二次創作小説(紙ほか)

ワドワド☆サマーアドベンチャー!(回帰編)(その1) ( No.531 )
日時: 2025/08/25 17:14
名前: 桜 (ID: JGzXFNlX)

いよいよ2025夏のクライマックスである回帰編!タイトルからしてもネタバレしてるがな;






ワド太郎が先程までにエリセ達が襲撃しに来た際、彼女達に攫われてから、エレナは激しく落ち込んだ。


フレッド「おい、エレナの様子は・・・」
ゼオ「泣き疲れてるからか今部屋で寝てるぜ。よほどショックだったんだな・・・」
エジソン「・・・」


その数分後にリップルフィールドに着いたことでリップ達はようやく帰路に着いた。


ププル「ひとまずじゃあね、みんな」
リップ「あの・・・今回の探索には関係ないあたし達が言うのもなんだけど・・・エレナさんのこと、なんとか見守ってあげて?」
フィン「ああ、わかっているとも。女性の泣き顔をいつまでも見ているのも堪えるのでな」


リップ達と別れた後、フレッド率いるブラッドアンカー号は最後の島である通称「城の島」のダークキャッスルに向かう中、エレナの部屋に小さくノックが鳴る音がした。カービィだ。


カービィ「エレナ、いい?あの・・・ボクが言うのもなんだけど、ワド太郎は多分生きてると思うよ。それどころかキミに会いたがってると思う。そう言えるのはキミがワド太郎を大切に扱ってくれたからだなんだね。今すぐとは言わないけど、キミが落ち込んでるのを知ったら、ワド太郎はすごく心配するかも。だから、部屋から出てきてね。待ってるから」


その直後、ドアを開けた音が聞こえた。エレナだ。


カービィ「エレナ?」
エレナ「ピンクの悪魔と言われようとも、優しいあなたにそんなこと言わせるだなんて・・・ごめんね、カービィ・・・」
カービィ「ううん・・・いいよ」


それを見たメタナイトとノッブとカッツは内心では安堵した表情が見えていた。


メタナイト「カービィは優しいのでな・・・だから、誰にでも好かれてしまうのだ・・・」
ノッブ「エレナが戻って来た後にわしのギターで元気出してもらうか!」
カッツ「いいですねそれ「それは今はやめておけ;」


目的の一つにワド太郎救出が加わった後、フレッドは望遠鏡で見つけた!


フレッド「おっ!もうすぐ到着だぜ、ダークキャッスルってのが!」






今回は2025夏の前後編完結編!

ワドワド☆サマーアドベンチャー!(回帰編)(その2) ( No.532 )
日時: 2025/08/25 17:16
名前: 桜 (ID: JGzXFNlX)

この先はカオス注意






その数分後に通称「城の島」と言われるダークキャッスルに到着した後、フレッドは笑いながら一行に叱咤激励する!


フレッド「これで行く島は最後なんだっけな?しっかりやれよ!」
ゼオ「ああ、分かってるさ」


ダークキャッスルに踏み出した出撃メンバー達は先に驚いたことがあった。それは島全体が城の遺跡だからだ。


タママ「タマ〜、城が遺跡になってるとは・・・」
パーシヴァル「恐らく聖杯の雫の力で元の城が取り込まれてるんだね。よくここまで支配できたものだ・・・」
カービィ「・・・」


カービィはかつてカービィ2で起きた事件で真の黒幕であったダークマターに操られたデデデ大王と戦ったことを思い出した。その城は今も残っているはずだが、聖杯の雫の力で取り込まれた状態であるなら一刻も早く回収しなければならなかった。


カービィ「ノッブ。必ずこの事態を解決しようか」
ノッブ「そうじゃな。わしもなんか薄気味悪く感じてるし・・・」
カッツ「姉上があのようなことを言うのは何かの病気!!?姉上、体調は崩れていませんか!?おかゆも作るので!」
ノッブ「体調優れてるし、おかゆもいらん!!」
カッツΣ(°д°Ⅲ)ガーン!!


一方、フィンは地図を見るププルにゼオが覗き込んできたのを見ていた。


ゼオ「ププル、まだ着かないかー?」
ププル「ちょっと待ってよ、ちゃんと地図見てるんだから」
フィン「・・・」


サーヴァントになってからも抱える無自覚な嫉妬心からか生前の光景を微かに思い出す。それは生前に三人目の妻を・・・
フィンが手を伸ばそうとした、が。


グーイ「グーイ?金髪の美しいあなた、どうしましたか?」
フィン「おや、グーイか。なんでもないんだ、本当に」


そして出撃メンバー達はようやく城の中心部に着いた!


カービィ「ここが中心部・・・」
メタナイト「あとは聖杯の雫のある部屋がどこにあるかだな・・・」


しかし、その直後にある魔法が飛んできた!水着姿(ぷよりんぴっく時の)で参上した名無しの魔女のウィッチだ。


ウィッチ「おいっす!ここから先は通させませんわー!」
カービィ「ウィッチ!」
ププル「こんな場所で待ち受けてるなんて思わなかったですね;」
ウィッチ「ただ気まぐれで飛んでいたのを見つけて気に入りましたのよ。遺跡になったとはいえ魅力的な城だと思いましたけれど」
メタナイト「お前はこんなのが趣味だったのか・・・」
エジソン「悪いけど、魔女のキミには今すぐ退去願えるかな?こっちが探しているものを見つけたら、この遺跡は元に戻されるんだ」
ウィッチ「そしたら、さらに私好みの奴に変えますわ」
ノッブ「わしが言うのもなんじゃが、そういう問題じゃないんじゃ」


自分にこの城からの退去を要求する出撃メンバー達を前にしたウィッチは何らかの棺二つを持って来た!


ウィッチ「そこまで言うなら出て行きますわ。ただし、こいつらを倒してからね!そろそろ起きなさい!」


ウィッチがその棺を開けると・・・






安らかに眠っているタブーとアチモフの姿が・・・


大半の人達全員()         °д°
ノッブ「ちょwwwおまwww」





えっ?なんで桜サイドの名物である下着ドロ二人を使役しているの?
それを見たメタナイトはエレナに目で合図した。


エレナ「(あっ;)カービィ、あたし達はあっちに行きましょう?」
カービィ「えっ、聖杯の雫が別の部屋にあるの?」
グーイ「ボクも同行します」


エレナが純粋組lv.1のカービィ(+)を別の場所に連れ出した一方、唖然となる中、タブーとアチモフが優雅そうに起き出した。つか、優雅ってなんだっけ?


