二次創作小説(紙ほか)

ワドワド☆サマーアドベンチャー!(後編)(その1) ( No.526 )
日時: 2025/08/19 19:28
名前: 桜 (ID: AQHMnU3E)

後編です!まだまだ夏休みの旅は続く!






「前編のあらすじ」
水着霊基となったエレナは生まれたばかりのワドルディ(ワド太郎)の母となった。


エレナ「はぁい!あたしがワド太郎の母でっす!」
ワド太郎「わにゃ!」


「前編のあらすじ2」
フレッド率いるブラッドアンカー号に襲撃した別の海賊がまさかのタママとモードレッドの知り合いであった。


モードレッド「まさかあいつらにまた会うなんて思っていなかったぜ・・・;」


「前編のあらすじ3」
グーイ登場でメタ様おこ


ゼオ「さらに暑くなるからやめろー」←暑いのが苦手


「前編のあらすじ4」
うりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ(ry)


ツースト「早く始めろ!!」


サーセン(テヘペロ)それでは後編〜






クロスが地図に新たに浮かんだ文字の解読に進めている中、リップルフィールドの島で二つ目の聖杯の雫を手に入れてから翌日、ゼオとププルは今日の朝食であるフレンチトーストとベーコンエッグの準備をしていた。


ゼオ「こんな暑い中で料理か・・・」
ププル「はいはい、頑張ろうねー」


そんな会話を繰り広げる中、テントからバッと出て来た人物がいた。何やら顔が真っ青になっているエレナだ。


ププル「あ、おはようエレナさ・・・」
エレナ「朝起きたら、ワド太郎の調子が悪いの・・・!」






朝から調子が悪くなっていたワド太郎をコピー能力・ドクターに変身したカービィが診ていた。しかし・・・


カービィ「あんまり症状がわからないのかも・・・」
モードレッド「確かにな。アスクレピオスあたりの医者に診てもらうしか方法はなさそうだが、そう簡単に呼べるもんじゃねーし・・・」
エレナ「そんな・・・!ワド太郎・・・!」


思わず泣きそうなエレナを見たゼオは少しダンマリとしていた。


ゼオ(この症状はどうやら・・・だからといって、治せないことはないんだろうが・・・)


ゼオは自分のリュックサックから何かを取り出した!


ツースト「ゼオ、それは・・・」
ゼオ「名水・オボロだ。俺達の世界、マジカルワールドにあるものだが、これなら効くかもしれないと思ってな。アスクレピオスに万一怪我した場合に備えて渡されたものだ」
エジソン「良いのか?あの医者は怒るかもしれないぞ?」
ゼオ「これは怒らないだろ・・・人を救うための理由なら」


ゼオはその名水・オボロをワド太郎に飲ませた。それを見たメタナイトはため息を吐きながら言う。


メタナイト「ワド太郎が症状を回復するまではお宝探しは休みだ。他の奴らも昨日までの色々な出来事があったから少し疲れているだろうしない」
カービィ「メタ・・・!」
ププル「!ありがとう!」


エレナとゼオはワド太郎が治るまではずっと付きっきりで看病していた。ププル達も彼らにも食事を持って来たり、少しの間は代わりに診てくれたりして色々と尽力していた・・・。
そしてその翌朝、テントの方から・・・


ワド太郎「わにゃー!(全快」
エレナ「ワド太郎ー!」


無事に回復したことで元気になったワド太郎をエレナが駆け寄って抱きしめた。
それを見たゼオは少しだけ安堵してそうな表情をした。


ププル「ゼオもそういうところあるんだねー」
ゼオ「勘違いするな。俺は闇のフルーティストでもある故人の涙など見たくないんでな・・・」


全員が今日の朝食を食べた後、メタナイトは今日行く島、通称「氷の島」であるアイスバーグに向かうべく、みんなに集まってもらった。


メタナイト「今日は「氷の島」のアイスバーグに向かってもらう。今日のテントの警備担当はタママとパーシヴァルの二人だ」
タママ「やっぱり前の島ではある意味頑張りすぎたんですね・・・;」
パーシヴァル「お任せを!私であれば、テントに来る迫る敵を一斉掃討できます!」
メタナイト「すごく頼もしいが、テントを壊すのだけはやめてくれ・・・;」


その数分後にフレッドの海賊船であるブラッドアンカー号に乗った今日の出撃メンバー達は特に女子組がカーチェスが作ってくれたアイスを頬張っていた!


ププル「ん〜!美味しい!」
あいり「よく冷えますわ〜♪」
カーチェス「お、おう。そうか・・・(女子が苦手であるため照れてる」
エレナ「ワド太郎も一口あげるわ」
ワド太郎「わにゃー!」


一方、メタナイトは一人で海の景色を眺めていた。そこにメタナイトの分のアイスを持って来たカービィが来た。


カービィ「メタ、こんなところにいたんだね」
メタナイト「カービィ。そのアイスは・・・」
カービィ「メタの分もあるんだよ」


メタナイトが仮面を外した後、二人はアイスを美味しそうに頬張る。


メタナイト「すまないな。ここに来るまで色々とあったから・・・」
カービィ「ううん。大変なことはあったけど、楽しいのが強いんだ」
メタナイト「そうか・・・」


メタナイトの様子にカービィは訊ねる。


カービィ「やっぱりワド太郎のことが気になるの?」
メタナイト「疑いというわけではないのだが・・・ワド太郎はどう考えても、この時代の者ではないような気がしてな。しかし、ドラえもんズやドラミ達のような未来人でもない・・・それならば、タイムパラドックス現象で過去から来た気がしてならないのだ。そうであれば、やはりエレナには・・・」


そんなメタナイトにカービィがそっと手を握った。


カービィ「それでも、最終的に決めるのはエレナだよ。マスターのゼオ君だって、それをエレナ自身に委ねようとしてる。ボク達ができることはただ見守ることだけだよ」
メタナイト「カービィ・・・」


メタナイトとカービィが見つめ合う、次の瞬間・・・


グーイ「グーイ!(下からにゅっとメタナイトの前に飛び出た」
メタナイト「!!?」
カービィ「あっ、グーイ!」


グーイが出て来たのを皮切りに織田姉弟も来た!


ノッブ「おーい、そろそろ着くそうじゃ!」
カッツ「準備しとけってさー」
カービィ「はーい!」
メタナイト(せっかくの二人の時間だったのに・・・OTL)


少ししてからようやく通称「氷の島」と言われるアイスバーグにたどり着いた!猛暑の中で存在するアイスバークは夏の間は涼めていけるにはありがたい島だった!






