイン卿のストライクの一つですね;卿の好みは年下で巨乳の女性ですね。まあ恋愛的にとは別物ですが」
ルート「えーっ!!?あんな恐ろしい騎士が!?」
リップ「ちょっと!明らかにトリちゃんの方が失礼に当たりますよねごめんなさい!」


トリスタンの言葉の端々を聞いたルルーはその怒りを来す!


ルルー「・・・あんた達。あれに頼まれてるのもあるけどもう許さない!!女王の鉄拳受けてみなさい!!」
アタランテ「あれは本気で激怒している・・・!!(顔真っ青」
ラフィーナ「みなさん!ここは私に任せなさい!あと、ツキノさんとアサト!私の援護よろしくですわ!」
ツキノ「わかったの〜」
アサト「えっ、あの恐ろしい女と戦うの!?流石に俺でもあんな状態で嫌だよ!!?そもそもトリがあんなこと」


バッキャア!!(買ってきたモアイの人形をレガムントが殴る音)


レガムント「やれ。今がお前の戦う時だ」
アサト「はい・・・;」
ハルトマン(俺じゃなくてよかった・・・;)


ラフィーナ&ツキノ&アサトvsルルーの戦闘が突入!ルルーは格闘を戦闘の主にしているためにその常人離れした鉄拳や腕力で特にアサトを驚かせていた。


葉樹「白魔術師葉樹ちゃんのモニター越しバトル解説ー!ルルー様は生まれつき魔力がなく呪文も使えないけど、武器を持たずに格闘だけでここまで強くなった女性だから初めて会った人はおろか友人でも恐ろしいと思わせてるよ!僕でもSAN値MAXー!!」
ルルー「破岩掌!!女帝拳!!崩撃連脚!!」
アサト「うわっどう考えたって力つえー!!ラフィーナの嬢ちゃん、よくこんなのと戦えるよな!?」
ラフィーナ「あなた達でも驚くほどですのね!?何か一部は怯えてる様子はありますし!」
アサト「そりゃあ俺達でも見たら驚くだろ!!?」


なかなかに白熱した格闘試合にルルーのかなりの腕力ぶりを見た大半のサーヴァント達が怯えた様子になってしまった。そりゃあそんなもん見たらトラウマ抱えるわな・・・;


ジャガー「そりゃああんなの見たらトラウマ抱えるぜ・・・;」
ペイペイン「彼女の戦いぶりは見ただけでも人に衝撃を与えますからね・・・あら、土佐組はあまり怖がってませんね?」
以蔵「おん?そりゃあ驚きはするが、どう考えても龍馬の姉ちゃんの方が怖いぜよ;じゃから、逆に冷静になったき;」
龍馬「姉さんは見た目的にもインパクト与えたから・・・恐怖で思い出したくないOTL」
お竜「お竜さんと今度格闘試合で戦いたいぐらいだ!(かなりワクワクしながら興奮」
ハッチン「待て!!じゃあ、龍馬の姉ちゃんの方があの姉ちゃんよりも恐ろしいのか!?」
ヤス「絶対想像したくないやつだ!!?」


一方、ルルーの攻撃力と体力の高さに流石に三人が苦戦してきた中でルルーは高笑いしながら告げる。


ルルー「おーほっほっほっ!!ラフィーナ達には悪いけれど、この勝負は私の勝ちのようね!」
ラフィーナ「この・・・!流石と思いますが・・・!」


すると、ツキノが何かを見つけるために自分のカバンのチャックを開けていた!


ラフィーナ「ツキノさん!?お腹が空いたからと食べ物漁ってますの!?」
ツキノ「違うの。何か土産用に買ってたのなくしてると思って探したらあったのー」






ツキノ「もしもと思ってルルーさんに土産用に渡すはずのミニサタンさんのぬいぐるみ付きの人形モアイ像なの〜」






そのツキノの言葉にルルーの動きがピタッと止んだ。あれはイースター島にある売店で売られたのを見かけたサタンさま争奪戦で優勝と同時に一番の目当てで買おうと思ったやつ・・・!