タブー「おはよう・・・」
アチモフ「貴様が私達のマスターッショ・・・?」
エジソン「え?こいつらはなぜFateでの初邂逅シーンで放つお馴染みのセリフを放ってるの?」
ウィッチ「目覚めましたわね。こいつらが城を乗っ取ろうとしてますわ!倒して来なさい!」
タブー「任しとけ!あと貧乳女子のおパンティを寄越せ!」
アチモフ「全ては裸族王国建国のためッショォォォォォー!!!」
タママ「まだ諦めてなかったんですかそれ!!?」
パーシヴァル「戦闘開始!」


タブーとアチモフ&彼らを使役するウィッチと相対した一行は戦った!
もちろん、タブーとアチモフが「フランちゃんのおパンティは渡さない!」と言って追いかけまくったり、エジソンが自身が発明した機械を使って二人にカンチョーしたり、ウィッチに至っては最強の魔法を使おうとしたら当然の如く不発で失敗する代わりに別の最強の魔法を放たれるなどしたが、一行の連携プレーもありなんとか倒し切った・・・!


ディルムッド「やっと倒せましたぞ!」
フィン「美しいお嬢さん、負けたからにはここから退去を・・・」


すると、ウィッチが自分が作り出した魔法薬を下着ドロ二人に飲ませた!すると、二人の姿は・・・






タブーが右半分がガレスの水着姿で左半分が騎士王の水着姿に、アチモフが右半分が沖田の水着姿で左半分がメルトの水着姿へと変わった!


大半の人達全員「」






カッツ「何をしてるんだ!?」
ウィッチ「私が作った魔法薬を飲ませましたのよ。さぁ、起きなさい!」


ウィッチは魔法薬の効果が及んだ二人にある指示するが・・・


タブー?「ちょっと待て。お前が薬を飲ませてくれたおかげで力がパワーアップしたぞ」
ウィッチ「どういう意味・・・ぎょえっ!」


アチモフがウィッチを突き飛ばしたあと、下着ドロ二人は叫ぶ!


タブー「ふっふっふっ・・・俺達はこの虹の島々だけでなく、このチェリーワールドを征服する!」
大半の人達全員「なんだってー!!?」
アチモフ「世界征服で必要なものを教えるッショ!」






アチモフ「ちく寿司とスキャン用のケツこんにゃくッショ」
大半の人達全員「」






えっ?こいつらは何を言ってるんだ?


タブー「ケツこんにゃくで尻スキャンしたら、虹の島々だけでなくポップスターの大陸は南方の4分の1は沈めれる・・・!」
メタナイト「え?こいつら、ポポポアイランズにまで沈めようとしているのか?」
アチモフ「ちなみに食べ物に恵まれぬ国の人達はちく寿司を食べれる潤いが恵まれるッショ」
カッツ「何も知らずに食べた人達が可哀想だなオイ」
タブー「そして、このチェリーワールドは時期に裸族王国という平和な世界へと生まれ変わる!派閥というものをなくせるだろう!」
ウィッチ「えwww派閥ってあったんですのねwww」
フィン「私、全員同じかと思ってたwww」
ノッブ「王を決める投票があれば、わしにも投票させていいかくれwww」
アチモフ「本当ッショ?というわけでタママも投票に参加してちょ(はぁと」
タママ「はぁとじゃねーですぅ(^ω^#)」
ディルムッド「つか、我が君もこんな時にふざけている場合なのですか!!?」


完全にチェリーワールドが裸族王国に塗り替えようとしてやがる。メタナイトとパーシヴァルは・・・






メタナイト&パーシヴァル(強大な敵ならまだしも、こんな方法で世界征服されるのは嫌だ!!!)






というわけで戦闘開始!これが本当のダークキャッスルでの決戦だ・・・!






下着ドロ二人出現

ワドワド☆サマーアドベンチャー!(回帰編)(その3) ( No.533 )
日時: 2025/08/25 17:19
名前: 桜 (ID: JGzXFNlX)

ププル「スターダストー!」


下着ドロ二人に一行は本気の攻撃を当てようとするが、その度に二人は股間チャンバラで弾き飛ばした!


ププル「ウソぉー!!?」
ディルムッド「こんなふざけたやり方で・・・!」
タブー「この股間チャンバラはあらゆる攻撃を弾く!ガウェインの持っているガラティーンも弾き飛ばせるのだ!」
エジソン「ガウェインがブチギレて虹の島々を炎上させる風景が脳裏に浮かんだんだがオイ」
アチモフ「今度はわしらの番ッショ!」


タブーとアチモフが急にブリッジ態勢になり、そのケツにはベルが挟んでいた!


タブー&アチモフ「さぁ、俺(私)達と一緒に新しい扉を開けよう・・・」


BGM:やらないか


カッツ「降りて来たぁぁぁぁぁー!!?」
ノッブ「ちょっwwwわしらを裸族化させる気が満々ではないかwww」
ププル「笑ってる場合じゃない!!」
タブー「さぁ、俺達と一緒に新しい扉を開けよう・・・」
エジソン「こっちに来るでないわぁぁぁぁぁー!!!」






???「おかしいわね;マルクとマホロア、どこに行ったのよ・・・」


とある影がダークキャッスルに入って来ていた。どうやらマルクとマホロアを探すために足を踏み入れたらしい。
そんな中でカービィ達の姿を見つけた!


???「カービィ、グーイ?」
カービィ「あっ、???も来てたんだー」
グーイ「???さんもこのお城に用事がありますか?」
???「それがね、マルクとマホロアがこないだから帰ってきてな「助けてぇぇぇぇぇー!!!」って、なんで向こうからププルの声がしてるの!?」
エレナ「それが・・・」


エレナから話を聞いたとある影は目が全く笑ってない状態で言った。


???「わかったわ。あの下着ドロ二人をぶちのめせればいいんでしょう?」
エレナ「頼むわ!」


その影が即座に現場に駆けつけると、下着ドロ二人は見た!


タブー「おっ、新たな裸族王国の信者か!?」
アチモフ「服を着込んでるけど、歓迎するッショ?」
???「違うわよ、私はどちらかというと・・・あんた達を歓迎する側なんだけど?」
タブー&アチモフ「ゑ?」





「えっ!!?どうして貴様がいるのだ!!?」「お願いだから、そんなソウル状態にならないでほしいッショ!!」「フランちゃん達のおパンティがぁぁぁぁぁー!!」「ごめ゛ん゛な゛ざーーーーーい゛!!!」






下着ドロ二人はフルボッコに。二人をぶちのめした、その人物はソウル状態から戻った後に呆れながら言う。






ドロシア「マルクとマホロアを探しに行ったら、新ジャンルの子達にもこんなおふざけを見せてきて・・・!」






ドロシアの登場に大半の全員は拍手した!