アイスバーグ到着!

ワドワド☆サマーアドベンチャー!(後編)(その2) ( No.527 )
日時: 2025/08/19 19:31
名前: 桜 (ID: AQHMnU3E)

アイスバーグ探索






ゼオ「あー、涼しい!生き返るー!」
エジソン「ゼオにとってはありがたい島なのだな」


しばらく涼めつつ、この島にも存在するであろう遺跡を探していた。


フィン「やはりなかなか見つからないな」
ディルムッド「前二つみたいに早々に見つかるものでは・・・」


すると、上で何か浮いてるようなピンク色のメンダコがあった。


フィン「ディルムッド。メンダコは飛ぶ時代なのか?」
ディルムッド「いや、ないでしょう;ましてやこんな変なのがメンダコなわけが「変じゃないわよ!!」


そのピンク色のメンダコが悪気なく失礼な発言をしたディルムッドにパンチを繰り出して来た!その声が聞こえたカービィが駆け寄って来た!


カービィ「チュチュ!」
チュチュ「久しぶりね、カービィ!まさかこっちに里帰りしてるだなんて!」


ピンク色のメンダコことチュチュとカービィが話している様子を見たあいりはメタナイトに訊ねる。


あいり(あの子もカービィの仲間なの?)
メタナイト(ああ。二人は同じ女性ゆえ仲はいいのだ)
ツースト(さっきの過激な行動はちょっと目立つけどな;)


チュチュもカービィの仲間の一人だと確認した今日の出撃メンバー達は彼女に事情を話した。


チュチュ「へー。まあ、遺跡なら知ってるけどね。あれよ」
カービィ「え?」


今日の出撃メンバー達が見ると、それは一見氷の城の遺跡だった!


モードレッド「なんかでっけー氷の城があるなと思えば、遺跡だったのか!」
チュチュ「そうよ。多分中にあるものなんだろうけど・・・入るのは無理よ」
クロス「なぜだ?」
チュチュ「それが多分だけれど、ピンク色の髪をした勝ち気そうなビッチみたいな女が支配してるのよね」


チュチュの言葉に今日の出撃メンバー達はピンと来た!


ププル「メイヴさんだね;」
ゼオ「おいチュチュ。今から俺達をその遺跡に案内しろ」
チュチュ「えっ!?大丈夫!?正気なの!?」
ゼオ「ああ、俺達はそいつを倒せないことはないぞ(クルークに連絡しよう」


今日の出撃メンバー達は一緒に同行してくれたチュチュの案内でこの島での遺跡の前に着いた!


チュチュ「ここが遺跡の前よ」
モードレッド「よし。あのスーパーケルトビッチを連れ戻しに行くか!」


遺跡に入ったら、後ろから何かの音がした!


カービィ「?ドアが閉まっちゃったの?」
メタナイト「さぁ・・・」


大半の人物がその後ろを向くと・・・






テスラのコピー人形全員「電気ですかー!!」
大半の全員「」






出現したテスラのコピー人形が逃げようとした彼らを追った!


ツースト「ぎゃあああああー!!!ホラー再来!!?」
あいり「こっちに来ないでー!!」
クロス「おい!私を置いていくなー!!」


そうこうしていたら、試練の扉があった!なぜか開いているが。


ゼオ「よかった、開いてる!」
ププル「なんで開いてるか知らないけど、入ろう!」


ゼオ達がその部屋に入った後、その中心をよく見たらなぜか愛用の鞭を使って周りに囲まれた大量のテスラのコピー人形と戦っている女王メイヴの姿があった!


ノッブ「メイヴ・・・?」
カッツ「何か戦っている様子だな」


メイヴは今日の出撃メンバーに気付き、振り向いたと途端・・・





メイヴ「よかった来てくれたわね!助けて欲しいの!」






メイヴの言葉に大半の全員がポカンとするが、エレナは彼女に訊ねる。


エレナ「メイヴ。どういうことかしら?」
メイヴ「実は・・・」


※回想


メイヴ「あー、いいバカンスだわ。クーちゃんはクルークとナーサリーと一緒に釣りに行ったようだけど・・・」


バカンスを満喫している最中のメイヴはたどり着いたアイスバーグの島にできていた遺跡を見つけた!


メイヴ「あら!何あれ綺麗!一見城のようなのに・・・私のものにするわよ」


その遺跡に入ったメイヴが歩くと、試練の扉の前に着いた!


メイヴ「これは何らかのクイズかしら?えーと・・・「これは試練である。この試練を解けた者は道は開くだろう。問.ぷよぷよシリーズにおける初代主人公であるアルル・ナジャの大好物を一つ答えよ」?あの子はやっぱりカレーでしょ?」


すると、正解したのかその扉が開いた!


メイヴ「さぁ、どうやって私の所有にするのか・・・ぎゃー!!!」


※回想終了


チュチュ「つまりあんなイかれた大量の人形が先にこの部屋の中に入ってたってこと!?」
メイヴ「そうよ。それで帰れなくなったわ・・・;」
モードレッド「気持ちは同情するぜ・・・;」


すると、ゼオが杖を構えながらスキルを解放させた!


ゼオ「だったら、倒すしかねーだろ。この遺跡にある聖杯の雫があいつらの手に渡る前に」
エジソン「ああ、そうだな!」


それを皮切りにフランが雷の攻撃を繰り出した!


フラン「でんきだいを、つかいすぎないで!」
ノッブ「おお!やるのう」


そんな中で何らかの攻撃がクロスに構えようとすると阻止された!


クロス「!貴様はリップルフィールドで見た・・・そうか、私と同じだったか」
???「・・・」


鎌持つ少女が少しだけ舌打ちした後、何らかの声が響く!


???3「ぎゃははは!不意打ち失敗したのサ〜!」
大半の全員「!?」
???4「マァ、コレはウマくいかナイって思ッタヨォ!」


二つの影はその姿を現した!






マルク「まあ、この煮卵よりも出し抜くけ「死に晒せぇぇぇぇぇー!!!」






マルクとマホロアの姿を見て、即座にメタナイトが宝剣ギャラクシアでナイトビームを放った!


ツースト「えっぐ!!しかもなんか不気味なコピー人形達が巻き添えを喰らってるし!!」


みんなが驚いていても、メタナイトは気にせずに最強技の一つであるマッハトルネイドを放った!


