二次創作小説(紙ほか)
- 世に放った誠を探しに(前編)(その1) ( No.565 )
- 日時: 2025/10/10 20:29
- 名前: 桜 (ID: wJzAqpnE)
今回は桜サイドにおける新選組と王ドラメイン、言うなれば、風花月夜伝2の後日談に該当する前後編です。最初のシーンこそ関係あるのか?って思われそうだけど、ちゃんと繋がってるんだよ!
—————転がり落ちてしまった。
あの爆発が原因で転がり落ちてしまった。
「—————!!」
辛うじて無事だった自分が呼びかけても反応がない。このままではいずれ死ぬ。
いやだ。行かないで。
そんな願いに呼応してか、突然現れたある伝説のポケモンが自分に訊ねた・・・
「人間は愚かだ。だが—————」
とある日のスマブラ屋敷の地下にある新選組の屯所(元は空き部屋だったが、マスハンに許可を得た上で使用させてもらった)そこでは今日も新選組を中心に他の剣士組やセイバー組、それとはクラスこそ違うが剣を武器にしているサーヴァント達も交えて、剣稽古に励んでいた・・・。
土方「もう一発だ。メタナイト」
メタナイト「ほう・・・どうやらやめるつもりはないようだな!」
土方「負かす」
メタナイト「そろそろ、どちらが鬼なのか決めさせてもらうぞ」
そんな二人の周りには土方に負かされた剣士達の山が(ぇ)
シェゾ「す、すげーやメタナイト!戦い方があんなめちゃくちゃでも強い鬼の副長にも対等に剣を交えてやがる!(土方に負かされた」
以蔵「いっちょれメタナイト!そのまま壬生浪に勝ってきいや!(シェゾと同じく」
ツースト「ボコボコにしてくれメタナイト!特に顔を!」
リンク「潰れろ土方ぁぁぁぁぁー!!!」
一方、同じく剣を交えている、新選組の天才剣士である一番隊隊長でアイレーン直属のサーヴァントでもある沖田は練習相手の天川空に訊ねられていた。
沖田「えっ?私達の生前新選組に対しての評価はなんだったのかって?」
空「うん。今となっては正義の味方というか大人気みたいのようだけど、やっぱり最初は評判が悪かったのかなって。例に漏れず、よくあることだそうだし」
沖田「そうですねえ」
空の問いに沖田は罰が悪そうにしながら答えた。
沖田「まあ私達も相当暴れてたっていうのはありましたが、浪人の剣士からは大分恐れられていたようです。新選組は現代の警察と同じようなものですから」
空「だから、一部のサーヴァントからは嫌そうな顔をしていたのか・・・以蔵さんとか高杉さんとか」
沖田「そういうことになりますね。あなた、察しがいいですねー」
空「そう?いや〜、それほどでも〜」
沖田「隙あり!(自分の剣をまっすぐから突き出した」
空「わわっ!?(間一髪で防いだ)ひ、卑怯だよ沖田ちゃん!」
一方、その剣稽古をウーロン茶を飲みながら見ていた王ドラに新選組の三番隊隊長でスマブラ屋敷に駐在するセイバーの一人・斎藤一が声をかけてきた。
斎藤「おー、王ドラちゃん。僕達の剣稽古を見にきてくれたの?」
王ドラ「ええ。私の修行の休憩の合間に」
斎藤「カンフーもとい格闘か。相変わらず熱心だねー」
王ドラ「そりゃそうです。サボったわけではないのですよ」
斎藤「真面目なのはいいことだけどさ、少しは肩の力を抜かない?あんたからして、無理してるような」
王ドラ「大丈夫です。まだまだ行けます。じゃあ、そろそろ時間なので」
斎藤「はいよー」
王ドラが再びカンフーの修行に向かう中で彼は今日のこれからのスケジュールを思い返していた。
王ドラ(えーと、次は足技を鍛える修行。それが済んで、マックさんとスパーリングしてから、筋トレですね。そのあとは・・・)
王ドラがふと視線を横にやると・・・
レントラーが頭をアフロヘアーになった状態で倒れていた(ぇ)
王ドラ「・・・・・・;」
何か怪しい雰囲気を感じた王ドラは通り過ぎようとするが、その直後に後ろから掴まれたような感覚がした!
王ドラ「!!?」
レントラー「おいタヌキ。あんたを襲う気はねーが、とりあえず・・・何か食わせろ!」
王ドラ「ぎゃあああああー!!!アフロヘアーのレントラーのオバケが出たぁぁぁぁぁー!!!」
レントラー「誰がオバケだ誰が!!」
その数分後、王ドラはレントラーと一緒に近所のカフェに入った後に彼にメニューにあったポフィンを差し出した。
レントラー「?なんだそれは」
王ドラ「ポフィンを知らないポケモンもいるのですね。それ美味しいので、人間でも食べれます」
レントラー「俺をポケモン扱いするな!いやポケモンだが!」
王ドラ「どっちなんですか!?」
レントラーは大声で暴れ始めながら叫ぶ!
レントラー「なんか和食とか作れよ!タヌキならば、できるだろそれぐらい!」
王ドラ「私はタヌキじゃありません!全く・・・しょうがないですね」
代金を払ってからカフェを出た後、王ドラはどこからか持ってきた材料を使ってヒラメの焼き魚や豆腐とワカメの味噌汁を作ったのをレントラーに差し出した。
レントラー「そうだこれだこれ!」
王ドラ「わざわざ人間の食べ物を差し出すとは・・・あ、ポケモン達も擬人化すれば同じことか」
レントラー「うめーなこれ!あんた、料理はできるじゃねーか!」
王ドラ「いやあ。よく仲間達に料理を振る舞ってるので」
一方、スマブラ屋敷の食堂にある冷蔵庫から食糧がなくなっていることに気付いて騒ぎとなった!