エジソン「私は魔女が苦手なのだが・・・」
パーシヴァル「偶然であると思いますが、ありがとう、魔女(女神)様・・・!」
ウィッチ「負けたので私は今出て行きますわ。ご機嫌よう〜」
ドロシア「何言ってるの?今回の下着ドロの発端のウィッチとも話し合いしたいんだけど?」
ウィッチ(°д°)


ウィッチが連行されて行ったあと、ドロシアは訊ねる。


ドロシア「ゼオ。そういえば、マルクとマホロアは知らない?」
ゼオ「つか、あいつらはあるサーヴァント二人の配下という名目で何か企んでるみたいだ。多分カービィを強奪目的で」
ドロシア「やっぱりそうだったのね・・・;私もしばらくは探すけれど、見つけたらこっちに連絡してね?」
ププル「わかりましたが・・・この城に何かおっきい魔力を感じていませんか?」






ドロシア「いいえ、この城には微弱程度というだけで、そこまで魔力を感じなかったわよ?」
ププル「え?」






強大な魔力を持つ絵画の魔女の言葉が正しいなら、このダークキャッスルには七つ目の聖杯の雫がない・・・?
下着ドロによる裸族騒動に巻き込まれただけで何も収穫を得られなかった出撃メンバー達はキャンプに帰って来た後に出迎えてくれたツーストが彼らの話を聞いて驚いた。






下着ドロ撃退!しかし、肝心の・・・

ワドワド☆サマーアドベンチャー!(回帰編)(その4) ( No.534 )
日時: 2025/08/25 17:22
名前: 桜 (ID: JGzXFNlX)

ツースト「ダークキャッスルに七つ目の聖杯の雫がない!?ワド太郎もマルク達に攫われたぁ!!?」
ゼオ「すまん。そんなに怒るなよ」


たじたじとするゼオ達だが、ツーストは一呼吸置いてから言う。


ツースト「いや、後者はびっくりするが、前者のはそりゃそうだなと思ったな」
ノッブ「どういう意味じゃ?」
ツースト「実はあの電話の後に地図に新しい文字が浮かんでたんだよ・・・」
大半の全員「!?」


その夜、篝火の周りに集まっている大半の全員はマシュマロを焼きながら地図の内容について話そうとしていた。


パーシヴァル「あいり嬢は来てないのだが、モードレッドは今も・・・」
ツースト「ああ、帰って来てない。相当落ち込んだんだな・・・」
タママ「・・・」


そんな話をさておくように、クロスは地図を見せた!


クロス「この地図を見ろ」
ゼオ「!」


その地図には自分達が今いる場所であるグラスランドにポップスターの古代文字で記された「最初の聖杯の雫はすでに我が手中。真相は流れる地下の中」の文字があった・・・!


ゼオ「これってまさか・・・」
エレナ「そういえば、初めて会った時にワド太郎の中から聖杯の雫を感じるって言っていたわね・・・」


最初の聖杯の雫の意味はわかったが、問題は流れる地下の中のことだった。


ププル「これ、どういう意味なんだろう?」
カッツ「この島にあるのは姉上と最初に訪れたあの酒場の・・・」


すると、カッツはようやく気付いた!


カッツ「あ!本当かわかりませんが、確かあの酒場の中のどこかに地下に繋がる道があるはずです!」
ツースト「お前らが騒動を起こしたあの酒場か!」
ノッブ「本当かわからぬが、あそこなら確かにありそうじゃな。信勝、よくぞ気付いたな」
カッツ「あ、姉上ー!!(嬉し涙」


最後に記された古代文字の意味がわかったことでメタナイトは宣誓する!


メタナイト「では明日はこの島にある酒場に突入する!織田姉弟、そこに案内しろ!」
織田姉弟「よか(いいだ)ろう!」


一方でテントの中で一人寝そべっているあいりは会話を微かに聞いた上で頬を膨らませていた。


あいり「・・・」






一方その頃、ワド太郎を攫ったエリセ達の方はボイジャーが意外にもワド太郎を可愛がっていた。


ボイジャー「かわいい。ぬいぐるみみたいだ」
ワド太郎「わにゃ〜・・・?」


エリセはそんな二人をじっと見ながら呟いた。


エリセ「ボイジャーが欲しがっただけあるわね・・・」
マルク「なぁ。あれの中に入ってるのが聖杯の雫だと知ってんだろ?そろそろ掻っ捌いてもいいんじゃないのサ?」
エリセ「そんなことしたら、ボイジャーが泣くから嫌よ。私も情を芽生えて来ちゃったし」
マホロア「デモ、キミタチはコノ島に召喚サレタはぐれサーヴァントダヨネ?ソレがズットじゃナクてもカイ?」
エリセ「別にいいわよ。あんた達が掻っ捌くのはその後でもいいでしょ」


その翌朝、全員が今日の身支度を済ませようとする中、あいりがテントから出て来た。


ツースト「あいり!」
あいり「私も行きますわ。だって、モーさんはフランちゃんと一緒に生きてるような気がしますもの!」
ツースト「ああ。一緒に迎えに行こう!」


今日の朝食であるカービィ作のトンカツと味噌汁を全員が頬張っていた。


ププル「やっぱりゲン担ぎにうってつけのものが来たかー」
ゼオ「確か勝負前に食べるって聞いたことあるな」
カービィ「いっぱい食べてね!残したら、ボクが食べるけど」


すると、向こうから走る音がした!何やら慌てた様子のボンカースだ!


ボンカース「あんた達!」
カッツ「あっ、お前はあの時に酒場にいた・・・!」
ボンカース「助けてくれ!同じ顔した、たくさんの変な人間が酒場の周りをうろついてるんだ!」
ノッブ「なんじゃと!?」


一行が今すぐに酒場の近くに向かうと、案の定・・・






テスラのコピー人形全員「電気ですかー!電気ですかー!!電気ですかー!!!」
大半の全員(°д°)






酒場の周りをうろついている大量のテスラのコピー人形を見て一行の大半が絶句する。なんだこの光景、下手なホラーよりも怖いやつじゃねーかOTL
何か隙はないかと様子を伺っていた。


タママ「変に先回りしやがったんですぅ・・・!」
クロス「何かいい方法はないのか・・・」
パーシヴァル「あ。そうか、これなら・・・!」


その直後に聖槍の騎士が投げつけた何かによってテスラのコピー人形達の周りに煙が出て来た!


テスラのコピー人形全員「電気・・・です・・・か・・・!!」
ディルムッド「煙幕ですか!?」
パーシヴァル「ああ、桃華様が念の為に持って行ってあげてと渡してくれたものです」
タママ「モモッチ・・・!」


とはいえこれで酒場突入の隙は伺った!


メタナイト「突入!」


一行が酒場のドアを開けると、なんとそこにもテスラのコピー人形達の姿があった!


テスラのコピー人形全員「電気ですかー!!!」
ツースト「中にも見張らせやがったのかよ!?」
あいり「もういやぁぁぁぁぁー!!!」


絶体絶命の危機に陥った瞬間・・・


???「酷い出来だな。良いか、紳士というものはこのように迫ったりなどしない」


突然の雷霆(らいてい)がテスラのコピー人形達に落として破壊した!