メタナイト「私のカービィは渡さぁぁぁぁぁーん!!!」
マルク&マホロア「しずくーーーーー!!!!」
あいり「カービィ、あれは見ちゃダメですわ;」
カービィ「あれー?マルクとマホロアの声がするのに見えないよー?」


激怒したメタナイトの技により巻き添えを喰らった大量のテスラのコピー人形達も倒された!それを見たクロスは鎌を持つ少女に忠告する。


クロス「先達としての忠告なのだが、あの二人と手を組むのだけはやめた方がいい。利用するにしてもろくなことにはならんぞ」
???「安心して。あの子にも怪しい行動したら殺すと言ってるから」


鎌を持つ少女はエレナにキッと睨みつけた!


???「そこの魔術師!次に会った時は必ずそのワドルディを拐うからね!わかった!?」
エレナ「えーっ!!?」


鎌を持つ少女がメタナイトにボコられたマルクだったものとマホロアだったものを連れながらテレポートで立ち去った後、メイヴは何かを手渡して来た。


メイヴ「はい。今回のお礼には足りないだろうけど」
ノッブ「聖杯の雫・・・!良いのか?」
メイヴ「ええ、それは私には必要ないと思ったまでよ?」


そんな会話している中、エレナはチュチュに話しかけた。


エレナ「ワド太郎が誘拐されるのが心配だけど・・・あなたは見たことない?」
チュチュ「こんな黄色いのは見たことないわよ。だけど、そういうワドルディは物珍しさから誘拐される話は聞いたことあるんだけど・・・」
エレナ「ワド太郎、あたしのそばにいて!!」
ワド太郎「わにゃ?」


その直後、先程の攻撃でひび割れたのか、氷の地面が割り出した!


大半の全員「氷が割れたあああああー!!!」


その反動により高波が起きて、それが近くにいたフランを巻き込んだ!


モードレッド「フラン!!」
フラン「だいじょうぶ、かならず、もどる・・・!」


フランはそれを伝えた後に向こうまで流されてしまった!


モードレッド「待ってろ今助けて「モードレッド、こんな時にそれは無理よ!」
あいり「それにフランちゃんは必ず戻るって言ってたわ。あの子の言葉を信じて待つしかないわ・・・」
モードレッド「う・・・うわぁぁぁぁぁー!!!」
クロス「今はここから脱出だ!気を抜くな!」


高波に流されたフランを除いた全員が氷の遺跡から脱出した!だが・・・


エレナ「氷の遺跡が、跡形もなく溶けてしまったようね・・・」
ワド太郎「わにゃ〜・・・」
モードレッド(フラン・・・)






「エレナの夏休みの日記」
今日は氷の島・アイスバーグを冒険したわ。昨日は一日中体調を崩してしまったワド太郎も今日は元気にはしゃいでたわよ!
だけど、氷の遺跡では鎌を持つ少女と、彼女と手を組んでいるマルクとマホロアに遭遇しちゃったわ・・・(正直に言えば、あの二人が一番怪しいのよ)フランが氷が割れた反動で起きた高波に流されてしまったから、彼女のマスターであるしおんのためにも、せめてもの彼女の無事を祈るわ・・・






ドノツラフレンズ(+メタ様)が原因でフランちゃんが行方不明

ワドワド☆サマーアドベンチャー!(後編)(その3) ( No.528 )
日時: 2025/08/29 17:13
名前: 桜 (ID: mlAvlERx)

アイスバーグから帰って来た後






その日の夜のキャンプではタママとパーシヴァルはアイスバーグから帰って来たゼオ達からそこで起きた出来事を聞いて驚いた。


タママ「ええっ!!?フランが高波に流された!?」
ゼオ「ああ。あと、謎の小娘もそうだが、マルクとマホロアの姿も確認できたぜ」
タママ「・・・んで、二人の目的は・・・」
ププル「虹の島々で好き放題するのはもちろん、カービィを強奪目的は絶対だね;」
タママ「どうせそんなことだろうと思ったですぅ;」
パーシヴァル「浮気もそうだが、略奪もよくない」
エレナ「あー、それもアウトなのね;」
ワド太郎「わにゃ〜」


フランのことも心配だが、タママにはもう一つ気がかりなことがあった。


タママ「それで、モー公は・・・」
ディルムッド「今は落ち込んでいます・・・あいり嬢が慰めに行ってくれているようですが・・・フラン嬢が戻ってくることは、わかっていてもなお・・・」
タママ「そうですか・・・(モー公・・・」
パーシヴァル「・・・」


その翌日の朝食ではなんと焼いた骨付き肉とかぼちゃと肉のスープがメインだった。


ゼオ「おー、今日は珍しい組み合わせじゃねーか」
ツースト「まあ、たまにはな。それにいい加減元気になってほしいしな・・・;」
モードレッド「・・・(暗い顔しながら食べてる」
あいり「モーさん・・・;(ごめんなさい;」


朝食を食べ終えた後、クロスが新たに浮かんだ文字の解読ができたので、メタナイトは今日の出撃メンバーを伝えた。


メタナイト「では今日は通称山の島、レッドキャニオンに向かってもらう。今日のテントの警備担当は私とカービィ、ノッブとカッツの四人だ」
エジソン「何?行かないの?」
メタナイト「ああ、ゼオはエレナのマスター、エジソンも同じ直属だから例外であるが。それに今私達が向かったら変なことになりそうな気がするのだ・・・グーイを頼むぞ」
ププル(何?怖いんだけど・・・;)


その数十分後、フレッド率いるブラッドアンカー号で山の島、レッドキャニオンに着いた今日の出撃メンバー達は来て早々山登りをしなければならない現実に直面した。


あいり「まさかの山登りですの〜!?」
ツースト「めっちゃ暑いのに・・・;」


すると、空からモニターが映し出された!しおんだ。


しおん「あ、繋がった。こんにちは、みんな。今日は私も映像越しだけど、メタナイトに頼まれたことだし、みんなのサポートするからよろしくね」
ププル「しおんがメタナイトさん達の代わりにサポートしてくれるんだね!」
しおん「あれ?フランがいないけど、どうしたの?」
フィン「美しい雪の娘。実は・・・」


しおんはフィン達からフランが高波に流されて行方不明になったことを聞いた。


しおん「そう・・・でも、あの子は死んでないわ。現に私の令呪にはあの子と繋がりが切れた感じがない」
パーシヴァル「そうか。キミはフラン嬢のマスターだから・・・」
しおん「断定できるものじゃないけどね。でも、あの子はきっと戻ってくるわ。待っててあげましょう」


しおんの言葉に大半の全員が頷いた後、空から何か飛んでいる音がした!