斎藤「おい!ここの食糧を盗んだのは誰だよ!鉄蔵か!?」
以蔵「わしを疑う気かぁ!!」
ルイージ「まあまあ;それに以蔵さんはキミ達と剣稽古してたし、彼が犯人かどうか考えにくいよ」
沖田「じゃあ、誰がやったんですか?」
ルイージ「多分王ドラだね;こんなこと度々あるんだOTL」
山南「よくわかりませんが、大変な思いをされていたのですね・・・;」
すると、土方が食堂を出た!
斎藤「副長!?」
土方「新選組。出るぞ」
ルイージ「あっ、ちょっと!?」
桜サイドの新選組(現行)が王ドラを縛り上げるために走り出した!
土方「オレンジの悪魔、王ドラ!御用改め」
王ドラ「よろしければ、ご飯おかわりしますか?」
レントラー「は!?いいのか?」
王ドラがご飯のおかわりをレントラーに差し出しているのを見た斎藤は彼の首根っこを掴んだ!
レントラー「なんだテメェ!!」
斎藤「あのー、彼を犯罪者にさせるのをやめてもらっていいかな?それにあんたが食べてる料理をよく見たら、材料がこの屋敷の食糧だし」
レントラー「は!?よく見たら、お前は・・・新八が話してた奴じゃねーか!」
斎藤「—————は?」
新八の名前に斎藤が反応したため、レントラーは自分がここに来た理由を話した。
土方「・・・なるほどな。永倉があれから俺達と離れていた間に出会ったポケモンか。気付いたら、相棒になったってわけか」
レントラーがここに来たということは新八も当然近くにいるはずだ。沖田は周りを見渡しながら聞く。
沖田「で、永倉さんはどこにいるんですか?嘘ついたら、拷問しますけど」
レントラー「それが・・・なぜか行方不明になりやがったんだ」
沖田「えっ!?」
レントラーの言葉に四人は驚く。
レントラー「俺もお前さん達と一緒に新八を探してるんだ。だから、力を貸してほしくてよ」
レントラーの言葉には嘘はない。その言葉を受けた沖田は承諾する。
沖田「ええ、もちろんです。永倉さんを新選組のみんなで探しに行きましょう」
レントラー「ホントか!?」
斎藤(でも、こいつはなんとなく気に食わないような感じがするなぁ・・・)
すると、隠れていた王ドラを山南が見つけた。
山南さん「王ドラ君。いるなら出てきて」
王ドラ「あ、はーい。立ち聞きしてすみません」
山南「悪いと思っているなら、我らの永倉君探しを手伝ってくれないかい?」
王ドラ「はい?」
その数分後、王ドラは土方から(半ば強制的に)浅葱色の羽織をもらってからそれに着替えたのを彼らの前に出てきた。
今回は桜サイドの新選組と王ドラメイン!
- 世に放った誠を探しに(前編)(その2) ( No.566 )
- 日時: 2025/10/10 20:33
- 名前: 桜 (ID: wJzAqpnE)
王ドラ、臨時で新選組に(強制的に)加入
王ドラ「・・・;」
土方「よし、着替えて来たな。正式ではないとはいえお前も隊士としてついて来てもらうぞ」
王ドラ「どういうつもりなのですか?」
土方「前の江戸化事件の時にお前が中心で動いていたな?あの時に永倉も召喚されている」
王ドラ「!」
前のチェリーワールドの江戸化事件の際にその黒幕(だと王ドラ達は思っていた)である高杉晋作側に新選組の一人である永倉新八も召喚されていたのだ。彼は生前に敵対した高杉に従いたくなかったことと真の秘密に気付いたことから王ドラ達と出会う前に抜けてしまったものの、チェリーワールドから退去していない情報を新選組が掴んでいた。
王ドラ「つまり、私が最初の時点で唯一無事だった生者側である以上、信頼性はあるからなんですね?以蔵さんのことであなたとは散々バチバチだったのに」
土方「岡田の方は別だが・・・騒ぎは起こすだろうが、同時に貢献もしているからな」
沖田「ちょっと土方さん!そこは「岡田のことはもうどうでもいい」と言ってあげて下さいよ!」
斎藤「やめるように言ったけど、副長はまだ諦めてなかったんですか(自分の剣を取り出そうとする&目が全く笑っていない」
山南「二人とも、今はそういう場合じゃないから落ち着きなさい;」
それを聞いた王ドラはふっと笑いながら答えた。
王ドラ「悪いですけど、そのお話はお受けできませんね。あなた達が勝手に探しなさい」
レントラー「は!?このタヌキの坊主、さっきはあんな優しく料理を振る舞ってたくせに人でなしかよ!!?」
斎藤「あ、羽織を脱ぐんだね。よかったそ「斎藤」
土方「お前が聞かないと思ってな、連れて来た」
土方が持っていた袋を落とすと、その袋が動いた!形には見覚えのある王ドラは中に入っているものの名前を言う。
王ドラ「ドラニコフ?」
ドラニコフ「ウゥー;」
土方「こいつも途中までは操られたとはいえ事件解決に奔走したのを思い出してな」
王ドラ「ドラニコフを離しなさい!つか、そんなことしたって私は」
土方「ならば、次はこいつを捕まえていいのか?お前の目の前で拷問を行うが(ドラリーニョの写真を見せる」
王ドラ「Nooooooooooooooooooo」
ドラリーニョの身柄を人質に使われた王ドラは泣く泣く承諾した・・・;
王ドラ「あなたの隊士としてつかせていきます・・・OTL」
レントラー「泣きながら承諾したのはいいが、写真の奴はどういう奴なんだ?」
沖田「彼は王ドラさんの親友の方ですよ。しかも王ドラさんの方が甘々になるやつの。今袋から救出されたドラニコフさんも王ドラさんの親友なのですが」
ドラニコフ「ガウー;」
袋から出されたドラニコフを見たレントラーは声をかけた。
レントラー「なんか狼みたいだが、あんたも新八を探してくれるのか?」
ドラニコフ「ガウ(訳:いいよ」
レントラー「おい。はいと返事はできねーのか」
ドラニコフ「ガーウ(訳:喋らないからムリ」
レントラー「いい加減にしろよテメェはぁ!」
王ドラ「待って下さい!ドラニコフはガウとかワウとかの言葉しか喋れないので許して下さい!」
王ドラはドラニコフに食ってかかるレントラーを止めようとしたが、斎藤が彼を掴むように引き寄せた!
