二次創作小説(紙ほか)
- ワドワド☆サマーアドベンチャー!(前編)(その1) ( No.520 )
- 日時: 2025/08/05 17:04
- 名前: 桜 (ID: cmeedneH)
今回は2025夏の前後編!今回の舞台はカービィ2、カービィ3の舞台でもある虹の島々!
ひろし「つか、これは海賊も出てくるんだよなー;」
みさえ「ん!?なんか色々ありそうな気がするんだけど・・・」
では2025夏の旅のお話へ出発!
さて、ただいま夏休み真っ只中。みんな各自で海や旅行や里帰りなどでウキウキと楽しむ中・・・
桜「プププランドにある虹の島々に聖杯が発見されました☆」
大半の全員「またかよ!?」
桜ノ城の魔力感知機能でポップスターにある虹の島々の辺りに存在する山に聖杯があることが判明。スマブラにおける創造神・マスターハンドはモニターを操作しながら話す。
マスハン「幸いにもその聖杯には聖杯戦争に至るほどの魔力はないようだ。しかし、このまま放置すると、魔力が次第に増幅される恐れがあるから、最適なメンバーで聖杯の探索及びその回収に向かって欲しい」
カービィ「じゃあ、ボク達が行けってこと?」
クレハン「カービィとメタナイトはそうだな。デデデ大王は行けないんだがな」
エレナ「まあ、虹の島々は大王が敵に操られた場所でもあるって聞いてるわ!程度によりけりだけど、それに関して耐性があるかつよく旅する二人なら最適だと思うわ!」
悶怒「そしてそのメンバーで中心となる方を発表します」
MZD「そのメンバーの中心は・・・」
MZD「エレナ・ブラヴァツキー。お前さんだ!」
エレナ「あ、あたし!!?」
その数分後、今回の出撃メンバーの大半の男子組がいろんなジャンルの世界を行き来できるワープの入り口の前に集まりつつワイワイと賑わっていた。
ゼオ「ったく、なぜ暑いのが苦手な俺がこんな・・・(水着の上にパーカー着てる」
エジソン「エレナ君のマスターだから同行は必須ということだろう。ちなみに私も同行するからよろしく!!」
ツースト「さらに暑苦しくなるじゃねーか!!」
そうこうしているうちに先に水着に着替えた女子組が姿を現した!
ププル「お待たせー!(ファミ通DXパック特典時の水着」
フィン「おお、ププル!似合っているではないか」
ディルムッド「我が君、粉をかけない!良いですか、ププル、こんな日は特に私の黒子を見ては行けませんよ絶対に!」
ププル「落ち着いて二人とも;ゼオは・・・」
ゼオ「まあいいんじゃないのか?」
ププル「そう・・・(恋人が水着姿なのに〜;」
あいり「思ったよりも良くないと思うなら、がっかりしてくれても構わないけれど・・・きゃっ(シルクのリボン付きの水着」
ツースト「あいり!めちゃくちゃ可愛いいい!(あいりにぎゅっと抱きつく」
モードレッド「ああっ!オレがあいりに抱きつくはずなのに!!」
MZD(どっちも独占欲がやべーな;)
メタナイト「・・・カービィ、かわいい・・・(擬人化姿&水着の上にシャツ着てる」
カービィ「そう?(同じく擬人化姿&ピンク色のビキニ姿」
マスハン(ただの擬人化の水着姿だと思うんだが・・・愛が重い・・・;)
恋人達がそれぞれの彼女の水着姿を見たことで様々なな様子を見せていたところに今回の出撃メンバーの中心である水着霊基にクラスチェンジしたエレナが姿を現した!
エレナ「はーい!お待たせ!」
ゼオ「おー。それ、新宝具か?」
エレナ「ええ!なんでもプププランドには度々レースが開催されてると聞いたわ!行く先々で食べ物を取りながら駆け抜けるやつ!」
大半の全員(それはグルメレースだー!!)
エジソン「ちなみにそれを製作したのは私である!(ドヤァ」
すると、ギターをガンガンと鳴らす音が聞こえた!
ツースト「なんだこのギターの音!?」
???「耳を塞ぐなんて失礼な奴らじゃのう。せっかくわしらも同行するっていうのに」
すると、現れたのはエレナと同じく水着霊基に切り替えたノッブとフランだった!
カービィ「ノッブ!フラン!」
ププル「あ、そっか。ノッブはカービィ直属のサーヴァントだから・・・」
あいり「フランちゃん、しおんはどうしたんですの?」
フラン「これ、みて」
フランに渡されたUSBファイルをPCに繋げてみると、そこにはしおんが映されたモニターを現した!
モードレッド「しおん!」
しおん「ごめんね、私は暑いのが苦手だから同行は自ら辞退させてもらったけど、これでなら遠くてもみんなをサポートできるからそれをよく使って欲しい。あと、フランのことをお願いね」
メタナイト「そうか、彼女は雪女だったか・・・」
ツースト「それならしょうがねーかもな」
そこにツーストを後ろから蹴り飛ばす影が現した!
ツースト「いでっ!!」
カッツ「僕を忘れるな僕を!」
カービィ「カッツ!キミも水着姿なの?」
カッツ「いや、これは第二霊基なんでな。それに同行を辞退した雪女の代わりに行けとクレハンの奴に頼まれたんだよ。だけど、水着姿の姉上と一緒に行けるなんて・・・!」
ノッブ「貴様がいるとうっとうしくなるような気がするんじゃが」
これで同行メンバーが揃ったかと思えば・・・
メタナイト「そういえば、あとの三人は来ていないな」
フィン「きっと今頃、迷ってるのではないか?」
ディルムッド「それが本当なら今すぐに探しに行きましょうぞ!作者達には事情を話して・・・」
モードレッド「その必要はねーぞ。なぁ、タママ?」
タママ「・・・;」
みんなの後ろで様子を伺っていたことを気付かれたタママも擬人化の水着の上に黒のパーカーを覆った姿となっていた!
あいり「あら、タママも出撃するんですの?」
タママ「はい、なぜかボクが出撃メンバーに選ばれて。軍曹さん達や王ドラさん達には恨まれましたが;」
カッツ「おそらくあいつらも行きたかったんだな」
タママ「それでパールも同行するって」
タママに呼ばれたパールことパーシヴァルは水着霊衣に着替えて姿を現した!