???「あと、機械というものはそのようにカチカチと動くものではない!人間が生きていると同等に動くものだ!」
エレナ「あなたは・・・!」
エジソン「まさか・・・貴様は・・・!!」


その人物はテスラのコピー人形達を前に立ち、大声で叫んだ!


???「それがわからぬ貴様らは人間になりきろうとする資格などない!良いか、私の名は現代のプロメテウスと称された発明家!」






エジソン「すっとんきょう!!ミスター・すっとんきょぉぉぉぉぉーーーーー!!!」
テスラ「ニコラ・テスラである!」






なんと、本物のテスラが一行を助太刀しに来てくれたのだ!彼と面識のあるププルは驚く。


ププル「あれはあのダイ山の時の戦いで最後に現れた上で協力してくれたニコラ・テスラさん!?(日常日和。4にある前後編の一つ、ダイ山神話聖杯大戦参照」
ゼオ「あのうるさいながら丁寧に見える豪快な話し方・・・どうやら本物で間違いなさそうだ」


テスラはゼオとププルを見る。


テスラ「キミ達はあの時の人間だな?まさかこんなところで再開するとはな」
ププル「ダイ山の時のテスラさんだ・・・!(ジーン」
あいり「ダイ山の時に一体、どんな騒動に巻き込まれましたの?」


テスラは自分のコピー人形達と戦いながらエジソンに向かって叫ぶ!


テスラ「場合によっては使えるものもあるかもしれないが、ちょうどいい!凡骨、この酒場の中に隠し扉があるはずだ!」
エジソン「そんなもの急に言うなすっとんきょう!」


その言葉を聞いたツーストは何かに気付いた!


ツースト「もしかして・・・!」


すると、ツーストはテーブルの一つを退かすと、下の方に隠し階段の扉があった!


ツースト「あった!これだ!あの時にボンカースが足がちょっと浮きながら座ってたのを見たんだよ!」
ノッブ「あの時はそれで足の痛さもちょっとあったってことか・・・やけに痛がってたし・・・」


隠し階段の扉を開けた一行はその中に入る!


ゼオ「行くぞ!」
エレナ「うん!テスラ、無事でいてね!」
テスラ「それはこっちのセリフである!」


隠し階段を降りた一行はその暗闇の中に川がありながらも道があったのを発見した。


タママ「まさか道があるなんて、思いもしなかったですぅ(持って来た電灯ライトを付けてる」
パーシヴァル「あとはワド太郎やモードレッド、フラン嬢を見つけてくれればいいのだが・・・」


すると、何かの空間を発見する!ワド太郎を捕らえたエリセ達のいる空間だ!


ノッブ「やはりいたか!」
エレナ「ワド太郎!」
エリセ「あーあ、突入できちゃったのね。あのまま捕まえてくれればいいのに」
タママ「あんたらが一緒にいるあの二人から手を引いた方がいいですよ;揃うと必ずやらかすような、あのろくでもない大人二人がいたら、絶対にろくなことがないですぅ;」
エリセ「私が殺すって言ってるでしょ!あと、子供扱いしないで!」


怒るエリセの隣でワド太郎を抱っこしているボイジャーはそんなエリセを見て、彼女をなだめようとする。


ボイジャー「エリセ、おこらないで。しんぱい、してくれてるよ」
ワド太郎「わにゃ!」
ボイジャー「あっ」


ボイジャーから自ら離したワド太郎はエレナの方に駆け寄った!


エレナ「ワド太郎!よかった、無事だったのね!」
ワド太郎「わにゃ〜・・・!」


すると、ワド太郎はどこかに走って行った!


エレナ「ワド太郎!?どこ行くの!?」
メタナイト「追いかけるぞ!」
マルク「あっ、ずるいのサ!」


ワド太郎を追いかけていたら、見たこともないような空間にたどり着いた!


カッツ「これは何かの祭壇ですか?」
マホロア「ボクもよく知らナイナァ〜。調べル価値はありそうダケド「残念だが、ここを通すわけには行かねーよ」


全員の前に立ちはだかったのは、険しい表情をするモードレッドとフランの二人だった!


あいり「モーさん!?フランちゃん・・・!?なんでなんですの!?」
モードレッド「いくらマスターのあいりでも通すわけには行かないんだ。すまん」
フラン「フランも、ここを、まもるんだ」
ワド太郎「わにゃー!」


すると、祭壇の中の方に走ろうとするワド太郎を見たモードレッドは彼を制止した!


モードレッド「ダメだ!お前も通すわけには行かない!絶対に行かせねーよ!」


ワド太郎をエレナに返したモードレッドを見たパーシヴァルは訊ねる。


パーシヴァル「ただ敵対しているわけではなさそうだね。何か事情があるのかな?」
フラン「なんでもない。ほっといて」
ノッブ「どうしても言いたくないのか?ならば、わしらは貴様らと相見えることになるぞ」


その言葉を聞いたモードレッドとフランはそれぞれの武器を構えた!


ノッブ「どうやら譲らんようじゃな?」
モードレッド「条件は、オレ達が勝ったらすぐにワド太郎を連れて帰ること。逆にお前らが勝ったら、なんで立ちはだかった理由を教えてやる」
ツースト(あいり。あの二人は本気だ。手加減したら、それこそ二人が怒るぞ)
あいり(分かってますわ・・・)


そして対モードレッド&フランの戦闘が開始し、フランは自分の大型複合武器である「プライダル・ブレイド」に雷を浴びせて攻撃した!


カービィ「剣から雷!?」
フィン「フランの本来の武装である「乙女の貞節」を今のに改良したんだな。燃費の良さを保ったまま」
メタナイト「剣に雷を帯びさせているからとなんだ!一刀両断してやる!」


すると、メタナイトの後ろにサーファーしてるような状態になってるモードレッドから囁かれる。


モードレッド「後ろがお留守だぜ、メタ助」
メタナイト「しまった!あと、メタ助って言うな!」


それをタママの拳によって制止された!


モードレッド「タママ・・・」
タママ「なぁ!何があったのか、みんなに教えてやれよ!お願いだから!」
モードレッド「聞くわけには行かねーんだ。悪いな」


タママを軽くトンっと押す。思わず倒れそうになったところをすぐに駆けつけたパーシヴァルは受け止めた!


パーシヴァル「タママ、大丈夫かな?」
タママ「悪いですねぇ、パール;」


モードレッドは今の水着霊基での波乗りながらの宝具を放つ!