斎藤「ここは僕が止めるから大丈夫だよー」
王ドラ「は?まあ仲裁してくれるなら、別にいいですけど・・・」
斎藤(・・・いい加減早く終わらせた後に羽織を脱がせるか。あんたには人斬り集団の羽織は似合わねえ)
その数分後、見回りに出かけた新選組と王ドラとドラニコフとレントラーはその最中に王ドラが訊ねた。
王ドラ「てっきりすぐに探しに行くかと思えば、まずは見回りなんですね」
沖田「はい!他にも屯所の掃除とかがありますよ。土方さんの肩揉みはここでも流石に勘弁ですが・・・;」
王ドラ「大変なんですねぇ。でも、なんかスマブラ屋敷の地下の一部が綺麗になったという声がファルコさんから聞きましたけど、相当掃除してたのですね」
沖田「はい。そうしないと、土方さんに怒られちゃうので」
その様子を聞いたドラニコフは王ドラの裾を掴みながら訊ねるような仕草をした。
ドラニコフ「ガウ(訳:ごめんね、ついて来て。でも、王ドラに何かあったら困るから」
王ドラ「あ、ありがとうございます、ドラニコフ」
斎藤「へー。王ドラちゃんには言葉分かるんだねー」
ドラニコフ「ガウ?(訳:聞くけど、以蔵さんは協力しないの?」
王ドラ「私がいるなら協力しそうですが、流石に今の羽織では・・・」
沖田「ダーオカは何も介入がなくともドラニコフさんの言葉がわかるとはいえ来なくていいと思いますよ!」
斎藤「僕も賛成しないなそれは・・・」
その直後、斎藤はドラニコフに詰め寄って来た!
斎藤「なぁ、鉄蔵は素であんたの言葉がわかるのか!?」
ドラニコフ「ガウ?(訳:そうだけど、なんで?」
王ドラ「以蔵さんはほんやくこんにゃくを食べてないけど、ドラニコフが何を言っているのかわかるそうです」
斎藤「おい鉄蔵を呼び出せ。立ち位置は奪わせてもらう(自分の剣を再度取り出そうとする」
山南「やめてあげなさい;」
王ドラ「ほ、他にもクーさんとかトリさんとかモーさんがほんやくこんにゃくなしでも、ドラニコフの言葉がわかるのですよ!」
沖田「えっ?トリスタンさんとモーさんは知っていますが、他の円卓はわからないのですか?それが円卓組の共通の特技だと思っていましたが」
王ドラ「私もそう思って、騎士王さん達を連れて試しましたが、みんなわからないそうです。あとで理由を話したらびっくりされましたが」
山南「誰だってあんなの聞いたらびっくりしますが」
それを聞いた土方はドラニコフに訊ねた。
土方「おう、岡田がお前の言葉がわかるらしいな・・・岡田に土方と衆道してやれと言ってやってくれねーか?」
ドラニコフ「・・・」
すると、ドラニコフが土方にパンチを繰り出した!
土方「!!」
レントラー「なんか土方を殴りやがったなこいつ!!?」
王ドラ「ちょっと何やってるんですかあなた達・・・!」
すると、王ドラの方に気配を察知した!
王ドラ「!?(思わずヌンチャクを投げ飛ばす」
ドラニコフ「ガウ!?」
ヌンチャクが当たったら、額にたんこぶができた天草四郎と源為朝と出雲阿国が茂みから出て来た!