パーシヴァル「ただいま支度を済ませてきました。タママの直属のサーヴァントとして、今回の聖杯探索に同行させていただきます」
ププル「わー、すごい筋肉美・・・」
それを見たツーストはクスッと笑いながら言う。
ツースト「まさかまたあの時と同じことにはならないよな?あの帝王パーシマって奴に」
パーシヴァル「!!(顔がぼっと赤くなる」
ゼオ「えっ?なんだ帝王パーシマって」
タママ「パール、どういうことですか?」
パーシヴァル「それについては聞かないように!ツースト殿もその話は忘れて下さい!」
メタナイト(やはり言ってなかったのか・・・)
それを後ろの木陰からこっそりと見ている人物をカービィが発見した。
カービィ「あっ、クロス!こっちにおいでよ!」
クロス「・・・」
カービィに呼ばれたクロスは人間体で水着を新たに装った姿で現した。
ツースト「遅かったじゃねーか!」
クロス「サタンとギガディスに捕まって仕立てられてな・・・ツーストがくれた私の衣装だけでも未だに気恥ずかしいのに見られては行けないから、クロやガウェインに見つからないようにして来たんだ」
あいり「ああ、あの胸元だけ開いた赤と黒の和装ね!」
モードレッド「でも、いいんじゃねーか?クロのことはよく知らんが、ガウェインの奴なら感極まって泣くんじゃねーの?」
クロス「そういう話ではないだろう;」
これで今回の出撃メンバーが揃ったことで桜は彼らをプププランドに送り出すよう背中を押す!
桜「さぁ、みんな揃ったようね!じゃあ、今から夏休みを過ごすのと同時に聖杯探索よ!それが示された場所はプププランドにある虹の島々!いってらっしゃい!」
今回の出撃メンバー全員はそのワープに飛び込んだ・・・!
夏休み(及び聖杯探索の任務)で虹の島々に出発!
- ワドワド☆サマーアドベンチャー!(前編)(その2) ( No.521 )
- 日時: 2025/08/05 17:07
- 名前: 桜 (ID: cmeedneH)
たどり着いたグラスランドでは・・・
虹の島々にたどり着いた出撃メンバーはその島の一つであるグラスランドにて呆れ返るほど平和な風景にカービィは特に羽を伸ばしていた。
カービィ「この島も変わってないなぁ〜」
モードレッド「前に来たことあるのか?」
カービィ「うん!あの時は虹が見られなくなってたんだ」
そう、虹の島々は星のカービィ2の舞台である。その時は黒幕のダークマターにこの島での虹が見れるものである虹の雫を奪われただけでなく、デデデさえも操られてしまったためそれを取り戻すべく三人の仲間達と一緒に冒険に繰り出したのだ。
メタナイト「まあ、この島々に必要なものであった虹の雫を奪われた以上は仕方ないことなのだが、仕方のないことなのだが(気付いたらギャラクシアを構えてる」
クロス「おい今は鞘に納めておけ!」
タママ(ここでも修羅場だったんですね・・・;(察した)
グラスランドにある山で宿営を立てることとなった一行だが、メタナイトはテントを立てる最中に話す。
メタナイト「そうだ、お前達は私とカービィがテントを立てている間はグラスランドを周っておけ。少なくとも経路ぐらいは覚えられるだろう」
ノッブ「おっ、いい裁断じゃなそれ!」
パーシヴァル「では私とタママ殿はこちらを手伝いますよ?」
タママ「これでも鍛えてますから!」
メタナイト「確かにお前達は力持ちだから頼りになるな」
カービィ「じゃ、みんな!いってらっしゃい!楽しんでおいてね!」
テント組以外のキャラ達はみんな各自でグラスランドを周っていた。その中の一人であるププルはゼオに訊ねる。
ププル「ゼオ、さっきからずっとボクに背中向いてるね。なんで?」
ゼオ「そりゃあ向くだろう・・・今のこんな顔を見せられないんだから」
ププル「!」
ゼオの顔をよく見たら、かなり赤くなっているように見える。それは耳にも及んでおり、気付いたププルも彼と同じぐらい顔が赤くなっていた。
ププル(ちゃんと言えばいいのに・・・好き)
一方、ツーストは何やら双眼鏡で周りを見渡していた。
ツースト「よし!あおいはいねーようだな!」
モードレッド「あおいなら、今他の任務中だぞ。多分この任務を知らねーんじゃねーのか?」
ツースト「それはそうだけど、万一のことあるだろ!シスコン舐めんな!あおいと同類のタイマーやドラえもんも同じことをしかねない!」
モードレッド「えっ、タイマーという奴のことはよく知らねーけど、青ダヌキはそうなのか?」
そんな中であいりは二人に呼びかける。
あいり「二人とも!ノッブとカッツがあの酒屋に向かってるらしいですわ」
ツースト「あいつら、すぐにいなくなるんだよなー;とりあえず迎えに行くか」
その数分後、ツースト達が入った例の酒屋では何やらボンカース達相手に暴れている様子があった。カッツだ。
ボンカース「ひぃぃぃぃぃー!!!」
ノッブ「信勝、もうやめんか!」
カッツ「なぜなんですか!こいつらが悪いのに!」
ツースト「おい!何暴れてやがんだ!」
ツーストがその間を割って入った後、カッツは静かに話す。
カッツ「実はこいつらが姉上に来て欲しいと誘ってきてな、姉上の身が危ないと思って僕が来たんだ」
ツースト「なんだって?」
カッツ「こいつらはこの際だからと僕に晩酌頼んだり」
モードレッド「それはいいんじゃねーのか?」
カッツ「ボンカースが僕を自分の膝に乗せたり」
あいり「いや、それはダメでしょう;」
カッツ「挙げ句の果てには姉上よりもありだと言われて・・・!!僕の姉上を下に見るなど正に愚か!姉上に対する侮辱です!」
ノッブ「わしは別に構わんのじゃが・・・;」
カッツの暴走にツースト達はドン引き。それを聞いたボンカースは涙ぐむ。
ボンカース「違うよぉ〜!俺はこいつの姿が嫁に行った妹と重ねちまって、思い出したあまり・・・」
クロス「なるほど。その妹と重ねてしまったのか」
モードレッド(つか、シスコンとやらはそんなにヤバかったのかよ;)
フラン「ウ!」
一方、エレナ達と合流を果たしたゼオとププルは近況を伝え合った。
ゼオ「そっちの状況は?」
エレナ「うーん。聖杯は近いけど、まだ特定できてないかも」
ププル「やっぱり、今のところは手探り状態なんだねー」
すると、茂みから何かの音が聞こえた!
フィン「む?誰か聞いてるのかな?」
エジソン「それならば、私が口止め料で・・・むっ!?」
茂みから現れたのはエジソンの発明家としてのライバルであるアーチャー・・・!