モードレッド「逆巻く波濤を制する王様気分!(プリドゥエン・チューブライディング)イヤッフゥー!!」






モードレッドの宝具に突っ込まれた一部はダメージを受ける。それを見たエリセ達はエリセが思わず驚いていた。


エリセ「これがあの円卓の騎士・・・!」
ボイジャー「たのしそうで、はげしそうだなぁ」
マルク「こんな宝具をいつのまに・・・」
マホロア「ボクはアレはキライジャナイナァ。メタナイトがダメージ受けてルシw」


なんとか二人に手をかけず、かといって無力化させる方法を教えて考え始めた。


ゼオ「なんとかあいつらが聞いてくれる方法はないか・・・!」


すると、ゼオはモードレッドに言う。



ゼオ「モー公、お前の父上がついでとして、お前応援に寄って来てるぞ」
モードレッド「えっ!」


モードレッドは思わず動きを止めた隙にエレナに触れられた!


エレナ「隙あり!」
モードレッド「ゼオ、てめぇ!」
ゼオ「すまんな、これが無力化させる方法なんでな。あとで斬られる覚悟だ」
ププル「絶対悪い顔してるね!?防御に関する魔法を使う気でしょ!?」
フラン「・・・」


すると、プライダル・ブレイドを振り上げようとするフランをあいりが制止しながら言う。


あいり「二人とも。仲間だからこそ、何があったか教えて欲しいの。あの祭壇の中に、何を見たのかを・・・」


あいりに諭されたモードレッドは一瞬だけ黙り込むも口を開いた。


モードレッド「分かった・・・お前らの勝ちだ」
フラン「ウゥ・・・」
モードレッド「ついて来い」


全員はモードレッドとフランの案内の下、祭壇の中に入って行った。中には見たことないような化石ばかりだ。






これから案内するところ

ワドワド☆サマーアドベンチャー!(回帰編)(その5) ( No.535 )
日時: 2025/08/25 17:26
名前: 桜 (ID: JGzXFNlX)

そして真相へ・・・






グーイ「見たことないような化石ばかりですね」
カービィ「昔のプププランドのやつなのかな?」


しばらくすると、モードレッドはようやく歩みを止めた。


モードレッド「着いたぞ。これだ」


その目の前にあったのは・・・






壁一面に収められていた古代におけるプププランドの遺産である一番輝く化石だった・・・!






エレナ「これは・・・」
ワド太郎「わにゃ〜・・・」


「エレナの夏休みの日記」
ーーーーーそれは古代におけるプププランドの遺産である化石達だった。なぜ今までに発見できなかったのか、不思議でしょうがないが、それよりも・・・


エレナ「ワド太郎?どうしたの?なんかいや?」


ーーーーーなんてね。実際のところ、ワド太郎の言葉はあたしだってわかってない。だけど、ワド太郎の今の声から、何を言いたいのか分かった。
とあるワドルディの親子の化石のようだが、そこには子供の部分だけなくなっていたかのように空いていた。要するにーーーーー






エレナ「もしかして・・・帰りたかったの?」






エレナの言葉にゼオは声をかける。


ゼオ「この前、ワド太郎が体調を崩した時に俺は名水・オボロを飲ませて治したが・・・それはあくまで一時的なものだ。それぐらい、ワド太郎を動かしていた聖杯の雫の魔力はなくなりかけていたってことだ。ーーーーーエレナ、お前に問おう。ワド太郎を帰るべき場所に帰すか、それともワド太郎がまた体調を崩した時に中にある聖杯の雫の魔力を上げさせるか。お前がどんな答えを出そうとも、俺は口出しはしない。お前の意思で決めるべきだ」


ゼオの言葉は最もだった。エレナはそれはわかっているからこそ迷いが生じたが、ワド太郎の笑顔を見た。


ワド太郎「わにゃ!」
エレナ「ワド太郎・・・」


ワド太郎は分かっていた。自分を心配して、大切にしてくれたもう一人の「母親」との別れが来たことを。
それを見たエレナは複雑な感情を込み上げつつ、それを抑えた後に決意する!






エレナ「決めたわ・・・あたし、ワド太郎を帰すわ。これ以上、聖杯の雫の力で生き長らえさせるわけには行かないもの」






ゼオ「そうか・・・」


ワド太郎を元の場所に帰せば、聖杯の雫が彼の中から解放されて聖杯が揃う。それを事実だとわかっている他の出撃メンバー達もそれぞれで複雑に感じるも、これには反対意見はなかった。
しかし・・・


エリセ「ダメよ。それは絶対にダメ。それなら、ボイジャーに渡しなさい。ボイジャーなら必ず聖杯の雫を動かせるわ」
ププル「そういう問題じゃ・・・!」


すると、それを見たマルクはため息を吐きながら言う。


マルク「残念ながら、それはゼオ達と同じ意見で無理なのサ」
エリセ「どうして、そう言えるの?」
マホロア「だって、ボク達がボイジャーに魔法をかけタカラ!」


その直後、ボイジャーの身体が光り始めた!


ボイジャー「おー」
エリセ「ボイジャー!!」


エリセがボイジャーを助けようとしたら、なんと彼女の身体にまで光り始めた!


エリセ「これは・・・!?あんた達!」
マルク「ボイジャーだけだと殺されるだろうから、お前にも密かに魔法をかけさせてもらったのサ!」
マホロア「変身魔法の一種で、多分サーヴァントのカラダではなくなルヤツダヨォ〜」


二人が自分やボイジャーに魔法を仕込んだことを知ったエリセは怒る!


エリセ「覚えてなさいよ!めちゃくちゃ強い奴の姿に変わってやるから!!」
マルク「好きにしろ!そのイメージをお前らに委ねさせてやったから・・・」
マホロア「アッ、ヤベッ;」


ここで二人はあることに気付いた。自分達がやらかしたことに(ぇ)


タママ「今の二人の顔、ヘマした顔になってますが、何やらかしたんですぅー!!?」
フィン「あー、これは・・・少しだけ話しさせてもらっていいかな?」
ププル「うん、いいよ」


フィンは今気付いたことを話した。


フィン「多分彼らは変身するイメージをかけた本人に委ねさせたのだよ。人によってはどんな姿にも変えれる魔法の一種とはいえ、イメージを委ねさせたら最強の生き物になるし、ましてやこのチェリーワールドを滅ぼすのも容易いかもしれないな」
ププル「そんな・・・!」


すると、エリセとボイジャーの二人が変身したのは・・・






白無垢の着物を羽織ったツノを持つ肉食恐竜と、二振りの剣を腰に掲げる髪の長い男の騎士だった・・・!






ツースト「恐竜と、騎士!?」


エリセが変身した肉食恐竜もそうだが、モードレッドとパーシヴァルはボイジャーが変身した姿に見覚えがあった。


モードレッド「髪が長くなっているが・・・テメェ・・・」
パーシヴァル「なぜ彼を知っているんだ!?」
クロス「来るぞ!会話もないまま、攻撃が来る!」


髪の長い騎士は二振りの剣を使って攻撃するが、クロスが咄嗟に阻止する!


クロス(これは、あのダビデ王の剣か・・・!)


その隙を突く形で白無垢を着た肉食恐竜がクロスに攻撃しようとするが、ディルムッドに阻止された!