天草「やはり気付きましたか」
王ドラ「天草さん・・・!二人まで来てるのですか!?」
為朝「王ドラが行く道を変更したのでな(プシュー」
阿国「新選組のみなさん、私達も連れて行って下さいまし!これでも王ドラ様のサーヴァントです!」
阿国の懇願に土方はある一点を集中しながら承諾した。
土方「いいぞ。よく見たら発育がいいし」
阿国「!ありがとうございます!」
王ドラ&沖田&斎藤(^ω^#)視線を胸に集中するな
土方から許可を取った天草は斎藤をじっと見つめながら言う。
天草「あ、何もしませんので見回りと土方副長の肩揉みのどちらかの仕事を請け負います。結果役に立つと思いますが」
斎藤「ホント?じゃあ、よろしくー」
天草達を臨時という形で新選組に引き入れた後に、今度はさっきよりも少し広い街で見回りをすることとなった。
土方「範囲を広げないと見回りの意味がないからな」
為朝「厳しさ150%増し」
一方、阿国は沖田と女子トークをしていた。
阿国「この街は最近になってから田辺正志というお金持ちの資産家が支援をするようになったことで煌びやかになったそうです!」
沖田「どうりでキラキラと輝いているなと思ったわけですねぇ。まぁ、嫌いではありませんけど!」
山南(女子会トークしてるのに土方君は絶対に気付いてないな・・・)
そんな中で斎藤はヘラヘラと王ドラに声をかけた。
斎藤「王ドラちゃん、もうちょっと歩くけど大丈夫?」
王ドラ「はい、大丈夫ですよ」
ドラニコフ「ガウ」
斎藤「ドラニコフ君も大丈夫だそうだね」
王ドラを何かと気にかける様子の斎藤を見た天草は声をかけた。
天草「斎藤殿、何気に王ドラに優しいですよね。彼を狙ったりしているように見えましたが」
斎藤「そう?まあでも、この子は真面目そうなのによく無茶するし、自分の身を顧みずに人を助けようとするし。それに・・・」
斎藤も薄々ではあるが、もう一つ引っ掛かりがあった。何せ今はなかったことにされた未来で自分がチェリーワールドへの復讐のために与するマスタークラウンに王ドラが殺されてしまったのだ・・・彼を助けるためにその未来から来た阿国を庇った形で。
斎藤(だからこそ、あの子を絶対に守らなくちゃいけない。あの子が無事なら、それでいいんだ・・・)
沖田「斎藤さんー?」
斎藤「!いや、なんでもないよ」
すると、向こうから騒がしい声が聞こえた!
天草「?何やら揉め事のようですね」
山南「見に行きますか」
一同がその場に駆けつけると、沖田のマスターのアイレーンがリーダーを務めるBVLが赤味を帯びた着物を見にまとう侍に食ってかかっていた!
沖田「アイレーン様!?ペイペインさんやハンドレッコさんまで!」
アイレーン「おいペイペイン、何がどうなっているのだ!?」
ペイペイン「急にこっちに来たからわかってないのです。ハンドレッコ、この赤味を帯びた着物の下民はなんなんでしょうか?」
ハンドレッコ「ちょっと待って。今こいつらに関連するデータを収集してるんだから・・・」
王ドラ「なんか赤味を帯びた着物を着た侍に絡まれてるようですが・・・」
その直後、土方がゲベール銃で赤味を帯びた着物を着た侍を撃った!
BVL「!!?」
ドラニコフ「ガウ!?(今撃ったよね!?」
王ドラ「ちょっと何やってんですか街中で!!?」
土方「下がってろ。あれは厄介な類だ」
天草「厄介な類?」
その侍を見て薄々と察した斎藤が冷静な状態で答える。
斎藤「・・・生前、山南さんが切腹した後に新選組は二つに分裂するという出来事があってね、それが端を発して新選組が崩壊に至ったんだ」
王ドラ「二つに分裂?」
斎藤「僕達がここにいるってことは、そういう可能性もあり得るってこと。その二つに分裂した際の組織の名は・・・」
斎藤「御陵衛士」
その名を聞いたレントラーも少し思い出した!
レントラー「あいつらは新八が俺に話してくれた奴らだな!」
為朝「ちなみにレントラー。技は使えるか?」
レントラー「いや、なぜか使えない;新八が行方不明になってから目を覚ました後に使えなくなってな;すまねえ;」
阿国「ウソでしょう!?」
すると、土方に気付いた御陵衛士がぞろぞろと王ドラ達の方に向かって来た!
阿国「こっちに来てますねー;」
アイレーン「あっ、沖田!?」
沖田「アイレーン様・・・!」
それを見た王ドラはため息を吐いた後、土方に制止する。
王ドラ「土方さん。ここは街中ですからね」
土方「どういうつもりだ?」
王ドラは四次元ポケットから何かを取り出した!
王ドラ「カミナリだいこ〜」
王ドラのカミナリだいこを見た御陵衛士達はちんぷんかんとなるが・・・
王ドラ「あんまり知らないようですねー。じゃあ、教えます」
王ドラ「ここからでも雷様が来ることをよく覚えておくといいですよ(^言^)」
王ドラに太鼓を鳴らされたので出て来た雷に御陵衛士達は倒されて行った!それを見た斎藤は半ば呆れながら話しかけていた。
斎藤「王ドラちゃんは意外とえげつないねー;」
王ドラ「そうですか?」
その直後、BVLが王ドラ達の元に駆け寄って来た!