エジソン「すっとんきょう!ミスター・すっとんきょうかぁぁぁぁぁー!!」
ディルムッド「ですが、様子がおかしいような・・・?」
よく見たら、アーチャー・ニコラ・テスラの顔には歯車らしきパーツが張ってある。それに端を発するかのように彼と同じ姿の者が集まってきた!
ププル「え?これって・・・;」
ゼオ「何かのホラーの類みたいだな」
ププル「ぎゃぁぁぁぁぁー!!!」
大量に出現した「ニコラ・テスラ」から逃げるププル達を奴らは追いかけた!
テスラ?全員「電気ですかー!電気ですかー!電気ですかー!」
エジソン「大量に追いかけてくるとは、私に本気を出させに来たか!」
エレナ「そんなこと言ってる場合じゃないわ!今はとにかく逃げるわよ!」
すると、崖が崩れたことでエレナの足が崩れ落ちた!
ゼオ「エレナ!」
ププル「待ってゼオ!」
彼女を助けるべくゼオとププルも落ちて行き、残されたエジソン達は大量の「ニコラ・テスラ」をなんとか撃退した!
フィン「なんとか退いてくれたが・・・」
ディルムッド「ゼオ殿のみならず、ププル殿までもが・・・!」
そこに騒ぎを聞きつけたツースト達が来た!
ツースト「お前ら何があった!?」
エジソン「エレナ君達が崖の下に落ちたのだ!」
モードレッド「なんだって!?」
一方、下に落ちていたエレナが目を覚ました後、同じく気絶しているゼオとププルの二人を見た。
エレナ「ゼオ!ププル!あたしを助けようとして・・・」
エレナが二人を起こそうと身体に触ったら、あっさりと起きてくれた。
ゼオ「なんだ、騒がしい」
エレナ「きゃあっ!って、生きてるわね・・・」
ププル「うん!くぅちゃんも無事だよ」
くぅちゃん「くー」
すると、ゼオのモンスターボールから彼のブラッキーであるリストが出てきた!
ゼオ「リスト!」
リスト「急に出てきて悪かったが、あそこに何かある」
ププル「あっち?」
リストが示した道に向かうと、そこには小さな生き物があった。それは本来のと違って黄色かったが・・・
エレナ「・・・ワドルディ・・・?」
その小さなワドルディはうっすらと目を覚まして、エレナの方をじっと見た。
エレナ「・・・」
よく見たら、それは赤ん坊の年齢であるワドルディであった。場所も考慮して推察するすると、恐らくさっき生まれたばかり。エレナはその小さなワドルディをじっと見ていた・・・。
あまりよく見ない色を持つ小さなワドルディ
- ワドワド☆サマーアドベンチャー!(前編)(その3) ( No.522 )
- 日時: 2025/08/05 17:09
- 名前: 桜 (ID: cmeedneH)
一方
エジソン「じゃんけんぽん!」
一方、地上ではエジソン達が誰が三人を救うのかじゃんけんで決めようとしていたが、あいこばかりでなかなか決まらずに難航していた。
ツースト「またあいこじゃねーか!」
フィン「ディルムッド。わざと負けてくれないか?」
ディルムッド「ひ、酷い命令!!」
あいり「でも、私達がこんなことしてる間に三人が・・・」
すると、彼らの後ろからゼオとププルがひょっこりと顔を出した!
ゼオ「死んでないぞ?」
カッツ「うわっ!驚かすなー!」
ノッブ「生きていたんじゃな!」
ププル「うん、なんとかね」
モードレッド「そういや、エレナの奴は?」
ゼオ「それがな・・・」
ゼオに見られたエレナが笑顔で現れた!あの時に出会った小さなワドルディを抱えた状態で。
エレナ「はーい!どうかしら!」
小さなワドルディ「わにゃっ」
大半の全員「・・・」
その直後、大半の全員が叫んだ!小さなワドルディを見たからだろう。
ツースト「なんだよそのワドルディ!?」
エレナ「この子、さっき生まれたばかりなの。あたし達が行こうとしたらついてきちゃったのよ」
あいり「あ!まさかもしかして、その小さなワドルディはエレナさんのこと、「お母さん」だと思ってないんじゃなくて?」
エレナ「えっ?」
モードレッド「そういや刷り込み効果があるって聞いたことあるな。まあ鳥とかによく起こるものだけどな」
エレナはその小さなワドルディの顔を見ながら言う。
エレナ「あたしが、あなたのお母さんなの?」
小さなワドルディ「わにゃっ!」
エレナ「でも、そう言われたら悪い気しないかも」
エレナが小さなワドルディに抱きつくが、クロスはある懸念を伝える。
クロス「そのワドルディを連れて帰るのは私達は反対しないんだが、私達が帰って来たらメタナイトにはなんて言えば良いのだ?」
エレナ「あっ;」
そして夕方になった後、エレナ達が宿営に帰って来たら案の定・・・
メタナイト「返して来なさい!!」
エレナ「言うと思ったぁー!!」
メタナイトにお叱りと小さなワドルディを返すように言われたエレナを見たゼオは彼を宥める。
ゼオ「メタナイト、そんなこと言うのは流石に可哀想だ」
ププル「このワドルディはまだ生まれたばかりなのに酷いよ!」
メタナイト「子供は黙ってなさい!」
カービィ「メタ!今は怒らないでやってよ」
エレナが抱えている小さなワドルディを見たパーシヴァルは何かに気付く。
パーシヴァル「エレナ嬢。少しそのワドルディを見せてもらっていいかな?」
エレナ「いいけど・・・」
パーシヴァルはその小さなワドルディをじっと見た後に発言した。
パーシヴァル「メタナイト殿。このワドルディの中から魔力を感じます。今は欠片程度だと思いますが・・・聖杯だ」
大半の全員「えっ!!?」
なんと、その小さなワドルディの中に聖杯の欠片から来る魔力があるのだ!