タママ「これは・・・紫の羽根?」
グーイ「おー」


上を見ると、飛んでいる鳥が2羽あった!それはグーイにとっても仲間のフクロウと小鳥であるクーとピッチだ。


クー「よう、グーイ!こいつらがこの虹の島々でお宝探ししてるって聞いたが・・・」
ピッチ「み、みんな・・・こんにちは」←初めて会うのでちょっと緊張気味
グーイ「二人とも、こんにちは」
エレナ「今度の仲間はフクロウと小鳥ね!」
クー「ん?少し聞くが、カービィは?」
クロス「カービィならキャンプで留守番だそうだ」
クー「は!?そうか、メタナイトの奴、先手を打ったってわけか・・・」
フィン(あー、メタナイトが懸念を感じたのはこれなのかな?)
ディルムッド(確かにあのフクロウ殿からはカービィ殿への好意を感じる・・・;)
ピッチ「キミ達は山登りしたいんだよね?ボク達も頑張って、キミ達を案内するよ」
ププル「ありがとう!(こっちの小鳥はいい子だー!」


そして頂上まで山登りが開始された後、その道中で色々な出来事があった。


ゼオ「おい、エジソン。踏ん張りすぎだぞー」
エジソン「何をー!今ここで負けたら、テスラの奴にも・・・おわっ!(足場が崩れ落ちそうになった」
ゼオ「バカ。だから言ったのに(エジソンをスマートに受け止める」
エジソン「あっ、この感じのときめき・・・我らのマスターは、私を乙女ゲーのヒロインにするつもり・・・?」


それを見たクロスは少し呆れてそうな顔をした。


クロス「全く何やってるんだか・・・ところで、フィン。アイスバーグの時もそうだが、なぜ私を写メっているのだ?」
フィン「他意はないよ。ただ、キミが私に劣らないほどの美しさを持っているのでな」
クロス「自分の容姿についてはあまり関心がないのだが・・・」


一方、タママはまだ元気がない様子で登るモードレッドに話しかけていた。


タママ「モー公。フランはちゃんと戻ってくるから大丈夫だ。マスターのしおんも、フランとの魔力は切れてないっていうし・・・」
モードレッド「ああ・・・」
タママ(無理もないか。モー公はフランをアイルーやシルクと同様に大切に扱ってるんだから・・・)


その横ではツーストが抵抗するクーの足を掴みながら飛ぼうとしたが、人間である故に上手くいくはずもなかった。


ツースト「おい!俺を飛ばせ!その上にあいりも乗せる!!」
クー「人間二人だとさらに死ぬわ!!」


それを見たエレナはクスクスと微笑い、あいりはピッチにも謝罪した。


あいり「ごめんなさい、ツーストが・・・;」
ピッチ「いや、いいよ;」
エレナ「ふふっ。ワド太郎も笑っちゃったみたいね」
ワド太郎「わにゃにゃ」


一方、頂上からそれを見たとあるモノクルの男がその様子を見ていた。


モノクルの男「やはり来て正解だったな。邪魔者はいるようだが、あいり殿は必ずこの島に来るだろうだからな」


そして全員は山の頂上に到達した!


しおん「全員到着!すごいわ」
ププル「あとはレッドキャニオンで遺跡を見つけることなんだけど「その必要はない。なぜならこの島には遺跡自体がなかったからな」


上から響いた声の主を一斉に見る。その声の主であるモノクルの男はあいりを狙う、その裏の顔は奇術を使いし影の怪盗・・・!






クロード「皆の者、やはり来たな」
ツースト「クロ・・・!」






水着姿に着替えたクロードの姿に大半の全員は目を見開いた(ちなみにサーヴァント組はクロードの裏の顔を知らないのでツースト達はサーヴァント組の前では彼の偽名であるクロと呼んでます)
しかし、クロードの方も目を見開いて・・・


クロード「む?クロスよ、肌をさらに見せるようになってきたか。通常時の衣装でも胸元からして変化が現れたのかと思っていたが・・・」
クロス「その話題には今触れるなバカ者!普段の衣装を見たガウェインにも「この世界での剣の弟子である私にも絶対に肌は見せなかったのに、貴方が探す主人の生まれ変わりを見つけてからは良き変化があったのですね」と感心してそうに言われたのに!」
ツースト(それでも俺のあげた衣装を着てるんじゃん・・・)
モードレッド(つか、ガウェインにもう言われたのか・・・)


その話はさておき、パーシヴァルはクロードに訊ねる。


パーシヴァル「遺跡自体がないなら、聖杯の雫はどこにあるのかな?」
クロード「聖杯の雫?ひょっとして、これのことか?」


クロードが取り出したのは、まさしくこのレッドキャニオンでのお宝である聖杯の雫・・・!


エジソン「なぜ貴様がそれを持っているのだ!」
クロード「ああ、あの同じ顔した大量の人形が持っているのを見たのでな。それが私が求めるお宝なのか確かめるために全部倒したら手に入れたのだよ」
ププル「あの一種のホラーのコピー人形をあっさりと・・・;」
ゼオ「なぁ。悪いけど、俺達の求めるお宝だ。渡してほしいんだが」
クロード「欲しいか?安易に渡すのは性に合わないのでな、条件はあーーーーー」


クロードがその言葉を言おうとしたら一瞬、モードレッドが自分に睨みつけてきたのを見た!


クロード「・・・条件は、私に戦闘で勝つことだな(あいり殿が私にキスしてくれたら、と言おうとしたのだが・・・」
エレナ「条件はそれね!必ず勝利してやるわ!」
ワド太郎「わにゃ!」


聖杯の雫を巡って、クロードとの戦闘が開始!ディルムッドが槍術で攻撃しようとしたら、クロードのトランプによる魔法で阻まれた!


ディルムッド「奇術を使った魔法!?」
クロード「ふっ」
ププル「クロは奇術にも応用する魔法が得意なんだ。だから、単純な攻撃では効かない!(それでクロードは怪盗業でもそれを使ったりして」
エジソン「それならば、私のロボット兵による一旦は撹乱攻撃の後に反撃だ!」


エジソンが自分のロボット兵による撹乱でクロードの目を逸らそうとするが、彼はそれでもものともせずにロボット兵を一掃した!