アイレーン「沖田!お前達も来たか!」
ハンドレッコ「ん?王ドラ、その羽織は・・・」
沖田「ああ、ちょっと事情があって、彼を臨時で新選組に入らせました。その証が私達も着ている羽織です」
王ドラの羽織姿を見たペイペインは思わず見惚れていた。
ペイペイン(どうするんですかめちゃくちゃいいじゃないですか以蔵殿とかはかなり嫌がるでしょうけど私的にはありというかむしろ結構輝いて見えるような)
王ドラ「ちょっとペイペインさん?大丈夫ですか?」
ペイペイン「!え、ええ!あなたに心配されるようなことなんてありませんよ!」
王ドラ(やっぱり嫌われてるんですね・・・)←ペイペインからの好意に気付いてない
土方はペイペインとハンドレッコをじっと見ていた。
土方「なぁ、斎藤」
斎藤「なんですか?」
土方「聞きたいことがあるんだが」
土方「沖田のマスターのバンドメンバーだが、より別嬪さんに見えるのはなんでだろうな」
斎藤「あんたが巨乳好きだからだよ!!?」
そういえば土方さん、おっぱい星人だったな・・・;
レントラー(新八の言ったことは本当のことだったか・・・;)
さっきから土方さんが色んな意味ではっちゃけてる;
- 世に放った誠を探しに(前編)(その3) ( No.567 )
- 日時: 2025/10/10 20:36
- 名前: 桜 (ID: wJzAqpnE)
一方、とある場所では何らかの会話が行われていた。
???「此度の召喚に応じたのはいいけど・・・もう気付かれてるよね」
???2「その通りのようですね・・・新選組だという情報がありました」
すると、彼らの主君だと思われる武将が出て来た。
???3「それもあるのだが、これを見ろ」
モニターに映し出されたのはカミナリだいこで御陵衛士の一角を倒した王ドラの姿が・・・
???「これは・・・オレンジ色のタヌキですか?」
???2「私には猫のように見えますが・・・」
その翌日、王ドラがどうやら疲れ切った様子を見たキッドが声をかけた。
キッド「おい、王ドラー。なんか疲れ切ってるけど、どうした?」
王ドラ「別に。なんでもありませんよ」
すると、王ドラのスマホに通知が鳴った。その内容を見た王ドラはドラえもんに伝える。
王ドラ「今日は悪いですけど、用事ができたから帰りますね」
ドラえもん「え?用事ができたなら、いいけど・・・」
ドラニコフ「・・・」
すると、ドラニコフがその用事に向かう王ドラのところに駆け出した!
ドラメッド「ドラニコフ!?」
その数分後、新選組の羽織を着た王ドラと彼について来たドラニコフ、呼び出された天草達三人を土方達が出迎えた。
土方「来たか」
王ドラ「そりゃあ、呼び出しですからね。鬼の副長からの」
ドラニコフ「ガウ」
王ドラはふと視線を横にやると、沖田の隣に座るBVLを見た!
王ドラ「BVL?なぜあなた達がここに?」
沖田「本当なら私が一人で行くつもりでしたが、アイレーン様がどうしても協力させろとごねまして」
アイレーン「当たり前なのだ!御陵衛士とかいうヘンテコな奴らに振り回されたままではいかないからな!」
天草「おや、それは頼もしい」
ペイペイン「私達はこいつらの監視です!アイレーン様・・・に何かあったら困るので!」
ハンドレッコ(素直に「と王ドラ」に言えばいいのに)
阿国(またしても、ライバルがまた・・・)
為朝(修羅場の気配、察知)
斎藤がその様子を見つつ、王ドラ達にあることを告げる。
斎藤「今日はちょっとね。昨日の街を支援する資産家っていう人が、なんかあんた達を呼びたいんだって」
王ドラ「私達を?」
その数分後、王ドラとドラニコフは待ち合わせ場所である巨大なタワービルの前に着いていた。天草達は霊体化させている。
王ドラ「うっわ、でっかい・・・」
ドラニコフ「ガーウ?(沖田ちゃん達は来させなくていいの?」
王ドラ「あくまで呼んだのは私とドラニコフの二人です。それにサーヴァントが関わったらバレたら、先方がいい顔しないでしょう」
一方、沖田はBVLと共に見回りのついでに可愛い雑貨屋さんに来ていた。可愛さが並ぶ商品の数々にうっとりする。
アイレーン「ゲキカワなのだー!」
沖田「可愛い!本当なら買いたいんですけどー」
アイレーン「買っていいのだ!私が許す!」
沖田「本当ですか!?」
はしゃぐ二人を見たペイペインとハンドレッコは微笑ましそうに見ていた。
ペイペイン「アイレーン様があのような笑顔を・・・!(ジーン」
ハンドレッコ「マスターもそうだけど、沖田も楽しんでるね」
そんな中で沖田はイチゴの形をしたメモ帳を見かけた!
沖田「あっ!アイレーン様、このメモ帳もいいですかー?」
アイレーン「いいのだ!」
シアン「それ、中身も可愛いイチゴ仕様になってるから買った方がいいにゃv」
沖田「そうなんですか!」
その直後、沖田は横にいたシアンを見てびっくりした!
沖田「シ、シアンさん!?」
アイレーン「シアン!貴様も来たのか?」
シアン「うん!あいおんちゃんがここに可愛いぬいぐるみがあるからどうしても寄りたいっていうから。あっ、クロウちゃんや龍馬ちゃん達も一緒にゃ」
アイレーン「お兄ちゃまも来てるのか!あとで案内するのだー!」
沖田(アイレーン様、お兄さん大好きっ子なのですか!)