生前に聖杯探索に出たことがある経験からか、その察知に長けているパーシヴァルはメタナイトに話す。
パーシヴァル「この子の中に聖杯があるのはありますが、それを抜いても元の場所に返すのは筋違いですよ。いつ敵に狙われるかわからないし」
メタナイト「確かにそれを考えたら、その判断はできんな・・・;」
エレナ「じゃあ、あたしが育てていいの!?」
メタナイト「ただし、ちゃんと面倒を見ておけ」
エレナ「うん!」
ゼオ「よかったな・・・あ」
ゼオは何かに気付いたように持って来たカバンのチャックを開けながら話す。
ゼオ「それとそのワドルディのそばにこんなものがあったんだが・・・」
ゼオがカバンから取り出したのは何らかの古い地図だった!経路を見る限り、虹の島々と同一なのだが・・・
タママ「これ、地図ですか!?」
メタナイト「地図の紙の材料を見る限り、私達よりも先の世代のものだが・・・」
カッツ「確かに見たことない文字が記されているな。なんて読むんだ・・・」
大半の全員がその地図の解読に悩むが、クロスはその地図を見ながら話す。
クロス「これは今の時代から遥かに古代でよく使われたプププ語だな。スペルが今のと違っている」
ツースト「!わかるのか?」
クロス「ああ、旅して来たゆえ多少は嗜めた程度だがな。今はそれしか浮かんでいないが、それを解明するたびに新たな文字が浮かび上がるようだな。最初の文字が記された島は、ビッグフォレスト。ここを巡って来いというやつだな」
モードレッド「じゃあ、これはまさか宝探しってやつか!?」
まさかの宝探しに一部の人達の目が輝く中、エジソンは呟く。
エジソン「その道中にまたあの大量のすっとんきょうもどきが出てこないといいんだがね!」
カービィ「えっ?どういうこと?」
ゼオ「そうか、カービィは知らなかったか」
ゼオは自分達がまだガウェインと対峙する前の青の吸血鬼一族の一人であるミリアムと戦っていた時に最大の危機が到来した時にモードレッドの手引きに応じて呼ばれたニコラ・テスラが助けてくれたことを話した。
カービィ「そっか。その人と同じのが大量にいるんだね」
ゼオ「ああ。大量だぞー」
カービィ「なんか笑えてきちゃうね・・・あははっ」
ゼオ「ははっ、おかしいなそれ」
ププル「おかしいわけないでしょ!こっちはすごい怖い思いしたんだからね!」
モードレッド「そうか、あいつはまだ現界してるんだな・・・」
それを見たメタナイトは呆れつつも、今後のことについて発言する。
メタナイト「では明日はビッグフォレストだな。キャンプ当番を付けるとはいえ、そこに踏み込むぞ。今日は遅いから、明日に向けて休むといい」
カービィ「はーい!」
その後、今日の夕食であるカービィが作ったカレーを全員が頬張る中、エレナはそれを食べたそうにしていた小さなワドルディに話しかける。
エレナ「ワド太郎。食べる?」
ワド太郎「わにゃっv」
ゼオ「もう名前を付けたのか」
エレナ「ワドルディを日本人がよく付けるような名前と掛け合わせたのよ。逆に英名でつけようとすると、なんかしっくり来なくて」
カービィ「いいんじゃないかな?その方がわかりやすいよ」
その日の就寝に入る中、エレナはワド太郎を寝かしつけている最中にププルは静かに話しかけてきた。
ププル「よほど気に入ったんだねー」
エレナ「うん。だって、この子はあたしがお母さんだって思ってるのよ。正確にいうなら、あたしはおばあちゃまだけどね」
ププル「そんな幼い女の子の見た目してるけどね」
エレナ「あたしに限らず、サーヴァントはそういう姿で召喚されるものよ?」
エレナに寝かしつけられたワド太郎は安心してそうにスヤスヤと寝息を立てていた・・・
「エレナの夏休みの日記」
今日から虹の島々で聖杯探索という名の夏休みの冒険に出かけたわ!なんやかんやあった中であたしはどこか変わった小さな黄色のワドルディと出会って、その子の母になった。この子となら、楽しい日々がこれからあるような気がして、どうしようもないぐらいワクワクしてるのよ。
- ワドワド☆サマーアドベンチャー!(前編)(その4) ( No.523 )
- 日時: 2025/08/05 17:11
- 名前: 桜 (ID: cmeedneH)
最初にめぐる島へ
そして翌日の朝、最初に巡る島であるビッグフォレストに行くことになった出撃メンバー達にメタナイトが呼びかけた。
メタナイト「事態解決までは一日ずつで誰か一人二人、あるいは三人はテントの警備をしてもらう。今日のはツースト、月島あいり、モードレッド、クロスの四人だ」
ツースト「モーさんは今はサーファーである以上は森とか山は好かないって言うし、いい人選だなそれ」
モードレッド「だって海に行きてーんだよ。波乗りしてーし」
あいり「あー、森の島は確かにその名の通り、森だらけですわね;」
クロス「では遠慮なく、今日の警備を担当させてもらう」
メタナイト「よし、決まりだな。お前達は早く支度しろ」
大半の全員「はーい」
メタナイトに促された出撃メンバー達は支度を済ませた後、今日のテントの警備担当である三人を残して砂浜に向かうが・・・
ププル「ちょっと待って!ボク達、行き来する手段がないんじゃない!?」
ゼオ「飛行能力を持ってる奴らなら行けるんだがな・・・浮遊魔法で浮かせても、大人数じゃかなりの魔力を使用するし」
すると、海の方からこっちに向かっている影があった!
タママ「あれは誰だ!?」
ゼオ「美女だ!?」
カービィ「ローマだ!?」
フレッド「もちろん、俺様だよ!!」
ププル「海賊王フレッドが率いるブラッドアンカー号、降臨ーーーーー!!!」
海賊王フレッドが率いるブラッドアンカー号が虹の島々を行き来する移動役を担うようになったことでそれの懸念はひとまず解消された後に彼らはそこに乗り込む。当然フレッド達とは初対面であった味方サーヴァント組は海賊と味方が協力し合う雰囲気に少し戸惑う。
カッツ「なぁ、こいつらは本当に大丈夫か?」
メタナイト「奴らは海賊だが、根は下衆な輩ではない。安心しろ」
ノッブ(そういえば、英霊の座では海賊も何人か登録されているようじゃが・・・この海賊達は生きた人間か)
フレッドはゼオの背中をバンバンと叩きながら言う。
フレッド「久しぶりじゃねーかゼオ!しばらく会えてねーなと思えば、こんなライオン頭とか可愛い幼女みたいなのを連れてきて!」
ゼオ「フレッド、叩く手が強すぎるぜ」
エジソン「つか、誰がライオン頭だ誰が!!私はかの発明王、トーマス・エジソンである!」
エレナ「これでもあなたよりは年上なんだけどー」←生前では結構な年齢になるまで生きた見た目ロリ
フレッド「オメーらはサーヴァントか。桜からも聞いたが、去年の時に見たあの髭のある侍野郎と同じ類ってことだな!」
タママ「え?侍野郎って・・・」
フレッド「なんか変わった訛りで喋ってた奴!あんななりでも事態を解決しようとしたのは好感あったんでな!」
パーシヴァル「岡田殿か・・・」
エレナは船に乗ってはしゃぐワド太郎を微笑ましそうに見ていた。
ワド太郎「わにゃー!」
エレナ「あらあら、ワド太郎も初めての船で大興奮してるのね」
フィン「ワド太郎はまだ赤ん坊ゆえに初めてのことには興味津々なのだろう」
すると、ブラッドアンカー号の航海士であるハクウが望遠鏡で見ながら伝える!