エジソン「なんとー!!?」
クロード「この私を撹乱させようなどと無理があるのだ」


するとはクロードの後ろから無数の紫の羽根が飛んでいるのに気付いた!咄嗟に防ぎはしたが、羽根カッターを放ったクーだ。


クロード「!フクロウの羽根の刃か」
クー「少しだけヤバいと思ったようだな!」


その言葉を聞いたクロードは体勢を持ち直しつつ、いつもの怪盗業とは別に使っている杖を構えて呟く。


クロード「この私を挑発するとは・・・奇術師にも攻撃に転じることを、知らないのではなかろう?」
タママ「!最大技が来るですぅ!」


クロードは自分の超強力な魔法を放った!


クロード「マジシャンズ・チョイス」


クロードの魔法によりダメージを喰らった全員だったが、それでもなんとか踏ん張った。だが、二度目で放ったら、今度こそ全員が倒れるのだろう・・・。


エレナ「ヤバいわ!このままじゃ、ワド太郎も・・・!」
ゼオ「(せめてあの魔法を一瞬だけでも封じれたら・・・)あ、そうだ。俺にいい考えがある」


何かを思いついた様子のゼオはピッチに話しかけた。


ゼオ「ピッチ。ちょっと今からクロの周りを飛び回って来い」
ピッチ「えっ?そのぐらいなら、できないことはないけど・・・ピ〜ィ!」


ピッチは無我夢中にクロードの周りを飛び回り始めた!


クロード「なんだこの鳥は・・・ってコラ、危ないだろう!」
ゼオ「よし、今だ。エジソン!」
エジソン「任せろ!」


エジソンは自らの拳を上に掲げた後・・・


エジソン「エジソンパンチ!!」
ツースト「パンチなのかよ!!?」


エジソンの拳によりダメージを喰らったクロードは一瞬倒れ込んだが、すぐに起き上がった。


クロード「まさかあの小鳥でこの私の前を錯乱させるとは・・・」
クー「へぇ!ピッチ、やるじゃないか!」
ゼオ「ピッチ、よくやった。えらいえらい」
ピッチ「ピ〜♪」


今回に関しては自分の負けを認めたクロードは聖杯の雫を投げて、それをグーイが舌でキャッチする!


クロード「今回は私の負けを認める。持っていけ」
グーイ「グーイ!」
あいり「ありがとうございますわ、クロ!」
クロード「(うっ、相変わらず可愛い笑顔を私に向けて・・・)ではさらばだ。此度の貴殿らの夏休みに、良い去就を祈る」


クロードは自分の簡易用の影を使って、そこに引っ込む形で一旦は立ち去ったが、すぐに出てきた。


ツースト「なんだよ!?」
クロード「立ち去る前に教えとこうと思っていてな。マルクとマホロアが連れた二人はこの虹の島に呼ばれたはぐれサーヴァントだ」
クロス「!やはり、そうだったか・・・」
エレナ「じゃあ、あの二人の真名は知ってるのね?」


クロードが頷いた後、彼は二人の詳細を話す。


クロード「フォーリナーというクラスは知っているのか?」
ププル「何それ?」
クロード「「降臨者」を意味するEXクラスの一つだ。簡単に言えば、異邦からの、あるいは外宇宙からの来訪者だ。中には邪神と契約した者までいるそうだが、大体は宇宙と縁深いのが多いのだ」
ゼオ「冬樹が聞いたら興奮しそうだなそれ」
クロード「その二人のうちの一人の少年がフォーリナー。真名はボイジャーだ」
ツースト「1970年代にNASAが宇宙に打ち上げた無人探査機か・・・!なんで小さい少年の姿かわからんがな」
クロード「そしてもう一人の少女のことだ。クラスはランサーだが・・・真名を知った時は私も多少驚いたのだよ」






クロード「真名は宇津見エリセ。サーヴァントになった元人間の、そのボイジャーのマスターだそうだ」






クロード「ではさらばだ諸君!」


クロードが今度こそ影に引っ込んでそれごと立ち去った後、全員が一旦周りを見渡してから・・・






大半の全員「えええええーーーーー!!!???」






とある場所。そこで彷徨いながら歩く人影があった。高波からようやく逃れる形で生還していたフランだ。


フラン「フラン、ちゃんと、いきてる。はやく、みんなのところに、もどろう。モードレッド・・・」


フランは落ち込むモードレッドの顔を思い浮かぶも歩く最中にキラキラした何かを見つけた。


フラン「なに?キラキラ、してる」


そこを辿っていくと、何らかの壁を見つけた!


フラン「!!これ・・・!」

ワドワド☆サマーアドベンチャー!(後編)(その4) ( No.529 )
日時: 2025/08/19 19:36
名前: 桜 (ID: AQHMnU3E)

二人の真名が発覚した後の夜






その日の夜、レッドキャニオンから帰って来た今日の出撃メンバー達から話を聞いたカービィは驚いた顔をした。


カービィ「えっ!?あの子がサーヴァント化した元はマスターの人間!?」
ププル「ボクもそれを知って驚いたんだ。そんなことあるのかって」
ノッブ「ほう?じゃが、前例がないわけではないのでないと言ったらどうするのじゃ?」
タママ「そうなんですか!?」
ノッブ「ああ、英霊の座っていうのは本来ならばわしらのような人類史に刻まれた英雄が登録されるのじゃが、時折元マスターとかの未来の英雄が登録されることもあるのじゃ。あとは何らかの理由で登録されたり。信勝の奴が後者の一例じゃ」
ゼオ「確かに「織田信勝」は織田信長の弟ということ以外は目立った記述はなかったな・・・」
ノッブ「まあ英霊の座っていうのはなかなか厄介なんじゃが。さぁ、もう寝るぞ」
エレナ「はーい」


その翌日の夜明け、一人早く起床したモードレッドは気付かれないようにテントから出てから辺りを見渡した後にどこかに走って行った。


モードレッド「あいり、タママ、それにみんな、ちゃんと帰ってくるからな・・・(フラン・・・」


その数時間後の朝、今日の朝食であるカービィ作のフライドチキンとシーフードサラダを食べ終えた一行を前にメタナイトは話し出す。


メタナイト「クロスが地図を解読したから、今日行くところを告げる。通称「雲の島」と言われるクラウディパークだ」
カッツ「雲の島、クラウディパーク??」
エジソン「雲の島らしく空の上にあるということだ。タケコプターなら行く前にドラえもんが貸してくれたからいけないことはないがね」
パーシヴァル「ああ、いざっていう時に電池切れする懸念ですか・・・確かに万一にトラブルに見舞われる可能性は否定できませんが・・・」


すると、タママが何らかの薬を持って来た!