一方、土方と斎藤と山南とレントラーは沖田達とは違って真面目に街を見回っていた。行く先々で土方に見惚れる女性が見かけた。
斎藤「あー。副長、そういえばモテるんでしたね」
土方「俺は構わないのだが」
山南「女性達にとって私達は目を引くようですね・・・」
レントラー「お前らがモテるというのは本当だったのか・・・」
すると、土方を見かけた人物が声をかけた!彼のマスターである寿々姫だ。
寿々「おや、土方?」
土方「寿々姫。お前も来たのか?」
斎藤(戦国時代から行き来している姫さんか・・・)
寿々「うむ、この街で話題の新作スイーツを食べにな。マサムネに同行してもらっているが、途中で人に会ってな」
山南「人に会ってるって「やいっヘタレオン!!」
すると、ある叫び声が聞こえた!声の主はすっかり見慣れた・・・
クロウ「今俺様の牛乳を残しやがったな!?」
アイオーン「貴様はこの街でもあのような魔の飲み物を薦めるなど、酔狂にも程がある・・・」
クロウ「牛乳をバカにすんじゃねーよ牛乳嫌い野郎!!」
マサムネ「お前らこんな街中でも喧嘩すんじゃねーよ!!?」
シンガンクリムゾンズのクロウとアイオーンがカフェの街中でいつもの如く喧嘩していた。その近くにいたアイオーンのサーヴァントであるライダー・坂本龍馬が気付く!
龍馬「あっ、土方さん、斎藤さんと山南さんまで!」
土方「何があった?」
ベディ「それが、アイオーン様がクロウ殿が差し上げてくれた牛乳を残したことで喧嘩してるのです;」
ガレス「お残しは行けませんと、私達からも注意してるのですが・・・」
斎藤「OK。今すぐ止めに行く」
すると、お竜さんが山南に抱えられてるレントラーを見かけた!
お竜さん「こいつは?」
山南「レントラー。永倉君の相棒だそうです」
レントラー「よっ」
一方、王ドラとドラニコフはスタッフの案内の下、タワービルの最上階に着いていた。ドアを開けると、そこには例の資産家の田辺正志が立っていた。
田辺「王ドラ君とドラニコフ君だね?はじめまして、キミ達が昨日この街で暴れている奴を撃退したと聞いて」
王ドラ「ミスター・田辺。この街を支援するあなたに会えて恐縮です」
田辺「ははは、謙遜は良いことだが、後ろで霊体化しているサーヴァントを出現させて欲しいのだが」
田辺に言われた天草と為朝、阿国の三人は思わず霊体化を解いた!
天草「気付いていたのですか・・・それにその口ぶりは・・・」
田辺「私の母方の家系が元は魔術に通じた血筋でして。今は廃れていますが、私の方は少しだけ魔術が使えるというぐらいです」
王ドラ「で、あなたが私達を呼び出した理由は一体・・・」
王ドラに訊ねられた田辺は真剣な面持ちで伝える。
田辺「実は最近、この街で御陵衛士とかいう奴らが暴れているのでね。キミ達に元を叩くようにお願いしたいのだよ。キミ達が抱えている新選組と一緒に」
王ドラ「!知っていたのですか」
田辺「ええ、私も彼らが呼ばれていたと知って多少は驚きましたが。彼らが信頼するキミ達ならば安心だと思って今日は直々に呼び出したんだ。引き受けてくれるかな?」
王ドラ「それならば、お任せください!」
ドラニコフ「ガウ!」
一方、シアンと合流したBVLと沖田は彼女にアイオーンのところを案内されながら歩いていた。
関係者達、徐々に合流
- 世に放った誠を探しに(前編)(その4) ( No.568 )
- 日時: 2025/10/10 20:38
- 名前: 桜 (ID: wJzAqpnE)
御陵衛士襲撃
沖田「ところで坂本さんも一緒ですよね?」
シアン「にゃん!ベディちゃんとガレスちゃんも一緒にゃ」
ペイペイン「アイオーン様はクロウと喧嘩してそうですから、土方達に遭遇しやすそうですね」
シアン「歳ちゃん達も一緒にゃ?」
ハンドレッコ「歳ちゃん?」
沖田「あの土方さんに、よくその呼び方を許してもらいましたね・・・;」
すると、何らかの攻撃が飛んできたことに気付いた!
沖田「!下がって下さい!」
シアン「にゃ!?」
剣を持って襲撃したのは目が赤色に変わっていた快刀小夢だ。だが・・・
シアン「小夢ちゃん・・・?」
ハンドレッコ「いや、この子は快刀小夢じゃないね。どこからか得た情報を使って彼女の姿を模した御陵衛士だ」
ペイペイン「よくもこんな悪趣味なことを・・・」
沖田は小夢の姿をした御陵衛士を前に剣を構えた!
沖田「こうなれば、仕方ありませんね!」
一方、タワービルを出た王ドラ達は田辺が思ったよりもサーヴァントに理解がある人物だと知ったことで思わずほっとした。
天草「思ったよりも話がわかる方で助かりましたね」
王ドラ「そうですね。土方さん達が聞いたら、拍子抜けしてそうな・・・」
すると、向こうから叫び声が聞こえた!
為朝「異常事態」
ドラニコフ「ガウ!」
王ドラ達がその場所に向かうと、そこには瞳が赤い目に変わっていた王ドラとドラニコフ以外のドラえもんズメンバーであった!
ドラニコフ「ガウ?」
王ドラ「みんな?でも、なんか違いますね・・・」
為朝「王ドラ。こいつらは貴様の親友の姿を模した御陵衛士だ。どうやら貴様を揺るがすための魔術のようだな」
それを聞いた王ドラはヌンチャクを取り出した!
王ドラ「人の親友の姿を取るなどと、御法度ですよ?」
王ドラ達は次々と御陵衛士達を倒していくが、ドラリーニョの姿を模した御陵衛士がキックしたサッカーボールを王ドラの方に飛ばした!
王ドラ「!」
しかし、とある音の刃がサッカーボールを破裂させた。その音はハープの音。それを放ったのは・・・!