ハクウ「船長ー!もうすぐ到着するよー!」
フレッド「うしっ!着いた後はお前らだけでも行けるよな?終わったら、迎えにきてやっから!」
カービィ「うん!」
その数分後、森の島であるビッグフォレストに着いたもののその島はその名を示すかのように大半が森で覆われていた。
タママ「森だらけですぅ〜!」
カービィ「ボクとメタは慣れてるから、ある程度の道案内ぐらいならできるんだけど・・・ん?」
すると、カービィは何やらランニングしている大きなハムスターらしき奴を見かけた!彼女は声をかける。
カービィ「あー!リックー!」
リック「えっ!?カービィ?」
ノッブ「リック?」
カービィの仲間の一人であるリックと邂逅した後にカービィから話を聞いたリックはピンとくる。
リック「もしかしてあの奥にある遺跡の方か?」
ゼオ「知っているのか?」
リック「ああ。こないだから光ってやがんだ」
リックが指す方向を見たら、森の奥にある小さな遺跡の方から光があった!
ゼオ「あれは確かに光ってるな。ということは俺達が探すお宝かもな」
メタナイト「この森にはなぜ遺跡があるのか疑問なのだが「そこは突っ込んじゃダメだよ」
森の奥の遺跡のお宝がある可能性を導いたことでカービィはリックに頼む!
カービィ「リック!お願い、そこに案内して!」
リック「おうよ!せっかく、こっちに里帰りしてくれたし、カービィの頼みなら引き受けないわけにはいかないな。ただし、俺に追いつけたらな!」
リックは先にバビュンと遺跡の方に走って行った!
ディルムッド「は、速い!」
カービィ「リック、走るのが得意だから速いんだよ。要はその自分に走るスピードで追いつけたらっていうのが協力する条件!」
エレナ「それならいいわね。ワド太郎、乗って!」
パーシヴァル「えっ?どうやって・・・」
すると、エレナの宝具が最新鋭のようなホイール型の乗り物に変わり、そこにエレナとワド太郎が乗り込んだ!
ププル「乗り物!?」
エジソン「おお!早速使う時が来たか!」
エレナが操作する乗り物がリックが走った方向を辿ってスピードを速くした上で移動を開始した!
メタナイト「それなら私達も行くぞ!」
カービィ「うん!今コピー能力・ホイールに変身してるし!」
フラン「それにへんしん、したの?」
あいり「フランちゃん、カービィはコピー能力を使うことができますのよ。これまで戦っていた際に敵に攻撃したのがそれですわ」
出撃担当のキャラ達もその方向を辿って走る中、リックは後ろを気にせずに走り続けていた。
リック「やっぱり走るのは気持ちいいな。ららんら〜ん♪」
そんなところにエレナとワド太郎が乗っているホイール型の乗り物が追いついてきた!
エレナ「追いついたわよ!」
リック「えっ、なんだよそれ!めちゃくちゃカッコいいんじゃねーか!」
ワド太郎「わにゃ!」
二人が乗るホイール型の乗り物を見たリックは少年心ゆえか目を輝かせるも、それには負けまいとスピードがさらにヒートアップした!
リック「だが、まだまだこれからだぜ!」
エレナ「あたしは肉体労働は少し苦手だけれど・・・負けてたまるもんですか!」
二人の方も対抗意識からか走り続ける、が・・・
ゴッチーン!!!
リック「いっでぇ!!」
エレナ「前方には気をつけないとねー」
リックの前方不注意により競争が終了。その数分後、後から来たゼオ達に対してもリックは伝える。
リック「わかったよ、俺の負けだ・・・協力するぜ」
カービィ「ありがとう、リック!」
リック「よし、この入り口だ!」
全員が森の島の遺跡に入った後、ププルはヒソヒソとメタナイトに話しかけた。
ププル「カービィとリックが一緒にいても剣を抜かないんだね」
メタナイト「ああ。リックは彼女持ちだからな」
エジソン「あのハムスターが彼女持ち!?」
すると、歩みを進めていたリックは何かを見た。
リック「ん?これは・・」
フィン「どうしたんだね?」
リック「後ろから何か来る」
全員が後ろを見ると・・・
ゴロゴロと向かって巨大岩だった(ぇ)
タママ「タマー!!逃げないと踏みつぶされるですぅ!!」
メタナイト「走れ!」
全員が巨大岩から逃げるように走り続けた矢先で行き止まりに当たった!
カッツ「ぎゃー息止まり!!」
ノッブ「むっ、待て!これは・・・」
ある看板の内容「これは試練である。この試練を解けた者は道は開くだろう。問.星のカービィの偽物の敵は誰だ?」
ププル「試練を解かなきゃいけないのはわかるけど、そんなことしてる場合じゃないでしょー!?」
メタナイト「バタモン」
ゼオ「えっ」
次の瞬間、正解だったのか扉が開いた!
エジソン「正解だったか!あの巨大岩が来る前に入るぞ!」
全員が試練の部屋に入ったことで巨大岩は向こうまで転がりに行った後、ゼオはメタナイトに訊ねる。
ゼオ「なぜあっさりと正解できたんだ?」
メタナイト「私のカービィは一人しかいない(キリッ」
エレナ「えっ・・・怖・・・!」
すると、向こうから光っているものを目にした!そう、あれは自分達が探すお宝とされる・・・!
エレナ「あれはまさか聖杯の雫!?」
リック「あの光っているのが聖杯とやらのカケラだったのか?」
ゼオ「とにかく回収しよう」
ゼオが聖杯の雫を手に取ったことで古代の地図に新たな文字が浮かび上がった!
カービィ「文字が浮かんだー!」
パーシヴァル「これはあとでクロス殿に解読してもらおう」
リック「どうやら目的は達成したっぽいな!」
エレナ「あっ、待って!」
エレナはワド太郎を見せながらリックに訊ねた!