タママ「それならこの薬を使えって!王ドラさんが渡してくれたふわふわぐすり!」
フィン「なんだい、それは?」
ゼオ「飲むと身体が空気のように軽くなって、空が浮かび上がるようになるっていうひみつ道具。当然効果切れがあるが、雲の島とここからの距離なら効果切れになることはない」
ディルムッド「で、では行けるのですね?」
ゼオ「ああ、間違いないだろう」
タママ(よかったですぅ〜!王ドラさん、こういうフォローにかけても一流なんだから)


すると、あいりが辺りをキョロキョロと見渡しているのをツーストが見る。


ツースト「あいり、どうしたー?」
あいり「モーさん、朝からいないんですの。多分どこかに出かけたかと思いますけど・・・」
メタナイト「放っておけ、夜になったら帰って来るだろう。とはいえ帰って来た時に万一のトラブルを起こした場合に人がいなかったら、カンカンと怒るからな。今日の警備班はあいりとツーストとクロスに任せる」
クロス「承知(必ず生きて帰って来い・・・」


その数分後、今日の出撃メンバー達は島の海の砂浜の上に立っていた。


ゼオ「ここだな。俺は自分に浮遊魔法をかけるし、メタナイトとカービィは飛べれるし、タママはフライングソーサーを使えばいいんだが、それ以外の奴らは飲め」


ゼオの指示を受けた大半の出撃メンバー達はそれを飲んだ後に身体がふわふわと浮かび始めた!


ププル「わっ!飛んでる!」
パーシヴァル「流石効果は抜群ですね」
メタナイト「よし、「空の島」クラウディパークに飛ぶぞ!」


今日の出撃メンバー達はその状態のまま、クラウディパークにまで飛んだ!エレナに抱っこされているワド太郎も、この光景に大興奮していた!


エレナ「ワド太郎、楽しい?」
ワド太郎「わにゃー!」


その数分後、空の島クラウディパークに着いたところで少しの間は休憩することになった。


エジソン「スプレーまで持って来たのかな?」
タママ「雲かためガスですぅ」
メタナイト「どのみち、足場が必要なら構わないのだが・・・」


すると、ノッブはすやすやと寝ている図太い体を持つ猫が寝ているのを発見する。


ノッブ「猫か?」
カッツ「それにしては随分とおっきな・・・」


すると、カービィはその図太い体を持つ猫に声をかけた!


カービィ「ナゴ!またすやすやと寝てるの?」
ププル「えっ、じゃあこの猫もカービィの友達?」
ナゴ「ん?」


ナゴと呼ばれた猫はあくびをしながら話しかけて来た。


ナゴ「カービィ?確か里帰りしてるって聞いたけど」
カービィ「ちょっと理由があってね。ナゴ、この雲の島にある遺跡は知ってるー?」
ナゴ「ああ、確か頂上にできてるナゴ。ただ・・・」
メタナイト「何があった?」


ナゴは少し頭を悩ませそうにしながら答えた。


ナゴ「頂上の遺跡には雨ばかり降り続けてる小さな雲がいてな、そいつが動きながらナワバリ?みたいなの張ってるナゴ」
メタナイト「なんだと?」
ゼオ「エリセ達の差し金かは知らんが、門番を張ってるみたいだ」
エレナ「じゃあ、あたし達が頂上に登って、その雲を鎮めてあげるわ」
トリスタン「おお、いい心構えですね。私達も負けていられませんが」


今日の出撃メンバー達がそう決意した時に唐突に聞こえた声を全員が戸惑う。


パーシヴァル「今トリスタンの声がしたのだが・・・幻聴かな?」
ププル「いや、声だけかも。誰かが流してるみたいな」
カービィ「でも、トリスタンの声がしたニワトリって可能性あるよ?そして食べる(ぼそっ」
トリスタン「私は悲しい・・・今会った友人達だけでなく、生前の同僚にまでそう言われるとは・・・」
エレナ「ごめんごめん、冗談よ」


トリスタンに会った今日の出撃メンバー達は彼にここまでどうやって来たのかを尋ねた。


タママ「どうやってここまで来たですぅ?」
トリスタン「実はリップ達と虹の島々でバカンスを楽しんでいたのですが・・・」


※回想


リップ「海ー!」


リップ達は虹の島々のリップルフィールドにある海でバカンスを楽しんでいた。チャラ王がジュースを飲みながら言う。


チャラ王「まあ、リップの水着姿は公害に過ぎないんだが」
リップ「別にちーくんに見せたいわけじゃないもん!胸なくて悪かったね!」


いつものように喧嘩する二人を見ていたルートとおぼろとメルトリリス、そしてトリスタンは少し呆れていた。


ルート「全く素直に言えばいいものを・・・」
おぼろ(モイモイ)「好きな子いじめは流行らないわよー」
メルト「本当ね。このままじゃ嫌われるわよ」←水着霊基
トリスタン「いつか私のような者に取られますよー」


すると、トリスタンは空を見上げていたら何かを見つけた!


トリスタン「あれ?あの雲も島なのですね」
チャラ王「何?」


チャラ王達も見上げると、そこには雲の島クラウディパークを見つけた!


チャラ王「なんだこれ!?あれも島か!」
ルート「どうやらこの虹の島々の一つのようだな」
リップ「あれ、頂上とかあるの〜?」


リップの言葉に全員は振り向きながらそれぞれ告げる。


チャラ王「バカ言え。あの島に頂上があるなら一番に辿り着くのは俺だ!」
ルート「私は頂上を登るのには興味ないが、ドーナツに関連づけられる科学があるなら役に立つな」
メルト「二人で勝手に言わないでちょうだい。一番に頂上を登るプリマドンナはこの私よ!」
おぼろ(モイモイ)「ちょっと!おぼろだって頂上を一番に登りたい!」
トリスタン「私のような絶世の美男子がいる頂上は美しい貴婦人の目にもいいと思いますが」


その言葉を聞いて業を煮やしたリップは叫ぶ!