トリスタン「よかった。間に合ったようで」
王ドラ「トリさん!」
トリスタンが助太刀に来たのを皮切りに彼のマスターであるリップやその仲間達も王ドラ達を助ける形で飛んできた!
リップ「なんか大変なことになってるようだから、手伝うわ!」
ルート「結構役に立つぞ私達」
阿国「ありがとうございます!」
チャラ王「それは彼女にも言ってやれ」
チャラ王が指を指す方向を見ると、妖精騎士トリスタンことトリ子が空からヒールで御陵衛士達を攻撃していた!
トリ子「人の姿を模して襲撃してんじゃねーよ亡霊ども」
一方、ドラニコフの方は流石に疲れを見せ始めた。
ドラニコフ「ガウゥ・・・」
キッドの姿を模した御陵衛士が空気砲を構えるが、後ろから彼らが見慣れたサーヴァントに殴り飛ばされた!
アサト(燕青)「こいつらは闇の狭客の欠片もないねぇ」
ドラニコフ「ガウ!」
すると、そこに天騎士のハルトマンとレガムントがドラニコフを守るかような形でやって来た!
ハルトマン「どうやら大変なことに巻き込まれてるようだねー」
レガムント「ちなみにツキノ達クリティクリスタとうしお達は向こうで偶然出会ったメルトとの連携で戦っている」
レガムントが視線を目にやると、そこにはミューモン体にチェンジしているクリティクリスタが華麗な動きで舞うメルトリリスの上に乗っていた!
メルト「ここで十分よね?」
ロージア「ええ、十分よ!」
ツキノ「ベンちゃん!」
ベンちゃん「承りましたぞ!」
ツキノのサーヴァントの一人のランサー・ベンちゃんこと武蔵坊弁慶がスキル2「仁王立ち」で相手のターゲットを自分に集中させた!
ベンちゃん「牛若様!今です!」
ベンちゃんに名を呼ばれた、ツキノのサーヴァントの一人のライダー・うしおこと牛若丸が飛ぶ形で御陵衛士に宝具をぶちかました!
うしお「姿を借りるなど恥を知れ!壇ノ浦・八艘跳!」
その後、姿を模した衛士を含めて襲撃しに来た御陵衛士を全員倒したことで彼らが集まって来た。
チャラ王「こりゃまたえらいことになってんな。さっきはケロロさん達の姿を借りた似たような奴らを倒して来たのに」
王ドラ「そうなんですか?」
レガムント「それはお前達のところだな。こっちが倒して来たのはしんのすけ達の姿を借りた似たような奴らだ」
天草「あやつらはケロロ小隊や春我部防衛隊の姿まで模したってことですね・・・どうやって見分けたのですか?」
ルート「こっちはパーシヴァルがいないから。あと、あのギロロに夏美の写真を見せたら興味を示さなかった」
ハルトマン「こっちはあのしんのすけがいつものようにおバカなことをしなかったから」
阿国「変なところで見分けられたのですね・・・;」
リップ「ところで何があったの?あと、王ちゃんの格好も」
すると、トリスタンがなぜか着替えようとしていた。
トリスタン「今すぐ新選組に羽織はまだあるのかとお訊ね下さい」
王ドラ「ペアルックを目論む気ですか・・・;」
そんな彼らとはよそに為朝は今までの状況から理由を推察する。
為朝「つまり、あやつらは貴様らにも襲撃したということか」
ロージア「何も訊ねるまでもなくロージアちゃん達を襲撃するなんて理不尽極まりないわ!」
メルト(普段はあざといのに時々正論言えるミューモンね・・・)
ホルミー(ロージアはそんな子です)
ジャクリン「それもそうやけど、王ドラさん達は誰かに会うんやないのですか?」
ドラニコフ「ガウ!」
一方、小夢の姿を模した御陵衛士と剣を交える沖田だが、いよいよ決着が着こうとした!
沖田(これならば、隙が生み出せる!)
一方、その近くで走っている人物がいた。小夢の義姉の乱麻のサーヴァントの岡田以蔵だ。
以蔵「乱麻も人使い荒いきに;わしにこの街におつかいに行かせるなどと・・・」
それを知らない沖田は小夢の姿をした御陵衛士に宝具をぶちかました!
沖田「取った!無明三段突き!」
沖田の一撃必殺とも言える宝具に小夢の姿をした御陵衛士は貫かれた!
以蔵「!?小夢!?剣で貫きちょった奴は・・・!」
小夢の姿を模した御陵衛士が黒い塊となって消滅したあと、アイレーンは沖田を褒め称える!
アイレーン「よくやったのだ!」
沖田「そうですね。私は新選組の天才剣士で「沖田ぁぁぁぁぁ—————!!!」
その直後、激怒した以蔵が自分の剣を沖田に振りかざしてきた!叫び声に気付いた沖田はそれを避ける!
沖田「なんなんですか!」
以蔵「おまん、よくも小夢を殺しちょったなぁぁぁぁぁー!!?」
以蔵の怒りの叫びを聞いたBVLとシアンは気付く!
ペイペイン「まさか最後だけを見て・・・!」
ハンドレッコ「それで誤解しちゃったんだ!」
シアン「小夢ちゃんは以蔵ちゃんが大切にしている女の子だから・・・」
そんな最中で寿々姫達と合流した土方達が近くにやって来た!
土方「お前らの関係者達を模した御陵衛士達が襲撃してきたり、どうなってんだろうな」
クロウ「ロムの姿をした奴を見た時はぎょっとしちまったぜ・・・;」
アイオーン「我が恋人のリデルや可愛い友人のゼオ達の姿を模すなどと言語道断・・・む?」
すると、土方達は誤解で激怒した以蔵と沖田が剣を交えているのを見かけた!