ルルー「あなた、私への土産用として買ってきてくれたの!?ちょうどいいわそれを私におよこし!!」
ラフィーナ「・・・アサトさん、あとはお願いしますわ」
アサト「ああ、流石にこんな逆転のチャンス逃したらもうないからなあ・・・;」


すると、アサトは自分の宝具を放つ!






アサト「闇の俠客、ここに参上!十面埋伏・無影の如く!!!」
ルルー「きゃあああああーーーーー!!!!」






ルルーはアサトの宝具に倒され、それによりゼオが解析したハートビート・クロックタワーの風景が変化していた!覆っていた雲が一つ取れたからだ。


ゼオ「ハートビート・クロックタワーを覆ってた雲の一つが取れてる。恐らくはあの雲が隠している鍵だな」
エージェント「じゃあ、残りの色使い達を倒せば雲は全部取れて出現されるんだな?」
ププル「でも、誤解を解いてあげないと・・・;」
モードレッド(ツキノ、のほほんに見えてかなり注意する奴だ!!?アサト、牛若丸、弁慶、よくこんなマスター見つけたな;)


そしてルルーはクルークからサタンさま争奪戦の真相を聞いて驚愕していた!


ルルー「なんですって!?負けただけでなく、サタンさま争奪戦がないというのは本当なの!!?」
クルーク「た、多分・・・;わざわざイースター島で開催されるという情報はないですし・・・;」
ルルー「そう・・・教えてくれてありがとう。ということは私はキッドに騙されたわけ!!?キイイイイイーーーーーッ!!!キッドはどこよーーーーー!!!?」


ルルーが時折モアイ像を破壊しまくりながら恐らくはその嘘情報を言ったであろうキッドを問い詰めるために探しに向かっていった後にアイオーンは聞く。


アイオーン「これで良いのかわからぬ・・・;」
ヒメコ「いいんじゃない?なんでキッドがあんな嘘言ったのか知らないけどせめてあの女に酷い目に遭わないのを祈るよね;」


すると、ラティアスがクルークの服をツンツンと突く。


クルーク「ラティアス、どうした?えっ?みんな、ラティアスは他の色使いの場所を教えるから自分も連れて行ってほしいって。青の色使いがいる場所には兄のラティオスが向かってると」
エージェント「よし!現地でのいい案内役だ!グレンも多少は融通利かせてくれると思うし、着いたらその案内頼むぜ!」
ラティアス「v」


赤の色使いを撃破しラティアスを加えたクルーク一行は次の青の色使いが待つイタリアの水の都ヴェネツィアに向かうためにグレン一行が待つ飛行船に帰るのだった・・・。






ルルー、怖いよ・・・;

赤の中のモアイさま(その3) ( No.50 )
日時: 2023/04/20 23:10
名前: 桜 (ID: YUZdXVbt)

一方その頃・・・






タママ「ん・・・」


その夜、タママはどこか見知らぬ部屋のベッドの上で目を覚ました。どこかの隠し部屋だろうか。


タママ「ここは・・・?確かモー公のところに行ってパンプキンパイ食べながら話を聞くうちに眠くなってきちゃって・・・」


すると、タママは窓の方を見てその光景に唖然となった!なんと窓の外が夜空の雲の上にあるからだ!


タママ「地球(ペコポン)の夜空の上ぇ!!?ほんとここどこですぅ!!?」
モードレッド「オレらが乗るグレンという船長達の飛行船に繋がる、言ってしまえばベントハウスみたいなもんだ。まあ葉樹が用意した魔導カバンから入れる隠し部屋だな」


すると、モードレッドの声にタママは振り向いた。あれ?ってことはまさか・・・






モードレッド「Good morning」
タママ(Д)                °°






この時タママの大絶叫は葉樹が事前に用意した魔導カバンからの隠し部屋になっているためにグレンの飛行船にまで響き渡ることはなかった・・・。






続く・・・!






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