エレナ「あなたはこの子をワドルディと言える?」
リック「確かに見たらワドルディなんだが・・・こんな真っ黄色なワドルディは見たことねーな」
エレナ「やっぱり珍しいワドルディなのね!ワド太郎、あなたはただのワドルディじゃないのよ!」
ワド太郎「わにゃー!」
それから今日の出撃班がグラスランドにあるキャンプに戻ってきた後の夜、ゼオは夕飯が待っている間にエレナとワド太郎に焚き火で焼いたマシュマロをあげていた。
ゼオ「ほらよ」
エレナ「ありがとう」
ププル「マシュマロは焚き火で焼けるんだね。まあ、クロスさんは今地図の解読してるし、今日の夕飯が待ち遠しいのはわかるんだけどさ」
ゼオ「王ドラに教わったものなんだぜー」
ワド太郎に焼きマシュマロを食べさせていたエレナは笑顔を浮かんでいた・・・。
「エレナの夏休みの日記」
今日はビッグフォレストを冒険して、ワド太郎をあたしの宝具に乗らせてもらった。なんと、リックというカービィの仲間のハムスターと競争したのよ!途中でリックの方がドジったけれど。
- ワドワド☆サマーアドベンチャー!(前編)(その5) ( No.524 )
- 日時: 2025/08/05 17:13
- 名前: 桜 (ID: cmeedneH)
何やら怪しい会合が・・・!?
一行が虹の島々を巡る旅の最中、とある場所では誰かが何らかの内容を話していた。
???「あの人達、虹の島々を巡る冒険に出始めたようね・・・」
???2「でも、たのしそうだ」
???「そういえば、あなた達は星のカービィを注視してるみたいだけど、何が目的なの?」
???3「別に。まあ何もないんだけどサ・・・」
???4「ボクもナニもナイヨォ〜?」
???「なんかすっとぼけてるような気はするんだけど・・・まあいいわ。あの人達が次に向かう島にあなた達が作ったコピー人形を送り込む。その間に何かしたら殺すからね」
???3「わかったのサ」
???4「ハーイ」
その翌日の朝、クロスが地図を解読できたのでその次の島、通称「海の島」であるリップルフィールドに向かうことを決めた一行にメタナイトが告げる。
メタナイト「これから次の島であるリップルフィールドに向かってもらう。今日のテントの警備担当はププル、フィン、ディルムッド、フランの四人だ」
ププル「ボクは今日は留守番かぁ〜」
フィン「まあたまに休暇も悪くないだろう(幸いにもゼオは行ってるしな」
ディルムッド(我が君がまたよからぬことを企んでそうな・・・;)
フラン「てんとの、けいびは、まかせて」
ゼオ「・・・」
その数分後、リップルフィールドに向かっていたフレッド率いるブラッドアンカー号ではフレッドがモードレッドを初めて目にしたことで気付いた。
フレッド「おー、また新たな顔を連れているようだな!」
モードレッド「!お前はゼオ達の知り合いか」
フレッド「おうよ!あいつらには巻き込んだり巻き込まれたりしてるからな」
それぞれが雑談で花を咲かせている中でカーチェスが作ったラザニアを食すゼオにツーストが話しかけた。
ツースト「おい。ププルは大丈夫なのか?」
ゼオ「ああ、大丈夫だ。そのためにステラ達を置いてきた」
一方のキャンプではフィンがププルに逢瀬に行こうとテントに向かおうとしたら、その前に座るゼオのポケモンであるステラとリストにじっと見られていた。ついでにくぅちゃんも。
フィン「・・・」
ステラ&リスト&くぅちゃん(・ω・)じっ・・・
フィン「キミ達。そこで涼みたいのはわかるが、今は私は急いでいるのだよ。少しだけどいてもらえないかな?」
ステラ&リスト&くぅちゃん(#・ω・)←睨みつけてる
フィンΣ(°ω°;)下心がバレてる!!
とりあえずフラグはへし折られたか。
一方、カービィは海の方をじっと見ていた。
カービィ「海が綺麗だなぁ・・・」
すると、正面から何かが向かって来てるように見えた。
メタナイト「む?何やらこちらに向かって来ているようだが・・・」
すると、向こうから発砲するような音が聞こえた!
マルチウス「襲撃だ!襲撃だぞ!」
フレッド「何ぃ!?まさか噂のでこぼこ女コンビの奴らか!?」
エジソン「でこぼこ女コンビ?」
フレッド「最近海賊の間で話題になってる、二人一組の女海賊だよ!奴らの出自はわかんねーけど、連携技がすっげーつえー奴らだそうだ!まあわかることいえば、身長差がすげーあるから、俺達は仮としてでこぼこ女コンビと呼んでるぜ」
すると、その一角がカトラスを持って飛びながら攻撃して来た!クロスがそれを天羽々斬で弾く。
ツースト「クロス!」
クロス「全く身体が小さいからといって、油断ならんな」
クロスがカトラスを持つ小さな少女と相対する中、エレナが隠れながらワド太郎を守るように抱きしめていた。
エレナ「ワド太郎。しばらくはここにいようね」
ワド太郎「わにゃ・・・」
しかし、そこにスタイル抜群の美女がマスケット銃で撃とうとしたが、エジソンの使役するロボット兵により阻まれた!
スタイル抜群の美女「!」
エジソン「なかなかいいところを突くだろうが、それはフェアじゃないぞ?」
船が襲撃されても、自分の意志が揺らぐことはないフレッドは船長としてカーチェス達船員達に指示した!
フレッド「野郎共、相手が女だからって手加減するな!戦える奴はそれぞれのところに援護しに行ってこい!」
船員全員「アイアイサー!!」
そんな混乱の中でタママは「でこぼこ女コンビ」の顔をじっと見た!
タママ「タマッ!?」
それぞれで戦っているでこぼこ女コンビもタママに気づいたことで彼のところに飛んだ!
ノッブ「タママ!」
パーシヴァル「!タママ殿、こちらへ!」
でこぼこ女コンビがタママに近づいた、その時・・・
スタイル抜群の美女「タママさん!お久しぶりですわ〜!」
大半の全員「!!?」
スタイル抜群の美女が雰囲気がさっきのとは打って変わったのもあるが、タママはその二人について見覚えがあった。そう、この二人はモードレッドと共に雪月界に飛ばされた際に共に戦った・・・!
タママ「アンメア・・・ですか!?」
アン「まさか何かあるかなと思って襲いに来た船にタママさんがいるだなんて・・・!あなたがいるからにはもう攻撃できませんわねv」
メアリー「いや、海賊業を全うにしなきゃダメだと思うよ」
すると、その後ろからモードレッドがひょっこりと出て来た。
モードレッド「言っとくけど、この船はオレ達の仲間の知り合いの海賊が率いる船なんだがな;」
アン「あら、モーさんまで!お久しぶりですわ!」
モードレッド「久しぶりって言ってる場合じゃねーが・・・まさかこのチェリーワールドに移動させられたなんてな」
メアリー「僕達も予想外だったからびっくりしたけど、どうせなら海賊として暴れてやろうかと思って。結果、この世界のどこの海賊にも名が知れちゃった」
タママ「暴れすぎじゃねーかですぅ!!」
その光景を見た周囲はでこぼこ女コンビことアンメアが二人と親しそうな様子を見て思わず呆気に取られてしまった。
カッツ「どうやらあいつらの知り合いのようだな」
メタナイト「今の様子を見ても判断ができないのだが・・・」
フレッド「おいお前ら。襲撃しに来たんじゃなかったのか!?」
アンメア「あ、タママ(さん)とモーさんが乗っているのでそれは一旦諦めます」
ハクウ「早いなそれ!?」
すると、メアリーが船首の上に乗りながら言う!