マサムネ「あのブロンドっぽい髪の女はあんたのところの同僚だよな!?それと・・・!」
ベディ「岡田殿・・・!?」
一方、ブチ切れた以蔵の剣がパワーアップしたのを見た沖田は流石に限界を迎え始めてきた!
沖田(相当切れてますね。そろそろヤバそうです・・・)
次の瞬間、それを見たお竜さんが二人の間に割って入って来た!
お竜さん「なんか切れてるなナメクジ」
龍馬「以蔵さん、何があったの!?」
以蔵「邪魔すな!この壬生浪は小夢を「小夢なら学校の吹奏楽部で練習中だ」
そこに以蔵のマスターである快刀乱麻と彼女の従者である蒼刻院弓弦が以蔵を諭すために出て来た!
以蔵「ほんにか・・・?」
乱麻「ああ。あの子を勝手に殺すんじゃない」
以蔵「ほうなら・・・よかったぜよ・・・」
以蔵はそれを聞いて安心した拍子に倒れ込んだ・・・
乱麻「私がおつかいに行かせておきながら、うちの以蔵がすまなかった、とだけ言いたいところだが、何があった?」
沖田「実は・・・」
沖田から事情を聞いた土方達は以蔵がブチ切れた理由を納得し、弓弦は少し戸惑いながらも分析していた。
弓弦「つまり御陵衛士という奴が小夢さんの姿を模したのですね・・・そのタイミングで倒される瞬間を見た以蔵さんが誤解してしまったと・・・」
斎藤「あの鉄蔵が怒るなんて、彼女はあいつにとってそんなに大事かい?」
乱麻「ああ、大切にしている。異性としてかどうかはわからんが」
乱麻の嘘のない言葉を聞いた斎藤は思わず黙り込む中、寿々姫が聞く。
寿々「では念の為に聞くが、そなたらのアサシンにお使いを行かせたのはそなたらが仕組んだものか?」
乱麻「いや、全くの偶然だ。あまりにも遅いから迎えに行ったら、街の惨状が酷いことになっていたのを探るうちにお前達を見かけたのだよ」
ペイペイン「つまりあなた達は御陵衛士には関係していないということですね?」
二人が頷いた後、聞き慣れた声が聞こえた!土方達のところに向かって来た王ドラ達だ。
王ドラ「みなさーん、ご無事ですか・・・って、以蔵さんがなんで倒れてるのですか!?それにシアンさん達も!」
ベディ「貴方達もいるのですか・・・って王ドラ殿、なんですかその羽織」
土方「永倉の行方があと少しで掴みそうなんでな、一番貢献した人物として臨時で新選組に入らせたんだ」
ガレス「王ドラ殿が一番貢献した人物・・・?何があったのですか?」
王ドラ「実は・・・」
すると、王ドラが歩こうとした瞬間に足が転んでしまった!
王ドラ「わっ!」
レントラー「危ねぇ!」
レントラーが王ドラを受け止めようとした瞬間にお互いの額がぶつかったことで二人とも気絶した!
天草「王ドラ殿!」
沖田「レントラーさん!」
周囲の仲間達が呼びかける中、王ドラは気付いたら何らかの空間にいた。
王ドラ(ここは・・・)
王ドラは歩く中で笑うレントラーを見かけた!
王ドラ(あれはレントラー?それと隣にいるのは、顔は見えないけど彼が・・・)
王ドラはレントラーと永倉新八の喧嘩ばかりするけどお互いを認め合う同士としての日々の記録を見た!
王ドラ(喧嘩ばかりですけどね;この頃はレントラーも普通の・・・)
しかし、何らかの爆発音が響いた!王ドラはそれを見たら、まさしく・・・
王ドラ(あ・・・)
王ドラが手を伸ばそうとしたところで目を覚ました!乱麻が訊ねる。
乱麻「王ドラ。大丈夫か?」
王ドラ「はい・・・レントラーは?」
レントラー「俺は今目を覚まして横にいるぞ!あんたが転けていたのを受け止めようとしたんだが・・・」
王ドラ「そうなんですね。ありがとうございます(あれは一体・・・」
山南「とりあえずこれまでの出来事を整理するために一旦は「そこのお前達」
そんな中で上から飛んでいるポケモンを見た!スマブラのDX組の一人であるミュウツーだ。
ホルミー「あっ、ミュウツーさん!」
ジャクリン「何か用事があるんちゃいますか〜?」
斎藤(初めて見たけど、やっぱりオーラが違う・・・;)
ミュウツー「ああ、貴様らに伝えたいことがあってな。それと貴様らの新選組の一人、永倉新八の・・・」
その直後、何かに気付いたミュウツーは伝える前に逃げる形で飛んだ!
王ドラ「ミュウツーさん!?」
クロウ「おい!向こうから何か近づいて来てないか!?」
予想通り、その人物は複数の剣を持ちながら現れた!なぜか巨大なロボットの姿だが。
???2「あのポケモンを捕獲するだけならよかったのですが・・・」
斎藤「巨大なロボットも出てくるなんて「おい。生前貴様が間者として潜り込んだ御陵衛士のことを忘れたのか?」
その言葉に斎藤はその巨大ロボットが誰なのか気付いた!もちろん他の新選組も・・・!
斎藤「あんた、服部武雄か・・・!」
後編に続く・・・!
後編も戦の予感!感想OK