ディルムッド「不意打ちはやりすぎだぞ!」
クロス「ディルムッド・・・」


その直後にププルは飛びながら魔法で攻撃する!


ププル「サンダーストーム!」


雷による攻撃を放ったが、髪の長い騎士は二振りの剣のたった一振りでそれを相殺した!


ププル「相殺された!?」
カッツ「もしかしてめちゃくちゃ強い奴をイメージしたんじゃ・・・;」


それを見たカービィはノッブの方に向きながら話す!


カービィ「ノッブ!ちょっとギターを奏でて!」
ノッブ「えっ!?分かっておるが・・・」


ノッブがギターを奏でると、彼女はあるコピー能力に変身した!






カービィ「コピー能力・フェスティバル!」






それにより全員が勝利ダンスを踊り出し、フィニッシュを決めた!


あいり「って、ダンスしてどうするんですのー!?」
グーイ「あっ、待って。効いてます」
ツースト「えっ!?」


白無垢を着た肉食恐竜と髪の長い騎士はダメージを受けた様子だった。どうやら彼らも踊らされたらしい。


エジソン「今こそキミの出番じゃないかな?仮面の騎士よ!」
メタナイト「わかっている!」


メタナイトは宝剣ギャラクシアを構えながら上から岩を出現させた!






メタナイト「フォースフォース!」






メタナイトの岩を使った剣撃により、二人は大ダメージを受けた・・・!






ププル「エリセ!ボイジャー!」


煙が消えたら、二人は元の霊基に戻っていた。


エリセ「何か岩に当たったような気がするわ・・・;」
ボイジャー「いんせきが、おちてきたんだ」
あいり「よかった、元に戻ったのね・・・!」


二人が元の霊基に戻ったことに安堵するが、エレナはワド太郎を抱えながら、先程の化石の方に向き直す。


エレナ「ワド太郎。お母さんのところにおかえり」


「エレナの夏休みの日記の続き」
あたしはワド太郎を、元の場所へ、本当のお母さんのところに帰す決意をした。それはもう二度と会えないことを意味していた。
ワド太郎が行こうとしていたら・・・






ワド太郎「わにゃ〜・・・」






エレナ「ワド太郎!」


あたしの言葉に寂しい目をしていたワド太郎は目を閉じた後、初めてかそうじゃないのかわからない、ある言葉を発した。






ワド太郎「エ・・・エレナ!」
エレナ「!」






笑顔であたしの名前を呼んだワド太郎は化石の中に向かった後に光り出しーーーーー気付いたら、空いていた部分にワドルディの子供の化石がはめ込まれるように戻っていた。


エリセ「あーあ・・・返しちゃったのね。酷いことするわ・・・」


そんなエリセにメタナイトは諭すように声をかけた。


メタナイト「寂しい気持ちはよくわかる。二度と会えない事実があることも含めてな・・・だが、これはよくある人間が身勝手にペットを捨てるのとは違う。迷子だった子供が元の帰るべき場所に帰るという儀式というか、経験には他ならない。別れの経験も夏休みには特に付き物だからな・・・」
エリセ「・・・」


そんなエリセにボイジャーは声をかけた。


ボイジャー「エリセ。いいよ。ぼくは、たのしかったんだ」
エリセ「ボイジャー・・・」


ワド太郎が元の場所に帰った際に落ちてきた、最後の聖杯の雫を拾ったクロスは呟く。


クロス「で、さっきのカービィのフェスティバル衣装を写メっていたドノツラフレンズはどうするのだ?」
マルク&マホロア「ギクッ;」


聞かれたマルクとマホロアは内心びくついていた。よく見ると、スマホ持っていたってことはカービィのフェスティバル衣装を写メっていたのは事実だったか。


メタナイト「貴様ら・・・!!」
マルク「ふん、カービィのフェスティバル衣装を写メれただけヨシとするのサ!」


マルクとマホロアが逃走しようとしたら、ゼオの持つ縄によって捕まった!


マホロア「ゼオォォォォォー!!?」
ゼオ「言い忘れたが、ドロシアがお前らを探してるから見つけたら連絡しろって。あ、今のやらかしも気付くかもな」
マルク&マホロア「」


ドノツラフレンズは今回の騒動を知ったドロシアに殺されることが確定。
さらに・・・


モードレッド「おーい。それならトリ公の前にも引っ立てやれねーの?トリ公の奴、マルクとマホロアに関してはなぜか目を光らせてやがるし」
ゼオ「いい考えだな、それ(わかってない」
マルク「モー公の裏切り者ぉぉぉぉぉー!!!」
マホロア「ヤッベ;あんなトリにバレたら・・・(gkgk」
フラン「なんか、ふるえてる」


七つ集めた聖杯の雫を一つの聖杯に成した後、聖杯を回収したことで帰る身支度を済ませる最中にとある人物が声をかけてきた。ボンカースだ。


ボンカース「おーい!」
ツースト「!あんたはさっきのボンカースか!」
ボンカース「さっきはあのいかれた人形達をやっつけてくれてありがとうな!なぜか禁断と言われる隠し階段の扉があったそうだが、生きていてくれてよかったぜ!」
ツースト「ああ、いいよ(あれは禁断の隠し扉と言われるのか・・・」
ボンカース「お前ら、そろそろ帰るんだったな?カービィやメタナイトも帰っちゃうらしいが・・・あ、ちゃんと安全に帰るんだぞー」
ツースト「分かってるぜ。そっちも元気でな!」


その後にもやってきたリック達が別れの挨拶を済ますとともにそれぞれで雑談を繰り広げている中、クーは何かに気付いた。


クー「あれ?丸い乗り物を持った、幼そうな女の子は?」
ゼオ「ああ。今はどこかで誰かと話している。それを済ませたら、帰ってくるさ」


一方、当のエレナは海辺でエリセやボイジャーと楽しそうに話していた。


エレナ「ワド太郎はこんなにも可愛かったのよー!あたしを母親だと思ってついてきてくれてね、連れ帰った時にはメタ助に返して来いと怒られたわ・・・」
エリセ「それなら、私達のところに預ければいいじゃない。ボイジャーの遊び相手になるし、可愛がるしー」
エレナ「何よ!マルクとマホロアに騙されて、敵として立ちはだかってきたくせに!」
エリセ「最後はそうだったけど、それ以外は騙されてない!」


二人の口喧嘩を見たボイジャーはクスリと笑いながら言う。


ボイジャー「ケンカはするけど、なかよくなってる。エリセもたのしそう」
エリセ「いや、違うからね;」
エレナ「あら。元とはいえ、マスターのことわかるの?」
ボイジャー「うん」


すると、その直後にエリセとボイジャーの身体が光り出した!