リップ「それなら言うよ!」






リップ「今からあの雲の島に移動して一番に頂上が登れたら勝ちよ!」






※回想終了


トリスタン「ということで今、競争の真っ最中なのです」
メタナイト「貴様らは何してるのだバカ野郎共!?」
ナゴ「それにしても、ここまでどうやって登ったナゴ?」
トリスタン「リップはヒップを魔法の箒に変えて、ちー殿は棒高跳び、ルート嬢とおぼろ嬢は発明した空飛ぶ道具で、メルトリリスはバレリーナの如く滑らせて登り、私は滑空で飛びました」
ププル「棒高跳びと滑空って・・・;」
エジソン「もはやファンタジーの世界だな・・・」


すると、そこにたまたま鉢合わせていたリップとチャラ王が駆け寄って来た!


リップ「あっ、みんな!」
チャラ王「お前らも競争しに来たのか?」
カービィ「リップ、チャラ王!」
ゼオ「ルートとおぼろ、メルトはいないのだな」
チャラ王「ああ、あいつらなら先に行ってるぞ!俺達は妨害されまくって今こんな状態だし!」
メタナイト「その三人に関してもだが、私達は頂上の方にちょっと用があるのでな・・・」


リップ達を自分達の宝探しに巻き込みたくないメタナイトは告げようとする。


メタナイト「今から頂上を目指すのを引き返すといい。私達はルート達にも説得しに行くから「バビュン!」


リップ達はメタナイトの話を聞かずに走り出した!


メタナイト「おいこら!」
リップ「今頂上に用事があるって言ったでしょ?だったら、みんなも競争に加わってあげる!」
チャラ王「いいなそれ!さらに燃えるやつだ!」
トリスタン「それではご機嫌よう(ポロロン」
カッツ「待て!」


競争で頂上まで再度走り始めたリップ達を見た後にゼオは相槌を打つ。


ゼオ「こうなったら、俺達も頂上に行って説得するしかないようだな」
ナゴ「本当に行くナゴ?」
エレナ「ええ。どうしても行かなきゃいけないの」
ワド太郎「わにゃ」
ナゴ「あまり見たことないワドルディも連れてるようだが、カービィ達の意志が固いなら仕方ない。でも、オレも出来る限り協力させてもらうナゴ!」
カービィ「ありがとう、ナゴ!」


今日の出撃メンバー達は頂上まで突き進む最中に宝具に乗りながら飛ぶエレナはナゴに告げる!


エレナ「ちょっとあなた、丸いものは好きそうね?転がして!」
ナゴ「いいの!?ナゴ〜〜〜〜〜!」


ナゴは嬉しそうにエレナの宝具を転がしながら走り出した!


フィン「おお、速い速い!」
カービィ「ナゴは丸いものを転がすのが好きなんだ。ボクも時々転がされたり」
メタナイト「は?(怒」
ププル「メタナイトさん、落ち着いて!?」


一方、頂上寸前まで進んでいたルートとおぼろ、メルトはどっちが一番に着くのか張り合っていた。


ルート「この勝負をいただいたぞ」
メルト「こっちだって負けないわよ!」


おぼろはふと頂上の上を見た!


おぼろ(モイモイ)「やった!ルート、おぼろ達の勝ちよ!」


しかし、頂上には雨を降りまくる小さな雲があった!


おぼろ(モイモイ)「なんであそこだけ雨が降ってるの?」


しかし、その小さな雲が雨を降りながら突然暴れ出した!


ルート&おぼろ(モイモイ)&メルト「ぎゃあああああー!!!」


一方、その絶叫を聞いたリップ達も思わず驚いていた。


リップ「今のは三人の絶叫?」
チャラ王「何があったんだ?」
トリスタン「何やらトラブルがあったようなのですが・・・」


三人がこっそりと見たら、暴れ回る雲から逃げているルート達の姿があった!


リップ「何あれ!?」
メタナイト「だから、貴様らに引き返すよう言おうとしたというのに・・・!」


三人の後ろにはいつの間にか着いた今日の出撃メンバー達の姿があった!


チャラ王「あれはあの雲がいるから帰れということだったのか!?」
ノッブ「ああ、あの雲はなかなか厄介そうじゃと、そこの図太い身体した猫から聞いたからな」
グーイ「大変ですね」


それを見たカービィは何か疑問が湧いた。


カービィ「でも、なんで降りまくりなんだろう?もしかして・・・」


何かに気付いた様子のカービィはトリスタンに話しかける。


カービィ「ねえ、トリスタン。ちょっと頼みたいことがあるんだけどね」


カービィから頼まれた内容を聞いたトリスタンは頷いた。


トリスタン「了解しました。それならばお安い御用です」
カービィ「うん。お願い!」


トリスタンは先に頂上から降りた後、ゼオは杖を構えた!


ゼオ「どうやら足止めがご希望みたいだ。多少は痛い思いするがな・・・」


すると、ゼオの放った魔法が小さな雲に当たった!


ルート「この魔法は・・・キミ達!」
エレナ「はーい!その雲を足止めにきたわよー」


その小さな雲がゼオ達にも刃を向けようとするが、カービィは何らかのコピー能力を手にした!


カービィ「パラソル!そして・・・アイアイパラソル!」


カービィのアイアイパラソルのおかげで小さな雲が降り出す雨も免れた!


リップ「なるほど、こうすれば雨を防げるんだー!」
ナゴ「オレは水が苦手だから助かったナゴ」
グーイ「グーイ!」


すると、上からガンガンとギターが鳴らされる。ノッブだ!


ノッブ「今のわしはバーサーカーなのでな?というわけでわしのギターじゃ!聞いておれよ?」






ノッブ「第六天魔王波旬~夏盛~(ノブナガ・THE・ロックンロール)!!」
カッツ「姉上ぇぇぇぇぇー!!!(大歓喜」






ノッブの宝具により小さな雲はダメージを受けた!


フィン「やったか・・・?」


しかし、小さな雲はまた雨を降り出し始めた!


メルト「また雨なわけ!?いい加減に「すみませーん」


そこに何らかの雲に乗っている様子のトリスタンが帰って来た!


チャラ王「なんで雲に乗りながら帰ってくるんだよ!!?」
トリスタン「これがカービィからの頼みからです」


トリスタンは雲に乗ったまま、小さな雲に近づける。


トリスタン「どうですか?クラッコ」
クラッコ「・・・ああ、間違いない。ようやく見つけた。私の子よ、帰っておいで」


クラッコの言葉を聞いた小さな雲が雨を止ませてくっついた後に彼の雲に同化した!