メアリー「でも、僕達の目当てはあっちの方だよ」
カービィ「えっ?」
一行が見ると、そこはあそこから何やら光っている様子の海の島・リップルフィールドであった!
カービィ「あー!あそこに聖杯の雫が・・・!」
アン「どうやらあなた達もあれを狙っているようですわ。いいでしょう、争いますわ!私達が勝ったら、タママさんを下さい!」
タママ「タマァッ!!?」
メアリー「その代わり、キミ達が勝ったら手に入れたものはあげるよ。じゃ、リップルフィールドで待ってる!」
アンメアがリップルフィールドに向かって行った後、あいりがモードレッドを訊ねてきた。
あいり「モーさん、あの二人とは知り合いなんですの?」
モードレッド「べ・つ・に〜(あの時に付き合ってこそはないが、タママと想いが通じたなんて言えねー」
パーシヴァルはタママに顔を覗き込みながら言う。
パーシヴァル「タママ殿・・・浮気は、よくない」
タママ「違うってば!!」
アンメア再登場
- ワドワド☆サマーアドベンチャー!(前編)(その6) ( No.525 )
- 日時: 2025/08/05 17:15
- 名前: 桜 (ID: cmeedneH)
リップルフィールドに到着したが・・・
その数分後に辿り着いたリップルフィールドに、ゼオのレーダーでアンメアが遺跡にいることを感知していた!
ゼオ「よし、この島の遺跡の地下にあの二人がいるようだな」
ツースト「お前らはあの二人を追ってくれ。あ、モーさんはこいつらの護衛だ。でないと、不安な気がする;」
モードレッド「おう、わかった;(あいつらだけだとヤバそうな気がするからな・・・」
ゼオ達が遺跡の地下に向かった後、向こうから茂みの音がした。
あいり「ん?ノッブ、何してますの?」
ノッブ「いや、わしじゃないぞ?」
クロス「ということは一体誰がこの茂みを・・・」
すると、その茂みからばっと出て来た!それは・・・
テスラ?全員「電気ですかー!電気ですかー!電気ですかー!」
ツースト「え゛っ・・・!!?」
クロス「まさかあれは・・・!!?」
メタナイト「ゼオ達が言っていた、大量の・・・!!?」
一方、地下の遺跡に向かったゼオ、エレナ(+ワド太郎)、エジソン、タママ、パーシヴァル、そして彼らの護衛として同行したモードレッドは二人の魔力を頼りに追いかけながら走っていた。
ゼオ「近い!多分まだ辿り着いてないが、なんか止まってる気がする!」
エレナ「何か障害物があったの!?」
すると、ゼオの予想通りになぜか立ち止まってるアンメアの姿があった!
パーシヴァル「いた!だが、何かを叫んでるようだ」
タママ「げっ!!」
タママはそれを見てびっくりした。何しろアンメアが叫びながら立ち止まっているのは・・・
アン「だーかーらー、それじゃ納得行きませんわ!お宝は海賊であるこっちが奪うものですのよ!あなたも同罪です!」
王ドラ「あなた達の生前の肩書など知ったことではありませんよ!私はただ天草さんがたまには宝探ししたいって言うから同行しただけで怪しいことなどありません!!ああもう、なぜこんな疑われるんですかね!?」
なんと、桜サイドではオレンジの悪魔の異名で知られる王ドラがアンメアと揉めていたからだ!どうやら偶発的に遭遇したことで揉め合いになっているようだが、彼の隣には彼の直属サーヴァントであるルーラー・天草四郎が立っていた。
エレナ「どうやら王ドラ達と遭遇していたみたいね。王ドラが来たのはタママを恨んでるのかしらね?」
タママ「・・・;」
モードレッド「天草が宝探ししたいってか・・・なるほどな、わかった。あいつ、聖杯を手に入れるために聖杯の雫を集めようとしてたんだな」
ゼオ「聖杯の雫は合体することあるのか?」
モードレッド「そりゃあ聖杯の欠片だからな。七つ集まらなきゃ意味ねーんだけど」
すると、アンメアが汗まみれになっているタママの方に向く!
アンメア「ちょっとタママ(さん)!この人はめっちゃ酷くない!?女みたいな顔と華奢な身体をしてるくせに!」
王ドラ「タママさん!?」
タママ「気付かれたぁぁぁぁぁー!!!」
ゼオはおにぎりらしい物体を持ちながら言う。
ゼオ「あーあ。俺は助けんぞそんな「ちょっと待った」
すると、おにぎりらしい物体がゼオから離れて行った!
ゼオ「ああっ、大きなおにぎりを見つけたと思ったのに!」
おにぎり?「ボクはおにぎりじゃないです」
おにぎりらしい物体が長い舌を出しながら、ゼオ達の前に姿を現した!
モードレッド「お前は?」
おにぎり?「ボクはグーイです。カービィの友達です」
パーシヴァル「カービィの友達なのか」
グーイ「ボクはこの遺跡の奥の場所を知っています。先程まで三日間はお昼寝していたので」
エジソン「マイペースすぎない?まあいい、案内してくれ!」
一方、大量の「ニコラ・テスラ」に遭遇したツースト達はフレッド達をも巻き込んでまで武器やスキルを使うなりしてなんとか撃退したりしていたが・・・
ツースト「なんでいまだに湧いて出てくるんだー!!」
フレッド「下手したらやべーホラーじゃねーか!!」
あいり「ああ、ここにモーさんが来てくれたら・・・でも、なんかあの面子では変なこと起こしそうだったし・・・」
???「何よ?これぐらいのことも対応できてないの?」
ツースト達の前に現れたのは何らかの鎌を持つあいりとあまり変わらない年頃の少女だった。
メタナイト「誰だ?」
???「名を明かすことはできないわね・・・」
すると、何か浮いているような少年が上からツーストの前に現した!