エリセ「あ」
エレナ「もう行っちゃうのね・・・」
ボイジャー「でも、たのしかったんだ。キミたちにあえたから」


エリセは微かな微笑みをしながらエレナに訊ねる。


エリセ「そういうあんたは、楽しかったの?」
エレナ「!」


エレナはこの任務もとい夏休みで虹の島々を巡る大冒険、その道中で出会うカービィの仲間達、大量のテスラ人形のホラー、幾度の戦い、そして出会いと別れ、生と死・・・
エレナはそれらを思い出しながら答える。






エレナ「ええ。楽しかったわよ!」






その言葉にエリセとボイジャーは笑顔を浮かんだ後、二人仲良く退去して行った・・・






ーーーーーさよなら、幾度も敵として立ちはだかってきたサーヴァント達。
それからありがとう、この夏休みの間だけ出会った二人の幼い子供達。






そしてーーーーーさようなら、ありがとう。たったひと時だけのあたしのワドルディ(ワド太郎)

ワドワド☆サマーアドベンチャー!(回帰編)(その6) ( No.536 )
日時: 2025/08/25 17:29
名前: 桜 (ID: JGzXFNlX)

帰還後






一行が回収した聖杯を持って、帰ってきた後にエジソンが一部の子供組にワド太郎の話を聞かせていた。


アリシア「へー。そんなことがあったの・・・」
ネス「ワド太郎が化石から出てきた古代のワドルディっていう自体だけでもヤバいのに・・・」
エジソン「まっ、私の手柄でもあるけどな!えっへん!」


エジソンのさも当然のようにふんぞり返る態度を見た一部の子供組は・・・


アリシア「ネス。この頭ライオンをボコボコにするわよ」
ネス「よし、やるか(^ω^#)」
アリシア「やろう!」


バキッ!ドカッ!


エジソンは一部の子供組からフルボッコの洗礼を受けた!


エジソン「ぎゃーす!!!」


一方、それを見たパーシヴァルは半ば苦笑いを浮かべつつ麦茶を飲んでいた。


パーシヴァル「相変わらずだね彼・・・;」


すると、アイオーン直属のサーヴァントの一人で生前の同僚の一人でもあるベディヴィエールが自分用のお茶を置きながら声をかけにきた。


ベディ「ヘンテコですが、実に壮大な冒険をしたようですね」
パーシヴァル「ベディヴィエール卿。あ、クラウディパークで宝探ししてる途中でトリスタンに会ったよ。なんでも偶発的に発見したみたいで、どっちが頂上に辿り着くかマスターのリップ達と競走していたようだ」
ベディ「それで、トリスタン卿が何やらかしたのですか?」
パーシヴァル「まあやらかしはあったようだが・・・少なくともクラッコをそこで起きていた怪異の元になった、子クラッコのところに連れて行ったようだから、お咎めはなしかな」
ベディ「そうですか・・・(まあ、彼にもいいところはないわけではないと思っているのですが・・・」


一方、クロスは帰ってきてから着替えた元の衣装で散策していた。


クロス「私の水着を誰かに見つかったら嫌だからな。ガウェインにも知られてないだけよかったのだが・・・」


そんな中でクロスはガウェインに声をかけられた。


ガウェイン「あ、クロス!任務から帰ってきたのですね」
クロス「ああ、虹の島々でな。あの地図の解読はできただけで役割を果たせたのだがな・・・」
ガウェイン「そんなことありませんよ。頑なに誰にも肌を見せなかった貴方がそれを見せれたので」


太陽の騎士の言葉に最強の式神は目を見開きながら彼を見た。


クロス「は?どういう」






ガウェイン「貴方達が任務に向かう前にフィン殿に頼んで、貴方の水着姿をスマホで撮ったのを送ってもらったのですよ(手にはその画像があるスマホ」






クロスはようやく気付いた。フィンがスマホで自分を撮っていたのはこのためだったことに。


クロス「あのバツ3ーーーーー!!!」






とあるバーでは誰が飲んでいるのを見かけた。デデデ大王とディルムッド、そしてあれから事情聴取としてスマブラ屋敷に連れてこられたテスラだ。


テスラ「なるほど。虹の島々で調べていた本物の私を偶然見たからあのコピー人形を生み出したということだったのか」
ディルムッド「理解いただけたようで何より」
デデデ「わしが行ったら倒れているとは思うが・・・お前はあの二人についてはどう思っていたゾイ?」


デデデに訊ねられたテスラは一瞬沈黙したものの答えた。


テスラ「私にはわからぬが・・・敵意はないと言える。やり方は間違ったとはいえ、世界を滅びようとする意思はないだろう」
ディルムッド「そうですか・・・」
テスラ「それにある地図を見つけようとしたら、すでにあの凡骨とそのマスター達の手に渡ったと聞いてな。筆者の名前を知ったからこそ見つけようとしていたというのに」
ディルムッド「あの地図には元は誰かが書いたものなのですか!?」
テスラ「ああ。確か・・・ポポポという字が小さく刻まれていな」
デデデ「・・・!」


デデデも含まれた先代の四勇者がルーンロードを封印した後にみんな自分達のやるべきことに向けて別れた後のポポポが古代のプププ語であの地図を書いていたのだ。それを聞いたプププランドの自称大王は気付いた。


デデデ(つまり、あの地図を誰かに見つけて欲しかったのか・・・ポポポ・・・)


すると、バーのドアがバンと開く音がした!クロスに追われていることを察して逃げてきたフィオナ騎士団団長だ。


フィン「ディルムッド、私を助けてくれないか?なぜか切れたクロスに追われているのだ。お前は私の一番の忠臣だからな、期待しているよ」
ディルムッド「は、はい!あの最強格の式神・クロス殿にどうやって相手するのかは知らんが、なんとかこう・・・なんとかして見せる!」
テスラ「私が言うにはここに逃げてきた主君がやらかしたように見えるのだが?」
デデデ「・・・;」


一方、近くの海ではメタナイトが隣にいるカービィの手作りのお弁当(弁当は三重箱+デザート付き)を食べていた。


カービィ「ねぇ、メタ。ボクの作ったお弁当、美味しい?」
メタナイト「ああ・・・量が多いのは勘弁願いたいが;」
カービィ「えへへ〜」←大食い組の一人


そんな会話を繰り広げる中、カービィはメタナイトに呟く。


カービィ「そういえば、任務とはいえ全然二人で過ごせなかったよね・・・」
メタナイト「あの時はそんな暇はないほど宝探しに集中していたからな。あと、せっかく過ごせたと思ったら乱入が来るし」
カービィ「ご、ごめん・・・だから・・・」


すると、メタナイトはカービィの手を掴んで、彼女をぐいっと抱き寄せた!