リップ「あれ、クラッコだったの!?」
クラッコ「正確には子クラッコの一体だ。ジャマハートの件で倒された後にみんなバラバラにはぐれてしまったからな。最後のを見つけようとした時にやって来たこの騎士から事情を聞いたのだ」
おぼろ(モイモイ)「じゃあ、あの雨はおぼろ達に攻撃するんじゃなくて涙だったんだ・・・」


すると、ノッブはこの島にある聖杯の雫を見つけた!


ノッブ「どうやらこの頂上自体が遺跡のようじゃな。そこにあの子クラッコが来たから・・・」
ナゴ「つまりあの雲に悪意はなかったんだな。すまん、ちょっと誤解していたナゴ」
クラッコ「別に良い。迷惑をかけて悪かった」


そんな会話の中でトリスタンはタママに聞く。


トリスタン「タママ殿、聞きたいことがありますが、王ドラ殿に会いましたか?この虹の島々にいると聞きましたが」
タママ「(天草さんと一緒にいるって言うのはやめとくですぅ・・・;)はい、会いました。どうやらドラえもんズでバカンスに来てるみたいですぅ」
トリスタン「そうですか・・・」


すると、足場が突然崩れた!雲かためガスとふわふわぐすりの効果が切れたからだ!つまり・・・


大半の人達全員「うわぁぁぁぁぁーーーーー!!!?」
クラッコ「このままでは落ちる・・・!!」


しかし、そのタイミングで来たフレッド率いるブラッドアンカー号の船員達がクッション代わりにトランポリンを張ったことで直接ぶつかるのは避けれた!


ププル「フレッドさん!」
フレッド「お前らが今日乗ってねーからな、何かあったのかと思って来たらベストタイミングというわけだ!」
ハクウ「さあ、キミ達も送ってあげるよー」


エレナはワド太郎を抱えながら空を飛んでいるクラッコを見た。


エレナ「クラッコ。今度はもうはぐれないでね?」
クラッコ「わかっているのだが・・・ではさらば」


クラッコはふわふわと向こうまで飛びながら去っていった・・・






再会できてよかったね

ワドワド☆サマーアドベンチャー!(後編)(その5) ( No.530 )
日時: 2025/08/19 19:38
名前: 桜 (ID: AQHMnU3E)

しかし思わぬアクシデントが・・・






メタナイト「これで巡る島はあと一つというわけだが・・・」


そんな折、メタナイトのスマホに電話がかかって来た。仲間達に少しだけ用を外すのを伝えてから船の旗の影に向かった後、その電話に応じた。


クロス「もしもし」
メタナイト「クロスか。何の用だ?」
クロス「最後の島の文字が記された。ダークキャッスルだ」
メタナイト「かつて陛下がダークマターに操られた時にカービィ達の前に立ちはだかるために待っていた島か・・・」
クロス「ああ、今すぐにそこに向かえ。それと・・・」
ツースト「おー、メタナイトか」


急に割り込んで来たツーストの声を聞いたメタナイトは訊ねる。


メタナイト「ツースト、どうしたのだ?」
ツースト「それがだな・・・すぐに戻って来るかと思ったんだが、モーさんが未だに帰って来てない。あいりが泣き疲れて寝るほどだよ」
メタナイト「なんだと!?」
ツースト「とにかくこっちでも待ってやるから、早くダークキャッスルを攻略して帰ってこいよ。じゃあな」


ツーストに電話を切られた後、とある声が聞こえた。


タママ「まさか、モー公は本当にフランを探しに行ってたなんて・・・」
メタナイト「タママ!?これは違くてな・・・」
タママ「メタさん!モー公はフランを探しに行ってたんですぅ!」


一方、フレッドはマルチウスにある指示を出した。


フレッド「マルチウス、救急箱を持って来い。今すぐにだ」
マルチウス「はいはい、わかってるぜ〜」


マルチウスがブラッドアンカー号にある自分が担当する医務室に向かうと、タンスの中から救急箱を取り出した。


マルチウス「やっぱり小さな怪我だらけだが・・・全く船長も人使い荒いな;」


すると、カタンと音が鳴ったのを聞こえた。


マルチウス「ん?誰かいるのか?おーい、どうし・・・ぎゃあああああー!!!」


一方、マルチウスの叫びを聞いた大半の全員は一斉に甲板の方に向けた。


カーチェス「マルチウス、何かあったか?」
パーシヴァル「開けてみようか」


パーシヴァルがドアを開けると・・・






テスラのコピー人形全員「電気ですかー!!!!」
大半の全員「」






はい、出ましたこいつらですOTLつか、ドアを開けたら何かが出て来るホラー演出を採用するなよOTL


リップ「ええっ!!?あれはなんなわけー!!?」
トリスタン「とにかく退治しましょう!」


大半の全員がテスラのコピー人形達と戦うが、エレナはニコラのコピー人形の一体にぶつかった拍子でワド太郎から手を離してしまった!


エレナ「きゃっ!!」
ワド太郎「わにゃー!!?」


その隙にワド太郎がテスラのコピー人形の一体に攫われ、それを上にある誰かに渡した。エリセと一緒にいるボイジャーだ。


ボイジャー「はじめまして」
ゼオ「ボイジャー!」


そのタイミングでエリセがボイジャーの隣に飛びながら言う。


エリセ「この子はこっちがいただくわ。取り返したいなら、私達と対決することね!」
エレナ「ワド太郎!」


エレナがワド太郎を助けようと飛ぼうとしたら、マルクのアローアローによって阻まれた!


マルク「おっと、これで終わらせるわけにはいかねーのサ」
カービィ「マルク!」
エリセ「じゃあね。あ、この子は私達が可愛がるわ」


三人はワド太郎を連れて、マルクが作り出した移動用のブラックホールの中に入って消えた!






エレナ「ワド太郎ぉぉぉぉぉー!!!」






一方、モードレッドは向かった先にあるアイスバーグにある遺跡跡で流れている川を突破した上でフランを探していた。


モードレッド「まさかこんなところに道があるなんてな・・・!」


しばらく歩いていたモードレッドだったが、ようやく探していた人物の姿を見つける。フランだ。


フラン「モードレッド」
モードレッド「フラン!生きてくれたか!」
フラン「フランはいきてる。だから、みて!」


モードレッドがフランに連れられ、その先にある何かを見せた!


モードレッド「!!これは・・・!」
フラン「フランもおどろいた・・・」





完結編である回帰編に続く・・・!






次回が完結編ですよ!感想OK