???2「おぉー!ぎんばつがキレイな人だ」
ツースト「!!?」
鎌を持つ少女がその少年を呼び戻した後にこう伝えた。
???「コピー人形に撃退しかできないってことは、世界を救ったとしても、まだまだのようね」
ノッブ「!まさかあれは奴のコピー人形か!」
???「誰かが作ったものだけどね。さて、まだまだ出てくるわよ〜」
大量のテスラのコピー人形が再び大量に湧き上がって来た!
カーチェス「ぎゃあああああー!!ゾンビ!!?」
マルチウス「あっ、ブラッドアンカー号にも侵入されたらヤバい・・・;」
すると、何らかのサメらしき物体が海から出て来た!
カッツ「今度はサメかー!!?」
???「!!」
そのサメらしき物体は海水を使って、大量のテスラのコピー人形を吸い込んだ!
あいり「飲み込んだ!?」
カービィ「あっ!」
すると、カービィはそのサメらしき物体に頭を撫でた。
カービィ「カインだー!」
カイン「んぼう」
大半の全員「ズコー!!」
カービィの仲間の一人であるカインは大量のテスラのコピー人形を飲み込んだことをものともせずに気ままに泳ぎ、それを見た鎌を持つ少女がツースト達をキッと睨みつけながら言う!
???「きょ、今日のところは引き上げるわ!あと、あの真っ黄色なワドルディは攫ってやるから!」
メタナイト「待て!」
鎌を持つ少女と身体が浮いている少年がテレポート用のマシンで立ち去ったあと、彼女が言ったことで目的に気付いた。
ノッブ「どうやら奴らの狙いは・・・」
フラン「ワド、たろう」
一方、グーイの案内を受けたゼオ達はその方向まで走っていた!
タママ「本当にこの道なんですね!助かったですぅ、グーイ!」
グーイ「いえいえ」
パーシヴァル「む?後ろなんか音が・・・」
思わず後ろを見ると、なんと王ドラと天草、アンメアが彼らを追いかけて来ていた!
王ドラ「こらっタママさん、待ちなさい!!私を差し置いて行くだなんて許しません!!」
天草「あの、いつまで走り続けるんですか・・・;」
アンメア「そのお宝は私達のー!!」
タママ「ぎゃあああああー!!!追って来たぁ〜!!」
ゼオ「急ぐぞ!」
ようやく聖杯の雫がある部屋の前に着いたが、どうやらその扉に張ってあった看板には試練が書かれてあった。
看板の内容「これは試練である。この試練を解けた者は道は開くだろう。ザ・ドラえもんズの一人であり、ドラケロ防衛隊のメンバーである王ドラが最近大失敗したことは何?」
エレナ「は!?そんなこと言われてもわからないわよ!」
ゼオ「わかったぜ!王ドラはたまたま女子更衣室に入ってしまい、女子達は怒りこそはしなかったものの顔真っ赤にしながら気絶したのが大失敗だ!」
王ドラ(°д°)
ゼオの答えが正解したことで試練の扉が開け、王ドラ顔を真っ赤にしていた・・・
王ドラ「ゼオさぁぁぁぁぁーん!!!」
ゼオ「ふっ、正解したから悪くない」
秘密をバラされたことでブチギレた王ドラは四次元袖から巨大ヌンチャクを出した!
王ドラ「許しません!殺す!!」
タママ「ぎゃあああああ殺されるぅぅぅぅぅー!!!」
グーイ「グーイ!」
そこにグーイが舌攻撃をかましたことで王ドラは吹き飛ばされた!
王ドラ「うぎゃっ!!」
彼が持っていた巨大ヌンチャクが壁に当たったことで遺跡に揺れが始まった!
エジソン「まずい!せめてあの聖杯の雫を手に入れなくては!」
エレナ「ワド太郎、しっかり捕まってて!」
ワドルディ「わにゃっ!」
揺れはしばらく続き、遺跡の半分が崩壊した後、その瓦礫の中から一足先にタママが出て来た。
タママ「あー・・・危うく死ぬかと思ったですぅ・・・;」
ゼオ「でも、勝ったんだぜ俺達は。ほら、タママが瓦礫から出てくる際に掴んでいるそれ」
タママが瓦礫から出るために掴んでいたを見ると、それは聖杯の雫だった!
タママ「タマ〜!」
モードレッド「タママ、やるじゃねーか!」
モードレッドに褒められたことでタママは嬉しくなるが、アンメアが瓦礫から出た後にため息をつく。
アン「あーあ、負けちゃいましたわ〜!」
メアリー「でも、結局は目当ての宝じゃなかったんだね」
ゼオ「残念だったな」
二つ目の聖杯の雫を持って、ツースト達のところに戻った後にカービィは彼らと一緒に来てくれたグーイに会った!
メタナイト「げっ・・・;」
カービィ「グーイ!」
グーイ「お久しぶりです、カービィ」
ツーストはその様子を見ながらメタナイトに耳打ちする。
ツースト(カインが良くて、グーイとやらは嫌そうな顔してるってことは・・・)
メタナイト(ああ、グーイは密かにカービィを狙っているOTLカインのは妻がいるからな)
ノッブ(あの魚がまさかの妻帯者!!?)
すると、エレナはカインをじっと見る。
エレナ「あなたもカービィの仲間?だったら、このワドルディは見たことある?」
カイン「んぼ〜・・・(身体を横に振る」
エレナ「そう、見たことないのね。グーイは?」
グーイ「ボクも、こんなワドルディは見たことありません」
エレナ「そう・・・ワド太郎!あなたはあたしの予想以上ね!もちろん、そうじゃなくても可愛いんだけど!」
ワド太郎「わにゃ」
そんな彼らを横目に例の地図には新たな文字が浮かんでいた・・・
「エレナの夏休みの日記」
今日はリップルフィールドに向かっている途中でフレッドとは別に海賊とか出て来たりしていたけれど、その海賊がサーヴァント!(しかも、タママとモードレッドの知り合いらしいわ)その海賊には出し抜かれないように走っている最中に王ドラ達にも遭遇するアクシデント(って言った方がいい?)があったけれど、そこで出会ったグーイの協力で無事にお宝である聖杯の雫を入手したわ!ワド太郎もどこかキャッキャとしてて、とても楽しかったみたい!
一方、最後に瓦礫から出て来た王ドラと天草は・・・
王ドラ「天草さん。ゼオさん達は聖杯の雫とやらを手に入れようとしていたようでしたが、まさかそれが目当てでこの宝探しに?」
天草「バレていましたか・・・まあ、そのおかげで我が正室(予定)のあなたに関することを聞いたのが唯一の良いことでしょうけど・・・」←聞いてた
王ドラ\(^O^)/
後編に続く・・・!
後編もハラハラワクワクの予感!感想おk