メタナイト「だから、今日はこうして二人で過ごそうか・・・」
カービィ「えっ?う、うん・・・/////」


メタナイトとカービィが唇を重ねようとした瞬間・・・






グーイ「グーイ!(いつの間にかメタナイトの仮面に飛び込んだ」






メタナイト「!!?」
カービィ「あっ、グーイ!来てたんだー」
グーイ「ゼオさんに誘われまして。ボクも食べていいですか?」
カービィ「もちろん!」


キスをあと1cmのところで邪魔されたメタナイトはわなわなと震えながら・・・






メタナイト「私のカービィとの最高の瞬間を邪魔されたぁぁぁぁぁー!!!」






一方、カッツはあの後にツボの中に入れられるというオシオキをされたマルクとマホロアの元に訪ねに来ていた。


カッツ「おーい。生きてるかー?」
マルク「生きているのサ」
マホロア「ネェ、カッツ君。脱走の手助けをしてくれナイかな?」


懲りない様子の二人にカッツはため息をついた。


カッツ「ダメだ。二人はオシオキの真っ最中だろ」
マルク「じゃあ、こうするのサ。それをしたら、ノッブの奴が褒めるかもな」
カッツ「・・・」
マホロア「ノッブはめちゃくちゃダからネェ。少なくともノッブは呼び出せるケドォ」



二人の甘言にカッツは目を閉じながら答える。






カッツ「わかった。お前達を脱走させてやる!」
マルク&マホロア(こいつ、意外とちょろくない?)






姉上関連になると、了承するのかお前;
マルクは自らの本心を隠しつつ、魔法を発動させる!


マルク「じゃあ、呼ぶのサ!悪魔より導きよーーーーー」
カッツ(姉上が・・・こちらに来る・・・!)


カッツは最愛の姉が来てくれることにワクワクするが、マルクが突然目を開けた!


マルク「あ」
カッツ「どうした?まさか失敗したのか?」
マホロア「イヤ、成功はシてルヨォ。癪ダケド、マルクはコノ類の魔法なら失敗シナイシ」






マホロア「ただ、ノッブの方が気付いテ、ジブンで無力化スるカタチで逃げられテルナァ〜?」
カッツ「」






ノッブ「どうじゃ、これがわしらの夏休みの冒険じゃ!」
茶々「伯母上、はちゃめちゃー!」


ノッブは住まいでもある本能寺で茶々やちびノブ達に自分達の夏休みの武勇伝を聞かせていた。ギターをガンガンと鳴らしながら。


ツースト「近くのスマブラ屋敷やキャメロット城にまで騒音が鳴り響いたらどうするんだよ・・・;」
フラン「うるさい・・・(ちょっとイラついてる」
しおん「そういえば、モーさんは?」
あいり「モーさんなら今近くの海に行ってるからそっとしてくれって」


すると、ダッと走る音が聞こえた!本能寺に現れたのは水着にパーカーを羽織った衣装となったあおいだ!


あおい「姉さん、お待たせしました!さて、共に聖杯探索に向かいましょう!」
あいり「・・・・・・・・・・・・;」


あいりは一瞬だけ気まずそうな顔をしながら答える。


あいり「あの・・・もう聖杯は回収したから大丈夫ですわ;」
あおいΣ(°д°Ⅲ)ガーン!!
ツースト「ふん、俺の勝ちだということだな。あいにく、あいりは俺の」


すると、後ろからツーストとあおいの頭を掴んできた!何やら怒っている様子のモリアーティだ。


モリアーティ「ウチの娘に何か用かネ?(ゴゴゴゴゴ」
ツースト「このオッさん、何勘違いしてんだよ!?」
あおい「つか、なんで父親気取りなんです!?」


それを見たフランは面倒臭そうにつぶやいた。


フラン「ぱぱ、ちょっとうざい」
あいり「それは言うのはやめたげなさい・・・;」


一方、モードレッドは砂浜の上に座りながら夕陽を見ていた。


モードレッド「・・・」


そんな彼女に後ろからすっかり聞き慣れた声がした。


タママ「モー公。こんなところにいたのか・・・」
モードレッド「話したいことがあるんだな。まあ隣に座れよ」


ケロロ小隊のマスコットは言われるままに叛逆の騎士の隣に座った。


モードレッド「何か文句か?それなら言え」
タママ「あの時、優しく押したんだろ?」


タママの言葉にモードレッドは見開きながら彼を見た。タママは話を続ける。


タママ「わかるんだ、オレもアイルー達を傷つけるわけじゃないって・・・そもそも敵として立ちはだかってきたのも、オレ達にワド太郎の真相を教えないためなんだろ・・・変なところで探って悪かったな。そんなの余計な詮索なのに・・・」


すると、モードレッドは何気なく、タママの肩を寄せてきた。彼はこれにドキッとして熱くなる。


モードレッド「少しだけ、このままでいいか?離れたら承知しねーぞ?」
タママ「あ、うん・・・/////(そういうところだよ・・・」


二人は夕陽が沈める間はずっと、この状態であったという・・・






ゼオ「というわけだ」


一方、ゼオ達はクルークに虹の島々を巡る冒険を聞かせていた。


クルーク「へー、そんなことが・・・メイヴがお世話になったね」
ププル「いや、あんな巻き込まれ方したらたまったもんじゃないでしょ;」
ゼオ「あーあ、あのコピー人形のうちの一体を連れ帰って、ホラー映画を作るので知られる監督に渡そうかな」
ププル「ゼオ!そういったこと」


しかし、ゼオはププルの耳元に囁いた。


ゼオ(今度、海に行くか・・・二人で)
ププル「!」


ゼオからの誘いにププルは顔真っ赤になって俯いた後、クルークはエレナの方に向けた。


クルーク「次は、ワド太郎との冒険はどうだった?エレナ」
エレナ「・・・」


クルークの問いにエレナは母性を感じさせるかのように、優しく微笑んだ・・・






エレナ「今から話すから聞いてね?絶対にガッカリしないでよね!」






「エレナの夏休みの日記の続き」
悩んだ結果、ワド太郎は元のあるべき場所に帰したわ。だってあの子はそこに閉じ込められた自分の母親に会いたかったんだもの。別れは悲しくて寂しかったけど・・・
いつか退去する際に記憶は座に統合されて無くなるだろうけど・・・






せめてこの夏休みは楽しかったという気持ちは残っているわよ?
この夏休みの日記は今日で終わり!






おしまい






「後書き」
2025夏における前後編ですが、当初はこの物語のメインは以蔵さんにする予定でしたが、以蔵さんはすでに今年の前後編のメインで活躍した上にキャラが多くなってしまうことからこの案は没にし、代わりに白羽の矢が立ったのがエレナ・ブラヴァツキー夫人です。
FGOのサマーイベント2021を下地として執筆したのですが、それとは違う部分も出してます(要するにオリジナルエピソード)
リアルの話ですが、殺人猛暑のせいでぐったりしますね。もしかしていつかの話で言った「大災害が起きる予言」はこのことなのか?






長かった・・・;感想OK